#15
00/06/22〜

00/06/30(FRI)


昨日の日記には嘘が3つ入れてあります。わざと。さて、どことどことどこかな〜?

【単行本・漫画】 佐々木倫子「Heaven?」 小学館

佐々木倫子「Heaven?」 いけね!小学館だった!
 おお、何だか久しぶりな佐々木倫子さんの単行本。「おたんこナース」最終巻以来だから何年ぶりくらいになるんでしょうか。
 単行本表紙(←)を見るに、なんだか諦めにも見える表情を浮かべながらてんでんばらばらの方向を見てるシェフおよびサービスマンの方々の真ん中で自信満々な表情でひとり微笑んでる謎のお姉さんが見える。う―――ん、これと同じ光景を前にも見た記憶あるぞ―――、そうだ!「動物のお医者さん」の漆原教授とハムテル、二階堂ほか研究室の面々の図だ〜!はい、正解です。「おたんこナース」に続く佐々木倫子スピリッツ連載第2弾の「Heaven?」はこの人独自なテイスト、そう古くからのファンにはお馴染みな「あの感じ」に溢れた待望の作品なんでした。

 前作、「おたんこナース」にはちょっとじーんと来てしまうようなエピソードがあったりして、「うーん、ええ話や…」ぐしぐしとかなってしまって困ったものでした。いや、漫画としてはスゴクいいんだけど、「佐々木倫子」の漫画としてみると頭の中に???が乱舞したりして。「おたんこナース」の巻末に載っていたメイキング読んでわかったんですが、原案・取材担当の小林光恵さん、担当編集の人とネームの打ち合わせ、練りこみをかなりきちんと行ってたようで、お話的には完成度高かったんですが佐々木倫子テイストけっこう削られてしまっていた感じがありました。たぶんこの人の全開パワーは青年誌初進出ではキツい、という編集サイドの判断だったと思うんですが。

 この人の作品にいわゆる「いい話」は無いです。皆無。「いい感じの話」ならありますが。ラブロマンスも無し。ドラマチックな展開とかも無いです。なし!なし!なし!
 未読の方にも何となく想像してもらえればわかると思うんですが、12巻も続いた「動物のお医者さん」において、たとえば「最愛のペットとの死別」とかの悲しみいっぱいお涙頂戴エピソードや、「獣医さんたちの尽力のおかげでこの子(犬とか猫とか)の命が助かった。嗚呼、獣医さんって素晴らしい!」みたいないわゆる「ええ話」エピソード、ただの1話もなかったっていうのがどれほど尋常でない事か。全部のエピソードが「感動?それって何?」ってものだったのは今思い返してみても「スゲエ」と思います。それだけは絶対やんねって作者のかたいかたい意志がそこには。人間的成長とかもまったくナッシンでしたね。二階堂くん、けっきょくネズミ嫌いなまま獣医資格取っちゃったし。この人の作品ゼンブそうです。そこにはなんにもないんだけど、読んでていい感じだし、心地いい。劇中の人物にはなりたくないけど(理不尽にヒドイ目にあいそうだから)傍からそっと見ていたい空間というか。そんな感じです。

 で、かんじんの「Heaven?」の紹介。

 ―――技術、経験はそこそこながら「笑うことができない」というレストランサービスマンとしては致命的な欠点を持つ青年、伊賀観。彼はある日、謎の女・黒須仮名子の口車(?)に乗せられ、彼女がオーナーを務めるフレンチレストランにオープニングスタッフとして加わることになったんですが、そのお店「ロワン ディシー」は墓地の隣に位置していてお客さんも来なさそう、利益も当然でなさそう、経験的にほかのスタッフもまるでダメそうな、無い無い尽くしな店だったんでした―――。

 フレンチレストラン開くのにシェフ以外のスタッフは全員素人も素人。元牛丼屋の店長だとか元美容師だったりして結局前のお店ではおミソ扱いだった伊賀君がサービスの要になってしまっていて、しかもオープンまであと4日、いったいなんだこの強引な進行は?あれ?どこかでみたことあるぞこの構図、というのは上でも書いた通りに、オーナーである黒須仮名子が女漆原教授となってトラブルを巻き起こし、サービスマンハムテルならぬ伊賀くんとか周りの面々が頭を抱える…という佐々木倫子黄金パターンなお話なんでありました。黒須さん以外、顔に縦線入ってるコマばっかり。いや―――ん。

 昔からずっと思ってるんですが、この人の作品1本、いや1話読んでダメだった人はこの人の全部の作品ダメでしょうね。ちゃんと物語がドラマドラマしてないと(何だ?この言い回しは)気がすまない人はたぶんダメでしょう。そういう人は他の作家の作品探したほうが良いですだ。それはきっと、お茶漬け専門店に行ってクリームみつ豆とかトムヤムクン注文するようなものなので。ここには甘いものも辛いものも無いです。帰りなされ。

 ま、いいや。それはともかくとして、黒須オーナーの傍若無人っぷり、無意味なファッショナブルっぷり、鼻息っぷり、伊賀くんの諦めっぷり、店長、ソムリエ、下っ端3人のボンクラっぷり、小澤シェフの悲観っぷり、ぷりぷりぷり。いやあ、やっぱりこの人の作品いいわ〜。「ロワン ディシー」=「この世の果て」、なんてぴったりなネーミング! 「この世の果て」にて、オーナーの有無を言わせない無理難題にほとほと困り果てながらもなんとか乗り切っている伊賀くんはじめスタッフのみんなの顔に、諦めの表情こそあれ、悲壮感とかがあんまり感じられないのはこの人独特のテイストでしょうか。なんかこう、雰囲気的にどこか呑気なんですよね。

