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■2003/09/17
 またブランクは空くし、先週のコメントは送信し忘れてるし(汗)。
 少しコメントを書いていこうと思っています。結構前のも書くことになりそうだけど・・・。そこは御容赦を。最近のから順にやっていきますか。
 久々に書くので、なんか言葉が走ってないな・・・。うーむ。
 
 
だいらくまさひこ 「マジナル」 ガンガンコミックス B6 スクウェア・エニックス ★★★
 何というか、久々に表紙買いで当たりでした。 ファンタジー要素とSF的な結構ふろしきを広げた大設定なのに、なんとたった4話だけ(月刊誌掲載でしょうから、ページ数は1話あたりありますけど)。けど、その大きな独特な設定が、まったく破綻することなく、実に見事にこのページ数に物語が収まっています。生きた石がエネルギーの全てを担う世界で、その世界を創り出した英雄と、その誕生秘話・・・。その秘密の鍵を握る黒い石を盗み出した、一人の少女と、レース途中で空中から現れた彼女と出会ってしまった青年の逃避行。そして、触れてはならないその<生きた石>は・・・。
 壮大なドラマを、うまい切り口で切り取って、実にうまく構成しています。これだけ短いのに、内容は高密、そしてそれが充分必要なところだけ、エッセンスが抜き出されている。無駄がない。絵も充分いける感じ。少年漫画だなぁと感じさせます。
 後半に収録された短編は、どこか「ローマの休日」を彷彿とさせるような、いや、おそらくオマージュとして描かれているんじゃないかなと思える作品。いろいろと設定を変えて、独自のアレンジに仕上がっており、SFっぽい設定もバランスが良く、「普通の女の子」を楽しむ少女を、活き活きと描いています。
 両方合わせて、実に面白い新人さんが出てきたなという印象。この構成力は、次回作を充分に期待させます。けど、もしかしたら長編よりも、中短編の方が、この人の個性は活かせるのかも・・・。
谷口ジロー/夢枕獏 「神々の山嶺」 全5巻 ビジネスジャンプコミックス A5 講談社 ★★★
 今さらですが、やはり谷口ジローに山岳漫画を描かせると凄いな、と実感させられます・・・。
 そもそも、山岳漫画というのは、描くのが結構難しいジャンルです。本当に山にいるという雰囲気を、描ける作家さんはそうはいません。まあ山岳救助ものでしたら、それなりにドラマにはなるんで、そこそこは読めるものになるんですが、谷口ジローの場合には、完全に一線を画しています。
 どこが違うのかという時、「山の描き方が素晴らしい」と、ちょっと勘違いしてしまう人がいるかもしれません。いや、何か凄い素晴らしいんです。素晴らしのは確か。しかし、これ冷静に「山の景色が描いてあるページ」だけをめくって見てしまうと、トーンが貼られた線画でしかない・・・。いや、これは本当です。 では、何に感動しているのか?
 谷口ジローは、<<極限に挑む人間>>そのものを描いているのです。しかも、描き方が半端ではない。吹雪の中、限られた食料と水分補給をし、そぎ落とされた肉体をツェルトの中に仕舞い込み、体中で空気の薄い<山>を感じ、孤独な中で、いろいろな事を考える主人公達・・・。極限状態で、人間は何を考え、何を恐れ、そしてどんな感覚に襲われるのか・・・。時に事故により宙づりになり、時に滑落で動けなくなり、そんな状況の中で、走馬燈のように頭の中をよぎる何か・・・。 いつの間にか、読んでいる我々は、谷口ジローが張った<物語の罠>の中に捉えられています。 そう、極限状態に置かれ、感覚が研ぎ澄まされ、体中の筋肉の動き、疲れ、それを頭で感じながら行動する主人公に、完全に取り込まれ、いつのまにか同化しているのです・・・。 遭難して救助された際に、動かぬ体を密着させ、細かな体の筋肉の動き、リズミカルな動作、そして生きている事を証明する呼吸音・・・。そういうものに、全神経を集中させる、極限状態に置かれた人間・・・。
 苦しい、やり切れない、時に後悔の念に襲われる状況を乗り切り、主人公達が到達する地点・・・。
 その眼下に広がる、広大な地球・・・・。
 何も考える必要のない、充実感の終点・・・。
 何が言いたいのか、解って頂けたと思いますけど、完全に同化してしまった我々の視点が、完全に主人公達と重なった状態で、その前方に広がる広大な風景の描写が、線とトーンという記号を越えた意味を持つのです・・・。
 筋肉の動きまでを、絵と言葉で描写し、極限状態に置かれた人間を描ききるという領域に、到達できる作家さんはそう多くはないと思います・・・。
 そして、今回の場合には、物語の部分は原作が付き、シチュエーションと絵を描くことに専念出来たというあたりも、やはりプラスだったのではないかと思います。 時々、オチの部分のツメが甘いなと思うことがよくあったんですが、今回は、見事な最後を描ききっています。幻蔵された1枚の写真が、男達の物語の全てを見ていた・・・。まさにそんな作品です・・・。   読みましょう。
