フォアグラ亭日常

1999年6月分

(めんどくなってきたので文中敬称略。すまんこってす)

文中に登場する皆様、この日記はあくまでも俺の主観と記憶に基づいて書いています。

事実と違う等のクレームがあったら訂正します。

(単行本・雑誌の分類は成年マーク付きの物を成年コミック単行本もしくは成年コミック雑誌としてあります。

分類上美少女系でもマークなしならば成年は付けません)


6月 暫定アップ。

盗聴法案反対集会に参加して

永山薫

■秋口までが勝負
すでに衆議院で可決されている。参議院で審議は始まっていない。時間切れで
参議院・否決となっても、自動的に衆議院で再審議となり2/3以上の賛成で可決
される可能性が高い。6割が反対という世論は反映されない。

■善意(?)の管理主義国家体制
盗聴による情報監視と住民基本台帳=国民総背番号制は国民を効率的に管理し
たい官僚にとっては悲願だった(官僚的合理主義)。推進側には、これが全体
主義国家を作ろうなどというファシスト的発想であるという自覚がほとんどな
いだろう。ひとえに「管理上の効率化」という「善意」に基づいているのかも
しれない。だが、これがひとたび通ってしまえば、極めて危険な装置が完成し
てしまうことになる。暴力団新法、新風営法、児童買春及び児童ポルノ処罰法
案にも関連することだが、ここ近年の「警察の権限拡大」の着実な進展ぶりは
たとえそれが官僚の「善意」に基づく物としても危機感を覚える。しかもこれ
が「善意」どころか、宮台真司が指摘するように「旧内務省系の復権」という
権力闘争の表出として出てきているとすれば非常に危険だ。議員たちは自分た
ちが「要監視人物」になりやすい立場(政権から滑ったらどうすんのかね?)
であること、公安権力が自らに向けられることを全く想像していないように思
える(呑気なオウム事件予防発言等)。宮台真司はエドガー・フーバーの院政
を例示しているが、俺としては、情報を集約的に掌握した人物としてナポレオ
ンも手を出せなかったジョゼフ・フーシェの名を挙げおこう。手を出そうとし
たロベスピエールがどうなったか調べてみるのも一興でしょう。

■国民総背番号制
国民に強制的に10桁のシリアル番号を振っちゃう住民基本台帳法案。最初は任
意だが、やがて、8000字分のデータの入ったカードを所持させる予定だそうだ。
どんなデータを入れるのか? 病歴、財産、家系、そんなものまで入ってしま
うらしい。これはまだ不勉強なので詳しいことは云えない。だが、すでにある
年金番号制、運転免許番号、ここに納税番号制が加わり、さらに住民基本台帳
が出来てしまう。それぞれが独立していればまだ良いのだが、これを一括する
動きが出て来たらどうなるかということ。しかも、これにデータベース・シス
テムが連動すれば、個人データは完全に掌握されてしまう。今回の法案で、こ
れらの情報を統合することは禁じられているが、罰則規定はない。運転免許証
のICカード化ということも睨むべきだろう。確かに住民基本台帳が出来れば、
現在のお役所仕事はかなり省力化されるだろうし、住民票の発行なども素早く
対処できるようになるだろう。だが、この利便性の裏に、危険が潜んでいる。
電子情報である以上、クラッキング及び情報漏洩の危険があること、個人情報
を個人がチェックできるのかどうかという問題等々がある。おまけに住民基本
台帳法推進の裏には自治省の利権がからんでいるとも聞く。


■テクノロジーの成熟
これまでにも今回の国民管理・監視法案の動きがなかったわけではなかろう。
ただ、今回ほど、リアルな事態というのは初めてのことに違いない。これまで
と全く違うのは、その法を具体的に運用するインフラを整えるテクノロジーが
確実にすでにあるということだ。東浩紀の「情報化、デジタル化社会への言及
がない」という指摘。我々の意識がすでに「ネットワーカー」と「非ネット
ワーカー」、技術者と技術享受者の間で分断されていることを考えたい。ネッ
トワーカーはネット監視の現実はサイバー・エンジェルズの動き、警察のプロ
バイダーへの介入等として実感している。だが、その現実を非ネットワーカー
は知らない。そして非ネットワーカーが知らないことをネットワーカーは忘れ
がちだ。技術者はそんな技術は当たり前だろうが、享受者は知らなかったりす
る。そして技術者は自分たちの開発した技術の利便性に目がいきがちで、それ
に対する批判は、愚かな素人の杞憂だと見てはいまいか? プロバイダーの
ハードディスクに蓄積された何テラバイトもの情報。これを検索し、必要な情
報を抽出することはそれほど難しい技術ではない。プロバイダーのシステム管
理者の権限を当局が持てば、遠隔地のデータベース・システムからデータをダ
ウンロードすることも可能になる。ハードディスクごと押収する必要もなくな
る。東浩紀の「電子メディアデータベース化法案」という解釈は絵空事ではな
い。盗電話回線に盗聴用の回線をつないでカセットレコーダーで録音するみた
いなイメージは現実を写してはいないのだ。現代の「盗聴」ではリアルタイ
ム・レコーディングは必要ではない。ストックされたデータをダウンロードし、
データベースにストックしてから解析する。メールのデータを消す設定にして
いても、システムを変えればいいだけの話だ。顧客からは消えたように見せて、
どこか別の場所にストックすればいい。これは電話の通話記録についても同じ
ことが云える。電話会社には料金徴収システムとして発信記録は長期保存され
る。受信記録は短期保存である。しかし、これも現在のシステムではそうなっ
ているだけの話だ。送受信とも長期保存し、当局からの請求があればそのデー
タを渡すというシステムを作らないとは誰にも云えないだろう。ありがちな話
だが、データベースを立ち上げるとすれば、ソフトとハードを「業者」が納入
することになり、億単位の金が動き、当然そこには利権が発生することは想像
に難くない。

