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魔法遣いに大切なこと 第1話「夕焼けと鉄骨・前編」 
ななか6/17 第1話「きりさとななか、6さい!」
年忘れチャット2003
夢日記「蜜と罪」
オーバーマン キングゲイナー 第16話「奮戦、アデット隊」
第3期ギャラクシーエンジェル 第29話「豚足の干ぼし」/ 第30話「トップがんもどき」
らいむいろ戦奇譚 第2話「天乃原発進」
ななか6/17 第2話「ピアニストななか」
魔法遣いに大切なこと 第2話「夕焼けと鉄骨・後編」


 2003/1
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03/01/12(SUN)

○【ANIME】 魔法遣いに大切なこと 第1話「夕焼けと鉄骨・前編」 (→公式

 「もう、子供じゃねんだから、だいじょぶだ」
 予想以上によかった。方言少女アニメというジャンルは意外に狙い目なのかもしれません。
 科学文明と魔法が違和感無く共存している現代日本を舞台に、魔法遣いの研修のため上京してきた少女の成長を描く作品。あの3本触角に何か宇宙パワーでも吸収したりする力があるのでしょうか。

 どうやら、実写映画として企画された持ち込み脚本がマルチメディア展開をみせた作品のようで(→参照:ABOUT THIS ANIMEATION)、下北沢やサルサ・バーという道具立てはいかにも小劇団っぽい。原作者は演劇畑出身の人なのかな。主人公の魔法遣い研修生・菊池ユメの師匠となる小山田雅美(♂)が経営するバーの店員のあだ名がケラだったりするのはご愛嬌なのかもしれません。
 意味なくスクランブル交差点を渡ってしまったり(どこに行く気だったのか……)、道順聞くたびに売店でガム買ってみたり(タクシー使えばいいのに……)と、上京したての少女の不慣れな行動が丁寧に描けてるのはよかった。しかし、ピザだのなんだの細やかな気配りをしておきながら、初対面の少女に平然とした顔して乳首全開で迫るという小山田先生の思考回路はちょっと謎。ひょっとして、わざとなのだろうか……!? 犯罪だ……

 魔法労務統括局という公的機関が存在するという設定にもかかわらず、社会を混乱させそうな魔法を街中でいきなり使った主人公にお咎めもないままストーリーが進行していくのはちょっとわからない点だけど、舞台演劇っぽい実写作品脚本をそのままアニメ化してみたという認識でいいのかな。作品世界のバックボーンが脆弱に感じられてしまうようで、個人的にはマイナスポイントなのだけれど…… 第1話みるかぎり、ひじょうに丁寧につくられた「キミとボク」アニメという印象の作品ですが(つまり、世界があって人がいるのではなく、あるシチュエーションを描くために世界を用意する感じ)、表現が細やかなぶん好感は持てます。続きもみようかな。

漢の乳首乱舞に頬赤らめるユメ@宮崎あおい 「かっちゃ、東京は恐ろしいところだ……」触角と宅配ピザ。

○【ANIME】 ななか6/17 第1話「きりさとななか、6さい!」 (→公式

 もっと痛々しくなるのではないかと心配してたのだけれど、えかったえかった。制作:J.C.STAFF 監督:桜井弘明、さすがの仕事っぷりですね。 「はわわ〜」 が、わりに自分の中のイメージどおりだったのでよかった。

 冷徹な雰囲気からクラスに溶け込めない秀才少女・七華が転倒のショックから精神退行、17歳の身体に6歳の精神が入った状態になってしまった! というストーリーで、だから、ななか6/17(じゅうななぶんのろく)。意味のない喧嘩にあけくれる稔ニを子ども扱いして諭す17歳の七華という構図が逆転してしまうあたりの見せ方や、重要キャラだけど今回は活躍のない雨宮さんについてもそれなりの扱いしてたり、単独カットさりげなく入れてみたり「この人はその他大勢じゃありませんよ〜」的見せかたちゃんとできているソツのなさも正直舌を巻く上手さで、作品内魔法少女アニメ「まじかるドミ子」の使い方にも感心しました。

