リアルタイム新刊メモ&日記
1998年1月分
1月31日
2日までに溜まった原稿をアップさせないといけないので泣きながら仕事。ああ、1月が終わってしまう。
1月30日の続き
SPA!の原稿をファックス送稿。扶桑社がまだデータ入稿に対応してないのが不思議。でかい会社ほど小回り効かないのかね? マイナー系や準大手系の方がDTP化は急ピッチ。結局編集者が大変になるんだけどさ。
ジャンキーズのインタビューが2月2日であることが判明。山崎編集長の連絡ミスというコトで大笑い。とにかく足らない資料を手配してもらう。
1月30日
朝事務所に来たらSPAよりファックス。原稿は今夜9時〆切。どひー。なんとかなるっしょ。
宮崎くんから電話。メガのレイアウトすっかり忘れてたそーで、がちょーん。まあいいや、なんとかなるっしょ。
原稿で煮詰まっているとワニマガ久田くんから電話。またまた〆切を引っ張る。なんとかなるっしょ。
大阪ぴえ郎・他「BOY MEETS BOY V」光彩書房
相変わらずみかりん遊んでます。「ワイとサイレンと愛と」。このシリーズ、しんご君とカオル君のカップル話(要するにしんちゃんとカヲルくん)なのだが、今回は髪を頭の両側でくくった勇くん(うひょー)が登場。ああ、俺もSHAZNAの…じゃなかった勇くんにちんちん握られたいっ。あ、話変わるけどピーターのお父さんが亡くなりましたね。ピーターって云えばビジュアル系の元祖というかジェンダーゆらぎ系歌手の初期バージョン。福岡翼が「ディスコで踊っててスカウトされて」とか抜かしてましたが、当時はまだディスコなんてねーんだよな。バッカじゃないの? ゴーゴーバーとかゴーゴー喫茶の時代っしょ。「ゴーゴー喫茶でピーターパンみたいな恰好で踊ってたからピーター」というのが「公式的な経歴」なんだけど、ピーターを「薔薇の葬列」の主役に抜擢した松本俊夫監督の文章には別の事実が書かれてましたな。なんで、誰も云わないんでしょうか? 云わないのがオヤクソクなのね、きっと。それにしてもピーターと研ナオコと土屋昌巳って似てるよなあ。
1月29日
ミニスカの仕事で朝からインターネットに潜る。半分ほどネタを集めた時点でタイプ11エラー続発。色々やってみるが復旧しない。青くなる。冷静に考えると特定のサイト(リンク集)に飛ぶと落ちるようなので、そこだけで避けてみると安定。半日無駄に時間を使ってしまいました。これまでにも、時々「それまで繋がってたサイトが突然エラーの引き金になる」ということがあった。回線とかサーバーとか、シロートにゃわかんないところで色々あんだろな。
先生を刺殺した少年の持ってたナイフはバタフライナイフと判明。これも規制の対象になるんだろうか? 大島渚がバタフライナイフと飛び出しナイフ(スィッチ・ブレード)を混同してんのが可笑しい。後者はとっくの昔に規制されてまんがな。それにしてもあんな刃渡りの短いナイフで殺してしまうとは…、肋骨の間から心臓に入ったらしいが、ほとんど偶然だろう。勢いってコワイね。
1月28日
熱烈投稿の極楽的図書館を仕上げる。
ジャンキーズ編集部に荷物を発送。
ミニスカの原稿を書く。
打ち合わせに行く途中の櫻田と大暮維人が久しぶりにちょこっと顔を見せる。大暮維人が茶髪になってた。櫻田は相変わらずの迫力である。「永山さん、コミケ行ったんだって! それ聞いた時は、おお、山が動いたかって(爆笑)」俺周辺で一番、キツイのが櫻田。どーせ俺はデブだ。短い時間なのでロクに話できなかったのが残念。
昨夜の小山氏との話題が気になったので久しぶりにクラッカー系のサイトを巡回。当然新ネタをダウンロードなんかしちゃうワケですが、あるファイルのオマケに「トロイの木馬集」が入っていたのでニヤリ。どれも無害なアプリを装っているのが凶悪。しかも誰もが欲しがるようなアプリである。これのアイコンを書き換えてだな、くっくっくっ…なんてことはしない。他にも色々面白いネタがみっかった。中にはこーんな簡単なテクで…つーのもあってにやにや。基本的に俺は鬼畜系が好きなのね。まあ、俺もスキモノとは云えウィルス詰め合わせCD-ROMを買うほど堕ちてはいないけどな。後、アップルのサイトに行ってMacsBug 6.5.3.を落としてくる。
1月27日
ジャンキーズの尾城さんからプレゼント用の単行本を送って欲しいと電話。梱包したら3箱になってしまった。プレゼント用には塩山芳明「現代エロ漫画」、一水社、光彩書房、松文館って感じ。一番高価なのはプロトンザウルスの画集。例によってやおい&ショタはテンコ盛り状態。
熱烈投稿の極楽的図書館を書く。今回は友成純一の10年前がネタ。改めて読み返してみるとこれがひどい話で、ゲロ吐きそうになるくらい。まったくとんでもない野郎だ。鬼畜系の先駆と読んであげよう。
深夜、CyberDoll小山編集長が原稿を取りにくる。モザイク外しとかwarezとかダークサイドな話題で盛り上がる。
1月26日