■盗聴法案がなければ悪いヤツがのさばるか?
もちろん、ここで言う悪いヤツとは一般的な意味での悪いヤツ=非合法団体、
犯罪集団及び個人のことだ。無論、時の政府、行政、司法機関にとって都合の
悪い人々(右から左まで政治団体、市民団体、マスコミ)も含まれるおそれは
多分にあるが、ここで脇に置いておこう。盗聴法案が通っても犯罪者は特に困
らないだろう。アメリカの禁酒法がかえってギャング組織を太らせたことを考
えればいい。身近なところでは世界一厳しい日本の銃刀法によってもヤクザか
ら拳銃を奪うことはできないのだ。犯罪者はより注意深くなるだけだし、それ
どころか反盗聴システムを売買してしこたま儲けるだろう。結局、ワリを喰う
のは一般市民である。


■盗聴の標的となる団体・個人は電話やメールで証拠を残すだろうか?
 非合法下の現在でも当局による盗聴が行われているのは常識だろう。少なく
とも、当局からマークされている団体・個人はそう考えている。何も敵は公安
だけではない。対立する党派・個人、興信所、パパラッチだって盗聴するかも
しれないのだ。だから、電話やメールに決定的な証拠を残すようなマネはしな
い。盗聴法案推進派の推進理由として「盗聴法案があれば一連のオウム事件は
起きなかった」という「犯罪予防」論がある。しかし、いくらオウムがマヌケ
でも「何月何日に誰それを拉致監禁殺害せよ」「誰それと誰それはどこそこに
サリンを散布すべし」なんてヤバイことを電話で話したりはしない。ヤクザだっ
て「シャブの取り引きするから何時に集合」なんてやんないってば。しかも推
進派の論拠であった「カルト集団犯罪予防」も、公明党を推進派に取り込む過
程で「宗教団体への盗聴を除外する」という形で自ら覆している。オウムはあ
の時点では合法的な宗教法人だった。つまり、この法律があの時にあったとし
ても盗聴できなかったのだ。

■当局は通信の内容ではなく、誰と誰が通信しているかを知りたいのかも?
 誰もヤバイ通信の証拠を残さないとすれば、盗聴自体に意味がなくなる。当
局だってバカではないから、それくらいのことは計算に入っているはずだ。無
内容な通信であっても確実な記録が残る。それが誰が誰と何時通信したかとい
う記録だ。これを分析するだけでも、その団体・個人の人脈、組織図が浮かび
上がる。つまり、アナタの友達の一人がアナタの知らないところでシャブの売
買に関与していれば、アナタもシャブ・コネクションの一部とみなされる可能
性があるということだ。アナタの友達は大丈夫かもしれないが、アナタの友達
の友達は大丈夫か? 友達の友達の友達の兄弟の従姉の友達は? 間に数人を
挟めば世界中の人間は互いにリンクしているという説もある。そして向こうか
らリンクしてくる人間に対しては基本的にファーストコンタクトは拒否できな
い。ナンバーディスプレイも万能ではないしね。想像力豊かなアナタなら、こ
れがフレームアップに使えるということが理解できるだろう。パクろうと思え
ばパクれる状況が出来つつある。別件逮捕に使えるネタが一つ増えると言って
もいい。パクられたら、どうなるか? 代用監獄に何日ブチ込まれるか? 無
罪放免となっても、パクられたというだけで大被害を蒙るのが日本という国だ。
盗聴法案の効果は抑止力である。それも犯罪抑止以上に、我々が深い人間関係
を多数の人間と結ぶのをためらわせるという形の抑止力として作用する。

■表現への抑圧
 盗聴は通信による表現を抑圧する。なぜなら電話・メールの内容がどのよう
な形で証拠として切り出されるか予測不可能だからだ。我々がプライベートで
交わす会話には世間的には不穏な言辞が混ざることがある。「国会議員なんて
皆殺し」とか「警視庁爆破したろかい」とか「あんな野郎は呼び出してボコに
しちまえ」とかね。実際に皆殺しとか爆破とかボコとかが起きれば、立派な証
拠にされるかもしれない。シャレも冗談も通じない。音声テープを、通信記録
を改竄されない保証はあるのか? サンプリングされたらどうするのか? 電
子メディアはいくらでも改変可能なことも忘れてはならない。うっかり何も云
えない。何も書けない。

