#07
00/04/15〜00/04/21

00/04/21(FRI)


三家本礼『ゾンビ屋れい子』2巻三家本礼『ゾンビ屋れい子』2巻ぶんか社ホラーMシリーズ

 月刊ホラーM誌(ぶんか社)ちゃんとチェックしてなかったんで「あれ?どうやって続いてんだ?」とか思っていたんですがなるほど、こうやって新シリーズに入ってたんだ。僕がなんでそう思ってたかっていうとれい子は1巻ラストで死んでるから
 えっと、自らのゾンビ召還能力を使って死者から失われし真実を導き出す職業、ゾンビ屋を営む女子高生、姫園れい子を主人公にしたスプラッタ・ホラー・アクション漫画です。1巻の感じだと荒木飛呂彦『魔少年ビーティー』とか彷彿とさせるトリックアクションだったんだけど、2巻からの新シリーズでは召還能力者たちが自分の持ちゾンビでガンガンバトルするスプラッタアクションになってます。もちろん各々の召還できるゾンビには特有の能力があって…とやるとやっぱし誰もが思うだろうけどジョジョのスタンドに近いものがあります。でも敵も味方も無関係な人間もガンガンガンガン死んでいくスピーディな展開はもの凄くクセになります。面白い!そういえば巻来功士の作風にも近いか。『メタルK』とか。
 なんでれい子が帰ってきたかっていうと世界をゾンビ帝国化しようとする御前の計画をつぶすため。御前が誰か?っていうとすぐわかるんだけど、れい子の姉さんであるリルカ。つまりは人類の命運を賭けた姉妹ゲンカなわけ。で、れい子はなぜか同級生にいっぱいいるゾンビ召還能力者と組んで御前を倒しに行く。しかし女性キャラの描き方とか艶めかしくていいね〜。途中ゾンビ相手に自らの肉体で戦うっていう無茶な傭兵ネーちゃんも出てくるし。2巻最終話のヤケクソな展開とか、もう目が離せないよ!

 ところで月刊ホラーMって購買層女子中学生とかなんだろうか?巻末のギャラリーぞんび屋とかにイラスト送ってるの12歳とか13歳とかの女の子ばっかりなのだが。

00/04/20(THU)


 またまた麻雀してしまう。他のこともしなきゃいかんよ、と思いつつもオヤガーへの足は止まらぬ。

 雨が降ってる所為か2卓しか立ってない。まぁ、平日だしこんなもんか。しかしその2卓に1人ずついつ妙に濃い顔のオヤジが気になる…どこかで見たことあるような…とりあえずメンツをみる。上家、下家はオヤガー常連という感じ。高田馬場学生常連の腐りっぷりとは一風違った妙に爽やかな感じがオヤガー常連の共通イメージかもしれぬ。しぶとさ的にはちょっと弱い気がするけど。俺的にはあんまししぶとくないタイプのが打ってて楽。
 問題は対面のオヤジ。この人って西原理恵子の『デカピンでポン』とかにも出てた三宅って人じゃ?安藤満の安藤研究会とか入ってた人。たぶん隣の卓にいるオヤジも最高位戦の何とかいう人だよな…名前パッとは浮かんでこないけど。とか思ってるとれいちゃんが対面の人に名前聞いた。「三宅です。」やっぱし。ん―――。じゃマーク気味に打とうか。

 ■アナザ・グリン・ヘヴン#12 ……… 今日もメンツが厳しいなぁ。

 2人ともオヤガー開店祝いのつもりで顔を出したんだと思うけどかんじんの河本さんがいやしないので無駄足って感じだったのではと思う。でも普通開店したばっかしの店だったら経営者しばらくそこにいると思うよね。でも河本さんはほとんど来たこと無いのだ。(自分の店なのに)まだ田中智沙都さんいれば大丈夫だったような気もするけどれいちゃんだとプロの世界の知識はないしね。

00/04/19(WED)