 まさか超名作「動物のお医者さん」読んでない人いないだろうな〜。でも、これから読めるなんて逆に羨ましいか。いいな〜。

【 雑誌】 近代麻雀 8/1 vol.361 竹書房

 何か今号はイマイチ、という印象。ちょうどぜんぶの連載作品のヤマ場はずれてる感じで盛り上がりに欠けているのが原因だろうか。月1連載、鎌田洋次「天翔る」。道場破り杯決勝、vs.小島武夫最終局面。この作品では実在のプロを主人公のライバルとして登場させているのだが、各プロの個性溢れる打ち筋がよく描けてます。地味ながら良し。次回は安藤満と対戦。森田フミゾー「ど・ぎゃんぶらぁ」典型的ダメギャンブラーの父親と、ツッコミ役ながらけっこう悪影響受けまくりな娘リリカのくだらな会話4コマ。他のがダメダメな分繰り上げ当選といった感じ。19歳で女子高生ってどないだ。カラー企画「あなたの麻雀値段鑑定します!」流行の鑑定ものだけどCGI使わないで手動計算は流石にキビシイことこの上なし。一応やってみたんですけど、「博愛」:64「任侠」:430「技術」:840「運」:45で生涯獲得金額は22,895,000円でした。ベンツレベル。こんなもんか。若林健次「ジャンゴ」最終回。わりに伏線消化しないままに終わってしまった印象。竹子ちゃんとか。これは単行本にならなそうだ。


00/06/29(THU)


愛・蔵太さん秋葉凪樹が漫画家だってこと全く知らないと見た。普通の人だとそんなもんですかね。ここ愛・蔵太さんがやってる[ReadMeおすすめ]メーリングリストでおすすめサイトになってたんですが、コメントでその事には全く触れてなかったんで。

【単行本・漫画】 矢萩貴子「仮面舞踏会」 幻冬舎アウトロー文庫

矢萩貴子「仮面舞踏会」 素晴らしい! いや、凄まじく濃いです。矢萩貴子。

 男性向けのエロ漫画と女性向のそれとの違いについて考えてみると、呉智英がこの本の後書きで書いているように男性の視線がまっすぐに異性に向かう、いわば直接型なのに対して、女性の場合は同姓である女の登場人物を経由して異性へと向かう、いわば間接型である、というのはやはりあるのでは、と思われます。では他には何かないだろうか?と考えてみると、エロにおけるファンタジーの扱いの違い、というのはあるのではないか、という気がします。
 たとえば、男性向けエロでエルフの娘、妖精っ娘、魔女っ娘、天使っ娘(?)、悪魔っ娘、眼鏡っ娘、おっとこれは違った、などをお相手にするものは数多く見られますが、女性向けのものにはほとんど見られません。(*1)だからといって物語に非現実的シチュエーションが必要な場合だってあるわけで、そういう場合どうしているのか?その答えがこの本の中にあるような気がします。

 上流社会 or ヤクザ社会(あるいはそれに準じた悪の組織)。ぶっちゃけた話、この2つ!

 ヤクザの社会ならば、あんな事こんな事かなりにヒドイ事だって日常茶飯で起こるだろうし、上流社会の暇持て余した人間ならば、色んな楽しみ方、知ってるだろうて〜。いうまでもなく偏見極まりないのですが、実はこの方法取れば、たいへんラクチンに無理ない設定が組めるのである。実際にいることは確実(でもこんな事はしてないけど)で、色々ムチャしそう(ホントはしてません)な人々の集団。これこそがレディス漫画のファンタジイ領域なのです。

 たとえば表題作「仮面舞踏会」。ボーイッシュな外見からレズっ娘タチ役ばっかしな主人公、真砂美とその恋人亜美(ネコ)、真砂美に一目惚れした達哉の3角関係の決着が描かれた作品なのですが、肝心なのは真砂美と達哉が出会う事になる仮面舞踏会。仮面舞踏会というものの、実際には亜美の非常に微妙なポジションに装着されたピアスをお客様みんなにご披露する…とかそんな感じのパーティーで正直コスパ+ムーンライトパーティー(ニャン2Z通信)といった印象。仮面舞踏会には招かれたこと一度も無いのですがたぶんこういうものではないだろうと思います。いや、コスパ、ムーンライトパーティーの方にも出席したことはないんですが。しかも会場は「鹿鳴館?」といった豪華極まりないスペース。達哉の仮装はアラビアン・ナイト風。他の人はタキシードに仮面とか普通な格好なのに。いや―――ん、ファンタジック!!このあと真砂美と達哉はいきなりトイレでいたすわけですが、ターバン巻いたままでやってるところがいい感じ!なんかもう異世界だよ。これだ!

