2000年11月上旬

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2000年11月8日(水)

ほたる 三部敬 ワニマガジン社 <漫画・単行本> 505円

 「菜々子さん的日常」で名声を高めた作家の別PNでの仕事です。オハナシとしては、人間の内面のくらさを描き出すものが多くなっています。そういえば「菜々子さん」がなぜにあれだけ面白いかと言えば、オハナシの展開と演出が上手いからなのでありまして、作者のそのワザはこの作品集でも存分に発揮されています。あとは肉感的でボリュームのある体の描き方もまたいいところです。ちょっとオハナシが痛すぎて抜けないかも知れませんが、レベルの高い作品なのは間違いありません。

最終シスター四方木田 1 イラ姫 集英社 <漫画・単行本> 古書価400円

 「ウルトラジャンプ」連載作品です。連載の方は一度終わったと見せかけておいて、きちんと復活しているところがゆかいです。内容の方は大柄で押しが強い修道女四方木田と、人形ライクなシスター八ツ頭が巻き起こしていく微笑ましくも人間らしいドラマです。ある意味「ウルジャン」の良心ともいえる作品だと思うので、今後も期待したいと思います。

少女・ネム   狩撫麻礼・木崎ひろすけ アスキー <漫画・単行本> 古書価100円

 100円ワゴンセールだったので救出。画面全体はやっぱり白いのに、情報量が多い独特の画面はこのころから光っています。もう続きを描いてほしい、なんて言いませんが…。

Warm and Cool Tom Verlaine Ryko <CD> 950円

 テレヴィジョンのヴォーカルであったところのトム・ヴァーレインのアルバムです。だいたい芸名(?)にヴェルレーヌの名前を使うってところがいいじゃないですか。もちろんテレヴィジョンも好きなんですが、ソロになってからの曲「Staringlad」とか「Five hours from Calais」とか大好きなもので。聞いてみたら全部インストだったので吃驚。好きなアーティストの情報はきちんと仕入れておかないといけませんなあ。

ソロ・ライヴ・アット・騒(ガヤ)vol.8 阿部薫 DIW <CD> 1550円

 10巻セットで発売された、伝説のサックスプレイヤー、阿部薫のライブ盤です。町田町蔵主演で映画化されたのですが私は未見。PSDレコードから出されていた(いる?)雑誌などで、その凄さは知ってはいたのですが、実際の音に触れるのはこれがはじめて。43分ワントラックのインプロビゼーション。臨場感などがごっそりと抜け落ちているので、本当の凄さは分からないのですが、とにかく43分間テンションを落とさず、全体の構成を「感じ取りながら」(考えながら、とはちょっと違うと思います)、聞かせる内容の音楽を作り上げていっています。そこにあるグルーヴ感と緻密さに舌を巻く思いです。他の9枚も一気に欲しくなってしまったのですが、この値段じゃ出ないのでしょうね…。

FEEL YOUNG 12月号   祥伝社 <漫画・雑誌> 352円

いちばん上


2000年11月5日(日)

能瀬くんは大迷惑!Jr編 3 辻よしみ 徳間書店 <漫画・単行本> 533円

 こちらはサイン入り。買わないわけにはいかないでしょう。いや、何冊買ってもいいんです!

A.LI.CE 1 吉本昌弘,木崎ひろすけ 角川書店 <漫画・単行本> 580円

 「少女・ネム」の連載が中断されて以来、随分と久しぶりの木崎ひろすけの単行本です。「エース」連載時は、随分と白く、絵が荒れているような印象を受けていたのですが、単行本になり、いい紙、いい印刷で読むと、全然そんなことはないのですね。確かに白いのは間違いないのですが、それは明らかに意図的なもの。スクリーントーンをいっさい使わず、線で画面を構築するという方法論を選択した結果、こうなっているのは間違いないでしょう。懸案であった精神的不安定さも、巻末のあとがき漫画を見る分には大丈夫な様子。連載も続いていますし。この調子でうまく作品をまとめあげてほしいと思います。

