ヤングキングアワーズ99年11月号
| エクセル・サーガ 六道神士 |
吉本 | ７ | アニメ化記念で浮かれたか、今回は少々やり過ぎの感が。すねに傷もつペンションのオーナーみたくじわじわやって欲しかったもの。ナベシンにあてられたか？ |
| 久遠 | ６ | 牛なんかでごまかすのは、テンパッてる証拠ですか？ってゆうか、アニメ、オープニングで死ぬほど動くハッちゃんは不気味です。 | |
| 音羽 | ７ | あれ？闘牛の布って赤いからじゃなくってひらひらしてるから牛が興奮するんじゃなかったっけな？ | |
| ひねもすヨメ日記 ひぐちきみこ |
吉本 | ６ | こうしてオタク化は進行してゆく。この手の第一世代はライフスタイル自体が面白いのでじゃんじゃんやって欲しい。 |
| 久遠 | ５ | うわあ、なつかしい！がんばれプリンセスちゃん！ | |
| 音羽 | ４ | う〜む・・・イマイチだな・・・ | |
| トライガン・マキシマム 内藤泰弘 |
吉本 | ７ | 「人類は滅ばなければならない」という自己否定的テーゼは現代の行き詰まりをそのまま示している。ゆえにこの作品は強いアクチュアリティをもつ。 |
| 久遠 | ８ | トモダチが、「何故コスパとかで、ネオン様の服が売ってないんだあっ！」って嘆いてました。 | |
| 音羽 | ６ | どうやって衛星を撃ち落としたんだろ？無理がありすぎるような・・・・ | |
| LOAN WOLF 山田秋太郎 |
吉本 | ７ | 第一部完、とのことだが、おそらくは「モテモテ王国」同様すぐに帰ってくるであろう、と思う。ていうか来て欲しい。人気がないわけではないのだろうし。ちとオハナシはカリカチュアライズされ過ぎのきらいはあるが、綺麗な線はよろしい。きっとショタの（怖い）お姉さま方がひどく騒いでいるのであろうな。 |
| 久遠 | ５ | カイジ？指は賭けないんですか？ | |
| 音羽 | ７ | あれ？第一部完？終わってしまうのか？もったいないなぁ〜。 | |
| 二年C組一徹先生 花見沢Q太郎 |
吉本 | ５ | 全体的な狙いは悪くない。人気作家からページを獲得するのは大変なのだな、と実感させる作品。 |
| 久遠 | ６ | あ？今気付いた！花Ｑ読むの、これが初めてだ！うわー！ | |
| 音羽 | ２ | ダメだこりゃ・・・ドキドキもワクワクもないんじゃぁねぇ〜・・・ | |
| コミックマスターJ 田畑・余湖 |
吉本 | ６ | 「Ｊを間接的に使う」という最近の傾向は、両刃の剣でもある。Ｊの存在が希薄になる可能性があるからだ。Ｊが語るべきオハナシはまだまだあるのでは？連載を伸ばすことより、いまある力を100%出し切るほうが良いのではないか？ |
| 久遠 | ８ | 相も変わらず、熱いですねえ。これを待っていたんですよ。 | |
| 音羽 | ４ | 現実は確かに厳しいよな・・・漫画の中でも厳しい現実を見てもなぁ〜。 | |
| KAZAN 宮尾岳 |
吉本 | ６ | 次から次へと逆境を作り出して盛り上げてゆくという姿勢は良い。漫画とはなにか？をよく分かっている。 |
| 久遠 | ６ | こうしてまたみんな離ればなれになるんだね。 | |
| 音羽 | ４ | あらあら。凄いことになってるね〜。これでまた水塊に飲み込まれてバラバラにってこた無いよな？ | |
| 猫に憑く血 宇河弘樹 |
吉本 | ７ | 以前の短編の前日談、ということですか。ざっくりした線は一見洗練されていないものを感じるが、実は巧妙に計算され、完成されている。上手い作家だ。このままシリーズ化するようなので実に楽しみ。 |
| 久遠 | ８ | しりあすバージョンでも気合い入って来ましたねえ。されど、バカも！ | |
| 音羽 | ７ | うん。面白いぞ！！できれば毎月連載にならないかな？ | |
| 少年月 森見明日 |
吉本 | ６ | ご都合主義的な展開を脱し、上手くノスタルジアを展開させている。嫌味がなくてよい。 |
| 久遠 | ５ | なんか、今まででいちばんノーマルな少年時代を描いてますねえ。ってゆうか、ねえ、気合い抜け？ | |
| 音羽 | ５ | なんかピンとこないな〜。良い感じなのだが解りづらいかな。 | |