 ほかにも、かつて手のつけられない悪だった従兄に犯されたことがトラウマになっている美由紀が、今はSEXを餌に女性信者を虜にしている新興宗教教祖となった彼(そうとうの肉体労働だと予想される)と再会、再び彼の玩具として扱われるようになる物語「闇の秘祭」、プライベート・アイランドである南の孤島を舞台に、自作小説の大ヒットにより若くして大富豪となった青年作家とそのグルーピー女性に玩具にされる秘書青年、そして青年が密かに慕っている作家夫人の恋物語を描いた「アイランド・ブルー」など、非現実的なシチュエーション話てんこもりです。もちろん物語の展開もどうしようもなく非現実的で読んでて楽しくって堪らないです。「闇の秘祭」で囚われの身となった美由紀を救うべく、単身教団に乗り込んできた恋人をコロッセアムみたいな空間で飢えた野犬と戦わせてみたりとか。周りで信者たちが「殺せ!」とか「生贄だ!」と叫んでるし。どういう教団だ。男根崇拝+悪魔崇拝って感じっすかね。

 ほかにもほかにも凄い展開めじろおしなこの本なんですけど、その中でも圧巻は巻末「迷宮遊戯」。次々と殺される名士たち、犯行現場で目撃されるのはいつも美貌の双生児。冒頭から男たちにいたぶられ続けてる佳美、なぜ?彼女と双生児の関係は?などとミステリアスかつシュール、そして耽美な雰囲気の作品ですがなんといってもすごいのは佳美を犯している男たちがインカ帝国の黄金仮面みたいなブツをわざわざかぶって、マントを羽織っている、という衣装なあたり。(しかもそれ以外は全裸)なんでわざわざ?戦隊物の悪幹部みたいだ。ホントにこの話はシュール/ エロ/ 耽美/ ミステリ全ての要素が揃ってる大傑作っす。ラスト10pくらいの衝撃といったら…もう……。

 う―――ん、耽美・シュール・エロなストーリー読みたければ読むしかないですね。男性向け作品では絶対に出てこないタイプの(大人向け)ファンタジイっす。

 後書きで呉智英、

 ――― よく読んでみれば、既にどこかにありそうな物語ながら、たちまちにして読者をその流れに巻き込む。

って書いてるけど本気かなあ。こんな話ぜんぜんありそうじゃないんですけど。

*1:ショタ向け単行本だと若干ながらある。くるみぎくるみ「お願い!魔人様」とか。これは触手+ショタ。

【 雑誌】ヤングキングアワーズ 8月号 少年画報社

 毎回思うけどやっぱし単行本読み前提の漫画ばかりだな〜。表紙のお澄ましエクセルもそうだけど、ジオブリ特大ポスターもちょっとキャラの印象と画が違う。って作者本人描いてるのにね。一瞬「この金髪の人誰?」って考えてしまった。紅の流れ星の人でした。で、六道神士「エクセル・サーガ」。今回は住吉君の隠れた趣味のお話。ぜんぜん意外じゃないですが。流石にそろそろ物語として〆に入ったほうが良い気がします。あと2年くらいかけてもいいから。ちょっとずつシリアスにしていって最終的にめちゃめちゃハードに終わらせたりすれば伝説になるのにねえ。あ、でも漫画読みの人の間だけでですね。そんな伝説、1文の得にもならないか〜。原作:佐藤順一+作画:美夜川はじめ「ストレンジ・ドーン」。魔人に祭り上げられたエリとユコ。ころころ変わる2人の表情と楽しげなスラップスティックジタバタが心地良い。とりあえず2人の入浴シーンはあるんですが、お話的にはさっぱり進んでないです(笑)。平野耕太「HELLSING」。これもストーリー的には何にも進展無しに近い。アルカード大・殺・戮!!で終了。だけどもの凄く魅せるんだよなあ…特にエレベーターこじ開け→銃殺しまくり→串刺し→宣戦布告の流れ!カッコいいね〜。伊藤明弘「ジオブリーダーズ」。ハウンドvs.米軍海兵隊。一触即発の最中をスクーターはひた走る。新刊!!あ、飛んでっちゃった…なんじゃそりゃ〜。アワーズ初登場、篠房六郎「男一発六尺魂」。いやあ、こんな熱い極道物をこの人が描くとは意外でした。村上知彦「昭和極道史」大ファンな僕としては大変満足な作品で、正直萌え燃えましたがアワーズの読者層にはどうかな?ちょっと漢(ヲトコ)パーセンテージが高すぎなのでは。脚本:田畑由秋+作画:余湖裕輝「コミックマスターJ」。あれ?普通なエピソードに戻ってる………


また長くなったよ〜。


00/06/28(WED)


昨日はめずらしく睡眠時間取れなかった。→爆睡。そのしわよせ食って時間無し。仕方ないので思いついたことをつらつら書いてお茶濁し。

矢萩貴子「仮面舞踏会」幻冬舎アウトロー文庫、激しくエロい。ちょっと前に今は亡きミスターマガジンで描いてた「処刑女王様蓮花」の名前が挙がってしまうかもしれない人なんですが、レディスコミックの女王と称される作家さんです。ジャンル的に単行本化される作品がほとんど無いんで、ココ読んでる方には馴染みうすいかも知れないんですけど。今日の夜か明日の朝にレビュ追加するかもしれません。

北村薫「ターン」読み始める。2人称で書かれた小説って珍しい。ほかには J・マキナニー「ブライトライツ・ビッグシティ」とかしか思い浮かびません。/   「SPA!」立ち読み。AV男優のチョコボール向井がプロレスラーとしてデビューしてると書いてあってビックリ。 / 明日少年エース買ってこよう。

