オス単:2004年10月の日記より


 このページは、「OHPの日記から、その月に読んだ単行本の中でオススメのものをピックアップする」というコーナーです。文章の中身は、すべて日記からのコピー&ぺーストです。加筆・改稿等は原則として行っていません

 なお、ここで取り上げる単行本は「その月の日記で取り上げたもの」です。「その月に発売されたもの」ではありません。だから古い本でも入ってくることがあります。ピックアップした単行本は多少分類してますが、これはあくまでページを見やすくするための便宜上の分類です。かなり適当に割り振ってますのであんまり気にしないでください。あとシリーズものの途中の巻は、取り上げないことが多いです。


▼強くオススメ

【単行本】「PLUTO」1巻 浦沢直樹 小学館 B5 [bk1][Amzn:通常版/豪華版

 手塚治虫「鉄腕アトム 地上最大のロボット」をセットにしたB5サイズの豪華版のほうで購入。本作「PLUTO」は、「地上最大のロボット」を浦沢直樹がカバーした作品。手塚版の「地上最大のロボット」は、とある大富豪が金にあかせて作り上げたロボットのプルートゥが、アトムを含む世界最強といわれる7体のロボットと次々に戦っていくというストーリー。浦沢版のほうも基本的にはそれをなぞっているのだが、プルートゥの存在は少なくとも1巻の時点ではハッキリと描かれることはなく、手塚版ではチョイ役だったロボット刑事のゲジヒトをメインに、連続ロボット襲撃事件の謎を追いかけていく……という形でお話が展開していく。

 んでもってこれがすごく面白い。情報を小出しにしつつじわじわ謎に迫っていく展開はとても緊迫感があるし、最強の7体のビジュアル化も素晴らしい。ゲジヒトの渋いカッコ良さもいいんだけど、なんといってもアトム。第1巻は彼の登場シーンで終わるが、そこに持っていく演出はゾクゾクした。アトムのビジュアルは原作とは異なり、きちんと普通の人間っぽく、頭髪もある。でもなんかちゃんと「ああ、アトムだ」と思えるんだよね。

 それから各ロボットたちのドラマもきちんと構築してあって、そのロボットたちがどのように社会に溶け込んでいるか、どういうことを考えながら暮らしているかといったディティールをしっかり描き込んでいる。とくに元々は戦闘用として作られたが、現在は盲目の老音楽家の世話をしているノース2号のエピソードは感動もの。過去のおぼろげな記憶を引きずったまま世をすねている老人と、記憶を消すことができないロボットの悲哀を、鮮やかなコントラストで描き出す作劇が素晴らしい。「地上最大のロボット」のほうも単純な戦闘モノではなかったけど、「PLUTO」はそれに輪をかけて、というかまったく異なる風味を持った深みのある物語に仕立て上げている。いやあホントに大したもんです。浦沢直樹ってスゲエなあとしみじみ感心しながら読んでます。

【単行本】「夕凪の街 桜の国」 こうの史代 双葉社 A5 [bk1][Amzn]

 漫画アクションに掲載され、読切ながらも口コミで大きな反響を呼んだ「夕凪の街」が単行本化。原爆投下から10年経ったヒロシマの街で、つつましく暮らし、儚く消えていった一人の女性の姿を描く。こうの史代の柔らかく丁寧で描かれた人々の姿は、平凡だけれどもいとおしく感じられ、それだけにその命が散っていくさま、最後の言葉たちが染み入ってきて心揺さぶられる。原爆とはどういうことだったのか。原爆や戦争体験について描いた作品はあまたあるし、ページ数は30とけして多くはないにも関わらず、これだけ心に響く作品はまれでしょう。最後の数ページは涙なくしては……うーん、違うかな、なんかそんな軽くはない感じで、もっと深いところに染み渡るような感じ。広く読まれてほしい秀作です。

