>>トップページ

site search help

  comic novel magazine etc.

comic


comic さくいん

magazine

近代麻雀オリジナル 9月号
近代麻雀 9/15
magazine さくいん(更新停止中)

novel

ジム・トンプスン(訳:三川基好)「死ぬほどいい女」
乙一「GOTH リストカット事件」
乙一「きみにしか聞こえない CALLING YOU」
沙藤一樹「X雨」
novel さくいん

etc.

ギャラクシーエンジェル 第2期シリーズ未放映「硝煙と紫煙のカスレ」
陸上防衛隊まおちゃん 第6話「とりあえずメシ食うか」
最終兵器彼女 第1話「ぼくたちは、恋していく」
最終兵器彼女 第2話「私、成長してる……」
G-onらいだーす 第1話「飛び出せ! イチゴ」
G-onらいだーす 第2話「メガネとはなんだ」
G-onらいだーす 第3話「おこれ! セーラ」
G-onらいだーす 第4話「特訓ド真中!」
藍より青し 第13話「星祭 〜ほしまつり〜」
藍より青し 第15話「胸壊 〜きょうかい〜」
G-onらいだーす 第5話「ヤヨイ一直線」
G-onらいだーす 第6話「修行ですよ」
あずまんが大王 第19回
最終兵器彼女 第3話「ふたりで」
藍より青し 第16話「渚 〜なぎさ〜」
陸上防衛隊まおちゃん 第7話「アメンボだって防衛です」
最終兵器彼女 第4話「ふゆみ先輩」
最終兵器彼女 第5話「ふたり」
最終兵器彼女 第6話「クラスメイト」
最終兵器彼女 第7話「守りたいもの」
あずまんが大王 第20回


 2002/8
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

02/08/11(SUN)

○【ANIME】 ギャラクシーエンジェル 第2期シリーズ未放映「硝煙と紫煙のカスレ」 (→amazon

 DVD「ギャラクシーエンジェル ミュージックコレクション」収録の第2期シリーズTV未放映エピソードで、タイトル見て想像つくと思いますがフォルテはん主役にしたお話であります。やっとみた。
 エンジェル基地にフォルテの姿が見えない。急に有給を取ってどこかに出かけたらしいのだ。その行動に男の匂いを感じ取った蘭花(+ミルフィーユ+ノーマッド)は彼女の追跡を開始するのだったが……
 フォルテ主役にしたシリアスなストーリーに、まったくどうにもついてない蘭花のドタバタエピソード(ミルフィーがいるぶん、その不運っぷりが際立つ)が絡むという構成で、エンジェル隊の中で唯一暗い部分を背負っているフォルテの過去を起因とするエピソードであります。その点では第12話「鋼のジャンバラヤ」に近いものがあるのですが、こちらのほうがより救われない。ひょっとしたら、そこを考慮して未放映になったのかもしれません。
 作画としては並レベルで(もうひとりの主役、フォルテの士官学校時代の友人ケインについてはもうちょっときちんと描いてあげればいいのに……)、ミント、ヴァニラ、ウォルコットの3人はストーリー冒頭だけしか登場しません。しかし、ミントたんの盗聴については誰も咎めないのね……

蘭花さん、嫉妬魂なぜこの人だけ暗い過去を背負っているのだろう?

○【ANIME】 陸上防衛隊まおちゃん 第6話「とりあえずメシ食うか」 (→公式

 超天然でおくち半開きな海の防衛隊員しるびぃーたん@堀江由衣もやっぱり転入してきたよ! バッタもん大阪という雰囲気の重心安定しなくてよたよたしてる女の子だけど、なぜだか奇妙に押しが強いね! 「泳がれへんけどな……」 背後で踊ってるフラワーロックが気になるな…… しかし、このジジイどもは……
 ところで、「かわいいエイリアン」捕獲作戦の中継をTVで見てる観衆があまりの可愛さにボーッとなる、みたいな描写が妙にウザったいというのは、前々から感じていたことで、それはつまり、観衆=「陸まお」見てる我々の姿という図式は明らかであり、なおかつ、この狂った世界に誰ひとりツッコミ入れないままにいる、という光景がきわめて居心地悪いからだと思った。つまり「王様は裸だ!」と叫ぶこともなく与えられた快楽をただ貪るだけの思考停止オタクたちが作品のメインターゲットであることをそのカットが象徴的にあらわしてるというか。そんなところから、「何も考えるな! ただ喰え!」とばかりに高いところから餌(それも合成飼料)撒いてる黒田洋介と赤松健の姿が見てとれてしまうような人はこの作品みて激怒するんじゃないかなあと感じます。今回の話はそういうところがなくてよかった。やはりツッコミ入れる自由は欲しい。たとえオタクといえども、それぐらいの人権はあるはずだ。

なんかよたってる娘さん、海の防衛隊しるびぃーたん@堀江由衣

○【ANIME】 最終兵器彼女 第1話「ぼくたちは、恋していく」 (→公式

 ぶっちゃけ、高橋しんは(無意識の)偽善者だと思っているので、この人の作品、そんなに好きなわけじゃないんだけど…… たとえば、この「最終兵器彼女」についても、地方に住む少年少女の初々しく痛々しい恋愛をとんでもなくマクロなレベルにまで拡大してしまうあたりの感覚は非常に現代的で、若人の心にフックする要素はやたらにあると思う。しかし、その感覚がいやらしいものだという事実については無自覚だ、そう感じます。ひどく個人的な感覚(恋愛とか)を増幅して伝えるだけのためにさまざまなものを容赦なく犠牲にしている。たしかに表現として有効ではあるんですが、あくまで無垢なままにそんなことやられると若干の抵抗を感じてしまいます。たとえば秋山瑞人「イリヤの空、UFOの夏」と比較して線引きポイントがどこに置かれているか、ということについて考えてみるとここらへんについては承知していただけるかもしれません。これはもちろん、あくまで個人的な感覚ではあるのですが……
 でも、このアニメはすごいいい。素晴らしいです。原作のよい部分がきちんとアニメ化されていて、しかも+αまである。
 ところで、ストーリーについて何故説明してないかといえば、この作品の1話については内容言ったら絶対だめだからです。ネタバレに関してミステリ並みの禁じ手になります。スピリッツに掲載された第1話読んだ時のインパクトはそれはそれはすごくて、アニメでそれを体験してもらうためには口をつぐむほかありません。できれば公式サイトも見るな! タイトルすら言ってはダメ、というたいそう不思議な作品のはじまりでありました。