【雑誌】 週刊ヤングサンデー No.31 小学館

 5号連載新連載も今週でラスト。堀口純男「未来の絶対0度」。バスケ漫画なのに、なんて詩的なタイトル!と期待してたんですがタネを明かすとわりに普通なネーミングでした。「みらいの…」じゃなくって「みくの…」で主人公の女子バスケ部の監督になる(だろう)新任女教師の名前が未来(みく)なんでした。絶対0度も読めばわかります。通勤途中に電車の中で痴漢されてる女の子発見→追いかける未来の横をたまたまバスケットボールを持ってる人が通りかかる→人ごみの中をスルーしながら痴漢にぶち当たるバスケットボール→痴漢を足蹴にする未来のパンチラ、という見事としかいいようがない物語導入部に両手を挙げて「うひゃー」とか言ってしまいました。ヤンサン初連載にかける堀口純男の意気込みが伝わってきます。とりあえず廃部寸前でコートも貸してもらえない女子バスケ部がコート使用権をかけて男子バスケ部と試合するトコから物語はスタート。選手それぞれがどこに位置してるかが把握できるような画面構成にしないとバスケ漫画としては厳しいかも、とちょっと思ってしまいました。原作:安部譲二+作画:深山雪男「アプサラス」チンチロリンで戦略を描くっていうのはどうしたらいいんでしょうかね。「BET」で押川雲太郎がやってたみたいに相手のイカサマを逆利用する、とかそんな方法しかないような気がするんですが。そもそも何でチンチロがギャンブルとして成立してるかっていうと1個や2個のサイコロで思った目を出せる(ように見せられる)人間はざらにいても3つになるとほとんど不可能だからなんですね。原作:安部譲二だから流石にそこらへんは理解してるはずなので、それについては今後期待できるでしょう。1,000円札でズクってのも珍しいような気が。北崎拓「なんてっ探偵アイドル」無くなった宝石会社会長の指輪の隠し場所を推理しろ!ダメだ!アキラちゃん決め台詞は毎回同じにしないと!しかし、宝石専門ドロなのに…向いてなさすぎです。ところで、ぜんぜん関係ないですがトリコロール所属事務所のヒゲの人見てると橋口隆志「ヒナに胸キュン!」登場のイエローキャブ社長思い出してしまう。(唐突だ)「ヒナに胸キュン!」とは雛形あきこのデビュー→トップアイドルに登りつめるまでを描いた実録漫画で、イエローキャブ社長は雛形の所属事務所の社長で脇役、主役はあくまで雛形あきこ、のはずだったんですが、そのあまりの強烈な個性で物語のほぼ主役になっておりました。彼には手塩にかけて育てたアイドル、堀江しのぶが志半ばにしてガンでこの世を去ってしまった、という悲しい過去があり、雛形あきこに堀江しのぶにも似たトップアイドルの資質を見つけた彼は堀江の遺志をぜひ雛形に継いでもらおうと、あえて心を鬼にして厳しく雛形に接しているのだった…みたいな感じなお話でしたが、そのわりには持ってくる仕事が「読者にパイ拓プレゼント!」みたいのばっかしで「芸能界ってトコはキビシーな〜」と読んでて思いました。ちなみに、ダチョウ倶楽部の肥後が彼の物真似を持ちネタにしてた時期がありましたが、そのネタの面白さを理解できた人はほとんどいないんではないでしょうか。もの凄くそっくりでしたが。ああ、関係ないことを長々と書いてしまった。長尾謙一郎「おしゃれ手帖」。今回はお蝶夫人ライクな人登場。最近大変好きです。山本英夫「殺し屋イチ」だんだんと追い詰められていく垣原組の面々。金子って使い物になるんですかね。垣原がまだ会った事も無いイチの事を深く理解してるあたりの描写が上手いです。何事につけ、極まったもの同志は通じ合う、ということ。最後に内容には関係ないですが原案:武豊+作画:一色登希彦「ダービージョッキー」見て「シネスコ?」って思いました。

【雑誌】 モーニング 7/13 No.31 講談社

 監修:青木雄二+原作:田島隆+作画:東風孝弘「カバチタレ!」シリーズ完結。枕芸者として売り飛ばされた希美を救い出すためドリフト決めて九州に旅立った田村、そして希美との再会。なんとなくですがこのシリーズに関しては青木雄二の監修がかなりきっちり入ってた気がします。「ナニ金」テイスト。こういう人っているんですね。山下和美「天才柳沢教授の生活」30年ぶり、ペーパードライバーな奥さんと教授のドライブの旅。そのあまりにアバウトな運転に教授の神経が悲鳴を上げる!なかなかにシュールな想像だな〜。三宅乱丈「ぶっせん」。こっちもシュール、かつバーチャルなラブ。これで三条がここにいる理由はとりあえず消滅したんだけど、どうなるんすかね。脚本:浅利龍平+漫画:青柳裕介「紅の海域」北の海、打ち上げられた土左衛門。先祖の海、今はロシア海域の海であえて漁をする男たちと、事の真相を探る女ルポライターの話。こ、これは戦争だ!本当に現代の話なんだろうか?凄まじい。押川雲太郎「BET」最終回。北島vs.グリーン最終決戦。なるほど、お金の出所はそこですか。たぶん同一人物じゃなくてパラレル世界の関係だと思うんだけど「根こそぎフランケン」のエトちゃんと同じ事言ってる。この人の作品で完結したのってこれが始めてかもしれないですね。たいへん綺麗なラストでした。福島聡「デイ・ドリーム・ビリーバー」は毎回誉めてるので今回はやめときます。でもいいんだよね。も、たまんない。小田扉「話田家」。5話目。再録じゃなかった。良かった。今回は話田兄弟中心の話ではなく、話田長男のサークル仲間、人畜無害でお人よし兼ボンクラな前田君とクールな物言い猿川さん、ほかのお話。モーニング初掲載にして予想以上にダークなお話。あれ〜?もうちょっと暗い中にも細かいギャグ入れておいたほうが良かったような。弟くんが出てないからですかね。部室、畳敷きなんだ、いいな〜とか。話田兄さんの目は描いた方がいい気がします。「今年冬に単行本発売か!?」って書いてあるんで「きぼ〜」とか書いてアンケート葉書出しとくといいかも知れません。


