フォアグラ日記
1998年12月分
(めんどくなってきたので文中敬称略。すまんこってす)
文中に登場する皆様、この日記はあくまでも俺の主観と記憶に基づいて書いています。
事実と違う等のクレームがあったら訂正します。
| 12月31日 | それではみなさん良いお年を |
今年も色々ありましたが、来年も色々あるでしょう。
ゴタゴタはサッサと片づけて
永山薫はコミックジャンキーズの受け皿探し、あるいは新雑誌企画、単行本企画に
福本義裕は春から始まる漫画原作に
それぞれ邁進します。
また、来年からリアルタイム・エロ漫画レビューをキチっとやりますんで、見捨てないように。
| 12月30日 | 冬コミに行って来た |
会場に到着したのは12時半。とりあえず東6ホールに突撃。ダーティ松本不在、魔北葵不在(ただし青山チーフアシと会えた。電話ではしょっちゅう鼎談してんだけど会うのは初めてで感慨あり)。お土産を色々いただいてラッキー。ダーティ松本のアシスタント出身の岡本富士男のブースでラムちゃん本購入し、ご挨拶(この人も初対面)。さらに小本田絵舞(電話で話したことはあるけど初対面)に行って同人誌の持ってない分を購入してご挨拶&名刺交換。トレカをお土産にもらってラッキー。小林少年のブースで同人誌を購入&名刺交換。一度お会いしたかった人なので嬉しい。廻る予定だった他のブースはどうやら全部壁際なので断念。しかもどんどん時間が過ぎて行くし、体力が落ちて行く。東館をあきらめ、義理堅い俺は西の企業ブースに向かう。かつて魔北葵が「イスカンダルより遠いっすよ」と評した西館である。遠いわ! 人が多いわ、警備員もスタッフも客も殺気立っていていや〜ん。コスプレがウヨウヨいて思わず中年オヤジ目でジトジト視線。蜈蚣Melibeらしき人とすれ違う。一水社のミニブースを発見。久しぶりに塩山のオヤジと会う。ゆっくり話したかったんだけど、次々客がサインを求める。くーっ、目の前で自分の本が売れて行くって快感やろなあ。「例の法案は早くて3月、施行は夏って感じですよ」「それまでに業界そのものがなくなってるかもなガハハハ」戻ってきた多田編集長にご挨拶。「しっかり奴隷労働して下さいね」と塩山のオヤジを激励して帰途につく。ちなみに一水社ブースで売れてたのはテレカと塩山本。今回はあんまりお金使わなかったな。三万円分の千円札を用意して使ったのは1万弱。1/31のコミックストトーリーに行くか? あ、携帯ほいほいも買うのだ。
| 12月29日 | 今日も年賀状 |
6枚もプリントアウト失敗したのでおとーさんブチ切れ寸前ざんすよ。
ダーティ松本から「Macが立ち上がらない」とSOS。デスクトップ再構築でもだめ、CD-ROMでもブートできない。
「一回、電源切って、周辺機器全部外して、しばらく置いて立ち上げてみてください」
と言い残して医者に行く俺。戻ってきて電話するとなんとか立ち上がったらしい。後、先日の入らないDIMMは店側のミスであることが判明。ひでえショップもあったもんだ。
トークライブは結局断念。
コミケで発火装置持った不審者が捕まったらしい。シャレになんねーよ。
明日のコミケは昼頃入って、東館をうろうろする予定。塩山のオヤジのトコまで行けるかどうか? ただ一水社ブースには勉強堂もいるらしいので行きたいことは行きたい。
| 12月28日 | 年賀状ってのがあったのだ |
WinのOutLookの住所録を整理してタブ区切りテキストに書き出し、をれをMacの宛名職人で読み込む。ファイルメーカーで作ってあったプライベート用の住所録も宛名職人に持って行く。当たり前の話だがアプリごとに項目が違うので細かい手直しが必要。全部ぶん投げたくなる。やっぱコレって虚礼だよなあ…とも思うが、手紙を出す口実にはなるのな。
| 12月27日 | 今年も色々あったよね |
げーっ、29日コミケで宮台真司対東浩紀のトークライブですと>詳しくはマンボウ。
二日行く体力残ってないでしゅ。
図書館で正月用の本を10冊借りる。降幡賢一「オウム法廷」(4冊)、岡田斗司夫「ぼくたちの洗脳社会」、中島らも「明るい悩み相談室」、何シー関「小耳にはさもう」(以上朝日文庫と朝日文芸文庫)、ルキアノス「本当の話」(ちくま文庫)。新幹線の中で読むためですな。
夕方家族と文京グリーンコートに行き、ミュージアムショップでキース・へリングのステッカー、画廊で兎柄の夫婦茶碗等を購入。
夜、竹熊健太郎、伊藤剛来訪。竹熊博士ファンの息子が色紙を持ってくる。息子、完全に舞い上がっている。竹熊博士が色紙に「本気汁」と書きそうになったので慌てて止める俺。相手は小4だってば。
三人で飲みに行く。当然、裁判の話、フィギュア王の話も出るが、話の中心はオタク論、岡田斗司夫の新刊、未来とは? SF、ミステリー、読書等々多岐にわたる。話を聞いているうちに無性に岡田斗司夫の新刊を読みたくなって来た。すげー力作のようだ。俺とは考え方が180度違いそうだが、読んでみたい。しかし、それにしても今月は居酒屋で晩飯というのが多いなあ。
| 12月26日 | 鍋の日 ジャンキーズはいよいよアウト |