身体だるいよ。零式を仕上げてメールで送稿。熱烈投稿から催促電話。
1月25日
町野変丸さんから寒中見舞い。ゆみこちゃんが笑いながら虎に喰われているの図。近々ホームページを立ち上げる予定だそうで、ワクワク。
午後、仕事をぶん投げて王子でボウリング。スコアはムチャクチャ。平均してようやく100ラインとはなさけなや。帰りに広島風お好み焼きを喰うがこれまた情けないお味。けっこうトホホだ。
深夜まで仕事。零式のクロスレビューとCyberDollを片づける。
1月24日
22日に目の手術のコトを書いたんだけど、みなさん、そんなに心配しないで下さい。要するに、見た目には目立たない程度の外斜視で視軸が30度ほどズレてんのを無意識的に補正しているために目が疲れやすいワケです。疲れてくると片目を閉じる癖はこのせいだったのね。メガネにしたら随分楽になりました。手術しないでもすむんじゃないかと思います。今年はアニメ、映画、ビデオをガンガン見るつもりなので、目をメンテ中というコト。
「COMIC CUE(4)」イーストプレス
今回はコラボレーション特集。これまでで一番面白いんじゃないかと思う。で、町野変丸と森山塔というのが笑える。町野変丸のネームで森山塔が先祖帰りしてるとゆーかね、昔の森山塔を読むような感覚。町野変丸のネームで江口寿史が描くってのもやって欲しかった。でも、考えてみればコラボレーションってグレイス石川が同人誌「漫画ホントミルク」でやってたんだよなぁ。別にどっちがどうと云うつもりもないんだ。この手の試みはもっとあっていいと思う。
岩尾くんから電話。かなり鬱が入ってる。ウチは櫻田さんと宮崎くんが独立してから「編プロとしての事業拡大ウハウハ路線」は捨てて「永山薫(福本義裕)の個人事務所だけど編プロ的な企画、DTP、コーディネイトもやりまっせ路線」に変更してるのでいいのだが、岩尾事務所は社員が多い分、経営者としての責任が大きいのね。不景気だし、エロ業界はギャラ安いし…。
ちなみにフリーは同世代サラリーマンの3倍稼いでようやく人並み。経費とか保障とか考えるとそういう数字になるらしい。同水準、あるいはそれ以下でも喰っては行けるけど、イザという時恐い。で、サラリーマンの方が楽かというとそうでもない。経営者サイドとすれば「会社の利益を稼ぎ出す部門の社員は給料の5倍分は稼いで貰わない困る」のである。つまり、年収500万円の社員は2500万円分の仕事しないと給料分にはならない。でないと会社の維持費、利益を稼ぎ出さない経理部門、事務部門、お金を使う開発部門、広告部門等々の経費&人件費が出なくなる。じゃあ独立してフリーになった方が得じゃんってことになるが、2500万円の仕事取って来て、一人全部できるか? という問題になる。まあ、組織に属してもフリーでもあんまり変わらんのよね。ただフリーの方が同じ資本主義マシンのパーツだとしても「自由という幻想」に浸りやすい分、お得感はある。特に今みたいに大企業がバタバタ倒産するような時代ならなおさらだ。一番楽なのは「公務員」でしょうな。それも大蔵省主計局とかの激務系や誘惑多すぎなエリートコースじゃなくって、ほどほどの地位で過不足なく働いてれば、ほどほどの天下り先が待っているようなB級実務派国家公務員ポジションが美味しい。この位置なら革命が起こっても生き残れる可能性は高いのだ。
続1月23日
知恵袋一番さんから年賀ファックス。もうすぐ作品集が出るらしい。楽しみ。
ワニマガから「アクションカメラ」が届く。実は「永山薫の特別講座・漫画で読み解くキミとボク『綾波レイを探せ!』」という企画ネタをやっておるのだ。エヴァパロ本とエロ漫画からかき集めた綾波キャラと「なんでみんな綾波にこだわるのか?」という考察。暮れからのエヴァ漬け生活はすべてコレのため。マニアから見ればお笑い草だろうと思われるので全員、笑うように。
1月23日
今月チェックした本(for漫画ホットミルクコラムダム用)
米倉けんご「ヨネケンファースト」司書房
プロトンザウルス「禁則限界」一水社
塩山芳明「現代エロ漫画」一水社
玉置勉強「ちょこ▼みんと」一水社
未由間すばる「マゾになったけもの」久保書店
緋村まさる「月下輪舞・ルナの夏盛り」久保書店
藤真拓哉「MESSAGE」富士美出版
たまのぼる「ラブ・ラブ&ラブ」桃園書房
高雄右京「Sisterly Love」コアマガジン
かかし朝浩「エロ研」司書房
山文京伝「おねーさんとあそぼうっ!」フランス書院
シャーク闇鍋「美少女秘蜜ッ娘学園」平和出版
天風光成「BIZARRE大魔術」シュベール出版
かわらじま晃「レミング狂走曲(永遠の協奏曲編)」フランス書院
まんだ林檎「トラブル・カルテット」ワニマガジン社
町野変丸「町野変丸WORKS;1991-1997」三和出版
パラシュート部隊「唇歯輔車」東京三世社
歓喜天「鋼鉄番長伝紅のSYURA(壱)」ヒット出版社
かわらじま晃「トロイメライ」ムービック