■匿名であることの自由
 この掲示板はメアドの公開を義務づけていない。そのため、身元詐称、書き
逃げ、暴言などの弊害が起こりやすい環境になっている。参加者の善意と常識
がこのボードを支えている。管理者による警告・削除(過去1700発言に対し・
個人への警告2回、削除1回)は出来ても、発信元である個人を特定し、制裁
を加えるというようなことはしない。だが、盗聴法案が可決され、施行され、
この掲示板に目をつけられたら、この「匿名であることの自由」は根こそぎに
される。誰が、何時、何を、どう書き込んだか把握される。この掲示板は穏便
な意見・情報交換の場だから、監視の対象にはなりえないだろうという楽観論
は当然あるだろう。しかし、それは甘いのではないか?例えば組織犯罪にかか
わる者、当局の合法的監視下にある者がこの掲示板に一度でも書き込んだとす
れば、この掲示板を監視する口実はいくらでも出てくる。

■想像力の欠如
 東浩紀が指摘するのは想像力の欠如ということだ。盗聴テープの保管庫を作
らなければならないなどと呑気なことを考えている裁判所。自分たちが一番盗
聴の対象になりやすいとことを忘れている議員たち。自分たちがパンドラの箱
を開けようとしていることに気づかない官僚たち。盗聴法案が実はインターネッ
ト監視を目論んでいることに気づかない人々。インターネット監視の動きに気
づいていながらそれが一般には全然知られていないことを気づいていないネッ
トワーカーたち。

多寡を括ることの危険性を想像しよう。
監視・管理社会のありさまを想像しよう。
他人事ではないことを想像しよう。

問われているのは我々の想像力ではないのか?

(事実誤認・思い違い等ありましたらご指摘願います)


6月23-28日 盗聴法案集会その他

GOLっていよいよわけわかりません。サポートから来た英文メールの翻訳も来ないし、正式な文書による回答も来ない。サポート電話のおねーさんは「一週間以内」って云ったですよ。こうやってどんどんどんどんユーザーの信頼ってやつが失われて行くのでした。

仕事をサクサク片づけて、永田町・衆議院第二議員会館へ。盗聴法案に関しては後追い後追いだったので勉強しなきゃという感じ。定刻の3時前に到着するも、すでに通行証が全部出た後と聞き、ガックリ。(この通行証問題は宮台真司によると「公安筋の圧力」らしい。新・世紀末的宮台BBS ver.5を参照されたし)。20名以上あふれている。なんとパネラーの一人である田中康夫までが衛視にストップをかけられる。それにしても田中康夫はウォレス&グルミットの巨大ヌイグルミを両脇に抱えている。これは一種の嫌がらせか? ロフト+1等のイベントにはかなりの高確率でいるA君、山本夜羽、プラベートで来てたSPA!の担当と雑談。これは茶でもして帰るか? 夜羽と自販機のところで一服していると、スタッフがようやく追加発行された通行証を持って来てくれる。SPA!担当はじめ、半分は帰ってしまった後。

主催者に目で会釈して、第一会議室に入る。

以下は現在ネット上で「転載転送可」として配布されているAKさんのレポート。

盗聴法案反対集会模様

こんばんは。六月二十三日に行われた「国民管理法案」を考える市民トーク
の模様を簡潔ながら報告させていただきます。午後三時。ぼくは既に着席を
している。けれど入場が混乱して開始が少し遅れた。あとで核マル系の学生
が問題を起こしていたらしいと聞く。しばらくしてパネラーが登場。急遽、
参加することになっていた見沢知廉が体調不良で欠席。なんだかなあ。

主催の宮台真司氏が冒頭に基調解説。主な論旨は四つ。
☆成熟社会化、省庁再編の動きにともなう旧内務省系の復権。
☆党利党略にはしった公明党の裏切り行為。
☆近代法意識が脆弱な日本においてとりわけ必要とされる厳格化要件の不備。
☆世論の反対がない現在の法案審議の空隙をぬったいささか強引な立法過程。

公安権力はいずれ政治家じしんにむけられ、場合によっては第二のエドガー・
フーバーを生みだしうる危険性もあると宮台氏より指摘される。立会人、切
断権(とはいえこれらはデジタル情報の管理にたいしてほとんど無力だ:東)
等の厳格化要件いぜんに事後的な情報公開、あるいはより一般的な各地方自
治体における情報公開法(公安委員会は対象外)が不整備であり、なにより
急速な情報化社会をむかえる一般市民の「精神的インフラ」とでも呼ばれる
べきものがあまりにもたちおくれていること。ぼくたちと法案との隔たりは
大きいと感じる。

以下、各パネラーの発言を要約的に紹介。
○藤井誠二(ルポライター)
「わたしは無力感にみちている」という言葉からはじまったかれの発言は、
終始アジテーションにみちていた。「推進派議員を断固落選させようではな
いか」槍玉にあげられていた推進派議員を列挙すると、
陣内孝雄(参院佐賀)現法務大臣 建設官僚 小渕派
服部未三男雄(参院奈良)ヤメ検 小渕派
鈴木政孝(参院静岡)防衛官僚
平野貞夫(参院高知)小沢一郎の片腕
与謝野馨(東京1区)はじめじゃないよ、かおるだよ
議員の個人チェックを行うNGO組織を日本でもつくるべきだ。保坂展人の
国会質問が160回/年なのにたいし小沢一郎が3〜7回/勤続年数なのは
たんに議員活動を怠けていることになる。今法案に賛成票を投じた議員は、
なんとしても落選させよう(これはこの集会の政治的アピールらしい)。

