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#25
00/10/01〜
【単行本・漫画】
麻耶雄嵩「鴉」
【雑誌】
モーニング No.46 / ヤングサンデー No.46/ 近代麻雀
11/15/ モーニングマグナム増刊
11/1/ メロディ 11月号/ ネムキ 11月号/ ヤングマガジンUppers
N0.21/ ビクトリー麻雀 11月号/ 少年サンデー No.47/ ウルトラジャンプ 11月号/ ミステリーDX 11月号/ ヤングサンデー
No.47
【etc.】
00/10/20(FRI)
みんなにツッコまれたりしてるんだろなあこういうとこで隙見せると「やっぱ東さん本物のアレじゃないかも〜」とかみんなに認識されてしまうのだ大変だ(他人事)などと思ったりする。
んな事書いてるってことは当然のごとく、(一部で)話題な東浩紀さんの草稿、基調講演
at ルネッサンス・ジェネレーション2000つーのを読んだわけです。なるほどなるほどとか思いながら読んでたんですが気になる事も1,2点。「キャラ萌え」が「認知心理学の「下意識」という言葉で呼ぶほうが適切なように思われ」、「自らのニューラル・ネットを訓練し、ときには演算ユニットを増やし、できるだけ多くの変数をもつオタク的なデザインを認知すること」であり、「作品のメタレベルに立とうとする初期のオタク的なシニシズムは見られない」ものだってのは理解できるっす。ただそれだけをもって、「でじこ」が受けた理由を語れるかって言うとそういう気もしないんすよね。
つまり「猫耳やメイドに対する独特の感覚を育て」たからといってそれがでじこのいわばミックス丼的ヲタク好きパーツてんこ盛りデザインを萌え対象に出来るかっていうとそーでもないわけで。そこにはある種の一線を越えた人間とそうでない人間の線引きが存在すると思うんです。でじこにしたって、構成する「猫耳」「メイド」「しっぽ」「大きな手足」「緑色の髪」などの要素それぞれに分解してちゃんとデザインしたら、それぞれでじこより一般受けするだろうキャラ容易に出来上がるでしょ。ただその要素全部を1体に強引に詰め込んだキャラデザインに萌える人間がいっぱいいる、ってのが重要なわけで。俺的にはこれを「オタク的リミッター外れ状態」って(心の中では)呼んでます。もっといいネーミングあるかも。つまり、それが何であれそういう要素導入されたキャラ見ただけでもうココロ堪らん状態?ダメだこりゃ。ここで肝心なのは要素的に足し算が可能、ってことです。猫耳!しかもメイド?さらに、よし!って感じで。明らかに異質な要素の混在もぜんぜんオッケー。おめでたいので、なんかわからんけど、よし!かも。「(オタク的)めでたい感覚」でもよいか?なんかいろいろ入ってるとおめでたい感じしない?学園ものの漫画読んでるとき「眼鏡っ娘要素足りないなあ…」とか呟いたりしてない?それってねえ、全然足りてる必要性ないんだよ!
そもそもパーツ認識力をアップさせる事で審美眼、そしてそれに伴う美的感覚をドライブさせていく、という欲望だったら、例えば盆栽の見立てとか、そういうのの感覚とも共通してる部分あると思うんでオタク文化特有なのものとはちょっと感じられないなあ…とか思ったりします。肝心なのは前述したように明らかに異質な要素の混在を「よし!」としてしまう感覚なんじゃないかなあ。
ただの「メイドさん萌え〜」と「でじこ萌え〜」とでは感覚にかなりの開きがあるような気がします。
あと1つ。「サンプリング」「リミックス」という言葉を使ってオタク文化を語ることについて。「…といったいかにもオタク的なデザインの特徴を集め、サンプリングしリミックスする感覚である。」と表現されたでじこのデザインでありますが、ここで使われてるようなサンプリング・リミックス的手法で音楽作ってるのって、東さんが引き合いに出してる(というか、出したい)ハウス/テクノ系のクラブ・カルチャーの人たち、というよりは、殺害塩化ビニールレーベルの人たち、猛毒、ありぢごく(は殺害塩化ビニールだったかな?)、今活動してるんだろうか、なダムダムTV、もしくはレオパルドンさんとかDATゾイドさん始めとしたナードコア・テクノ勢、海外だとサウンド・コラージュやってる連中、ストック・ハウゼン&ウォークマンあたりな気がします。でもここらへんって、みんなオタクな人たちだと思うし、クラブ・カルチャーとは近く見えてもまったく近くない人々な気がします。きっと大きな溝があるネそこには。
つまり、上記の人々とそうでない人たちの違いってのは結局、サンプリングした元ネタが何であるか、それをどう使うかを優先させるのかと、ダンス・ミュージックとして機能する事を優先させるかの違いであって、前者とオタク的デザインとは共通性をわりに感じる(オタク同士なんで当たり前)ものの、後者と共通性があるかっていうとちょっと、それは弱い気がするんです。サンプリングされた元ネタにたいする意識の払い方の違いかな。
