フォアグラ亭日常

2000年1月分

(めんどくなってきたので文中敬称略。すまんこってす)

文中に登場する皆様、この日記はあくまでも俺の主観と記憶に基づいて書いています。

事実と違う等のクレームがあったら訂正します。

(単行本・雑誌の分類は成年マーク付きの物を成年コミック単行本もしくは成年コミック雑誌としてあります。

分類上美少女系でもマークなしならば成年は付けません)


1月27日 漫画ホットミルク4月号開始

資料を戻しに来た福士とジャンキーズin漫画ホットミルク4月号のインタビュー、特集、中表紙イラストについて打ち合わせ。15周年記念ということでインタビューイは斎藤O子元編集長、中表紙が決まらない。漫画ホットミルク創刊号の表紙イラストはつくしの真琴だったので、記念に描いてもらおうか? 連絡先は把握できるのか? 他何人か候補が挙がるが、あの人はギャラが予算を超えるだろうとか、多忙なので無理かもとか、出来れば漫画ホットミルクと縁のある人がいいとか、二人で悩む。

大洋図書、秋田書店から相次いで電話。前者は相澤史生、後者は俺。いずれも打ち合わせ日程を仮決め。

夜、斎藤O子に電話し、インタビュー日程を仮決めし、軽く雑談。漫画ブリッコ末期から漫画ホットミルクまでの話も聞いてみたい。

多忙で日記どころではなくなってきた。


1月26日 新年会

午前中にサクサク仕事を片づける。

夕方、新年会の待ち合わせ場所、池袋芳林堂コミックプラザへと向かう。まだ誰も来ていないので、漫画を物色。近所の店に入らない類の本をワサワサと買い込む。新刊のコーナーを見るとぐれいすが入ってくる。そっと近づいて、驚かせる。今年に入って最初のオフ日だというので、新年会に誘い。ついでに相澤史生の本を買ってもらう。伊藤剛、我執院譲治が相次いで到着。

我執院譲治が予約を入れといてくれた居酒屋へ移動。やや遅れてDATゾイド、竹熊健太郎も到着。俺も久しぶりにアルコールを入れ、いい機嫌になって飲み食いかつしゃべる。


1月25日 全部やり直し

朝3時に目がさめる。よく寝たって感じなのだが、まだ2時間しか寝てない。

朝食直後から事務所入りし、インターネット雑誌の仕事。昨夜気づいた部分を全面的に書き直す。ディレクトリで検索する方法を採用。妻がサブマシンで経理とクロス雑誌の図版作成。

夕方、我執院譲治から電話。明日の新年会の確認。

インターネット雑誌の仕事を上げて、今度はメガストアのために新刊のコメント付け。だんだんエンジンが掛かってきた感じ。


1月24日 ネットにダイブ

朝からインターネット雑誌のためにネットに潜る。検索法のハウツーなのだが、普段は極端なネタばかり検索しているので、普通のエロサイトを検索するのに手間取る。結局夜までかかるが、最後の最後で簡単な方法に気づく。こりゃ、全部やり直した方がいい記事になりそうだと判断。


1月23日 頭痛い

軽い頭痛が抜けず。仕事にならず。フレンチトースト作り、家族と食べる。


1月22日 漫画史研究会

漫画史研究会に出席。今回は台湾からのゲスト。台湾の漫画規制、コマ割りの研究など興味深い話題が続く。途中から頭痛信号が出始める。話したいことは山ほどあるが、完全にダウンしそうなので、打ち上げには参加せず、帰宅。


1月21日 遊びに行きたい

遊びに行くつもりだったが、なんとなくネットしてるうちに昼。体調もよろしくない。夕方から来客があるので、もう外には出られません。ちょっと寝込む。夜、白夜書房の担当栗山が来訪。新企画の打ち合わせ。