きづきあきら 「モン・スール」  Seed!comics A5 ぺんぎん書房 ★★★
 この作品は、実はネット上で無料で見ることが出来ます>コミコイン
 一体どうなっていくのか解らない、どんでん返しと意外な結末に驚かされる、不思議な作品となっています・・・。
 まず帯の文句が凄い。 「小学生は、人を好きになっちゃいけないの?」 もう危険な臭いぷんぷんです(おいおい)。
 主人公は、母は離婚、父親は突然失踪し、妹と二人暮らしの大学生。そして、彼の親友が一人。 この3人の組み合わせで、起こりうることは、そう何パターンもない・・・。 小学生の少女には、あってはならない事・・・。
 起こってしまった事に、憤りを憶え、妹を完全に管理しようとする主人公・・・。 そして妹の失踪・・・。 そして、意外なその行き先と、明かされる家族崩壊の真実・・・。
 第1話から、最終話までのジェットコースターのような勢いで動く物語に、目が離せないというか、飲み込まれてしまいます。そして、被害者という立場で描かれていた主人公の、立場の逆転劇・・・。読んでいる方もショックを受けるくらい、いろいろな意味で強烈な展開をしていきます。 はたして、彼らは救われたのだろうか・・・。 よじれ曲がったそれぞれの人生は、一体どこに着地していくのか・・・。
 おりしも、12才の小学生4人が、マンションに監禁された事件がある少し前の刊行でした(ちなみに、その犯人が死亡したマンスリーマンションは、職場から見えるような場所で、当日の昼は周囲の道路封鎖で何が起きたのかとビックリしました)。そういう意味でも、強烈に印象に残っている作品です。 まずは無料ですから、一読してみることをお勧めしておきます。
加藤理絵 「灰色の乙女たち」 1巻 ステンシルコミックス B6 エニックス ★★★
 母親がいない、父子家庭で健気に頑張る、ちょっと変わった女子高生。周囲には明るく強さを見せつけながら、春休みのバイトも終わり、意気揚々と帰った家には・・・・・・・。
 心の中のうやむやな部分を外に出さず、生徒会長も務める彼女・・・。ちょっと女の子のようで頼りないけど、誰よりも彼女を心配してくれる幼なじみ(通称「鬼太郎」 ←勝手に命名)。そして孤独な気持ちをひた隠しつつ、明るく振る舞いながら始まる新学期・・・。
 心の中に浮かぶ不安と意気込み、それを出さないように、出さないようにし、周囲に壁を作っていく彼女・・・。無理に明るく振る舞おうとするそれは、時に不自然に見え、そして一人で居る家で、思い出されるのは家族の中で、必要とされていなかったかもしれない自分・・・。
 強気なんだけど、脆く崩れたり、いろいろな描き方はあるんですけど、この主人公の描き方はちょっと変わっている。いわゆる前向きで力強い性格のキャラではあるものの、それを頑なに防衛しつつ、ちいさなキッカケで防波堤を崩されてしまうような、そんな精神的描写の細かさと、駆け引きの細かさがある感じがします。性格が性格だけに、周囲からのリアクションに、予想通りの行動を取ることもあれば、いきなり堰を切ったように崩れることもあって、そういう部分の描写がきっちり出来てるな、という感じがします。 いやー。なんかそのあたりがよろしい作品。
夢路行 「あの山越えて」 1〜2巻 A.L.C.Selection B6 秋田書店 ★★
 脱サラをして農家をやるんだぁ、という夫について、夫の実家の田舎についていき、小学校に赴任した女性教師。ずっと都会で暮らしてきた彼女の、田舎暮らし体験記を綴った、そんな<田舎漫画>であります。
 いやまあ、都会育ちといいつつも、案外すぐに馴染んでしまって、姑さんとも良好な関係であったりで、なんともそういう面白み(?)には欠けるかもしれませんけど・・・。また、なんというか、ダンナさんと新婚さんかいな、というくらベタベターなところもありますが、そのあたりはまあ、レディースコミックということで(それで許されるんかいな? まあ、そんなに目を覆うほどじゃないんで大丈夫です)。
 田舎での奮闘記という形になるべきだったのかもしれませんが、どちらかというと、田舎の時間の流れ方、そしてノンビリとした生活、それを都会と対比させつつ、「住むべき、還るべき場所」というような位置づけで描いています。ちょっと賛歌っぽいところもあるかもしれませんが、いい意味で、田舎の良さを(たまに、その人間関係の難しさも絡めつつ)、淡々と綴ってるなという感じでしょうか。
 夢路行は、こういう自然と接する人々の描写を、あまりに自然にすーっと描いてしまいます。いや、描けてしまいます。あまりに自然体で描きすぎて、悪く言えば、あまりに地味な印象を受けるかも知れません。 けど、それがまたこの人の持ち味であると思います。
 日常を、日常らしく、本当に日常のように描いてしまう・・・。そんな日常の中に、たわいもない小さな事件があり、その小さな事件を通じて、人と人とのコミュニケーションが発生し、それを自然に描いていく・・・。そんな作品じゃないかなと思います・・・。
 

