メス肉調教日記 9
(2001年9月10日・全記録)



9月10日。
それは武蔵野の甘美な夢想を紡ぎ出した夏の終わりに、
何の前触れも無く麻理果が消えて2・3日してからの事だった。
清彦の家で調教を受けている亜希子から電話があり、
声にならない悲鳴で緊急に呼び出された。
何かと思って清彦のマンションに出かけて行き、清彦の部屋の
チャイムを鳴らそうとした瞬間、ドアからキャミソール姿の亜希子が
泣きながら飛び出してきて俺にドシンとぶつかった。
咄嗟にその肩を抱くとヌルりとした感触があり、
よく見るとそれは飛散したドス黒い血糊だった。

怯える亜希子を抱き抱えながら恐る恐る室内に入り、奥にある調教室に行くと、
分厚い鋼鉄のドアは硬く鍵が掛けられていて、中に入る事は出来なくなっていた。
仕方なく室内の様子を調教室に貼られたガラス越しに見ると、
麻理果がビニールロープできつく亀甲縛りにされ、重そうな桃尻を剥き出しに
した格好で天井の滑車から吊るされ、清彦はその下劣極まりない姿の麻理果を
床に立って激しくハメまくっているのが確認出来た。ロープから下品に飛び出した
麻理果の巨乳がムチムチと重そうに揺れ動き、2匹のハメ具合の激しさが伺える。
その吊るされた麻理果の下、つまり清彦の足元に、真っ赤で不気味な肉塊が
まるでズタ袋の様になって転がっている。麻理果にハメまくって激しく動く
清彦の足が邪魔してよく見えなかった為、2・3歩踏み出して何なのかを確認すると、
それはお腹を切り裂かれて臓器を剥き出しにしながら絶命しているユキの姿だった。

あまりの非現実的な光景に言葉を無くしていると、突然野太い野卑な清彦のオス声が
調教室の中から木霊する。すると、その肉の嬉悦による清彦の唸りの向こうから、
死神の様な肉の美声が聞こえて来た。

『うふふ。もう限界なの?いいわ、タップリ飛ばしてやりなさいよ。見ててあげるわ』

麻理果の声だった。

『いい?ユキの肉塊にタップリ撒き散らすのよ?アナタを愛した罰としてね』

すると清彦の腰の動きが止まり、ブシャッという破裂音と同時に
清彦のチンポから大量の濃厚なザーメンが次々と飛び上がった。
清彦の野太いオス声に妖しく絡まる様にして、半透明の濁ったザー塊が次々と
剥き出しになったユキの臓器に飛び散りまくり、大きな弧のザー筋を描いて
ユキの血肉全体に撒き散らされてゆく。
すると今度は別の位置から破裂音が起こり、見ると麻理果が
下劣卑猥に吊るされたまま小便をバシャバシャと飛ばし、
喜悦の表情を浮かべながら床に転がるユキの肉臓器に小便をブッかけていた。

清彦は強く長い射精を終えると、麻理果に激しく舌を絡めたキスをし、
ロープから卑猥に飛び出した麻理果の巨乳を片手で揉みしだきながら、
肉嬉が全く収まらないチンポを麻理果の顔に差し出す。
麻理果は小便を撒き散らしながらそのチンポをベロベロとしゃぶり上げ、
甘ったるい声で囁いていた。

『あハァ・・・チンポ美味しいわァ清彦様・・・。
邪魔なブタに肉の制裁をしたチンポは格別の味ね』
『フフッ・・・どうだブタ、これで信用したか?』
『・・・・そうね・・・。いいわ、信用してあげる。でも、もう麻理果以外の女に
あんな肉調教したら許さないから・・・。このチンポは麻理果だけのものよ?』
『フフフッ、分かってるよ。そしてこのザー汁もな。そーら』

そう言いながら、清彦は大きく開いた麻理果の口の中に
残りのザーメンを勢い良く飛ばして注ぎ込む。
麻理果は飛ばされた愛しい夫の生ザーメンを口の中で甘噛みしながら、
臓物を剥き出しにしてザーメンと小便まみれにされたユキの肉塊を横目で眺め、
勝ち誇った様にして口腔内の生ザーメンをゴクリと飲み干す。
そして口端に残ったザーメンを舌で掬い取ると、荒々しく生唾を
ユキの肉塊に向かってブチャッと吐きつけ、死神の様な声で呟いた。

『私を妻の座からひきずり降ろそうなんて事するからよ。
コソコソと清彦様に取り入って・・・いい気味ね、ユキ。くすくすくす』

その言葉を聞いて、俺はようやく事態を理解した。
あの地下室監禁の後、麻理果は俺と武蔵野で甘い時間を
過ごしているフリをしながら、本心はユキと亜希子の動向を伺っていたのだ。
清彦は、「過去にケリを付ける」と言って昔の女を調教し直していたが、
亜希子を肉調教し直すだけなら、その調教にユキは無関係の筈である。
なのにユキはその調教に、亜希子の命令でもないのに自ら参加した。
何の為か。
麻理果が居ない間に自ら清彦に取り入り、妻の座を射止める為だ。
そして俺が麻理果を連れて武蔵野の宿に行く期間は、清彦にとっては
亜希子との過去にケリを付ける為の時間であると同時に、
麻理果以外のメス肉を再考察する絶好の機会だったのだ。
つまりユキにとってこの肉調教は、亜希子をも欺く絶好のチャンスだったのである。
清彦から与えられた生涯肉奴隷行使権を持つ麻理果を失脚させ、
ユキが清彦を奪い取るには、この捨て身の手段しか方法が無かったのだ。
それを麻理果はメスの勘で察知し、俺に黙って姿を消して調教の様子を
伺いに来たのだろう。