アキバに行って携帯を購入。ま、ガマンしきれなくなったというのが真相ですな。ドコモの旧機種。全部合わせて1万円ちょい。他にソニック買いました。ゴジラもちょっと気になるけど今はカネがないのだ。
で、だらだらとフィギュア王の件を考えてるんだけど、どーしても反論に半ページしかよこさないつもりなら、0.5×4=2 ということで4ヶ月連続反論掲載という条件ではどうか? もちろん、再反論は5ヶ月後。スペースは半ページを4ヶ月。それに対する反論を4ヶ月というふうに延々やるのも楽しかろう。俺は何年かかっても構わないよ。>額田編集長。
ようやく山崎編集長から電話。ジャンキーズが続かないことがようやくはっきりする。結局、続けるほどの黒字じゃなかったんですな。これで、ようやくヨソに企画書を持って行けることになりました。後、「コミック・ジャンキーズ」の名前を継承できるかどうかのお話し合い。
けっこう体力的にアレになってきたのでお誘いを受けていた三和出版の忘年会は欠席。
| 12月25日 | ドリームキャストが届く 早見純の単行本が出るかもしれない |
ドリームキャストが届く。あーホントに当たったんだと実感。息子はサンタさんにゴールド仕様のN64を貰ったので一気にゲーム機が2台増えてしまいました。けど、ソフトがねーんだよ。
夕方、ダーティ松本から電話。取りあえず仕事場に直行し、メモリ増設を試みる。これが微妙に入らない。切り込みがコンマ何ミリかズレてるかんじなのだ。昨日はおかもとふじおが来て試行錯誤したそうだが、俺でもダメ。DIMMってバラツキがあるの? コツ知ってる人はご一報下さい。やがて早見純が到着。三人で近所の居酒屋へ。フィギュア王の一件を話すとダーティ松本は「永山さんも若いなあ。喧嘩好きなんだから」と笑い、流山寺VS板坂の一戦の話になる。ストリートでボコにするというのもスゲェですが、昔はそんなのが多かったよなあ。早見純は単行本の予定があるそうなのでマニアは要注意ですよ。俺個人としては太田出版あたりから「全集」出せばいいのにと思ってます。
| 12月24日 | 日曜学校の生徒だった俺 |
クロランをアップ。白夜書房、三和出版の編集者にそれぞれの御用納め原稿を渡す。
クリスマスってことでケーキ、チキンを食べ、シャンメリー(お子様用シャンパン)を飲む。
| 12月23日 | 打ち合わせと仕事の日 |
三和出版の尻クラJr.の原稿にかかる。
夕方、兎菊書房の鈴木清美来訪。来年出す予定のアンソロジーに書かないかというお話。彼女は唐沢俊一とも面識あるみたいなので、色々と話す。唐沢俊一に対して感情的に怒っているわけではないとかね。でもまあ、唐沢俊一が俺のことを派閥的人格だと思い込んでいたら俺のココロは伝わらないでしょうな。怒りではなく「惜しい」という気持ちなんだけどな。判んねーだろなぁ。
今日も山崎編集長から電話はなし。
| 12月22日 | 額田編集長とサシで会見 秋田書店の忘年会 |
昨日の額田編集長よりの釈明メールに返信。その直後額田編集長から電話。平謝りだが、「反論スペースに2P用意することに同意した憶えはありません」と抵抗するあたりガッツがあるのかないのかよーわからん。事務所に来てもらうことにする。
事務所にてサシで話し合う。連絡をとらなかった件に関しては正式に謝罪してもらったのでそれはよしとする。反論スペースに関しては平行線。ここで云った云わないと水掛け論を始めても不毛なので、俺としては反論スペースを取る以上は問題になった原稿と同じスペースを取るのが暗黙のルールであることを指摘しておく。ページが取れないのなら唐沢俊一が連載を一回休んでスペースを空けてもらうことになるわけだが、額田編集長は「それを唐沢氏が了承しなければ認められない」と抵抗。編集部で用意できるのは半ページだと云う。俺はそれがアンフェアであること。唐沢俊一が俺の反論を見て、連載スペースで再反論できる可能性がある。その場合、半ページ対2ページでは話にならないこと。唐沢俊一のページを使って、反論→再反論→再々反論(以下無限に反復)というのが理想の形であり、その形式に持って行くのが編集責任というものなのだ。この場合、唐沢俊一の同意は必要ではない。編集長が編集権を行使して連載を一回休ませることになる。それに対し、額田編集長はあくまでも「唐沢氏の了承がなければ出来ない。編集長として休ませるつもりもない」と反論。このまま続けてもムダなので、話を整理し、
1)フィギュア王1月25日発売号に掲載される予定の唐沢俊一の「訂正と謝罪」及び編集部の「訂正と謝罪」を読んだ上で、納得が行けば、この件ではこれ以上、追及しない。
2)納得できない場合は反論するが、反論スペースとして、唐沢俊一の見開き連載と同じスペースで同じ扱いのページ要求する。
3)誌面で同一スペースが取れない場合は、唐沢俊一の連載ページをそのまま反論スペースとして提供することを要求する。
4)「唐沢俊一が了承しない」等の理由で同一スペースが提供されなかった場合、額田編集長が確約した半ページ分のスペースを使い反論を書く。この場合、編集部のアンフェアな姿勢をも糾弾することになる。
