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02/03/21(THU)
【単行本・小説】 ボリス・ヴィアン(訳:滝田文彦)「心臓抜き」 ハヤカワepi文庫
ボリス・ヴィアンって、どういう位置にある作家なんだ? よくわからないんですが。
そういえば、岡崎京子が漫画化してた「うたかたの日々」ってどこらへんで中断したのかなあ。今読んでるところなんですが、たしかに岡崎京子だったら上手くやれそうかもと思いました。 (追記:岡崎京子版「うたかたの日々」は完結してました。→詳細はこちらに。そっか、単行本になってないから読んでなかったのか)
これ、ストーリー説明の意味あるのかなあ。とりあえず書いてみますが、シュールにも程というものがあるよ……。
精神科医ジャック・モール。彼は過去を持たない。それが証拠に、彼の身分証明書の生年月日は去年だ。カラミールの花と赤いリボンにつられてとある家に迷い込んだ彼はそこでにわか産婦人科医として三つ子の分娩に立ち会うことになる。そしてそのままその家にいつく。その家のある村では老人たちが虐待されるために市で売られ、作業場の子供たちは殴られ蹴られころころと死んでいく。村の司祭は奇妙きわまるミサを開き、赤い小川に小船を浮かべているラ・グロイールという男は川に投げ込まれた死骸や腐敗物を、自らの歯を使って引揚げることを生業として金を得ている。恥と金を交換してるのだ……うーん、やはりどうやっても意味不明かも。
50年近く昔に書かれた作品とは思えないくらいに現代的な物語です。(発表は1953年) 内面の空虚さが言葉遊びによってシュールへと転化していく感覚なんでしょうか。狂気そして殺伐とした雰囲気に満ちていたのが僕の感覚にぴったりきたのかもしれません。「うたかたの日々」もこれでなんとか最後まで読めそうだ。
ラスト近く、村の司祭が主催したイベントのくだりがいちばん気に入りました。「神は贅沢であり、美じゃ! 高い切符買わない人間には席は無い!」とか言いつつ、「みなさんの目前におきまして猛烈かつ決然として、3分間10ラウンド、悪魔との対戦を行います!」と唐突に悪魔とのボクシングの試合始めるところがたいへん素晴らしいです。読んでて吹いちゃいそうでした。もう、なんといっていいやら……。
幻想アホ文学って素晴らしい。こんな内容なのに詩的で美しいのも信じがたい。ボリス・ヴィアン天才だ、といたく感心しました。
しかし、こんな読み方でいいのだろうか?
【単行本・小説】 山口雅也「垂里冴子のお見合いと推理」 講談社文庫
文庫化したから。すぐ読めてとても楽しい。
垂里冴子(すいり・さえこ)。めい探偵・荒馬宗介(あらまそうかい)よりすごいネーミングだぜ!!
いうならば「R.O.D」の読子・リードマンさんを和服美人に仕立てて心持ちお歳召さした感じ?
頭脳明晰、才色兼備、おっとりして何事にも動じない性格の本マニア眼鏡っ姉さんである主人公、垂里冴子さん(33歳彼氏なし)がお見合いする度になぜだか事件が勃発。持ち前の推理力でたちどころに事件解決してみせる冴子さんでありましたが、当然のようにお見合いはオジャンで元の木阿弥。物静かに読書する生活に逆戻り〜という展開の連作ミステリであります。
前々から思ってたことなんですが、山口雅也のミステリって、井上雅彦の書くホラーとちょっと似てるなと感じていて、多大な愛情を感じる反面、その愛情ゆえか、過去の名作に対するオマージュとか、そういう意識が目についてしまう。どうしても作品の作り込みが過剰になってる、という感が強かったです。
なんというか、スタジオワークに力入れすぎで、ひどく人工的な世界になってしまってるというか。
これでもかとばかりのマザー・グース見立て連発「キッド・ピストルズ」シリーズにしても、CDアルバムとしての構成をとったバラエティ豊かすぎる短編集「ミステリーズ」、きっと映画マニアなんだろうな「マニアックス」とかにしても、「いささか凝りすぎなのでは……」との印象がありました。けして嫌いじゃないし、すごいなと感心させられる部分多いんですけど(「生ける屍の死」なんか日本人作家のデビュー作とは思えないですし)、普通に書いてもいいよなあとも思ってました。
ところが、これはいい感じ。山口雅也自身あとがきでアンプラグド・ライブの感じで……と書いてるように、そこらへんの力がいい具合に抜けていて、軽やかな魅力に満ち溢れてます。
長女である冴子さんとは正反対で、派手好きかつ活動的な次女の空美さんも、ちょっとシスコン? 高校生の京一、そして何回玉砕しても懲りずに見合い話持ち込む「お見合界の孤高のハンター」叔母さんにしても、キャラ配置のバランスもいいし、瑞々しい文章書かせても上手いんだなあ、と思いました。
展開があっさりしてるところもいいですね。あまりにあっけなく事件の謎を解いてしまう冴子さんの探偵(?)スタイルはどこかミス・マープルのそれを彷彿とさせました。あんまし喋らないし。
しかし、いくらなんでも見合い相手に酷いことが起こりすぎなんではないでしょうか。間違いなく呪われてるよ……。
02/03/22(FRI)
【単行本・小説】 ブリジット・オベール(訳:堀茂樹・藤本優子)「マーチ博士の四人の息子」 ハヤカワ・ミステリ文庫
医者のマーチ博士の館で住み込みメイドをしているジニーはある日何気なく手にとったマーチ夫人の毛皮のコートの中に大変なものを見つけた。それは快楽殺人者の手による日記で、幼い頃から自分が犯してきた殺人を赤裸々に告白しているものであった。その日記の中には、自分がマーチ博士の4人の息子―――医学生のクラーク、音楽院学生のジャック、弁護士事務所の研修生であるマーク、電子工学を学んでいるスターク―――その中の1人であり、殺人衝動はいまや強まるばかりだと書かれていた。
そして、その日記の記述どおりに殺人が起こる。猟奇殺人者はいったい誰なのか!?
なんとも判断がむつかしいなあ。
訳者である堀茂樹氏の手による巻末解説にもあるように、アメリカ北部の雪深い街を舞台にした「家政婦は見た!」みたいなお話で、住み込みメイドのジニーが偶然発見した「殺人者の日記」と、その「ジニーの日記」が繰り返し交互に綴られる形式で物語は進行していく。脛に傷を持ち、身分を偽ってマーチ家で働いてるジニーの身の上からすると、このまま警察に駆け込めば自分が危うい。かといって手をこまねいて見てるわけにもいかずに……といつしか事態は正体不明の殺人者 vs. ジニーの攻防戦になるのですが……うーむ。殺人者視点の1人称とジニー視点の1人称の切り替えだけでストーリーを進めていくという、実験的な構成がそんなに成功を収めているような気はしません。
容疑者と目される4人の息子たちについても、彼らがどのような人間なのか踏み込んだ描写がほとんどされていないので推理材料が少ないまま終盤に向かい、なんとなく謎解きを(というか種明かしか)迎えてしまった印象です。
たしかに読み返してみればなるほど、と思うのですが、それならば読者があれこれ考えるに足りるような情報を用意しておいたほうがラストの衝撃度は高いのではないでしょうか。
「悪童日記」のアガタ・クリストフが絶賛した、とのキャッチコピーがついてますが、巻末解説では「なかなか感心した」レベルの記述になってますし(こちらのほうが本当でしょう)、なによりこのタイプのミステリーについては日本国内のもののほうがだんぜん進んでいると思われるので、そのコピー自体はほとんど気にしなくていいかも。
トリッキーな構成が目を引くという理由において、ブリジット・オベールがこの作品でデビューしたのは戦略的に正解なのだと思いますが、伏線きちんと張ったパズラーよりむしろ破天荒な設定を強引に引張っていくサスペンス作品に長けてる人なので、作家の資質としてそんなに合ってないのではないかと思われます。
【ANIME】ぱにょぱにょデ・ジ・キャラット 第9話 「バタバタ時報屋さんにょ!」(→公式ページ)
こないだのガラクシでヴァニラ話なんか手がけた小林靖子脚本の回。
ブロッコリーでマッドハウスで……ということでじつは同じようなものばかり見てるのかも。
お寝坊して朝のアニメ見逃したのを八つ当たりして時報のせいにしてみたデジデビルが時計台へとむかってみると、そこには風邪で寝込んだおじさんの代理でお手伝いしてるでじこたちの姿があった。当然のように仕返し作戦たてるデジデビルだったが……というお話。
なんといっても時計の設定が異様すぎ。向こうの山から1時間に1回飛んでくる時告げ鳥を見かけたら鐘を鳴らして針進める、って、それ時計じゃないじゃん! 1時間単位でしか針動かないのかYO! 長針いらないじゃんか!
鳥がきた合図として、りんなが耳の横のトライアングル鳴らす → でじことみけが鐘鳴らす → 紐に飛びついてぷちこが針進める、という流れがやたらに可愛ええです。
話の展開もシュール極まっていて、デジデビルがこしらえたニセ時告げ鳥たちのせいで街全体の時間が問答無用に加速しまくったりします。ここにしか時計ないの? TVにも時刻表示あったじゃん!
まったく、5分番組とは思えない充実っぷりであります。