 「桜の国」は雑誌未掲載の後編も掲載。なるほど、こうやって「夕凪の街」につながってくるのか〜。物語のほうは、前編で主人公の石川七波と彼女の友達の利根東子の小学生時代のエピソードが語られ、後編で大人になった二人が再会する。前編だけ読むと仲の良い少女二人の微笑ましいエピソード、後編を読んでからもう一度前編を読み返すと、また違った切なさ暖かさを感じる。ただ「桜の国」の物語自体は、後編がちょっとつかみにくいかな?という気もして、何度か前に戻ったりしながら読んだ。七波にとって東子という存在がどういう意味を持つのか、おばあちゃんんがうわごとで呼んだ翠という人が何者なのかといった点については、ちゃんと読めば分かることではあるし野暮かもしれないけれども、もう少しあからさまに強調しちゃっても良かったかも。ともあれこちらのほうも、丁寧なストーリー作りと抒情あふれる描写がやはり素晴らしい。この人の作画は、どの1コマとっても良いし、一枚絵としても美しいカットがとても多い。とくにP70〜71の1ページぶちぬき2枚なんかはとてもいいと思う。一枚の絵であっても、その中に物語があってジーンときます。

【単行本】「血だるま剣法・おのれらに告ぐ」 平田弘史 青林工藝舎 A5 [bk1][Amzn]

 主人公の剣士が部落出身であり、その男が腕や足を失い不具となりつつも、自分をあざ笑った道場の門下生たちへの血みどろの復讐劇を繰り広げるという物語。1962年夏に貸本向けの描き下ろし単行本として刊行されたが、部落解放同盟からの抗議を受け、長いことどこからも刊行されなかったといういわくつきの作品。正直なところ、自分は部落問題については十分な見識があるわけではないので、その問題提起に関してはなんともいえないのだけど、作品単体として見ると確かにすごい。自らの肉体の一部を失うほどの重傷を負いながらも、復讐の念に身を焦がし、まさに血だるまになって相手に斬りかかっていく主人公・猪子幻之助の危機迫る様子には慄然とさせられ、魂を揺さぶられる。絵も今の平田弘史に比べると荒々しいが、それがかえって内容の激しさを引き立ててる感もある。ラストの幕引きも凄絶。とにかく一読してみる価値はある作品だと思う。

【単行本】「眼鏡のお年頃」1巻 むっく 芳文社 A5 [bk1][Amzn]

 10月1日は眼鏡の日!(一○○一が眼鏡に似ているからなんだそうな。この漫画のおかげで知りました)。別にそれに合わせて読んだわけじゃないんだけど。漫画の内容は「とらのあなの美虎ちゃん」などでおなじみ、むっくによるめがねっ娘モエー漫画。めがねっ娘な女子中学生たちが、めがねにまつわるエトセトラをネタにしてわいわい活動する4コマ。本当にただそれだけの漫画なんだけど、ちゃんと面白い。めがねっ娘に対する妄執も、まああるのだろうけど、あんまりジメジメしたものは感じさせずカラッとネタにしているところが楽しい。「とらのあなの美虎ちゃん」でも、なんでもかんでも同人誌にこだわる美虎ちゃんは実はけっこうイカれてると思うのだが、ヘンないやらしさがなくスカッと笑いに持っていっている。それはこの作品も同様。あとに残らない気楽さと、独特の勢いある作風は痛快。めがねっ娘がそんなに好きでない人でもけっこう楽しめるんじゃないすかね。

【単行本】「赤タイツ男」 逆柱いみり 青林工藝舎 A5 [bk1][Amzn]

 解説の唐沢俊一が「困った。内容がない。」と評しているが、まさにその通り。本当にストーリーとか書いてもしょうがない。赤タイツをはいた男とか猫のような生き物とかが、ヘンな町を歩いているだけ。でもこれがすごく気持ちいいんだよね。独特ののたくった描線で描かれるキャラ、背景、アイテムなどの一つ一つの造形が妙に面白い。何でできてるんだか分からないけど、食感の面白い食べ物を延々とぺちょぺちょ口に入れ続けてるみたいな。皮膚感覚、肉体感覚に訴えかけてくる作風だと思います。