○宮崎哲弥(評論家)
厳密化要件いじょうに立法過程をわたしたちは知らなすぎる。盗聴法案にか
んしては議会民主主義上必要とされる正当な手続きがとられていない。とり
あえず公聴会がいっかいも開かれていないのには問題がある。官僚たちは米
仏独先進国の例をあげて正当性を訴えるが盗聴の対象外として医師、弁護士、
宗教者いがいにジャーナリストがくわえられていないのは日本の法案だけだ。
たとえば犯罪組織にたいする取材はどうなるんだ。報道の自由が守られない。

○東浩紀(哲学者)
みんな情報化、デジタル化社会への言及がない。「盗聴」という隠喩は捜査
員が会話内容をちょくせつ、タイムラグのない状態で聞くことを意味してい
るが、この段階において盗聴活動は捜査する側の物理的限界に阻まれている。
しかしテクノロジーの飛躍的な高度化はこうした限界を無効にする。たとえ
ばプロバイダのハードディスクにストックされた大量のWEB情報が、圧倒
的に進んだ技術を使って検索され、詳細に調べつくされる現実的な可能性へ
と想像力をはたらかせなくてはならない。ぼくは今回の法案をいわば「電子
メディアデータベース化法案」だと考えている。この法案はそれをまったく
可能にする。すべての個人情報がデータベース化された社会では「盗聴」の
隠喩はもはや有効でない。記録する時間とそれを聞く時間が同じではありえ
ないからだ。93年にクリントン政権が推進したクリッパー計画、あるいは
いわゆる暗号規制法案が挫折している背景には、アメリカでは既に電子メデ
ィアが文化として育っていることがある。だからそうした文化について語れ
る多くの知識人たちが国家のぜんめんてきなネット管理にたいして正当に抵
抗が出来るわけだ。しかし電子メディアがいまだ文化として未成熟な日本で
は、いずれ訪れる時代を読み解く感性もないままに、このままではデータベ
ース化、そして暗号規制(キー・リカバリー)がぜんめんてきにおしすすめ
られてしまうだろう。

○速水由紀子(フリージャーナリスト)
盗聴法案とはいいながら、特定の人物にたいする非合法的な盗聴活動はいま
でも日常的に行われている。政治家のスキャンダルが典型だ。スキャンダル
はつくられる(たとえば菅直人)。盗聴法案が施行されたら、ときの権力の
恣意的な判断で公安権力がこうした政治闘争の道具に使われるだろう。これ
から20年、30年後に日本の権力機構の中枢を担う若い諸君はよくよく肝
にめいじたほうがよいだろう。

○米沢嘉博(漫画評論家)
盗聴活動がコミケットが抱える「わいせつ描写」「著作権法違反」等の問題
に介入してくる事態は表現の自由を脅かす極めて許しがたいことだ。あるい
は自由な発言にたいする抑圧であり、ジョークやギャグも言えなくなる。S
F少年だったわたしだがJ.オーウェルが『1984』で描いてみせた管理
社会が現実のものとなりかねない。

○田中康夫(作家)
盗聴法案は中途半端だからいけないと思う。ペログリ日記で自分のプライバ
シーを日本でも一番というくらい明らかにしているわたしだから言うが、や
るのだったら個人情報が完全にオープンな社会。首相の今日のウンコの色ま
で公表される社会。みんな隠すなよ。でもそれが厭なら盗聴なんてやめよう
ぜ。除外規定(医師、弁護士etc)もなしだ。ジャーナリストが除外され
るの、これって身分差別だろう。まあ猪瀬(直樹)センセイは自分の身分が
保証されれば良いという方だから(笑)

<パネルディスカッション>
○宮台
官僚的合理性と市民の利益が対立することを官僚予備軍である人間は学ばな
くてはならないのだが、大学でそんなことは教えないな。
○東
Pretty Good Privacy ("PGP") として知られる公開鍵暗号化プログラムの作
者フィリップ・ツィンマーマンが言っている。ネット社会は「全面的監視」
か「監視が一切ない」かどちらかしかないと。いずれにせよ、一般に技術的
側面は全く知られていないわけで、日本が全面監視でいくというならそれで
も良いが、そのときぼくはこの国を出るつもりですけどね(笑)
○宮崎・宮台
盗聴法案が施行されてれば一連のオウム事件は未然に防げたというロジック
があるが間違いだ。実際、要犯罪組織にたいしては非合法の盗聴活動が行わ
れているわけで、とはいえそれが目立った実行力を発揮していないのが現状
であり、これは犯罪社会アメリカが良い参照例である。

<議員よりコメント>
○福島瑞穂
NTT労組は法案に反対。立会人になりたくない。「通信の秘密を守る」ブ
ランドイメージが落ちる。株主代表訴訟が選択肢として考えられる。
○名前忘れましたすみません。中小企業社長出身
全体主義=共産主義的な管理社会化を自由主義者の自民党が推進して、共産
党がこれに反対している構図はどうなっているのかね。(データベース化さ
れた過去の情報集積に束縛されながら生きるのは)忘却しない時代、つねに
うしろむきの時代だよ。
○小川敏夫
ぼくの住んでいる街の選挙区出身。でも発言は覚えてないです(笑)
○家西悟
大阪薬害エイズ訴訟の原告。でも発言は忘れてしまいました(笑)