あらなが輝「ARCHIVES」コアマガジン
たいらはじめ「姫将軍シェラハ」富士美出版
佐野タカシ「イケてる2人(2)」少年画報社
TWILIGHT「ストイックダイアリー」桜桃書房
編集部「同人サークル完全攻略本97」桜桃書房
うらまっく・他「パイク(7)」ふゅーじょんぷろだくと
119 HIKESHI「二重人格少女」松文館
ユナイト双児・他「COMICアリスくらぶ(4)」コアマガジン
佐々木みずき「お家でレッスン」富士美出版
町田ひらく・他「家畜美人(巻の壱)」一水社
森永みるく・他「ローズガーデン」ハイランド
茶々木紀之「雑貨屋とゆう名の博物館」茜新社
Mitsuo「頂戴します!」晋遊舎
潮風OGA「とくばん!AV女優」司書房
風船クラブ・他「ピアスクラブEX(9)」東京三世社
阿部川キネコ「TUTU」光彩書房
エタ・カリナ・他「タケル(8)」松文館
小石川響「Get Along」松文館
万利休・他「美少女弄び」二見書房
松浦桂・他「COMIC厨子王(6)」松文館
れん・しゅぽると・他「SM COMIC アイシテル(29)」松文館
ふじたじゅん「桃色F型ロケット」オークラ出版
伏竜「LOVE STORYS」久保書店
大場よしひろ「マジカルビーナス マリナ」久保書店
ひよひよ・他「美少女アラカルト(3)」久保書店
うたたねひろゆき(原作・武田俊也)「セラフィック・フェザー」講談社
井荻寿一「霊能探偵ミコ(5)」ワニマガジン社
旭修一「大好き!! 巨乳先生」久保書店
成田那佳「世紀末の夏」光彩書房
橘孝志・他「COMICジャニー(12)」光彩書房
盛林正貴「迷える夜の仔羊」光彩書房
ロケット兄弟「がんばれ太一くん!!」桜桃書房
田辺ゆう「スイート・ラヴァーズ」光彩書房
織田マキ「やっぱりDA・I・SU・KI▼」光彩書房
游月里沙「ラブ・エトセトラ」光彩書房
かたせ湘「Sweet Shot」東京三世社
緒々田みの虫「僕のくの一注意報!」東京三世社
ねぐらなお(原作・米倉俵)「ミステリアス気分」双葉社
ガッツ石橋・他「美少女アラカルト(4)」久保書店
てぃるよし「ザ・フォー・レディ・ストーリー」東京三世社
姫美川涙「女体改造セミナー」東京三世社
第25歩兵師団「天使のクエスチョン」東京三世社
橘孝志・他「COMIC秘密少年」光彩書房
ケン月影「人妻の蜜戯」シュベール出版
間宮聖士「奴隷妻れいか」シュベール出版
藤佐「MON2桃色百景」東京三世社
ガッツ石橋・他「美少女アラカルト(4)」久保書店
阿部川キネコ・他「ロミオ(11)」光彩書房
藤原いづみ「愛にならない」晋遊舎
浅井市子「GLAMOUR」ヒット出版社
まなべゆう「猫とサボテン」ワニマガジン社
さらしな瑞穂「ヒューマビュート」KKコスミック
木村屋いづみ「魔狩人の血族草薙ミコト」ビブロス
O.RI「BUNNY HOUSE」ビブロス
幻桜花「色花乙女辞典」ヒット出版社
和田エリカ「アリスのお茶会(6)」KKコスミック
内山亜紀「あぶないチャイドル」シュベール出版
Dr.ライスケ「トライアングルラプソディー」シュベール出版
尾山泰永「[ぬぷぬぷぬっぷん]」一水社
TRUMP「Charm The Cat #1魔法猫登場」茜新社
尾崎未来・他「こぎゃる☆フリーク」茜新社
そう!でんがく「ミルキーエンジェルルナ」シュベール出版
1月22日
目が限界来てるので、眼科医に行く。一応、検眼と検査してもらう。手術しないとダメみたい。ほっぽといても見えなくなるワケじゃないが、完全に治すには手術という感じ。とりあえずメガネを作りました。見えるようになったのはいいけど、視野の周辺部が歪む。遠近感が狂う。歩くのがこわい。
メガ・サトー来訪、軽く打ち合わせ。昨日と打ってかわってにこやかに応対する二枚腰オヤジな俺。
パラシュート部隊「唇歯輔車」東京三世社
ラバーフェチでスカトロでロリというとんでもねえ変態路線。デビュー当時から「ホンモノくせえ」感じがプンプンしてて、これで画力が上がったらシャレにならんぜと思っていたのだが、なかなか上達しない。「ピアスクラブ」出身作家って「絵は下手だけどホンモノ臭い」のだ。結晶水とかね。
1月21日
更科くんと電話で打ち合わせ。
編集長から催促メールが来ていたので「Cyber Doll」のネタ探しにネットに入る。
メガ・サトーから電話。MMR人気ないそうなんで、一回休んで、企画練り直し。俺も流れに身を任せていた部分があるので反省しつつサトーの方針に難癖をつける。ああ、俺ってイヤなオヤジ。ただ、他の雑誌で出来るネタなら俺がやるまでもないというのはホンネ。
1月20日
竹熊さんから電話。ジャム&ヘヴン時代の話など長電話モードに突入。昔あった猥雑な「場」がなくなったなどと話す。そう、昔は白夜書房や月刊宝島に顔を出すと同業者と必ず会えた。暇で金のない連中がゴロゴロしてたイメージがある。そういう貧乏なサロンみたいな場所は今あるんだろうか?
