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01/08/21(TUE)
ハリケン
台風って本当にくるの?
【雑誌】 漫画サンデー 9/4 実業之日本社
さすがの俺も漫画サンデーにはなかなか手が出ないんですが、ついにはじめて購入しました。なぜかというと小田扉が連載はじめるから。しかし、なんでこの雑誌なんだろう?
というわけでざっと目を通してみました。ちなみに連載作品の中で多少なりともチェックしてるのは千葉きよかず「羅刹の女・龍子」、新田たつお「静かなるドン」、作画:松森正
原作:ひじかた憂峰「湯けむりスナイパー」、作画:勘崎順次
原作:倉科遼「銀座女帝伝説 順子」、作画:渡辺みちお
原作:北芝健「まるごし刑事」。コラムでは西原理恵子+山崎一夫「たぬきランド」。あれ?意外と多いな(藁
さて、新田たつお「静かなるドン」。ちなみに秋野さんがランジェリー会社設立したくらいまでは読んでます。1つのエピソード終わったところらしくて近藤の「ランジェリーが俺を呼んでるぜ……」というモノローグが心に染みました。ヘタレキャラ生倉もあいかわらずいい味を出しております。ジョージ秋山「生きなさいキキ」。タイトルからしてかなりキてる新連載第2回なんですが、ずばり、世界に対する呪詛オンリー(;´Д`) いきなりマンション屋上から飛び降り自殺〜な主人公キキ(ちなみに豚小屋でご生誕)。そこに同級生あらわれて一言、「期待を裏切るんじゃねえよ 飛べっ!」 ヒデェ……。しかも本当に飛び降りちゃってオイオイ……。でも電線にひっかかって(ビョ―――ン)助かったりとか。なんだそりゃ?ボロボロになって帰宅。すると母親はシャブ打たれて3人相手にプレイ中〜。まさに呪いだネ!!超・ダ・ウ・ナ――!!さて、「湯けむりスナイパー」の画の人、なんで顔に黒子だかそばかすだかわからない点を描くかなあとずっと思ってる。とても怖いんですけど。今回は浜茶屋の女の子と源さんの花火大会デート(?)話。なごみ系。さて、3ページQ&A漫画、吉本めろん「オッパイにしつもん」(;´Д`)
の内容がスゴすぎでした。 Q「さとう珠緒とSEXした夢を見たことがある友人がいます。僕もそんな夢を見てみたいのですがなにかいい方法はないでしょうか」 A1「夢見たい人のパンツを盗んでくるベ」 A2「パソコンを使って関係ない人のエロ写真の顔を自分と相手に変えるというのもひとつの手ね」 ………うわぁ、死にたい。
忘れてた(笑) 新連載、小田扉「マル被警察24時」は黒川、赤山の凸凹刑事コンビが活躍する4ページギャグ。2色カラー。あいかわらず微妙な感じでいい味出てる作品なんだけど、漫画サンデー掲載のほとんどの作品、とんでもなく味濃いものばっかしなんでぜったい埋もれちゃうよ!もっと地味な雑誌に描いたほうがよかった気がします。どうするのでしょう、もう。部屋で一人、頭を抱えております。
01/08/22(WED)
ハリケン
きてるきてる。
【単行本・漫画】
上遠野浩平「紫骸城事件」 講談社ノベルス
怪物のみが棲むことを許される暗黒の森。何者をも寄せつけない暗黒の魔窟の中にそれは建っている。
―――それはあまりに巨大で、捩じくれた怪物がうずくまっているかのように、地獄の針山のように、せせら笑う巨人のように、そこにあった。
紫骸城。
三百年の昔、世界を統べる最強最悪の魔女、リ・カーズが宿敵オリセ・クォルトと渡り合うために設計した巨大な魔導機械である紫骸城は、激突の後、この世から姿を消したこの二人の魔女が消えた今でも世界中から呪詛を集め続けている。
現在、魔導師たちはギルドによって管理され、魔導研究のありかたも実践的なものから小手先のものへと変貌し、その技術を競うための魔導大会すらも特権階級の者たち向けの一種のステータス的なものへと変貌した。忌まわしき紫骸城を会場に、五年に一度開かれる<限界魔導決定会>もその一つ。審判役として紫骸城に出向いたフローレイド大佐の前で腕に覚えのある魔導師たちが次々骸と化していく!
「閉ざされた山荘もの」というジャンルが本格推理にはあって(あるんだよ)、考えてみるとこれはずいぶんバカバカしいものである。だってワザワザ閉鎖された環境の中に自らを置いて連続殺人実行するなんざ、まるで正気の沙汰ではない。ものすごいのになると次々人が死んだ挙句、残りは探偵役含めて三人ぽっちだとか。殺しすぎである。さらにスゴイのになるとそして誰もいなくなったりして、いやはや大変である。もちろんこれは無茶苦茶なことであるが、その無茶苦茶なことをしなければならないのがミステリなんである。そうしなければならないのだ。
ところで誤解されることを承知で言ってしまうが、「新本格」なるものの正体はもはや「本格」なるものの中で成立していた舞台設定、たとえば前述した完全に外界から遮断された屋敷などを現代にいかに蘇らせるかの試みであったといえるのではないだろうか。外部と連絡を取ることが出来ないように完璧に構築された殺人舞台―――たとえば十角形の屋敷、夏に雪の降る孤島、死者がゾンビとなって蘇る世界―――その人工的でどこまでも現実から乖離したような世界観の歪みこそが「本格」を現代に蘇らせる際に付加されたモノであり、このどこか地に足のついていない感覚こそが「新本格」を読む楽しみなんじゃないかなあ、と思うわけだ。これはひどく個人的な感覚なのかもしれないんだけど。
ここで「紫骸城事件」についての話にもどる。この作品の中に登場する世界、生命エネルギーの二次利用として用いられる魔法を自在に使いこなす「魔道師」なるものが存在する世界はもちろん我々の住んでいる世界とは異なっている、別のものだ。だからその世界がいかに歪んだものであろうとも、それは自然なのである。同様に、紫骸城なる空間、周囲を魔物の潜む暗黒の森に囲まれ、転送魔法でしか入出が不可能な空間があるということもまた自然であり、大会期間中は転送魔法の使用が不許可になっている(競輪や競艇選手たちが開催期間中外出できないのと同じか?)という設定もまた自然である。ここに私はミステリの新しい可能性を感じるのである。
なんだかんだいったところで、純粋な推理のみで事件が解決されることを前提につくられたパズラーなんてものは、現実世界にありえるはずもない、まー絵空事である。ならば現実をそのように加工するのではなく、そのように最初から作られた世界を読者の前に提示すること、その試みがもっともっとなされてもいいはずだと考えてしまうのだが、どうだろうか?