そういえば東さんは「私見では、クラブ・カルチャーが神経生理学的なレベル(ドラッグ)と認知心理学的なレベル(トランス)の組み合わせで支持者を集めてきたのに対し、オタク系文化は、認知心理学的なレベル(デザイン)と精神分析的なレベル(フェティシズム)の組み合わせで支持者を集めてきたように思われる。」と書いているけど、少なくともドラッグ&(トランス)テクノなりなんなりの組み合わせで支持者を集めてきた…と書いてる段階でこれが日本のクラブカルチャーのことを語っている気はしない、たしかに薬でブッ飛びながら踊っている人間はいただろうけど、それで支持者が集まったのか?じゃ、これはきっと日本の事ではないのだろう…と思っていると、「この両輪がある点で私には、90年代の日本社会はaddictionの社会的編成のきわめてよい症例になっていたと思うのだ」と書いてあって、「えっこれって両方とも日本の事?」と驚く次第。そもそも、日本にクラブ・カルチャーがあるかどうかというのも疑問ですが(クラブはあっても生活には根づいている気がしないんで)、そういっちゃうと色々怒る人がいそうな感じです。佐久間英夫とか野田努とか。
言いたいことはなんとなくわかる気がするんですけど、細部にわたって微妙にツッコみどころの多い文章な気がします。「サンプリング」「リミックス」という単語を使ってオタク文化を語るのは、なんかこう、オタク文化をハウス/テクノ系のクラブ・カルチャー、と同列の存在、つまりカッコいい系な印象で語りたい、って意図がちょっと見える気が。これは僕の気のせいかな。
00/10/19(THU)
ふわわわ、気持ちえかった〜とタオル拭き拭き更衣室に戻ると、苦虫を噛み潰したような顔をしたオヤジがやたらめったらスプレーしまくってる。そのオヤジは俺の顔を見ると開口一番「汗臭い汗臭いなんやこれ汗臭い汗臭いなあ汗臭い。」たしかに汗臭い。これはもう、汗臭いとかそういう領域を超えた臭さだ。試合直後、どこか体育会系の部室でもこんなに臭くないだろう。「なんやこれ汗臭い汗臭いまったくもう何で汗臭いんや」もちろん、俺が汗臭いわけはないので俺を責めてるわけではない。あまりの汗臭さに何か言わずにはおれなかったのだろう。撒き散らしてたのは消臭スプレーだ。「汗臭い誰が臭いんや汗臭い汗臭いなあもぉ汗臭いなんやこの匂い汗臭い汗臭い」
「あ―――、これはたぶん、さっきサウナから上がってそのまま更衣室に忘れ物取りに行った(池上遼一「HEAT」にそのまま出演できそうな)人々、そのなかでも(ハート様を全身タトゥーでコーディネイトしてさらにビジュアルショックな感じにした、ホントにスキンヘッドだよオイ)あの人の匂いなんじゃないかなあ。あの人(指差す)に文句言ってきたら?」
とか言いたかったけど、どう考えても本日のラッキーワードな気がしないし、ろくでもないイベントの成立フラグ立ったら嫌だったので「ああ、そうですね」とだけ言っといたら、「汗臭いなあもう!」と叫んでそのオヤジは出て行った。
ここにいるとサワヤカ値がぐんぐん下がっていくのを感じたので、あまり匂わないゾーンに移動したのち、とっとと服着て更衣室を出た。
出たすぐのところのソファでオヤジはTVを見ていて「なんやあの匂い汗臭いわほんまに汗臭い汗臭い汗臭い」とまだブツブツ呟いていた。
近代麻雀誌、小鳥いずみのホロスコープによると、「勝負運:消火器を買ったり、雀友にハイミスを2人加えるとツキがやってくる」そうです。なんとむつかしいことか。
【雑誌】ウルトラジャンプ 11月号 集英社
みんなが知りたいのはこれかい?な巻頭カラー新連載、富沢ひとし「プロペラ天国」。(ここだけは未読の人、読んではならぬ)うーん、やっぱし天国っつーくらいだから、楽しさ爆発!学園ほのぼのドラマだよね―――。小糸と小鐘の仲良し姉妹、「恋愛探偵組」が中学生のみんなのお悩み、解決しちゃうぞ!うきうき。な、わけ、なかろうが!!普通と合成、2種類の人間たち。変身、解体、そして変形。ページが進むにつれて加速していく富沢ひとしの悪意。小糸ちゃん、変形してるよプロペラに!ホント、この人は女の子を異形のものにしないと気がすまないらしいね!しかも歪みきった日常空間の中で。1ページオマケ漫画「プロペラじごく」もついてるよ!ところでこっちもキッツい展開、中平正彦「破壊魔定光」。見た目だけは無邪気に見える少女、しかし、「流刑体」4体を「遊び」で殺したコオネの秘密が明らかに。遊園地での楽しい一時と交錯して明らかになる残酷な事実が読者の心をほんと、やり切れなくさせる。つらいなああ。熊谷カズヒロ「サムライガン月光」は、なんか等身低いな。気のせいかな。ところで、主人公さん、出ませんな、な大暮維人「天上天下」は決着。文七キミはいったい何ヶ月カッコいい役なんだ〜ラスト、病室ベット横での2人のシーンがええです。三輪士郎「DOGS」シリーズ第3話載ってたり、あろひろしの「恋が芙蘭V」載ってたり、基本的に大充実な内容だと思いまする。あ、「最終シスター四方木田」普通に載ってるけど、基本的に読みきり前提連載だから毎回「THE END」なんでしょうか?