 

■2003/09/05
 長いことサボっていた感想を書いてみようかなとか思ったんですけど、さてどこから書いていいやら・・・。その前に、まだ書けるのかと小一時間ほど自分を問いつめてみたりして。
 そういえば、書き忘れていましたが、先週は夏休みをとって北海道まで行って来ました。フェリーに車乗っけて。ドライブしに行ったようなもんですが、「だったらレンタカー借りろよ」とか言われそうな。けど、足回りを交換した自分の車で(ショックを柔らかめの(といっても純正よりは堅い)ものに換装)走りたかったんですよー・・・。
 車を積んでいっても、パックでホテル宿泊1泊も付けたので、案外安く行けました。1日ほど余計に泊まって、然別湖までクマゲラを見に行ったりしました。写真も久しぶりに撮りました。それはそのうち掲載するかも・・・。
 

 

■2003/09/02
 おー。なんだか4ヶ月も放置ですか・・・・・。
 いろいろ忙しくて何も出来ない状態ですが。

■掲示板には書きましたが、いきなり7月から出向ということで仕事が変わり、バタバタ状態に陥っています。ただ、唯一微妙に助かっているのは、電車通勤になったことで、行き帰りに未読本をかなり消化できることかも。最近は、買ったものは結構な勢いで読めている上で、半年前からつん読になっていた本も、ぼちぼち消化が出来るようになってきた感じです。

■けど、読むのはいいけど、感想とか文章とかを書く時間の方が作れずに、どんどん遅れている予感・・・。
 どちらかというと、読む方がやはり楽しいので、書く方が少し疎かになってる感じです。けど、面白い本を紹介したいという衝動は、いまだにあるもんで、日々葛藤しているところもあり。
 日記形式にするのが、ある意味、楽なのかもしれないですけど、私のスタイルにはかなり合わないと思っているので・・・。

■とりあえず、今月のお買い物予定表に、未読か既読かあたりとだけでも載せようかと思ってみました。はい。
 問題は、載ってないけど買ってみて、面白かったものをどうするか・・・。まあ、おいおい考えてみます。