ひょっとすると何か重要なことを言っていると勘違いされると困るのだが、じつは何も言っていないのと同じだ。ただ私はこの「紫骸城事件」に込められた上遠野浩平のこころざしの高さをたいへん嬉しく、そして頼もしく思った。それだけの話である。
(こんなことしたって、きっと誰にもわかってもらえないんじゃないかって、ホントは内心不安なんじゃねえの?ん?)
(……嫌なこと言うなあ。まあいいじゃん)
BGM
”クック・ロビン音頭” by タマネギ部隊
01/08/24(FRI)
【OVA】 「HAPPY★LESSON
第1話 どきどき☆ママティーチャー」 KSS
観ました。
そもそも”ママティーチャー”なんて単語、聞いたことないよ!(;´Д`)
両親失って天涯孤独の身の上となった主人公の元になぜだか学園のアイドル教師5人衆が押しかけママとしてやってくる、というストーリーで、家に帰ると担任の先生がメイド姿でちょこん、といたりする。何それ?
”ママ”とはいうものの、みやびつづるの漫画に出てきそうな艶母とかではなく(当たり前)、じつはたんなる娘っ子で、いわばシスプリと同一パターン、思春期男子のまわりに恋愛やら性関係やらを前提としない(できない)タイプ違いの娘さんがわらわら出現するというものだと思いまする。ママティーチャーたちの属性はそれぞれドジメイド眼鏡っ娘(担任)、黒ナース綾波、保健医巫女、魔法少女コスプレ、マッシブラブコメ(ちょっとひどいか)となっており、加えてクラスの委員長、血はつながってないけど妹、が登場。ひえ―――!ただ担任メイドと委員長キャラで眼鏡っ娘属性がかぶるのが惜しい。なんとかならなかったのだろうか?
とにかくスラップスティックなドタバタコメディに終始していて、ふつうこの設定用意したら描写しそうな部分、たとえば「なんでこの5人が押しかけママなんぞになっているのか」という疑問にまるで触れないままにストーリーががんがん進行していくのが潔くていいです。30分じゃ無理だ〜。そもそも、主人公は母親の面影だの、すでに無くした母性なんぞをこの5人に求めてないし、この5人が与えられるものもそういうものじゃないからなあ。どこの世界の母親がメイドだったりナースだったり巫女だったりコスプレしてたり変な実験で家ふっ飛ばしたりするというのか。
「この関係が学校にバレたらマズい」みたいな古えより伝わるルールもお話の中でぜんぜん使わない。なぜだ。しかも、この第1話のメインとなるドタバタって「誰がママとして主人公と3者面談に出席するか争奪戦」だよ!担任教師が参加するなよ!自分と自分で面談か!!
超高速カット割りとお気楽脱力OP曲がサイコーなオープニングから属性別ヲタク大喜びシチュエーション連発+ヲタ友人2人組のツッコミボイスといった構成でスピーディーに展開してく物語は脳みそ置いたままでみれる感じでなかなかええ塩梅でした。第2話は海と温泉セットだそうであります。





【雑誌】 ヤングアニマル
No.17 白泉社
巻頭カラー、二宮ひかる「ハネムーンサラダ」がよい。南の島にバカンスな3人であります。あ―――、カラーページの白水着遥子さんがええですのぅ。言うことないよ。また、社長とのTELのシーン用意してあるのが上手いというか。森恒二「ホーリーランド」は読者の不安感をあおるようなモノローグ構成がいいですね。なんだか真中あたりのカラーグラビアを境に、セックス&バイオレンスサイド、萌えサイドを分割したかのような誌面構成だなあ。たくまる圭「吉浦大量節」はあいかわらず和みます。柴田ヨクサル「エアマスター」登場の小西が「谷仮面」チョイキャラ、コニタンの弟だったのには驚きました。そりゃレスリングってことで共通項あったけど、まさかそうだとは気づきませんでした。顔も背丈も何もかもが違いすぎるからなあ。
【雑誌】
ビッグコミックスペリオール 9/7 小学館
巻頭カラー、原作:大西祥平 作画:高橋のぼる「警視正大門寺さくら子」。原作やってる大西さんってひょっとしてニュー漫画大学の大西祥平さんですよね?ナニやってんだ。26歳にして超エリートキャリア、女署長大門寺さくら子がかなり無茶なことをほざきつつ事件を解決する……みたいな作品(だと思う)。高橋のぼるの作風と原作が絶妙にマッチしていて違和感がない、というかいい感じ。作:花村萬月 画:さそうあきら「犬・犬・犬」のマヒケンの台詞、「そうですね でも、僕には何の関係もありません」というのは確かに真実の1つではあるのであるが。クール。
【雑誌】 ウルトラジャンプ 9月号 集英社