【雑誌】ミステリーDX 11月号 角川書店
初めて買った。なかなか売ってないような気がしますこの雑誌。基本的に探偵・刑事もの中心な構成でまさに「ミステリー」なんですが、そういったいわゆる犯人・謎当て漫画のほかにサイコホラー漫画・別な意味での伝奇的ミステリー漫画が散りばめられてる印象。探偵もの一本だった「BStreet」とはそのぶん一線を画してます。ところで、これが目当てで買った原作:清涼院流水 作画:蓮見桃衣「エキストラ・ジョーカー」は今回予告編だった(ToT)でも巻頭。ところで特別企画として「JDC解体新書」(JDCってのは清涼院作品に出てくる探偵たちが所属する組織、日本探偵倶楽部の略ね)とかいう企画が載っててこれがすげえ面白いので買って良かったかも。「あなたのミステリ度check!!」とか「日本探偵倶楽部入試問題(笑)」とかあって最高!清涼院流水かかわるなら当然こういうのついてないとダメだなよくわかってる。でもミステリ度check、問題からして違ってるよ迷宮館→迷路館だろうとか思ったり。しまった―――ミステリ度95点だった1問間違えた。JDCのはめんどくさいのでやってない。探偵タイプは天城漂馬タイプでした。ところで本編の漫画、JDC探偵の紹介だけで終わってるよ…マジでマジで。登場人物多すぎなんじゃ!ホントに事件発生するの、いや、できるの?ところで流水先生インタビューによると小説とはやっぱりまったく違ったストーリーになるそうでふにゃ〜〜〜。探偵と舞台となる幻影城しか共通点無いらしいよとほほ。ところでもう1つの新連載。CLAMP「合法ドラッグ」。クリスマスの夜、雪の中、行き倒れていた男とそれを拾った男。2人はそれぞれ普通の人間には無い力があって…みたいな感じ。特殊能力を使った何でも屋業の物語かな。ラストの見開きにはちょっと心惹かれた。作画:猫井みっくなんでちょっと画的には弱いかな、という気がするけど。あとはたぶん中心連載、単行本読んでるし、な、しかくの「爺さんと僕の事件帳」美濃みずほ「心理捜査官・葵」あたりが安定してるのかも。伝奇ミステリっぽい中川勝海「夜叉鬼想伝」はストーリーわかればなああ、といった印象。来月は有栖川有栖の火村英生シリーズ、篠田真由美の建築探偵シリーズそれぞれ長編が載るらしい。どうかな、毎号買うかな、うーむ。
【雑誌】ヤングサンデー No.47 小学館
4号連続新連載再びってことで、今回は遊人、七月鏡一+藤原芳秀、太陽星太郎、坂田信弘+かざま鋭ニが次号からスタート。えーと、ちょっと前にもどる感じですか結局。北崎拓「なんてっ探偵アイドル」は可菜子ちゃん誘拐されちった〜つーことで今回は制服緊縛+コスプレ、っすか。先週出た女の人また登場だね。山本英夫「殺し屋イチ」はとりあえず垣原の点目に注目。怪獣クラスなイチの登場にもう、エクスタシー寸前!なんでしょうか。唖然!2号連続読みきり後編、秋重学「奴がピンチにやってくる」後編は、なんかこう、サワヤカな感じでまとまって良いラストでした。風が吹き抜けていったような。連載してもええよ(偉そう)。新井英樹「The World Is Mine」はモン、そしてヒグマドンを経て、トシの過去編へ。春には平凡な郵便局員だったトシがなぜ、今のトシに変貌を遂げたのか。つー感じ。
00/10/18(WED)
漫画化されたっていうんで読みたくって読みたくってしゃあない。じつは週末くらいにしか出かけない本屋巡りしてみたけど「あすかミステリーDX」売ってないなあ…。今日もうちょっと大きな本屋で探してみよう。ちなみに作画担当は蓮見桃衣。「きみとぼく」誌で「神異伝」描いてた人ですね。
メモ:三家本礼「ゾンビ屋れい子」4巻買ってくる。異形コレクション「トロピカル」持ってるけど探せない(ToT)んで買ってくる。
ううう、うだうだしてたら資源ごみ回収車行ってしまった。この縛った雑誌の山とともにまた1週間暮らすのだ。
【雑誌】少年サンデー No.47 小学館
えーと、一部で注目(笑)な岸みきお「ナズミ@」。あ、面白い!この人の作品としてはビックリするくらいに萌えの要素導入されてますこれでも。今までの作品、裸は出てきてもセクシー度でいうとゼロだったからなあ…。なんで電線を?電話線ならまだしも、とか、プログラムが風呂入ってるよ!とかいろいろ、ホントにいろいろあるけど、この人としては相当に突き抜けた感じある。藤田和日郎「からくりサーカス」はからくり編最終章、自動人形との最終決戦に。ギィの抜けた穴にミンシアが加入、いよいよしろがね連合軍は砂漠の中、本拠地「真夜中のサーカス」へと乗り込む事に。見開き、そしてラストページの引き、上手いなあ。たぶん影の演出多用した戦闘になるのかな、と。猪熊しのぶ「SALAD DAYS」。サブタイトル、教師愛(ティーチャーズ ラヴ)でこの展開…。まさか、「ナズミ@」をライバル視してるのかいな。石渡治「パスポート・ブルー」の展開もまた…。ところでビックリ、「DANDOH!!Xi」。ラミアって女だったんだ!えっ、誰もが気づいてますかそうですか。田中トモユキ「リベロ革命」は単なるセッター勧誘のエピソードなんだけどそれでも読ませるというのはスポーツ青春漫画として正しいからかなあ…という気がします。一方迷走にも程があるのは満田拓也「MAJOR」でしょうね。「健太やります!」と同じ人の作品な気がしないなあ…。さすがに野球ナメ過ぎなセリフなんでは。
ところでサンデーで岸みきお「ナズミ@」が集中連載な一方、ジャンプでは河下水希「りりむキッス」が読み切り→連載化決定、だそうです。公式発表されてるわけではないのですが、河下水希が桃栗みかんでないというのはalohaをOKAMAじゃないというくらいにむつかしい。むつかしいよ。桃栗…河下水希の画ってジャンプ読者にうけるのかなあ、ちょっと不安。この前の読みきりバージョン、ジャンプ系サイトだと評判けしてよろしくなかった気がするのですが。大丈夫かなあ?