高取英から電話。近々打ち合わせ。


1月20日 綱渡り人生

朝、伊藤剛から電話。原稿をメールしようとしたら、メーラーが不調との連絡。いざとなったらFAXしてくれと云っておいたが、FAXもメールも来ない。電話してみたら電話不通。どひー。どのくらい引っ張れるか? 漫画ホットミルク編集部に電話すると担当は飯喰いに行ってて不在。どひどひー。ようやく担当と連絡がとれて、夕方がギリギリのギリであることを確認。妻を原稿取りに派遣し、万が一に備えて、俺が書く態勢を取るというスクランブル状態。事務所出発直前に電話すると、電話復旧。後はヤレヤレである。来客予定が二つ、向こうからキャンセルしてきたのでジタバタ度は70点。後はダラダラと過ごす。


1月19日 ほんとの山場2

俺の原稿は午前中にアップ。もう頭の中は遊びに行くことで一杯になっていたが、伊藤の原稿が上がらないと、身動き取れないよー。結局メールで原稿が届くがまだ足らぬので再びカンヅメになりに来る伊藤。上がってる分の原稿整理をすると俺がやることはなくなってしまう。で、海外のアングラサイトを虱潰しに廻り、そのアンマリなコンテンツにゲラゲラ笑う。この情熱って一体どこから来るわけよ?

福士からの電話で〆切がジワリと延びる。明日の朝イチでオッケーということになったので、伊藤は晩飯喰って帰宅。


1月18日 ほんとの山場

8時に出社。伊藤剛はカンヅメ続行中。スタッフを解散して以来、人がいる事務所に出るのは久しぶり。

午前中になんとか山文京伝論を書き上げ、漫画屋にFAX。

お返しとばかりに塩山のオヤジからFAXが届く。「少年バビロン」批判である。こ、このクソ忙しい時にこのオヤジは! とブチ切れる俺。塩Qタイムスに掲載しとくんで、アンチ永山薫の方、読んでね。しかし、オヤジの文句も判るんだけど、どーも、自分もバビロンのゲスト参加者ってことを忘れているようだ。

昼飯は手早く食べられる修羅場食。田端・麦畑のパン。。

昼過ぎに福士、原稿を取りに来る。男三人が狭い事務所にいると、一気に飯場状態に。ヨネケンに使用図版をFAXし、電話で最後の詰め。


1月17日 ちょっと山場

朝、ヨネケンからインタビューのチェックが届く。おおむねオッケー。なかなかカッコイイ仕上がり。

山文京伝論の2を書き始める。これも明日が〆切なので半分はやっとかないとマズイ。

午後、福士が特集ページの原稿と図版を取りに来る。バビロンはまたもや403エラーが出ている。再開したことが拡がってアクセス数が増えたせいだろうか? これでは意味がない。

伊藤剛がカンヅメになるために事務所に来る。適当なところで切り上げて、晩飯はラーメン屋。俺は午前1時に帰宅するが、伊藤は完徹体制。


1月16日 いつもの日曜

8時過ぎに起床。家族を起こして、フレンチトーストを作る。正月ボケがまだ継続してるのか、ナメクジの速度で仕事。


1月15日 イタ飯

昼食後、妻の両親が立ち寄る。

なんとか特集の本文をアップ。

夕方、親子三人で近所のイタ飯屋ピノで晩飯。カジキのサラダ、ホウレン草のサラダ、ラム・チョップ、ピッツア、子牛のカツレツミラノ風、子牛のワイン煮込み、ミネストローネ等々の定番メニューを喰う。ちょっと食べ過ぎで、なにもしたくなくなる。帰途、ディスカウントショップ、CDショップをひやかす。息子の欲しいのは「神田川」が入ってるかぐや姫か南こうせつの盤。平成生まれのガキが南こうせつを「イイ曲」と判断して欲しがるというのが微苦笑もの。オヤジが最近聞いているのは声楽曲。オペラのアリア集とか宗教曲。もちろんショタですからボーイソプラノの盤を見つけたら迷わず買っております。今欲しいのはギョーム・デュファイのミサ曲をテルツ少年合唱団が歌っている盤。ヘタったダビングテープしか持ってない。LPですからとうの昔に廃盤。CDで再発して欲しい。


1月14日 レズに傑作なし?