オークラ出版の伊藤部長から電話。復刊する「ピクシー」で何か書かない? というオハナシ。業界の噂なども出る。
更科くんから電話。ちょっとお願いしたことがあってのお返事。すごく助かる。
真道寺くんから電話。オタクの話など。完全に旧世代オタクをシカトしてて痛快とか云ってるうちに長電話モード。
ミニスカ倶楽部の田内くんから電話。月刊→隔月刊の予定が変更になり、月刊で落ち着いたとのこと。なんだかよくわからないが要するに今月も仕事があるということで、めでてえんだけどサボれないのはなぁ。
ジャンキーズ山崎編集長から電話。ロングインタビューが内定。誰に決まったかはいずれお知らせするが、前々からお会いしたかった作家である。嬉しい。
クロラン大石編集長から電話。〆切は来週。
なんか今日は一日電話してた。
1月19日
なんとか町田ひらく論を片づけてファックス送稿。ダラダラ過ごして、夕方、自転車で15分の距離にあるダーティ松本さんの事務所に相澤史生の本をお届けかたがたお年始。「FUCK OFF」で初抜きしましたと伝えるとダーティ松本さんは「永山さんは守備範囲広いから」と苦笑。喫茶店でカムアウトから自省の時代への流れなどの話。「みんなが自省したらつまらんな」とダーティ松本。俺もそう思う。要は面白いコト。ツッコミ芸だって面白ければいいんだけどさ。俺は大阪芸人だから、身体張ったツッコミじゃないとユルくて見てらんない。誰とは云わないが腰の引けたツッコミ芸は見苦しい。帰途、Mac雑誌やらなんやら山ほど購入。
1月18日
ワニマガの久田くんから新コラムのレイアウト届く。こっちは連載の予定。
コミック零式の井熊くんから電話。色々噂が飛び交っているが2号は予定通り出る予定。
レモンクラブの町田ひらく論を書く。書き上がらないままダラダラ。チューボーですよでも見ようと仕事を切り上げると魔北葵さんからお年始電話。まぁたマシンを買ったそうである。Painter5も買ったそうですげーうらやましい。コミケの話とか、エヴァ(俺の周辺で一番先にハマッたのはちんちん大王である)の話とかソニーのペットロボットとホンダの二足歩行ロボットの話とか色々。ペットロボット改造してピカチュウを作ったら面白い。もちろんストロボライトとスタンガン内蔵のヤツ。時折、アシの青山くんも交えて延々話す。完全に長電話モードである。業界の噂話も当然出る。気が付けば午前3時半。
1月17日
週刊SPA!の禰津くん来訪。エロ漫画について色々レクチャーしたり、雑談したり。
しのざき嶺「ブルー・ヘヴン(2)」三和出版
うわーっ! とうとう出てしまいましたぜ。三和は年頭に「ベスト10」入り確実な本を出してくるから油断できねーべ。一巻に比べると主人公であるさとるくん(サトミ)の内面にぐいぐい食い込んで行ってて、ついにはサトミが自分自身と向き合わざるをえない状況に…。完全にエヴァ的な「僕を愛して」「僕って何?」のシンジくんモードに突入し、オーラスでは「もう誰も愛せない」以来の謎、「サトミのお姉さんがどーなったのか?」が一気に解明され、カトストロフに雪崩れ込む。しのざき嶺渾身の傑作である。表4と折り返しのサトミが学生服姿で綾波入ってる髪型というのもすげー。目も赤いぞ。うわぁ、天使の羽が舞ってる! いやあ、ホントに「裏エヴァ」だったとは…。
真道寺軍さんにお年始電話。「このショタ」いい本になったじゃないと伝える。
更科総一郎さんと長電話モード突入。例によっての例の話。漫画ホットミルクでジャンキーズを批判するそうなんで、それも楽しみ。ジャンキーズの単行本レビューに書かないかと誘う。「批判するヤツはコッチに引きずり込むのが俺のやり方だぜ」というのは半分冗談としても、同じ土俵でやってもらうのが一番の批評だと思う。批評家同士が火花を散らす方が読者も面白いだろうしね。
泊倫人さんからジャンキーズがらみの電話。「ブルー・ヘヴンは裏エヴァだったぜ」と伝えると「ブルー・ヘヴン=裏エヴァ」言い出しっぺの泊倫人は明かにホッとした様子。
1月16日
週刊SPA!の記者からメール。明日にでも会いましょうと電話。
漫画ホットミルクの原稿アップ。判型がでかくなった分、削りが少なくて楽。ただ、今月も80冊を超えたため「今月チェックした本」は大幅にはみ出す。新担当の福士くんが原稿取りに来訪。この時点でまだネームが上がってない漫画家がいるそうで、ハラハラドキドキのリニューアル。他、コンビニ規制、エヴァなどの雑談モード。