ちせ@折笠富美子キスシーン、はおいといて、シュウジ@石母田史朗は舞台の人なのか、なるほど。
 ところで、北海道の方言(よくわからないけど何弁と呼べばいいの?)も素晴らしくよいです。地方を舞台にした青春物語にメタ的に異ジャンル(SF/ファンタジーなど)が滑り込むという設定はこの先しばらくかなり有効になるのでは、と個人的に感じていて、それはまあ、感じてるだけなんですが。

○【ANIME】 G-onらいだーす 第1話「飛び出せ! イチゴ」 (→公式

 なるほど、こんな話なのか。それにしても安い…… 敵も味方も、もれなく安いですね。こういう設定なのにメガネに対するこだわりがあまり感じられないのが不思議。ノーパンに対するこだわりはやたら感じますが。なぜ忘れるんだ! 「飛び出せ! イチゴ」なんで、主人公の名前がイチゴなんだとばかり思ってたら、そうじゃないんですね(w

ノーパンへの布石。しかし強引な展開だ…… ちなみに主人公のユウキ@島涼香

02/08/12(MON)

○【ANIME】 最終兵器彼女 第2話「私、成長してる……」 (→公式

 それっぽいOPがついて、やっと「最終兵器彼女」っぽくなった第2話。前回ラストの展開がまるでなかったかのように日常からはじまるストーリー運びは高橋しんの味だなあ……と思う。 校舎屋上にて、ちせとお喋り。「でね、私、最終兵器になっちゃったんだけど……」 いろいろものすごいことが起きてるんだけど、物語の視点はあいかわらずシュウジだったりちせだったりして物語の全貌はまったく説明されない。普通ならば神の視点を用意して、この物語世界がどのようなものか多少なりとも説明しようとするカットを用意する。しかし、この作品ではそれをあえてやらないことで情報コントロールをひどく偏ったものにして、そしてそれが作品全体をつらぬく独特の雰囲気作りにつながってもいます。
 しかも、そんな奇妙な構造をしたお話の登場人物全員を純真な少年少女たちに設定することによって、物語は2重に歪になっていて、しかもシチュエーションにしても台詞にしても表面上はきわめて普通な青春物語だし、でもやっぱりぜんぜんちがうし…… ものすごいよねえ。
 → 最終兵器としての身体の成長 / → 思春期女子の身体の成長 が同時並行に語られるこの第2話もなかなかたまらんものがあります。というか、ちせさんはきちんと説明聞いてきなさい。自分の身体なんだし。

あけみ@杉本ゆう思いっきり最終兵器で帰ってきたちせたん@折笠富美子
 ところで、最終兵器なのにポケベル、宇宙ものなのに携帯メール、って、なんだかセンスに共通するものがありますね。
 いいお話を書いてるようなふりをして、その実、読者に与える衝撃のために物語を奉仕させているという点において、高橋しんと秋山瑞人は同じことしてるという気がします。自分の中でショック作家という領域に位置付けされる作家さんたちです。

○【ANIME】 G-onらいだーす 第2話「メガネとはなんだ」 (→公式

 正確には、Glass.02。たしかにクラスの女子、全員眼鏡っ娘だったりするんですが、でも、こだわりは感じないよね…… という第2話で、シリーズ全体の位置付けでいえば、設定の説明回ですね。
 屈託なく男子寮に引っ越してくる主人公ユウキ、期せずしてお隣同士になった一朗は前回失敬したイチゴのおぱんつなんとか返そうと尽力するんだけど……そんな何に使ったかわかんないようなモノ、返却されても気味悪いだけだよ! なんせ無邪気で天真爛漫にすぎるから、ぜんぜん気にしないかもしれないけどな――
 女子限定ぬきうち身体検査。 「しきたりみたいなもんだ」 はたして、どこからツッコんでいいものやら…… という感じで「G-onらいだーす」とは何か、ファンシー獣とは何か、など物語のバックボーンが説明されるわけなんですが、可愛いものが攻めてくる、迎え撃つのは娘さん、という設定は「陸上防衛隊まおちゃん」とかぶる。しかし、ある程度視聴者に納得できないこともない説明を用意してしまうあたりが親切設計でもあり、どこか古臭い印象を与えてしまうというマイナスポイントにもつながってるとも感じた。ツッコんでほしいポイントがまるわかりで、情報が欠落してはない、というか。こんなにきちんきちんと説明しなくてもいいし、ここまでお約束を守らなくてもよい。しかし、ユウキの「ニン!」という口癖は誰が決めたのだろう。なぜに、なぜゆえ!?

周囲の状況に何の疑問も抱かない女子、倉間ユウキ@島涼香わかるようなわかんないような、いまいちキャラがつかめない星川ヤヨイ@倉田雅世

○【ANIME】 G-onらいだーす 第3話「おこれ! セーラ」 (→公式

 サブタイそのままで、ポッと出の新人がいつのまにかG-onらいだーすの一員になって学園内で注目の的になってるのがどーにも面白くないセーラさんが、ユウキに対する嫉妬心メラメラ燃やして「どっちが学園No.1か決着つけてやるぜ!」みたいなお話。ヤンキーでなおかつクリスチャンという奇矯なキャラ、セーラさんの人格形成バックボーン説明回な内容であります。やっぱ、説明しすぎというのはあるかもしれないな…… わかりやすくていいんだけどね。しかし、今回のコンテ書いたの誰なんだろう。工夫全くナッシングな真横からアングルカットいくらなんでも多すぎです。作画的にもかなりキツい。

序盤で懺悔したわりには後半鬼みたいだったな……というセーラさん@南央美EDイラスト担当、誰かと思えばここまひだった。
 侵略会社下請けカルテット(ロリベーダースZっていうの? 終わってるね!)が歌うEDテーマ「ミラクル☆パジャマ」は脳が溶けそうでなかなかよい。意味がぜんぜんわかんないよ! というか、この作品のどこまでも安いBGMにはメロメロなのだが……

○【ANIME】 G-onらいだーす 第4話「特訓ド真中!」 (→公式

「こんなこともあろうかと、温泉宿に予約を入れておきましたわ!」 結束を固めるため、特訓旅行に出かけることになった、らいだーす御一行(+ミオ博士)。されど、侵略会社下請けカルテットたちも英気を養うための慰安旅行として温泉に遊びに来てたりして…… 作画はそれなりに良好だと思われます。
「3人の気持ちを合わせないと倒せない」木人くんZ(ゼータ)。それ、ファンシー獣の何倍も強いんじゃないの!? ヤヨイさんがハピレスの委員長っぽいことしてた。まだパンツ返そうとかなんとか言ってるのか! 下請けカルテットのマコさんはちと怖い…… 結束固めるため2人羽織。セーラ+ユウキの組み合わせは絶対ワザとやってる、みたいな。ツイスターゲーム。そんなの今時売ってるのだろうか? 「ここまで結果が出ないとは……」 どんな結果が欲しいんだ…… とーとつに必殺技開発に目覚めてみるユウキさん。 「忍法、木の葉吹雪〜」 そっか、忍者の末裔なのか―― 侵略会社のアイちゃんはヤヨイさんと仲良くなりそうな予感〜 眼鏡が携帯! 温泉。 「裸のつきあいも重要なのです」 木人くんを忘れてた。合体した〜!! 「ボクにまかせて〜」 木の葉ビキニ。心底どーでもよく、しかも安すぎる展開。驚いたよ。