時間は五時を二十分まわっていた。質疑応答は省略。共同アピールが読みあ
げられ、万歳三唱ならぬ、一同大きな拍手で幕を閉じる。

<感想、とかね>
やり手教師的な語りとたしかな論理展開の宮台氏。講談師的な調子を崩すこ
とのなかった田中氏。いきなり「盗聴」という隠喩は――と快調に飛ばした
東氏。光っていたのはこの三人。なかでも先見的な内容を極めて聡明に言及
した東氏(コンスタティヴ)と、終始お笑いにはしった感のぬぐえない田中
氏(パフォーマティヴ)がほぼ同じ結論、つまり「全面的な監視か、それと
もいっさい監視がないかどちらか」でしかありえないことを導きだした奇妙
な交錯に、ぼくは率直な驚きと微笑をきんじえなかった。とはいえ田中氏的
態度はぼくたちに脱力感しか生まない。とりあえずいますぐに必要なことは
「10年、20年後」の現実へと想像力をはたらかせること。あるいはそれ
を「SF的」想像力と呼んでいいのかもしれない。なぜなら東氏の指摘どお
り、まさに技術=テクノロジーの革新それじたいが、「盗聴」の質的変更を
しいるものだからだ。新しい技術は新しい文化を生み出す。そのことにもう
少しぼくたちは鋭敏にならなくてはならないだろう。
AK

東浩紀のネット関連への指摘は痛烈。全く、盗聴と聞いて、電話線にヘッドホンつないでるようなマヌケな図を思い浮かべるようじゃダメダメ。東の指摘する通り、インターネットを監視するデータベース構想と捉える方が正しい。

しかも、盗聴したいのは何か?

ということである。

盗聴されるのが判っててヤバイ会話やメールを打つ人間はいない。はっきり云っておくが、

彼らが盗聴したいのは会話やメールの中身ではない。そんなものは彼らだって期待していない。誰が誰と通信しているのか? 誰が誰と付き合ってるか? そっちが本命ではないのか。

そんなワケで打ち上げにも出ましたが、誰が来て、誰が来なかったか? 誰とどんな話を交わしたかはナイショだ。

以下は参考になるサイト。

http://members.xoom.com/areopagitica/tocho/

http://www.zorro-me.com/miyazaki5/doc/990524tchy2.html

http://geojweb02.geocities.co.jp/WallStreet/1251/

http://island.qqq.or.jp/hp/kei_ASAO/body/link/sangiin.html

http://furuya.com/diet/index.html


6月19-22日 15分で45回!?

BBSが面白すぎて、仕事にならんちゃ。バビロン掲示板を話題にしているヨソの人の日記とか読みに行く。なんてことやってると、当然、日記もろくに書けない。403エラーは出たり出なかったり。この間、二見書房に打ち合わせに行ったり、色々。そういえばどっかから名簿でも流出したのか、アメリカの業者さんから「不能解消」のヘルスフード(亜鉛とかヨヒンベとか入ってるのな)のダイレクトメールが届いて大笑い。ヨヒンベをラットに用いたところなんと「15分で45回」という実験結果。1分に3回、20秒に1回。腎虚にならんのか? 


6月18日 塩山のオヤジ

「原稿まだぁ」と塩山のオヤジから催促が入る。当然、夢雅の話題とか出ましたよ。「楽しい事務所のこと心配してんでしょ」「んなことねーよ」と応酬。さらに実名入りでエロ漫画家の批評が始まる。「同コマで視線が合ってないのはダメ」「見開きの対角線上にエロが来てないとダメ」「人体の重なりが描けてないとだめ」「線が枯れるとだめ」と云う編集から見たエロ漫画作法の基礎が聞けたのは嬉しい。例によって「アンタは70点の男だからねー」と図星突かれまくり。


6月17日 オタキングの蛮勇に痺れる

あまり日記でBBSのことについては触れないことにしているのだが、ここ最近のバビロンBBSの盛り上がり方はすげーぞ。俺も金成由美とやりとりしてて、すごく楽しい。相手の立ち位置も見えてくる。と同時にこっちの考えも整理できて、BBSはやっぱやっててよかったと思う。俺としては相手をいかにヘコませるかではなく、どれだけ知りたいことを教えてもらえるかというスタンス。もちろん、相手の知りたい(であろうこと)にも応えて行く。互いに自説の補完、自説の弱い点の克服というのを念頭に置いて進めている。金成由美がどう感じているかは知る由もないが俺にとっては実りある対話なんですね。

で、伊藤VS.ニュース速報の応酬スレッドで、「岡田・唐沢的オタク」がオタク・サークルの女子をどう見ているかという証拠として、岡田が「これは俺の持論なんだけれど、素で見たら女ぐらいブサイクな生き物はいない」云々という発言を行っていたという「岡田・竹熊対談」を引用したのにはビックリ。伊藤剛の意図は恐らく「岡田の女性観の証明」ってトコなんだろうが、俺は逆に、この対談(の一部)を読んだ結果、岡田をかなり見直してしまった。基本的に俺はタブーを侵犯する剛の者ってのが好きなんだよな。それに、そこでの岡田の言説は、タブーとして公には隠蔽されてきたが、昔から囁かれてきたことであり、俺自身の実感とも合致する。もちろん、俺と岡田では世代も体験も違うし、受け止め方も違う。これまでの言説に対する批判は批判としてある。ただ、この対談で岡田が述べていることは、率直であり、正直な感覚だと思う。オタクは酒が飲めないとか、童貞率が高いとか、下戸で童貞歴が長かった俺にはかなりイタイ発言もある。