5)以上いずれの場合にも永山の反論に対する唐沢俊一の再反論(言及自体を含む)を同一号に掲載しないこと。
6)スペースが半ページであった場合、唐沢俊一の再反論はその半ページのスペースを使って次号で行うこと。
以上が現時点での合意事項であると俺は考えている。もし額田編集長が「合意事項ではない」と考える文言が含まれている場合は、早急に連絡されたい。改めて話し合いましょう。後、未確認事項として「編集責任者としての『訂正と謝罪』」「半ページで収まらない場合、以下次号で続けられるのか?」がある。つまり、後者は俺にトコトン反論させる用意があるのかどうかということだ。これらの件に関しては年明けにでもじっくりと話し合いましょう(しつこいな>俺)。
話し合いの間に唐沢俊一のメール(額田編集長経由・未公開)を読む。なんかまだコチラの考えがちゃんと伝わっていないような…。まあ、いいや、総ては1月25日に決まる。
夕方から秋田書店の忘年会に出席。まずは担当に挨拶して月チャン樋口編集長に挨拶。おととし来た時は知り合いがゼロだったのですげー侘びしかったのだが、今回は山本夜羽(玄田生)、トウタ(末高大河)、米倉けんご、はにいうさこ、ほしのえみこが来たのでやれやれ。男性誌のパーティなので金髪、茶髪の女の子軍団はすげー目立つ。最近熊髭状態で名札も「福本」の方なのでトウタは俺に一瞬気づかなかったそうだ。夜羽に
「なんでロフト+1こなかったんだよテメエ」
とからむ。どうやら俺が帰った後から会場に入ったらしい、
「先にグレイスさんの飲み会出てたから遅れて入ったんだよお」
の発言に「なぬう、なんで俺を呼んでくれないの。俺って嫌われてるのね」とからんどいてシオシオになるワシ。取りあえずそこらにあるものをむさぼり喰う。なんで慌てて喰うのかというとこの手のパーティはビンゴ大会が始まるとメシ喰ってる暇なくなるからなのね。夜羽の後ろを山口貴由が通りかかったので「今、後ろを悟空道が通ったぜ」と耳打ちすると夜羽は一瞬にしてミーハーな漫画ファンに変身。
「後でツーショットしてもらおう」
なんちゃって、かわいすぎるぞ夜羽。とかなんとかやってるうちに一回目のビンゴ大会になる。一等はiMacだぜ畜生。カネはカネがあるところに集まるのと同じで、MacもMacがあるところに集まるはず。ウチは9台(動いてるのは3台だけで後は動態保存)あるぞ。絶対、俺が取ると思ってたんだけど、ぜんぜんカスリもしやがらねえ。唯一ビンゴしちゃったのはほしのえみこ。ただ一等以下はビンゴ→くじ引き権になっちゃうので、賞品はカレンダー…。夜羽が「あんたはツメが甘い」と怒る。よくわかんないセクシーアイドルとかを見つつ、ハイエナのように喰いまくる。で、2回目のビンゴ大会。もうメシ喰わさないためにビンゴがある(これはどのパーティでも同じ)って感じ。で、結果なんだけど、ドリームキャスト当ててしまいました…。
「あんた、誰のお陰でメシ喰えてると思うんだッ!」
と罵る夜羽。
「えー漫画家のみなさんのお陰でございますです。漫画家先生がいての漫画評論家でございます」
「だったらよこしなさい」
「ダーメ」
その他「彼氏と交換してくれ」だの「一生の運を使い果たしたね」だの色々言われました。でも、こんなの生まれて初めてなので見逃して下さいね。年末ジャンボ当てたら、同席した全員にドリームキャストをプレゼントするので許して下さい。
終わり間近に今度原作で組む漫画家(まだナイショ)が来たので挨拶。
夜羽にあんくるさむを紹介されてビックリ。好きなんだよぉ! で、あんくるさむから川中利満を紹介される。この人は俺のビリー時代からの読者だったそうでガーン。噂の真相も読んでたそうだし、このホームページも見てるそうだ。うわー、恥ずかしい。
さらにハイエナ喰いを続けつつ、夜羽と例の裁判とかフィギュア王の件とか色々話し、最後まで居残って、花をもらって帰る。
帰宅して花を妻に渡し、ドリームキャストの目録を見せる。俺のクジ運の悪さに泣いてきた家族は狂喜乱舞状態。なんかマンモスをしとめて帰ってきた原始人のオヤジの気分ですな。
山崎編集長からの電話なし。
ダーティ松本から「メモリ増設が上手く行かない」と電話。今すぐは無理だけどなんとか助っ人にかけつける予定。
| 12月21日 | 電話かけまくり&ロフト+1 |
ひーひー云いながらSPA!!の原稿アップしてメール。某社にダーティ松本と一緒に持ち込んだ企画の進展を聞くために電話。持ち込んだ企画そのものは難しいみたいだが、全くダメというわけでもなさそう。来年早々にもお会いしましょうということになる。
その結果をダーティ松本に電話。じゃあ、企画はヨソに持って行きましょうということになり、年内に巣鴨あたりで密談することに決定。
山本夜羽に電話。別件での電話だったんだけど、今日のイベントに来ますか? とか、世代論とか色々。
月チャンの担当に電話。