二見書房スズラン堂の片野くんから電話。伊駒一平インタビューの打ち合わせ。2月の10日から16日の間という完璧にジャンキーズとブチ当たるスケジュールである。どひー。
ブブカの原稿アップ。担当の松本くんが怪我でダウンしてんので(だいじょーぶかぁっ!?)ピンチヒッターの山代さんが原稿取りに来る。松本くんの復帰は近いそうなので一安心。
1月15日
雪見でもしながらコロコロしていたいのだがそうもいかぬ。泣きながら仕事。
更科読書日記を読みに行くと事実誤認の件に関して訂正が入っていた。「マッチポンプ云々」は彼の日記の最初の方にあるが「42歳じゃなくて43歳」ってのは俺がROMしてた別の某お座敷での発言。で「泊倫人氏に対する発言は撤回しない」そーだけど、誰も撤回は要求してないので誤解なきように。ただ、泊倫人「ショタは美少女漫画の最終形態論」に対する反論は公の席でちゃんとやろうよということ。
紙谷から電話。ワインの話。オタク&サブカル業界の話。過激な発言が飛び交う。俺の周辺にいる若い連中は剣呑なヤツらばっかりで、油断できないが、親分面して取り巻きとかファンとかに囲まれてると否応なしにテメエの足許が見えなくなるからな。それに比べりゃ楽。後、エヴァの話になり、境界例の話になる。この分野ではやはりアメリカが一番進んでいるそうで、ゲイもまた境界例の一つの形であり、ナルシシズム障害の一例だそうである。うひゃー。
ゲイにせよ、オタクにせよ、成長過程における「自己規定」は自己確立にとって決して不必要ではない。ただ、そのタコツボにハマってると逆にその自己規定が自我の解放を妨げてツライことになる。このあたりのことは米沢嘉博&鎌やんとの鼎談(鎌やん「小さな玩具」オークラ出版)でも出たけどね。自己規定に安住して自分に向き合うことを避けていると逆にどんどん辛くなる。一見、楽だけど、これが全然楽じゃない。サッサと自分と向き合った方が楽になれる。カミングアウト=自己規定=思考停止じゃつまらん。
1月14日
仕事やだよー。
未由間すばる「マゾになったけもの」久保書店
クソナマイキな馬鹿垂れ天才陸上少女がマゾに調教されるという長編。こりがなかなかゴイス! 筋立て自体はよくあるSMモノなんだけど、容赦がないし、特に野外露出責めは常識、つまり、こんなこと実際にやったらパトカーか救急車がくるぜというゆーふーなフツーの感覚をあっさり投げ捨てておられる。クルマに裸で縛ってさらし者にするわ、雌犬にして電柱でオシッコ&バイブである。どーせ妄想なんだから暴走しちゃえという勢いがとってもステキよ。マゾの人は必見。自分がこの女の子で、町中を鞭あと一杯の裸体で引き回されて女子高生どもから「へんたいよこいつ」「サイテー」「かんじてるくせに泣いてんの」なんて軽蔑されて、写真まで撮られてしまうのである。んで、最後はクリトリス包皮を除去されて「パンツ穿いて歩くだけで感じまくる身体に改造されて、「恥」なんて烙印を押されてしまうのだ。くーっ、身代わりになりたいっ! ぶっさいくな中年デブハゲMオヤジっつーのは自分の美意識が許しませんが、マゾな美少女にだったらいつでもボディスワップ可。未由間すばるの弱点は画力だけれど、これを上手い作家が描いたらかえってインパクト落ちるかもね。
1月13日
仕事したくねーべ。
たまのぼる「ラブ・ラブ&ラブ」桃園書房
バカ系ですがなぁ。特にメインの「彼女のリボン」シリーズが激バカ×百万回だぜ。ま、一種の魔法少女モノかな。他人の願望を叶える能力持ったヒロインが「他人の願望を108叶えたら、自分の願望も叶う」という条件で人助けしまくるというシチュエーションコメディだ。オヤクソクの敵役は一切出ない。だいたい「他人の願望」ってみんなHなわけでさ、とにかくやり倒す。相手ときたら「実はペドフィリアな好青年」だとか「人殺しで自殺しかけの少年」だとか要するにクズ野郎だな。んで、やってる時のヒロインの表情が完璧なバカ面なのもイカス。鼻垂らすもんなあ。COLORとはまたちがった天然度がたまらん世界。
1月12日
ジャンキーズ山崎編集長来訪。もちろんジャンキーズの打ち合わせ。インタビュー誰にするかとか、ま、色々です。新刊レビューコーナーは分類しようということなど。例によって、小説系とレディス系のコラム作るべしと具申。