 なんかベタぼめですが、あまりに大安定すぎるのが仇となって、心の琴線にひっかかってこない部分はあるかも、とか感じてしまったりしました。まったく、たいへん贅沢な話ですが…… 毎回毎回演出がシッチャカメッチャカだった「あずまんが大王」や、原作よりもとにかく萌えた「藍より青し」みたいな、アニメ化ならではの爆発力には欠けるような気がします。アニメ飽食の時代ですね。動いて楽しい作品になるのはわかっていて、でも予想もできてしまうような……
 プラス、これは原作漫画読んでても感じることなんですが、「6歳児が高校に来てるのに、なんとかなるわけないじゃん!」 とかやはり思ってしまうんですよね。醒めてるのかなあ。まんま知識障害な描写をいかに痛々しいだけでなく見せるかがポイントなのかもしれません。ゴールデンタイムでもじゅうぶんいけそうな気もする半面、じつはアニメ化最難題作品のような気もしています。

ななか@千葉千恵巳。このあと、初はわわ。プロトタイプななかと稔ニ。

03/01/13(MON)

○「グロいアレな馴れ合いログ」

 昨日深夜零時から今朝の5時にかけて開催された「年忘れチャット2003」、常時20人前後が参加する(ROM除く)という狂騒と混乱の中で、無事幕を下ろすことができました。参加者、そしてROMの方々には感謝の念が絶えません。

 そもそも昨日の朝発作的に思いついてやってみたという突発的実験企画であって、告知も充分されてない / ゆえに人が集まるか自信がない / 何話せばいいのかわからない / つまりはそんなにやる気ない、といういい加減なものでした。とくに、何の話題ふっていいのかわからず互いに探り合っていた最初の1時間くらいは正直かなりグダグダな展開だったと思います。主催者だったにもかかわらず「あ、これは収拾つくはずないな……」とさっさとあきらめ(ひどい……)、「らいむいろ戦奇譚」第2話の尻ふりEDとか「キングゲイナー」第16話のケジナンさんはっちゃけねるとん話などチャットの裏で眺めながらだらだら流してました。この段階で見限って寝た人も多そう。
 しかし、なぜか木尾士目「げんしけん」の話題をきっかけに新世代オタクトーク(w がはじまり、そのあとは「この人は本当に日本在住なのかな?」と人を不安にさせるケミカルネタやキノコネタ(注:椎茸について)、ホモ話(読者への挑戦状つき)、ショタ看護婦話、官能小説家ネタ、蟲話、グロ(ゲロ)話と、たいへん素晴らしい話題に花が咲きました。これはひとえに参加者貴兄の尽力の賜物であり、(自分の発言以外)僕には一切の責任がないことをここにお断りしておきたいと思います。

 失敗したなあと思うのはログの最大保存数設定で、500発言くらいあれば問題ないかなあと思ってたらぜんぜん足りませんでした。2,000くらいは必要だったような。チャット途中でも設定いじればよかったかなあと反省しております。ただ、まるごと削除しなければいけないような話題については物理的にログが消えてしまったので、そこは、面倒くさくならないでよかった。本当によかった。小説系の話題 / 漫画・アニメ・オタク系の話題とで参加者限定してチャット開催すべきなのかもと思いました。そこまでの需要があるかどうかはよくわからない企画ですが……

 それでは「年忘れチャット2004」でまたお会いしましょう。次回開催は2ヵ月後の3月くらいを予定しています。

03/01/14(TUE)