開場とほぼ同時にロフト+1到着。鎌やん、松代守弘といったマンボウ関係者に挨拶し、「創」の篠田編集長、宮台真司に紹介してもらう。いずれもジャンキーズ5号ではお世話になった方々である。鎌やんたちと、最近の漫画&オタク業界についてのアレコレ話。もちろん腹を立てているのでフィギュア王の一件も話す。そうこうしているうちにミルクガールズ尾城が来たので、山崎編集長にサッサと連絡くれるように伝言。尾城によればジャンキーズ5号は赤字じゃなかったみたいだ。結局、ロクな黒字じゃないからこういう結果になっているのだろうが、休刊なら休刊とトドメ刺してくんないと、コチラも困るんだよね。
イベント開始。パネラーは篠田編集長、藤井誠二、宮台真司、堂本暁子、エクパット関西代表。堂本暁子が何度も「さんざん議論しました」と繰り返すのがおかしい。努力と結果は別次元の話だろうに。一応俺も質問を振られることになっていたのだが、俺が用意した質問の答はほとんど出尽くしてしまったので「振らなくていい」ことにする。俺の用意した質問は「推進派も批判派も『日本が児童ポルノの発信基地になっている』ことを前提とした発言が目立つが、俺個人としては全く実感が持てないので統計的数値を示して欲しい」ということ。パネラーの発言の中で、これに答えていたのが堂本議員の「世界中の児童ポルノの60%が日本で作られている」という発言。愕然としましたね。この数字の根拠は一切示されていない。堂本議員は「専門に研究してる人がいます」と述べていたが…。そこで気になるのが堂本議員やその研究者が何をもって児童ポルノと認定しているのかという点だ。当然パネラー間で論議になったワケだがどう聞いても堂本議員の発言は謎。パネラーの意見を簡単にまとめると、
エクパット関西:内容ではなく被写体が被害を蒙ったという事実に基づいて認定すべきである。(例えば、家庭で撮影された「上半身裸の乾布摩擦」なんて罪のないものまで、児童ポルノ扱いされ、撮影者の人権を侵害する恐れがあるということね)。
堂本議員:内容的には半裸程度であっても一度児童ポルノ市場に流れてしまうと後々までそれが流通し、二次レイプの被害が起きる可能性がある。(永山の補足:だから、あの法案の「全裸または衣服の一部を脱いだ状態」という幅広い指定が存在するわけだ)。国際的にはより厳しい認定が行われており、大人が子供のかっこうをして撮ったポルノも、子供の身体に大人の顔をコラージュしたものもダメ。
篠田編集長:あのような曖昧で幅広い解釈が可能な定義では、18歳未満アイドルの水着グラビアや下着姿も児童ポルノと認定されてしまいかねない。たかがポルノみたいな言い方をする人もいるが、その「些細なこと」に対応していかないと大変な結果になりかねない。(永山補足:エロ業界は炭坑のカナリアだと思っている。カナリアが死んだら、その次に死ぬのは人間である)
宮台真司:性行為そのもの、性行為類似行為(フェラチオ等)が行われている場合は完全に児童ポルノ。スクールガール物(永山の補足:海外ソフトコアのジャンルで18歳以上のモデルが18歳未満っぽいコスチュームやヘアメイクで登場する)はまた次元が違う。
俺個人としてはエクパット関西の冷静な対応に好感が持てた。この手の子供を守れ的市民団体のネガティブなイメージ、つまり、暇な主婦が徒党を組んでヒステリックに攻撃する…というふうなところが全くなかった。エクパット関西は、法案の立ち上げに賛成しつつも、出来上がった法案がヒドイものだったので反対に廻ったらしい。このあたり推進派の一部にある「問題はあるかもしれんが、現在のアジアの子供達を一分一秒でも早く救うためには緊急避難的に成立させるべきだ」みたいな感情論とは一線を画している。道徳論議やポルノの定義といったややこしい問題をからめず、児童の被害からの救済を大前提とした問題の絞り込みは判りやすく見事。堂本議員の立場(永山補足:決して満足していない法案だが立案者の一人としては、潰すことができないというジレンマ)もよくわかるし、彼女個人がポルノそのものをキライだというのもよくわかる。しかし、元ジャーナリストとしては、もうちょっと考えた方がいいのではないか? 後世の批判というものもある。
後、法案における「絵」に関しては例によって「法制局と話し合ったが、ここでいう『絵』とは写真以外の図像、つまり、描かれた対象が個人を万人が特定できる類の絵であって、フィクションである漫画や絵画は含まれない」(堂本議員の発言を総合してみるとこんな感じ)ということ。要するに「絵」は法律用語なんですな。しかし、この解釈はあくまでも法制局、法案プロジェクトチームの解釈であり、例えそれが法的拘束力を持つとしても、実際に運用する当局にそれを衆知徹底できるのかどうか? やはり法案そのものに「フィクションの除外」を明記すべきだろう。
この他、色々面白い話が出て興味深かった。恐らくマンボウからレポートが出ると思われるのでその際にはぜひご一読を。
結局、山本夜羽は姿を見せず。明日秋田書店のパーティで会ったらシメることを決定。
額田編集長からの電話はなし。その代わり釈明のメールが届く(もちろん私信なので未公開とする)。釈明になっておらんので、ブチ切れる。あのな「忙しかった」は言い訳になんないの!
