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2010.08.04 Wednesday

週刊漫画TIMES 2010年No.28〜32

【第一部完】青木幸子「茶柱倶楽部」
 No.32(8/13)掲載の第8話で第一部最終回。かつてすごくおいしいお茶を飲ませてくれたおばあさんを探すため、移動式の日本茶店で全国を渡り歩いたヒロイン・鈴がついに……。まあ第一部ラストはちょいとトントン拍子で行きすぎかなあとは思うけど、きっちり作り込まれた作品で手堅く面白かったです。日本茶のうんちくをふんだんに盛り込みつつ、暖かみのある人間ドラマを展開。何よりちゃんとお茶をおいしそうに見せているのが良かった。上品で後味が良いし、青木幸子の端整な絵柄も見てて心地よい。

 で、単行本第1集は10月発売予定。ちゃんとまとまってくれるようで良かった。あと「第二部の再開をお楽しみに!!」とあるので、いずれ連載再開もあるのかもしれない。この連載を機に定期購読し始めた週刊漫画TIMESですが、読むのが負担になる本でもないので今後も買い続けようかと思います。

【連載】作:星野茂樹+画:石井さだよし「解体屋ゲン」
 「実にこの雑誌らしい作品だなあ」と読むたびに思う。だって解体屋さんですよ解体屋さん。こういったブルーカラーの極みみたいなジャンルの漫画が400回近くも続いているなんて、ほかの雑誌ではなかなかないと思う。

 で、この5号の中ではNo.28(第384回)のあたりが妙にアツくて面白かった。おねえちゃんたちが「どんなに不可能に見えてもゲンさんならやってくれる」「ゲンさんはたった一人で社会の仕組みそのものをひっくり返してみせるの」とゲンさんのことを噂したり、国土交通省の役人が「あいつのやろうとしてることは国政への反抗 反体制行動じゃないか!」とかいったり。とても一介の解体屋さんの話とは思えない。解体屋さんをここまで「スゲェ男」として描いた作品ってのは、空前絶後じゃないすかね。まあそもそも解体屋漫画というのがほかにはなさげだけど……。

【新連載】作:森口耀介+画:倉上淳士「ご主人様と呼ばないで」
 No.31(8/6)より開始。信用金庫のペーペー若手社員・有馬が、秋葉原のハズレにある経営不振の喫茶店の建て直しを任され、その店をメイド喫茶にすることを決定するが……。というわけでメイド喫茶モノ。メイドたちとのエッチシーンも盛り込まれていく、お気楽ちょいエッチ系な作品といったところ。倉上淳士らしく、この手の萌えエッチ系の作品はお手のものといった感じで、手堅い滑り出しです。

【新連載】愛染五郎「妻たちのヒミツ」
 人妻たちの、ダンナにはナイショなエッチ話。第1話(8/6 No.31掲載)は、ダンナに隠れてセルフヌードを投稿してお小遣い稼ぎをしている奥さん。第2話はともするとエッチなことばかり考えてしまう妄想癖のある奥さんのお話。愛染五郎の作画はスッキリしてるけどちゃんと色っぽさもあるので、この手の週刊雑誌のエロ成分としてはちょうどいい塩梅。「エロいけどエロすぎない程度」にきっちり収めている。

【雑誌】週刊漫画TIMES 7/16 No.28 【発売日】2010/07/02
【雑誌】週刊漫画TIMES 7/23 No.29 【発売日】2010/07/09
【雑誌】週刊漫画TIMES 7/30 No.30 【発売日】2010/07/16
【雑誌】週刊漫画TIMES 8/6 No.31 【発売日】2010/07/23
【雑誌】週刊漫画TIMES 8/13 No.32 【発売日】2010/07/30
【出版社】芳文社 【判型】B5中