○「蜜と罪」

 眠い。こんな夢を見た。まだまだ眠いのに、あまりの恐ろしさに目が覚めた。

 自分は収容所にいる。
 どこにもおかしなところは見受けられない、なぜこんなところにいるのかわからない、笑顔が素敵なひとりの少女に自分はほのかな好意を抱いている。
 少女は収容所を出て、とある金持ちの正妻として迎えられることが決まっている。
 その結婚が単なる名義的なものであり、しばらくの間あらゆる変態的な行為を試されたあげく、少女が謎の事故死を遂げる運命にあることを自分は知っている。何人ものそういう少女たちを見てきたからだ。
 偶然知ったその事実を取引条件に使った。自分の労役はどんどん楽なものへと変わった。今は棚から壺を下ろして磨いてまた戻すという作業をして1日の半分を過ごす。しかしながらあまりに単調さに飽きがきた。粘土をこねて壺を焼くといういくばくかの創造性が感じられる作業へと移してもらえるよう、女所長に嘆願書を提出した。
 願いは無事受け届けられた。自分は所長室へと呼び出されて新しい作業の手順説明を受けることになる。
 所長室には先客がいる。その顔は何回も見て憶えている。幾ばくかの資金提供を条件に、花嫁という名前の壊してもいい玩具を買いつけにやってきた男はいかにも愉快そうに笑いながら女所長と商談を交わしている。
「失礼します」と頭を下げて、自分は部屋の中に足を踏み入れる。ふかふかと柔らかい絨毯の感触。
 一瞬だけ驚きの表情を顔に浮かべてソファから立ち上がりかけた男は、すぐに相手が取るに足らない存在だと認識し、どっかと乱暴に腰をおろす。
 こちらに視線を合わさないまま、女所長は
「頼まれたものは倉庫に用意しておいたから、これと同じものを勝手に探して即刻作業をはじめなさい」
 と、デスクの上の紙粘土の包みをこちらに投げてよこした。足元まで飛んできて、ぺしゃりと音を立てて床で潰れる。
 腰をかがめてその包みを拾う自分に向かって、男は、
「ほほう、流石ですな。それなりのを飼ってるじゃありませんか」
 いやらしいにやにや笑いをその口元に浮かべながら、
「この男なんか、ずいぶんとまともそうに見える。何もいわれなければ、普通の人間にまちがえてしまうんじゃないですかな」
 私の手にした紙粘土の包みを指差すと、
「おい、書かれてることを読んでみろ」
 人間としての自尊心などとっくの昔に砕け散って塵芥と化した自分はお愛想笑いを顔に貼り付けながら、読み上げた。
「対象年齢:5歳以上 使用上の注意:口に入れても毒ではありませんが、お子様の手の届かないところに保存するようにしてください」
「ほう、一人前に字も読めるとみえる! これはなかなかの上等ですな」
 男はふたたび愉快そうにげらげら笑った。
「もう下がってよろしい…… いや、もうちょっとの間そこで待機していること」
 所長の言葉からしばらくのあと、ノックの音とともに背後のドアが開いて、いつもの紺色の作業服をドレスに着替えた少女が所長室へと入ってきた。
 私の存在に気づいた少女は目を伏せたままこちらに視線をあわせようとはしない。売られていく姿を見せたくはないのだろう。
 所長は、やけにはっきりとした口調で、
「この男はね、自分の愛した女の不幸を取引条件に楽をしようと考えるような人間なんですよ」
 と、言う。もちろん、少女に聞かせるためだ。
「不幸とは、またずいぶんと失礼な物言いですな…… これからふたりを楽しい結婚生活が待っているというのに」
 男は侮蔑の視線をこちらに投げかけながら、
「なるほど、頭のほうは多少なりともまともなようだが、心はどうしようもない下衆なわけだ。それは閉じ込めておかねばなりませんな」
「下がってよろしい」
 逃げるように所長室を後にした。
 指定された倉庫に向かい、積み上げられた紙粘土を一輪車に乗せて作業場まで運ぶ。
 収容所の裏庭にはコロッセオがある。自分のように有利な交換条件を持たないものは、少女のように変態に買われるか、ここで命を張った芸を見せて酔狂な金持ちたちを喜ばせなければならない。
 大ぶりの鉈を使ってジャグリングをしている女性の姿が見える。成功が望まれない芸をもくもくと続ける彼女には生卵が投げつけられ、手元が狂った数秒後の光景を観客は期待する。
 その向こうにはライオンを使ったロデオに挑む男性の姿が見える。
 彼らは全員現実世界における知り合いで、こちらの世界で彼らが辿る悲惨な運命もまた知っている。少女に対する罪悪感、現実世界での友人たちにそんな配役をふってしまう自分自身に対する嫌悪感で心がいっぱいになる。向こうからやってくる看守が両手に下げるバケツの中身はみたくない。

