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#49
01/06/11〜
【単行本・漫画】(漫画)
新井理恵「LOVELESS」1巻 / つだみきよ「続・革命の日」 / 原作:来賀友志
作画:嶺岸信明「天牌」8巻 / 道満晴明「性本能と水爆戦」![]()
【単行本・漫画】(小説・ノンフィクション)
森博嗣「恋恋蓮歩の演習 (A Sea Of Deceits)」![]()
【雑誌】
近代麻雀 7/15
/ コミックメガストア 7・8月合併号
/ 近代麻雀オリジナル8/1増刊号ウイニング![]()
【etc.】
01/06/12(TUE)
【単行本・漫画】
新井理恵「LOVELESS」1巻 小学館別コミフラワーコミックス
「うわ、ひどい」
悪意の集合体としてしか物語を綴ることのできない作家はいるもので、それはつまり新井理恵のことであります。
だいたいこの人、「×−ペケ−」のころから素がバニー姿の美少年だの(少女誌で)誰が求めてるんだ的乳モロカットばんばん描いてみたり、あまつさえ自虐キャプションつきで全裸の兄ちゃん意味なしカット描いてみたりしてました。しかし、そこには実は「たしかにそれはサービスカットといえるのかもしれないけど、チミそれ、わしら馬鹿にして描いてるやろ」な匂いが微かに漂っていたのでありました。
そして問題の前作 「タカハシくん優柔不断」(1巻/2巻)。コミックドラゴンで連載されたこの作品の中でガンガンでてくる意味なしパンチラだの乳モロだのあれやこれやのサービスカット!!思い出すだに寒々しく、同時にやるせない思いがこみあげてきます。
登場する誰にも感情移入できないたぐいの物語の中で白々しく描かれるそんなシーンでどこか身体の一部が反応するとでも思うのか。「こ、これは紙とインクなのに、なんで俺はこいつにこんなにも腹立たしい」なキャラ、萌奈美だの、もうたまらない。2次元の存在にこんなにも殺意を抱く俺。いったいどうすれば……。
そういえばこの本の作者なかがきで、前作「タカハシくん優柔不断」についてのコメントが掲載されてるんですが「ごく普通のちょっとエッチな学園ラブコメを描いてください」との編集部からの依頼受けて、あれ描いたのか、ひどいな、と思いました。作者自身も言ってるけど、あんなファンタジー漫画誌買ってるような人間にあんなひどい話を読ませるなんて、その思考回路のほうがよほどファンタジーだと僕も思います。極・悪。
ま、いいや。で、新作「LOVELESS」。
別冊少女コミック復帰とのことか、わかりやすいどたばたコメディになってはいるんだけど、やっぱ根本は悪意が占めてるなあ、つまりはいつもの新井理恵節でした。
夢見がち、超ロマンティストなわりには異常な思考回路の持ち主、一見お嬢様ぽいけどとんでもないガイキチ、渡辺薫香(くにか)、目つき鋭いツッコミ役、和田涼子、そして天然ボケとおろおろツッコミな素朴少女、武田優希、この女子高生3人を主人公に、恋に邪魔されることなく永遠に続いていく女どうしの友情をテーマにした作品と思えないこともないかもしれないんだけど、ちょっとそれは自信ない作品。
ホントはガイキチ女話です。
はるかむかし、My Bloody Valentine というバンドが「Loveless」というアルバム出してて、その邦題が「愛なき世界」だったことをちょっと思い出しました。愛がないことを前提とした世界で、ないはずのものを求めようとしてるのがダメなんでしょうか。この世界では愛がストーキングだのなんだの、すべて歪んだ形でフィルタリングされてしまうのでした。そしてそんな荒涼とした世界に血だの暴力だの、またもや(少女誌だけど)意味なしパンチラが飛びかい、異様なまでにテンション高く、物語はすすんでいくんでした。
一見そこは地獄だけど、地獄面したユートピアなのかもしれない。そんなところが「タカハシくん……」と違うところであります。だってほら、なんだかんだいって、後藤はあんなに生き生きしてるよ
これ書いてるうちに、「意外とホントに友情物語なんじゃないか」なんて思えてきました……。しかし、それは錯覚でしょう。
【単行本・小説】
森博嗣「恋恋蓮歩の演習 (A Sea Of Deceits)」 講談社ノベルス
もはや、タイトルの意味がわからないですね……。
阿漕荘シリーズ前作である「魔剣天翔(まけんてんしょう)」がマッキントッシュ、犀川&萌絵シリーズ「数奇にして模型」が「好きにしてもOK」の洒落だと聞いたときにはあぜんとしたものでしたが、これはいったいなんだろう?