七瀬葵「ぷちモン」。異世界冒険者ファンタジー寄宿舎もの(でいいのかな)。べつに普通な作品なんだけどなんか邪悪な波動を感じてしまうのはたぶん介錯「魔法少女猫たると」のせいであろう。その猫たると今回の3本だて、1話目と3話目がヒドいから(;´Д`) ひっくり返って全部邪悪。邪悪といえば、第1回21世紀ウルトラ漫画賞準入選の今井神は「NEEDLESS」後編と「呪力戦隊リクワイヤー!!」の2本立て掲載でともに何かが間違ってるような。ともに最終回な六道神士「アラハバキ」と富沢ひとし「プロペラ天国」。眉につばつけて読んでた人多そうな「アラハバキ」がシリアスなまんま終了なんで狐につままれた心地の人も多そう。六道神士は狼少年だったから。「プロペラ天国」はあいかわらずSFファンをピンポイントで狙ってるような引きでシメ。「タイタンの妖女」とかでもこんなのあった。そんなラストページの展開、きちんとやれば泣かせポイントとして機能しそうなところなんだけどあっさりブツッと終了、がこの人らしいですね。
01/08/25(SAT)
【雑誌】 アフタヌーン 10月号 講談社
載ってた。
というのはもちろん、原案・設定:GAINAX
漫画:鶴田謙二「アベノ橋魔法☆商店街」であります。20ページ弱だけど。短い!しかし、あるみちゃんは可愛いなあ。扇風機の前でスカートぱたぱたさせてるとこの描写とか表情とか、すごくよい。よい。でも物語が進まないなあ。下手したら今回の内容、マガジンZ版の出口竜正なら2ページくらいでやりそう。「ウチ、北海道引っ越すんや!」 ちゅど―――ん!!あ、1ページですむのかも。とにかく頑張って描いてくれ―――!それだけだ。ところで前述のマガジンZ連載中、出口竜正版「アベノ橋魔法☆商店街」ですが、コッチもすごかった―――!あかほりさとるの思惑の上を軽々と飛び越えていくかのようなアホ展開でした。この2つ同じ漫画でええのか?園田健一「砲神エクザクソン」。こういう回だけコメントするのって正直どうかと思うけど「男の戦いにもイロイロあるんだ!」だって。 2万円! 2万円! 2万円!「標準録画で正解ね」 う―――む。鬼頭莫広「なるたる」。活動停止したアマポーラ・ヴァージョンIIIに意識のあらかたを持ってかれたままなのか、幼児化してる小沢さんが普段とのギャップでなかなか可愛いです。鶴丸がなんだかだんだんええ感じのキャラになってきてるなあ。いい人だって勘違いしそうだよ。ひぐちアサ「ヤサシイワタシ」。何が起こったのか実感できないままに集まって淡々と交わされる会話のリアリティにやられます。なんというのか感情の整理がつかない状態で外界に身体だけが勝手に反応して動く、といった情景がすごくうまく描写されてるんですよ。ここから間髪置かずに別のドラマに雪崩れこめたらかなりの名作になるんじゃないかな。余韻持たせない展開がひどく容赦なくって、いいです。真右衛門「G組のG」。この人の漫画はあいかわらず1ページがいいね―――!!「しかばね君」。 黒田硫黄「茄子」。借金サバイバル女子高生タカハシみたび登場。またなんともはや、味のある会話だけで持たせたお話でありました。あきらかにテッキトーに描かれてるテニス部若者たちの存在が笑えます。もちろん再登場はなさそうだし、ストーリーに一瞬交わっただけといった感じの借金取り、牛川さんの描写もうますぎだよなあ。これだけのページできちんとキャラたってる。テーマは「大人の会話」でした。富沢ひとし「ミルククローゼット」。知らないあいだに最終回。このまえ読んだ「SPA!」で誰だったかが冨沢ひとし作品をコードウェイナー・スミス作品の持ってるものに近しい、と評していたんだけど、これはけっこう当たってるかも。物語ごとに世界を設定するのではなく、冨沢ひとしの中にある首尾一貫した幻想宇宙の中からエピソードを拾ってきて、それを作品として昇華する、みたいな感じで。つまりは「プロペラ天国」と終わりかたがある意味似てる。個人的にはこの奇怪なイメージだけで冨沢作品大好きな僕だけど、「ワケわからなすぎ」という意見が出るのは無理もない。あさりよしとお「細腕三畳紀」。これも最終回。「夢使い」。やりたいほ――だい。「無限の住人」。短い。新キャラ群はけっこういい。「ぽちょむきん」。進まない。最初と最後のページがこの人らしい。巻頭カラー、芦奈野ひとし「ヨコハマ買い出し紀行」。夏の風情。風流かな。
【ANIME】 コメットさん☆ 第1話「星の輝きを持つ者」
/ 第2話「新しい家」 東宝・日本アニメーション
観ました。
トライアングル星雲にある3つの星国(ほしくに)合同で開催されたダンスパーティー当日、こともあろうにタンバリン星国の王子様が「地球」とかいう星に逃げ出しちゃった。「コメット様!王子様を追いかけて地球まで行けば、姫様の印象、ぐ――んとアップ!未来のお后になれる確率もぐ――んとアップですぞ!これで我がハモニカ星国の未来も安泰ですじゃ!」との口車に乗せられて地球へ出発!ダンスパーティーというのは実は建前、本当は星国の未来を賭けた王子と姫のお見合いパーティーだったらしくて、だから王子様は逃げ出しちゃったみたい。まあいいや。お見合いだのなんだの、ぜんぜん興味ないけど、とりあえず地球って星に遊びに行ってきま―――す!!