 
今市子『百鬼夜行抄』7巻今市子 『百鬼夜行抄』7巻 朝日ソノラマ眠れぬ夜の奇妙な話コミックス

 ネムキ連載のお馴染みシリーズ。さいきんネムキ買うのを時サボってるんで未読なエピソードけっこうあるなぁ。今回なんとか律は大学生へ。

 「若はまこと目覚ましいことじゃのう」
 「こうこうせいからろうにんせいにそして今度はだいがくせいに変身なさるとは。人の身でありながら変幻自在じゃ」

 やっぱ、尾白と尾黒、可愛いね―――。ほかにもシャーマン院生、晶ちゃんのとりあえず心霊スポット大学案内とか。
 漫画的にはエピソード整理してもうちょっとすっきり描けないのか…と思うところもいっぱいある気するけど、ネムキとかのマイナーフィールドで描いてるかぎりそこらへんの変化はないだろうなぁ。たとえばスピリッツの伊藤潤二枠のあとがまに抜擢…みたいなことがあれば変わるかもしれないけど。伊藤潤二も『うずまき』で見せかたは格段に上手くなった。でも今市子にメジャー進出志向があるかっていうとまったく無さそうな気がするんでこれからもずっとこんな感じだろう。
 
 そういえば『百鬼夜行抄』って横溝正史の書いたものに近い気がするのだが気のせいだろうか。律の他者への無関心ぶり(自分自身のことにすら)、物語の中での傍観者的スタンスは金田一のそれを彷彿とさせるし、登場人物同志の人間関係が限りなく希薄な集団劇であるところとか。律自体がアクティブに動くエピソードってほとんどないよね。この巻収録の話だと『暗夜行路』が例外的か。それでも自分の話だとは最後まで律本人気付いてなかったし。

 『不老の壺』がこの巻収録のエピソードの中ではベストか。これも律はたんなる傍観者だね。しかし今市子の漫画に出てくる女性ってたいてい例外なくグサっとくるような台詞平気で言うキツい性格なのは何故だろうか?そのかわり男はだいたい優柔不断か見栄っ張りか自分が無い情けない性格の人間がほとんどなんだよね。

00/04/18(TUE)

 
 昨日の麻雀で疲れたのかだらだら。何もする気が起きませぬわ。

 Orbital and Angelo Badalamenti『Beached』ってCDシングルをずっと聞いてる。これって刑事プリオ主演映画のテーマソングなんだろうか?盛り上がりそうなところで微妙に外し続ける、あいかわらずのビタル節ではある。

 けっきょくのところ、みんなが有川祐テイストと認識してる雁須磨子の作風って高口組(高口里純のアシストチーム)出身の作家の持つテイストなんじゃないかと最近考えてます。違うかな?たとえば他の作家でいうと架月弥とか山田ユギとか。逆に雁須磨子好きなヒトだったら架月弥とかここらへんの作家さんもきっと気にいるのではないかと思う。『チョコの歌』とかすごくスキなのだが架月弥はあんまし話題にならないなぁ。

 そういや、月刊メロディ5月号の『どいつもこいつも』相変わらずわけわかんないね―。こんなとっ散らかった集団劇初めて見たよ。

 TV.Bros の『アイアン・ジャイアント』紹介ページで『封印』『回収』の3人(岡田斗司夫、田中公平、山本宏)がまた対談やってる。その中で「スプートニクがリペットまできちんときれいなパースで動いてる!」みたいな岡田発言あるんだけどメカに関してはぜんぶ3DCGでやってると思うよ。だからパース取れてて当たり前なり。(参考:月刊GraphicsWorld5月号)

00/04/17(MON)


 なんとなくオヤガーに行ってみる。平日の昼間だというのに妙に賑わってるのでなんだ〜とか不思議に思ってるとビクトリー麻雀誌の連載企画記事『わらしべ長者に挑戦!』(…なタイトル)の会場になってるみたい。といっても各卓にプロがいて打ってるだけだけど。もっときちんと採譜(ネタのメモくらいは)とかしてるもんだと思ってたけどそうでもない。アバウトだな〜。
 しばらく待ってると2人来店。ふたりとも友達同志でたぶんここオープンしてから来始めた常連さん。僕とか矢川さんとか田中さんみたくポリからの流れ常連じゃなくて。ん?なんだか卓立てるみたい。あと1人は田中智沙都さんかな?とか思ってると荒さんでした。荒さんって荒正義プロのことで実写でプロが登場するタイプのゲームとかだとだいたい出演してるヒト。(→写真:みんないいツラしてるな〜流石はプロ連盟。)

