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なにもやってなくても卒業できる。そのかわり先は見えてる。そんなレベルの低い地方の高校での生活を描いた作品。 主人公格の赤金と横田は剣道部に入ってはいるけれど、やる気なし。じゃあ、なぜ入部したのか、と後輩に尋ねられたら、迷うことなく「なんとなく」と応える。 ゲーセンで過ごす放課後、もて余す性欲、かっこいいとはとてもいえない色恋沙汰。 まわりをみてもたいした奴はいないし、皆それに満足していて、それで世の中回ってる。 努力しなくても時間は過ぎる。人生はもっと楽に過ごしていいはずなのだ。No problem。ラクチンだ。 最終話「まっすぐ長いふきっさらしの道」は、卒業してカンヅメ工場に就職する先輩とのしょうもないやりとりが中心となるエピソード。 先輩のうだつのあがらないに違いない進路は、そのまま赤金と横田の将来に重なる。明日はわが身だ。それでも刹那的な楽しみに夢中になる二人を描いた、ちょっと切ないラストシーンまで、実にするっと楽に読める。 好き嫌いの分かれそうなアクの強い絵柄ではあるが、デザイン的に完成されていて読みやすく、怠惰なストーリーを邪魔しない。 青林工藝舎 判型:A5
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今の男と前の男に、自分を賭けて決闘しろ、と迫る女。オナニーすると頭が悪くなると信じて禁欲しているが、それ以前のレベルの浪人生。情熱だけは人一倍だが、手癖が悪くて下半身にだらしない女などなど。ストレートにしょうもないやつを中心に据えた短篇を多く収録。 状況としてはかなりダメだが、愛があればオッケー。そして愛って意外にそのへんにありふれているもんさ、という感じのラブストーリーの率も高い。 後腐れのないドライでクールでアメリカンなテイスト。 青林工藝舎 判型:A5
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