岸みきお、河下水希、ともに本人はピンポイントでターゲット狙ってるつもりでも、なんかこう、絶妙にワイルドピッチな作家さんな気がするんですよね。勿論そのズレてるとこに心惹かれるんだけど。
00/10/17(TUE)
■平野耕太ホームページ「73年マフィア」 作品と日記等のコメントのギャップがあまりに無さすぎです。そのまんま。
【雑誌】メロディ 11月号 白泉社
やっぱりこういうのを少女漫画というのではないだろうか。竹宮恵子「回帰」。薔薇だ!真珠だ!ブラヴォー!町外れ「魔女の館」と呼ばれる屋敷。そこにはロマジーナと呼ばれる美女が住んでいる。そこは要人用の特別な娼館でもあったのだが、同時に本当の「魔女の館」でもあった。そこで少年たちは「子供だった自分」を魔女ロマジーナに捧げ、「子供時代」に決別、外界へと足を踏み出していく。うーむ、ゴシック・ロマン。ベッドシーンではバックに薔薇が咲き乱れ、真珠はネックレスからはらはらこぼれなきゃダメ〜。トリスタンとカールの別れのシーンもじつは色っぽい。「ロ…マ ジー… ナ!」きゃーって感じ。わかつきめぐみ「ソコツネ・ポルカ」第2回はちゃんと16ページで妖怪退治ものやってるではないか。しかし、相手はオオハマグリ。シシ、可愛くないな、オイ。山尾悠子お好きなんですか、そうですか。新連載、宇野亜由美「ダーリング」。「千円お出し!」科学者(自称)な姉さんこしらえたロボット巡るギャグものなんですが、「オコジョさん」に収録されるんだろうね、って感じの脱力8ページ漫画でした。いつもの感じ。雁須磨子「どいつもこいつも」。「金かな。」(よだれ垂れてるよ!)ってなわけでレンジャー訓練に向かう乙犬にでっかいプレゼントな朱野でしたが、このカップルはホントにどーかしてると思うのよね。江口最近協力的だな―――。遠藤淑子「ヘヴン」は単行本収録エピソードより前、ルーク誕生のエピソードを描いた短期集中物なんだけど、きっと辛いだけの話になる気がするんだよな―――。今回ラストページなんかこの人得意な感じな悲劇の前兆パターン、困った困った。
【雑誌】ネムキ 11月号 朝日ソノラマ
困ったもんです。というのはスゴすぎだからだ、なTONO「チキタ★GUGU」。人喰いのことを知るため、ニッケルと2人(+妖怪)出かける事になったチキタ。といっても実はニッケルの妖怪退治につきあわされたわけで…やはり妖の描き方、上手い。人喰いだからといって安直に邪悪な存在として描いているわけではなく、かかわる人間の罪がそのまま反射して返っていく、そういった「鏡」みたいな存在として描いているのかな。ラスト、ニッケルの元へ返っていった呪い、そしてニッケルの抱える痛みの描写が心を打つ。この人はいったいいつまでこういうのが描けるんだ?と不安になる。長持ちして欲しいなあ…。伊藤潤二「富江」。最終回。わりに地味な終わりかた。生き残りをかけた3人の富江たちのラストバトル、なんだけどちょっとズレた終わり方になってるあたりが伊藤潤二テイストかも。でも増殖しないなんて富江じゃないみたいだ!今市子「百鬼夜行抄」もこの人らしいオチだな〜人形の話。あ、川原由美子「観用少女」載ってます。「お喋りな墓標 ー後編ー」ですけど全編の内容ぜんぜん憶えてない(ToT)
【雑誌】ヤングマガジンUppers N0.21 講談社
巻頭カラーは新連載、むとうひろし「コンパレ 〜conpare〜」。コンパレってイタリア語で共犯者とか相棒という意味らしい、というわけなスタートはジャパニーズ・ヤクザが海を渡ってイタリアはシチリア島へ。つまりはビジネスチャンス拡大のためにイタリアン・マフィアと手を組もうってわけで、そこで登場がマフィアのドンの孫、カルロ。柔道着に縄締めてやってきた彼はなんか日本文化を完全誤解、武道!アニメ!日本万歳〜って感じで偏りすぎ〜。そんなちょっとヤバイ感じの彼の相棒役として選ばれたのがナチュラル・ボーン・トゥー・ビー・鉄砲玉って感じの健太。20越えてガクラン、「とりあえず殺しとけ〜」な彼とカルロのちぐはぐコンビものっすかね。色っぽい姐さんもいるし、なーんかアッパーズ漫画だねえという印象。なんか、面白いんですけど。期待できるなこれ。原作:田中芳樹 作画:梶原崇「黒竜の城」はすっごいフォルムのお姉さんが出てきたよ!頭にかぶってるの、何?咲香里「春よ来い。」はずっと。村枝賢一「RED」はオーエンvs.コッパー兄弟の決闘、終結。わかってるんだけど、ラスト悲しいっすね。押川雲太郎「不死身のフジナミ」並。
【雑誌】ビクトリー麻雀 11月号 ナイタイ
