コミックビーム 2000年9月号
| レヴュ担当 | 吉本松明 |
| 久遠永遠 | |
| 音羽平八 |
| SEX★MACHINE ヒロモト森一 |
吉本 | ７ | 圧倒的な迫力。セックスとバイオレンスの実に強力なタッグマッチ。今までのビームでは考えられないようなエロネタのオンパレードだが、スピード感は実によし。 |
| 久遠 | |||
| 音羽 | ６ | なんとも不思議な感じだな。雰囲気はそれなりにでてるが、後は話がどんな方向へと流れていくかだな。 | |
| 敷居の住人 志村貴子 |
吉本 | ８ | キクチナナコさんの描写がどんどん性的になってきており、今後の痛い展開、又はハッピーエンドを予感させる。実体的な、性欲を持つ｢存在｣としてのナナコさん。背伸びしない二人の関係にゆっくりとこころを揺さぶられる。 |
| 久遠 | |||
| 音羽 | ７ | またまた急な展開だね〜。とぼけた感じでいきなりガツンとくるんだもんな。さすがだなぁ。 | |
| 100万円！ベガスくん 肉柱ミゲル |
吉本 | ６ | いいじゃないですか。意味とかそういうのは不明だが、ギャグとしてのスピード感はあるし。ようやくつかんだヒット作という感じ。きちんとした連載を望むところ。 |
| 久遠 | |||
| 音羽 | １ | 安すぎ・・・ | |
| LAZREZ TKD/竹谷 |
吉本 | ７ | 敵の登場とルポルタージュという設定により、前回までの批評性がやや弱くなっているのが残念なところ。ただオハナシの迫力と絵の迫力はさすが。濃い！ヒロモトとセットでビームを実に濃厚にしまくっているのが面白い。 |
| 久遠 | |||
| 音羽 | ６ | 夏だからホラーな展開にしてみたのかな？期待はずれにはならないでくれよ。 | |
| 死霊狩り 平井/梁 |
吉本 | ６ | 日本の写真を撮りまくっていったのですね。 |
| 久遠 | |||
| 音羽 | ６ | おや？少しは読ませる展開になるのかな？ | |
| おさんぽ大王 須藤真澄 |
吉本 | ５ | えーっと、何処へ行ったんでしたっけ。 |
| 久遠 | |||
| 音羽 | ６ | ドラクエか・・・久しくやっていないなぁ・・・ | |
| 真･女神転生カーン 柳澤一明 |
吉本 | ５ | いつにない短さがやや気になるところ。ひょっとしたら限界にきているのかもしれない。 |
| 久遠 | |||
| 音羽 | ５ | う〜む・・・女神転生の雰囲気がもう少しでないものかなぁ。 | |
| オールナイトライブ 鈴木みそ |
吉本 | ６ | 科学の進歩は人間を幸せにするとは限らない、と。シニカルな視点が変わらないのが好ましい。 |
| 久遠 | |||
| 音羽 | ５ | 確かに科学は日々進歩してるが、科学技術の変化の過程を見れば見るほど将来が暗く見えるのは気のせいだろうか・・・ | |
| てきぱきワーキン▽ラブ 竹本泉 |
吉本 | ６ | 結局形から入るヒカルが描きたかったのですね。それが明らかなところが心地よい。 |
| 久遠 | |||
| 音羽 | ５ | 休暇・・・温泉旅行・・・いいなぁ・・・ | |
| 非国民 ハーツ＆マインズ |
吉本 | ７ | 延々と描かれるダメ人間たち。古本屋の山井（「無能の人」ね）も登場。いましろの味を存分に生かした原作。 |
| 久遠 | |||
| 音羽 | １ | つまらん！ | |
| 橋無醫院 林光默 |
吉本 | ７ | ピンチに陥るキョウイ、ソフィが死んでいないと知り動揺するジン・ガグ。静謐な描写と意外性のある展開。ひっくり返して読まねばならないデメリットはあるものの、盛り上がっているのは間違いなし。 |
| 久遠 | |||
| 音羽 | ４ | これは・・・派手なのか手を抜いてるのか判断につきかねるな・・・ | |
| BAMBi カネコアツシ |
吉本 | ７ | これまたびっくりの展開。もうちょい展開を早めてもいいのでは、と思わなくもないが、最初から練りこまれていた構成に唸ってしまうところ。映画はどうなることやら。 |
| 久遠 | |||
| 音羽 | ７ | まさかA作だったとはねぇ。意外な展開だったな。 | |