| 12月20日 | エンヤをBGMにひたすら仕事 |
遅れを取り戻すためひたすらに仕事。尻クラJr.とかね。横で妻がクロランの図版を作成中。妻は最近エンヤにハマってるので仕事中もエンヤである。ちなみに、ニュージーランド在住の義妹によると英語圏ではエンヤではなくアンニャと呼ばれているらしい。エンヤってゲール語読みなんすかね? それともローマ字読み? 詳しい人、教えて下さい。
夜、家族と外食。巣鴨の居酒屋で暴れ喰いする。
にしかた公一から留守電が入っていたので、電話。明日のロフト+1どうするか? というお話。例の法案がらみのパネルなんで出ないとマズイのだが、誰かさんのお陰でとにかく仕事が滞っている。明日夜必着のSPA!の書評を朝のうちに片づければなんとかなると思う。あ、塩山宴会も21日ではないか! でも返事出してないからカンベンしてもらおう。21日ロフト、22日秋田のパーティ、23日鈴木清美と打ち合わせ、24日クロラン締め切り&サトー来訪、25日サイバードール締め切り…。
ちなみに今日も額田編集長から電話はありませんでした。
| 12月19日 | 祝・放課後マニア倶楽部 |
メガの原稿がようやくアップ。
夜、メガ・サトーが原稿取りに来る。サトーが一枚噛んでる「放課後マニア倶楽部」が売れてる(アキバ虎の穴の成年フロアで11月の4位)そうなので、「よかったね」とお祝いの言葉を差し上げる。
ちなみに今日も額田編集長から電話はありませんでした。
| 12月18日 | フィギュア王・額田編集長、お陰様で締め切りを破ってしまいましたぜ |
フィギュア王の一件で仕事が遅れまくり、ようやく熱烈がアップ。
とーとーコアを辞めた河合がフリー編集として原稿を取りに来る。
頭に来てるのでフィギュア王の一件を話し、最近の編集者ってどうなってるの? なんて話になる。クレームがついた際の編集側の対応についても聞いておく。河合、他人のことは言えませんがと前置きして、「編集がこじらせちゃあなあ」と苦笑。
メガ・サトーから催促電話。お陰様でまだ上がってません。
むしゃくしゃするので魔北葵に電話。もちろん用事もあったんだよお。でもフィギュア王の話になり、事情を説明すると「永山さん、いつから派閥の総帥になったんですか」と大爆笑される。
魔北葵にも指摘されたのだが、俺の付き合ってるライターや漫画家ってほとんどが俺より年下なので、親分面してるよーに見えてしまう可能性もないわけではないらしい。某編集者にも「永山さん、若い連中と付き合いすぎ」とか忠告されたこともあるのな。でも、俺はボスっちゅーよりは吸血鬼なんですな。若い連中のジジイにはない発想とか情報とかをちゅーっと吸わせていただいとるんですな。というのは半分冗談(ま、中森明夫も似たようなこと書いてたけどさ。ワシらの栄養源で若い連中なのさ。けけけけけ)。それにライター商売ってあんましテメエの実年齢って意識してないんだよな。上5歳、下15歳くらいまではタメ歳に近い感覚。それに仕事の経験年数ってのもある。俺自身は20年近く、このショーバイをやってるのだが、10年選手以上の人はタメ歳感覚ですな。5年くらいの人だとちょっと後輩。20年以上の人は先輩。別にそういう計算でやっているのではなく、考えてみるとそうだということ。縦割りの会社組織とか体育会的体質の派閥の人には理解しにくいかな? 基本的に一匹狼だからな。物書きってピンで立ってナンボだろ? 違うか? 必要に応じた共闘とか協力は当然アリだが、誰が誰の下についたなんてマヌケな政治評論家ゴッコやりたいやつは一生やってろ。そーゆーのがヤだから評論家やってんだよ。
ちなみに今日も額田編集長からの電話はありません。
| 12月17日 | フィギュア王・額田編集長はなぜ電話に出ないのか? |
いい加減、ウンザリしながら1時半頃、フィギュア王編集部に電話。
電話を受けたのはOと名乗る男性。(雑誌の奥付から見て同編集部のO.M?)
「現在、席を外しておりますが、社内にいるはずなので…」
あのさ、普通、こういう場合ってすぐ連絡が取れると思うワケよ。これで三日連続電話かけてるわけだしさ。甘かったね。
1時間、待っても電話がかかってこない。
で2時半頃、再度電話。
今度はMと名乗る女性が電話をとったわけだ。(これも奥付から見て同編集部のM.T?)
「外出しており、戻りがいつになるか不明」
「じゃあ、Oさんは?」
「不在です」
一瞬ブチ切れそうになる44歳の俺。まだまだ青いな(ふっ)。
一体全体、ワールドフォトプレスの編集部というところはどういう連絡システムをとっておられるのでしょうか?
「私はこれで三日連続で電話をかけている。そのたびに不在だとおっしゃるので毎回、伝言をお願いしている。今日も先ほどO氏に対し伝言を依頼した。O氏は額田編集長が社内にいるはずだとおっしゃるので、連絡を1時間待っていた。それでも電話がかかってこないので、再度お電話したのだが、また不在とおっしゃる。額田編集長には永山が『この対応は極めて不愉快だ』と云っていたとお伝え下さい」
我ながら大人げないのは判っているが、俺にも感情はあるのだ。
感情論から云えば、もはや怒りの矛先は額田編集長に向いている。
こうした「クレーム」は雑誌界ではごく日常的なことである。それをどう処理するかが編集者の腕なんですな。
クレーム処理の方法は幾つか挙げられる。
1)編集者が全責任を被って平謝りする。
「すべて私の責任です。原稿チェックを怠りました。先生(執筆者)には全く責任はございません。すべて私が悪いのです」
この方法はクレームをつけた側が体育会的な人間で、意気に感じるタイプならばかなり効果的。
2)編集者が両方の言い分を聞き、双方がガマンできる範囲にコトを丸く納める。