というわけで、探偵役にして元没落貴族、貴人かつ奇人な天才お嬢、瀬在丸紅子と、とにかく怪しい謎の男、保呂草潤平、そしてアパート阿漕荘の住人たちを中心とした通称Vシリーズ最新作であります。
ピーター・ラヴゼイ「偽のデュー警部」(ハヤカワ文庫)が冒頭、そして作中各章の引用文として挙げられてますが、これはずいぶんわかりやすくて、「森博嗣、挑戦したかったんだろうなあ」という感じです。豪華客船を舞台に起こるどこか奇妙な犯罪、そして船上に舞台が移る前の恋愛パート、そして何層にも積み重ねられて構築された伏線がテンポよく解き明かされていく最終章の流れ、どれをとってみても「目標がこれだったんだな」という印象です。そしてそれはなかなか成功してるんじゃないでしょうか。実際に事件として物語が動き出す前の段階、2組のカップル(?)による恋愛っぽいパートが同時並行で進行するあたりとか雰囲気がいいです。うん。
たぶんお手本に選んだ作品チョイスが成功だったのでしょう。「偽のデュー警部」についてはここらへんを。
世界一周中の豪華客船ヒミコ号には資産家・鈴鹿が持ちこんだ天才画家・関根朔太の自画像、そして怪盗、謎の女ジャーナリスト、フランスの大富豪。そしてなぜか紅子をはじめとした阿漕荘の面々。突然響きわたる銃声の後、ひとりの男性客が船上から忽然と姿を消した……愛知県警の面々も乗り込んで事件は意外な方向へと……
事件としては人間消失ものなんですが、タイトルどおり恋愛に物語の主軸は置かれている気がします。そう考えるとこのタイトルは正しいな……。作品全体に張られた伏線については普通の人は気づくだろうと思うレベルのものなんですが、ラストに向かうなかなか見事な構成と爽やかな読後感を楽しむべきものだと思います。
そういえば前にも書いたんですが、あんな職業についてる保呂草が「一番近い電話ボックスに辿り着く」なんて携帯使ってない段階でこれは現代を舞台にしたシリーズではないことが明白になりました。だいたい舞台、豪華客船だしなあ。
へっくん=犀川 だとすると儀堂勢津子は誰なんでしょうね。七夏の娘だと年齢が合わない気がしますし。
01/06/13(WED)
東風荘
さすがに順位落ちてきて、今23位。
さっきなんか親番でリーチ棒込み6000オールつもってダントツ、あとは流してさっさと終わらせよう……と思ってたらラス親が粘る粘る。オリを前提とした手作りするわけにもいかず、いつのまにかこんな聴牌。![]()
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ポン:![]()
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ドラ:
捨て牌に
あってちょっとショック。そこに3着目からリーチかかって、ツモ:
。「たぶんよほどの振ってもトップ確定だろう……」と
切ったらこんな手に
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ぶち当たって2着落ち。ハネ満振ると積み棒でギリギリ変わる圏内だった。そのまま
ツモ切れば良かった〜。とほほほほ。
現在のR:1778 ……… できれば超ランキング卓で打ってみたい。あと70くらい上げないと。
【単行本・漫画】
つだみきよ「続・革命の日」 新書館
つだみきよって、蔵王大志だったか影木栄貴だったかいつもわからなくなるんですが、蔵王大志でした。タイトルどおり「革命の日」の続き。