ツイスターゲームで結束固める。よく持ってるな、そんなの……「忍法木の葉吹雪〜 ニンニンニン!」じゃないっすよ……もう、勘弁してください。

○【雑誌】 近代麻雀オリジナル 9月号 竹書房

 とくに書くことがない。片山まさゆき「スーパーヅガン! アダルト」では「ミリオンシャンテンさだめだ!」のライバルキャラ、本命大学の面々がひさかたぶりに登場。ただし、やられキャラとして(w そして「シャキシャキカフェ」の人までついでに出てきた。 上野顕太郎「魔法麻雀」。なかなか面白かった。この号の中でいちばんよかったかも。 新連載、原作:剣名舞 作画:沖本秀子「百萬弗闘牌 ドラゴンパレス」。主人公のフリーター、鷹見沢中(あたる)は苛立ってるわりには腕がヘボいのでなんとかしたほうがいいと思った。わりにきちんと考えられた闘牌だとは思うけど、微妙にちぐはぐな印象を受ける。 西原コラム、きちんきちんと返済してるところにイガリンの誠実さを感じる。されど、弱肉強食の自然界で生き抜いていくには弱い個体だ。
 前回の何切るについては流石に正解だったけど、これ四索か八索しかないよねえ。10年前の人間は40%、九索切り支持してたって、そんなの信じられないなあ。
 二四五六七DF4567789 ドラ:二
 今回はわりにむつかしい。まずドラそのものと周辺は切りたくない。リーチのみに終わる可能性が出てくるから。また、連続形になってる索子部分にも手をかけたくない……とのことで、一時的にシャンテン数は落ちるけど七筒外しがいいような気がしてなりません。明らかなロスは六七八筒引き、されど四筒引きで456三色狙いに復帰できるし、ドラそのもの引いたら萬子と索子の連続形にくっつけてリーチ、三萬引いたら一応ダマで手替わり待ち、赤入りなら赤五筒の引きも期待できます。強引に三色狙うよりはよりよい形に仕上がることを狙ったほうがいい手牌だと思います。

02/08/13(TUE)

○【ANIME】 あずまんが大王 第19回 (→公式

 非常に微妙な位置付けの回だと思われました。さまざまな部分で一抹の物寂しさを覚えたというかな。「あくび名人」、「なんだか青春」、「大人の花見」、「子供の花見」、「桜」の5本。

 いきなり母親からお見合い話紹介されて「いつまでも若いわけじゃないか……」とかにゃも先生呟いてたりしてる。
 自分の中で「あずまんが大王」ってのは「動物のお医者さん」と同じく、ありそうでありえないモラトリアム・ユートピア・学園ものなので、そんなお祭りの日々がいつかは終わってしまうという事実を暗示してるかのような今回の展開は、なんかこう、心にくるものがありました。
 夕暮れまで図書室でダベって、ふらふらしてるようなメインメンバーたちに対する外部的視点(神楽) / それなりに出世してるにゃも&ゆかりティーチャーの同級生 / あまつさえ、その後の展開は合コン / 暗闇に怯えるちよすけ(は、べつにいいか……) / 自分の将来に対する漠然とした不安をちよすけに吐露してみる神楽 / にゃも先生の「そりゃ、男欲しいわよ、悪い!?」発言 / 日々の頑張りが逆に焦りにつながってしまってる神楽、などなど、全部がね。
 もちろん、学園というのはひとつの閉空間なわけで、生徒からすれば、いつかはそこから出なければいけない期間限定の場所であり、逆に教師からすれば、似たような1年を繰り返す日常の場所となる。それがずっと続くかのような錯覚を与える、作品内でも言葉として出てきたけどモラトリアム空間であるところの「あずまんが大王」世界描くうえで、外部からの視点をいきなり持ちこんだわけで、それは違和感を感じるわな、みたいな印象です。
 教師サイドではにゃも、生徒サイドでは神楽、このふたりの視点を学園/仲良しグループの外側に移動させてしまってる。
 卒業して学園の外にメンバーたちが旅立っていく最終回に対する伏線ではあるんだろうけど、そういう展開を続けていけるのならばマルですが、この回だけで終わり、気まぐれでこんな演出してるならば、やめてほしいと感じます。きちんと表現できないままに終了なら、そういう種類の厚みはいりません。こういう流れにしたのならばもちろん神楽のインターハイネタもこの先の回で引き継ぐんだろうな……しなかったらあかんような気が……本当にするのかな……
 いつもとちがって、ゆかりティーチャー、ともの変わらなさっぷりが救いになってました。へんな味わい。

・ ゆかりティーチャーの手抜き授業から続くあくびネタすべては落語「あくび指南」(→内容)からのいただき。オチのお連れさんがにゃも先生になってる。
・ 神楽さん、グラウンド逆周り!
・ よみさんの部屋は先週とぜんぜん違うね…… しかも年頃の女子とは思えない殺風景さ……事務仕事してるみたいですよ。
・ にゃもちゃんまで「大阪」言うな。

ちよすけまでが……意外に自分がないな。男逃してガックシなにゃも先生ペンネーム「涙のダイエット少女」ちゃん(w

○【ANIME】 藍より青し 第13話「星祭 〜ほしまつり〜」 (→公式

 七夕。は、葵たんの誕生日。葵たんにプレゼントしようと思うも、どうにも先立つものがない。昼夜を徹してバイトに勤しむ薫様でしたが、そんな事情をしらない葵たんは「薫様に嫌われちゃったのかな……!?」と心痛めたりする、というあまりにベタすぎて誰もが躊躇してしまうような展開。よくわからんが、七夕の飾りつけって、そんな前々からするものなのだろうか…… ところで、葵たんはなぜ和服しか着ない!? どうしてもその服じゃなきゃダメなのか! カードか何か持ってないのか! どこかで金を借りて来い! 純なようにみえてあまりにも杜撰な薫様の購入計画に本当にドッキリ! き、キミは阿呆ですか!! しかし、そこが「藍青」。そこを笑って許せるようになってから本当の勝負が始まるのだ――という話だ。しかし、勝手に部屋に入る葵ちゃんには勘弁してほしいものだな……と思う。簡単に言ってしまえば「賢者の贈り物」みたいな展開なのだけれど、薫様も葵たんも、どちらも賢者な気はしない…… 運良くきちんと揃ったからいいようなものの、もう、俺は脱力したよ!!