いちばん上


2000年11月4日(土)

バクネヤング完全版 松永豊和 小学館 <漫画・単行本> 2500円

 あのバクネヤングが帰ってきました。全体の構成はバクネが大阪城を占拠し、ヤクザや警察を向こうに大暴れする前半と、日本支配のために国会議事堂を爆撃しようとする蓮華と、意識体になったバクネが戦う後半に分かれており、後半はほとんど書き下ろしになっています。
 漫画としてのテンションは前半の方が高いです。ただ「ケンカで地球を征服する」ことだけを目的に、無秩序に騒ぎを大きくしていくバクネ。それに対するヤクザも警察も、その無能ぶりをあらわにするばかり。特に真面目一辺倒で正義感の強い特殊部隊の警官が、その真面目さを逆手に取られて虫けらのように殺されるあたり、実にニヤニヤしてしまいます。また、警察の長である剃神も、バクネを殺すためだけに生きてきた城山も、いざチャンスになるとバクネに手を下すことができない。そうした描写に、作者の強い意図を感じるところです。度胸のないヤツは何をやってもダメ、という。ともかくも「衝動」のみに突き動かされるバクネの様子は強いドライブ感覚を生み出すものになっています。
 後半は一転して精神世界へ寄った展開になっています。一貫して語られるのは罪の報いとは何か、という主題。罪に対する罰を受けた、と考えるバクネは、意識体になって爆撃を防ごうとしますが、結局最後まで問題は解決しません。後に残るのはつよい寂寞感。前半と後半の鮮やかな対比は実に興味深いものを持っています。漫画としての出来は確かにちょっとテンポが悪くなってしまうのですが、向かおうとしている方向性には感じ入るものがあります。

GOGOモンスター 松本大洋 小学館 <漫画・単行本> 2500円

 なんと書き下ろしの松本大洋の単行本です。そのボリュームは実に450ページ。約2年かけて描きためられたもののようです。おとなには見ることの出来ない世界を見ることができる少年・ユキ。だがユキは強い危機感を抱いている。次第に向こうの世界が見えなくなっているのだ。向こうの世界の有力者・「スーパースター」に交信を試みるが、それも次第に弱くなっていく。そんなユキを見守る用務員のガンツ、クラスメイトのマコト、トリックスターの箱をかぶった少年・IQ…。背後に流れる物語そのものは実に明快なものなのですが、そこは松本大洋、アレゴリーとメタファーで画面を埋め尽くし、単純な「納得」を許さない内容になっています。これは何年でもかけて「読む」シリーズに入れなければならないと考えた次第です。コミケに受かってれば『「GOGOモンスター」を読む・序論』を出そうと思っていたのですがね。2月のコミティアにはある程度まとまったものを出すつもりです。

能瀬くんは大迷惑! Jr.編3 辻よしみ 徳間書店 <漫画・単行本> 533円

 体内にある「水の世界」の影響により、とうとう女の子になってしまった、たあちゃんこと能瀬龍彦くん。そりゃあだぶだぶの制服を着て精一杯強がっていたたあちゃんもかわゆいのですが、本格的に女の子になってしまったたあちゃんもまた可愛いのですよ!「敷居の住人」と共通する、「可愛い男の子/女の子を作者の楽しみに基づいて玩弄する」という構造があるのが微笑ましくも楽しいです。ややジェンダー論的に無神経な展開が目立たなくもないですが(髪を伸ばすことによって「女の子」を表現するとか)、このノリがあれば特に問題はないでしょう。作者、および読者に弄ばれまくるたあちゃんの明日はどっちだ!?