そもそも前作
「革命の日」
といえば、テーマ:ジェンダーなお話で、主人公の吉川恵(♂)がいきなり貧血で倒れて病院直行、そこで判明した衝撃の事実「俺ってじつは女の子だったの?」とガーン!という展開のストーリーでした。
たとえばトランスセクシュアルだのトランスジェンダーの場合、生物学的な性別と心理的な性別の不一致からベクトルが→性転換の方向にむかう感じで、つまり肉体の前提を心が否定する感じなのかな。このお話はその逆パターンですね。15年間自らを男性と認識してきた恵が、急激に女性へと変化した自分の肉体にどう折り合いをつけていくかの物語。
↓以下、前作「革命の日」のネタバレです。
華奢な美少年だった恵が半年間の休学の末、美少女になって復学するわけなんですが、そもそも転校しろよ……と言ってしまえばおしまいな展開が学校で待ちうけてたりするんです。そりゃ、恵の悪友サイドの視点にたって見れば、昔つるんでた仲間がいきなり学校来なくなっったと思ったら、同姓同名で顔も同じな美少女編入してきたらそりゃ驚くし、バレバレだわな……という感じです。転校しろよ!
そんで今まで友達だと思ってた連中にそろって「俺、恵が女の子だったらいいなと思ってたんだ……むしろ好都合!」とか言われて全員にプロポーズされて「オトコこわい、きらい……」な展開。だから別の学校行けよ!
そしてこの「続・革命の日」では、そんな恵のココロが少しずつ女の子らしく変化していく様子を中心に描いてる感じです。
たとえば、悪友4人衆のキャラ立てがそんなにうまくいってなくて、あまり印象に残らなかった、とか気になる部分はあるんですが、その反面、カウンセリング&性転換手術担当した医者の娘である麻琴の女帝っぷりが極まってて非常にいい感じだったり、その弟、実琴のけなげな少年っぷりがすがすがしかったり、そんな実琴とお試しで交際してるうちに少しづつ変化していく恵の心情描写が微笑ましかったりで、読んでて気持ちよかった作品ですね。
ただ、前作もそうだったんですが、展開的に大・団・円とは落ち着かないままのぶつ切りエンドなんで「うーん、続くのかな……」と思ってたら「続く予定はまったくありません」とあとがきページで書いてあったりして、ガーン!!
つだみきよ(蔵王大志)ってそういうトコがちょっと弱いよね。
【単行本・漫画】
原作:来賀友志 作画:嶺岸信明「天牌」8巻 日本文芸社
「ほんとにキミは麻雀にロマンを感じているんだね……」というのがはっきりうかがえる相変わらずの来賀友志原作。麻雀に対する彼の愛情の絶対量は相当に凄まじいのでは、と思います。ただそのロマンチシズムが極まりすぎているがゆえに、書かれてる内容も相変わらずの「オカルトマンセー!!」なんですが。
学生選手権で指を折られる妨害にあった親友、伊藤(よっちん)の敵をとるため麻雀白虎隊の本拠地に乗り込んだ主人公沖本vs.白虎隊を束ねる狂気の雀士河野の戦い、そしてイカサマの濡れ衣をきせられ新宿路上で刺殺された隆の敵を討つため、真相を明らかにすることを条件に元裏プロ帝王入星との直接対決を挑む黒澤の戦い、この2元中継がこの巻の内容です。