というお話。
前田亜季の初々しいCVやら、わりに後先考えない性格そして控えめで受身な物腰が印象に残るコメットさん☆のキャラ造形はかなり秀逸で、なんとも絶妙なナゴみ空間を作り出している。
ハモニカ星国を舞台にしている第1話「星の輝きを持つ者」Aパートにおいてはわりとふつーなお姫様、という印象しか持てないコメットさん☆であるが、滞在先そのほかすべて未定、貨幣経済の仕組みも学習しないままに地球に送り出されて悲惨な目に遭うBパート以降(正直、王妃様ヒドくないか?)なかなかいい味が出てきてよい。ひもじくて寂しくて雨の中泣きながらメロンパンを頬張るカットなんかサイコー!そんな悲惨な状況から助けられたという情報が頭の中に刷り込まれてしまったのがマズかったのか、ホームスティとは名ばかりの住みこみのベビーシッターとしてコキ使われても顔で笑って心で泣いてまったく居候はつらいよ、状態に甘んずるハメに陥ってしまったんであります。トホホホ。しかしどう考えても惑星単位で話をしているコメットさん☆にまるで気づかない藤吉夫妻はなんともおおらかな人間であることだ。
最近の色ボケっぷりにより俺の中でいちじるしく評価を落としているラバボーでありますが、第1話からすでに使えないキャラでやんの。暴君メテオとなんとかやれてるムークの忠臣ぶりをちったぁ見習え!
ところでメテオさん★襲来の第2話「新しい家」は動くし展開派手だし盛りだくさんのシナリオだしで、素晴らしい出来だと思いました。
これはいいですねえ。






01/08/26(SUN)
【OVA】 「フリクリ」 vol.01〜vol.06 GAINAX
正確には「フリクリ」、「ファイスタ」、「マルラバ」、「フリキリ」、「ブラブレ」、「フニクラ」。
2巻「ファイスタ」までみてて、それ以降中断していたんだけど、ウエダハジメの手による漫画版が完結したのを期にのこりを一気に観ることにした。
じつは榎戸洋司による小説版3冊はとっくに読んでいたのでこれで画集以外ほぼコンプリート。しかたない、買うか。





「フリクリ」が結局どんなお話だったかというと、つまりはオトナ的なものとコドモ的なものの対比にあったような気がしていて、兄貴の代用物として扱われることがたまらなく嫌な小学生ナンダバ・ナオ太そして、ままならない「あふれそうな」思いを代わりのものでまぎらさざるを得ないファイスタ女子高生(笑)サメジマ・マミ美。このふたりが子供組代表で、それに悪オトナたるアングラオヤジ、ナンダバ・カモンと無神経オトナ担任教師、ミヤジュンらダメ大人たちそして入国管理室のアマラオ、キルツバミらの縛られて跳べなくなったジョーシキ大人たちが対立、そしてその2つの間を自分の欲しいもののためなら星一つすら犠牲にする謎の女、ハリハラ・ハル子が飛びまわり引っかきまわし、それを醒めた目でナオ太のクラスの委員長、ニナモリが見つめる、といった感じかなあ。
うまく言えないけれど、ミクロマクロの瞬間切り換えってなんだか現代っぽいなあ、というのがずっとあって、たとえば「マルラバ」における「長靴をはいた猫」からああなってしまう展開、「フリキリ」における町内草野球からああなってしまう展開なんかはその最たるものだと思われます。それプラス止め絵で持たせるカット、異常に動かしまくるカットの緩急をきわだたせたGAINAX的カット割り、核爆発と爆煙の動き、そして美しい透過光効果があいまって、やはり単純に考えて世界最高峰だな、と。実際キャプチャしてても、これだけほとんどのカットが画になってる作品も珍しいです。どこで一時停止しても大丈夫。
遊び心満載の演出、絶妙な選曲センスもさることながら、この作品の色指定した人間にも殊勲賞を差し上げたい。この色センスはなかなかすごいです。
やはり、ことアニメーションに関する限り、GAINAXの仕事は真摯だなあ、と思いました。




【単行本・漫画】 原作:GAINAX
漫画:ウエダハジメ「フリクリ」 2巻 講談社
というわけで、漫画版。
はっきりいってしまうと、漫画だけ読んでわかろうと思うのは間違い、という気がします。
これはそういう類いのものではないでしょう。
ぜんぜん違うな、というのは漫画版のラスト、そしてOVA版、小説版のそれぞれのラストシーンを比べてみればあきらかで、各人が向かっていく先がほの見えたOVA版ラスト、それをさらに親切に書いた小説版ラストと漫画版とではぜんぜん違います。飛べない光速ベスパ、そしてぺけらんぺけらん、おろろんおろろん。ものすごく冷えた感触、突き放されたような感覚がここにはあって、それが読んでる者をひどく不安にさせるのだと思います。登場人物たちの切羽詰まり様、テンパり具合もただごとでなく、こっちのハル子は切れてるだけにとどまらず、すでに軽々と一線越えてるもんなあ。
OVA、小説の2バージョンとくらべると厳しいぶぶんだけが増幅された「フリクリ」。正しい楽しみかたとしては、まずOVA
→ OVAでわからなかったぶぶん、例えば登場人物たちの心情描写、ナオ太の母親についてなど語られなかった出来事について小説版で補完
→
もっと極まった何かが欲しい人がこの漫画版、という感じだと思います。
これは間違いなくウエダハジメの漫画ではあるけれど、これをもって「フリクリ」か?というとちょっと違う。きっと、そうでしょう。
【単行本・漫画】 原作:西塔紅一
作画:みね武「野獣警察」 芳文社
新田さんにコンビニ売りの酒池肉林編を見せてもらって以来、微妙に気になっていたのであるが、一体どうやって集めればいいのか、もしあったとしても、これを買うのか?全巻揃えるのか?と自分の中で葛藤があって保留してあった作品。