漫画ホットミルク用単行本の読み込み。ロフト+1は断念。ああクソぉ! まぁ、こんな雪の日にジジイはウロウロしない方がいいという天の思し召しであろうか。
ルーシア「真・東京私立学園の伝統」英知出版
あー…。エヴァ・パロです。綾波=杉浪、アスカ=絢香、シンジ=健司、碇ゲンドウ=盛校長…ってワケで全部出てきます。女装とかレズとかSMとか盛り沢山。たださあ…、正直に云うとエヴァ・パロとして読むんだったら「失楽園」シリーズの上出来なネタの方がお薦め。作者が何をしたかったのかよくわからん。キャラだけ持ってきてHやりまくりぃなんだけど、謎の「伝統」なんてものを出してきてしっちゃかめっちゃかやってるしなぁ。
1月11日
ワニマガの企画ネタを徹夜で上げる。ものすごく眠い…、あ…、朝日…。実はこのネタのためにエヴァを一気に見たのね。ほんでもってエヴァパロ本はゲロ出るくらい読んだのね。泊倫人さんからは「うかつに手を出すと大変なことになりますよ」と警告されていたのに、うかつに手を出してしまったわけだ。すでに大変なことになっている人からの警告を軽く見てはいかんね。
1月10日
くあーっ! 仕事したくねぇ! とかいいながらなんとかジャニーの美少年漫画事情をアップ。今回は阿部川キネコの巻。相澤史生も間に合った模様。
「X指定席」FUNKY BANANA
小本田絵舞さんの97年冬コミ本。「イタズラなコネコたち」「でんのー!ミミちゃん」等、成年向け漫画がどっさりという感じでウハウハ。昔の男コケにし倒した小本田絵舞も美味ですが、最近の「可愛い今時の若い奴ら」路線もいい感じ。
1月9日
体調悪いよー。更科修一郎くんと電話で話す。「テメエ、きっついコト書いてくれたな、日記だよ日記(某サイトにある更科読書日記)」とツッコムと「ありゃバレてましたか」と悪びれもせずしゃあしゃあと答える。よっしゃ、よっしゃ。このあたりがエロ業界人らしくていいぞ。まあ、罵倒、嘲笑、批判、非難は全然かまわんので、どんどんやってくれと伝える。更科はガタイも顔もデカイが態度もデカイので面白い。ただ一部に誤解があるようなのでその点だけ指摘。後は延々、業界の話題。コンビニ問題は作家サイドにも影響が来てるらしい。確かにコンビニ展開で部数伸ばしてる版元はツライよなあ。まあ、俺などは「エロ本の本」のインタビューで中沢慎一コアマガ社長が云ってたように基本的には「書店で売れる本作りゃあいいんだ」なのだが、その売るべき書店自体がバタバタ潰れてるんだから単純ではない。更科によると地方は相当ひどい状況らしい。確かに今、地方で生き残ってるトコって都市部を外れると駐車場完備の郊外型巨大書店ぐらいではないか? コンビニの進出が書店(に限らず小売り店舗)を潰してる側面もある。考えてみればこれは危険なことで、日本の読書・出版文化そのものを根こそぎにしてしまうおそれがある。俺は文化なんてクソ食らえですけど、これ以上「いい本が出せない」「いい本を出しても流通しない」「欲しい本が手に入らない」ってことになると、俺の趣味的生活が危機にさらされ、さらにはオマンマの食い上げになりかねないのだ。コンビニ流通に乗せられないような「出版物」は自力で出して、コミケと通販で地道に売るしかないのかね? ロフト+1でもしゃべったけど「ババアが必死でやってるちっちゃい書店でエロ本を買ってやれ」である。書店潰しちゃしょーがねーよな。しかし潰れてもしょうがない書店もあるという話になって「なつかしの渋谷の漫画書店」なんて話に脱線。きっとアソコのオヤジって超常識人だったんだろうな。オタクに限らず若いヤツ相手の商売は覚悟完了してからやんないとな。ジジイの常識で判断してると泣き見ます。店潰れます。俺が知ってる潰れた書店の例を上げると「客を客とも思わぬ傲慢店員が客の足の上に平気で荷物落とすわ、しょっちゅう客と口論するわ、おまけに配本の荷もとかずに『エロ本はいらねーや』と即返本してた某駅前書店」「『エロ漫画買うヤツの神経を疑うね』などとバイト店員同士が声高にしゃべってた某チェーン店」。
HM編集部からリニューアル後のレイアウト届く。〆切をギリまで引っ張ってもらう。
ワニマガから電話。こちらも〆切を引っ張ってもらう。
ミニスカから電話。これも以下同文。
ブブカから留守電。これも以下同文にしたい。
これで、編集[蒼]くんからも誘われてる12日のロフト+1行けるのかどーか?