『・・・そうよ。そしてユキが愛人ではなく、肉妻としての座まで
奪おうとしている事を知って、清彦さんに肉の選択を迫ったの・・・』

俺の後ろで怯えている亜希子が囁いた。

『・・・でも、清彦さんの心は決まっていたわ。やっぱり麻理果だったのよ。
麻理果が居ない約1ヶ月に渡る私とユキへの調教で、それをハッキリと
悟ったみたい・・・』
『でも・・・だからと言って、何故ユキがこんなメに遇わなきゃならないんだよ?』
『・・・・私がやったの』
『何だって?』
『・・・あなたも知っているでしょう?生涯肉奴隷行使権を受けている女に対し、
他の女がその座を奪おうとして自分を肉の天秤にかけた時、
最終的に肉の主人に選ばれなかった女は罰として、選ばれた方の女の要求に
一つだけ絶対服従しなければならないわ・・・。
そして過去の例を見るまでも無く、この肉の選別で選ばれた女が、
選ばれなかった相手の女に科す要求はいつだって、どんな女だって同じよ・・・』
『・・・・ま、まさか・・・・』
『そうよ。そして選ばれた麻理果がユキに科した絶対要求は、ユキの死・・・。
それも、私がユキを惨殺する事だったの・・・』

それを聞かされて、俺は背筋に冷たいものを感じない訳にはいかなかった。
何故ならこの要求は、清彦を奪還しようとした亜希子の肉計画に対する
最終回答であると同時に、夫の昔の女である亜希子自身に対して、
選ばれた本妻だけが出来る最高の報復措置でもあったからだ。

調教室の中では、そんな肉夫婦が熱いキスを交わしながらお互いの肉を貪り、
血肉にまみれて下卑た淫液を飛ばし合っている。亜希子はその光景を
じっと見詰めながら、事の顛末を語り始めた。

『"Ture Ties"・・・清彦さんは昔から、本当の肉の絆を欲しがっていたわ。
・・・この前の地下室監禁の時、彼が私を急に呼び出したのも、
それを私に厳しく認識させる為の調教だったの。そして、このまま肉計画を続ければ、
今日の様な取り返しのつかない事態がある事も示唆された・・・。
でも、それでも私は一生懸命に肉の御奉仕をしたし、今回、麻理果が居ない間に
清彦さんが全てを決定する肉調教でも、ずっと尽くしたわ。
けれど、結果は変わらなかった・・・その証拠に彼、一度もオルガに達しなかったわ。
数日前、麻理果が来てから初めて狂った様にザーメンを飛ばし始めたの。
結果的に私もユキも、確かな肉の絆を彼に感じさせる事は出来なかったのよね。
それを清彦さんに感じさせられた女はただ一人、麻理果だけ・・・。
数年前のあの日、私の店のスレイヴ・オークションで9千万円で麻理果を買い、
生涯調教行使権まで使ったのは、決してその場限りの思い付きでは
なかったのよね。悔しいけど・・・』
『・・・・・』

亜希子は悔し涙を流しながら、そのままじっと調教室内の清彦と麻理果の痴態を
見詰めていた。自分の起こした肉計画で清彦との絆を完全に破綻させてしまい、
女としての敗北とメスとしての無能さを思い知らされ、挙句にはユキという
自分の影までも無くしてしまった虚無感は、他人には計り知れないものだろう・・・。
何も言えず、何も出来ない俺は、ただ亜希子を抱き寄せて泣き場所を
作ってやる事しか出来なかった。
亜希子は俺の胸の中で暫く号泣すると、気品高いいつもの自分を取り戻し、
涙を拭いながらも凛とした態度で呟いた。

『・・・私、帰るわ。ユキの戸籍始末もしなくちゃいけないし、警察にも
報告しなきゃいけないし・・・。どちらにしても、今の私は清彦さんに
愛されるだけの存在ではないのよね・・・・』
『・・・・・』
『私の誤算は、清彦さんと麻理果だけしか見えていなかった事だわ。
あなたを含めた複雑な三角関係を軽視していた・・・。
あの二人を破綻させるには、あなたを含めた3人に亀裂を
生じさせなければいけなかったのよ。なのに私はあなたを味方にして、
結果的にあの夫婦の肉の絆を一層深めただけでなく、自分の入り込む余地も
自分で潰してしまった・・・。私の肉計画は、最初から間違っていたのよ』
『・・・・・』
『・・・・ほら、あなたを呼んでる』

振り向くと、調教室の中から麻理果が俺を妖しく誘っている。
清彦も、閉ざされた調教室のドアを開けて俺を招き入れていた。

『・・・素敵な妹さんね。私の負けよ。完敗だわ』
『亜希子・・・俺その・・・何と言っていいのか・・・』
『・・・いいのよ。あなたには感謝してるわ。・・・でも勘違いしないで?
私をその胸の中で泣かせた優しさを、そのうちきっと後悔させてあげるから』

そう言って亜希子は俺の頬に冷たいキスをすると、カツカツと硬質な
エナメルヒールの音を響かせて出て行った。
俺はその後ろ姿を見送りながら、誘われるまま調教室に入る。
ユキの死臭とザーメンの異様な臭気の中で、俺は肉のルシフェルと魔女の
妖艶な歓迎を受け、地獄絵図の一部となってその絵画に溶け込む。
『嬲』という肉文字を完成させる為に。