値段の問題でなく、いつも買うの悩む。五木部トシ「極貧物語PARTII」。借金抱えた兄妹+女の子の居候の話で毎回それなりに面白いんだけど、麻雀漫画でない回は多い。今回の話メイン、ひょっとしたら自販機あさりだったりして。作:皆川光広 画:田中万理「ド・ボン」は男2人で旅打ち物語。今回は盛岡って事で(?)わんこそば食べてオチもダジャレだ。ケテスタ。押川雲太郎(闘牌:荒正義)「不敗」は80%くらいアシスタントの人の画だなきっと。ところで昨日今日で4本この人の漫画読んでるのだが気のせいか。かたおかみさおが「CREATURES」描いてたり(正直まったく気合入ってない)日高トモキチがイラスト描いてたりするのもポイントだ。でも日高トモキチ名前載ってないよ。ひどいな。山松ゆうきち「たそがれの勝負師」は白髪になったけどまだ死んでないよ。劇画:二ツ木哲郎 闘牌:黒木真生「蟠牌邪(バンパイア)」…。無意味に山崎死んでるな〜。
00/10/16(MON)
そういえば昨日、見も知らないおっちゃんから500円ねだられたっけか。あげなかったけど。
■奇妙な冒険だよ!ドラエもん
「ちょびっツ」はメイド乱舞だったぞ―――!
ところで、昨日まであんなに賑わっていたあのスレッドは誤解が解けて一件落着したとたんに書き込みパタッと途絶えたな〜そんなもんか。
なんでいまごろ書くのか、という気もしますが、サンデーの岸みきお「ナズミ@」。ココ読む限りだと連載まで紆余曲折あった感じなんだけど全5回なのか、大変だな。と思ってみました。
個人的に、この人の漫画の真骨頂はストーリーにおける凄まじいまでのひねりのなさ、だと思います。そういうのってたとえばここの「ナズミのプロフィール。これってあんたの好きなもの、嫌いなものそのままでしょう!」みたいな部分にも端的に現われていて、ここらへんとか、ここらへんとか、大変にそんな感じです。
前作「未完成ファミリー」(そういえば、出ないかと思ってた完結巻でたな)もそうなんですけど、こんな「入浴シーン100連発!?」とかがある作品だったのにもかかわらず、「萌え」とかそういうんじゃなくって中心となるテーマが「家族愛」だったりするちょっとしたずれ感覚だとか、「未完成ファミリー名・珍・その他場面集」とかあったりするけど、それはあくまでその1点のみで、お話の流れ的には極めて平坦、というあたりがこの人の作品のポイントかな。ブッとんでる感じはぜんぜんないんですよね。なんかこう、絶妙にちぐはぐです。そのあたりを楽しむとええんではないかな。あとは気が抜けまくった感じの登場人物たちの表情とか。スゴイよね。ボクシング漫画より萌え漫画よりやっぱりヌル〜い家族漫画描いた方がいい気がするな。
■3D Escher ものすごくよく出来てます。驚き。
00/10/15(SUN)
更新休んだだけで手が動かない、文章書けなくなってる自分に気づいたり。昨日、一昨日書いた憤りはまったく自分の誤解に基づくものだったんでとりあえず平謝ってみたり。へこへこ。なんとか許してもらえたような気がするのでとりあえず安心してみたり。反省してみたり。髪の毛切りに行ってみたり酒飲みに行ってみたり。
【雑誌】近代麻雀 11/15 竹書房
まず今号の目玉、最終回な青山広美「バード」。わお、なんて贅沢なんだ!バードの”新”自動卓天和の秘密、『蛇』の自動卓天和破り、そして決着、ラスト。これだけの内容を1話でやるんですから。それでもゴチャゴチャって感じのラストになってないし。全16話ってことであらかじめ入稿してあったのかなあ。『蛇』の発想から遠く離れたマジシャン的技法によって”新”自動卓天和は行われていたんで、一応前号での予想は当たってたのかな、と。異様にキツい状況になっている押川雲太郎「根こそぎフランケン」もあと2回くらいかなあ…。今回は千夏の見せ場かな。千夏→竹井の台詞の流れが素晴らしい。いいなあ。「私はもうお金だから…」とかね。押川雲太郎ってわりにどーでもええ感じの作品量産しつつ、1本重い作品を描く作家さんなのかもしれません。他の作品はほら、名前、見た目こそ微妙に違えど、この作品に出てくるキャラの外伝的な内容でしょ。仕事量が凄まじいんで画的に最近荒れてるけど、これはいいよ。ホント。本そういち「フリー雀荘最強伝説 萬(ONE)」。「萬!お前はバカすぎる。」と思わざるを得ないアホ発言。西と代われ!ヤツくらいナチュラルに読者に嫌われている主人公キャラ、いない気がします。前回、さる少年と兄弟である事が判明したスターズオーナー・ウィル。いったい君はいくつなんだ。今回はさる少年とウィルの過去、そしてウィルの体の秘密が描かれます。3話集中連載は高港基資「ジャスティス〜正義の使徒〜」。残虐事件の加害者たちに私的に鉄槌を下しつづける男、そしてその男を追いつづけるエリート刑事。漫画的には面白くなりそう、なんだけど麻雀を作品の中に組み込むのがあまりに強引過ぎる気がしないでもない。だってそんな2人がフリーでたまたま同卓するんだよ。え―――!!渋沢さつき「凌駕」は函南姐さんをもっと丁寧に描きなさい。近代麻雀新人賞で準大賞とってた後藤正人が「WANTED高校生 バジリコ」というのを描いてる。なんじゃこりゃ?「麻雀鬼ウキョウ」、橋本俊二の正統継承者なのかもしれません。>