御令嬢のはずなのになぜ、靴の1足も持っていないのか!

○【ANIME】 藍より青し 第15話「胸壊 〜きょうかい〜」 (→公式

 今は亡き祖母のお下がりである和服召した葵たん(いかにも春の装いっぽいが…… 前回七夕だったのではなかろうか)、薫様といっしょに買い物に行く道すがら、いきなり桜の花の妄想見たかと思えば、葵たんの心には祖母とすごした過去の記憶が不意に甦ってきた、という、たしかに良い話ではあるけれど、葵ちゃんの言動は多分に電波っぽいな、と思ってみた。ふたりはいつしか出会いの場所、薫様がかつて暮らしていたアパートの一室、と脚を運んで、ふたりの思い出を再確認しはじめるのだった、という総集編的な展開のエピソードなんですが、自分の部屋に勝手に入るのは不法侵入だとまず思う。(杜撰すぎる管理会社だ)ホームレスが住みついてたら気まずいね…… そんな部屋でいきなり葵たん抱きしめてみたりしてるし。やっぱり、このふたりはだいぶ恐ろしいよ。しかし、思いこみの強さは似たものカップルという気もする。うえええ、痛いよ、怖いよ、葵た――ん! ここまでキツいものを見せられると、馬鹿エピソードもいいものだな、と再確認できた。 「た、助かった――」 今はじめて自分たちが違法行為してるということに気づいたのだろうか。しかしドリフっぽい展開。 「薫様、だーいすき!」 キャー!! これで物語ラストでもべつに悪くないよな……と思いつつも、これからさらに褐色ロリが投入されてしまう。いったい何がしたいのだろう? しかし、それが「藍青」。

「葵たん、よだれたれてたYO!」葵たん@ロリ形態と、今は亡きお婆さまこの後に及んで褐色ロリ投入!

○【ANIME】 G-onらいだーす 第5話「ヤヨイ一直線」 (→公式

 公式サイト内コンテンツ「ヒラタのひとりごと」(2002.7.30)の中でも納期が非常にキビしくて、出来については(仮)みたいなこと書かれてたこの第5話ですが、たしかにそんな感じでした。
 厳格に育てられたため(「歪に」だと思うが)、免疫なくって半径10m以内に男が近づくと「いや〜!!」「キラリン★」になるヤヨイ嬢が、16歳のお誕生日にお見合いパーティみたいなのいきなり計画してきた祖父への反発から、馬車駆って家出、ところが荷台にはバースディケーキ爆弾でヤヨイこっぱみじん計画やらされてるアイちゃん@下請けカルテットがちょうど忍び込んでて……みたいな展開。
 普通ならば「ちゅどーん!」「ちゅどーん!」と景気よく爆ぜるはずの画面がぜんぜん動かないよ―― 友達っぽいこと言いながら汚い仕事ムリヤリ押し付けるマコたんの偽善面がとても恐ろしい。「お願いしま――す!」って、百人組手かよ…… はげしくドタバタエピソードなだけに紙芝居で画面のクオリティ上げるという作戦に出るわけにもいかず、とにかく驚くほどに安くなっている。脚本も美術も(殿方養成ギプスのデザインはこのままなのだろうか?)、そのうえ作画もとんでもない回なだけに激安指数がものすごいことになってるよ…… そんな状況ながら、お話自体にはかなり進展あったりして、わりと驚きだ。さすがにキャプる画はない。

○【ANIME】 G-onらいだーす 第6話「修行ですよ」 (→公式

 前回のヤヨイ嬢大暴れで崩壊した男子寮が建て直されて(なんだこのサラシ巻いた現場監督は……)、ついでに金閣みたいなのが出現した。 「今日よりこの方、ヤヨイは一朗さまのそばを離れません……」とのことで、ヤヨイ嬢はそこに住むらしい。彼女になついたアイちゃんもそのまま居座って、なんかいろいろ起きた。長官と一朗の意外な関係もとーとつに判明して、なんかストーリーに激震走る展開ですよ! 前回とはちがってきちんと動いてて楽しい。しかし、このアニメはいにしえのノリだな―― ヤヨイ嬢って、「うる星やつら」にもこんな人いなかった?(A:トンちゃんの妹) そんで、パオによるアイちゃん奪還計画と、一朗を男らしくするための(世にもいい加減な)修行計画が交錯して…… 塔の各階に試練が用意されてる展開は「死亡遊戯」だし、ネタのすべてが懐かしくてベタベタ。このまま80年代に持っていっても通用するんじゃないのか? と思われます。わかりやすいぶんだけ、見ていて非常に気は楽なんですが…… そんで、らいだーすの3人が大ピンチに陥る後半にもとんでもない展開があって終わり。いちおう自分の身体なんだから、もうちょっと疑問持つようにしたほうがええですよ。
 なかなか面白かったですね。しかし、これは本当に今やってるアニメなのだろうか?

謎の猫耳少女(w 隠していけよ!ナース or スク水。死ぬほどくだらない究極の選択(って、また古いね……)加藤礼次朗っぽいノリだ……

02/08/14(WED)

■book【単行本・小説】 ジム・トンプスン(訳:三川基好)「死ぬほどいい女」 扶桑社  [bk1][amazon]

ジム・トンプスン(訳:三川基好)「死ぬほどいい女」  しがないセールスマンのフランク・デュロン(ドリー)がある日訪ねた家にいたのは、醜い老婆と妙に気を惹く顔立ちをしたひとりの娘。その娘モナは強欲な老婆によって半ば幽閉され、そして虐待を受けていたのだった。社会性を欠いた幼い頭と豊満な肉体を持った彼女に溺れはじめたドリーはなんとかして彼女を助けられないかと思案する。そしてほんの穴埋めにはじめた犯罪行為は思わぬ波紋を呼び、モナの切り出した驚くべき話を皮切りに、物語はもつれ、崩壊をはじめながら、どこまでも疾走をはじめるのだった……