そもそも全部で何巻出ているのかもわからないし、「新・野獣警察」てのもあるらしい。酒飲んで天丼食べて気分悪くなって入った漫画喫茶で何気に手に取ったらやめられなくなって28巻まで一気読みした。アホか。
「野獣警察」とはいうもののぜんぜん警察ではない。
主人公である日暮掟(ひぐれ・じょう)は私立探偵、とはいうものの依頼人が登場するストーリーはそんなになく、基本的にはスキャンダルをネタに代議士やら汚い手段で私服を肥やしている大会社の社長やらを恐喝して大金をせしめるのを生業としている。
なんというのか、わかりやすくセックス&バイオレンスなストーリーで、西塔紅一の描く世界におけるほとんどの代議士は汚職にまみれていて自分の政治家生命を脅かそうとするものはどんな手段を取っても排除しようとするような非常なアグレッシブな存在として描かれている。また実業界の大物の2代目は異常な性癖を持っていて、性犯罪に走った挙句、親に揉み消しを頼んだりする。しかもそのどちらもヤクザなど本職に頼ることなく自前の武装集団を抱えていたりするところがスゴイ。ここは本当に日本だろうか?
そんな連中に鉄槌を下す(ひらたくいえば皆殺し)ついでに金をネコババする日暮であるが、ショットガン1丁じゃ普通なんぼなんでも無理だよな〜とか感じた。上空のヘリまで撃ち落していたし。どんなショットガンだよ……。しかも相手が銃を抜けばもれなく正当防衛が成立するのであろうか、容赦なく全員惨殺している。たぶん年間で50人くらい、下手したら100人は殺しているはずのペースであるが、本当にこの日本は法治国家なのであろうか。しかも後期の展開では正当防衛という縛りすらあやふやになってきていて、ゴルフを楽しんでいる悪事の黒幕をヘリで上空から急襲してマシンガンで蜂の巣にしたり、グレネードランチャーで遠距離から狙撃したり、大浴場にガソリン撒いて焼き殺したりしている。でもぜんぜんちゃらへっちゃら。すげ―――アバウト。
たぶん原作者である西塔紅一のこだわりは「人質にとった女性は全員全裸にする」、「歯槽膿漏の歯茎で噛んだチューインガムを他人に食わせる」、「大物政治家、新興宗教教祖、大物スターはもれなく乱交パーティーもどきに参加(もしくは主催)」、「全裸にパラシュートで試合中のスタジアムに降下」、「人間ハンティング」あたりに生かされているに違いない。
いうなれば「悪が悪を裁く」という古よりあるパターンではあるが、問答無用で人が死にまくる殺されまくるグルーヴ感覚は相当にクセになる。がしかし、1巻につき、一応キャラクタとしてアイデンティティが与えられている人間で30人〜50人、数字の上ではひょっとしたら1,000人くらいはお亡くなりになられる非道な展開は強力で28冊読んだらさすがにぐったりきた。基本的に読者をスカッとさせる作品で、まあ日本の政治家、実業界トップの一族などをこれだけ根絶やしにしていて、日本の政治は大丈夫なのだろうか?という疑問は残るが、単純に気持ちがいい。高利貸しのオバハン(綾小路小百合)、才色兼備ながら仕事が仕事なだけに男に敬遠されて未だに処女の警視庁殺人課唯一の女警部・岬マコ、腕の良いスナイパーながらいつも日暮にやられて短小のアソコを晒し者にされる鷲などレギュラーメンバーともいえる登場人物が投入される中期あたりからストーリーもしだいにコミカルなものへと変貌していく。
ただ薬師丸ひろ子をモデルにしたらしきアイドルが暴走族に反感を買い、彼女の身代わりにマネージャーが輪姦される話(250人くらいいて、いくらなんでも多すぎる……物語の中では明らかにはなってないが彼女たぶん死んでる)と、病死した男が生前書きためた原稿を自分のものと偽って出版した人気作家が口封じのためにその妹を高校の汲み取りトイレまでわざわざ連れていき、糞溜めに顔を突っ込んで窒息死させる話にはいささかブルーになった。テンポの早さとわかりやすく極悪な悪人たちによって感覚が麻痺してしまうが、客観的に考えるとじつはたいそうひどい話ばかりで、ひょっとすると最近の漫画ってひどく平和のか―――と感じてしまった。
01/08/28(TUE)
ふかふかさがし
ふかふかをさがしにたびにでた。
とはいっても、渋谷へ買い物に行っただけの話だ。
歩きながらただ思うことは、もはや時代はふかふかだ、ということで、こんなにも身体がふかふかを欲していることは近年なかったことであった。
しかし、いくらふかふかラヴとはいえど、架空の世界の中におけるふかふかを夢想するほど子供ではない。現実世界における理想のふかふかを追い求めるのが本筋であると断言したい。たとえば、雲の絨毯に乗っかって「うわ――い!ふかふかで気持ちいい〜〜しかもこの雲食べたら甘〜〜い!綿菓子だぁ!」などという光景を思い浮かべ、うっとりするなんぞいい歳をした大人のすることとは思えないのである。皆さんも気をつけたほうがよい。これは僕からの忠告である。
さて、理想のふかふかだ。
ふかふかの、ふかふかの中でぐっすりと睡眠を貪ること以上の快楽がこの世の中にあるとしたら是非にお教え願いたいと考える今日この頃であるが、この場合のふかふかはやはり羽毛か真綿であろう。スプリングの弾力もけして悪くはないが、あれはふかふかとは似て非なるものであり、ここでは除外して考えることにする。
広ければ広いほどふかふかはふかふかになる、というのは自明なことであり、自身の体重、われわれが生命活動をしているという証である全身の発汗など諸々の理由によりふかふかは刻一刻と失われていく。たいへん残念なことであるがふかふかの賞味期限はさほど長くない。ふかふかが失われし地ははやばやと見限って、豊穣たるふかふかの新地へとごろごろと転がっていくのが正しいのであろう。
嗚呼、ふかふかの理想郷よ!我が心をふかふかの絶頂へと誘え!