岡田ー必ずいますよね。オタク系のサークルにいる女の子はモテますから。やっぱ
り、ダムの飯場で働いてる娘みたいなもんで(笑)。
竹熊ーそういうチヤホヤされる状況がうれしくてたまらないんですよ。<中略>
岡田ー女の子に聞いてみたことがあるんだけど、やっぱ狙ってくるそうなんですよ。
まあ、オレも結婚してから、そういうことを聞けるようになったんだけど、オタクのサークルに来れば、男
が安いって(笑)。手の内が読めるって。

プレオタク世代の俺にも、実は思い当たることがある。例えば、80年代初頭、俺が参加してた編集ユニットや、知人のインディーズバンド周りには確実にミョーなポジションの女の子たちがいたですよ。これは、当時の同人誌・ミニコミ、小劇場、各種ファンダム、マイナー・マスコミの周辺でも似たような事実はあったようである。もちろん、グルーピーの子もいたし、メンバーの子もいたけれど、男が多数派のスモール・パーティの中における彼女らのポジションって、男とは「違う」位置取りなワケですよ。これが運動部女子マネ類型になんない(音楽系では女子マネ志向の人もいた)のが「オタク」のいいとこだと俺は思ってるんだけど、人口比から云っても必然的にモテる。歓迎される。チヤホヤされる。女の子によってそれぞれ微妙に違うんだけど、俺の知ってる範囲だと、お姫様にされちゃう女性、女王様とかグレートマザーになっちゃう女性、男の子の一人になろうとする女の子等々でしたね。いずれにしても男の側ってのは、チヤホヤしつつ、根底には女性恐怖や女性蔑視があって、実は「女人結界」を敷いてたようなところがあった。全部がそうだったとまでは断言しないけど、かなりの高確率で、この男の子の国の非関税障壁は存在した。ただ、俺は彼女らを「男あさりに来てるゴールド・ディガー」とかさ、「女の子の世間から浮いてるヘンなヤツ」とかさ、軽るんじてるつもりはなかったよ。でも、これは後から思えば「お姫様」扱いっても一種の異物化であって、差別的だよな。自己批判、総括モンですよ。で、俺は実際に出会った彼女たちにはすごい恩義を感じているわけ。お姫様扱いだろうが、なんだろうが、異性と触れ合う機会の少ない俺らにとって、それこそ「女の子の国から女の子のことを教えに来てくれたボランティア」みたいなもんでさ、そこで初めて「あ、女の子と俺、話してるじゃん」とか「そんなビビることなかったな」とか学習できたわけですよ。だから彼女たちが、男の女の間にある壁に風穴あけてくれたってところもあって、ありがとなという感じ。で、さらに、俺の初Hの相手もマイナー雑誌界にやってきた女の子だったりするわけです。


6月中旬 風俗童貞

思い出しながら書いているんだが、日付の記憶がブッとんでます。

松沢呉一から電話。仕事がらみの話だったんだけど、話の流れで俺様「フーゾク童貞」であることをカミングアウト。他にバイセクとかゲイフォビアとか童貞歴が長かったことなど全部白状してしまう。

もちろんこの頃には漫画ホットミルク用の本を大量に買い込み、読み倒し、書きまくってる。


6月13日 うっきー

ほとんど発狂状態でサイバードール8ページを仕上げる。


6月12日 ビール飲む俺

絶望的な〆切日。サイバードール小山編集長から電話。〆切が半日延びるが、こういう生殺しが一番こたえる。おまけに残り4ページも同日〆切に…。

妻とビールを飲みながら身内が出てるテレビを見る。自分が出るよりも身内が出る方がドキドキする。

竹熊博士に「夢雅送るから住所教えて」と電話。出版流通システムに関する討議に突入。

明日の〆切もほぼ絶望的。

掲示板ROM諸氏がバビロン経由してるためか403エラーでまくり状態なのでアップロードもやめとく。

掲示板のみ読みたい人は直接アクセスしてくれや。たのむで。


6月11日 とげぬき地蔵

巣鴨で伊藤剛と落ち合い、三和出版へ。企画の打ち合わせなんだけど、そっちの話は全体の1割で、担当の白川と三人で主に話したのは業界事情、オナニーの一日最多記録、自虐マニア、アナルマニア等々の話題でありまして、到底ここでは書けない内容。夢雅でやった漫画家インタビュー企画の続きをフラミンゴに売りつけようとするが、逃げられる。帰途、巣鴨のトンカツ屋で伊藤剛とごはん。手塚文化賞パーティ話、名古屋の食べ物話などしながらダラダラと居座る。しごとがまってるおうちにかえりたくないぼく。空いてる店がここだけだったんだけど、全然混まないのが恐い。