▼一般

【単行本】「ヒストリエ」1〜2巻 岩明均 講談社 B6 [bk1][Amzn:1巻/2巻

 なるほどしっかり面白い。後にアレキサンダー大王の書記官になるエウメネスの生涯を、少年時代から追っていくという物語。ペルシア、スキタイ、アテネ、マケドニア……といった世界史的にはおなじみだけど、正直詳しいことはよく知らんという国々、時代の物語を、エウメネスという人物の視点を通して生な視線でとらえていてなかなかに読みごたえあります。岩明均の淡々としているようで底力を感じさせるお話作りにも好感が持てる。前作のヘウレーカは単巻ものだったが、今回はエウメネスの少年時代の回想なんかも含んでて長くなりそう。アレキサンダー大王は描きがいのありそうな人物だし、今後の展開にも期待。続きが楽しみ。

【単行本】「しおんの王」1巻 作:かとりまさる+画:安藤慈朗 講談社 B6 [bk1][Amzn]

 幼いころに父母が殺害されたことがトラウマとなって言葉を失った天才将棋少女・しおんの物語。しおんは口がきけない分、振る舞いがつつましやかに映ってなかなかかわいい。あと将棋をするときに見せる芯の強そうなところも。ただ今のところ、将棋と過去の殺人事件の究明、どっちに力点があるのか判然としないところがあって様子見感覚にならざるを得ないところがある。自分は将棋についてはよく分からないけど、対局についてはあんまり細かく描写はしていかない感じ。殺人事件およびしおん自身の物語がメインになっていくのかな? 安藤慈朗のすっきり爽快感のある絵柄は好きなので、これからの伸びに期待したい。

【単行本】「屈辱er大河原上」1〜2巻 坂本タクマ 三才ブックス A5 [bk1][Amzn:1巻/2巻

 ついに坂本タクマ生涯初の2巻が登場。掲載誌がコミックバンチであり、新潮社から1巻が発売されたのに、なんらかの事情により三才ブックスからの発売になってしまった屈辱。お話のほうは、自動販売機からモノをとるのに腰を屈めるということさえ厭う、生まれついての大人物・大河原上が日常生活を送るうえでさまざまな屈辱を味わっていくというギャグ。部屋の中でホッチキスが見つからなかったり、続きものの下巻は読まなかったり、細かい屈辱ネタが満載でたいへん面白い。こんなに面白いのに新潮社が2巻を出そうとしなかったのは改めて屈辱。あと装丁がすごく地味なので、三才ブックス版も大丈夫かなあなどと心配されてしまうのも、作者としては屈辱だと思う。そして今回の第2巻で63話までが収録されたが、連載はすでに120話を超えているのでまだ半分も未収録があるというのはさらに屈辱。付け加えていえば新潮社版の第1巻には、毎回作者が欄外で述べているコメントが収録されているのに、三才ブックス版には収録されていない。屈辱。

【単行本】「美鳥の日々」8巻 井上和郎 小学館 新書判 [bk1][Amzn]

 最終巻。失恋記録更新中の不良・沢村セイジの右手に、ある日突然、ずっと彼に片想いしてきたカワイイ女の子の美鳥が宿り、そこから二人の共同生活が始まる……というドタバタラブコメ。最初は文字通り「右手が恋人」という設定に驚かされたが、最終的には実にしっかりとした、気持ちの良いラブストーリーに仕上がった。多彩なキャラがドタバタ動き回るコメディシーンは楽しかったし、オタクネタとかもいやらしくならない程度にうまいこと差し挟んであり、シリアスとギャグのバランス感覚が抜群に良かった。キャラクターではセイジと美鳥のコンビのほか、セイジに片想いする同級生の綾瀬さん、セイジ姉、フィギュアオタクの高見沢くん、美鳥の幼なじみであるコータなどなど、憎めない人物が多く、絵柄的にもシンプルで可愛らしく、見映えのするものだった。