ジャンキーズin漫画ホットミルクの特集ページを書き始める。レズって難しいよ。ゲイフォビアだとか、男性忌避だとかちょっと固い話になっちゃいそうだが、見開き2ページなんでかえって手が抜けない。煮詰まると本に手が伸びる。

「季刊・本とコンピュータ」(トランスアート)を読む。昨年来考え続けているオンデマンド出版についての記事も多く、自分の考え方が間違っていないことを再確認。URLが書いてあったので、バックナンバーの記事にも目を通す。オンデマンドのネックが製本であることが判る。極端な話、Macとクォークとレーザープリンターがあるウチの事務所でも今すぐページプリンティングまでは可能。ただ、表紙と製本が問題。同誌のサイトではオンデマンド出版の実験が開始されている。何冊か買ってみようか? 同誌の実地にやってみないと始まらないという姿勢がいい。

これもシンクロニシティなのか、少年画報社の添田から電話。PDF配信の現状等についての質問である。俺はPDFを使ったオンライン出版というかページデータ配信は選択肢の一つとしてアリだと思う。ただ、今の情報インフラではキツイんではないか? 光ケーブル網が全国的に網羅されればまた話は変わってくるだろうが、ダウンロードに時間がかかりすぎる。別の選択肢として現在実験が始まっている電子書籍(書店でデータを買って専用端末で読む方式)も「本コ」でレポートされているが、電池が保たないとか、テキストデータではなく画像データなので読み込みに時間がかかるとか、まだまだ発展途上。俺としてはオン・デマンド出版が大本命で、PDF配信、テキストデータ配信、フロッピー、CD-ROM、DVD等の直販ってのがそれを補完するんじゃないかと思っている。やはり現物としての紙の束の威力に代わるものは今のところない。

またまたノドが腫れてきたので医者に行き、薬局行って、ダラダラと近所の書店をハシゴ。例によって何冊か買い込んで帰りかけると妻が自転車でやってきたので、晩飯の買い物につきあう。今晩はお総菜ですまそうと、沖縄風豚の角煮、トリカラ、ゴリの佃煮などをちょこちょこと買う。


1月13日 55分間

インタビュー用の写真を現像に出し、現像が上がるまで55分間に古書店3軒、新刊書店3軒をハシゴ。なつかしの漫画コーナーのある古書店で値段をチェック。COMの付録版「罪と罰」が5000円でしたね。後、だいたい3000〜5000円くらいの値。物によってはお買い得だが、ある本に「初版」の札がついてるんだけど、これって「復刻版」だよな…とか考えてるところへケータイ。慌てて表に飛び出して、受ける。HMの担当・福士である。とりあえず、時間を指定し、なじみの新刊書店で注文してあった本を受け取り、コーヒー豆を買い、写真を受け取り、事務所に戻る。するとちょうど福士がやってきたので原稿と図版を渡す。

やる気がなくなって来たので自宅に戻り、ビールでも飲んで寝るかと思ってると、そういう日に限って息子がダラダラ勉強してやがるので、テレビの音も絞るしかないし、コーヒー飲んで、風呂入って寝る。