毎日晴天! 1 菅野彰・二宮悦巳 徳間書店 <漫画・単行本> 533円

 これも「Chara」掲載作品です。えーっと、美しい少年&青年6人が、一つ屋根の下に住み、ホームドラマを繰り広げます。なぜ買ったかというと、まず線に少女漫画的なクセがなく、男性の私にも親しみやすいこと。次にその設定の素晴らしさ。主人公・大河(25歳・全部で5人兄弟)と阿蘇芳(16歳)は、編集者と人気SF作家という関係。ところが阿蘇芳は大河を慕うあまり大河たちの姉と結婚、美しい男ばかり5人の家に転がり込む。編集者と作家という関係から、義弟と義兄の関係へと変わるのです。ああ、家庭内ボーイズラブとは…。そして最後は5人兄弟の末弟・真弓くんのあこぎなまでの可愛さ。女物の浴衣を着こなし、周囲からも女の子と同じタイプの人気を博する…。あこぎなのはあこぎなのですが、それも突き抜ければぜんぜんオッケーだと思います。

秘蜜のささやき ほしのふうた フロム出版 <漫画・単行本> 838円

 最近のロリ漫画において俄然注目されている作家の初単行本です。確かに他の作家と比べて決定的に「抜けて」いるところがあって、それは線の伸びやかさと、子どもらしい躍動感があるところです。懐かしい「子ども向け漫画」の徳目を持っているのですね。そうしたタイニーな要素を持ちながら、きちんとやることはやっている。そうした微妙な「節合の妙」があるところが注目される理由だと思います。

コミックマスターJ 6 余湖・田端 少年画報社 <漫画・単行本> 495円

 今回は「最後の漫画」の一連のシリーズが載っているために、実に盛り上がるものとなっています。Jの過去も少しずつ明らかになって、大きなストーリーも動き始めていますし。ともかく面白いのは「人類を守るために漫画を描くんだ!」というくだり。そんなのあるかー!とツッコミを入れたくなるものですが、二重に説得力を持っていると思います。ひとつは今までの芸術の歴史をふまえている点。哲学でヘーゲルがそうであったように、ピカソの後は本来的なファインアートは滅亡していますし、ストラヴィンスキーもまた同様。ストラヴィンスキーじゃなくてシェーンベルグやショスタコーヴィチやシュトックハウゼンじゃないの?という異論はあるでしょうが。もう一つは「漫画ならではのホラ」がうまく機能している点。そう、漫画なんだから風呂敷はどこまで広げてもいいんです!ただ残念なのは、ここまで盛り上げてしまうとその後が辛いこと。現在のアワーズ本誌での連載がちと辛くって…。まあ謎がすべて明かされてしまった訳ではありませんし、ストーリーはまだまだ続くはず。今回のような超絶的な盛り上がりもまだまだ可能なはず。それに期待したいと思います。

ジオブリーダーズ 6 伊藤明弘 少年画報社 <漫画・単行本> 495円

 やはり「まとめて読むと面白い=単行本でまとめて読まないとダメ」な漫画なんですね。ストーリーのつながりがわからなかった部分もきちんと補完されていますし。OVAのネタが全体のストーリーの流れのなかに組み込まれているのに、連載時にそれについての説明がなかったというのは随分と考え物だとは思うのですが。あと見返しのところになんの説明もなく美晴くん(スパイ)のトップレスの絵が入っているのが「間違いまくっていて」いいです。

あずまんが大王2  あずまきよひこ メディアワークス <漫画・単行本> 680円

 「1巻の終わり そして2巻の始まり」という人を食ったキャッチコピーのこの本、内容も実に人を食ったものになっています。何も始まらず、何も終わらない。ただ単にそこには「間」があるだけ。それは確かに人を食っているのですが、その姿勢が透徹しているために、笑いも浮かぶものになっています。うん、やっぱり面白いや。それからそれぞれのキャラクタが巧妙に「萌え」を狙っているのが素晴らしいです。一見がさつな神楽さんも、スクール水着焼け残りにビキニで登場するのですから…。ガチャポンはすべて集めねばなりませぬか…。