「確かに先生の表現もマズイところがありますが、先生のお立場上、こういう形での謝罪と訂正という形でなんとか納得していただけないでしょうか。勿論、そちら様の顔も立つようにさせて頂きますので」
かなりの上級テクニックだが、上手くやれば両方に恩を売れる上、アイツは切れるという評判が立つ。
3)火だるまになっても執筆者を守り抜く。
「なにを難癖つけておるのだ。先生が正しいのだ。お前の言い分は話にならんぞ。そんなことも判らないのか。先生に採り上げて頂いただけでもありがたく思え。このバカ」
訴訟になりますな。ただし、これはこれで見事だと思う。執筆者を守るという大義が総てに優先しており、一本筋が通っている。バカだけど。執筆者にとってはかえってありがた迷惑だろうな。
4)とにかく相手にせず逃げ廻る。アレコレと理由をつけてなるべく電話には出ない。極力逢わない。
これを延々やるとクレームつけた側が最後には面倒くさくなって追及の手を弛める可能性がある。ただ、相手によっては執筆者に対するクレームに「編集部の不誠実な対応」という一項が加わり、追及が厳しくなる。それどころか、ターゲットが執筆者から編集者にシフトし、最後には編集者個人への追及だけが延々と続くことになる。その頃には執筆者とクレームをつけた側が和解しており、「アイツがちゃんと対応してればここまでこじれなかったのにね」「お互い、彼を間に入れたのは大失敗でしたな」なんてことになってるかもしれない。一番損な手法だが、よく考えてみると、自分が悪者の汚名を着て、コトを丸く納めていることになり、ある意味で高等戦術と言えるだろう。ただ、誰からも感謝されず、理解もされないという辛い道だ。
5)政治力を行使し、コネを使いまくって話をつける。
フィクサー的力量がある編集ならこれくらいはやる。もちろん寝技師だとか色々陰で云われることになるが、それもフィクサー的編集者にとっては勲章なのだ。黒幕志向ですな。
6)反撃し、返り討ちにする。
相手の論理矛盾を衝き、論理で圧倒し、クレームを封じてしまう。もちろん、これは相当クレバーでないと無理。相手が感情だけで攻めてきているのならいざ知らず、多くの場合、クレームをつける方にもそれなりの覚悟があり、理論武装している。
7)編集責任をさっさと認めて謝罪し、論争の場を提供する。
編集責任と文責を分離してしまえば後は当人同士の問題になる。雑誌上の論争は一部の読者からは嫌われるが、論争を読みたいだけの読者も増えるので編集部としては美味しいのだそうだ。他人の喧嘩ほど面白い見世物はない。
8)クレームつけたヤツを挑発する。
挑発して、逆上させ、ボロが出たら反撃する。一番いいのは殴られてやること。ソッコーで医者行って診断書を取り、後は弁護士立ててのお話し合いになる。
とまあ実は面白がって色々考えを弄んでいると元「ガロ」の編集者・鈴木清美から電話。なんでも、自力で会社を立ち上げ、本を出すので執筆してくれないかとのことである。我執院譲治からの紹介らしいが、けっこう聞き上手な人なのでこちらもベラベラといらんこと(フィギュア王の一件等)までしゃべってしまう。なんと、唐沢俊一にも執筆依頼してるそうなので、俺の考えを伝えてくれと云っておく。正直云って、かなり唐沢俊一には同情しているのだ。唐沢俊一とはサシで実りある論争ってやつをやりたいのだ。で、当然ながら例の裁判の話も出る。俺はすでに伊藤剛の言い分は聞いているので、唐沢俊一の言い分も聞きたいのだ。ただ、俺個人としては伊藤剛の言い分を聞かなかったとしても、やはり唐沢俊一はやりすぎたと思っている。その件もキチンとお話ししたいと思っている。
取りあえず電話じゃ埒があかないので額田編集長宛に「連絡くれ」メールを出す(午後5時34分)。
送信してから受信をチェックしてみると額田編集長からメールが来ている。発信時間は午後4時52分。ちっ、先にチェックしとくんだったぜ。しかし、社内にいないはずなのに…、外からメールしたのか? モバイル野郎なんだな。うん。で、メールの内容に大激怒。もちろん私信であるからしてここでは公開しない。要するに唐沢俊一は最初に俺に呈示した訂正と謝罪を掲載したいらしい。それはそれでいいのである。物書きとしてあれでいいと判断することはなんら非難の対象にはならない。こちらとしては「判りました。では誌面を見て、判断させて頂きます」ということである。「その上で再度抗議するかもしれない」ということである。だから唐沢俊一の「一党一派発言」「原典不明示」その他に関してはここでは追及しないことにする。1月25日発売のフィギュア王を見て、その上で態度を決める。
頭に来たのは額田編集長の対応である。
なんと今日の夜から火曜までロケでいなくなるそうである。それは別にいい。仕事なんだから。しかしな、メール書く暇があったら電話してくれよな。俺はずっと待ってんだよ。
連続三日、都合4回電話をしてそのたびに伝言を依頼してある。今日の分は誰に伝言を頼んだのかまで確認してある。にもかかわらず伝言が届いていないということなのか? ロケ先に電話がないというのか? 携帯使ってないのか? しかも本人が気づいているのかどうか判らないが結構非礼な書きようである。
とぷりぷりしながらメールを書いてる内に「ロケ先から編集部への連絡ってするはずだよな」と気づき、9時50分頃、編集部に電話。電話に出られたのはモノマガジンのM編集者。聞いてみると案の定、一日一回連絡を取ることになっているそうなので、「永山薫に電話をするよーに」伝言を依頼する。コトの重要性を判って頂くために事情をすべてご説明申し上げる。部署が違うであろうM編集者に話しても仕方ないんだけど、何故、このように俺が執拗に「電話をよこせ」と云っているのか云っておかないと俺の気がすまない。なんかこういうことしてるとストーカーの気持ちも判るよーな気がしてきたぞ。M編集者にはすまんことであるが、グチにつきあって頂く。これじゃあホームページの更新もできないよー。
