| ●吉本 | 主力作品の最終回が部数の減少につながらないと良いのだが。それが非常に気がかり。他の連載漫画がしっかりしているので、全体的なおもしろさが削がれるとは思わないのだが。 もう一つ、新人作家の読み切りが最近載らないのが気になる。堅実な紙面構成にしなくてはならないのだろうから仕方ないのは分かるが、雑誌の活気は注目すべき新人の作品からも出てくるはず。是非一考して欲しいものである。きなみなみの新作とか読みたいよなぁ。 |
| ●久遠 | ビーム復活計画 その１おさんぽ大王を切ってばすび先生にファンタジーを描かせる。（ゆず禁止） その２乙女アトラスを拾ってきて、泉先生２本立てでいく。（食傷気味） その３しょーがないからビーム編集部にもトルテが来る。（ああ、いるのはプディングか） その４あまいぞ男吾を第１話から再び掲載する。（アスペクトコミックスでの単行本化でも可） その５ブレイクエイジのレビューがしてない？なに？ブレイクエイジって。 |
| ●音羽 | う〜ん・・・全体的にどことなく、雑な感じがするな・・・ もう少し読みやすさを考えて欲しいな。 コマを増やして話を詰め込むんじゃなくて、構成を考えて適度なコマ数でテンポよく進めて欲しいし、アクションシーンもデカくハデに描けばいいって訳じゃないしね。 |
| 吉本松明 | 久遠永遠 | 音羽平八 | |||||
| 新ハイパーあんな 近藤るるる |
ルーニィが人々を襲ったのは、あんなを逆上させ本気を出させるためだった。薬物投与で急激に成長したルーニィは、自分の命が長くないことを知っていたのだ。それを知ったうえで、あんなは全力でルーニィと対戦する。 | 8 | 長かった連載もこれで最終回。もう少しラストを膨らませても良かったかな？という気もするが、まあ良くまとまった終わり方といえる。ただ不安なのは看板作品終了による売り上げへの影響。裏目に出なければいいのだが。 | 7 | 終わってしまった・・・。ビーム特有のギャグだと思ったのに。しくしく。まあ、姫ちゃんが出てきたから良いか。次回作は、ミラクル高僧チベットちゃんに決まりだね。 | 5 | なんか、無理矢理詰め込んでまとめましたって感じだな〜 |
| ユウジローのブライダルキック ユウジロー |
今回は前半が4コマ、後半は4ページの通常のマンガ。 | 6 | 今回はなかなか面白い。特に後半の通常の漫画の方は呆気にとられるオチで、漫画的にも優れている。4コマからの脱却をはかると良いのかも知れない。 | 4 | うん、まあ、ねえ。 | 1 | たまには面白い漫画を描いてくれ・・・ |
| 死霊狩り 平井和正/梁慶一 |
ついにゴールにたどり着いた3人。だがゴールの目の前の草原は強力な地雷原になっていた。他の生存者は次々に強力な地雷に倒れてゆく。 | 7 | 圧倒的な画力と迫力で、設定のおかしさやオハナシの無理さが上手く隠れている。ここまでできるのだからこの人はただ者ではない。かなり注目されなければならない存在だ。 | 6 | 濃密な画面だ。でも、女の顔が変わってきていないか？ | 8 | うむ！いい感じだな！。建物の構図が冴えてるね。場面にあわせて、縦や横の広がりを上手い具合に表現してるね。連載当初はややとまどったが、コマの割り方も慣れてくると非常に効果的に見えるし、今後の展開も楽しみだな〜。 |
| PLANET7 竹谷州史 |
相対する半蔵丸とO次郎。止めようとするおでんだが、O次郎は言う。「この事件はお前がはじめたことじゃないか」と。 | 8.5 | 危惧していたとおりやや線が荒れているが、メリハリのある画面構成、圧倒的な画面の黒さ、そして魅力的な人物の描き方と、見るべきところが多い。1コマ1コマが1枚の絵としてみたときに完成されているところも注目すべきところ。絵の力はかくも重要だ。 | 6 | 勢いはある。魅力もある。だがちっと絵が荒れてないかい？ | 5 | う〜ん・・・アクションが解りづらいな〜。キャラのアップが多いと、区別がつきにくいしな・・・ |