朝日新聞の「現代奇人伝」に岡田斗司夫氏が登場。「オタクはもう飽きた」そーである。岡田氏の業績は評価に値するが、中森明夫氏が流布させた「オタク」という言葉が本来の「はた迷惑な壊れたアニメ系マニア」から拡張拡散マス化してしまっている今、岡田氏は「オタク」という言葉で何を括ろうとしているのか? もちろん「オタク」という言葉で規定されるほどキョービのガキどもは甘くない(俺は、まあ広義のオタクで括っちゃうけどさ)。ただ一部の「オタクという自己規定によって自己を特権化し、自己の『オタク』尺度に合わない者を『一般人』と呼んで軽蔑してきた」ような「オタク右派」はますます自己をゲットーに追い込んで行くであろうことが予測できる。このベクトルを読んでの「イチ抜けたぁ」発言だとすれば、「流石に頭いいな」と思う。
1月8日
まだまだ正月ボケ。ボケてても〆切はくるので実は連日徹夜である。頭痛がひどい。桜桃書房の高橋部長から電話。業界の噂話に花が咲くとゆーか情報交換。桜桃書房はほとんどコンビニ展開してないが、コンビニ依存率の高い版元は相当なダメージらしい。正面切った弾圧ならまだ対応しやすいが、こうした流通への指導という形でくる規制は一般読者に見えにくい分イヤラシイ。で、オハナシ変わって、「掘骨砕三とかナタカワ・コウとか単行本出ないのぉ」とチクチク。俺ってイケズ。てなわけで
「COMIC夢雅2月号」桜桃書房
なんと云っても一番の注目は湯河原あたみでしょう。例の業界ネタ「EDITRESS」なんだけど、エロ雑誌編集の姉貴をズリネタにしてる悪い弟(ただし美少年)のセリフが気色ええぞ。「ただのエロ本屋じゃないか!」「ズリネタつくって飯喰ってるなんてよぉ!!」あうあう、もっと云って! もっと辱めてぇ! やんやん▼(ハートマーク)。そーだよ、俺たちゃ、エロ本屋だよ。外道だよ。…と開き直れるから俺らは楽だよなあ。しかし今月の日記は「楽」というフレーズが多いね。それにしても夢雅は元気。もりしげ「だましあいおしりあい」、GON「ミラトウ」とピチピチやんか。で、巻末に中村錦の「FLORA」シリーズ再録2本。
1月7日
ジャンキーズ3号の評判を色々と調査。おおむね好評だが、やはり反ショタな意見が出ている。当然でしょうな。通信とかMLとか見て行くと、ショタ一つとっても「ヤダ」っつーのと「オッケー」つーのと両論あるし、批評文に関しても「内容説明だけでいい」みたいなのから「誉めるばっかで批評性が薄い」ってのまで様々。これは統計じゃなく、印象としてだけど「カタログ性」重視の声が多いようだ。2号より質が落ちたという指摘もあった。いずれにしても話題にしてもらえるだけありがたい。後、オマケとして俺に対する罵倒とかもひっかかって来て大笑い。このテはまだまだ少ないので、どんどんやってくれ! 罵倒、誹謗、嘲笑は雑文屋の勲章。俺も例の山田太郎(仮名)の件とか色々ポカやってんだから、いくらでもツッコミ可能。こんなマヌケなオヤジを「権威」だと思い込んではいかんよ。ただ、付き合いがなかった頃の塩Qの俺に対する嘲笑ほど臓腑を抉るものがないのが寂しい。塩Qの執拗な嘲笑と嫌味にゃ、心底「この野郎、抹殺決定!」とか思ったもん。やっぱこーゆーのも芸なんだよなあ。あ、いきなり思い出してしまったが、俺も昔はAV評で他人様を罵倒しまくってたのだった。「田舎に帰れ!」とか「○○監督、おめえの名前は憶えたからな」とかムチャクチャ。今の温厚篤実な俺しか知らない読者は信じられないでしょうが、毒舌批評やってたのね。おかげで色々な経験(業者から「永山! おめえ、評判悪いぞ、事務所に来い!」って電話かかってきたりとかさ、水津宏との論争とかさ)できたワケなんだけど、罵倒の切れ味、殺傷力という点では到底、高杉弾には及ばなかった。俺が今、一番、罵倒されたくない物書きは高杉弾。塩Q、高杉クラスでないと、俺にとってはくすぐったいだけ。そー云えばエロ漫画評でも昔「全存在を抹殺してやる」というファンレターもらったことあったな。
阿部川キネコ他「ロミオ(11)」光彩書房
ショタでーし。男でも大丈夫な阿部川キネコ、Dr.天がやはり美味。前者の「少年忍者キリキリ丸!」は「風のフジ丸」世代にはなかなか甘酸っぱいぞ。師匠が白土三平風なのも渋いぜ。
1月6日
仕事開始。全然調子出ない。おおこしたかのぶさんが本を取りに来る。
町野変丸「町野変丸WORKS;1991-1997」三和出版
待っててもちっとも送ってくれないので買いました。確かに悪くはないし、解説とかも面白いんだけど、4000円出して買うのはどんな人? という感じ。トレヴァー・ブラウンとかロマン・スロコンブとかの流れで勘違いして買うサブカルなヤツとかいるんじゃないかな。まあ、ファンは買っておきましょう。このテは売り切れるとなかなか再版しないからね。また、この本をネタに変丸にからめるかと思うとワクワク。
1月5日
夕方、帰京。りえちゃん14歳から年賀ファックス。あと、冬コミ同人誌が届いている。
「このショタがすごい!」少年療法試論