【ANIME】ぱにょぱにょデ・ジ・キャラット 第10話 「芸術ってたいへんにょ!」(→公式ページ)
引き続き小林靖子脚本。
時計台の仕事まだ続けてるでじこたち。クビにならなかったのか……。
どうやら鐘撞きは上手くなったらしい(のか?)でじこたちだったが、上手くいってない人もいるみたい……とのことで時計台下で悩める絵描きのお兄さんを応援することにしたが……というお話。
悩める芸術家青年を4者4様のかたちで影ながら応援するでじこたちの姿がきちんと描かれてて非常に隙が無い脚本。きちんとドタバタもしてるし、ラストはしんみりいい感じにまとめてます。

【ANIME】ぱにょぱにょデ・ジ・キャラット 第11話 「魔法のドレスでパーティーにょ!」(→公式ページ)
引き続き小林靖子脚本。これからずっとそうなのかな。
いまだに時計台の仕事続けてるでじこたち。風邪こじらせて時計台のじいさん死んじゃったんじゃないのか……!?
ひさびさに執事登場。お城でパーティー開催されるんでお姫様であるでじこたちも出席しないとマズい、そんで投げ縄使って、でじこぷちこをさらって逃げる(w パーティーにきょうみしんしんのみけとりんなだったが、着ていくドレスがない。そこに悪巧みたくらむデジデビルが接近して……というお話。
「魔法の靴」ならぬ「魔法のドレス」とのことで、シンデレラの物語下敷きにしたお話なんですが、みけとりんなのふたりにはでじこがお姫様であることは内緒(バレバレだと思うが……)、との設定がきちんと生きていて楽しいです。手堅いなあ。
悪い魔法使い役のデジデビル、ぴよこたちが単なる親切なひとになってしまってるあたりも微笑ましくていいですね。オチとしてはまあごもっともなんですけど、上手い。子供だからねえ。しかし、ゲマは受難だなあ。