■あと、だらだら書きますが、「探求本のコーナー」を終了としました・・・。ほとんど、ここから始まったようなページでしたし、いろいろ思い出すとあるわけですが、まあ区切りはつけないとですし。

■今年は、久しぶりにコミケに行って来ました。最終日だけですが。懐かしい漫画家さんが、いろいろいらっしゃったのでまあ満足ですが、面識のあった方も、多分もう覚えてないだろーなと思いつつ。少しなんとかしないとなー。いろいろ考えつつも、やれることが時間の制限で限られてしまう今日この頃です・・・。

■まあ、もうちっと頑張ります。だんだん時間を作って。。。

 

■2003/05/20
 同一作家の別ペンネームを更新。といっても、ほとんどゆうさんにやってもらったようなもので・・・。とてもいけない状況にあるです。
 読んだ本に関しては、先日ひっそりと更新してありますが、実はこれは買う予定だったものだけのリストで、買う予定ではなかったけど買って読んだ本は、まだリストアップしてなかったり・・・。今月中に出来るかなあ。
 とりあえず、今週中に、少しまた感想を書いていこうかと思ってますが、大丈夫なんかな・・・。リハビリ兼ねて2冊だけ。
 
 
 
小林尽 「スクールランブル」 マガジンKC 新書 講談社 ★★★
 ほのぼの系というのか何というのか。表紙の絵柄からして、そもそも「マガジンじゃないだろ」というような絵柄なわけで、それで衝動買いしたのは秘密です(こらこら)。 絵柄がそう、電撃コミック系という感じで、作品の雰囲気は「あずまんが」っぽいというのか(かなり違うんですが)、妙にほのぼのとしたコメディー作品です。
 まあ、一人で空回りする女子高生のお話です。日々、なんか空回りしつつ頑張って生きてるというのか何なのか。結構キャラが立ってると言えば立ってるんですが、後半になればなるほど、最初の方では、少し抑制されていたタガがゆるんできて、ドタバタと暴走を始めます。つーか、第1話のほのぼのと、最後の方の完全なドタバタギャグマンガに変貌してきていたり・・・。絵柄とのアンバランスさと、結構脱線するとそのまま突っ走る傾向のあるギャグと、さりげなくメインだけではなく、サブキャラも少ないながらキャラが立ってるあたりが、なかなかいいというか、長持ちしそうな感じがします。結構ドタバタしつつも、ほのぼのとした側面は、ちゃんとどこかに残っているので、そのあたりのバランスも、丁度いいのかも知れません。
渡辺航 「制服ぬいだら♪」 チャンピオンREDコミックス B6 秋田書店 ★★
 この漫画、変です。いやかなり。
 やたら服を脱がせまくる漫画・・・というかそもそも「着るの忘れる漫画」だと言えば、まさにそのとーりなんですが(こらこら)、主人公はかなり足りない系(ボケ方が半端ではありません)。それでもって地球の平和を守るために宇宙生物と戦う事になるわけですが、毎回コスチュームは違う上に、自分で着替えないといけない。で、着替えるのがとにかく遅いのが彼女の<特技>なので、毎回もたもた脱衣しては変なコスチュームに着替えて・・・。そもそも、その変身キットを持ってきた宇宙人も、かなりヘタレなわけですが。
 かなり。ポイントを外しているようでいて、なんというかお約束はあって、ほのぼのとした脱力系ギャグマンガ・・・なのかも。
 とにかく、普通に見ると「脱衣漫画かい!」とツッコミを入れたくなるくらい、脱ぐというより「服を着るのを忘れる」変な作品。でもって、毎回着替えになるわけですが、どう見ても宇宙生物と戦うというのは着替えるための口実でしかないというか・・・。戦うこと自体の必然性というか、それが見事に「オプション」という感じがします。ほぼ主人公の<伝説作り>に貢献してるだけという・・・。
 とにかく、先入観というか、頭を使っちゃいけない漫画かも(いやマジで)。ここまで開き直って描いてるのは、なんか実にすがすがしいんですが、これは人によって評価が180度変わるな、という感じです。頭が固い人にはお勧め出来ない・・・かも。