帰宅後、結局「明日の〆切は絶望的だにゃー」とほざきながらビール飲んで寝る日本のオヤジ。


6月10日 兎菊書房に色々質問

午後、兎菊の鈴木清美が原稿取りに来社。漫画の話に山ほど付き合わせた挙げ句、本作りのノウハウを質問責め。一応ウチの事務所の事業には「出版」も含まれているので、後はネタとカネだけ。ネット通販、取次制度の危機、既成出版社のフットワークの重さ等、色々話をうかがう。俺の読みだけど、来世紀初頭にはマニファクチュア的かつインディーズ的なレーベル(書籍・CD・マルチメディア)が乱立するはず。その次の段階はそれらのネットワーク化と、著者=版元=流通というさらなるインディーズ化が進行し、大手出版&流通との二極分化が明確になる。DTP及びDTMという著者側のインフラは完璧ではないが充分に使える程度には仕上がっている。後残るのは物流の問題。これが自主流通の大きなネックになってる。取次コードと倉庫(在庫管理)をセットで代行してくれる二次取次と連携。インターネット上でのインディーズ同士のネットワーク通販システムの構築。このあたりが突破口になるだろうし、小口印刷&製本が100部単位でできるようになれば、非取次ルートのみで出版業として成り立つはず。あればいいなと思ってるシステムは作ればいいし、すでに存在したりもする。兎菊との出会いによって、「出版社作るには千万単位の資金が必要」と云った勘違いがブチ壊れたし、企画書を出版社に持ち込むことだけが「俺のやれるコト」だという思い込みも崩れた。総ては、ふくしま政美の「批評家は何をしてきたんだ」という指摘がコトの起こりである。つまり、著者が出版社に対して独立したポジションを作れる可能性というのが少し見えてきた。現在の出版社による出版システムでは「新人漫画家の原稿料が不当に安い」「1万部以上の数字が読めない単行本企画は通らない」「量産体制が取れないとエンタテイメント系作家にはなりにくい」という悲しい現実がある。これはなんとかしたいのだ。俺の愛する漫画界でも「数千部なら確実にペイできる」作家&作品はゴロゴロしている。

「ポスペやりません? ぐふふふ」とユーワクされる。実はメアドが余っている俺。

ビール飲んで寝る。肝臓の薬も飲んでないし、最近の俺は自暴自棄。


6月9日 静観のかまえ

BBSで論戦が始まっている。ワリと冷静に進展してるみたいなんで当分、静観。伊藤剛が若干フライングしている。ツッコミ入るでしょうな。

フギュア王・額田編集長から、回答が遅れていることについてのファックスが届く。事情は理解できるので、こちらも静観。心痛は察するに余る。

サイバードール小山から催促電話。企画打ち合わせのメール不着であることが判明。連載は下ごしらえできてますが、うううう、新企画、なんも手をつけてませんがな。こちらは静観というわけにも行かず、パニクる。明日、明後日は塞がっている。土曜〆切りはほぼ絶望的なんである。

GOLのシステム管理者(?)からメール。以前、送った質問メールの後半部(技術的な質問)に関する回答である。それはいいんだけど、英文でやんの。一応、なんとか改善しようとしているらしいのだが、予算とかテスティングとか色々あるらしく、今すぐ403が出なくなるという感じではないようだ。ただ、こちらの英語力ではとんだ誤読してる可能性もあるので、翻訳を依頼。しかし、俺=日本語で質問→GOLジャパン=翻訳して転送→GOL=英語で回答って解せませんね。外資系でも、日本語の質問には日本語で答えるのが当然でしょ。

ビール飲んで寝る。


6月8日 サポートって?

GOLのテクニカルサポートに電話。何故、24時間たっても「折り返しお電話」がかかってこないのか? と質問。詫びられても困るんだよなあ。そういことって、基本の基本ではないのか?

月チャン・板谷から電話。原作の打ち合わせ。

伊藤剛から電話。仕事の打ち合わせ。帰郷しての仕事はほぼ片づいたみたいでメデタイ。内線で「ゴハンですよ」が入ったので早々に切り上げる。


6月7日 デザイン仕事

少年画報社・添田来社。デザインを見てもらい、ほぼオッケーということになる。

日記には書いていないが

3/28にGOLのサポートに対し403エラーに対する質問をメールで送った。

3/29にGOLのサポートから回答。詳細については「もうしばらくお待ちくださるようお願いいたします」とのこと。

て、ことがありまして、ずーっと待ってたんですが、回答が全然来ない。で、

5/22に再びGOLのサポートに「一体どうなっておるのでしょうか?」とメール。

5/24にGOLのサポートから「アクセスしてみたが403エラーは表示されない」というトンチンカンな返事がくる。

5/24にGOLに対し「責任ある回答」を求めると同時に、「メールじゃ伝わっていないようなので電話をください」という意味のメールを送る。

24時間待ったが電話なし。

5/25にGOLに対し「何故、電話をしてくれないのか?」とメール。

5/25にGOLのサポートから、5/24のメールに対するレスポンスが届く。ようやく技術的な回答を得ることができたが、GOL側で改善の余地があるのか、改善の意志があるのか、俺の側で改善の余地があるのか等々の質問の答にはなっていない。

5/26にGOLが指定する別アドレスに対し、改めて抗議と質問のメールを送る。

同日、テクニカルサポートに電話。何故か留守電になっているので、電話くれるようにメッセージを残す。

同日、テクニカルサポートから電話。極めて誠実な対応。ちょっと安心する。色々話し合った結果、403エラー関連とサポート体制関連についての経緯と回答をメールではなく公式な書面でくれるように要求する。回答に時間が要するならば中間報告を入れるようにも求める。この2点はサポート側も確約。