メールの続きを書く。仕事にならん。電話一本寄こせば俺もこんなに怒らないですむというのに、非常に迷惑な話だ。すでに俺の仕事にこうして被害が出ておるではないか。ってこの時点で完全に怒りの矛先が唐沢俊一ではなく額田編集長に向かっていることに気づく。ぬううううう。自分に怒りを向けさせて執筆者を守ろうという気高き囮戦術か! 見事な編集者魂である! 偉い! な〜んちって。…とへらへら笑いながらメールを書き上げ、午後10時ジャストに送信。おそらく電話はないでしょうな。
| 12月16日 | 電話に出ない男 |
今日も額田編集長は捕まらない。イヤな予感。知人は「完全に逃げに入ってますねえ」なんて論評してくれる。「額田サンってアレのアレでアレなんですよ」(伝聞なので非公開)。ぬぬう、額田編集長が出入りしているオタアミの過去ログでも入手するか? 一体、どういう人なんだ? 俺をイラつかせても得なことなんて、なあんもないぞ。
| 12月15日 | アメリカのエロ漫画事情 |
伊藤剛の紹介でIroncatのKuni Kimura & Steve Bennetと打ち合わせ。というか情報交換。アメリカでは国産エロ漫画の市場が膨らみ始めているらしい。いい作家いませんか? という話になるが、漫画でもキディはまずい国なので、紹介できる漫画家は限られてくる。Kuniが何人か名前を挙げるが中には「ヘタにちょっかい出したら俺が版元に殺される」超看板作家も入ってて苦笑。まあ、個人的につながりのある人で本人がオッケーな人ならなんとかなるっしょという感じ。
打ち合わせ後、伊藤剛と晩飯を喰いに行く。当然、裁判の件、フィギュア王の件が話題にのぼるがいずれも係争中の件なので詳しくは書けない。俺個人は公の場でなされた発言とプライベートな場での発言は分けて考えている。物書きである以上、陰で誹謗中傷侮辱されることはよくあること。時々、俺の耳にも誰ソレがこう云ってたみたいな話は伝わってくるが、そんなのは相手にしても始まらない。ただ、証拠を掴んだら呼び出してシメる。それだけの話だ。俺の聞こえるところで俺の悪口を云うな。聞こえたら「挑発」と見なす。
そろそろ、額田編集長宛メールに対する返事が来ても良さそうなもんだが、メールも電話もなし。フィギュア王編集部に電話を入れるが額田編集長は不在。ちょっとイヤな予感。まさかとは思うがよくありげなパターンで「居留守」ってのがあるんだよな。俺の知ってる編集でもクレームから逃げまくってるヤツがいるしなあ。
| 12月14日 | 仕事の日 |
だらだら仕事。
| 画集■村田蓮爾/WORLD OF WACHENRODER/MAT |
| 美術館の売店で購入したバッケンローダーの画集。一枚づつバラになっている額絵集だ。 |
| 12月13日 | マンガの時代 |
午後、「マンガの時代」を見ておくため、東京都現代美術館へと向かう。木場は遠い。美術館は木場から約1キロ…。いい運動になる。「タダ券余ってる」竹熊健太郎と入り口で合流。彼女と一緒である。許せない男だ。「呪ってやる」と一発呪詛して会場入り。すでに色んな人が書いておられるように、初期手塚作品にトーンが貼ってあったり、制作年不詳が多かったり、力作の大年表が「エロ漫画」のとこで進化の袋小路になってたり、レファランス・クラスがぐちゃぐちゃだったり、キュレーター出てこい! てな展覧会でありました。力技でやってしまいましたな、という感じであります。ただ、とにもかくにもやったことは評価せねば。この次があるとしたら、大量複製と消費を前提とする「漫画」というものを前面に出して欲しい。パネルで展示されるのは「漫画」の部分でしかないからだ。映画のスチル写真展を想像してもらえば判りやすいだろうし、アニメ展が実はアニメのセル画展だったりした場合とかな。もちろんアートやグラフィック・デザインとの接点という文脈も見逃せないないだろうが、漫画の本体はあくまでも質の悪い紙に印刷されて大量に売られる商品なのだ。しかし、美術館に展示してある「サル漫」の前に佇む竹熊健太郎という図もなんかコンセプチュアル・アートじみておかしい。
帰途、ジョナサンでお茶。展覧会、例の裁判、フィギュア王の一件、オタク、派閥人間、工作舎、ビリー、自販機本、共通の知人、互いの金欠、仕事等々について延々話す。いくら話しても尽きない。
| 12月12日 | ジャパンミックス倒産 |
掲示板に「ジャパンミックス倒産」の第一報が入る。「ピュアガール」って最近買わなくなったんだけど、更科のページだけは立ち読みしたりしてんだよな。この年の瀬にたまらんですな。ウチもジャンキーズがどうなるか不明。正式に決まったら電話くれろと山崎編集長に云って3ヶ月…。
| 12月11日 | インフォームド・コンセント |
歯茎はかなり治って来た。今日診てくれたのは若先生。
「まだ腫れが残ってますね。ぶり返すようなら骨のところまで切開して、掻爬しなければならないですよ」
ひえええええええっ!
「以前、別の医院で抜いた時に小さな破片が残ったという可能性があります」
うげげげげげっ!
「あ、あの、実は先日、大先生に診ていただいたんですが」
と恐る恐る告げると、若先生と大先生の情報交換。
「鉗子が奥まで入っちゃうんだけど」
「あれは、もう掻爬したんだよ」
「あ、そうなのか。じゃあ、良くなりますね」
てことでヤレヤレ。
し、しかし、あのすげー痛い治療が「骨まで切開して掻爬」だったのね!