ちょこちょことイロイロいじってたんですけど、いちおうコレでトップは完成、ということで。↑の”メビウスヒミツキチ”のロゴは密かにバナーサイズ(200x40)になってるんでリンクページに使いたい人はこれを使ってみると良い気がします。あ、背景は全部で8種類あります。矢萩貴子「仮面舞踏会」レビュは明日できれば。これは濃いよ―――。

「バキ」、スペックvs.花山、決着。さすがにどっちが勝ったかは書かないでおきますが、「なるほど」って感じの決着でした。でもこれで次週ドンデン返しないとはいえないからな〜。完全決着であって欲しいです。

なんか2ちゃんネタばっかりですけど、異様に熱いスレッド。「ジョジョ第7部が終わりましたね」



00/06/27(TUE)


 気まぐれにトップページのデザインをちょこっとだけ変更。

 とある本を探してたら、ないないと思っていたみりめとる「げんこつさん」が出てきた。忘れないうちにココにレビュ追加しておく。探してる本はいまだに出てこない。そんなもん。


【雑誌】ヤングマガジン 7/10 No.30 講談社 

 福本伸行「賭博破戒録カイジ」。やはりカイジの馬鹿面見ないと1週間は始まらないぜ!といった感じだろうか。も、もうダメ過ぎまする〜。ここで重要なのは同じように地下に送り込まれてるバカ者たちの中でもカイジが一番欲望に弱い、というあたり。だって他の連中だって5日目にはまだペリカ残ってるでしょ。ところで座禅組みながらお小遣いの使い道に悩んでるって、無我の境地でもなんでも無さそうだ。1日柿ピー半欠けですか。バラ売りしてるあたりもスゴイっす。暗黒!ペリカ王国!! 阿部秀司「エリートヤンキー三郎」。おお、秘策がほんとに秘策に。河井はいったい何者なのか?先週から壊れっぱなしの福士の台詞が「オウヨ!」だけなのも細かいけどウマイ。江川達也「デビルマンvs.ラストマン」。これも自分の快楽最優先漫画だな〜。なんで明が40歳かっていうと江川達也が今40歳だからじゃないっすかね。ナウ俺、デビルマンって感じで。つまりは講談社とかダイナミックプロとかを巻き込んだ壮大なイメージプレイ。で、美樹ちゃんとやった後で変身すると。うわ、楽しそ―――。


 やっぱり style filter: 使って半透明にするのヤメました。重いし。


00/06/26(MON)

 
 昨日の呑み会で本田さんから、Q.「蚊爆弾ってホントにできるんですか?」って質問がありました。

 A.「できません。」

 メディアを信じるな!


【雑誌】 ビッグコミックスピリッツ 7/10 No.30 小学館 

  新連載、原作:今井亮一+作画:ウヒョ助(うーむ…)「交通被告人前へ!!」。友人の車を運転中にエービス(無人スピード違反取り締まり機)に引っ掛かってしまった大学生、千葉。後日、警察からの呼び出しで目にしたものは111km/hという身に覚えのないような超過速度を示した記録写真だった…。原作者にその道のプロを据え、きちんとした内容を泥臭い絵柄で描くというのは、やはりモーニング掲載の「カバチタレ!」の原作作画コンビのそれと同じ狙いでしょうか。タイトル画見る限りだと来週あたり美人弁護士が出てきてうんぬん、という展開になりそうな感じ。被告人である千葉を主人公に据えるというのは短期集中連載のつもりなんでしょうかね?ヒロイン役の同級生、紅葉ちゃんが交通取締りオタクという設定には正直度肝を抜かれました。度肝ついでにもう1つ。原作者である今井亮一氏がいきなりこんなトコに出現したのにはビックリ。たぶん騙りでなく本人だと思われるのですが。今のところ良心的な反応がほとんどなので安心ではあるんですが…荒らしちゃだめですよ。盛田賢司「電光石火」。お――、そうくるんですか。ちょっと驚愕な展開。それは正気のあ、証なんですか?たしかに驚天動地だわ〜。曽田正人「昴」。両親に自分の進もうとする道についてはっきりと宣言するすばる。もし、それでダメだったらそうするんだ?という父親の問いに「いいの。あたしはそれで終わりで、いいの。」うわ―――、ええな〜。曽田正人の描く主人公のせっぱつまり様はただ事ではない。文字通りハイ・テンション。高橋しん「最終兵器彼女」。地震の後ふゆみ先輩を救助に向かったシュウジ、怪我したふゆみ先輩と部屋の部屋の中で2人、フラッシュ・バックするのは過去の記憶。全部の台詞が痛々しくって、もう仕方ないです。すげえ。そんで江川達也「東京大学物語」。高畠の彼女はなんと、谷口さんだった!漫★画太郎もビックリの原稿コピぺ攻撃だ〜!「バカヤロ―――!!てめ―――なんかサイテ―――だあ―――!!」そのまんま村上自身にリバースって感じ。いきなり人の部屋の押入れから全裸で出てくる人間には言われたくないっすね。ラストページの展開とか、スゲエなあ。江川達也、悪意のかたまりだあ!それはともかく、谷口さんの格好は激しくやらしい。なんか最近のスピリッツ、テンション高い作品が多いなあ。