02/03/23(SAT)
【ANIME】おねがい☆ティーチャー 第11話「せんせい」 (→公式)
トンボの眼鏡は停滞中なので、彼を目覚めさせるためにみずほティーチャーがあれこれする、という回。
まあ、なんといってよろしいのやら……桂が停滞に至った原因が明らかになったお話でもあるんですが、そ、それでこんな症例が……宇宙の科学でも直せませんでしたYO! 「皮膚の回りの保護膜」というのが個人的にはかなり気になっていて(まさかとは思うけど)最終話でみずほティーチャー追っかけて桂が宇宙へと飛び出してったらどうしようとか思う。しかし「永遠はあるよ」じゃなくて「永遠なんかいらない」ですか……。(……が多い)
最後の最後で今までの泥沼展開きれいにリセットされてしまったのには流石に度肝抜かれました。アニメのストーリーテリングってそんなんでええの! しかもポケットの中身が……ポッキーに「最優先事項よ!」って書かれたメモが貼ってあったらもっとよかったんだけど。
困ったものでありまふ。


堂高しげる「全日本妹選手権」。不覚にも笑ってしまいました。漫研やおい本漫画になって久しいこの作品なんですが今回はその漫研部員がリレー形式で究極のやおい漫画を作るというスペシャル回。全員が全員(やばすぎな)自分の趣味全開ですごい面白い。この人に漫画家としての誇りはまったくないね……。黒田硫黄「居酒屋武装条例」。Gun & Action シリーズらしいんだけど……なんでこういう話になるかな。飲食店自衛のため、従業員の武装が条例で許可された世界の物語で、よく考えてみると西部劇の設定そのままなのに驚く。現代日本版、荒野のバー話。ひょっとするとコロンブスの卵的作品かもしれません。もちろんこんな雰囲気のお話に仕立てるのは黒田硫黄独特のセンスで、ラストのオチとかこの人らしい。やたら強いいなせな居酒屋の姉ちゃんがひどくカッコいいですね。第11回アッパーズ新人漫画賞大賞受賞作、萩尾ノブト「チェリー」。やりたい盛りの高校生2人を主人公にしたひと夏の海での体験ばなし。オチがくだらなすぎてえかった。別冊ヤンマガくらいで連載持ってもいいんじゃないでしょうか。短髪の女の子ストーリーに絡めればもっとよかったかも。
アニメ「藍より青し」キャスト。薫=おねてぃ停滞メガネ、葵=「まほろまてぃっく」まほろさん、雅=「花右京メイド隊」コノエさん、妙子=「ちっちゃな雪使いシュガー」ペッパーたん、ちか=「SoulTaker」小麦たん、って、そのまんますぎですな。ドラマCD1枚目2枚目とはキャスト変わったんですね。たくまる圭の読み切り「卒業」。のんびりした島に暮らす少年と彼が思いをよせるマコト先生の物語。少年の純情が野花摘みという形になってあらわれてるところがええです。
02/01/24(SUN)
【ANIME】第2期ギャラクシーエンジェル 第15話「新鮮とれたて驚異の舟盛り」 第16話「禁断のムニエル魅惑の山かけ」 (→公式)
今日入れてあと2回か。はやいなあ。
・ 第15話「新鮮とれたて驚異の舟盛り」
意外なことにフォルテはんメインエピソード。
南国ムードあふれるリゾート惑星「キョダイ星」海上、クルーザーの上でバカンス楽しむエンジェル隊ご一行。のんびりと昼寝楽しんだりするミント、蘭花、ヴァニラ(+ノーマッド)だったが、一人勝手に血気たぎらせてる人間がいる。それは最新鋭の装備にその身を包んでこの海に潜むという「幻の超巨大魚」を狙うフォルテの姿だった。巨大魚を釣り上げるのは私! 100万ギャラの賞金をいただくのもこの私だ! と意気盛んなフォルテだったが、料理の本ながめながら巨大魚レシピ考えてる(天然素直な)ミルフィーユ以外のメンバーには呆れ返られている。頑なに巨大魚との孤独な戦い続けるフォルテであったが……
ガラクシ名物意味なし水着ホーダイ回。第1期12話、水着で野球の回の時もそうだったんですが、水着の回だからといって作画良くならないところがなんというのか……コスチュームと同じく蘭花さんの水着露出度も落ちております。
たちまちパニック → 即効発狂モード突入するフォルテはんの意外な精神的モロさ、そんなフォルテはんあっさり見捨ててクルーザーから脱出するエンジェル隊面々の冷酷薄情っぷりが素晴らしいストーリーでありました。鬼畜チビっ子エゴイストなミントたんが逃げ出すのは当然として、爽やかにこやかに微笑んでハイサヨナラ、なミルフィーユがいちばん酷いような気がするのは自分だけではあるまい。
突込みどころばっかりのシナリオはいつものことで、麦藁帽子かぶってるノーマッドさん / 人喰い魚いる惑星がなんでリゾート惑星なのか / 賞金もらう前に食うの? / ぜったいスク水着るミントたん…… / 恐怖! ミルフィーユ@二丁包丁 / ミントたん台詞おばはんくさすぎ / やけにひらたい火鳥船 / 魚、デカすぎ! / フォルテはん、自らの身体に潜む未知なる力を解き放つ! ついでに目も発光! 「女の中の男!」/ 知人の船は知人丸 / やっぱり発狂エンドか……