それから丸10日。メールも電話もありません。しようがないので電話すると、担当者不在ということで「折り返し電話します」ということになり、延々深夜まで待つが電話はかかってこない。

知人から仕事の打ち合わせの電話。その後「『オタク批判』批判」が始まってしまう。プライベートなルサンチマンがあることは実感できるのだが、俺が共感できるかどうかというのは別問題であり、そこから建設的な論議に発展することは不可能に近い。だから、ちゃんと論理的に批判しなさいと伝える。少なくとも、現時点では俺にとって、彼が批判する相手の方が論理的で説得力があるのね。

以前からBBSや日記でも書いているように「他人にも感情があるということを知る」という意味で「感情論」自体を否定するつもりはない。だが、感情論の弱点は同じ感情を持つ人にしか伝わらないということなんだよ。だから感情論、主観論だけでは論争たりえないし、そんなものは論争と認めない。ケンカとは違うんですよ。ケンカで相手をやっつけてスカッとしたいんだったら、それはそれでいい。ただ、そのベクトルの最終地点はストリートファイトですよ。そこで相手をブチのめしても、「論理的に正しい」ことには絶対なんないワケ。無責任は野次馬が拍手送るかもしれんけど、まともな知性の持ち主からは冷笑しか返ってこない。


6月6日 デザイン仕事

目が覚めたらグラフが勝ってた。

「グラフも腕に静脈が浮いてナブラチュロワみたいになってきたねー」と妻。

デザイン仕事のラフを完成させる。某誌のDTP仕事。先方からもらったメモにはアートディレクションと書いてあるが要するにレイアウトですな。これで通れば、後は正規のデータに差し替えればオッケーさ。このテの仕事は初回がめんどい。ロゴ作ったり、基本レイアウト考えたり…。2回目以降はデータを入れ替えていけばいいわけだから、かなり美味しいです。でもそれは雑誌が続けばの話。

早起きして仕事したので夜にへとへと。東京Hをやりかけたとところで力が尽きる。

伊奈英次で検索かけてネット上で彼の写真を鑑賞。

月曜から修羅場。

相変わらず403エラー出まくりで、カウンターが廻ってないざんすよ。ケーブルTVのインターネット・サービスに入ることを真剣に検討中。月6000円はGOLの倍ですが、デジタルの通信費に月1万以上使ってるからなあ。24時間つなぎっぱなしでオッケーというのがすげー誘惑。専用線に近いもんなあ。


6月5日 5時起き

何故か5時に目が覚める。早めに仕事にかかるがちっともはかどらず。デザイン仕事の打ち合わせが月曜なのにラフが1ページしかできてません。ねぼけたまま日記をアップしようとするがなんと日記を消してしまうオバカさん。

デザイン仕事。

夜、全仏オープン女子決勝を見る。グラフも老けたなあ。かなり復調しているのだが、紙一重ヒンギスの方が…。グラフが1セット取られて、2セット目、1、2ゲームを連続で落としたので「こりゃダメだ」と寝る。それにしてもナイキのCMはカッコイイなあ。今回はアガシ対吸血鬼だぜ。


6月4日 WASTE

取材クルーが来る。取材対象は俺ではない。あとはヒミツ。

伊奈英次の写真展を見るため京橋まで行く。WASTEのシリーズをじっくり鑑賞し、伊奈と話し込む。ある人が共通の知人であることを知ってビックリ。さすがに今回はカネがないのでガマンしようと思ったが、写真を見るうちに物欲がフツフツとたぎりはじめ、ケータイで財務省の裁可を仰ぎ、小品を一点、購入。預けてある金子國義のリトの額装、10年前に結婚祝いとして奪い取った初期のオリジナルプリント数点へのサインをお願いする。はっきり云って、強欲な要求ではある。そこで罪滅ぼしにちょっと宣伝しておくが、伊奈英次の写真集「WASTE」は1000部限定で日本には2〜300部しか入っていない。パルコ等で探してみつかんない場合はメール下さい。作者に中継します。送料別12000円は安いと思う。次の展覧会はベルリン。

アキバに廻り、虎の穴でHM用の本を購入。おりりんも本が出てよかったなあ。大暮維人の画集も買う。園田健一の画集も買う。

駒込駅で妻子と落ち合い、お好み焼きを食べに行く。


6月3日 超現実主義

16日から表参道のスパイラルガーデンで始まる「超現実主義」(河原敏文+戸田ツトム+辺見えみり)のレセプション・パーティ招待状が届く。どのみち展覧会の方に行くつもりだったので出席することに。戸田ツトムは当然として知り合いが何人か来ているかもしれないので愉しみ。行けるといいな。


6月2日 ちょっと自慢

青土社から戸田ツトム「D-ZONE エディトリアルデザイン1975-1999」のDMが届く。12000円の豪華本。うーん、どうするかと悩みながら見てみると俺の「殺人者の科学」の装幀も収録されていたのでニヤリ。我ながら俗物だなあと思いながらもちょっと自慢モード。


6月1日 飛ばし

5月下旬からここまで日記を消してしまいました。


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