00/06/25(SUN)


 いきなりちこく。いかんいかん。横浜は思ったより遠かった。しばたさん@OHP本田さん@植民地小田中さん@すきまページ、コミティアとか参加のサークル、憂貧局の志賀さんとかと呑み。そうそうたるメンバーな気もするけどかわりばえしないメンバーな気もするあたり、どうですか?って誰に聞いておるのだ。呑んでカラオケ。もっといっぱい書こうかと思ったけど下で書きすぎたんでコレで。焼き鳥7000ペリカか〜。なんでああいう席ではいわゆるB級作品の話題のほうが盛り上がるんでしょうかね。


 text#22師弟対決!バキvs.ミルクロ


 長すぎ。大航海時代。


00/06/24(SAT)


  なんか今日は雨降ってたし身体ダルいしで部屋の中でゴロンゴロンしていたら本当にそれだけで1日が終わってしまった。昼くらいに寝て(…)夕方起きて出かけるつもりだったんだけど起きたら夜。空しくなってもう1回ゴロゴロしてたらもうそろそろ朝。なんだかなあ。やることないのでこれを機会に未読本片付けようかなとごそごそ本漁り。

 ■リチャード・バック(訳:村上龍)「イリュージョン」集英社文庫
 ■サミュエル・R・ディレイニー(訳:伊藤典夫)「アインシュタイン交点」ハヤカワSF
 ■シャルル・ボードレール(訳:渡辺一夫)「人口楽園」角川文庫クラッシックス
 ■ジュリアン・バーンズ(訳:丹治愛・丹治敏衛)「10 1/2章で書かれた世界の歴史」白水Uブックス
 ■F・デーヴイッド・ピート(訳:鈴木克成・伊藤香)「賢者の石」日本教文社

 どれも面白そうなんだけど部屋にほったらかしてあった本ばかり。来週いっぱいくらい使って5冊読めるだろうか。

 そういえば「オカルト雑誌とはどんな物なのか」というのが知りたくなって初めて月刊ムー7月号を買ってみたら偶然牧野修さんのインタビュー記事載っていて得した気分。内容は理系SF、文系SF、そして文系SFの流れを汲む伝奇ノベルについて。資料を組み合わせて「偽史」みたいなものを作り上げていくことの愉しさみたいなものが伝奇物の醍醐味だとかなどなど。インタビュアーは東雅夫さんでわずか2pながら良かった。そういえば僕もどちらかというと理系SF(グレッグ・ベアとか)好きなタイプの人間だったが最近やっと伝奇ホラーだのそういうのの楽しさ、面白さがわかってきたような気がします。歴史とかにほとんど興味ない人間だったのがダメだったんでしょうかね。でも未だに架空戦記物には手が出せないなあ。あ、ムーの内容ですが伝奇物読んでる延長線上にある感じでぜんぜん普通に読めました。面白。総力特集の「2012年地球脱出計画」とか「2000年8月21日関東に大地震か?」など。帰省する?どちらかといえば天然に面白かったのは特集記事とかより読者投稿欄の方だったりして。「MUMU LAND」オピニオンコーナー、「妖怪ファンの皆さん、ごめんなさい。幸か不幸か、牛鬼の正体が判明しちゃいました―――」っていうのがあっていい感じ〜。投稿してる方々の年齢層がかなり高めなあたりとかも「本気!」が感じられたり。(ちなみに牛鬼投稿の人は45歳

 来週(6月29日売)のモーニングに小田扉「話田家」が掲載されるみたいで良かった良かった。今週号の予告には載ってないんで誰かの代原だとは思うんだけどそれでもやっぱり。あれ?再録じゃないよね。再録かなあ?(ニュースソース:小田置き場


□相次ぐ17歳の少年凶悪犯罪についての俺オピニオン:日本国内の16歳の少年は次の誕生日を迎えたら18歳になるという法律を制定してみたらどうだろう?ちょうど203号室の次が205号室になるみたいな感じで。いけね!霊柩車だ!親指隠せ!


00/06/23(FRI)


 さっき(24日の朝)雨の中コンビニにヘロヘロ出かけた。持ってる中でも一番ボロいビニール傘さして行ったら、買い物してる間にさくっと盗まれて傘まで追加で買うはめに。正直ちょっとだけ「ほかの傘、盗んじゃおうかな〜」って思ったんだけど、傘立てに置いてあるの、どれも良い傘ばっかりなんでちょっと躊躇した。蝦で鯛を釣るような真似はできないぜ!(使い方間違ってます)それを思うと、僕のボロ傘盗んだ奴も遠慮がちなヤツだったに違いない。きっとそうだ。でも許さん。

 俺の目にウロコを貼れ ……… 天才幻想特殊小説家である牧野修さんファンページ、ヴァーチャルヘヴン内の近況報告ページ。やはり素晴らしい言語センス。どうやら、ながらく品切れ状態だったドラッグパンクSF「MOUSE」が重版されるらしい。えかった。えかった。持ってるけどもう1冊買っちゃおっかな〜。