 最終章である第22章の破壊力たるや、ものすごい。
 あさはかで自身の感情を抑制できず、そのくせ自己正当化には長けている(あくまで自分の内面では)男が、社会性を著しく欠いた女に心惹かれ、破滅に向かって突き進んでいく、という物語序盤の展開を読んでいる間は、星里もちる「本気のしるし」(→サイト内検索)を連想していたが、読み終えてみたら結構ちがった。

 周囲の状況をあくまで自分の都合の良いように解釈する人間が登場するという点において、たしかにこの2作品は共通している。
 しかし、ほとんどの人間が自分勝手ないけすかない人間であり、それら登場人物たちの自己愛に満ちた視点により描かれる歪んだ恋愛話である「本気のしるし」の重苦しく嫌な読後感とくらべて、この「死ぬほどいい女」のそれはストレートでずいぶん趣が異なる。
 主人公以外の人物造形は類型的だし、進行する出来事も単純、物語中核をしめる犯罪だってきちんと計画されたものとはお世辞にも呼べない行き当たりばったりのもの。しかし、そんな杜撰な犯罪が主人公の脳内にて勝手に改変されて、妄想と呼べるレベルまで書き換えられたうえで虚実ないまぜになった幾つもの流れとなって読者の前に提示されるところにこの「死ぬほどいい女」の凄みがある。狂気に満ちた疾走感と、まるで物語がそのまま空中分解し、破片が飛び散ったかのようなラストにおける崩壊感は凄まじい。

 いうなれば、駄目人間たちの三人称視点によって嫌な物語空間を作り上げる「本気のしるし」は立体で、「信頼できない書き手」である主人公ドリーの一人称視点を使って、シンプルな物語を極限まで歪める「死ぬほどいい女」は捩れの加わった直線に例えられるだろうか。しかし、読者に与える衝撃レベルでいえば、直線は立体を凌駕する。最終章における主人公ドリーの狂気の提示法には本当に驚かされた。
 主人公ディロンの自己正当化欲求をメタ的にあらわしているのだろう(こんなものが実際に書かれたはずはない)別人格による手記の挿入など、本書の中では実験的な手法が効果的に用いられていて、こんな本が50年近くも前に(発表は1954年)書かれていたとはとても信じられない。

○【ANIME】 最終兵器彼女 第3話「ふたりで」 (→公式

 ふゆみ先輩――!! ということで、シュウジとちせをとりまく人間関係にもほころびが萌芽しはじめました。
 誰も知らない場所に……と、手に手をとりあって逃げだすはずだったシュウジとちせのふたり、でも待ち合わせ時間直前にちせのポケベルから呼び出し音が鳴り…… あんまりストーリーの説明する気になれないな。不思議だ。

 たとえばこの「最終兵器彼女」と新海誠「ほしのこえ」(→公式)についてはストーリーの流れという点において共通する要素が多いように感じるのだけれど、物語の中でミカコとノボルを引き裂くための装置として機能するトピックについてきちんと説明される「ほしのこえ」(タルシアン討伐のための太陽系遠征と、それに伴なうふたりの時間のズレ)と、「最終兵器とは何か?」、「なぜ、ちせなのか?」、「そもそも、どこと戦争しているのか?」など、与えられるべき情報をすべてカットした上で戦争による人死にやらをきわめて異様なシチュエーションで描き、そのままそれを前述の装置として無理やり機能させる「最終兵器彼女」とはえらくちがう。むしろいちばん近い感覚を受けるのは、当たり前のように連続殺人が起こり、日常と非日常の境界が揺らいだ世界の中で繰り広げられる青春劇ともいえる西尾維新の「戯言シリーズ」(「クビキリサイクル」、「クビシメロマンチスト」、「クビツリハイスクール」)だ。また、滝本竜彦の作品が持つ感覚にも近いものがあるように感じる。

 これらに共通するのは、非日常を強引に機能させることで日常感覚を際立たせようという姿勢で、単なる装置として消費される非日常はいわば使い捨てのものであり、構造、意味についても説明されないままいつのまにかどこかにいってしまう類のものである。他に例を挙げるならば、舞城王太郎作品における人を小馬鹿にしたような見立て殺人もこの装置の一種で、物語にきちんと説明を要求しなければ気がすまないような人間とは相容れない種類のものだ。そもそも、「最終兵器彼女」の原作を読んだ人間はあのラストに納得したのだろうか……!?

 アニメの話にもどる。現在は人妻で中学時代シュウジとあれこれあったふゆみ先輩が投入されてどろどろしはじめた第3話「ふたりで」ですが、しかし、ふゆみ先輩はえろえろだ! シュウジをいきなり部屋に引き込んでみたり膝にヨードチンキ塗らせてみたりとか、まだお若い身空で!! でも「戦争で旦那さん帰ってこない」という非日常が機能してるから問題なくなっちゃうんだよね…… この――高橋しんめ――

血だらけちせたん(しかし、その血はすべて他人の血)えろえろ団地妻、ふゆみ先輩@伊藤美紀 シュウジに彼女いてもおかまいなし

02/08/15(MON)

■book【単行本・小説】 乙一「GOTH リストカット事件」 角川書店  [bk1][amazon]

乙一「GOTH リストカット事件」  乙一初のハードカバー短編集。

 この人の作品はほとんど持っている気がしますが、なぜか積読が多い。すぐ読めそうなんだけど。
 平易な表現を淡々と積み重ねていく文体にあまり心惹かれることがなかった、予想通りの位置に着地してしまうため物語のラストで衝撃を受けることが少なかった、というのが積極的に読もうとしなかった理由なのだと思うのですが、これはあくまで個人的な好みの問題で、前述した自分にとってのマイナスポイントが、そのままプラスへと働く読者のほうが多いでしょう。
 語り口の巧みさに感心はするのだけれど、心の琴線に触れる感じではないんだよな―― デビューが早かったせいかもしれないんだけど、若くして職人になってしまった人、という印象があります。とくにスニーカー文庫から出ている「”切なさの達人”乙一」短編集についてはちょっと複雑な感情を覚える作品が多い。ホラー系の作品についてはそんなでもないのだけれど。

 ということで、「GOTH」。「暗黒系」、「リストカット事件」という各話のタイトルみてもわかるように、ホラー寄りの作品でなかなか楽しく読みました。「ザ・スニーカー」誌に掲載された前述の2作に、書き下ろしとして「犬」、「記憶」、「土」、「声」の4作を加えた短編集です。
 語り手である高校生の「僕」と、クラスメートの少女「森野」、このふたりが遭遇する様々な事件を描いた連作なのですが、モラル、そして常識の欠落した主人公ふたりの描き方がとても面白いと感じました。人間の精神の持つ負の領域に惹かれる「僕」と「森野」は自然と猟奇事件の中に足を踏み入れていくのですが、明らかになった真相をどうにかしようとも思わないし、真犯人について告発しようともしない。罰を与えるどころか、犯人を利用してある種の利益を得ようとすら考えます。
 この人間性の欠落は「僕」そして「森野」のふたりに共通したものですが、しかし、その欠落の間にも決定的な差異があるという設定には感心しました。また、物語の中で「森野」が与えられている役割についてもたいへん興味深い。これは一種の発明かも、と思います。