○【ANIME】 オーバーマン キングゲイナー 第16話「奮戦、アデット隊」 (→公式

 なんじゃこら、というぐらいに楽しい。異様な個性の連中がおりなすギャグぎりぎりの群像劇が圧巻の極みであります。登場人物全員がめちゃめちゃなオーバーアクションなんだよ…… けして笑わそうと思ってやってる演出じゃないと思うんですが(ケジナン薔薇の君変化あたりはしらんけど……)、それでもなんかスゴいことになってる。

 特異な人心掌握能力を生かして難民率いて「アデット隊」結成したアデット姐さんがゲイナーとキングゲイナーさらってシベリア鉄道秘密基地へとシルエットマシン強奪に向かうお話。そこにはケジナン操縦の幻覚オーバーマン・メックスブルートがあらわれて…… みたいな展開で、不器用ながら自分の生き方を貫き通そうとするアデット姐さん、またも姑息な作戦を思いついたカシマル部長、虎の威を借りてとんでもないことを言い出すケジナン、すねるゲイン、登場のたび上昇志向丸出しなジャボリ嬢、屈辱er化するアスハムなどなど、なんかもう、めちゃめちゃに楽しい。
 アスハム・ジャボリの陳腐な三文恋芝居があるかと思えば、メックスブルート・キングゲイナーそしてアスハム・シンシア操るゴレーム同士(ドミネーターは諸般の事情により登場ならず)の決闘アクション2連発、そしてアデット姐さんとゲイナーおりなすなんだかいい感じの家族友情ドラマがそれらをまとめて、なんかもう、面白レベルは奇跡的に素晴らしい。うわあ、いいなあ。
 アニメ感想については正直惰性で書いてしまうこともままあるのですが、この作品については毎回毎回期待を裏切りませんね。すごいすき。

はっちゃけケジナンさん。なんかいい感じになったアデット姐さんとゲイナーくん。ひさびさのあられもないコスで登場のアデット姐さん。大・興・奮!

○【ANIME】 第3期ギャラクシーエンジェル 第29話「豚足の干ぼし」/ 第30話「トップがんもどき」 (→公式

 というわけで新OP。しかしながら、あまりの高速カッティングゆえにコマ送りでもしない限り駄洒落の認識が不可能 / 単発ネタの連発で駄洒落自体にストーリーがない / 印象に残るカットも少ない、などの理由により今回の新OP評価はそんなに高くない。ここでやめるわけにもいかないので駄洒落解説はやってみる予定ですが、正直、そんなに気乗りはしないなあ……

・ 第29話「豚足の干ぼし」 →ストーリー紹介

 脱出カプセルのコンピュータに豚呼ばわりされたエンジェル隊メンバーが豚の着ぐるみ着込んで砂漠に降り立ち(なぜだ……)、ダイエットという名前の命がけサバイバルするお話。考えるまでもなく前提からおかしいストーリーだし、意味のわからないオチもあいかわらず。黙黙と砂漠を行軍する一行の笑える姿とバックに流れる悲壮な旋律のミスマッチも楽しい。たぶんまったくウケないお話ではあると思うんだけど、こういうなんだかよくわからないようなヘンテコなムードの話をやってみるところがこの作品のいいところでもあると思うので、自分評価としてはじつは悪くないのだ。前回の魔法少女パロディみたいにわかりやすくオタ風味爆裂したエピソードのほうがウケはいいと思うのだけれど…… (ちなみに脚本担当はともに小林靖子)

悲壮なる豚たちの行軍

・ 第30話「トップがんもどき」 →ストーリー紹介

 ちなみにいえば、こっちも評価悪くない。宇宙船舶免許更新に失敗したミルフィーユのために派遣されたコーチ役・ケンジット大尉が 「ガラガラヘビと呼びな……」 な御仁であることからもわかるように、退廃したハードボイルド的世界にお気楽天然娘であるミルフィーユを放り込んだらどうなる!? が描きたかったのであろう、ある意味実験的エピソード。とはいえ、こちらもわかりにくいので世間的なウケはたいへん悪そう。ちなみに、ケンジット大尉の例の台詞は 「コールミースネイク」 な「ニューヨーク1997」スネイク・プリスケンのもじりですね。