【雑誌】モーニングマグナム増刊 11/1 講談社
新連載、伊藤理佐「モモちん」。「赤ちゃんはどっから産まれるの?」って可愛ええモモちんに聞かれたんで大困りなパパママ。えーとえーと、どうしようか。オロオロ。って性教育ボケ漫画なんでした。この人のいつもの感じか。面白いけど、こんな感じで毎回やるの?こっちも描いてる押川雲太郎「べとべと」。今回はパチンコバトル。裏ロム使って荒稼ぎなパチプロ集団となぜか勝負する事になったエトちゃん。結局これって詐欺漫画か。しかし、店主は奴らの存在知ってるのになんで裏ロム元のロムに戻したり、夜中の浸入警戒したりしなかったのだろうか?来年3月映画公開決定、な佐藤マコト「サトラレ」。でもひょっとしたら公開直前まで単行本化しなかったりして。今回は4話で登場なサトラレなお医者さんとサトラレの小学生、浩が出会ってしまうお話。もちろん、遭遇した瞬間の思念波によってお互い自分がサトラレだった、という危険性がおおありなわけで、それをどうやって回避するのかがポイント。2人のエピソードだけど、お話的な功労者は浩の友達、みつおくんかな。よーやった。佐藤さん張り切ったのか、プロットにページ数が足りてない感じで中盤まで内容詰め込みすぎかな、って印象あるんですが、ラストシーンきっちり決まってるんでオッケーです。物語の流れとしてはターニングポイントになりそうなエピソードですね。ラストページとか。安田弘之「ちひろ」。今回はスゴイ良い。前回登場の初心者ピンサロ嬢はるかとちひろの話なんですけど、ビルの夜景使った見せ方とか、ええねえ。あれ?でも「ショムニ」といえば「風俗版ショムニ」なエピソードなのかも。川島正春「嫁を乞う人」。疲れた心を癒すため、都会を捨ててやってきた女。寡黙に、ただ黙々と土を耕して生活する男。そんな2人は一時出会い、そして………………。えーと、なんだこりゃ?MANGAOPEN青木雄二賞入選、川畑聡一郎「S60チルドレン」は含むノスタルジーな昭和の終わりの小学生像なお話。第2話がええです。モノローグセンスとか。原案/木葉功一 作画/佐藤純也「GOD’S MARBLE」は最終話。全4話か。単行本にまとまるのかな。ストーリー的にはキッチリしたラストだけどちょっとゴチャゴチャしちゃったかも。あの見開きの効果は生きるけど、もうちょっとページ数いったかも。
00/10/14(SAT)
あ―――ムカつくな―――。昨日書いた掲示板の続報。明らかに曲解した理由に基づいた俺へのいいがかり的発言に怒り心頭。抗議文章を投稿する。しばらく後いちおう謝罪文らしき投稿が返ってくるも、その内容読んでさらに大激怒。こ、こいつ何にもわかってね―――!反論レスに2,000字も費やしてしまったんで、更新少ないです。すみません。しかもさっき見たら昨日までさんざ人を揶揄したような発言しまくってた人間がいきなりマジモードとかいってトピック仕切ろうとしていやがる。ムッカ―――。(注:その後判明、全て誤解でした。すみませぬ。)
某所掲示板。う―――む。朝読んだ文章の内容と180度違った文章投稿してきて、俺の怒りを誤解に基づくものにしてしまおうというのはいったいどういう了見なんだ?と思ったり。悪意はないらしいけど、少なくとも自分が何を書いているのはわからない人間なのだろう。30らしいが。しかし、昨日の文章と今日の文章とであきらかに矛盾点を内包しているというのはどないなものか。しかも謝罪文だよ!脱力、もう知らない。(注:その後判明、全て誤解でした。すみませぬすみませぬ。)
【単行本・漫画】麻耶雄嵩「鴉」 幻冬舎文庫

弟・襾鈴(アベル)の失踪、そして死。兄・珂允(カイン)はその真相を探るべく、異境の地、地図にない村に潜入した。そこで珂允を待っていたものは数百、幾千もの鴉の群れ。大鏡なる現人神、そして人を襲い喰らう黒き鴉たちに支配された村は外界との交流を一切拒絶し、一種の異空間と化していた。そこにはガスも通ってなければ、水道・電気もない。まるでタイムスリップしたかのように。
その村で次々起こる足跡無き連続殺人。五行思想、錬金術、四つの祭り、薪能の儀式。ラスト、メルカトル鮎によって告げられる驚愕・逆転・そして崩壊の真相。
という感じの話。異様な空間を設定しては、その世界を読者の思惑ごと木っ端微塵に破壊するといった麻耶雄嵩の真骨頂がみられる作品。キャッチコピーにおける神話的大傑作!の神話とは旧約聖書第4章におけるカインの弟アベル殺しの事。そのまんまだ。しかも同じ物語が少しずつ形を変えながら何回も繰り返されるという物語の神話的構造までも取り込んである。しかも空からやってくるのは黒い災厄、鴉の大群。うーむ。凄い事だ。