1月12日 エンジンかからないよー

全然仕事がはかどりません。例年休み明けはデクノボーな俺ですが、今年はデンデン虫ですな。こういう時にはつい長電話しちゃうんだよなあ。まずはヨソからかかって来た電話で長々とくっちゃべり、その途中で別回線に電話がかかってきたんで、「後で電話するっす」とかやって、1本目を3時間で終了後、2本目を「ごめんごめん電話中だったんす」とかけて2時間、原稿取りに来たサイバー雑誌の編集長に原稿渡して、飯喰って、飯前に留守電入れておいた知人が「なんやねん?」とかけてきたのをとらまえて2時間。他人の首も自分の首も絞めまくってますな。それでもその間、デンデン虫のように原稿を書いて、ジャンキーズin漫画ホットミルクのレビュー担当分を半分近く片づけ、DATゾイドと我執院譲治から届いた原稿を整理して、妻と鴨鍋の材料を買い出しに行き、掲示板見たら、伊藤剛が出てやがんので、鋭く「カキコしてねーで仕事!」と催促電話入れる俺。なんだ、けっこう働いてるじゃん。明日あたり福士が漫画ホットミルクの原稿第一波を取りに来る予定だが、モノクロページの図版全部と文字原稿半分以上は渡せる。こんなに働いてはるのになんでウチの家お金があらへんのやろ〜と口ずさむみぞれの夜。あ〜目がさめたら来週になってて、入稿もバッチリ終わってて、体調も完璧で、ジャンキーズの新年会当日で、ついでに年末ジャンボが当たってたりなんかしたら、大笑いなんだけどな。


1月11日 頭痛続く。

息子が新学期に突入。お陰でロクに寝てないのに起こされて朦朧状態。寝不足もあって頭痛パート2って感じ。薬に頼るほどではないが、仕事が面白いようにはかどらない。

ジャンキーズ部分の扉イラストのラフが編集部経由FAXで届く。今回は町田ひらくにお願いしたのだが、ラフから美しい。このFAXはコピーして永久保存。

月チャンの樋口編集長から電話。来週あたり会いましょうという感じ。

同じ事務所の相澤史生に珍しく、仕事電話が入る。なんかキチクっぽい仕事らしい。データハウスから出した「いまどきの拷問術」が罰当たりにも増刷がかかり、印税が入ったせいもあるのか電話の受け答えがエラソー。それにしてもウチの事務所は殺人術の福本(俺だけどさ)に拷問術の相澤と充分にヤバイですね。ちなみにどんな拷問がイヤか相澤に聞いてみたら「饅頭こわい」みたいなベタなギャグを飛ばし始めたので却下。ちなみにギャグってのも拷問用の猿轡が語源。女縛って、ボールギャグかまして放置プレイってのは定番。

「インタヴューズ」を読む。


1月10日 Eの呪い

朝寝を決め込むが、朝から頭痛。

とりあえずひさしぶりにフレンチトーストを山ほど作って喰う。

事務所に行くが頭痛で仕事にならない。エヴァLD運搬疲れが尾を引いてる感じ。こ、これが「Eの呪い」ってヤツですか竹熊博士? とか呟きつつ「庵野秀明パラノ・エヴァンゲリオン」(太田出版)を読む。

漫画ホットミルク用の図版を揃える。鎮痛剤飲んでもあんまり効かない。ヨネケンに送る画集を梱包したり、「頭は使わない」仕事に精を出す。

パラシュートパンツはラクチンでいい感じ。

未由間すばるから年賀状入りの同人誌が届く。濃厚なマゾヒズム妄想に読んでて勃起しそうになる。

松の内とは1月7日までとなんとなく思い込んでいたが、妻は15日説。調べてみたら本来は15日で、現在では7日が慣例。かしこさが1上がった。

「インタヴューズ」を読み耽り、寝たのは2時。


1月9日 米倉けんごインタビュー

インタビューイは米倉けんご。昨日のダウン灼熱地獄に懲りて今日は革ジャンです。下はDKNYの巨大ロゴがちょっと恥ずかしいトレーナー、ボトムは米空軍サープラス風の作業ズボンで靴はコンバース。で、とりあえず佐野タカシを探して池袋とらへ。古書フロアにも見あたらず、新刊フロアでウロウロしてると店長とバッタリ会う。軽く業界情報を交換するが、どうも「プリティ・タフ」は在庫なし。絶版か?