| オールナイトライブ 鈴木みそ |
医療の現場はかくも進んでいる…というオハナシ。胎児の脳を病気治療のために患者の脳に注入する、って所から始まる。 | 6 | 途中から急にフィクションになってしまうところにやや違和感を感じるが、継ぎ目を余り意識させないところは上手。完全にいつもの鈴木みそのパターンにはめてしまっている。日常のなんでもないところからネタを見つけてくるところには共感する。 | 4 | しかし、統一性のないマンガだこと。 | 4 | なんかグロいな・・・どうせなら、もっとアホな企画でも実行してくれないかな・・・ |
| BREAK-AGE 馬頭ちーめい |
各社対抗のVP(ロボット)合戦に参加する主人公達だが、そこにエントリーされていない謎の機体が乱入する。それは忘れもしない強敵のクリムゾンだった。 | 5 | 確かに受ける要素に溢れているのは分かる。また今回は上手いこと戦闘シーンの緊張感が描けていると思う。ただ、やはりちぐはぐ感はぬぐえていないようだ。メカを嫌々描いているように思えるのだ。無理せずに女性的な視点を貫徹した方が良かったのだと思うが。 | 8 | 合体分離変形♪かっこいいな〜。でも、よく考えてみると実用性って無いんだよな・・・合体とかに使う分の機構のペイロードを他の装備に回した方が有利だよな・・・。構造的にももろくなるしね。 | ||
| 魔術っ子！ 海堂くん！！ すがわらくにゆき |
今回は老い先短い3人の老人を相手に、海堂くんが魔術の稽古をつける、ってオハナシ。 | 7 | いちいち昔のアニメネタが出てきてしまうところ、非常にシンパシーを感じる。「シッポを立てろ！」なんて懐かしすぎますわい。面白い。 | 5 | ほお、今回はガンバか。 | 6 | 誰から燃やすの？って・・・死んでからじゃないのね・・・おそるべし・・・ |
| ウルトラヘヴン 小池桂一 |
町のあちこちから打ち上げられるミニサイズのスペースシャトル。それは突如衛星軌道上に出現した異星生命体にメッセージを届けるための「使節」だった。 | 9 | 圧倒的な画力と圧倒的なアシッド感。なるほど、「ペーパードラッグコミックの第一人者」として紹介されているのもさもありなん。ジミヘンも出てくるし。とにかく絵でかっちりと世界が構築されており、読むごとに陶酔感に包まれる。 | 7 | 電夢時空２と同じような題材を素にしながら、なんなんだこの違いは。圧倒的にこっちの方が面白いぢゃないか。 | 6 | なかなか面白そうな設定ではあるが、軌道上とのデータ通信のタイムラグやセンサーの精度や回線の確保を考えると無理がありすぎるかもな・・・それに、シャトル一式の値段や打ち上げの安全性等を考えるとちょっとね・・・趣味でできるるとは思えないよな。それに、あのサイズのシャトルだと、軌道に乗る前に上空の気流に流されてどっかに行っちゃわないのかな？ |
| てきぱきワーキン▽ラブFX 竹本泉 |
今回はエダルトがメイン。依頼は「キスの上手さ判定装置」の実地テスト。ヒカルやナオミは少しでも良い点数を出そうと四苦八苦する…というオハナシ。 | 9 | ………。流石です。お見事です。オチが見える、なんて申しません。ここまで徹底的にリラックスできる漫画をお描きになれるとは。最近私も忙しく殺伐とした気分になっていたのですが、すっかり回復しました。ありがとうございます、泉先生！ | 8 | うおお、最高じゃあっ。この話は、エダルトの奥さんでしょ。という話と１，２を争うね。 | 7 | キスのうまさを測定する器械か〜。一つ欲しいぞ！ |
| 恋の門 羽生生純 |