やけくそ、という感じ。
・ 第16話「禁断のムニエル魅惑の山かけ」
ヴァニラの教養の旅その2。「2,000匹」。ノーマッド「後半行ってみよう!」
こ、こいつら、鬼畜すぎ……
乱獲により絶滅の危機に瀕しているマンボウモドキなる希少動物の保護を依頼されたエンジェル隊。いかにもやる気なさげなエンジェル隊の面々であったが、二足歩行するこの奇怪な魚類(?)がなぜ絶滅の危機に瀕してるかの理由を聞いた途端、目の色を変える。このマンボウモドキ、「ベビベビフェイス」という超絶的な美肌効果を持つ魔法の水の原料なのだ。
マンボウモドキの住む惑星に勇んで向かうエンジェル隊一行であったが……
ミルフィーユの不細工面がひどく印象に残った回でした。作画的には普通+くらい。
行きの道程から喰う気満々、保護の依頼なんざ、てんで頭にない鬼畜っぷりが最高。二足歩行の動物を喰おうとするなよ……。「美肌鍋」計画に唯ひとり反対してるミルフィーユに(ヴァニラ+ノーマッドはさほど関心がない)殺人トラップ仕掛けてまで妨害しようとするエンジェル隊の殺る気マンマンっぷりにはこっちも引くよ……。いちお、仲間だろ! まあ、オチは読めてた……と思ったら、最後に凄まじいギャグが!
マンボウモドキ@井上喜久子!! (→ なぜかはここらへん参照のこと(w )
しかし、声優ヲタ限定ネタだね……日曜の朝っぱらから……。
つっこみポインツ: 阿呆すぎる天然ミルフィーの間違い探し。 / たいやきくんかYO! 「いまどきそれは通用しません」 / フォルテはんも美肌効果に関心あるんだ……兄貴なのに / 「乙女、うふふふふ……」 ハートの剃りこみ入れられるノーマッドさん / ピンチとピンチのピンチがちがいますっ! / 今回のミルフィーユはとにかく不細工 / 川口浩探検隊かYO! 懐かしすぎ! / ミルフィーユ、ぐるぐる目玉 / いきなりさばいてる!!/ 「ミルフィーユさん、アンタって人は……」


しかし、いったいなんでこんな鬼畜アニメになったんだろう?
02/03/27(WED)
「置き土産や、みきお!」
テンパってるような、いないような。こんな夢を見た。
誰もいない野原をひとり歌いながら歩いている。
「 世界の親父を討伐だ〜下克上♪ 下克上♪ (意味が違うような気がするが)
親族殺しは大罪だ〜三尺高い板の上〜そいつはたいそう一大事〜
リグレット♪ リグレット♪ 」
馬鹿じゃなかろか。
「90年代SF傑作選(下)」読んでます。
なぜ下巻から読んでるのかといえば、グレッグ・イーガン「ルミナス」が収録されてるから。
でも今のところ読んだの、イアン・マクドナルド「フローティング・ドッグズ」だけだったりします。近々邦訳新刊が出るらしくて、それも嬉しい。ナノテクで変容した四国(日本の?)が舞台のSFロード・ノベルらしいのですが、原題の「Scissors Cut Paper Wrap Stone」がそのまま「じゃんけん」とかいう邦題になるのかなあ。もうちょっとなんとか……。
この人の文章は好みで、できれば真似したいと思ってます。
続きものを中心にちょっとだけ連発
ゆうきまさみ「パンゲアの娘 −KUNIE−」 3巻

ゆうきまさみのストーリーテリングは上手いなあ。
南太平洋はカラバオ近海に出現した巨大な杭の周辺で起こる怪異といった地球規模のミステリーと、小学校のプール、プラモの取り置き、TVの「ペット拝見」コーナーなどお茶の間レベルの出来事が、違和感なく混在して進行していく物語はとても魅力的です。
ミクロマクロの瞬間切り替えの心地よさという点でいったら、古橋秀之「タツモリ家の食卓」シリーズ(そういえば、名前もなんか似てる)に近しい感覚があるかも。
「船乗り伯爵航海記」と疫病神クリストの話の対比とかいいなあ。
ストーリー的には、いざ、カラバオへ! という展開の準備という感じであります。
橋口たかし「焼きたて!! ジャぱん」 1巻