「あぶれもん」「てっぺん -卓上の獣道-」(;´Д`)など、数々の名作をものにしてきたこのコンビの作品なんで面白いこと間違いなしなんですが、基本的な俺の認識として、正直気が狂ってる来賀原作を嶺岸が職人芸、匠の技で読者に「なんだこりゃ」と思わせなく仕上げる、という図式が頭に浮かびます。たとえば初期傑作「あぶれもんん」ではリーチしたら桜島噴火してたし(;´Д`)月日もたって、来賀友志も大人になったのか、さすがにこの「天牌」ではちょっと落ちついてきたようですが、それでも超絶クラスの打ち手3人に囲まれてなにがなんだかわからなくなって混乱の極みをみせる遼の描写とか、やはりいかれてる感じです。前の巻で隆が刺された新宿繁華街のアスファルトに黒沢が泣きながらそっとくちづけするあたりなんか「うわ、来賀脚本だ!」と思いました。
雀卓がいつのまにか蟻地獄の中心にあって、遼ひとりがそのなかに吸い込まれてく描写とか、煮詰まった局面でドラ切るとバックが急にマッターホルン!吹雪ビュー!になるあたりとか、大好き!ま、麻雀劇画〜。
週刊連載でガンガン大ゴマ使えるあたりもいい方向に働いてるのかな。ところで嶺岸信明、麻雀漫画だけで月7本も描いてる(週刊:漫画ゴラク「天牌」+月2回刊:近代麻雀「「天風の戦士」(原作:桜井章一)+月刊:近代麻雀ゴールド「紅蓮」(原作:安部譲二))んですが、やたら仕事速いのかなあ。1月150ページくらい書いてる計算になります。こないだビクトリー麻雀にもなぜかゲストとして描いてたくらいだしなあ。なんでそこまで……。
01/06/15(FRI)
いつかやったリンクページ考察ふたたび
トラブルどころか、相互リンク依頼のメールすら来たことないよ……なリンク話ですが「何故だろう?」「それは、リンクページがないからだ――」「ほ、ほんとだ!」というわけで何時の間にかトップから消えてたリンクページ。ファイル自体消してあるわけではないんですが、なかったね。
たとえば、HTML/CSS/Java/Java Scriptなど、技術資料関係のページや、コミュニティを形成することに意味がありそうないわゆるファンサイト、同人サークル系のサイトとかならともかく、うちみたいな自分が思ったことだけを書くような日記ページにリンクページっているの?と思うんですが、どうですか。言及する事柄に対しての文中リンクとかは必要だけど、別に同じ趣味連中とかでコミュニティ形成する必要性ってぜんぜんないよなあ、などと考えてしまいます。
「世界にあまねく公開されていたとしても、そこを、あえて、ひきこもれ!」
前にも書いたんですが、そもそもサイトなんて生き物で、昨日面白かったページが今日になったらつまんなくなってる可能性だってあるし、消えてるかもしれない。漫画系/SF系/ミステリ系/テキスト系/フォントいじり系(
表 / 裏
)、いろいろジャンル分けはされてるけど、当然のように玉石混合で1時間くらい褒めちぎりたい奇跡のページもあれば、管理人呼び出して正座させて1時間くらい説教したいページだってあります。河豚の白子と鱈の白子を一緒にするようなのは嫌だなあ。それならば、子牛の脳みそをもって河豚の白子を語れ。(C)海原雄山 わかりにくい?そんなことつらつらと考えてるうちにリンクコメントつけられなくなる。
・これは正直に聞きたいのですが、みなさん、人間関係のしがらみから、心にもないようなことをリンクコメントに書いた経験はないのですか。
・そもそもデッドリンクが含まれているようなリンクページはその存在から見なおしたほうがいいと思います。だって、そのリンクページは自分自身が使ってない上にメンテナンスも満足にできない状況なんでしょう?