コミック・ファン10号   雑草社 <漫画・雑誌> 705円

 特集は同人誌の歴史です。新人漫画家の登竜門として、現役漫画家の創作意欲の現れの場として、そして何より欲とカネの渦巻く場としての同人世界。漫画を語るうえでは、絶対に避けて通れないものなのは間違いないでしょう。ただ残念なのは表紙がDr.モローであること。そりゃあ同人世界の象徴として彼を起用するのはわかりますが、もう一方で彼はコミケの不合理・不条理・権威性のアイコンでもあるはず。なので随分げんなりするところです。なぜ「みるく☆きゃらめる」は4回連続で落選なんじゃあ!!あ、例によって私の文章が載ってます。今回のレビューは『恋の門』『彼女とデート』『バスルーム寓話』、そして別枠で『フェミニズム・サブカルチャー批評宣言』です。良かったらご覧になってみてください。

Cutie Comic 12月号   宝島社 <漫画・雑誌> 476円
アフタヌーン 12月号   講談社 <漫画・雑誌>
マガジンZ 12月号   講談社 <漫画・雑誌>
少年エース 12月号   角川書店 <漫画・雑誌>

いちばん上


2000年11月3日(金)

楽楽 宇仁田ゆみ 白泉社 <漫画・単行本> 505円

 「ヤングアニマル」で気の利いた掌編を発表していた作者。このたびめでたく単行本にまとまりました。基本的なオハナシは若い男女の恋愛もの。見た目20歳くらいなのだが、実はものすごく若作りで、20年全く変わらないと評判の女性、イルカ。彼女はいつも楽器屋にスコアを買いに来る。そしてすごくいい声を出す。そんな彼女に、楽器屋のバイトの男の子はベタ惚れ。機会を見計らってはイルカと近づこうとする…。このほかにも、セックスでの行き違いにとまどう高校生のカップルといったオハナシが描かれています。セックス描写などをテレずに描いているのが好ましいです。また描線の素直さもいいですね。確かにちょっと力強さという点では物足りなくも思いますが、長くすらっと伸びた手足、自分なりによく考えてある表情の付け方など、惹かれるところは多いです。ういういしい恋愛ものをみずみずしく描いた佳作といえましょう。今度は結構重めのオハナシにも挑戦してほしいところです。

トランジスタにヴィーナス 1 竹本泉 メディアファクトリー <漫画・単行本> 552円

 思えば随分遠くに来たものだ、という気がします。正統派(?)少女漫画からスタートした先生が、すっかり骨抜き系青年漫画を描いているのですから。レズというより「女の子が好き」なスパイ、イーナスの活躍を描いた作品です。『トゥインクルスターのんのんじー』などでも分かるとおり、竹本先生はソフト・すけべえなオハナシが大好きだったわけですが、これまでは自ら節制してきたふしがありました。しかしこの作品では違います。スパイものといえば色仕掛けは当然。そうした舞台を設定して楽しそうにエッチな描写をすることすること。決して直接的ではないですが、だからこそ脳内のスケベ根性を刺激される内容になっています。それに加えて二つの徳目が。一つはそれでも絶対にちくびを見せないこと。もう一つは際だってオハナシがくだらないこと。イーナスが猫に変装してとかげ人たちの目を欺く(ヤツらはとかげなので人間の見分けがつかない)オハナシなどは、あまりのくだらなさに倒れそうになってしまいましたよ。で、もちろん、それがいいんです

俺は悪くない 2 山田ユギ 芳文社 <漫画・単行本> 562円

 表紙でいきなり熱いベーゼを交わしあう男二人。買ってきてみて気づいたんですが、やはり男の私にはちと恥ずかしい表紙ですね。店員が怪訝な顔をしていた理由がようやく分かりました。それはさておき。オハナシの方はいよいよ佳境に。少しづつ関係を深めていく梶(攻)と中村(可愛い・地方出身・受)。だが梶にホレている女が邪魔にはいる。学園祭用の映画撮影に入る彼らだが、どうしても現場はぎくしゃくする。そんななか、ちょっとした諍いから中村が12針縫う怪我をしてしまう…。いいですなあ。上手くオハナシの盛り上がりを含めているところが。そして最後に「その後」が描かれています。余韻を持たせる終わり方は反則!といいたいのですが、ユギ先生は小ネタを使って、ハマリがちな凡庸さから逃れています。やっぱり上手いよなあ、と唸ってしまうところです。あとは短編「拾ってください」が載ってます。男同士でもラブは良し!ラブラブばんざい!