真道寺軍さん主宰のショタ評論+小説+漫画のほとんど市販のムックばりの大冊。ひんでんブルグの表紙がひじょうにエロ。俺が昔「別冊宝島・男が危ない!?」に書いた「美少女コミックの秘密」が再録されているのはいいのだが「偉大なる予言の書」てアオリはちょっとカンベンって感じ。魔北葵、中ノ尾恵を中心とした座談会、真道寺軍と泊倫人の論争など読み応え充分。評論では秋山理矢、漫画では魔北葵、桜野粧子、ひびき純、エッセイ&イラストでは大山田満月、沖由佳夫、架空ゲームソフトレビューではみかじま太郎が参加。失礼ながら真道寺軍色濃厚な本になるかと予想していたのだが、思いのほかバランスが取れている。この本がごく少部数(400部)なのは惜しい。
「JUN」
奥付がないので詳細は不明(えっ!?)だが、ダーティ松本さんの個人誌。バレリーノのジュンくんがお姉さんに女装させられてオモチャにされる美少年Mもの。タイツ、ハイヒールとダーティ松本のフェチを全開にして、さらに包茎ちんちんイジメ。くーっ。
「FUCK OFF! (8)」復讐戦&D.C.プロジェクト
ダーティ松本さん主宰の97年冬コミ本。内山亜紀さん、EL BONDAGEさん、勝戸いずみさんも参加。メインは「JUN」の続編である「聖少女黙示録」。少女といいながら、女はサドのおねーさんだけ。バレエ団の男の子たちが次々に女装、バイブ、アナル、包茎を責められてぐにゃぐにゃになっていく。包皮ピアスもやるです。でも一番強烈なのは包茎の包皮に小型のローターを包み込んで、股間に挟み、ガムテープで留めて「ほら、すっかり女の娘みたいよ」とぷにぷにの恥丘をつんつんするとこ。美少年Mでもこれだけ執拗にちんちんを責めるケースは珍しい。アナル処女な俺としては、お尻責められるよりもちんちんの方が体感度高いよなあ。このあたりの下半身的勘の良さはさすがはダー松。さっそくコレをオカズに初オナニー(←大馬鹿)。
留守電が入っていたのでHM&ジャンキーズ編集部に電話。HMは来週月がデッド。漫画屋に電話。ジャニーの美少年漫画論と相澤史生の小説は週末がデッド。仕事したくない。
1月3〜4日
ガンガン寝る。何を今更ではあるのだが、
大泉実成編「庵野秀明スキゾ・エヴァンゲリオン」太田出版
を読む。まあ、いずれエヴァに関しては書くと思うけど、俺らから見れば「甘い」「青い」「クサイ」世界であり、「未完成」でボロボロのパッチワークだが、それを補って余りある傑作だと思う。
ただエヴァのというか、庵野秀明の「私との格闘」は、エロ漫画の世界じゃすでに起こっている事態。時代の大きな流れの中で同時多発的に起こっていることである。シンクロニシティと言ってもいい。エヴァだけを見ていると時代の全体を見落とすだろう。原因と結果を混同しないように。エヴァが時代を作るのではなく、エヴァもまた時代の子である。エヴァにハマった連中は洗脳されたのではない。連中の脳味噌に用意されていた受容体にエヴァがハマったのである。
他は、
スティーヴン・マーティン・コーエン「マンハッタン市街戦」創元文庫
イラクのテロリストがマンハッタンで爆殺やりまくりでガイキチな刑事がそれを追うという痛快活劇。こーゆーのは肩凝らなくていいや。
帰省って億劫だけど原稿の催促電話に脅えないですむ。とは言え、一部の編集には連絡先教えてあんだけどね。ダラダラすごすつもりがついPilotで下書き打ち込んでるワーカホリックな俺。
1月2日
午前中ちょこっと仕事して、大阪へ帰省。休み明け〆切の仕事が山ほどあるが、なんとかなるでショ。
天風光成「BIZARRE大魔術」シュベール出版
実はけっこー画歴ある人らしい。これは買い! ぜってー買い! おらおらぁ、表紙から股間サビオですぜぇ。キャラのプロポーションがムチャです。胸と胴が細い土管状で下半身がデカイとゆー「下半身だけバービーに換装したリカちゃん」体型。オハナシはファンタジー系で下半身スッポンポンの女の子たちが、アソコに鎖付きディルドーだったりするぞ。なんかもうストーリーを説明しようとするたびに勃起しちゃって、脳がどろどろ。おいおい正月からこれかよぉ! 暇が出来たらもうちょっと書く、あ、もうすぐジャンキーズか、よしよし、コレは俺が書くことにしよー。
1月1日
おめでとうございます。年賀状と知り合いの作家さんたちから冬コミ本が届く。グレイス石川さんは年賀ファックス。虎を従えたルーズソックスなコギャルという図柄である。
「GAGS!(2)」被縛社
EL BONDAGEさんの個人誌。サルグツワ本。表紙がしずかちゃん緊縛。緊縛アニパロイラスト集という揺るぎない世界である。21世紀までこの路線で突っ走って頂きたいが、漫画も描いてよぉ。
「PLUMPER'S NIGHT」黒毛和牛振興会
白井薫範さん主宰のプランパー本。95年夏コミ。新年早々濃い物を読んでしまった…。
「まりあの10分間」黒毛和牛振興会
フルカラーコピー本。「まりあ3/4」のヒロインがトイレに入って…という小冊子。97年夏コミ。
「犬ものがたり」黒毛和牛振興会
こちらは97年冬コミ用の獣姦本。18禁じゃなくて20禁という大人本でもある。「CASE2:犬飼ふみえ」は犬の欲求不満を解消する公衆便所女の話と、奥様は人狼だったのですのお笑い「狼女あううーっ(ジャパンダ編)」が秀作。
「楽しいピクニック料理」黒毛和牛振興会
97年冬コミ用コピー本。29歳マゾ娘と○学生サド娘の変態ピクニック。女体を弁当箱にしてしまうというムチャなアイディアが素晴らしい。