インフォームド・コンセントって俺には向いてないっす。
説明されてからアレやられた日には失神してますって。
| 12月10日 | メールを出す |
例のフィギュア王の一件で、額田編集長経由で唐沢俊一に返事を書く。もちろん私信なので公開しませんが、訂正謝罪文の問題箇所と17号本文の矛盾する箇所を指摘し、訂正を薦めるという内容。
| 12月9日 | はぐぎがいだいじょ2 |
歯科医に行く。今回は大先生(おおせんせい)が、「ふん、ふん、なるほど」とイキナリ腫れた箇所にグリグリ攻撃を開始。めちゃめちゃ痛いっす。目をあけてらんない痛みというのもひさしぶりである。「がまんして」うがががが、「膿が出てきた」うぎぎぎぎ、「楽になるからね」びぎぎぎ…。
| 12月8日 | はぐぎがいだいじょ |
またもや歯茎が腫れ上がる。前回の場所と近いけど微妙に違うし、痛みの性質も違う。ただ、仕事やってるとどんどん痛くなるのは同じ。
| 12月7日 | クレームをつける |
朝11時、「フィギュア王」額田編集長に電話を入れ、問題点を指摘。場合によっては反論の掲載を要求することになるし、その場合は唐沢俊一の連載と同一のページ数(見開き2ページ)を空けていただくことになると伝える。その点は額田編集長も納得してくれたが、出来れば、俺としてはそこまでコトを荒立てるつもりはない。些細な一件と云えば些細な一件である。たださえトラブルを抱えている唐沢俊一をこんなことでいじめたくない。互いの「論」を呈示する「論争」ならば望むところなのだが、これじゃあね。
額田編集長から電話。さっそく唐沢俊一に連絡を取ったそうで、事態は予想以上の速度で進展。一応、この件に関しては「声明」を用意しておいたのだが、それを出すまでもなさそうだ。後は事態の進展を見てということにする。
額田編集長経由のメールで唐沢俊一の私信が届く。私信なのでここでの公開は差し控えるが、要するに謝罪と釈明と訂正に応じるという返事である。素早いレスポンスに額田編集長及び唐沢俊一の誠意を感じ、好感を持つ。これなら、簡単に話がつきそうである。ただ私信の釈明と公開する訂正謝罪文に落差があり、一部、伝聞を元にした発言もあり、内容を検討した上で返事をすると額田編集長に電話。
| 12月6日 | 永山一派って!? |
ダラダラ仕事してると、知人から「フィギュア王」見ましたか? と電話。なんか唐沢俊一が俺のコトに触れてるらしい。で、書店に行くついでに「フィギュア王」(第17号・ワールドフォトプレス)を購入。問題のコラムは「唐沢俊一のおんなのこってなんでできてる・第15回『おとこのこの出るエロマンガ』」一読して苦笑。永山氏一党とか永山一派とかいう表現にひっかかる。一応これはクレームつけんといかんよなあ。俺はこの日記で常に「党派性」「縄張り根性」「親分子分関係」に関しては自己批判を含めて、批判している。その俺に対してあたかも「派閥のボス」であるかのような言説を垂れ流されても困るのだ。勿論、俺を掴まえて「ボス」だの「フィクサー」だの「派閥作ってる」だの「ちんこ好き」だの「ハゲ」だの「デブ」だの「ロートル」だの「脚が短い」だのと書くことは自由である。罵倒も結構。嘲笑もご自由に。ただし、俺が「それは違うぞ」と思ったり、感じたり、解釈した場合には反撃するぞ。俺は極めて温厚な人間なので、相手が紳士ならば紳士として対応する。相手がゴロツキならばゴロツキとしてあしらうまでの話だ。
| 12月5日 | 買い出し4 |
雨の中、新宿に行く。戸田ツトム展を見るためなんですね。南口から延々歩いて新宿パークタワーに到着。作品集数12で同一シリーズなのであまり変化がなくちょっとガッカリ。ここ10年くらいの仕事を一気に見たいなあ。まあ、はっきり云ってエプソンのB全フルカラー・プリンタのデモンストレーションだもの。お世話になりまくった戸田ツトムには悪いんだけど一番面白かったのは出力の実演。戸田CGがB全用紙でジワジワ出てくんのに感動してしまいましたがな。エプソンのDOS/Vノートとプリンタの巨大さの対比も笑えた。どうせならパネル展示やんないで12台プリンタ並べて、常に出力中にして欲しかったな。で、出力したのを観客が持って帰るの。エプソンとしては出力のグレードを見せたいのだろうが、俺としては「大量複製されることを前提としたアート」の実践展示という側面をもっと出して欲しい。
帰り道、ソフマップでMac関連の書籍を購入。さらに新宿書店に廻り、昨日買い洩らした本をゲット。この時点で財布の中身は5千円弱。駒込にもどってドトールで遅い昼飯を喰い、妻用にユーミンのベストCDを買うと見事に財布は小銭入れに…。
| 12月4日 | 買い出し3 |
アキバ虎の穴に行く。例によって大量に買い込み、店長と話しながらさらに買い込む。にしき義統「SOLITAIRE」(コアマガジン)は午後2時半入荷だというので、一回外に出てラオックスのMac館で本を物色し、牛丼屋で昼飯。虎の穴に戻り米田仁士の「KALEIDOSCOPE」(朝日ソノラマ)やら士郎正宗の画集やら山本直樹「ありがとう」やらを買い込む、この時点で残金1000円ちょい。これでは「SOLITAIRE」が買えないぞ、ガチョーン。重い荷物を持って泣きながら帰る。
| 12月3日 | にしき義統「SOLITAIRE」 |
漫画ホットミルク伊藤編集長から電話。担当の福士に変わってもらい、コアの新刊をソッコーで送るように頼む。にしき義統「SOLITAIRE」は営業が押さえてて編集部にもまだないのだそうだ。困ったね。高雄右京の本やアリスくらぶも届いてないし、うーん…。
| 12月2日 | 買い出し2 |
たちまち3万円が消える。
夕方、経費が届いてやれやれ。これで虎の穴に行ける。いや、その前に戸田ツトム作品展(6日まで、新宿パークタワー1Fアトリウム)も行っておかねば。
| 12月1日 | 買い出し1 |
年末進行で1週間以上早い締め切りに備え、HMの資料を買い近所の書店を巡礼。たちまち2万円が消える。