 荒さんといえば彼を主人公にした麻雀劇画をむかし読んだことがあって、その中のエピソードで彼が掛け蕎麦に七味唐辛子を山盛りに振ったものを一日の食事にして過ごしている、というものがあった。それはなぜかというと「勝負師たるもの自分の持ってるお金はギリギリいっぱいまで勝負のタネ銭として使わなければいけない。食費などというものに金を使っていてはいかんのだ!」という彼なりのポリシーによるものなんだけど、そんなくだらないことを劇画の主人公が主張するのを見たのは初めてだったのでビックリした。そして、その後の大ゴマ使って(たぶん真っ赤な)掛け蕎麦をすする荒正義の姿には本当に感動した。最高にアホらしいシーンだ。その姿をみて「こ、こいつには勝てない…」とどよめくライバルたちも大変にいい味を出していた。

 アナザ・グリン・ヘヴン#11 ……… 見直したぜ!俺!

 しかし、今日の自分は強かった。今日の次も強くってその次も強かったら数学的帰納法により、永遠に強い自分が証明されるのに。 

00/04/16(SUN)


SF系日記
にいれてもらえた記念テキストその3〜。

西原理恵子『できるかなリターンズ』
西原理恵子 『できるかなリターンズ』 扶桑社

 週刊SPA!きがむいた時掲載の『できるかな』ロボット相撲編を中心にあちらこちらで書き散らした原稿を一冊にまとめたもの。掲載誌は朝日新聞、小説TRIPPERからさぶ、激爆パチスロ王まですんごく振幅大きいが内容はぜんぶ見事なまでのサイバラワールド。サイバラの磁力に引き寄せられた人々があたかもブラックホールに吸引される如くまぬけ時空に引きこまれていく様子が描かれている。またブラックホール中心のサイバラが自ら地雷を踏みにGO!なものだからあおりをくってみんながみんな間抜けにエライことになってます。根本敬唱えるところの人間性間抜け説ってやっぱ正しいよなぁ。
 この本でいちばんエライことになったのはたぶんプー博士こと日塔光一ってヒト。千葉大で素粒子物理学に関する博士号を取ったあとなぜだか無職な彼がなんでかロボット相撲大会出場のためのロボットを製作するはめに。なぜゆえ理学部出身の彼が?もちろん旋盤なんかまったく使った事のない彼は夏休み中の工業高校へ2ヶ月間軟禁され、1からロボット製作のためのスキルを身に付けることに。どう考えてもサイバラ&新保の極悪コンビにいいように使われてるだけなんだけど、そこはそれ、理系大学研究室にずっといた人間にありがちな年齢に見合わない純真さ+技術習得に関するあくなきチャレンジスピリットでカバー。見事リッパな旋盤工に!やった――!!あれ?
 で、まさに彼の血と汗と涙の結晶の強力ロボット(ロボット製作指導:小泉先生談だと全国大会ベスト4レベル)はサイバラの操縦ミスで1回勝っただけであっさり敗退しちゃう訳だ。とほほ。

 ほかにも(自称)報道カメラマンである鴨ちゃんと組んでのインドネシア、ロシア、カンボジア紀行だのはやっぱり面白い。麻雀や地下カジノで地雷を踏むのにあきたらず、本物の地雷を踏みに行ってるよ、このヒトは。

 で、単行本最後は叙情派西原の面目躍如、小学一年生掲載の『ずっとまえのこと』で〆。西原のフォロワー的作家いっぱいいるけどこういうのが描ける人間がその中に何人いるだろうか?『阪神ファン新保くんとわたし』もいい。ニック・ボーンビィが『ぼくのプレミア・ライフ』で書いてたこととおんなじことがたぶんここに描いてある。


鳥頭の城 ……… 西原理恵子ホームページ

00/04/15(SAT)

 
SF系日記にいれてもらえた記念テキストその2〜。

斎藤肇 『廃流』 廣済堂出版 ……… まだ書けん。

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