「ジャぱん」とは、日本が世界に誇れるオリジナルのパン。つまりはフランスパンとかイギリスパンとかの日本版のこと。この「ジャぱん」作りを目指してパン職人の道を選んだ少年の話なんですが、出てくるパンは美味しそうだし、ギミックの使い方もヘンテコで楽しいし、キャラ立てもちゃんとしてるし、可愛い娘っ子キャラもきちんと出てくるし(あのオマケページはいったいなんなんだ)、まるで問題なしな安定作品ですね。
しかし「虹色ラーメン」読んだときにも同じような感想抱いたんですが、主人公キャラがクロワッサンも知らないというのはいったいどうなんだ? 君ら、どこの次元の住人だ? と思いました。たしかに、そのほうが説明しやすくなるけどさ〜。
冷え性の人は一流のパン職人になれないのか〜じゃ、俺はダメぽ。
天王寺きつね「エデンズボゥイ」 10巻

萌え天下一武道会(違う)まだ続く。
全体の1/3くらいがなんだかよくわかんないサーヴィス的お話で(エース桃組掲載分2話収録だからしかたないけど)「ドキッ! 女だらけの水泳大会」(ポロリもあるでよ)とか、超ローアングル視点での話とか、そんなのばっかりが印象に残ります。だってほら、人物関係よくわかんなくなってきちゃったし……長いから。
そういえば、オマケも着せ替えエリシスポストカードだ。ええのだろうか。
小花美穂「アンダンテ」 2巻

なんかもう、泥沼すぎまする〜。
「恋風」が妹萌え漫画の極北だとしたらこちらは「お兄ちゃん大好き」漫画の極北ですね。横綱対決の様相を呈してきております(嘘
有名ミュージシャンである兄を(血は繋がってない)を愛してしまってる中2の女の子が主人公のお話なんですが、オーストラリアからいきなりやってきた美少女メルにお兄ちゃん横取りされて大ショック! でもやっぱ兄弟じゃ無理だからほかの男の子とつきあおっか……という展開の続き。
あの〜兄貴とメルがやった後のシーンの4ページくらいあと、いきなりこのふたりが血の繋がってる兄妹だったと判明するという鬼畜すぎる展開があるんですが……掲載誌がどうだとかそういうのは最近関係なくなってるなあ。いかがなものか。
それにしても「『今まで』のことはしょーがねェ! これからちゃんと兄弟として……ちゃんとヒニンしたよな」とか言って、ガハハ笑い飛ばすダメ父は存分に豪快さんすぎると思いました。
いやあ、昨今の青年誌はヌルいわ。「恋風」も、2話くらいで実の妹即レイプ、くらいの展開にしないと、時代に追いつかないYO! と嘘ついてみる(w
今市子「楽園まであともうちょっと」 1巻

「できてるわねあの二人!」
日常生活でカップリング思考をするな! でもできてた(w それは花音コミックだから。
あいかわらずのごちゃごちゃネームで、もうちょっと整理してくれポ……と思ったりしますが、なかなか面白い。ガーン!
潰れそうな旅行代理店唯一の社員と、ゲイカップルな融資会社担当員(要は借金取り)の三角関係話。先の発言した旅行代理店跡取り娘小百合さんのキャラが強烈で素晴らしいです。なんだこの女は! ヒ、ヒドい……殴るほう、逆じゃねえか。
ゲイとヤクザと狂気の女小百合さんのクレイジーコメディであります。
02/03/28(THU)
【ANIME】ちっちゃな雪使いシュガー 第24話「あたしはここにいるよ」(最終回) (→公式ページ)
OPすっとばして前話クライマックスからスタート。季節使い's の演奏によって生じた不可思議揚力によって宙を舞う少年少女そしてサガ母ピアノ。魔法フラワーもついでに花開いて……という感じ。
ものすごい数のわっほー → ソルトペパーとのお別れ → 開花=サガたんとのお別れという図式に今ごろ気づくシュガーたん(遅いよ!) → よりによって大輪の花咲いちゃってあらま大慌て! → グレタたん最後の見せ場(グレタパパの襟が立ってるのが妙に気になる) → サガさんへの愛からかグレタさんは妙にはりきって、あげく指攣りながら退場 → シュガーたん、花を相手に無駄な抵抗 → 「うひょひょ」とかいいながら飛び回ってる遊び人連中の花も咲いてるらしい……とりあえず人間界にいるだけで咲くのではないだろうか? → 長老が珍しく真っ当な意見を述べる → オールスターキャスト総ざらいの様相を呈してきた → 第1話の幻想描写はこれか! サガさん@お子様時代の超超不思議体験 → シュガーさんうるさいYO! というか、シュガーの母さまのしわざだった、という事実は判明したりしないの? (これは心底意外であった)→ 最後の告白タイム〜! → 感極まったのか大接吻大会開幕 → そのLOVELOVE波動によって開花 → 意外とあっさりお別れ、シュガーたん → その姿が見えなくなるの待ってから大号泣するサガさん。
ストーリーの盛り上がり的にはやはり前回が最高潮で、今回の最終話は、お別れ + カーテンコールといった感じでした。シナリオそして演出ともに、いくらでも大泣き展開可能だったと思うのですが、あえてそれを選択しなかったところにスタッフ陣の上品さが感じられたかも。季節使い's の後日談をEDに入れてみたりと、とにかくそつない最終話でした。これだけ綺麗に決めるのもなかなかできなそう。
ここまでくると、風呂カットは絶対入れる! しばりとか、時々出てくるローアングルカット(今回だとお別れカットのペッパーたんとか)とか、そういうのはいらないんじゃないかな……とやはり感じてしまうんですが、そこらへんところどうなのかなあ。風呂はべつになくてぜんぜんかまわないから、むしろ接吻カットをもっと増やしてくれ! とか思ってしまった俺でした(w
よかった、としか表現できないので感想書くのが逆にむつかしい。