 いちばん好みだったのは「リストカット事件」ですが、淡々と奇妙なラストが印象に残る純文学的な「土」、ミステリ要素がいちばんきれいにきまっているし、なんとも「森野」に萌えてしまう「記憶」、真相が明らかになった後あまりにシュールな光景が目の前にあらわれる「犬」もよかったかな。猟奇にすぎる事件ながら奇妙に静謐な「暗黒系」もいい出来(カバー裏の写真にぴったり)。ただ、ラストを飾る「声」の展開と仕掛けがちょっと強引な気がして、総じて高得点ながら本としてみると読後感でちょっと損しているのかもしれません。

 あとがきでも語られてるミステリ要素については、個々の作品としては悪くないけれど、並べてみるとバラエティの少なさが気になる、という印象でした。

02/08/16(FRI)

■book【単行本・小説】 乙一「きみにしか聞こえない CALLING YOU」 角川スニーカー文庫  [bk1][amazon]

乙一「きみにしか聞こえない CALLING YOU」 「Calling You」、「傷 - KIZ/KIDS -」、「華歌」の3編を収録した短編集。正直に書いてしまうと、そんなに感心できませんでした。理由は2点。

 友人がいないため携帯電話がいらない女子高生が、頭の中で鳴る幻の携帯電話を使って自分と同じく孤独を抱える少年と交流する物語、表題作の「Calling You」にしても、他人の傷や痛みを自分のものにする特殊能力をもつ少年と父親からの暴力で心に傷を負った乱暴者の「オレ」の話、「傷 - KIZ/KIDS -」にしても、入院先の病院裏庭で見つけた花のつぼみの中には少女がいて、その少女が歌う……といったタイトルそのままの内容である「華歌」にしても、なぜ乙一がこれを書きたかったのか、何を読ませたかったのかがいまいちぴんとこないため、微妙に首をかしげてしまいました。
 勿論、ここに書いてある通りの事を読ませたかったんだろうな……ということは頭では理解できるし、掲載誌が「ザ・スニーカー」であることも考えると、これで問題ないのだろう……と、納得できなくもないのだけれど、やはりよくわかりません。「GOTH リストカット事件」(→感想)の時にも書いたことですが、平易にすぎる(ように感じられる)文体にしても、まちがいはないものの驚きも少ない言葉の選び方にしても、予想の範囲内にきちんと着地するラストにしても、心にひっかかるフックが少ない気がしました。この点については、文章精度は高くないものの非常に奇妙な味わいだったホラー短編集、「石ノ目」のほうが好みです。

 もうひとつ。ここが肝心だと思うのですが、作品の中に施されている仕掛けがプラスに働いている気がしない、もしくはそんなに上手く機能していない、というのがあります。
 ネタバレ気味ですが、「Calling You」の場合、すべてが明らかになった後に読み返してみると、主人公である私が全てを終わったことにしてしまっているような気がして、妙に薄情な人間に感じられますし(私=ユミならば、ユミ → 過去の私 → シンヤ経由でもう1回運命改変のチャンスがあるはず。並行宇宙とか、そういう展開にしたくなかったのかもしれないが……)、真相が発覚した後、物語が新たな顔を覗かせる「華歌」にしても、ちょっと無理矢理にすぎる気がします。(男女の転換による世界変容の必然性を感じない物語だし、なんとなくできるかどうか、実験してみただけ、とも思える。こういうことするにはテーマ性が希薄なのでは。中川とハルキを女性だというには伏線が足りてない気が……

 なんだかちぐはぐ。うーむ……

○【ANIME】 藍より青し 第16話「渚 〜なぎさ〜」 (→公式

 褐色ロリがやってきた! あれ? 剥けないよ……

 というわけで、この後におよんで、中学生女子、水無月ちか@桃井はる子が投入されてしまう今回のお話なんですが、つけいる隙のなさそうな「葵たん……」「薫様……」ラインに割って入るのがここのところ影が薄かった眼鏡メイド妙子だったりするのは不思議不思議。メイド服脱いだから役割的な精神拘束が解けたのかな。ちかたんとはつまり、奥手で自分の気持ちをはっきり伝えられない妙子たんにハッパかけるために投入されたキャラ、だったはずなんだけど(少なくとも当初の予定では)、しばらくしたら褐色ロリ肢体をぺろーんと剥き剥きしながらお兄ちゃん(薫様)にせまってくるライバルキャラへとジョブチェンジしましたとさ。
 このちかというキャラの自分的な印象は、「お兄ちゃん!」 → 「てへ、ちゃんと下に水着着てるから大丈夫だよ!」 → (ものすごい力学がはたらいてなぜかまる剥け) → 「うわーん、お兄ちゃんにちかの大切なところ見られちゃった〜 もう、お兄ちゃんのお嫁さんになるしかない〜」みたいな感じなんですが、たしかに原作では出てくるたび出てくるたび剥けてるよね……
 ところで、夏だ! 海だ! とのことで、妙子ちんのお婆ちゃんやってる海の家に遊びに出かけた御一行なんですが、浜辺で和服ってえらく目立つだろうな…… 水着買うより先に葵たんは洋服買ったほうがいいと思われました。しかし、スイカ割りに異様にこだわる雅たんには萌えた(w 彼女の夏のイベントはずばりそれオンリーなのか。あの、世にもくだらない花火オチは来週あたりにあるんだろうか。そういえば、珍しく普通にいいお話だったことにふと気づいた。

繭たんはティナとの漫才キャラに落ちぶれ果てました。そういえばスク水着てた……褐色ロリ・剥け娘・水無月ちか@桃井はる子いきなり白水着とは葵たんもなかなか大胆である

○【ANIME】 陸上防衛隊まおちゃん 第7話「アメンボだって防衛です」 (→公式

 猫耳生徒会長メインのエピソード、かと思ったらちがった。この娘さんの性格はイマイチ把握できないな――― しかし、なんだ、この心の底からどーでもいいストーリーは……

○【雑誌】 近代麻雀 9/15 竹書房

 狂った漫画がいっぱい載ってる。 高橋のぼる「ジャンロック 〜望郷編〜」。犬とか馬とか出てきて、褌一丁で唐突に踊りだしたりしていた。熱烈アンコールがあったのか…… さそうあきら「麻雀伝道師 立花」。扉画だけで5分くらい笑ってしまった。娯楽のない寒村に降り立った男が村人に麻雀を広める、みたいな話なんですが、どこまで本気で描いてるのか。 「やはりこの村には紅白歌合戦を見るくらいしか 娯楽がないのだろう」 なんですか、これは…… 天獅子悦也(原案:安藤満)「むこうぶち」。拘置所から帰ってきた野上の秀が狂気に満ちて見違えるほどにカッコ良くなってる。久方ぶりに傀の好敵手が登場したようで、これからの対戦が楽しみです。安永さんも燃えてます。