そんなことを考えて、リンクページを一新しました。
お気に入りの中に「ひびのチェックサイト」というフォルダを用意してその中に日々巡回するサイトののなかで選び抜かれたもののURLを保存、BookmarkBuilder(Cabbegesoft)を使ってHTML化したものです。
この形式なら更新についてほとんど手間がかからないので、つまんなくなったサイト、リンクページから外すのも楽ちんです(フォルダから消せばいいだけ)。
arrival status
みたいな形が個人的に理想なんだけど、まだちょっと労力が割けないなあ。そのうち頑張ります。
やはりサイトのジャンルによって、リンクというものの持つ意味はまったく変わってくるなあ、と感じました。あ、書くの忘れていたんですが、もちろんこれはBooks BY 麻弥
さんの「リンク」についてのアンケート読んで考えたこと、ですね。
以下、つらつらと考えたこと。
・インターネット人口は流石に増えているのだろう。正確な人口はよくわからないみたいだけど……。となると、いろいろ今までネットで常識とされてきたことが通用しなくなってくる可能性がある。「ここに無断でリンクを張ると犯罪だ!」(消えてる……とほほ)みたいに。
・いちいちabout this siteとかの中を探して、リンクについてどうすればいいのか探すのは面倒なのでソースの最初に<meta>タグかなんかで書いておいて、ツールバーみたいなプラグインから参照できるようにしておくというのはどうだろうか。たとえば車につける初心者マークとか、玄関先によく張ってあるような「猛犬注意」「押し売りお断り」みたいなバナーも表示されるようにして。「無断リンクお断り」「2ちゃんにリンクは張らないで」「ノーモア相互リンク」「ドキュソ注意」などなど。
・相互リンクを断る方法:「基本的に相互リンクはお受けしますが、ページがつまらなかった場合、1.リンクコメントが「………」(無言)になる 2.正直にリンクコメントを悪口で埋めます いずれかをお選びください」とコメントしておく。
・悪口を言われると困ります、ってのはリンクとはまた別な問題な気がします。
・「リンクをして批判をする方が、リンクをしないで批判をするよりもひどい行為だ」ってのは「誰彼を批判する際、その証拠写真をつきつけながらするようなものだ」という解釈なのだろうか。
・やはりファンサイト運営というのはたいへんそうだ。
リンクフリーが原則、だとは流石に思いますが「リンクはすべて禁止します」「無断リンクお断り」ページを批判する気にもなれません。ただ、無意味かなあ、とは思います。
01/06/16(SAT)
【単行本・漫画】
道満晴明「性本能と水爆戦」ワニマガジン社
「何が原因だ?カプコンか?」
というのは道満晴明についてのこと。才能はあるんだけど何故かずっとくすぶりつづけてるヒト、という印象があって、考えてみるにG=ヒコロウだの伊藤真美だの「みんなはどう?」出演ラインって全員そんな感じです。なんでだろうねえ。
このひとの描く作品の構成要素について考えてみると「シュール話(+ギャグ)」+「寓話テイスト」+「頭が足りない女の子」でしょうか。
寓話テイストなお話は個人的に読んでいると痛々しくてつらいのですが、それは物語の登場人物たちの眼差しの中にどこか世界に対する醒めきった絶望みたいなものを見てとれるからだと思います。
この本収録の作品でいうと下水道に棲んでるシザーハンズというかザリガニハンズな女の子が助けた少年に恋をする話「トゲトゲ」とか人魚と青年の話「海と毒薬」とか。そういえば、フリークスだの乞食だの、社会的なマイノリティを物語の中心に持ってくることも多いひとで、それが独特の静かな雰囲気を呼んでいるのかもしれません。
いっぽう、しらないうちに得体の知れない地平に運ばれてしまったかのようなシュール炸裂作品群はやはりとんでもなくて、たとえば「00000000013DAY」の多段階層型夢オチや2人の看護婦のシュール会話が読者を煙に巻く「るろうに検診」(このタイトルも……)やら唐突にスフィンクスな女の子が登場する「誓いの代償」など。夕張メロンポッキーに注目(笑)の「誓いの代償」はそのちょっと前にある罰ゲームについての台詞→乳首が勃つとこあたりも良かったですね。