| 東京カイシャイン タイム涼介 |
吉本 | ４ | 何がなんだかよくわかりません。だがまあその「わかんなさ」が面白いのかもしれない。 |
| 久遠 | |||
| 音羽 | ３ | 子供じゃ体力的にもGに絶えるの厳しいし、訓練もひつようだからじゃないのか？何よりも、子供を宇宙に行かせるなんてもったいないぞ。 | |
| 恋の門 羽生生純 |
吉本 | ８ | 4畳半に二人の新しい生活。それにどうにか順応しようとする二人のさまが痛々しい。だがそれが新たな一歩の原動力になる。なんともまあ文学的主題であること。この先どう続けていくことやら。 |
| 久遠 | |||
| 音羽 | ６ | なんか・・・どん底だけど、不幸ではなさそうな・・・ | |
| 砂ぼうず うすね正俊 |
吉本 | ７ | オアシス政府の革命に手を貸すことになる砂ぼうず。いよいよクライマックスに向けての大きなオハナシが動き出すか。 |
| 久遠 | |||
| 音羽 | ７ | なにやら楽しそうな話になってきたな。やっぱ陰謀ってのは楽しそうでいいねぇ。 | |
| 弥次喜多 in DEEP しりあがり寿 |
吉本 | ９ | やや間延びしていた感が強かったが、鳥人間がイノチを語りだすようになってから俄然テンションが高まっている。そして顕現するイノチの高まり・破壊神。大変失礼しました、こういう展開を持ってくるとは！ |
| 久遠 | |||
| 音羽 | ３ | なんか、どんどん滅茶苦茶になってるな。 | |
| 夜は千の眼を持つ 上野顕太郎 |
吉本 | ６ | すっかり人気者のゲソピン君だが、果たして真相はどこに。 |
| 久遠 | |||
| 音羽 | ３ | で、結局どんな奴なんだ？ | |
| サルぽんち 鈴木マサカズ |
吉本 | ７ | 一行に加わる痛いおじさん。思い込みだけの頭でっかち、という描写が痛い。それだけこの作品が「生」にかかわってきている証といえよう。見逃せない作品。 |
| 久遠 | |||
| 音羽 | ７ | アホだ・・・まさにサル・・・・ | |
| テルオとマサル 市橋俊介 |
吉本 | ８ | いきなり真剣で切りつけるマサル。もうそれだけで笑ってしまう。そして「サムライ部」を作ろうとする…迷走する展開がまたすっ飛んでいて実によろしい。いやあ、面白いです。 |
| 久遠 | |||
| 音羽 | ４ | サムライ部って・・・面白いかも・・・ | |
| やさしい女は何処にいる 須田信太郎 |
吉本 | ７ | やや消化不良を感じさせる最終回。もう少しいいオハナシを何回か入れると思っていたのだが。だが背後にあったやさしい視線は共感するところ。早い再登場を望む。 |
| 久遠 | |||
| 音羽 | ６ | あら？最終回なのか？いきなりだな。なんだかあっさりと終わってしまったな〜。 | |
| 釣れんボーイ いましろたかし |
吉本 | ７ | 島根まで鮎の友釣りに行き、妙にテンションの高まるヒマシロ。たまにこういう回があるとずっと面白くなる。つげ忠男先生へのリスペクトも感じられてよろしい。ビバ！「舟に棲む」！ |
| 久遠 | |||
| 音羽 | ３ | たまには成功しなきゃねぇ。 | |
| お約束の夏（仮） 金平守人 |
吉本 | ８ | 最初から予定調和を崩しまくる展開にドキドキ。海といえば地の海！臓物を食らえ！そしてそれに美少女を絡めるのだから底意地悪すぎ。この調子で良識あるファッキンクソオタクどもを挑発しつづけて欲しいもの。 |
| 久遠 | |||
| 音羽 | ７ | わはははは。いいぞ〜。このバカバカしさがなんともいえんなぁ。 |
＜総評＞
| 吉本 | 今回も高原状態。死ぬまで付き合います。 |
| 久遠 | |
| 音羽 | なんだか、またもやチャレンジジャーな作品が増えたな〜。無理しすぎてコケなきゃいいが・・・。 |
＜ベスト＞
| 吉本 | 最終回を惜しむ気持ちを込めて「やさしい女はどこにいる」。次回作に期待していますぜ。 |
| 久遠 | |
| 音羽 | ちょっと意外な展開だった「BAMBi」にしよう。 |
Last-Update: Thursday, 13-Nov-2014 09:15:54 JST