いのち短し恋せよおとめ 3 新名あき ソニー・マガジンズ <漫画・単行本> 520円

 どうせ最後は兄弟3人と姉妹3人の合同結婚式+ひょっとしたら中年カップル誕生か、と思っていたのですが、流石にそこまでベタベタにしなかったようで。ですが何の脈絡もなく、久遠寺のお手伝いさん(ぐるぐる眼鏡の島田さん)の幼なじみが現れ、いい仲になってしまうところに倒れてしまったことですよ。もちろん、それがいいんです。このヌルさ加減が気持ちよかったのですね。バーズはこの作品といい、『愛をあげよう』といい、サクっと終わらせてしまいましたが、この両作品がもたらしていたヌルさが、バーズの一つの味だっただけに、少々残念なように思います。

エンブリヲンロード 3 やまむらはじめ ワニブックス <漫画・単行本> 900円

 快調快調。やまむらがノッて描いていることが、画面から伝わってきます。アスタルテに隠された謎、ホーリィが抱える事情、「汚れてしまった」ことを嘆くトバルカイン隊長と、少しづつ問題の核心へと関わっていく新人クオノ、ピンチに陥るセイと、アスタルテを思わせる雰囲気を持った不思議少女…。オハナシは錯綜しているようですが、実はかなり綿密に構築されていることが分かります。そして何よりいいのが、オハナシの深さと、人物描写がともに響きあい、全体に強い緊張感を醸し出していること。レイラインに沿って現れるセフィロトとそれを感知できる能力を持ったダウザーたちは、いわばドルゥイドや「森の人(ナウシカ)」とでもいった存在。対するシェキナーズは、近代化した人間の業を反映したような存在。簡単な二項対立に陥りそうな構図なのに、そこにうまくセイやホーリィ、アスタルテを絡める。一方でシェキナーズの側も、トバルカインを丹念に描くことによって、その存在の単純さを払拭している。いい作品じゃないですか。このテンションを保ち続けてほしいものと思います。必然性のある、それでいていい感じのサービスシーンも見逃せないところです。

地獄  西岡兄妹自薦作品集 西岡兄妹 青林工藝社 <漫画・単行本> 1500円

 「ガロ」や「アックス」で、独特の絶望的なオハナシを紡いでいたふたりの、商業的には初の単行本です。92年から97年の作品を収録。共通して描かれるのは、現世に対する絶望と孤独、疎外感です。顔のない女、人間性が欠落した自分の分身、目玉のない天使、ありきたりな日常を地獄と感じる男…。どれもこれもやりきれないほどの絶望に満ちています。そしてそれを強化するのがとらえどころのないと形容できる絵柄。とくに目の表現が特徴的です。岡田史子を思わせる瞳の塗りつぶし、焦点が定まらないことを強調した瞳、目そのものを描かないという手法…どれも作品全体に強烈な不安定感を与えています。そこにおそらく彼らの描こうとするものがあるのでしょう。気持ちよくはないものの、考えさせる作品集になっていると思います。
 ちなみにこの作者は最近の方がいい作品を描いています。この作品集に収められている作品からは、マジの暗さを感じますが、最近の作品はその暗さを上手く計算し、よりいっそう訴求力の強い表現を行っています。ですから是非最近の作品を収めた作品集も出してほしいと思います。

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Last-Update: Thursday, 13-Nov-2014 09:16:50 JST