バラエティ豊かやらセンスいいやら何やらでコストパフォーマンス的にはすさまじいものがある作品集なんですがやはり作家として考えてみると「この作風、損だよなあ……」と思えてなりません。才能が枯渇することなく、長持ちしてくれれば良いのですが。
01/06/17(SUN)
その飲み会が
始まったのは午後の1時30分で、僕はそんな時間には行けなかったので結局4時くらい、およそ2時間半遅れでの到着であった。
勝手知ったる他人の家。手土産の一つも持たずに図々しくずかずか上がりこむと、すでに全員揃っていて、しかもとっくに序盤戦終了、といった塩梅だった。それは参加者面々の顔やら表情やら動作やらからありありと伺えて、上のほう高く掲げられた腕が無意味にゆらゆら揺れてたりした。麦ジュース(麦酒)の季節はとっくに終わっていた。
いきなりの話題が「自分はどのように死ぬのか」死に様についてのもので「飛ばしてる」と思った。少し前まではお互いの趣味傾向に関するオタク的話題で占められていたような気がするけど、相互理解が深まることで内容が深化していったのだろうか、お互いの人間存在についての話題がよくでるようになったような気がする。印象に残ったのは明らかに自分なんかよりきちんと社会生活を営んでいるようなとある方が「自分の死因は自殺です」ときっぱり断言したことだった。ふむ。外部からは図り知ることのできない絶望の深さが感じられてとても驚いた。その絶対量って減少することがあるのかな。部屋のエントロピー増大とともに膨れ上がっていく。ちなみに僕は自分の死に様を「駅のトイレで死ぬ」もしくは「歩道橋から転落して死ぬ」だと思っていて、駅のトイレというのは、昔見た日本映画(名前もストーリーもさっぱり思い出せないが)のラストシーンそして筒井康隆「走る取的」あたりの刷り込みがあるのかもしれない。実家住まいだった幼少の頃、家から2分くらいの距離にある私鉄駅のトイレが異様に汚く、その不潔さの中にどこかアンモラルなものを感じて怯えていたのが記憶の奥底にあるかもしれない。「歩道橋……」の理由はいまだにわからない。ただの階段でなく歩道橋なのは上方に空が見えるからで、きっと天国から墜落するイメージなのだろう。安直なりわが思考。
ずっとずっと飲んでもう1人新たなメンバーが加わることが急遽決まって駅まで迎えに行こう!ということになったけど、その人の顔を知ってる人間∩さほど酔ってない人間の集合を考えた場合、どうしても自分が入ってしまうんだなこれが。正体をなくすほどに酔ってる人と駅まで向かう。通常15分くらいの行程がえらく時間かかって(同行した人はほっておいたら撥ねられて死にそうだった)しかも酔ってないはずだった自分も駅へのウォーキングと同時に血中アルコールがぐるぐる回っててきめんに気分悪くなってみたりした。周囲はまだ夕食の買い物してる主婦でごったがえしてるというのに、もう、どうしようという感じの2人。捕まりそうだ。なんとか無事に会えたけど帰りの道はたいへんつらかった。
新加入の飲みメンバーはわりに喋りたがーるな人でそれは十分理解してて、本当ならまだ会話できるくらいの状態で迎えるのが理想だったんだけど、それはとーぜん無理だった。そもそも迎えに行く直前に飲んでたのってタンクレイとかなんとかいうジンで、冷凍庫できんきんに冷やしたアルコール濃度60%くらいある、まるで「魔」という属性がみてとれるような危険な液体をストレートでぐいぐい飲んですでに全員死んでいた。死屍累々の山によって迎えた。
その人来たのは6時くらい。話できるくらいに全員回復したのは夜中の10時過ぎたくらい。その4時間は何してたんだっけ?それなり熱い語りの季節がきたのは結果11時過ぎくらいで、飲み始めて10時間くらい経過してる計算。ひどい。しかもアルコールで感情抑制が効かなくなってる人々が凶器そして狂気な言葉(そこまでひどくないか)を吐いていた。悪気はないのは重々承知、しかしそこには遠慮もなかった。にこやかに微笑んでいてもたやすく自説を曲げるような人間いないし、ずっと駄洒落言ってる人とかもいた。そうして12時過ぎには(僕は)寝た。健康的(なのだろうか)。