02/08/17(SAT)

■book【単行本・小説】 沙藤一樹「X雨」 角川ホラー文庫  [bk1][amazon]

沙藤一樹「X雨」  第4回日本ホラー大賞短編賞を「D-ブリッジ・テープ」で受賞した沙藤一樹の長編第2作。 「X雨」と書いて「エックス・あめ」と読む。なかなかすごいタイトル。長い間積んであった本だが、ふと思いたって手にとってみた。非常に奇妙な小説で予想以上に面白かった。

 冷たい1月の朝、小学生である里緒の前にひとりの少年があらわれた。快晴の空の下、何故かレインコートを着たその少年はフードの中にある潰れた右目を露にすると、彼には見えるという不思議な雨――「X雨」の話をはじめた。少年の名前は恵健吾といい、少年とその友達、メグ(恵少年)、ジョータ、スー、エミの4人が同級生の飛び降り自殺を目撃した時から、その雨音は聞こえはじめた。最初は聴覚、そして視覚、嗅覚、最後には触覚。見えないはずの雨が身体を濡らし、そして4人は晴れの日も傘を差して通学するようになった。
 そして15年の月日が流れ、小説家となった里緒香月(さとお・かづき)は恵少年に聞いたこの話を小説にすべく、かつて自分が小学生時代を過ごしたあの町へと出かけた。そこで彼が知った真実とは……

 と、書いてみたところで、予想されるものと実際の内容では大きく異なる気がします。物語の叙述者である里緒(どこかで聞いた名前だ)が、不審な少年から聞いた奇妙な「X雨」なる話を小説化していく過程をメタフィクション的に描いていくという趣向で、非常に入り組んだ、複雑な構成を取った作品です。
 第1章における恵少年の喋り口調をそのまま再現した「語り」パート、その内容を里緒が小説化した「小説」パート、パート間に挿入される「プロムナード」による多層構造で「X雨」に関する顛末が歪に物語られ、時を現代へと移した第2章において、真実の究明がなされるといったミステリ的趣向までが取り込まれています。

「小説」パートが洗練されているとはお世辞にもいい難く、時折何を書いてるのか判断しかねる部分や、視点がどこにあるのかわからない不思議な描写も存在します。少年少女たちの上にだけほかの人間には見えない雨が降り注ぐ……と書くと、いかにも幻想小説に仕上がりそうな筋立てながら、伝奇アクションに出て来そうなアイテムがいきなり登場して安いPRGにありがちな展開を見せる、と思えばそのプロットは即座に放棄されてまた別の形を取った小説がはじまる、といった具合に、物語は混乱を極め、どこまでが虚構でどこまでが真実かがわからない、やたらぐねぐねとした描写がえんえんと続いて読後感はよいとはいえません。しかし、どこか奇妙な熱みたいなものに浮かされたようで、なぜか読まされてしまう、そんな作品です。

 また、書かれている内容をどこまで信頼すればいいのか、虚実のラインをどこに置くのかを測りながら読まなければならないという点について、じつは「暗闇の中で子供」→感想)の中で舞城王太郎が試みたことをわかりやすく提示してみせた作品と呼べるかもしれません。こっちがホラー、あちらがミステリなわけで、逆な気もしないではないのですが……

 たしかに、なかなか面白いです。しかし、普通の小説を好む人におすすめできる気もしません。ここらへんは非常にむつかしいところであります。

○【ANIME】 最終兵器彼女 第4話「ふゆみ先輩」 (→公式

 ふゆみ先輩のお話ではぜんぜんなくって、むしろ彼女の旦那さんであるところのテツ小隊長登場エピソード。

 なんといっても、内面の混乱がそのままあらわれているような、ちせ@折笠富美子の訥々として、狂った自分語りが素晴らしい。

「私なんか、兵器なのにね…… 人を、たくさん殺してるのにね…… ホントはすごく悪い子なのに、アホ、っていってくれるの」
「シュウちゃんに怒られてると、あたし、ほんの一瞬でも思えるんだわ あたし、まだ人なんだって あたし、まだ生きてていいんだって」


 しかし、そんなシュウちゃんは意外にあっさり低きに流れる性格なんで、ふゆみ先輩に会ってさめざめ泣いてみたりする。慰めてほしいのだ。いきなり彼女が最終兵器になってしまった不安はわかるが……(しかし、誰も体験することのない種類の不安である) 腕枕してから泣き出すところが、「男ってしょうがないなあ、もう」みたいな気がする。
 全編を通してあきらかに死ぬ演出全開なのもすごい。原作未読のかたでも登場人物上方にもうすぐ死亡マークが点灯してるのが見て取れるようだろう。(「ガラパゴスの箱舟」みたいだ)そして、ラストの展開における、あたり一面領域ごと消去されたかの如く、ただっぴろく開けたあのシュールな戦場の光景もものすごかった。(どうやって生き延びたのだろう……) こんな危険物が親に内緒で最終兵器やって、デートしたり学園生活をそれなりに送ってたりしてるのか…… 動いたり喋ったりするとその不条理さが際立つな―――

初めてのデート。財布無くした――ちせたん、敵味方関係無しに皆殺しの後

02/08/18(SUN)

○【ANIME】 最終兵器彼女 第5話「うそつき」 (→公式

 お、おっかないのは、ちせ、君だ!! キツい展開になってまいりました。でもこんなの、ほんの序の口なんだよな……

 前回、暴走によって街ひとつ余裕で吹っ飛ばした最終兵器たんでありますが、今週も今週で地震による誤作動で(……)学校ごと周囲を消去しそうになるわで、まったく、恐ろしいことですよ…… というか、こんな敵味方関係無しにジェノサイドするような兵器がそこらへんうろちょろしたり、恋愛してるのが、戦争よりも問題なんじゃないのか、と思ってみた。いまさら。
 そこに物語があるかというと、やはりないわけで、淡々と悪化していく戦況と状況と、異形化が進行していくちせたんの姿があるだけ、という作品ですね。やっぱ、ショック・アニメだわ―― シュウジの友人、軍入隊を決意したアツシ君の頭上にも死ぬマークが点灯しはじめました。