 ただ一つ残念だなあと思うのは、やっぱり綾瀬さん。いや別に扱いが悪かったとかそういうんじゃなくて。結果的に綾瀬さんはセイジに告白したけど、「他に好きな人がいる」といわれて引き下がることになった。でもそのとき美鳥はセイジの右手にいて、綾瀬さん自身は目撃したわけじゃない。つまり沢村周辺に女っ気自体はなかったわけだから、「他に好きな人がいる」という言葉に、綾瀬さんが本当に素直に納得できたのかなあという考えが頭をよぎってしまう。もちろん好きな人の言葉だし綾瀬さんはそれを信頼するだろうけれども、右手状態でもいいし人間状態でもいいので、できれば美鳥と直接対面させてほしかった。そりゃあ綾瀬さんには勝ち目はない。ないんだけれども、せっかくだからライバルと正々堂々と対面して、きれいに負けさせてあげたかったなあと思うわけであります。やっぱ好きなキャラだし、タイマン張ったらダチになれるかもしれないんで。でもまあ、全体としては非常に面白かったと思います。楽しませていただきました。

【単行本】「中退アフロ田中」1巻 のりつけ雅春 小学館 B6 [bk1][Amzn]

 田中が高校から中退。というわけで「中退アフロ田中」へとモデルチェンジ。でも基本的にやることはとくに変わることもなく、うだうだした生活が続く。相変わらず田中たちの頭の悪さがおかしく、日々起こるどーってことのない事件も楽しい。田中たちのツレである井上のポエムが朗読されるシーンとかは、読み返してみても笑ってしまった。いちおう田中と因縁の間柄となりそうないんらん女とか出てきたり、多少はお話も動いているといえるのか……。まあなんにせよダラダラしてて面白いです。コンスタントだしギャグにもセンスを感じる。


▼エロ漫画

【単行本】「あ でい いんざ らいふ」 長月みそか 茜新社 A5 [Amzn]

 長月みそか初単行本。たいへんきっちり端っこの部分まで整った、暖かく爽やかな絵柄の持ち主で、お話のほうもいい感じの青春少年少女恋愛えっちモノとなっている。「あ でい いんざ らいふ」シリーズはCOMIC LOで連載された作品。主人公の吉澤少年は、同じグループにいる川崎たか子さんという女の子が好き。でも彼女は先輩男子が好きという噂。そして吉澤くんはともに彼のことが好きな、同じグループの本田つぐみさん、鈴木智早さんと関係を持ってしまい……という四画関係な物語。実は吉澤くんと川崎さんは両想いだったことを知って、本田さん、鈴木さんが友情のために身を引いていく様子は、切なくも暖かい友情を感じさせてくれて、失恋と恋愛成就の物語をそれぞれ気持ちよく読ませてくれる。絵もストーリーにとても良くマッチしていて、登場人物がそれぞれかわいらしく描けてます。細身のつるんとした身体がとてもすべすべした感じ。全体に表面処理がきめ細かいのが快感につながっている。また同人誌作品の「すてぃるぶるー」も、幼なじみの少年少女が結ばれるというお話を、可愛らしく微笑ましくスッキリと描いてていい具合。

【単行本】「仔猫天国」 江戸川春泥 with MDM 茜新社 A5 [Amzn]

 独特の質感を持つロリ絵が特徴の江戸川春泥。あまり安定した掲載誌を持たない人ということもあり、デビュー以来14年目にして初単行本となった。この人の絵ははがき職人だったころから目を惹くものがあって、写実的表現とマンガチックな表現の境界線、心持ち漫画寄りくらいな画風が印象的。なだらかなお腹のラインとかはいかにもリアルお子様っぽいけれども、表情とかは漫画的にかわいい。ときどき写実側にちょっと寄っちゃったときは、ちと表情が怖く見えるときもあるんだけど、そのどこか不安定なところもまた味。ストーリー面、実用面は弱めだけれども、この絵柄はロリ者ならやはり一見の価値はアリでしょう。

【単行本】「可愛いダーリン」 BENNY’S 松文館 B6 [bk1][Amzn]