朝起きてご飯食べてまたちょっと話してお帰り。マクドナルドでも(また朝食食べた)帰りの小田急でも話してさようなら。本屋によってコミックメガストア、小林泰三「密室・殺人」(角川ホラー文庫)、トルーマン・カポーティ(訳:大澤薫)「草の竪琴」(新潮文庫)買って部屋に戻ってすぐ布団へと倒れこんでキュー。電話が何回も鳴って取ろうと思うと切れて眠れない。「何か大事な用事か?まさか身内に不幸が……」と考えて目が覚めてしまう。また鳴った電話を取ると間違い電話で、それからピタリと止んだ。損した気分。
そうしてる間に侍伝説は終わった。「そして、伝説へ……」
寝スケ
いちおうネスケ対応しました。
以前のバージョンでは代替スタイルシート用意してそれなりにIEとの差異を吸収してたんですが、もうちょっとつらくなってきたので(すみません……)かなりの泥縄対応です。
Netscape 6.01ではとくに問題なかったので表示部分で微調整加えてそのまま、Netscape
Communicator 4.75についてはトップで使ってるJavaScriptがまったく正常動作しない状態なのですっぱりあきらめてそれはなかったことにして別メニュー用意しました。トップページ画面上部が崩れた状態で表示されてる方はこちらをブックマークしてください。CSSも切ってあるんでかなりそっけない画面になるんですが、申し訳ない。
そういえばNetscape 6.1のプレビューリリースバージョンが出ていたのでダウンロードして試してみました。
見た目はこんな感じ(クリックで拡大)。

すいぶん軽くなってるし、見た目もシックな感じでたしかにIEよりぜんぜんかっこいい。ただ、試しにこのページを表示させてみたらカウンタ部分の見た目がおかしくなってました。

GIFファイルの描画がうまくいってないのでしょうか。6.01では別に何の問題もなく表示される部分なのですが。
01/06/19(TUE)
マザーボード
代えようかと思っていろいろやってみたんだけど、BIOS設定画面も出てこなくてなんだか嫌な予感がしています(スミマセン……)。いや、1回だけ見えたんだけどなあ。パネルケーブルとかきちんと差しこんでるはずなのにパワースイッチ効かなくてコンセント抜いて電源落とさなければならなかったりする段階でちょっとマズイ気がしていたんですが……。そんなわけで、昔のマザーボードに戻してとりあえずこの日記書いてます。とほほ。しかもなぜだかグラフィックボードがGeForce2(の安いの)に代わってたり(それだけでも画面まわりずいぶんキビキビしてビックリ)、キーボードも新しくなってるあたりがまた俺の迷走ぶりを明らかにしていたりします。なんだかなああ。とりあえず日記オワリ。
01/06/20(WED)
子供のころ
つまり、ずっとずっと昔、まだ小学校低学年のころに考えていた世界と本当のそれとはやはり違っていて、たとえばあのころ毎日のように感じていた、世界のざわめきのようなものは、それが自分が知らないもの、まだ体験していないことで満たされている不安感をあらわしていたように思う。
人より少しばかり好奇心が旺盛だった(もしくは知っていることが偉いことなんだと思いこんでた)自分は、父親や母親の話している内容、TVのニュース番組でとりあげられてるできごとなど、周囲をとりまく現実で起こっていることがほとんど理解できずに「なぜ?」「なんで?」をくりかえしていたように憶えている。そんな教えて攻撃に辟易したのだろうか、学研のひみつシリーズを買い与えられた僕は「できるできないのひみつ」を読みながら、「デキッコナイスってすごいなまえだなあ」とか考えつつ、「ここにかかれているようなことは、おとなのひとはぜんぶしってるんだろうなあ」と思っていた。大人ってそういうものかな、と思っていた。でもちがった。
