作:仲久晃央+画:秋月めぐる
Story:Akio Nakahisa+Art:Meguru Akizuki

ビクトリー・ラン!

全7巻 秋田書店

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 W杯2次予選のこの時期だから、サッカー漫画のオススメを1本。サッカー漫画では塀内夏子の作品とかはわりと知名度も高いので、ちょっとマイナーどころを狙ってみた。それがこの作品、「ビクトリー・ラン!」だ。

 ブラジルからやってきた天才サッカー少年・結城ランが、サッカー人気を呼び起こすために金の力で強引にW杯を招致した日本のプロサッカーリーグで、その卓越したテクニックと天才的なヒラメキでチームを優勝に導くべく大活躍する……というのがストーリー。
 要約すると、まあどこにでもあるサッカー漫画なのだが、この漫画のどこがオススメかというと「作者(たち)がサッカーオタクであるらしい」という点に尽きる。まず表紙。主人公ランがボールを蹴っているというのは各巻共通なのだが、来ているユニフォームが各国代表のものだ。1巻がブラジル、2巻がイングランド(だと思う)、3巻アルゼンチン、4巻フランス、5巻カメルーン、6巻イタリア、7巻はオリジナルの日本代表ユニという具合。

 そして最終巻では、ブラジル代表の面々などが出てくるわけだが、6〜7年前の漫画なのにすでにロマーリオなんかが登場している(W杯アメリカ大会はその3年後くらい)し、話の各所でチラホラと出てくる過去の名選手の話など、「ああ、こいつサッカー知ってるな」って感じがする(といえるほど俺もサッカー知ってるわけじゃないけど)。
 このころはまだプレッシングサッカーとかがはやり出す前だったので、そういうのはやってないけど。近代的なサッカーを扱った漫画では、最近では大武ユキの「我らの流儀」という漫画があったが、こちらは戦術よりも人間ドラマに重点が置かれていた感じで、サッカーそのものを楽しむというタイプではなかった。

 秋月めぐるは、このほかにも「モカンボ」というサッカー漫画も描いている。最近では麻雀漫画なんかを描いているようだが、あんまり面白くないので、久しぶりにカリカリに凝りまくったサッカー漫画を一つお願いしたいもんである。

●単行本データ
巻数ISBNコード初版発行
1ISBN4-253-04093-4 C027989/03/20
2ISBN4-253-04094-2 C027989/07/25
3ISBN4-253-04095-0 C027990/01/20
4ISBN4-253-04096-9 C027990/06/20
5ISBN4-253-04097-7 C027991/02/10
6ISBN4-253-04098-5 C027991/05/25
7ISBN4-253-04099-3 C027991/06/30