待ち合わせ時間まで若干空きがあるので池袋オタク街を散策。ジーンズメイトでパラシュート・パンツが目玉になっていた。ちょっと欲しいと思っていたブツであります。1900円。異常に安い。なるほど中国製か。MA-1タイプと称して、裏地も汚いオレンジのキルティングだわ、MA-1なら二の腕の位置にあるペンフォルダー付き(残念ながらペンキャップは再現されていない)シガレット・ポケットが腿の位置に取り付けられているわという謎な物件。マニアじゃないのでオリジナルのMA-1パンツなんてあるのかどうかは知りません。誰か知ってる人はウンチクレター下さい。俺はマニアじゃないがファン(ミルスペック準拠品)なので、偽MA-1は嫌いなんだけど、純正のMA-1パンツがないとしたら、これはこれで面白い。ポーターのMA-1の生地を使ったバッグ類も色々買い込んでるしね。ただ、試着してる時間がないので、帰りに寄ることにする。

待ち合わせは高田馬場改札。12時45分に携帯が鳴るがボーッとしてて取りそこなう。誰かが遅れそうな気配である。1時5分頃、伊藤剛がやってくる。偶然にも黒のMA-1とポーターのデイパック(黒)できめた息子が通りかかったので、名前を呼ぶと、「呼ばれるはずのない場所で自分の名前を呼ばれたこと」に驚いて、ぐるぐる廻る。オヤジに気付よな。1時15分頃「遅れまして」と米倉けんごが到着。指定時刻が1時〜1時15分だから全然遅れてない。これを遅刻と云うならば、今を去ること十数年前、新宿の喫茶店まで呼び出して、1時間待たせて、しかもキャンセルこきやがった月刊宝島の編集某(名前忘れた)の仕打ちは「処刑リスト」モノ。ちなみに編集某はとっくに宝島を辞めてクニに帰った。おっと脱線。

漫画ホットミルク編集部では担当の福士が日曜出勤して出迎えてくれる。

キープしてあった会議室で世間話からインタビュー開始。予想以上に面白い展開で話が進む。音楽系の話題もガンガン出るが、そこは伊藤剛に任せる。俺の音楽史は宝島ライター時代で止まってます。あの頃が濃すぎた反動かもね。二人の対話で飛び交うタームが理解できない。しかし、考えてみれば俺の身近には音楽にツオイ人がやたらと多いんだから、いつでも教わることは可能なのだ。イイ話も鋭い話もカッコイイ話も一杯出たのでヨネケン・ファンは3月号(2月3日発売予定)を絶対ゲットだ。

インタビュー終了後、福士の案内で「肴の旨い居酒屋」で軽く飲み食い。刺身、マグロのカマなどをいただく。別の編集を待たせている伊藤剛は中途退場。

駅でヨネケンと別れた後、これまた福士の案内で高田馬場ジーンズメイトに赴き、パラシュート・パンツを購入。色落ちしそうなチャコール・グレイ。

駒込に戻り、古書店で以前借りて読んで面白かった大泉実成・竹熊健太郎他のスキゾ&パラノが出てたので購入。

事務所には戻らず、直帰。エヴァLD運搬の疲れが今頃になって出てきて猛烈に眠い。「誰もいない部屋」を見ながら眠り込みそうになる。


1月8日 佐野タカシを探して中古エヴァ一気買い

漫画ホットミルク3月号の特集が「レズ」ということで、当然、佐野タカシの「プリティ・タフ」は外せない。ところが初版のフランス書院版はあるのだが、何故か完全バージョンである茜新社版の2巻本が見あたらない。他に3月号紹介予定の「イケてる刑事1」(少年画報社)も必要なのでアキバに赴く。とらで探すが「プリティ・タフ」だけが見つからない。しょーがない、ソッチは明日のインタビューの前に池袋とらで探すことにして、アキバを散策。ついフラフラと中古LD屋に入ったら、エヴァの初期分が780円くらいで叩き売られていたので衝動買い。DVD化された巻は投げ売りなのだと今更ながらに気づき、他の中古屋もハシゴ。結局、まだ値段が下がってない巻も含めてコンプリート一歩手前(12だけ見つからない)まで買い込んでしまい、帰り道は地獄。荷物も重いし、ダウンコートなんか着てたもんだから汗まみれ。

