作:唐沢なをき+画:唐沢俊一

ぞろぞろ

 落語を元ネタにした短編集。元は青林堂から出ていたが、1999年7月にアスペクトから再版された。元ネタの落語の中には非常にマニアックなものまで含まれていて、元となった話がどんなものなのかほとんど分かる人はいまい、という作品もある……らしい。俺は落語をほとんど知らないのでそこらへんの呼吸はよく分からないのだけど。ただ、元ネタを知らずとも楽しめるようなギャグ作品に仕上がっている……らしい。
 アスペクト版は青林堂版よりも判型は小さくなったが、厚みは増している。これは紙が厚みのある奴に変わったのがデカいが、描き下ろし作品「一人酒盛」と、各作品に唐沢なをきと俊一、それぞれ1ページずつの解説が加わったのも原因の一つ。

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「ぞろぞろ」アスペクト版表紙 ■アスペクト版

「ぞろぞろ」青林堂版表紙 ■青林堂版