 

■2003/05/01
 何ヶ月ぶりの更新なんだろうと思いつつ。。。
 いざここまで間を空けてしまうと、どうしたもんかといろいろ悩んでしまいますが。
 読むのとページ更新するので、どちらを選ぶかと言えば、読む方をどうしても優先してしまうので、どうも更新の方が追いついてない予感。
 読んだ本のリストアップしようかと思いつつ、机の脇に積まれた本だけで100冊は軽く越えていたりしますし(汗)。
 それ以上に、未読の方がなんというか大変になってきてます。
 
 仕事の方が、どうしても忙しくなってきてしまっているので、そろそろいろいろな意味で限界もあるかな、という気もしています。読む方はやめたくはないですし、ここも続けたいんですけどね(けど、天秤にかけると、こっちの方が疎かになってしまう・・・)。
 もうちょいペーストかを練り直さないとです。


■2003/01/20
 忙しさが抜けきれないわけですが・・・。今週は、またバタバタありますんで、かなりまた更新が遅れます。まあ、虫食いみたいにコメントを書いていくことになるんだろうなと。そのあたりは御容赦下さいです。
 
 
井上和郎 「美鳥の日々」 1巻 サンデーコミックス 新書 小学館 ★★★
 ある日目覚めたら、右手が女の子であった・・・。 いや何というか、それだけのお話なわけです。
 いろいろな意味でツッコミどころも満載ながら、なかなかいい感じの作品でもあったりするわけですが。まずそもそもですね〜、裏表紙の解説に、「右手がお友達」などという、いかがわしー文章を書いた編集者出てこい〜! 中身とのギャップがまあ面白いといえば・・・ですけど。ツッコミどころというか、この作品は7不思議に溢れています。そもそも繋がってるあたりはどーなっているのかとか、人形の洋服をどーやって着たのよ、というところとか、美鳥はトイレは行かなくていいのかとか、健全な青少年が(以下略)。
 けど、そういう部分を見事に端折ってしまうがゆえに、この作品はなかなか純粋系なラブコメ・・・(いや、ギャグ?)になっていたり。小さいながらも一途な美鳥と、”ほぼ”不良少年な主人公との、体当たりなコミュニケーションというか・・・。なんか、見ていてほんのりする読み味であったりします。まあ、設定自体の無理が、この先どの程度解決するのか、そのあたりが不安ではあるんですけど、けど、最初の印象に比べても、何というかどこか独特な雰囲気のある取り合わせだなという気がします。
住吉文子 「天のおとしもの」 1巻 ガンガンファンタジーコミックス B6 エニックス 
 これは表紙だけだったら、かなり危険な本です。表紙買いすると、毒に当てられます。まあ、帯見れば、「ああ、こんな感じの作品か・・・」と見当は付きますが。天子の研究をする学者が、天使に命を狙われるわけですが、なぜか同居することに、というような感じの物語なわけですが、いろんな毒がテンコ盛りです。天使も好きだけど、それ以上に幼女好きとしか思えないその学者であるとか、妖しい学園長であるとか、まあ<本当はギャグマンガ>です。えぇえぇ。ロリ系の。 というわけで、単なる”かわいい系”なマンガと思って読んではいけません。はい。まあ、そういうところも、あるにはあるんですが。
中平正彦 「破壊魔定光」 7巻 ウルトラジャンプコミックス B6 集英社 ★★
 どんどん面白くなってくるわけですが。定光のキレっぷりと、自分の能力に振り回される様が、何というか熱血しているわけですが。崩れゆく神代やよいも、何というか儚い美のような。そして暴走する流刑体と、戦争状態になり、そして戦いは本気モードに突入というか・・・。
 さらに本気の<戦い>の状態に突入し、まさに破壊しまくる男に変貌していくわけですな。
 あれ?そういえばSFチックな解説4コマはどうなったんだろう? って終わったんだっけ?

