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歌野晶午「ジェシカが駆け抜けた七年間について」
エラリイ・クイーン(訳:青田勝)「ダブル・ダブル」
novel さくいん

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R.O.D. - THE TV - 第17話「スイートホーム」
超重神グラヴィオンツヴァイ 第7話「砕かれた女神」
超重神グラヴィオンツヴァイ 第8話「重力が衰えるとき」
巷説百物語 第9話「孤者異」
光と水のダフネ 第7話「オール・ザット・パパ」


 2004/03
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04/03/01(MON)

○【ANIME】 R.O.D. - THE TV - 第17話「スイートホーム」 (→公式) [amazon(vol.05)]

 5年たってみんな変わってしまった! あのドジっ娘司書だったウェンディたんは、大英図書館凋落のドサクサにまぎれてジョーカーにやられまくって洗脳されてしまったんだ! しかし、ドレイクさんは変わらない。神保町古書店主の心意気を背に、頼りになる兄貴、ドレイクさんをサバイバル・リーダーに迎えての読子さん実家への逃避行。しかし、読子たんはモテモテですな。 「しかし、わからん、なぜ書店街なのかね」 大統領の疑問ごもっとも。ヤバいカットもけっこうあったけど、まだまだ普通じゃないか! いきなしな告白タイムがはじまって次回への引き。まあ、やっぱり。

○【ANIME】 超重神グラヴィオンツヴァイ 第7話「砕かれた女神」 (→公式

 合神中を狙われてグランカイザーがえらいことに! というか、強制停止機能をつけておいたほうがええんでは? というマシーンばかりですな。またも唐突な告白! メイドの皆さんそれなりに御存知だったようなのに、グランナイツの諸君にはなぜ知らせてないんだ! なるほど、あのOPはこれか。上手い手段があるようなこと言いながら結局特攻になってしまうのは日本人気質なんじゃろか? こんな状態なのに大股開きで落ちていく琉菜たん…… 斗牙はショック状態だしエイジはぶんぶん飛んでるだけだしと、完全無力なグラヴィオンの危機にあらわれたのは……!? リーダー格突然の脱退にはじまる内部ごたごたで崩壊寸前の先輩グループ踏み台に華々しいデビューを飾るというアイドルグループみたいな展開でありました。これ、全世界放映されてるんでしょ?

○【ANIME】 超重神グラヴィオンツヴァイ 第8話「重力が衰えるとき」 (→公式

 あ、ありえない…… 手のひら返して量産型絶賛する世間様にぶーぶー、案の定打たれ弱すぎて失踪中の斗牙くん探してパシりんぐ中のエイジくん、入院中の琉菜たん、もろもろにより休業中のグランナイツ諸君尻目に本格デビューを飾るGソルジャーズ諸君でありました。ひとりひとりに見せ場用意されてて、ほんと、そうだよね。メテオシュートとかビームとかはなんやねん。甲板で生身の大統領は平気なのかしら? 伏線も何もあったもんじゃない驚愕の人物錯誤トリックによりあらわれた巨乳を揉みしだいて復活したサンドマン様には困ったものだ。しかもありえない演出で…… ずっと揉んでなさい! しかしまあ、大統領との格のちがいは見せつけてほしい。満を持しての登場なのだから、もうちょっと作画良ければなおよかった。

○【ANIME】 巷説百物語 第9話「孤者異」 (→公式

 →あらすじ
「孤者異」で「こわい」。あいかわらずの和風ファンタジーで、関西系というよりも南国系で可愛いお陸どん@千葉千恵巳から、エルフ耳な貸し本屋まで、ほんとにこれはどこの世界なんだ? 江戸に帰ってくるとその不思議時空加減が際立ちまする。打ち首になっても甦る稲荷坂の祇右衛門なる男の謎+祇右衛門を親の仇とするおぎんの過去で、仕置人的には「命を売ってさらし首」+「人間のくずやお払い」なエピソード。なかなか容赦ない展開がすばらしい、おもしろい。今回はほとんど傍観者な百介たんはあれで生計成り立ってるのでしょうか?

○【ANIME】 光と水のダフネ 第7話「オール・ザット・パパ」 (→公式

 なんかガラクシでみたような既視感。娘にいいカッコ見せたい支店長が強引に頼み込んで強きパパを演じてみたものの、たいがい無理がありすぎて……というお話。あらゆる点においてぐだぐだなんですが、この作品ならばべつに問題ないんじゃないの? もう、どうでもいいよ! もとからの期待値が低いからだろうか。わりと普通に面白いんですけど。だいなし風味もまた味なり、という感じ。

04/03/04(THU)

■book【単行本・小説】 歌野晶午「ジェシカが駆け抜けた七年間について」 原書房ミステリー・リーグ [bk1][amazon]

歌野晶午「ジェシカが駆け抜けた七年間について」  ひとりの日本人アスリートが自ら命を絶った。それから七年。彼女、原田歩のチームメイトだったジェシカは何かに導かれたかのようにその場所へとやってきた。やがて監督も。死んだ彼女のためにしてあげられることなど、もうこれしかないのだ。

 やたらに賞を取った「葉桜の季節に君を想うということ」(→感想)と似た傾向の作品。いかにもこの人らしい大仕掛けが炸裂していて、なかなかびっくりします。連城三紀彦とかとくらべてわかりやすいところが手柄かな。これもまた一般受けしそう。

 ただ、もう少し物語に厚みがあったほうがよかった気もしました。300ページと薄めの長編なのですが、それにしてもさらっと読めすぎでしょう。トリックの骨格にさらっと和紙だけ貼って仕上げてみました、という印象。事情聴取から淡々と新事実が判明していくあたりなど、もうちょっと工夫してみてもよいような。あと、グランドキャニオンのパート。

 物語ががらっと姿を変えてしまう歌野イリュージョンは堪能できますが、裏も表もどっちも地味かな。わりと淡白な作品でした。淡白すぎるせいか、あるネタから逆算して物語を組み立てたというのが非常にわかりやすいと思われました。

04/03/09(TUE)

■book【単行本・小説】 エラリイ・クイーン(訳:青田勝)「ダブル・ダブル」 ハヤカワ・ミステリ文庫 [bk1][amazon]

エラリイ・クイーン(訳:青田勝)「ダブル・ダブル」  ライツヴァルもの読み残し。クイーンのもとに匿名の手紙が届いた。中にはライツヴァルで起こった事件の新聞切り抜きがいくつか入っていた。町の隠者の病死、大富豪の自殺、そいて呑んだくれの失踪。この3つの事件に共通するものはなにか?

 ネタバレにはあたらないレベルだと判断して書いてしまいますが、童謡殺人もの。登場人物のほとんどがキチガイだった「靴に棲む老婆」とは別の手法で無理のありすぎる展開に必然性を設けようと工夫しているのがわかります。童謡の歌詞どおりに人が殺されていく状況がふたつの側で悪夢めいているのが面白いですね。

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