やはり無駄な抵抗だった、ミルフィーユ世界に飲み込まれたオチ。

 それにしても、EDは新しくなるたび、どんどん安くそしてエロくなっていく……

○【ANIME】らいむいろ戦奇譚 第2話「天乃原発進」 (→公式

 ここまで知障な少女を主役格に据えてよいものだろうか? と不安にさせられてしまうどうにもアレな感じで、そんな木綿くんの縦すじパンモロや眼鏡教師とのいきなりの混浴やらロリ少女3人組そして眠り姫の登場と、どうしようもなくジャンクで、でも予算そのほか考えた上で勝負するならひょっとして正しい選択してるのかも…… とかいろいろ考えてしまいます。
 シビアな雰囲気の中で幕を閉じた物語の後に控える娘さんとロリ娘さんが尻ふりながら乱舞しまくるラテンEDにはちょっと感動しました。脳が溶けそうであります。ハピレスのSDキャラ乱舞EDにもちょっと似てるけど、こっちのほうがインパクト強烈。超くせになりそうで、ついついここだけ何度もみてしまう。

ラテンで尻ふる脳溶けED。

03/01/18(SAT)

○【ANIME】 ななか6/17 第2話「ピアニストななか」 (→公式

 個人的には最重要キャラの雨宮嬢登場。積極的にいいお話にしようという意図がうかがえるソツのない職人演出で大安定ですが、積極的にみなければ……という気もそんなにおきないのでありました。深夜枠でマニア対象でやるような作品でないことだけはたしかな気がします。
 特定層へのウケだけを狙ったようなシナリオ的必然性に欠ける部分、たとえば「ちっちゃな雪使いシュガー」にみられたような「基本的に毎回いいお話、ただし、サガさんシュガーの風呂カット絶対完備」、「あずまんが大王」の「スク水ホーダイ」みたいなところもまったくなくって、あまりに直球なのが逆に不安材料かも。マジカルドミ子でどこまでひっぱれるのかな? あ、そのうち、ななかがコスプレホーダイになるのか。
 精神が6歳児段階まで退行したななかをクラスメイトが違和感無く受け入れてしまうという描写については正解で、きちんと描いたらたぶん痛々しくってみてられない。しかし、あんなに不安がってるように見えるのに(当たり前だ)これといって策を講じないまま、ななかを学校へと送り出してしまうななかパパの性格はいかがなものだろうか……

いきなりいいひと、雨宮嬢@堀江由衣

○【ANIME】 魔法遣いに大切なこと 第2話「夕焼けと鉄骨・後編」 (→公式

 うーん、ぜんぜんダメかも…… 魔法遣いの存在が公に認められている世界を舞台にして、その社会の中での魔法遣いの位置付けを視聴者に説明したいというシナリオの意図はわかるんですが、主人公であるユメも視聴者と同じく、昨日の今日いきなりその世界に放り込まれたみたいな演出させるのは流石に意味がわからないと思います。「キミは上京するまで魔法遣いという自己存在についてまったく考えることなくやってきたの?」という、誰しも考えるだろう疑問につながってしまい、ユメさんに感情移入がまったくできません。ある意味、狼少女ものとまったく同じ展開のような。レーゾンデートルにながらく無自覚だったゆえあんなアホ毛が立つようになったのでしょうか? それにしてもなんなんだ、研修ビデオのあの馬鹿馬鹿しい内容! 「いい人ならではの無神経さ」が横溢するこの世界はたいへん居心地が悪く、とびっきりの鬱空間だと思います。
 あてどなく渋谷彷徨ってるうちに人見つけてみたり(w とにかく、このシナリオはすごすぎる。どうすればいいんだ…… いきなり泣き出すし! とんでもないことしでかすし! 魔女狩りくらいおきそうな雰囲気であります。アホ毛少女の無神経さに腹を立てるアニメ作品なんだと理解しました。表現が細やかなぶん余計に腹が立つ! って、第1話感想とずいぶん変わってますが、たぶんそういう楽しみ方をする作品なのでは、作り手の意図とはきっと正反対だろうけど、と(これでも)好意的な解釈してみました。

こんな無神経な振る舞いが許されていいものだろうか……的シーン。

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