ビビりまくるシュウジ発光して目覚めるちせたん。それは怖い。

○【ANIME】 最終兵器彼女 第6話「クラスメイト」 (→公式

 見る前から「クラスの誰か、死ぬのか――」みたいな悪予感走るサブタイですが、実際はちせたんとシュウジの別れ話なエピソードでした。

「離れてても、シュウちゃんのこと、わかるんだよ……」

 って、それはスパイ衛星とアクセスしてるだけだからなあ…… 普通の恋人の台詞とは、意味がぜんぜんちがいます!!
 ということで、とんでもないことになってるちせたんの代替物として、人妻のふゆみ先輩は戦場にいったままのテツ小隊長の代替物として、お互い求め合ってたりして、そんで、その足でちせたんの待ち合わせ場所に行ったりして、しかもちせたんはさっきシュウジがふゆみ先輩にされたことそのままトレースしてみたりして、良心の呵責に耐え切れないシュウジはあっさり白状してみたりして、とんでもない話ですね……
 アツシ君…… 君はいつ死んでしまうんだ…… 恋焦がれる女(アケミ)を守るため、軍への入隊(= 死への旅立ち)を決意して学校辞めるアツシ君とくらべると、シュウジくんの薄情っぷり、偽善っぷり、ヘタレっぷりが目に余ります。とほほほほ…… でも、俺もちせたんは怖い……
 やはり、シュールすぎる戦争だ。迫撃砲はないけど、最終兵器は来るのか。学校帰りに、男と別れたウサばらしに。アツシくんは今にも死にそうだ。女ができたのが逆にヤバいの法則。

牛乳飲んで涙ぐむ最終兵器アツシ君@白鳥哲は今にも死にそうだな――

02/08/19(MON)

○【ANIME】 最終兵器彼女 第7話「守りたいもの」 (→公式

 やっと追いついた。戦争ですよ。雨降る夜、町には軍用機が落ちて(ちせのしわざ)、そして、翌朝にはまるで当たり前のように、また、いつもの学園生活がはじまって…… でも、学校を辞めて兵士志願したアツシくんは戦場に即投入されてたりして、異様にアンバランスな状況だなあ……

「恋って、こんなヤなものなのかなあ…… ほかのヤツはなんでうまくできんだ…… どうやったら、女が何考えてっか、うまくわかってやれるんだ…… どうしたら、ちせの気持ちがわかってやれるんだ……」

 というか、それは恋する相手が最終兵器だからで、一般論として当てはめられるケースではないと認識してるのだろうか? 状況把握してないアケミたんが言うのはうなづけるんだけど、ちせたん、シュウジくんの考えてることはいまいちわかんないなあ。まあ、こんな異様なシチュエーション、現存の恋愛ものには存在しないものだから、しかたないんだけど……

「みんな、若い人だったなあ…… みんな、即死させたわ」 「こんな女でも、好きかい?」 ちせたん、怖いよ――

 いっぽうトラック荷台にぞんざいに積まれて戦場へと輸送されるしがない兵力アツシくん。これから自分が向かう先が死地であることにうすうす感づいた御様子で…… ピコーン、ピコーン、死のカウントダウン開始――!! 訓練もままならぬ歩兵たち or 死神ちせたん、ですか、この国の戦争はイカれてるね―― ということで、初々しいアツシ新兵とペシミスティックの極みに至ったテツ小隊長が出会って、いずれちせたんとアツシくんの対面もあって、それでアツシくんはお亡くなりになるんだろうな…… 諸行無常なアニメやね―― アケミとつきあうとかなんとかってのは、いったい何だったのだろう?

背後では人がたくさん死んでます。即死だから、苦しまんですんだ。いまにも死にそう……

02/08/20(TUE)

○【ANIME】 あずまんが大王 第20回 (→公式

 もうはや、3年っすか。「別離」、「ゆかりの誕生日」、「はばたけちよ」、「こども大統領」、「強く生きて下さい」の5話。

 3年は高い。高いはつらい。くじけるの、早っ! ということで、今日から3年生になったよ。と、思ったら、よみの一言で切って捨てられるかおりん。あの、かおりんフィーバーはいずこに…… 髪を切る理由。ありがちな理由はないない。ちよすけに言われるとなんか腹立つな――の法則。荒んでるゆかりティーチャー。それはいつものことじゃないか。最後の学園生活を木村の庇護の下に……やりきれない気持ち。暗く沈む背景。 「こいつは悪いやつだ――!!」 あ、ゆかりティーチャーの誕生日が春休み中になってる…… ま、いいけどね……どうでも…… 切り込み隊長として決死の贈呈に向かうちよすけ、喜びのアピールすらも迷惑。木村の祝福。「トゥーミー」なの!? 廊下での対峙(授業中では?)、変わった種類の戦慄が走る。
「おお! スゲ――!」 バカコンビ。比較的常識的な対応をする神楽さん。なんか、原作ネタそのまま展開で、先週のはいったいなんだったんだろか……やっぱ、思いつきだったのかなあ。なんかしらんが、俺あずまんがを演出したがる人間多いような気がする…… 忠吉さんとかお父さんとかが撃たれまくる展開。どーしてもさらいたい、殺したい。異様な生物が群れをなす国、アメリカ。あ、1匹転んだ。大阪はしばらくもどってこない。豚まん → ミートボール → バナナ(バカ) みるちーとゆかちゃんが再登場して、どこにもいけないのもいた。かおりん呼ばわりに猛抗議を企てるも、お気に入りになった御様子でかなりブルー。一服の清涼剤として榊嬢とのメモリアルに溺れる。ただ、涙ッッ…… うわ、唐突に木村の奥さん来た! どんな展開なんだ。いいとこ探し。花園設営。絶叫オチで終了。は――、そうですか。普通です。
 来週は沖縄へ修学旅行スペサルで、なんかマヤーもいそうだった。

忠吉射殺計画髪切ったバカ

 about this file

InternetExplorer5.5 / Netscape6 で確認しています。
この日記へのリンクについて
 □ 日にちにリンク:ページ上部のカレンダー、リンク張りたい日にちにカーソルを合わせ、「新しいウインドウを開く→アドレスに表示されるURLにリンクしてください。
 □ レビュにリンク:MONO INDEX / QUICK REFERENCEからリンクしたい項目にカーソルを合わせ、「新しいウインドウを開く」→アドレスに表示されるURLにリンクしてください。

home