 

■2003/01/12
 何となく、毎年やりっ放し状態になってしまうので、今年はどうしようかとも思ったんですが、「2002年度 マイナーだけど面白い漫画ベスト」は、一部の方々の要望もあったりしたので、やはりやろうかということになりました。またやりっ放しになっちゃったら御免なさい・・・。
 去年の分も、総括していなかったので、簡単にだけここでコメントしておきます(おいおい)。総投票作品146作品。そのうち上位同着の15作品まで。

 まあ、上位でも数ポイントしか入ってませんけど、これだけの作品が挙がるというのも、凄いなという感じがします。3割くらいは、いまだに読んでない気もしますが、それだけ作品が埋もれてるって事ですよね・・・。その中でポイント稼げたというのも、まあそれなりの作品なんじゃないかと。
 2002年に関しては、まったく雑誌は読んでません。マジで。だから、単行本ももちろん楽しみですが(絶対読み逃しているのがあるので。まあ、買っておいて読んでない本も多いですが(汗))、新人さんのベストの方に、どんな人が出てきているのか(まだ単行本出てない人もいるでしょうし)、楽しみだなと。
 ・・・また人任せになっちゃうかもですが。

 とりあえず、「2002年度 マイナーだけど面白い漫画ベスト」 開催。適当に宣伝とかして戴けると嬉しいな。いろんな作品が集まるでしょうから・・・。

 コメントは、少し古いにもまだ頑張って書いてこうと思います。どこまで出来るか判らないけど・・・。
 
たなかじゅん 「ナッちゃん」 7巻 ジャンプコミックDX B6 集英社 ★★
 最初の方の機械を見事に修理する町工場のヒロイン、というイメージから、ドラマメインの展開になっているわけですが、コレは逆に、「機械への思い」をメインに批評しすぎた事への、アンチテーゼなのかな?とか勘ぐってしまったり。
 けど、相変わらず機械をメインとしたアイデアの面白さは健在。ドラマが私はちょっと邪魔という気もするんですけど、まさか本当に何もないままに<漫画として>終わるわけにも行かないから、必要なことではあるんですよね・・・。まあいいか。
本多健志 「STOP! ナデシコさん」 3巻 ヤングサンデーコミックス B6 小学館 ★★
 突然姉が新キャラとして投入されたと思ったら、イキナリ終わってしまうし・・・。私はこの人の絵柄は、そこそこ好きですし、ナデシコさんのキャラもほのぼのとしてよかったですし、コメディーというかギャグも、どこか懐かしさを感じるような展開だったので、好きだったんですが・・・。ある意味、ギャグではあるけど、真面目な作風の作品でもありました。
 次回作でも、ヒロインがかわいい、楽しいコメディー・ギャグマンガを描いて欲しいところです。
乃木坂太郎/永井明 「医龍」 1巻 ビッグコミックス B6 小学館 ★★
 医療漫画が流行なわけですが。なぜか。この作品は、「ブラックジャックによろしく」よりも、もう少し<漫画的>に、手術に関しては「神業」に近い腕を持った風来坊な男を、大学病院に引っ張り込み、中からその<体制>を切り崩そう、というようなアプローチの作品になっています。「ブラックジャックに・・・」の、新人が見る理不尽さ、というものとは、視線が全然違っているわけですが、告発ものというアプローチではなく、「切り崩そう」というアプローチなので、より漫画的なアプローチだな、と思ってみたり。何というか、「日々戦い」みたいなシチュエーションを作り出せるわけで。
 ただ、まあいままでもあった切り口でもあるんで、あとはどう面白く描けるか、ということに尽きますが。
雷句誠 「金色のガッシュ」 7巻 サンデーコミックス 新書 小学館 ★★
 キャラクターも増えてきたわけですが、何というか物語自体、もう少年漫画らしい展開になってきました。キャラが立っている上に、戦いというシチュエーションは王道なやり口ですけど、なんか「戦う理由」というか、行動原理がそれぞれ明確なんで、読みやすい、というのもあるかも。