| 海の民クレハ 大石まさる |
吉本 | ５ | 対してこっちはちょっとご都合。大石お得意の「眠たげな眼をしたオッサン」に少女が惹かれる、という展開はまあ、「わかる」のだが。ところで「空からこぼれた物語」は素晴らしい単行本ですよ。 |
| 久遠 | ７ | シリーズ連載になりそうですねえ。もへー、浪漫だねえ。 | |
| 音羽 | ７ | 女海賊・・・良いね〜〜。浪漫があるねぇ〜。 | |
| 香水 がぁさん |
吉本 | ６ | やはり「だいらんど」のような、「リアルから離れながら実はリアル」というオハナシがこの人には似合っているのだろう。完成された絵柄がオハナシをやや制約してしまっている。まぁ、「くっつきそうでくっつかない」ラブコメ的オハナシなので好ましいところではある。 |
| 久遠 | ６ | ほえ、ショーがありませんねえ。ほえ。 | |
| 音羽 | ６ | スタンガン・・・痛いだけですむとは思えないが・・・スタンしなけりゃ意味があまりないような気もするが・・・ | |
| イヌと上手につき合う方法 犬上すくね |
吉本 | ７ | …確かに。惚れちまったオトコなんてのはイヌとおんなじかもしれない。決して私のことを言っているのではないぞ！そしてさりげなく挿入されるエロももうドキドキもの。いいですなあ。ちなみに「女優霊」は私に取ってはそんなに怖くなかったです。 |
| 久遠 | ７ | ああっ、もうっ！ほんとに、もうっ！ | |
| 音羽 | ８ | なるほど〜。イヌね〜〜。こんな感じのって実際にいそうだな〜。 | |
| ブルヴァール 日生かおる |
吉本 | ０ | …どこをどうすればこうゆうオハナシが作れるのでしょうかね。最近はなるべくオハナシをけなさないようにしているのだが、これはちょっと…。なんだか全然「生きて」いないのですな、作者が「人生」というものを。人間の誇りとか、喜びとか、悲しみとか、怒りってのは、人間同士のぎりぎりのぶつかり合いからしか生まれないはず。どうしてそこから簡単に逃げてしまうのか？それとも雪乃ってそんなにファム・ファタルなの？それならそれなりの説得力ある描き方をしなきゃならないはずだが？ちょっと、読者をナメるのもいい加減にしてくれないか？ |
| 久遠 | ２ | 皆さん、読んでるんですか？コレ？ | |
| 音羽 | ０ | 何も考えず、読み飛ばすが吉！！ | |
| 夜の燈火と日向のにおい 鬼魔あづさ |
吉本 | ５ | 幽霊総登場で何か起こるかと思ったら何も起こらない。やはりこうでなくては。この回を見ると、なぜ鬼魔が幽霊を登場人物にしたかがきわめてよく分かる。空気、なのだ。 |
| 久遠 | ５ | 幽霊ですか。いいですね、生まれ変わったら、幽霊になりたい。 | |
| 音羽 | ６ | ほのぼの♪ | |
| ジオブリーダーズ 伊藤明弘 |
吉本 | ７ | 確かに総力戦ですな。これで終わりにするのですか？ |
| 久遠 | ７ | そうですか。メンチででてることだし、もし六本松が出るようなことがあったら、大人バージョンだろうが子どもバージョンだろうが、声優は決まったようなモノですね。 | |
| 音羽 | ６ | ようやく神楽の出番か。新人の実力の程はどんな感じなのかな？ |
＜総評＞
| 吉本 | 全体的に飛び抜けたオハナシはないものの、全体的なテンションは維持されている。オハナシに逃げがないものが多く、読めるからだ。この路線を維持することを期待。そして…「ブルヴァール」は即刻切るべきだ。他の作品はかなり人間の「生」そのものに対して自覚的なのに対し、この作品はそれをナメきっている。けなしたかあないのだがいらだつのだ。 |
| 久遠 | 幸田じゃないだろう、幸田じゃ。もっと載せるべき人がいるだろう！ |
| 音羽 | 引き時を心得てないものは強制的に切りましょう〜。良いものは缶詰にしてでも原稿を描かせましょう〜。そして、中途半端に終わらせないように・・・ |
＜ベスト＞
| 吉本 | 本当に実力がある、ということがよーく分かった宇河の「猫に憑く血」にしよう。ハードな面も「新・少年誌」風のふぬけ美少女キャラも、ともに描けるのは才能だ。 |
| 久遠 | 次回作に期待も込めて、宇河に。 |
| 音羽 | 「ＬＯＡＮ ＷＯＬＦ」かなぁ〜。 |