勿論、外的な環境も重要な要素となる。猛暑の中、玉の汗をだらだら流しながらふかふかしていてもそんなに気持ちよくはないだろう。とはいえ、エアコンの人工的な冷気が理想であるとは考えがたい。そよそよとそよぐ自然の冷気、これこそが理想であろう。小高い丘の上に建っている名も無き寺、その本堂の中一面にふかふかの羽毛布団を敷き詰める。周囲を囲むクヌギ林に陽が遮られた本堂の中は夏の盛り真っ只中でも涼しい。柔らかな羽毛の感触にただその身を委ね、ただただだらだらふかふかを楽しむ。遠くから蝉の声が聞こえる。ときおり吹きぬける微風が肌を撫ぜていく。体温が移ってふかふかしなくなったらごろごろと転がる。新しい感触を探す。突っ伏して布団の中の太陽の匂いをかぐ。線香の匂いが染み付いた畳の香り、顔を上げればご本尊とご対面、枕、クッション代わりは木魚の下に敷いてるやつ(名前はなんというのか?)、厳粛な空間で快楽に浸るその背徳感。これこそが僕の理想である。
そんなことを夢想しながら歩いていた。あまりにふかふかに耽溺したせいであろうか、ふかふかでないものが許せなくなる。アスファルト、ふかふかでない。不許可である。ブテックのガラスウインドウ、ふかふかでない。透明だからってすかしやがって。まったく笑ってしまうのはアルミ、鉄、ニッケル、銅などの金属であり、「ププ、単体だって!同じモノ同志くっついてろよ!」とか「電気でも通してろ!」などと思ってしまう。まったく、嘲笑の対象にしかならない。見下げ果てたありさまである。金属反対!ふかふか万歳!
気がついてみると東急ハンズに着いた。980円のクッションだけ買って帰った。
01/08/29(WED)
きょうはてぬき
金田一蓮十郎「ジャングルはいつもハレのちグゥ」8巻
マタニティブルー。ってとーぜんのことながら顔に縦線は入る役はハレ担当〜なんでしたが、じつはショタなユミ先生から都会っ娘のリタ、地元娘なマリィまでモテモテのはずなのになんでこんなにも小学生に不似合いな気苦労しょいこんでるんでしょ。そりゃ、嫌なヤツと思ってた保健医が自分の父親であげく母親とヨリ戻して家の中でイチャイチャするわ結果妊娠するわじゃブルーになって当たり前ですか。
もひとつ考えてみるに、綾波という概念の行きつく先はここまできたか!というグゥの設定考えただけで成功約束されたも同然作品だったんですが、それにしてもアニメ化で知名度上がったなあ。久しぶりにグゥの中の3人も登場しますが、流石に精神病んでたにゃ〜(;´Д`)
谷地恵美子「明日の王様」10巻(完結)
「紅天女」みたいなもの?とか思ってた「逆歳の峠」ですが、なぜだか数馬+藤之輔チームと競い合うことになってしまい、ますますそんな感じであります。ただ「ガラスの仮面」ほど濃い口じゃないのは、ひとたび舞台の幕が上がってしまえば特にすることのない脚本家兼演出というポジションに主人公である有を据えたところにあるのかも。この設定はなかなかにうまくて、稽古中においては内側、実際の舞台を眺めるのは観客として外側から、と視点を行き来させることによって、熱くてそれでいてしつこくない絶妙に気持ちよい読後感を生み出してるのです。熱くて、けれどあっさり風味。
ヤングユー掲載時には「ちと淡白に終わりすぎなんでは?」とか思ったラストですが、単行本で読んでみたらそれくらいでちょうどよかったです。爽やかなラスト。そういえばこれ終わっちゃってからヤングユー買ってないんだよなあ。「ハチミツとクローバー」までおあずけ。誰にでも楽しめるよい作品だと思います。
小川雅史「速攻生徒会」1巻
アフタヌーン連載の「風林火嶄」がジャンプ系特殊能力持ちな攻校生たちの学園戦記ものだとしたら、こちらは格ゲーな技持った女子高生たちが無意味にバトりまくるお話。ギャグ漫画っす。ゲーメストコミックスから2巻まで出てて新声社つぶれて消えた単行本の復刊で、ゲーメストらしくコマの隅にいちいち技コマンドが出るあたりは楽しいです。しかし今読むとストリートファイター系の技体系って懐かしいものがありますな。出てきたかと思えば自爆して風のように去っていく女忍者服部菜桜子さんが可愛いなあ。なんでか脱衣麻雀勝負して脱がされまくってるし。オマケとしてファミコンカートリッジ用シール(藁
もついててお得な気分(;´Д`)
甲斐谷忍「ONE OUTS」5巻
野球選手としてモノになるかもわからんジョンソンをわざわざ陸上からひっぱってくるってのもすごいよなあとか思いました。野球漫画の皮を被った心理戦ギャンブル漫画なんでどちらかといえば福本伸行のそういう系作品群、青山広美「バード」あたりと近しい作品でしょうね。