恋乃をつけ回すストーカー、佐良の存在が明らかになる。一方門は、恋乃とセックスしていないと言うことが分かり、どう関係をつくって行けばよいか分からなくなっている。一緒に食事する二人だが、その窓の外には佐良が… | 8.5 | ストーカーの造形が一見ありきたりだったのでややがっかりだったが、良い方向に期待を裏切られ非常に喜ばしい。恋愛における距離感のつばぜり合いも感じられ、非常に「痛い」作品となっている。「弥次喜多」「五年生」に並ぶ、現代の魂の探求。深い。 | 7 | おんな、だったのか。うにょお、良い意味で、裏切られるねえ。 | 7 | まさか、ストーカーが女だとは思いもしなかったな〜。それにしても、相変わらず、恋乃と門の思惑がずれまくってるが、なんか微笑ましいな〜。 |
| 幽玄漫玉日記 桜玉吉 |
竹下通りASOVINIに出店することになった(有)玉屋。今回は出店初日の顛末記。 | 7.5 | 楽しかった、ということがコマの端々から感じられ、こちらもいい気分になる。ただ今後はどうなることやら。漫画としては面白いが今後のネタは不安。 | 7 | のおおおおお、次の休みにお金持って墨絵色紙を買いに行こうと思ったのにぃ | 5 | 新ビジネス成功か？と思わしといて、いきなり閉店とは・・・ |
| おさんぽ大王 須藤真澄 |
今回は深川の富岡八幡の縁日に出かけるばずび先生でした。 | 5 | 確かに深川の縁日は情緒があってよいやね。お好み焼き150円だし。カルメラはあるし。ただそれだけといえばそれだけ。ネタが弱いと漫画も弱い。 | 6 | ケチャ、ケチャが見てえんだよォ。でも暑い国には行きたくねえんだよおォ。夏は嫌いなんだよお。 | 4 | 神社の祭りにガムラン・・・だれがそんなアホな事考えたんだ？ |
| 砂ぼうず うすね正俊 |
前回裏切った朝霧純子を捕らえた砂ぼうずは、秘密の地下基地に監禁する。もちろん目的はあんなことやこんなことをすること… | 6 | 案の定のオチなれど、過程が上手く描かれていて面白い。ただ最近かっこ悪いよなあ、砂ぼうず… | 5 | こういう話はなあ、ちょっとなあ。 | 6 | 砂ぼうずってアホだな〜。仕事に関しては卑怯でずるがしこいのに、女に関してははからっきしだね〜。 |
| BAMBi カネコアツシ |
バンビを倒すために雇われたプラチナ・マスク。もはや全身が機械となっている彼は、チンピラ相手のケンカで火だるまになる。そこで彼はバンビに出会う。 | 6.5 | プラチナ・マスクのトラウマが上手く描けている。ただ引っ張りすぎの感はある。 | 5 | うをっ。強さのインフレが始まりました。最後の敵は、宇宙の諸悪の根元です。 | 4 | プラチナマスクはサイボーグなのか・・・なんか、めちゃくちゃになってきたな。このまま、次々と人間離れしたキャラが出て来るのかな〜。 |
| 弥次喜多inDEEP しりあがり寿 |
「台風の宿」に投宿する二人。ちょうど7つもの台風が同時に上陸するとのことなので、村人たちは準備に大わらわ。夜になると最初の台風が上陸する。非常に小型で弱い勢力の台風二十一号は猿の姿をしていた… | 7 | 今回のテーマは「自然」か。確かに自然の諸力との関係で人間の魂は成立する。異質なものとの対話との中で、自分の存在は明らかになる。 | 8 | 爺さんも獣化するのか。命の海から来た台風、うん、生と死だねえ。 | 2 | いったい誰が天気予報したんだろ・・・ |
| 電波オデッセイ 永野のりこ |
席替えのくじ引きの結果野川さんの隣になったキタモリ。一方原は卒業を控え、「例の」違和感を感じる。 | 7 | 予感される悲劇。今しか味わえないであろう幸せな一瞬。幸せな描写であればあるほど今後が辛くなりそうで切ない＆楽しみ。そろそろ終了に向けて走り出しそうな予感。 | 8 | ああ、野上さん死んじゃうのか。沈むキタモリと原。そして、立ち直ると共にビームも終了か。 | 5 | 暗いんだか明るいんだかよくわからん内容だな・・・ |
| 釣れんボーイ いましろたかし |
