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チャック・パラニューク(訳:池田真紀子)「チョーク!」
novel さくいん

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R.O.D. - THE TV - 第15話「仄暗き地の底で」
R.O.D. - THE TV - 第16話「華氏四五一」
巷説百物語 第7話「帷子辻」
光と水のダフネ 第6話「夜の大捜査戦」
MEZZO −メゾ− 第6話「憶の殻」
MEZZO −メゾ− 第7話「哀の殻」
MEZZO −メゾ− 第8話「想の殻」
巷説百物語 第8話「野鉄砲」
【映画】 ゼブラーマン


 2004/02
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04/02/23(MON)

○【ANIME】 R.O.D. - THE TV - 第15話「仄暗き地の底で」 (→公式) [amazon(vol.05)]

 ついに遭遇。香港水没させたのち偽造パスポートで日本に逃げ帰ってきたねねね先生と紙使い三姉妹が、読子・リードマンさんそしてナンシー・幕張さんというOVAキャラふたりと出会って、いよいよ物語は後半戦に突入、という重要な回。登場人物たちの体型がひどくフリーキーに描かれててビックリ。読子さんとねねね先生の追っかけっこカットにみられるヨタヨタした動き、リアルなのか? といわれるとさっぱりそうは思えない不自然な動きが奇妙に心に残ってひどく不思議な気分になりました。ひさびさ、読子・リードマンさん@三浦理恵子の声もなんともぎこちなく、ドキドキした。なんなんでしょう、これは。作画が悪いとか、それだけじゃなくて、なんとも独特。

○【ANIME】 R.O.D. - THE TV - 第16話「華氏四五一」 (→公式) 

 ジョーカーさんの登場と、そのあまりにわかりやすすぎる悪役ぶり。ねちねちとした口調がたいへんいやらしい。ナンシーさん怯えカットは前回に引き続いてエロかった。やはり全員の体型バランスは歪で、見ていてたいへん不安になる。「華氏四五一」とあったらまあそうするよね、という物語展開なんですが、読子ハウスに立ち寄らないまま千葉の実家に帰省したらあの作戦の意味やいったい? などとちょっとだけ考えてしまいました。この2話については、いろんな意味でフリーキーだと感じました。

○【ANIME】 巷説百物語 第7話「帷子辻」 (→公式

 →あらすじ
 女性の腐乱死体がつぎつぎ投げ捨てられる帷子辻の謎。比較的原作どおりですが、何が起こっているのかはわかりやすい(犯人が誰か描いてあるから当たり前)。ミステリ的サプライズをカットして、愛の妄執が狂気を生み出すというサイコホラーに仕立て直してありました。またしても百介たんドッキリカメラ的展開なわけで、どう考えても手駒としての扱いしか受けてないわけですが、なにゆえチミはソッチに帰るのかね! お色気美女にすりよられたら人殺しでもなんでもしてしまいそうな百介たんのダメ人間っぷりがたいへんよろしいです。

○【ANIME】 光と水のダフネ 第6話「夜の大捜査戦」 (→公式

 正直、けっこう面白いのですが。海洋庁合格した友人つかさは研修生として現場デビュー、それにひきかえ自分は破廉恥コスでヨゴレ生活を…… AV(それも企画モノ)でデビューしてるのを友人バレして冷や汗冷や汗、みたいなお話でした。どんな計画かもしらないのにライフル片手に 「オラ、急がんかい!!」 なグロリアさんには爆笑。兵隊ヤクザ? 朴ゆうさんのありえなさすぎるコスチュームは何度みても我が目を疑います。「女高倉健といってもいい。」 らしいのですがなにゆえこんなナリを……。謎の解決やアクションがきちんと盛り込んであって印象は悪くない、チープだけれどまとまってます。酒飲んだ後、ぼーっと眺めたりするには最適。

04/02/24(TUE)

○【ANIME】 MEZZO −メゾ− 第6話「憶の殻」 (→公式

 高校時代の原田の過去エピソード。学園1の才媛に勇気出して交際申し込んでみたら意表ついてオッケー、ワーイワーイ有頂天、バイク飛ばしておデートなおふたりさんでしたが、そいつは悪質なドッキリだったのでした! という展開。あらら、過去話に終始してしまったよ。これといってとくに感想はありません。

○【ANIME】 MEZZO −メゾ− 第7話「哀の殻」 (→公式

 比較的面白い。幽霊マンションに居座ってるヤクザ屋さん追い出しの依頼を受けた3人がなんとかしてみたら案の定裏があって…… しかしながらどうにもテンポ悪し。小学生娘の存在がネックというだけじゃないと思うけれど。プロレスラーと子分さんは運がよろしかったですね!