なるしまゆり「不死者あぎと」2巻
正直なるしまゆりっていつまでたっても画がヘタだなあと思ってるんですが、逆にそのデッサン狂いとかパースの歪みとかがすべて作品にプラスに働いている感じで、たいへん居心地の悪い悪夢空間を描くことに成功していると思います。この人のこと、個人的にはホラー漫画の人だと思ってるのだ。
必殺党・編「必殺シリーズ完全闇知識 やがて愛の日が編」(初期〜中期必殺)
必殺党・編「必殺シリーズ完全闇知識 瞬間(ひととき)の愛編」(後期必殺)
こういうの買うくらいならまずCSかSKY ParfecTV!加入して時代劇チャンネル見たほうがいいような気がしますが……。「闇知識」と銘打たれてるもデータ的にはたいしたことなく、むしろ京極夏彦、山田誠二(必殺ファンクラブ「とらの会」会長)、酒井信行の座談会がメインなのかも。でもその座談会の内容はホントにしょうもなくて、「仏に申し訳が立たねえ」というフレーズが学校で流行ったとかそのレベル。マニア同志の酒飲み話だなあ。
録音、撮影、編集マニアとしても有名な京極夏彦ですが、「必殺仕掛人」第1話から以降、すべての作品の録音テープ持ってるというのには流石に驚きました。放送当時9つくらい?この人は本当にオタクだなあ。あの珍奇なファッションセンス(手袋とか)って全て必殺の影響ですよね。後期必殺、たとえば「スーパーマリオ」元ネタにした「必殺まっしぐら!」とか流石に出鱈目だな、とか思いますが、やっぱり中村敦夫、市村悦子、和田アキ子らがレギュラー張る「翔べ!必殺うらごろし」の別格な異常ぶりにはかなわない。またこの作品のエンディング曲、和田アキ子「愛して」がカッコいいのなんの、最近気に入ってます。そういえば2冊とも京極夏彦が装丁を担当していますね。

01/08/30(THU)
【単行本・漫画】 ハルマチコ「キャンディ POP'n ROLL!! -
Whiteberry物語 -」 集英社マーガレットコミックス
「殴れ(やれ)!刺れ(やれ)!犯れ(やれ)!殺れ(やれ)!
壊っちまえ(やっちまえ)―――!!
愛?平和?正義?自由?
そんなもの……クソ喰らえだ!
そんなものは見えやしね―――!!
「PSYCLOPS」の目にうつるものはただ一つ!!
破壊――――――!!(デストロ――――――イ!!)」
………さて。こと、ロックをテーマにして漫画を描くことがたいへんにむつかしいことであることはさまざまな先例を見ても明らかであると思うのですが、いかがでしょうか。ロックな何かを具体的に描こうとすればするほど、物語はロックから遠く離れたものになってしまう気がしてなりません。
という感じで(藁 この「キャンディ POP'n ROLL!!」。北海道在住の中学生女の子バンド、Whiteberryのデビューまでの道のりを描いた物語であります。
読んでみて、一言。
「こんなんじゃ、ナオンのヤオンはめざせないよ!」
これが現代っ子ってヤツかい?これがイチゴ世代ってヤツかい?これが新人類ってヤツかい?が―――ん!!とにかく全てのエピソードが低空飛行で、まったりとヘタレであります。
たとえばこんなシチュエーション。
SONYミュージックの人がわざわざ北海道は北見までやってきて言うことには「2週間先までに3つの課題をクリアすること」その課題というのが「学校をテーマに作詞」、「恋愛をテーマに作曲」、「ヘヴィロッカーズの『命果てるまでロックンロール』を完璧にマスターすること」
このレベルかよ!
Whiteberryにとって、へヴィロッカーズの曲はちと苦手(目指すはジュディマリだから)。「こんな曲、やりたくないよ!」
課題曲、1曲くらい我慢してやれよ!!
課題を確認しに来たSONYミュージックの人の前で勝手にジュディマリやって(;´Д`)
「うちらは後悔してナイよっっ!」
しろよ!!!
SONYミュージックの人もSONYミュージックの人で、「お前らのデビューが決まった」
いいのかよ!
「お前らの生演奏 初めて聞いたけど いい演奏だった」
そんなんでデビュー決めるのかよ!!!
………ああ。
マターリとしか形容のしようがない独特なハルマチコ漫画と正直ヘタレにも程があるエピソードがあいまって極めて異様な不思議空間を作りあげております。いったいどこまで本気で描いてるのか?「拝啓、おふくろ様 極東の国でロックンロールはこんなふうになってしまいました……」そんな気持ちでいっぱいであります。ビックリ!!