 へー、BENNY’Sってこれがボーイズラブ系初単行本なんだー。エロ系ではバリバリやってる人だし、ボーイズっぽい風味の混ざった作品も多いのでちょっと意外。で、内容のほうはやはりうまいと思う。美少女エロ系でもしっかり実用的な漫画を描いている人だけあって、エッチシーンは濃厚。ちんこいじりの描写がねちっこいので、男が読んでも「ウホッ!気持ち良さそうだなー」という気持ちになれます。最近は美少女系の人がボーイズ系に進出することが増えて来ているけれども、たぶんちんこ描写についてのレギュレーション設定(どこまでハッキリ描くかとか、ゴツゴツをどの程度まで描写するかとか)が美少女系とボーイズ系では異なるんでしょうな。

【単行本】「キャットウォーク」 けろりん エンターブレイン B5 [Amzn]

 TECH GIANで連載された作品だそうで。漫画以外の雑誌はほとんど読まないので知らなかったです。内容のほうは、売れないエロ漫画家の健晴と、その家に住むカワイイ猫のまる、そして健晴を一度はフッたはずの女の子・環が繰り広げる日常ストーリー。健晴の夢なのか妄想なのか、まるはときどき人間型に変身してエッチなことをしてきたり。全体を通すと健晴と、素直になれないでいるけど実は彼のことがまだ好きな環が再びくっつく……というのが大きな流れ。けろりんの絵柄は華があり、ほんのりとした暖かみに満ちた、淡いんだけど鮮やかで目をひく彩色が素晴らしい。絵柄が柔らかくて、見ていてとても気持ち良いし、キャラもストーリーも微笑ましくて楽しい。意外とエッチもちゃんとやってるけど、それでヌクっていうよりは、やっぱ眺めて楽しむって感じか。判型が大きくカラーもふんだんで、1000円というお値段でも、高いという感じはしなかった。

【単行本】「Sweetくりーむ」 犬星 ヒット出版社 A5 [Amzn]

 なかなかカワイイ絵柄のロリ漫画を描く犬星の初単行本。やはり絵が魅力の人なんで、文章で良さを伝えるのは難しいんだけど、くりくりとつぶらな目をした女の子たちはみんなかわいーです。この中では、同い年のちょっと気弱な感じの男の子に「好き」と素直にいえず、ついエッチないたずらをしてしまう「さくらんぼBABY」シリーズに登場するエリカちゃんがイタズラっぽくていいかな。あとは「ちょこっとびみょ〜なふたり」に出てくる小学生レズカップルのユカちゃんちえちゃんあたりも良い。

【単行本】「お姉さんのふくらみ」 高岡基文 ヒット出版社 A5 [Amzn]

 作者自らどんどん乳がデカくなっていると語っているとおり、最近の高岡基文の描く乳はかなりデカい。でもまだ形が崩れるとこまではいってなくて、バランスはとれてると思います。そしてしっかりエロい。この人の描く乳、それから男根のフォルムは個人的にはかなり好み。絵の実用性においては、個人的にはエロ漫画の中でもかなり上位ランク。ただお話は相変わらず弱めで、ストーリー性はあんまり期待できない。ただその分、後を引かずスカッとヌケるって感じにはなってると思う。長編になると一通りのストーリーしか読めないんで、今回みたいな短編集形式のほうがバラエティがあってうれしいです。

【単行本】「でかいの」 かるま龍狼 ワニマガジン社 B6 [bk1][Amzn]

 いつもながらコメディとエッチをしっかり両立。表題作「でかいの」は、友達の家に遊びに行った少年が、友達のお姉さんとお母さんによってその巨大なイチモツに目をつけられて、さんざんかわいがられてしまうというシリーズ。こちらが全4話+番外編1話で単行本のメインとなっている。このほかの作品についても共通して人妻モノが多い。これは掲載誌の快楽天が人妻系にシフトしたというのもあるけど、かるま龍狼が人妻好きってのもあるんだろうなーと思う。人妻さんの目つき、体つきをエロっぽく描きつつ、ギャグを入れることも忘れず、きちんとエンターテインメントとして成立させていく作風はやっぱりうまい。けっこう使えるし楽しいし、好きです。


ページの一番上へ