気合いを込めて鮎の友釣り大会に出場する主人公。入賞すると釣り道具会社の契約社員になれる可能性があるので皆必死だ。 | 6.5 | 「こんなこともあろうかと手の空いたときにアシスタントに背景だけ描かせておいたのさ！」でも内容は追いつめられていて非常によろしい。「子供が欲しい…」「ネコでがまんしろ…」 | 4 | 好きなんだね、釣り。 | 2 | 相変わらず淡々としてるな・・・ |
| 敷居の住人 志村貴子 |
高校受験を前にした三者面談で千暁は「高校に行かない」と言い出す。そこで先生は「高校行かなくても、何かやりたいことがあるの？」と切り返す。 | 6 | ありがちな話ではあるが、そうであるからこそリアリティを持って「響く」話である。何か目的を持っているか？あれこれのことをしなくてはならない？愚問、である。中学生がそんなもの持っているわけがないのだって。そこをごまかさないところがよい。線の伸びやかさも相変わらずで心地よい。 | 7 | この本は、少女マンガだったんですねえ。まんがの森で、そう分類されていたから間違いありません。 | 5 | やりたい事が無いからとりあえず高校にでも行くんじゃないのかな？やりたいことがないから高校にも行かないってのはある意味、立派かもね。 |
| ロンリネス 東京ローカル/仲能健児 |
主人公は本田にそそのかされるままパチンコ屋のコンピュータを狂わせる。町に溢れるパチンコ玉。 | 6 | ちと漫画的にすぎるきらいがあるが、絵描きの「深いところへの志向」が感じられて、何とはなしに安心感を覚える。扉が「釜ヶ崎人情」だものなあ。ところでこの歌を歌ってた人が没落の余り事件を起こして捕まった、ってこと、知ってた？ | 6 | そういやあ、もう、ずいぶん長いことパチンコなんてやっていないなあ。 | 1 | こんな調子でまだまだ続くのね・・・そろそろ終わってくれても良いのだが・・・ |
| ジ・ガレガレ 堀池さだひろ |
あこがれの榧森教授との相性をホロスコープで診断してもらう西山田。ところが結果は大凶。がっかりする西山田… | 5 | ホロスコープもまた解釈である、とのこと。知り合いの占い師によると、相手の様子を見ながら相手の求める答えを出してゆくところがポイントだそうで。まあねえ。 | 6 | 占星術か。占いを信じる人って、どうも肌に合わないんだよなあ。 | 7 | すでに決められてるって事は未来は変わらないって事なのかな？ラプラスの魔じゃあるまいし、未来は確定したものではなく、確率論的に展開していくものであって欲しいな。 |
| ネメシスサイト 長沢克泰 |
「ハープ」実験の様子、そして暗殺される天羽一族の姿が描かれる。そして主人公貴乃は敵「ラムダ」の本拠地に乗り込む。第一部完！ | 6 | …って、結構荒唐無稽だけと好きだったんだけれどなぁ。やや残念。 | 3 | 楽しみにしている就撃手マモルの第２部がいつまで立っても始まりません。どうしてですか？ | 4 | 難しそうな事をわざわざ難しく言っても理論的には見えないぞ。もう少し現実的な事を考えるか、もっとＳＦ的にしちゃえば良いのだが・・・とにかく、技術考証みたいなのが中途半端すぎるんだよな。 |
| FRUSTRATION 金平守人 |
今日こそあこがれの彼に自分の気持ちを伝えようと決意する女の子。これが1ページ目。後はもうもの凄いです。 | 7 | 相変わらず実験精神に溢れた一作。メタ・漫画の秀作。でもとにかく馬鹿馬鹿しい作品も読みたいなあ。さて、次は何だ？ | 6 | うーん、大砲の街か。なんか懐かしいね。 | 4 | なんだかな〜。 |
| ●吉本 | ラスト一コマにドキリとした「PLANET7」にしよう。おでん、おでん！！ |
| ●久遠 | ついこの間単行本をそろえたてきぱきワーキンラブに決定。それにしても、エダルトの回は出来が良いなあ。 |
| ●音羽 | 圧倒的な迫力の「死霊狩り」にしようかと思ったが、キスの点数ってアイディアと話の展開が面白かった「てきぱきワーキン・ラブＦＸ」にするかな。 |