すごいぜすごいぜ竹本泉。ある意味世界に通用しまくるぜ!
南海の火山島(でも東京都)に巨大クラゲが出現する(だけの)お話である「南海の季節」、ぼーっとした女の子(口半開き)がひたすらぼーっとする(だけの)話「にゃんこのうしろ」、ひたすら眠い女の子の話「ねむりの午後」(うわあ)、ちんまりした女の子が食べて走る「たべる少女ははしる少女」(そのまんま!)、(゜Д゜)ハァ? なオチ、意外に1巻の続きエピソードな「あっちのやね こっちのやね」、豪快さんなのに涙腺ゆるゆる少女の「目も流れるみたいな」。
ほら、これだけで全話説明完了! という作品であります。
なんだろうな……このそのまんまっぷりは……しかし、その無意識過剰っぷり=竹本泉だしなあ。
漫画表現の極北さりげなく突っ走ってる人だと思われます。うじゃうじゃ。
【単行本・小説】マイケル・マーシャル・スミス(訳:嶋田洋一)「オンリー・フォワード」 ソニー・マガジンズ
面白いけど、ぜんぜんわからん。なんでこんな話になるんだ……。
近隣区なる領域に分割されている近未来の大都市が舞台。近隣区にはそれぞれ奇妙なルールが適用され、たとえば主人公の住む<色彩>近隣区は色にこだわる住民ばかりが暮らす地区。ビルも外路地も、住民たちの服装に合わせて瞬間にカラー・コーディネートを決定し色彩を変化させる。<音声>近隣区においては誰も音をたてることが許されないし、<猫>近隣区には猫しか住んでいない。
風変わりにも程というものがある近未来社会を舞台に、突如行方をくらました<センター>要人の奪還依頼を受けたトラブルシューターのスタークが活躍するハードボイルドタッチのストーリー、と書いてしまうと、ひょっとして「パラノイアストリート」小説化したような感じ? みたいな印象を受けてしまいそうなものだが(発表は1994年でこちらのほうが当然先である)、駕籠真太郎とは別の意味でマイケル・マーシャル・スミスはひねくれすぎである。デビュー作からこんなのか!
というか、素直にスパイ・アクションやればいいじゃん! 近隣区なる奇妙な設定考えついたのだからその中を縦横無尽に駆け巡りつつ依頼こなす特殊エージェントみたいなの描けばそれだけでめちゃめちゃ面白いのであります。ところが物語中盤から近隣区の設定ほとんど関係なくたとえるならばどろどろに溶けた「世界の終わりとハードボイルドランド」つーか、内省的な中年男主人公にしたノワール版「不思議の国のアリス」つーか、近未来舞台にした幻想小説へと作品はシフトしてくのであります。そもそも舞台からして近隣区じゃないぞ!
ものすごく魅力的な世界用意しておきながら、物語中盤でそれらすべてを放棄して、もうひとつ別の幻想空間へと舞台を強引に転換させてしまうという奇天烈なストーリーテリングは前に読んだ「スペアーズ」ともほとんど共通で、実際物語もけっこう似てる。男衆二人旅になるとことか。しかし、なんでこんなふうにするんだろう? きちんと猫も出てくる。
近未来舞台にした奇想話という印象で、どう考えてもSFという感じはしない作品なんですが(英国幻想文学賞長編部門であるオーガスト・ダーレス賞獲ってるんだから幻想文学カテゴリーなんだろうけど)完全に理に落とす事無く現代人のアイデンティティの問題に持っていくところが逆に現代感覚なのかなあという気はします。
しかし、確かに面白いんだけど、気を抜くとすぐ何やってるのかわからなくなる話だなあ。
「はじまり」で描かれていることが物語とどう結びついてくるのかもよくわからない。なんだろな、これは……。
【単行本】駕籠真太郎「パラノイア・ストリート」 3巻(完結) メディアファクトリー
大団円は期待するな!! とフラッパーの紹介ページも書いてあるとおり、投げっぱなしでの完結。
探偵である黒田とその助手である鬼畜娘(とうとう名前出てこなかった)、落語「らくだ」も顔負け、黒田の追っかけバラバラ腐乱死体であるところの小夜ちゃん(サポーター付き)の3人が、奇妙なルールに支配された町の住人たちの依頼を受けて、解決はしなかったり、しても依頼人が死んでたりするお話。
シュール! グロ! シュール! 一般誌掲載ということもあってかスカトロが出てこないから駕籠真太郎入門にうってつけ!(それだけが理由か)な作品かもしれません。徹底的な倫理観の欠如、グロそして奇想、シュール極まる展開、メタ化していく物語、と読後感はちょうど筒井康隆短編集のそれとさも似たりかも。
やっぱ、助手と小夜ちゃんかな〜。主人公であるはずの黒田がじつは一番の無個性キャラで、「追」や「結」においてあんなふうになってしまうのはヘンテコですね。単行本表紙飾ってるお銀さんはひょっとしないでもあれで終いなのか〜本当にキャラたちに容赦ないな――と思いました。最終話「了」での終わり方はこの作品にぴったりですね。もう、何もない感じ。
終盤、若干の息切れが見られたように感じます。あと半年くらい早く終わってたら完璧だったんじゃないかなあ。
02/03/29(FRI)
【ANIME】ぱにょぱにょデ・ジ・キャラット 第12話 「たのしい時間をつくるにょ!」(→公式ページ)
小林靖子はすごいなあ。
鐘撞きのバイトまだしてるでじこたち。鐘鳴らしてみたら中から変な少年が出てきた。彼はなんと時間旅行者で、ごはん奢ってもらったお礼にでじこたちを「いちばんたのしかった時間」に連れてってくれるという。さんざ考えたあげくでじこたちが決めた「いちばんたのしかった時間」とは……? というお話。
過去の思い出ものになると思いきや、そうはならないストーリーの捻りの効きぐあいにまず感心。孤独な旅を続けてるせいか若干屈折してる少年のキャラ立てから心境変化までをたった5分ぽっちで描いていて、上手い脚本というのはこういうものをいうのだろうなあと思いました。うーん、素晴らしい出来。
作画的にも絵になるカットいっぱいあるし、新挿入歌の「ぱにょぱにょサンバ」(勝手な命名)もいい。楽しい。ここ最近のぱにょぱにょ高レベルっぷりには驚かされることしきりであります。