【雑誌】 月刊アフタヌーン 8月号 講談社

 アフタヌーンか―――。さて、がんばらないとな―――。富沢ひとし「ミルククローゼット」。みみみみみミルク隊の出動っす。せせせせ先生その平等の使い方は「先生、手抜きしたいんだよ。」と同義です。やっぱ読んでて刺激的。残酷性とエロチシズム、そしてある種ののんきさの無邪気な同居だとか日常/非日常の瞬間スイッチング効果だとか。これと同じ感覚なのって活字メディアだと何があるでしょうか?ロリロリ版「ヴァート」?沙村広明「無限の住人」何の因果か凛と天津の逃避行。傍らに仇あり。座して少女は何を想う。って、あーた「腹減った」でしょう。凛ちゃん、握り飯でウルウル眼でしたよ。泣くな!カイジと同じく、人間最後にゃまず飯なんすかね。彼よりは堕ちなかった彼女でありました。しかし今回のお話の凛ちゃん可愛いですね〜。そうとうに薄汚れてて臭そうですけど。都築和彦「ANGEL DOLL」CG漫画というか連作CGみたいな感じ。今秋発売の同名プレステゲーとの連動企画です。この人にしてはめずらしく等身高くてぷにぷにしてない!桜玉吉「なあゲームをやろうじゃないか」この暑いさなかに3人組で両国へ。ねえ、彼女ってホントに実在すると思う?いるんかなあ…見たいなあ…いかんいかん、これこそ作者の思う壺。木尾士目「五年生」。魔女吉村vs.元カレ鳩山。とりあえず就職決まった明夫は手頃な快楽へとGO→!鳩山の動きでまた一波乱あるんでしょ。うひ。鬼頭莫宏「なるたる」テコ入れ成功(はーと)そうですか。貝塚、佐倉、世界と手首。シイナにはない暗い思いを心の中に抱いている2人に芽生える奇妙な連帯感、共犯感覚。そして理科の実験at深夜の小学校。うわ、痛々しくってもうたまんね―――。ところで、なんで試験管ってそういうアイテムなんすかね。理科実験硝子割れ物きけんきけんだから?今考えてみると理科室の備品ってみんなそんな雰囲気のグッズですね。で、その後にもこれでもか!って感じの剛速球がキミのハートを直撃!ひえ―――!!こ、これは凄い。北道正幸「ぽちょむきん」僕の心の中で永年「一見ブレイクしそうだけど、実はしない作家」一位にランクインし続けている北道正幸ですが「ぽちょむきん」は上手くやればブレイクするかも作品だと思います。作者近況で「ギャグ漫画です。」と書いてあるくらい、「スカタン○○」にくらべて押さえ気味に描いてる感の強い「ぽちょむきん」っすがコレくらいでちょうどいいです。どうもこの人はギャグというとドリフネタをやりたがる傾向が強すぎなんで。真鍋昌平「スマグラー」最終回。”背骨”になりすまし、ヤクザの拷問に遭う砧、本物の”背骨”と対峙するジョー。拷問役のヤクザが仮面をわざわざつけるところがナイスセンス。力強いラストでした。植芝理一「ディスコミュニケーション精霊編」ゲッターだのコンバトラーだの。「ど、どうしてあなたはこんなことできるんですか?」そりゃ聞くよ。ドキンちゃん変化〜。で、松笛、戸川組も合流であっちの世界へと。なんか京極小説みたいでもある。久しぶり、五十嵐大介「すなかけ」。身体から砂の湧き出る少女、球子と似顔絵描きの青年イトー、そして優等生な高校生少女ひとみの奇妙な同居話。ええですな。なんでガラスかというと、ほら、砂からケイ素の結晶体へと。純度が高まってるじゃないですか。四季大賞受賞作、元町夏央「橙(だいだい)」たとえば電車の中だとか、「ああっ」って思ってしまうようなシーンの表現をこの人独自なものに置き換えれば黒田硫黄うんぬん…みたいなことは言われなくなるんじゃないでしょうか。フォロワーだとかそういう言葉で斬って捨てるには惜しい才能だと思います。と、いうかそういうこと言い出すとコンテスト選考基準の問題に発展してしまうので。同じ傾向の絵柄が入選しやすいコンテストなんていくらでもあるでしょ、というかほとんどそうだし。作者若そうだし、これからも期待できるでしょう。 

【雑誌】 月刊キューティ・コミック 8月号

 小野塚カホリ「ファイクファー」が載ってて、「何だ?」とか思ったら「そどむ」が16ページぶん間に合わなかったんですね。で、「そどむ」。葉ニと理香子、そして葉二の母親。病室での3者懇談はいつしか修羅場と化して…たしかに「ブツッ」って感じで唐突に次号へと。「フェイクファー」。ザ・ホラー2000年2月号より再録。仕事しまくりだな〜。恋焦がれていた少女を拾った青年。ただし少女は死んでいて…わずか8pながらひんやりと冷たい感触のモノローグなど、良い感じ。屍体の彼女がもの凄く無惨なところなんかもマル。で、それにKomSomida「至高!」っていう7ページギャグ作品と1p広告でピッタリ。「至高!」はラフ画、アナクロ画が混在する画面で進行する1ページギャグ7連発作品。一言で言うと微妙。朝倉世界一「地獄のサラミちゃん」金持ちババアの猫探し。可愛い話だなあ。落ち武者ピアスとか、小物センス最高!大倉かおり「ユカとまーくん」金は無いけど元気だけはある2人。金払いの良いバイトに心動かされてついつい乗り込んだトラックは人里離れたダム工事現場にゴー!「ダム工事 生きるの死ぬのと 大騒ぎ」いつもながら作品全体に流れる元気さとハイテンションさ加減が気持ちいいです。羽海野チカ「ハチミツとクローバー」はぐちゃん登場が1コマ!がっくし。今回は10ページ特別編で飾らなすぎな男、森田先輩の日常クローズアップ!このヒト天然動物系人間の可愛さ描くの上手いですよね。栗生つぶら「月とリンス」彼に愛されてる人形と彼に愛されてないことを知っている女の子(幽体離脱中)が満月の夜にランデブー。「この人の画ってこんなに白かったっけ?」って思うくらいの白さですがそれが効果的に働いてます。かわかみじゅんこ「キキララ火山」。キキとララの2人は火遊び大好きな双子。しかし妹ララが恋したのはサーファーの先輩、マイアミで…というお話。「大人の童話」だそうでたしかに寓話的な作品。火の精と水の精の恋物語ということでしょうか?黒田硫黄「肉じゃがやめろ!」なんと連載。料理エッセイ漫画。今回はギョウザ作ってました〜。そして上野顕太郎の登場。リレーエッセイ漫画「最近どうよ?」またあのネタだ〜。キューティ・コミック読者が読んでないだろうと思ってリサイクルリサイクル。ところでこの連載、おおひなたごう→古屋兎丸→喜国雅彦→松田洋子→黒田硫黄→上野顕太郎ときて、次回は榎本俊二だ!イヤな友達の輪、特殊漫画家大集合!といった感じです。キューティ・コミックでもやってくれるんでしょうか。榎本俊二。