橋口たかし 焼きたて!!ジャぱん 4巻 サンデーコミックス 新書 小学館 ★★
 アイデアも面白いわけですけど、結構その部分はふざけているようで真面目。しかし・・・・この作品、ほぼ完全にギャグマンガになりつつあるわけですけど、いいんでしょうかね? いや、いいんですけど。ヒロインもギャグの餌食になってくれれば・・・。
 まあ楽しませてくれてるし、パンも美味しそうだし、ありがたいというか何というか。
林田球 「ドロヘドロ」 2巻 ビッグコミックIKKI A5 小学館 ★★
 独自の世界に走りすぎていて、何というか、よく分からない感じになっていた1巻でしたけど、2巻で少し読みやすくなったかも。というか、謎が解けたというよりも、世界の設定がやっと判ってきたというか。いろいろな作品は読んできましたけど、何だか意味不明なマスクを付けて、背広や普段着を着た<魔法使い>なんて、見たことないですからね・・・。
 ちょっと殺伐とした設定ではありますけど、何というかその不思議で独特な世界設定に、引き込まれてしまいます。
栗橋伸祐 「まにぃロード」 2巻 電撃コミックス B6 メディアワークス ★★
 秋葉原系の萌えを扱っているようでいて、主人公である居候な彼は、商売について完全に考え、それを中心に行動しています。そこが普通の<萌え系漫画>と、一線を画するところ。まあ、そもそも「ウオーターラインシリーズ(知らない人もいるかもしれないので、また説明すると、水面より下を切り取った形の、軍艦の模型です(ジオラマ作成とかに向いている))に感動してたりするので、何というか本当の<マニア>であり、こだわりのオトコであるとも言えるわけで。
 それでいて、コスプレなどの必要なポイントは、シッカリと押さえているわけで、バランスも取れた上で、芯もしっかりした
赤美潤一郎 「妖幻の血」 2巻 ガンガンコミックス B6 エニックス ★★
 吸血鬼っぽくない吸血人形に、可憐な肉吸い人間、そして腕に大蛇を持つ男・・・。1巻が、設定の説明でだいたい終わってしまったわけですけど、2巻あたりから、いろいろな思惑も錯綜し物語が動き始めます・・・。
 いやあ、肉吸い娘が何というか良いキャラです。ボーっとして、カジカジしちゃったりするわけですけど、なんつーか・・・。主人公も、かなり問題のある能力を持ち、そしてそれに目を付けられてしまうわけですが・・・。
 どうしても、絵柄自体は冬目景にダブルんですけど、作品自体は、また違った味付けで、独自な感じを受けます。絵柄で逆に抵抗を持つ人もいるかもしれませんけど(あまりに似すぎていて)、まあ先入観を持たずに読めば、楽しめるかと。
 大和田秀樹 「警死庁24時」 3巻 ComicsA B6 角川書店 ★★
 なんだか、設定自体も暴走気味でしたけど、3巻くらいになると、主人公がかなり壊れてきています・・・。ええんかいな、というくらい。
 死んだはずの父親は生きているわ、野生化してしまうわで、とにかくもう無茶苦茶になってるような予感です。警察の中でも秘密な組織として存在する「警死庁」・・・(注:もちろn誤植ではありません)。ちょっとピンチっぽい展開なんですが、ここまで引っ張っておいて、いきなり次の巻で最終回とか、そんなことはないですよね?

 

■2003/01/10
 遅ればせながら、あけましておめでとうございます(遅れまくり)。といっても今年は喪中だったんで、年賀状は忙しくなかったわけですが(といっても、寒中見舞いは出さないとなぁ)。
 ちょっと、ちまちま工事中ですけど、とりあえず冬休みで未読本を70冊は読むことに成功。成功ってのもなんじゃらほいですけど、風邪でかなりダウンしている中、なんだかずーっと読んでいたような。ある意味、至福でもありますが、まあなんだかわけわからん年末年始でした(風邪で掃除もあまり出来なかったし)。