○【ANIME】 MEZZO −メゾ− 第8話「想の殻」 (→公式

 ヴァーチャ夢体験アトラクションに出かけてみたら悪夢三昧で帰還不能でしたよ! 苛められっ子あさみたんが強くなるというエピソードだと思うんすが、脚本に説得力がなさすぎるわ、演出もありえないわで心底どーでもええ。吊って触手でという海空来たん拷問カット 「さあ、悶絶してもらいまひょ!」 には瞬間笑ったけれど、総じて、とほほほほ。関西弁になったのは強者の象徴があの苛めっ子だからでしょうか。

04/02/25(WED)

○【ANIME】 巷説百物語 第8話「野鉄砲」 (→公式

 →あらすじ
 さて、「続巷説百物語」からのエピソードである今回は原作未読。いつ読もうかしらん。復讐を誓った者の心がいつしか凶器そのものの持つ禍々しい力に取り込まれて…… これ、「新必殺仕置人」の竹鉄砲をやってみたかっただけ、という京極夏彦の心理が手にとるようにわかってたいへん微笑ましいお話でありました。もしできるものならば、「3間…… まだまだ…… 2間半…… 2間! 撃ッ!!」 てのもやりたかったはず。絶対。よって、又一一味のサポートがたいへんいい加減なものになっております。べつにほっといてもよかった。百介たん実兄・山岡軍八郎殿のフレンドリーっぷりとあいかわらずのおとぎハウスが印象に残りました。今回、おぎんさんの影は薄かったですね。しかし、このアニメは安定してたいへん面白い。1話完結スタイルなんで途中からみてもいいような気がします。

04/02/29(SUN)

○【映画】 ゼブラーマン (→公式

 →STORY
 監督:三池崇史+脚本:宮藤官九郎のコンビにて送る哀川翔の主演100本目記念作。

 不人気により瞬間打ち切りとなった懐かしの特撮ヒーロー「ゼブラーマン」に憧れ、夜な夜な自作の衣装でコスプレしまくるダメ小学校教師・市川新市@哀川翔がゼブラーマンマニアの師と仰ぐ車椅子の転校生「浅野さん」との出会いにより募る思いがヒートアップ! 変態の領域に足を踏み入れてしまう。折りしも横浜市八千代区は宇宙人の脅威にさらされていた。その身にいきなり変身ヒーローの力を宿した新市はゼブラーマンとして闘いをはじめる。

 まったく説明をしない部分と変身ヒーローもののお約束ともいえる展開のバランスが絶妙にヘンテコ。たとえば、地球侵略を反対する少数派宇宙人が新市に宿ってゼブラーマンになった、みたいな誰もが考えそうな設定にすればまるく収まりそうなところを(たぶん)あえて ほったらかしにしているあたりが賛美両論生みそうだな、と思いました。ほかにも教頭関係とか。まったく無駄なく熱く盛り上げるわりにはシュールで辻褄あってない感じが不思議でした。思った以上に泣き泣きの直球展開だったのもビックリ。哀川翔、鈴木京香(妄想シーンも……)、そして「浅野さん」。メインキャスト全員とてもいい感じでした。ただし、友情出演陣はちょっと…… (まあ、内村) そもそも、そんな最終回書くなよな! とか、まあ、あまりにもいろいろあるわけですが(そういう作りになってるから)、それをおいても、たいへん楽しい映画でよござんした。期待しないでみたら予想以上に……というパターン。

■book【単行本・小説】 チャック・パラニューク(訳:池田真紀子)「チョーク!」 早川書房 [bk1][amazon]

チャック・パラニューク(訳:池田真紀子)「チョーク!」  うーむ、やっぱり、チャック・パラニュークはよいなあ…… 高級レストランに通っては食事をのどに詰まらせたチョークふりをすることで、お金持ちの御仁たちに命の恩人気分を味あわせ、キチガイの母親を施設に押し込めておく費用月3,000ドルを捻出しているセックス中毒の青年を主人公にした人間ドラマ。

 情報密度は高いのに肝心のところはさっぱり描写しない奇妙な語り口は毎度毎度のパラニューク節という気がしますが、いろんな意味でトンデモすぎたこれまでの作品とはちがって、家族愛だったり、異性愛だったり、友人愛だったりをあつかった普遍的物語といえなくもないところがすごい。歪みきってはいるのですが、超自然的なものに頼ったり、リアリティのレベルを激しく超越しているわけではありません。忠実にドラマ化してみても大抵の人はついてこられそう。

 これまでの作品の中ではいちばんフツーで、話の展開も比較的落ち着いていますが、しかしそれでもパラニュークの書くものはすごい。こんなこと、よくも考えるよな、というヘンテコアイデアのみから日常を構築してしまう豪腕ぶりには今回も脱帽です。歴史体験博物館の植民地村ダンズボロでエキストラという主人公のバイトには大爆笑しました。18世紀にあるまじき行為をすると一定時間さらし台に磔にされたりして、そんな仕事やりたくないよ! 退屈した小学生にシェイクされた有性卵から孵るヒナはほとんど奇形とか、そういうトッピングもすばらしいですね。あとまあ、帯とるとなかなかすさまじい表紙ですが(さすがにカバーかけてもらった)、中もエロ三昧。ただしぜんぜん気持ちよさそうじゃないあたりが、パラニュークの青臭さ。帯にて戸梶圭太も書いてますが、さっぱり抜けません。そして、抜けないところが逆説的に青春小説となるという不思議であります。

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