02/03/30(SAT)
【ANIME】おねがい☆ティーチャー 第12話「もう一度ティーチャー」(最終話) (→公式)
「その異論は却下する」 そらそーだよ ┐( -"-)┌ ヤレヤレ
客観的に考えて意味不明にすぎるよこの作品は……困ったものであります。
そもそも、宇宙のテクノロジーで原住民(藁 の記憶操作可能ならば最初っからそうしとけば問題すべて完了! じゃん! 無理にSF押しかけ女房する必然性なんかぜんぜんないんであります。しかもそのあと痴話喧嘩的ストーリー展開しかしなかったしなあ。そ、そんなんでええのですか? 物語要素すべてが浅くそしてテケトーに組み立てられてる作品という印象しか残らなく、やはり「馬鹿シナリオ」と「頭悪いシナリオ」とは似て非なるもの、天と地ほどの差があるものだと強く強く思うのですが。うええ〜ん。
嫌いなものけなすのなんか誰にでも出来ることなんで、あまりいろいろ書くのもなんなのですが、「みずほティーチャーはなんでまた同じ惑星に赴任されたんだ? 銀河連盟、いくらなんでもプロテクト甘いだろ!」とか「また急激にひっついたね小石と山田ティーチャー……それじゃ在庫一掃セールだよ……(途中の過程全部すっとばし)」とか、とにかく全てが安い! 安い! 安すぎるよ……「一山50円」という感じの作品でありました。
「それが(俺の)私の最優先事項(だ)ね……」
ムッキー! 腹立たしいにも程があるYO! モニタを壊して街へ出よ! トマホーク片手に雄たけびをあげろ! 通行人の皮を剥げ! 隣の家に火を放て! ニトロ片手に殴りこめ!! URYYYYYY!! てめえら、減速させてやるゥゥ! それが、それが俺の最優先事項だ!!!