 ここのところの変化とか。

● デュアルディスプレイの片方がいかれてきちゃったので、17インチから片方だけ19インチに買い換えました。サイズはチグハグですけど、そう使いにくいというほどでもなく。19インチはいいやねー。細かくしても字がしっかり見えるし。ちょっと奮発して、EizoのT766を買ったわけですが(廉価版のT731ではなく)、ちょっと値段はしましたけど、高いだけのことはある。うんうん。ちょっと買うときはトラブルがありましたが(お金を払ってから、在庫が無いという珍事となり、お店の人が責任持って横浜から新宿まで車で在庫を取りに行って、夜に届けてくれた。送料が浮いたけど、なんだか御苦労様であったという感じ)。

● ストーブが使えないので、エアコンを2台にしたわけですが、やっぱり寒くて辛い。ということで、1.5畳の電子カーペットを導入しました。小型のファンヒーターは古いのがあるんですが、消費電力が馬鹿にならないので、ブレーカー落ちまくりだったんですね。カーペットだと、200w前後となかなか低消費電力で、でもってほんのり暖かくてよろしい。・・・なぜか半分が、未読の本で埋まっているというのは、なんだかわかりませんが・・・。

● パソコンの電源が、実は不安定だなぁと思っていたので、容量アップと共に消音型のものに変えてみました。いままで、300WのでAthron2000+動かしてたのね・・・。拡張スロット全部埋まった上に(SCSIにUSB2.0、IEEE1394、音源、LAN)、ハードディスク2台とDVD+R/+RW、ケースファンが3つと、・・・よく動いてたな。ケースファンも静音型に変えたら、いやまー実に静かになりました。
 
 
森永あい 「僕と彼女の×××」 1巻 BLADE COMICS B6 マックガーデン ★★★
 ごく普通の「入れ替わりモノ」です。マッドサイエンティストなじーさんによって、中身が入れ替わってしまった男と女・・・。 いままで、いろいろな形で題材にされている一つのパターンな訳ですけど、この作品は、かなり切り口が違う感じかも。
 まず、入れ替わる前の性格が、女性はもう凶暴というか男っぽいというかガサツというか。そして男性の方は、ほのかに彼女に恋心を抱く、背は高いけど女々しい性格。かえって、入れ替わった方がしっくり来てしまうくらい、お互いに男らしく、そして女らしくなってしまったわけですが・・・。そして、黄金のパターンとしては、大抵は女性になったオトコの方が暴走して、男性になったオンナが涙するという事になるわけですけど、この作品ではまったく逆。男性になったオンナの方が、まー無茶苦茶なわけで・・・。いきなり「筆下ろし」してくるわ、別の彼女と付き合い出すわ、完全に自分の置かれた状況をフルに楽しもうという感じで、女性になったオトコの方が、日常生活振り回されまくり、というようなパターンなわけです。
 あり得る設定ではありながら、実際にあまり私は作品としては見たことがなかったんで、なんだか結構これは新鮮であったり。絵柄は少女漫画なわけですけど、普通に男性でも、違和感なく読めるコメディーかなと。
中島零 「作品集「ゼロ」」 GUM COMICS A5 ワニブックス ★★
 これは初作品集のようで。短編が収められていますが、絵柄はいわゆるキリっとした感じで私は好きな方。ストーリーも、そこそこ手堅くまとめられる方で、あまりゴチャゴチャしてない感じです。まあ、パンチみたいなのはちょっと少ないんですけど、短編ですからね。連載とかすると、結構面白いモノを描いてくれそうな感じがするんで、ちょっと観察してみようかと。
関崎俊三 「ああ探偵事務所」 2巻 ジェッツコミックス B6 白泉社 ★★
 探偵コメディーなわけですけど、2巻でかなrこなれてきた感じです。いままでコメディーは描いてなかっただけに、最初の方はぎこちない感じがしたものの、ある程度シリアスな雰囲気も交えながら、キャラの活かし方も慣れてきたみたいで、コンスタントに楽しめるようになってきました。キャラが立ってる作品はいいな・・・といいつつ、なんだか、主人公はお手伝いしている彼女なのか、探偵さんなのか、かなり謎な作品になってきたような・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                      

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