けっきょく自分が大人になるということは、そんなこと考えてた子供のころから時間的に連続した1本の線の先のある1点にあること、ただそれだけのことで、知らないことはふえる一方、もうひとついえば、大人になることも実ははじめてで、不安はずっとここにある。さすがに地球に穴開けてブラジルまで直行便が送れるなんて思ってはいないが、そんなことわかって何になるというのだ。世の中知らないことばかりだ。
前振りが長すぎた。
知らないという不安感に鈍感になること、と置きかえてしまえるならば、立派な大人!な自分でありますが、告白します。ずばり「マンセーって何?」知らないまんま、ずーっと使ってた。
アルコール消費しまくりな土日の飲み会のさなか、それでもひとりシュークリーム食べて酒飲んでソフトクリーム食べて酒飲んでチョコフレーク食べて酒飲んでチョコクリスプ浮かべて食べるヨーグルト食べて酒飲んで酔い醒ましにオレンジジュース飲んで朝食はマクドナルドでパンケーキ食べてあとで食べようとコンビニでわざわざ買ったおまんじゅうを忘れてきたついでに(なんだこの食生活は)子供にかえったんでGoogleで調べてみた。
なんだ、朝鮮語で「万歳」のことか……存外つまらない結論だ。しかし、ふつうピンときそうなものなのだが。あとやっぱりあった、http://www.man-see.com そして楽しい楽曲「マンセー!」(RealAudio / 歌詞)
そんな感じでいきなり終わる。
【雑誌】近代麻雀 7/15 竹書房
そんなに書くことない。新右衛門「少年ジャンブ」が続いてておどろいた。福本伸行「アカギ」。いい大人なんで、鷲巣はとりあえずよだれ拭ってから闘牌続けるべきなんでは、と思います。鎌田洋次「天翔る」は超オカルト!な展開になってきたんで個人的には困ったものだ……と思ってます。羽音が徹底した対応の麻雀してたから出演の実在プロたちの打法が浮き彫りになって面白かったのに、絶対的な強さをオカルト使って表現するのはどうかなあ。
【雑誌】コミックメガストア 7・8月合併号 コアマガジン
隔月刊になるの?とか一瞬思った。雑誌協会申し合わせの都合上、6月後半発売の雑誌が8月号になるってことですね。実際の季節とずいぶんずれる感じがするなあ。梅雨なのにもう夏だよ。
激しくバラエティに富んでるなあ。学園もの中心なんだけど、メイドもあるしメイド+学園ものもあるし、天使もあるし、人妻もあるし、小学生もある。気になった作品はいろいろあるんですけど、ゲスト、EB110SS「トイレではじめましょっ」の小学生ものは、ええのかコレ、と不安になるくらいのガチンコロリだなあ。ええのか。あとは、え、こんな展開オッケーだったの?な巻頭カラー、米倉けんご「ピンクスナイパー」とか。ちんちん生えたり、女の子になったりしてるよ。Rate「Milk
Maid」は学園もの+メイドで、主人公の男の子にメイド服着せてるあたりが珍しいかも。無邪気な葵お嬢さんとか、全体の雰囲気でなごむ作品。あと先月の続き、ジャンル:人妻陵辱ものな、Clone人間「狂った旋風」における乾いた感じの絵柄もちょっと気になる。月野定規のシリーズ「♭37.4℃」は毎回すごいねえ。
【雑誌】近代麻雀オリジナル8/1増刊号ウイニング 竹書房
喧嘩したらしかったんだけど、けっきょく竹に出戻り(?)な伊藤誠「兎 - 野生の闘牌 - 」中心にした増刊号。季刊で「兎」の本編と番外編が載って、あとはゲスト読みきり。個人的な感想は「兎」本編はこのスピードで年4回はキツいかも〜というか、今までの展開はなんだったんだ?な最終ステージ。というかこの爺は約束守るのだろうか……前のステージでこの爺を殺してはダメだったのか?どーすんでしょうね。あと番外編は在りし日の新城さんの勇姿。仙道が意外とええ役。あとは犬上すくね「おかしな二人」。この人が近代麻雀誌に描いてるのが驚き。個人的に麻雀+ラブコメでいけるところのMAXが有本美保かなあ、と思っていて、つまりはそんなに芽が出ないジャンルなのでは、と思います。いつもとまったく同じに麻雀とまるで関係ない感じの安彦麻理絵「女みょーりにつきること」みたいに描いてもよかったかもしれません。
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