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このページを読まれる作家、編集者、読者の皆様へ。 今回、マンガ家の生原稿が、何者かによってマンガ古書店「まんだらけ」に持ち込まれ、大量に販売されるという事件がありました。 その原稿とは、すべて「さくら出版」という出版社のレディース誌などに連載されたもののほか、同社から単行本として刊行されたものです。 本来、作家と出版社の間で特別な契約関係が無い限り、生原稿は各作家の所有物であり、断りなく作家の生原稿を売却する行為は、立派な「業務上横領罪」です。 ですが、その生原稿を違法なものと知らずに売買の仲介を行った者に法的な義務を課すことは現実的には難しい部分も多くあります。 また、一度売りに出された生原稿は、広範な購買者の手に渡ることによって散逸してしまいます。 そのように生原稿が散逸してしまったら、最悪の場合、その作品を本にすることができなくなってしまいます。 そこで、私たち連絡網AMIは、皆様に呼びかけます。 ●パソコン環境をお待ちの作家さんは、できれば完成原稿をスキャニングして、データとして保存しておきましょう。そうすれば原稿の紛失の他、汚損も免れます。 ●古書店などで生原稿を発見した際は、マンガジャパン(下記URL)か、わたしたちAMIにご一報ください。 まんがじゃぱん http://www.mangajapan.gr.jp/ また、今回の件では井出智香恵先生が、被害を受けたマンガ家のとりまとめをされていますが、特に男性向け美少女マンガの先生方には、なかなか連絡が取れなくて困ってらっしゃいます。現在は下記のBBSにて、情報交換がされています。 ・販売中原稿 報告BBS http://www.e-pala.com/bbs2/mkkao/mkkao.cgi?mandara 上記の先生方とメールなどで連絡が取れる方は、今回の事件のことをお知らせしてあげてください。 この世にマンガは星の数ほどもありますが、それを描かれた各先生方にとっては、すべて「自分が苦労して生み出した子」のような、大切なものです。 私たちもマンガを愛する仲間として、その子たちを守るように努めましょう。 状況が許すならば、作家さんは自分の原稿を雑誌掲載後または単行本収録後に速やかに返却してもらうなど、各自で自衛手段を講じることも考えられますが、勿論、全ての出版社/編集者が今回のような杜撰で心無い行為に及ぶ訳ではありません。多くはまったく逆で、親身に作家のことを考えてくれています。 私たち連絡網AMIは、この事件を契機として、作家、出版社/編集者の双方がこの問題についてより深く考えるきっかけとなることを願います。 私たち全員が、マンガ/アニメ/ゲームなどの文化をこよなく愛する者である以上、生原稿が不当に売却され、作家の創作意欲を阻喪するような事件が数多く行われている事実について考える必要があります。マンガ業界だけでなく、アニメ業界においても、セル画や台本、設定資料がスタジオなどから盗み出され、売却されるという形で、頻繁に行われているといいます(例えばhttp://www.gainax.co.jp/caution/参照)。 専門店やネットオークションなどで生原稿などが売られていた場合、それが正当な手続きを経て市場に放出されたものか、それとも盗品なのかを区別することは非常に困難です。 しかし、これらの行為が我々の愛するアニメ/マンガ/ゲーム文化を衰退に招く可能性も持ち合わせている以上、生原稿やセル画などの売買という行為の意味を、私たちは立場の別なく、より深く考えていくべきです。 私たちの文化は、私たち自身の手で守るのです。 下に、今回の事件の参考サイトを挙げます。 ・マンガ生原稿流出事件関連リンク http://www.fuunji.net/kawaraban/ryuusitu.html ・井出智香恵さんの日記 http://www2.tky.3web.ne.jp/~love36/diary/diary_f.html ・桜井美音子さんの手記 http://homepage2.nifty.com/mineco/sakura-untitled.html ・川島れい子さんの日記 http://k-reiko.bne.jp:8088/cgi-bin/tackynote/tackynote.cgi ・渡辺やよいさんの日記 http://www2.diary.ne.jp/user/117288/ ・まんだらけ社長、古川益三氏のコメント http://www.mandarake.co.jp/boss/bbs/kmsg.cgi |