きょうも
野間美由紀「パズルゲーム☆はいすくーる」34巻
とにかく驚いたことは、前の巻である33巻「パズルゲーム☆はいすくーる」シリーズに携帯電話が出てきたことで、娘の日向子ちゃんが活躍する「パズルゲーム☆NEXTジェネレーション」シリーズの時代設定こそが現代だとばかり思ってた僕はたいへんびっくりでした。と、思ったらこの巻の「パズルゲーム☆NEXTジェネレーション」に普通なラップトップパソコン出て来たりして、「おいおい、1世代進歩しとらんのかい……」でした。野間美由紀、最近どうにもアバウトだよ―――。派手なトリックあまり使わずに日常的な謎中心に構成するのは悪くないんですが構成の作りこみが足りていない気がするんだよなあ。他のシリーズ(ジュエリーコネクション」とか)も同時にやってるんで、こっちのシリーズではもうちょっと派手なお話描いたほうが読者としては嬉しいんだけどな。とくに「パズルゲーム☆NEXTジェネレーション」は主人公である日向子ちゃんの性格が性格なだけに淡々としすぎなんですよね。
小島あきら「まほらば」1巻
うーん、下宿版「To Heart」でした。貧乏な子(名前忘れた………そうだ「うらしなりお」だっけか)とマルチがくっついておる。
矢口史靖「ウォーターボーイズ」
これは小説。監督自ら書き下ろした映画「ウォーターボーイズ」のノベライズ本です。だいたいのストーリーはこちらを参照。ノベライズとはいってもたぶん脚本と絵コンテをそのまま流用して再構成したのではないかと思われます。つまり、小説としてはそんなに出来がよくないというか小説以前の印象で描写がぜんぜん足りてません。とはいうものの、この本の価値はむしろ監督である矢口史靖が自ら描いたイラストにあるような気がしていて小説部分の出来はあまり問題にはならないかもと思ったりします。200ページくらいの薄い本なのに70ページくらい(!)がイラストで埋まってて、ラフなんだけどほのぼのとしたいい味が出ていてとてもいいです。たとえるなら「すみれの花咲く頃」の松本剛とか「バタアシ金魚」のころの望月峯太郎とかそんな画風。「裸足のピクニック」とか「アドレナリンドライブ」撮った監督さんなんですけどこの映画も見たくなりました。
【雑誌】 ヤングキングOURS 10月号 少年画報社
巻頭カラーの新連載、原作:沖方丁 作画:伊藤真美「ピルグリム・イエーガー」。16世紀のイタリアを舞台に、ロンギヌスの槍を操って悪魔憑きを狩る2人の少女、アデールとカーリンの物語、だと思うんですが、まだ話が転がり出したところでよくはわかりません。ちなみに、ロンギヌスの槍ってそもそもこんなものなんですが、この時代にどうつながってくるのかは調べないとわからないなあ。それにしても伊藤真美は画が上手いなあ……としみじみ思いますね。原作担当してる沖方丁(うぶかたとう)って誰かなあと思ったら「ばいばい、アース」の人だった。さすがに厚すぎるし高い(ハードカバー上下巻で1,000ページ、6,000円くらいする)んで買ってないんですけど、まだ若いのに(77年生まれ)すごそうな人だなあと気になってた人でした。しかし、この人の日記がなんで侍魂クローンなのかはまったく計りしれません(;´Д`) それはともかくとしてOURS殺戮系漫画として期待が持てそうな作品ですね。さて、もう一方の殺戮系(藁 平野耕太「ヘルシング」ですが、アニメ化もにらんでの、ここんとこの毎号掲載にちとバテたのか、短いですな。8ページ。アニメは1クール(13話)で終了、だそうです。集中連載第2話、堤芳貞「スパイダーズレコード」も絵柄的にはまだ多少ラフなれどなかなかいい感じであります。なんだかアクション漫画誌みたくなってるなあ(藁
01/08/31(FRI)
すみません
自分でも驚くほどにやる気がない。
ので、かなりどうでもいい漫画について書いてお茶を濁すことにする。ここのところの更新は本当に手抜きだなあと自覚しています。スミマセン。
原作:雁屋哲 作画:花咲アキラ「美味しんぼ」80巻
県対決、山梨編。メニューに鮑を出しただけで「我々を愚弄する気か」などといいがかりつけてくるわ、アボリジニ料理の回では生きたアリンコむしゃむしゃ食べてたくせに蜂の子ご飯食えないとか言い出す審査員たちに激萎え(;´Д`)
このクソ連中を総とっかえしろ!この巻だけについてのコメントではないが、それにしても栗田(旧姓)ゆう子の海原雄山マンセーぶりには呆れ返り、あれじゃ山岡辛いな―――と妙に同情したくなる。いつからこんなに嫌な女になったのであろうか。「偽善者」という言葉がこれほど似合うキャラクタもそうはいるまい。とはいえ、山岡も正直いらないキャラクタなんで東西新聞社関係者は物語からすべてリストラ、栗田ゆう子は山岡と離縁して雄山と再婚、双子の連れ子+岡星良三くんを養子に迎えてストーリーを進めていけばいいのでは、と思った。思うな。
中西やすひろ「温泉へゆこう!」13巻(完結)
こんなのの感想書くのか……。面倒なんで内容についてはココ参照のこと。中西やすひろ作品の品のなさには驚愕せざるを得ないのですが、この巻で一番ビックリしたのは実家を飛び出していた温泉宿の一人息子がニューハーフになって戻ってきて女将として旅館を継ぐことになる回ですかね。久しぶりに親子水入らずで温泉へ入ることに、でも父と息子ではなくなぜか父と娘になってる(;´Д`)それはまだマシなんですが、いくらなんでも父親の背中流すときに泡踊りみたく豊胸整形した胸使って洗うのはナシだろ!そんなブルーすぎるシチュエーションをギャグとしてさらっと流すなよ!!と絶叫する。まったくすごいです。なんやかんやあった人勢揃いさせての「典子さんといっしょにお風呂入れる権利争奪鬼ごっこ大会」やってるクライマックスも凄まじくて読んでると脳が溶けそ―――。これってホントに幸せいっぱいなのか―――!?
以上2本、書いてるだけでぐったりきぶん。
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