00/06/22(THU)

 
【雑誌】 ヤングアニマル 7/14 No.13 白泉社

  鶴田謙二のスペサルピンナップがついてる。電車の中とかでピローンとかなるとかなりはずかしいぞ。きをつけろ。こいずみまり「コイズミ学習ブック」あれ?いつものポジションじゃない?と思ったら特別編E3取材でカラーページ使うからなんですね。その特別編は「とくにきょうみなし」って姿勢全開で良かったです。で、本編。ロサンゼルスポルノショップ巡り〜ぱふぱふ。なるほど2色あるんか〜フランスパンか〜、などなど。三浦建太郎「ベルセルク」久しぶりに読んだから前の回どんなだったか忘れてしまった。モズグスさまあ…こんなお姿になってたんすね。ところでモズグスって水雲酢(もずくす)にさも似たり。グロブダ理論か。前後編計50ページ、久しぶり宇仁田ゆみ「たりないひと」結婚式披露宴で社会人としてはどこか足りない男と、結婚するにはどこか足りない女が出逢って…みたいなストーリー。矛盾と混乱がそのまんまストレートに出てくる女の子の台詞が楽しい。あれ?この子の名前出てないよね。二宮ひかる「ハネムーンサラダ」。こっちもそんな感じ。みのりの思惑なんか勝手に飛び越えて駆け抜けていくような一花、遥子の行動の見せ方が上手い。いい感じ。このしなやかさ加減が二宮ひかるの描く女の子キャラの魅力かなあ。男の掌の中からぽーんと飛びぬけて勝手に出て行っちゃうようなイメージ。ところで林崎文博「VF」ホントにどーでもいいけどやってる事といい、台詞といい、あまりにオヤジセンス全開なのだがどうか。この人たちって高校15年生くらい?

【雑誌】 近代麻雀ゴールド 8月号 竹書房

 あいかわらず桜井章一パーセンテージ5割超えてそうな誌面。雀鬼イズム布教誌といった感じであります。たとえば、原作:安田潤司+作画:沖田龍児「無限」。まだ麻雀なるものを知るはるか前、ガキ大将だった頃の桜井章一を描くことで雀鬼のルーツを探る、的な作品。始まった時大学生だったんですが最近の話ではさらに小学生時代にまで遡ってしまいました。ここから始めないと桜井章一は語れない、ということなんでしょうか。あまりに先が長すぎです。ところでぜんぜん気がついてなかったけど作画の人は「好き好き!極道パパ」の人だったんですね。そして神田たけ志「Shoichi」(闘牌原作:安田潤司)で、現役時代→引退直後の桜井章一の姿を。今回は第1回雀鬼主催の麻雀大会で優勝した南君のお話ですが。そして現在の雀鬼による指導対局漫画、谷口亜夢「雀鬼サマへの道」があったりして。もう至れり尽せりとはこの事です!そのほか人気連載記事、桜井章一「無敗の手順」「超絶麻雀戦術論」あったりして、もう雀鬼、雀鬼、雀鬼だ―――!麻雀しない人にはピンとこないと思うんですけど、こういう漫画誌も世の中にはあるんです。で、その他の連載は渋いのばかり、と。地味〜に連載中、一條裕子「道子のほざき」海底摸月の巻。「グァムとかハワイとか奄美大島とか」「ありません」断定口調だ〜。初登場ゲスト、萩原はっさく「いかれポンチー」自分の女かけて麻雀。劇画だとよく見るけど現実にはなさげなシチュエーション。勝負のカタとしてじっと正座してる裕子が妙に色っぽい感じ。まただ。福本伸行「天」最近この人の漫画ばっかし見てるな〜今週で何回見た?アルツハイマー進行で自分がわからなくなる前に自殺するという赤木。天たちの説得はまだまだ続く。今回は僧我の番。赤木の「オレにはもう麻雀がよく分からんのよ…」という台詞が衝撃的。で、僧我と勝負始まりそうなんで最低あと2年くらいは説得続きそうです。気が長いなあ…もう。あ、まるで誌面にそぐわなかった(僕は好きだけど)パンチョ近藤「炎の雀ブラー」も今回で最終回。この人は細く長くタイプの漫画家なのかな〜。それにしても細すぎるな〜。そういや、真ん中へんのカラー記事「彼女のホンネ」ってのもぜんぜんゴールドっぽくない。


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