あ、書くの忘れてたけど、大阪で見た今年の初夢は、な、なんと嘘でもツクリでもなく「唐沢俊一と和解してる」という不思議なもの。願望夢か? 逆夢か? それとも正夢になっちゃうのか? ワクワク。平安時代の大宮人ならば、「唐沢卿は麿に恋しておじゃる」と解釈しただろうな。いやんもう、夢で訪ねてくるなんて憎いお方。あ、またイジってしまった。


1月7日 業界一の善良な馬鹿

ようやくインタビュー予定の漫画家と連絡が取れる。9日に決行ということで快諾を得る。ホットミルクの担当編集に日時を教え、会議室をキープしてもらい、構成を頼んである伊藤剛にFAX。

ライターの滝信次から俺の悪口満載の「面白コラム・滝信次のエロ漫画万歳」(ぺあマガジン2月号)のコピーがFAXで届く。「変身『ホットミルク』の居候・永山薫はやっぱり大馬鹿だった」と題された駄文には「業界一の善良な馬鹿」「永遠の70点男」「努力家のわりに報われぬ男として有名」「馬鹿は死ななきゃ治らない!」「退屈な作文」「70年代の地方進学高校の文芸部の文集じゃねえぞ、バカヤロ!!」とまあ、好き勝手な罵倒が羅列されてて痛快。こういう文章をわざわざFAXで送りつけてくる厚顔さにはいつもながら唸りましたね。ベトコンの古タイヤ製のホーチミン・サンダルなみの面の皮である。おまけに滝や塩山のオヤジの悪口はこっちの痛いところを的確に突いてくるからたまんねーよな。こういう悪口芸に慣れてしまうと、唐沢俊一の「永山一派呼ばわり」なんてのは芸以前という気がする。及び腰で何やってんだか、心底哀れな男だ。


1月6日 だらだら

まだ頭ボケボケで仕事にならず。漫画家もつかまらず。仕事すりゃあいいのに銀モバの設定いじくったり、ノートPCいじったりで日が暮れる。


1月5日 春風馬堤曲

妻はバーゲンへ、俺は息子と城北大橋を渡り、淀川名物のわんどを探検し、豊里大橋を渡って実家に戻る。2時間歩きっぱなしで8キロ近くの散歩。さすがにくたびれる。

高校ラグビー準決勝を見た後、のぞみ60号で東京に舞い戻る。俺にしては珍しく車中で弁当を喰う。


1月4日 様変わり

妻子は京都観光。俺は仕事の続き、書籍整理、上新庄駅まで散歩で時間を潰す。ここ数年、新大阪からタクシーで実家に向かっているので、上新庄駅周辺の変貌に呆れる。昔あった書店がなくなり、古本屋が増え、つたやが進出。


1月3日 仕事初め

ジャンキーズin漫画ホットミルクの仕事を少々。帰省に仕事は持ち帰らない主義なのだが、今回は少しでも手をつけておかないと後がつらい。銀モバでメモを打ち込みつつ、持って来た本を読む。


1月2日 終日のたりのたり

何もしない。ごろごろして、手みやげのきんつば、ハイジの菓子等を喰い、寿司を喰い、だらだらと過ごす。太るぞ>俺。編集からの催促もなく、同業者からの電話もなく、まことに気楽。


1月1日 1年ぶりの大阪へ

年越しウドンだと思ってたら、実はそれがフェイントで蕎麦が出てきたのをたぐりこむ。

で、風呂に入ってるうちに年を越してしまい、すっぱだかで妻子に「おめでとう」を云う俺。

で、一眠りして、雑煮などをいただき、年賀状の整理をし、午後、妻子とダラダラ帰省の途につく。

一年ぶりの老父母とスキヤキを喰う。ここ数年、恒例の流れである。人から馬鹿だと思われたくなかったら食べ物の話を書くなとは稲垣足穂の教えるところではあるが、なかなか守れない。足穂は他に「旅行」も戒めていた。なのにこの体たらく。俗物的俗物となるか、超俗的俗物となるか不惑も半ばを迎えた今年がその正念場かもしれぬ。


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