どうなんでしょうか。麻耶雄嵩は作品がミステリとして成立する/しないのぎりぎりライン、凡作・もしくはトンデモ作になる境界線上、塀の上で踊ってるような作品ばかりを書く作家だなあという印象があるんですけど、この作品もそんな作品。きちんと伏線として何が書かれているかに注目すれば、村に隠されている秘密についてはわかると思う。僕はわかった。ただ、その後の大鏡の正体、そしてラスト、メルカトルによる驚愕のカタストロフィについては想像つかなかったな…ってこれはきちんと読んでもわからないんじゃないかなあ。でもきちんと書くとめざとい読者には一目瞭然になっちゃうからかなあ、というのが正直な感想。むつかしいですね。伏線、トリック、ミスディレクション、様々な要素が渾然一体となった挙句に物語ラストで大崩壊。美しくもギリギリラインという印象です。今回もか。
最新巻「木製の王子」の方がその点たやすく真相にたどり着けたかも。しかしメルカトル、君は何でそんなところにいるのか?42年…時系列的にもなんか計算合わないなあ。このメルカトルは本当にメルカトルなんだろうか。紳士的だし。性格悪くはないぞ。2代目?
ミステリにおける世界崩壊の快感を味わいたい方は麻耶雄嵩作品、読まない手はないですね。「夏と冬の奏鳴曲(ソナタ)」
ラストが許せるか否かで読める人間かどうかが決定されるんですが。ほとんどの話が主人公が酷い目に逢うお話です。とほほ…今回も。
00/10/13(FRI)
某所の掲示板でちゃんとレス返したらぜんぜん関係ない人間から揶揄的なレス返ってきてげんなり。「やはり他人には期待しない方がええんかいな…」などと思いつつ星空を眺める。
あ、しまった!これ、漫画系のお話ではぜんぜんないんで、ここ読んでる方にはまったくぜんぜん関係ないお話であります。つーわけで、今日は特に書く気おきないな、すみません。
ごろごろしながら麻耶雄嵩「鴉」でも続き読もう。半分くらい読んだけど事件の全貌、まったくつかめない話だなあ。なんでメルカトルはタキシード姿であんな山中にいたのか。性格もなんか良さそうなメルカトルでちょっと違和感あり。自分の家か親戚の家なんだろうか?この村のどこに仕掛けがあるんだ〜などと考えつつ読み中。
00/10/12(THU)
麻耶雄嵩「鴉」読み中。これもスゴそうだなあ。なんでノベルス版持ってて読んでなかったのか。しかもどっかいって見つからないので文庫版で読んでます。
サンデーの岸みきおの、連載だったのか。あんまりきちんと読んでなかった。「未完成ファミリー」とくらべて画、けっこう変えてる?
どーにもならなくなって部屋の掃除。といっても雑誌縛っただけで疲れきって終わり。買った憶えのない本がいっぱい出てきた。ビクトリー麻雀のバックナンバーももう捨てる。あとで後悔(するのかな?)しても、もう知らん!
■ザビ家に近づけ!続【こんなランバ・ラルはいやだ】
■グラップラー頑駄無
【雑誌】モーニング No.46 講談社
とりあえず福島聡「DAY DREAM BELIEVERS」。やっぱ全2巻でしたね。とほほ。なんというのか、放物線軌道、頂点に達する前に強制着水って感じのラストでした。描写表現、台詞廻しのセンスなど見るべき点は限りなく多かった作品だったと思うんですが、なんだろ、読者のカタルシスを簡単に解放させてくれなかった所が難しかったのかなあ。たしかに一見さんお断りな作品、単行本も出てなかったし、だったんですが。この作品については単行本2巻にまとまってからまた書こうかな、と思います。新連載「ルビー・ザ・キッド」は木葉功一。「ジャンゴ」の原案、アーヴック名義でやってみたり、大活躍ですね。嵐の中、疾走するはキャディラック、オープン、ピンク。シートには4人のOL、そして主人公。いかにもお坊ちゃまな草薙マリオは同僚の甲斐ミカリにフラれたばかり。理由は「サバイバルを知らなそうな顔してるから」なんだそりゃ?でもマリオは叫ぶ。台風の中ひた走るキャディラック、バックシートに立ち上がり。(危ないです)「ワイルドなオスに僕を変えてくれェェェ!」。なんかスゴイ、いいな。なんかけれんみオンリーって感じの第1話なんですがこんな激高テンションのまま続けられるんでしょうか。ええわ〜。あ、ラストページは判断保留だな(笑)高橋ツトム「鉄腕ガール」もハイパー良い。トメたちとは別のサイドでの五十鈴の闘い描いた回なんだけど、見開きページ凄みあります。この間までFEELYOUNGで連載してた「変身OLアラシ」の人だとはぜんぜん気づいてなかった目白花子「月岡脳髄研究所」は第2話後編。