02/03/31(SUN)
「死んでいる遺伝子」
というわけでネットラジオとかについて。ぜんぜんくわしくないし、こんな定番どころについてコメントする必要性があるのかはわかりませんが……。
有名どころ:
Rhapsody / Echo / Live365 / SHOUTcast / Spinner
ほかにもあると思われますが、とりあえず。オススメの順に書いてあります。
・ Rhapsody (専用プレイヤー)
音質/操作性/見た目ともに優れてます。有名どころ聴くにはこれがベストかなあ。今聴いてる曲が収録されてるアルバムタイトルなど曲情報が流れるのもいいですね。
・ Echo (FLASH)
これも音質はいいです。FLASH使ってるプレイヤーの操作性もいいし、アーティスト、アルバムごとに評点をつけることで流れる曲を自分好みのものにカスタマイズできるという特徴を持ってます。気に入らない曲は飛ばすこともできます。
ただ、好き嫌いを極端につけると似たような曲しかかからなくなる、というのと、タブブラウザ使ってる場合にはプレイヤーが横に伸びて見た目ひどくみっともない、というのがあります。曲のラインナップも若干貧弱かも。
・ Live365 (専用プレイヤー/WinAmp/RealPlayer/MediaPlayer)
総本山。定番中の定番ですね。数多あるカテゴリーの中から選択するか、Search Box にキーワード入れて検索すればオッケー。接続に時間かかったりするところにちとストレス感じます。変なチャンネルが多いのは楽しいけど。
・ SHOUTcast (WinAmp)
これも定番。WinAmp付属のミニブラウザーから番組を選択して聴きます。普通すぎ。
・ Spinner (専用プレイヤー)
ちょっと前まではよかったんだけど……Rhapsodyの登場によりかすんでしまったというか。音質とプレイヤーの操作性で若干劣ってるという事実は否めないからなあ。可もなし不可もなし、されどオススメする理由もない感じ。うーむ。
そのほか:Beta lounge / dublab / Downtempo.org / FLARESOUND / totallyradio / VPRO 3VOOR12 / Philisomatika
どんなところかよくわかんないまま聴いてますが、どこもサイトデザイン/音質ともに優れてるサイトです。
・ Beta lounge の説明はこちら。
・ dublab の説明はこちら。
・ Downtempo.org はそのまんまDowntempo 中心でなごむ選曲。
・ FLARESOUND も同じ傾向の選曲ですが、jazzybeats/deepbeats/bedroombeats の3つからプログラムを選べます。PLAYLISTが見られるのも嬉しいかな。
・ totallyradio はジャズ・レゲエ・テクノからワールドミュージックまで幅広いラインナップが楽しめます。
・ VPRO 3VOOR12 のアーカイブはなかなかすごくてストリーミング放送から過去のライブ音源、DJ-SETSまでやたらに取り揃えてます。すごいんじゃないか、ここは……。
・ Philisomatika はゴア! サイケ! ゴア! という感じ(w 単機能。わかりやすくていいですね。
これ書くためにひととおりチェックしてたらひどく飽きた。もういいや。
さて、気分転換に、Live365のでじこオンリーチャンネルでも聴くか(w (しかし、ジャンル:Techno/ Ambientなのか)
【ANIME】第2期ギャラクシーエンジェル 第17話「ツキなし月見そば」 第18話「誰も見たことのない謎のカルパッチョ」(最終話) (→公式)
あ――終わってしまった。まあいいけど。
いろいろテンパりアニメという形容がぴったりで作画スタッフの手の足りなさを脚本・演出・声優陣で補完するという試みを強引に成立させていたような気がします。けっきょくずっと火鳥動画だったし。ただヘタれて終わるかなあと思ってたら、たいそう凶悪な仕上がりの作品になった。なんだかんだいって、全9回とは思えないほど(いろんな意味で)印象に激しく残るものになったと思います。こんなに狂わなくてもよかったけどね……。
これは前にも書いたことですが、萌え+Ambient+ツッコミアニメな「ココロ図書館」をダウナー系とするならば、萌え+Hi NRG(or Trance)+ツッコミな「ギャラクシーエンジェル」はアッパー系と評せましょう。萌えアニメの皮をかぶって内に狂気を秘めてるあたりが共通してる感じです。
・ 第17話「ツキなし月見そば」
天然幸運娘ミルフィーユ。彼女の持つ未曾有のラッキーの反作用が一気にきて、それが銀河全体の危機につながる、というお話。作画はそんなによくない。ミルフィーユは可愛いけど、中佐、フォルテはんあたりは作画レベル最低だった第3話でのタッチと似てる。いちおう宇宙の平和を守るため尽力してるエンジェル隊の皆さんでありましたが、その元凶となってるのはエンジェル隊の一員というのがポイントか。
つっこみポインツ:蘭花さんの蟷螂拳によってその身をえぐられるノーマッド → その後サボテン化 / 任務により寝室を盗撮される桜葉さん / キラリ輝くドクロのバックル。これ可愛いの……!? / 交通博物館。バレバレの変装でミッションに臨むフォルテ蘭花ヴァニラ。バスが違うのは疑問に思うのに…… / 「これは道とはいわんだろ!」 / ミルフィーユさんの馬鹿歌。考えてみると孤独な女だな…… / ヴァニラさんは髭をつける日 / エマージェンシー。思いっきり沖田艦長化してるウォルコットさんの手によって放たれるGAキャノンという名のすんごい武器 / そして山頂の宅地造成地では沢山人が消えた(ような気がするが死んでないらしい) / さすがに汗汗なフォルテはん蘭花さん / 「ラッキー! でへへへへ」 / なぜか盗撮は続行中 / じつは、あんましまにあってなかった。たいそう人が死んだ。(気がするがそうではないらしい)


ノーマッドさん最後の大暴れ。ミルフィーユ「後半いってみよう!」
・ 第18話「誰も見たことのない謎のカルパッチョ」
何がなんだか……。パトリック・ジョナサン・ガストの脇役三人衆も登場で、オールスターキャスト勢揃いの回(いちおね)。藤田まり子作監で作画としては普通+くらいか。しかしテケトーな最終回だなあ……冒頭のカレーエピソードはいったいなんだったのか。新制服に着替えるためのきっかけだけ?
つっこみポインツ:2001年だっけ? / 大仰にはじまったわりにはカレールーのぶつけあい / フォルテはんはソースをかける、蘭花さんはタバスコかける、ミルフィーユさんはソフトクリームをのせる / カレーまみれで微笑むミルフィーユさん、多分にババチイ / 異様なカラーリングの新制服。ひょっとして第3期はこれ? ガ━━(゚Д゚;)━━ン! / 暴走ジョナサンロボに搭乗するパトリック。ロボは第6話っぽくぺらぺらとまくしたてる / エンジェル隊の皆さん、幻魔っぽく唐突に覚醒 / 蘭花さんは豚化 / あっさりと納得してみるミントさん / マハラジャガストさん。みなさんヘンな喋りだね…… / 要は食い物でいがみ合う話か…… / 「神よ、卑しき者達をお救いください」 / ミントさん@アフロ / 都市を巻き添えに超能力バトル / ヴァニラさん@巨大化 / イヤボーン効果によりミルフィーさんも覚醒 / 「手品師かあッッ!!」 / 少女の骸は花に包まれて……と思ったらちがった / 宇宙をまたにかけて飛んでいったよ…… / 「クソーッ!! 覚えてろよ!!!」
――― 完 ―――
まあ、こんなもんですよ。てっきり最後を飾るのは中佐だとばかり思ってたのだが……。


蘭花さんとミントさんは同じ枠で続投。 独自ドメイン取ってる人もいる……と思ったら、ほえほえ.com の人だった。
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