第1話もそうだった気がするんだけど、後半ちょっとお話が失速、というかあまりにも普通なところに着地してしまうんで原作協力といった形で誰かブレーンをつけたほうが良くなる気がします。絵柄も青年誌向けに変えてるし、物語のフォーマット的には問題ないと思うんだよなあ…。新連載もう1本、業田良家「百人物語」。ストリート・ミュージシャンで詩人な2人の話、だと思うんだけど…まだコメントは控えさせてくらさい。まだ様子見。かわぐちかいじ「ジパング」。草加、ガングロギャル見て泣く。「こんな国、滅びてしまえばいいんだ!」(嘘です)高梨みどり「Order-Made」は毎回堅実でよい、と思うのだが今回のお話はちと展開が安直な気もしないでもない。
【雑誌】ヤングサンデー No.46 小学館
おお、久しぶりなヤンサン帰還は秋重学「奴がピンチにやってくる」。前後編2回登場。バイク便ライダー箱先、今日もお気楽に仕事な毎日だったが、彼が所属してる会社マッハ便はばかっ速な同業者トンボ便に近頃押され気味。我関せずな箱先もお得意様をトンボ便女ライダー三島に横取りされて…なんかギャグセンス、窪之内英策チックだなあ。クラッシック表現するのに「ジャジャジャジャーン」てのもどないなものか。でも、いなかった―――のあたりはこの人っぽいのかな。来週も楽しみ。で、こっちは後編、今回で終わりなロドリゲス井之介「GTR」。いちいち細かいヤンキーギャグ入れるあたりこの人らしいか。連載としてネタが持つかどうかはわからないんですが、とりあえずかなり良かったと思います。山本英夫「殺し屋イチ」なんか垣原、オモチャ取り上げられそうになった子供みたいですね。超ワクワクモードって感じ。内容はサブタイトル「ボーンヘッド」。うーむ。新井英樹「The
World Is Mine」ではモンの姿が現実のものか否かってのが気になってたんですが…う―――む。素晴らしいっすね。ことばでテンションがだんだん高揚してって、ラストにああいうふうに見せるんでしょう。なんともはや。
00/10/11(WED)
「気楽な気分で訪ねる所じゃないよ。意志
がどんなに強くたって、帰れなくなる。」村
役場の先輩はそう言い残すと姿を消した。け
っして誰もが近づこうとはしない部屋。そん
な奇妙な部屋の存在自体現実主義者の香には
不思議に思える。しかしながら会計課の村田
が地下一階にあるあの部屋に先月分の飲み代
を集金に行って以来、帰ってきてないのもま
た事実だった。「用心なのはけらけら嗤いさ
。それさえ耳にしなけりゃ帰って来られるし
べつに問題はないよ。」まだ役場勤め新米の
彼女に課長は気楽な口調で語った。過去を顧
みるに問題が無いはずはない。職員、招待客
あわせて、去年だけで20人もの人間が未だ
帰らぬ人となっている。「い、いやあ、きっ
と居心地がいいだけじゃないかなあぁ。」た
ぬき爺。心の中で100回殺す。でも課長の
命令なら仕方ない。嫌々”あの扉”に手をか
けた。扉が開く。世界各国、あらゆる様々な
祝祭がその小さな扉の中から噴出する。「あ
みーが!あみーご!」失踪したはずの村田、
マラカスを振りながらの登場だ!華麗なるそ
のステップ。けらけらと嗤い、叫ぶ。「がん
がん腰を振れ!もっと!もっとだ!」軽快な
リズム。必死に両耳を塞ぎ、耐える香。「感
情を殺さないと。帰れなくなる。」堅く閉じ
た足。軽快なリズム。踏みたい。踊りたい。
やる気なす。
今読んでる本、書いとこか。麻耶雄嵩「鴉」幻冬舎文庫版。これノベルス持ってて積読状態なはずなのだが、また買ってしまった。ノベルス版と値段ぜんぜん変わらないんだけどな…。恩田陸「上と外(2)」同じく幻冬舎文庫。篠田節子「神鳥−イビス−」集英社文庫、これは読んだ。面白かった。倉阪鬼一郎「不可解な事件」あ、これも幻冬舎文庫か。読了。ホラー部門ではなくてバカ部門な作品だな。「田舎の事件」と同傾向なんだろうか。連作短編なんだけどほとんどの話の主人公に「まあ、落ち着け」と言いたくなる。第1話、自意識が限りなく肥大してく書評系ミステリWebサイトマスターのお話は「イタタタ…」すぎ。黒猫ぬいぐるみ、信者の女の子に着せていたずら、な黒猫教、教祖様って自分自身か〜。「××筋」がアレってのは正直すげえオチだよな〜アホらしすぎて素晴らしい。夢枕獏[編著]「奇譚カーニバル」。ま、ぼちぼち。エリック・マコーマック「隠し部屋を査察して」東京創元社。これは面白いな〜。グロテスク・ユーモア・キテレツ、すべてが渾然一体となった奇想短編集。
なんかいっぱいあるな〜処理できるのかな〜。ヤングキング読んでクッキー焼く人間世の中に何人いるのかな〜。
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