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2001/01/17(水) 20:47:02 ヤマナ |
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今日は久しぶりに映画館に行って深作欣二監督「バトル・ロワイヤル」を観てきました。 「エヴァンゲリオン完結編」を観て1週間落ち込み続けた過去があるので、中学生クラスみんなで殺しあうという内容になかなか怯えていたのですが観てみたら全然へっちゃらでした。 もっとカルトな感じにも出来る題材だし、詰めが甘いって言い方も出来ると思うけど「中学生42人殺し合い」で青春映画に仕立て上げる手腕っていうのも相当したたかなものの気がします。やたらにテンポはいいし、子供達の死にざまもあっさりしているので(主要キャラは決めゼリフ残して死ぬんだよ。最初ひいたけどだんだん楽しみになってしまったよ。)目眩ましされているのかもしれないけど…。それはそれでしたたかだよな。 なんで怯えながらも映画館に足を運んだかというと「栗山千明がきれいに映っている」という風評を聞いたからです。期待に違わず美しかった。美少女万歳。役柄もかっこいい。そうだ!痴漢は去勢していいんだ!あと、教師役のたけしが不気味でよかったです。結末までとらえどころのないままでいてくれてもよかったなあ。 中学生達、いきなり銃器を使いこなせたり、「アンタ本当に人間か!」みたいなキャラがいたり、ツッコミどころもたくさんあるんだけれど、テンションの高さでカバーしてる印象。熱くオススメはしないけど、気になるなら観に行っていいかも。なかなかおもしろい映画でしたよ。ちなみに原作は読んでないしあまり読みたいとも思ってないです。むしろ深作監督代表作「仁義なき戦い」が気になる。大学時代の恩師が大ファンだったんだよな。 あと、昨日はビデオでエリック・シャレル監督「会議は踊る」(1931年・ドイツ)を観たのだ。軽快で、ちょっぴりセンチなオペレッタ映画。 |
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2001/01/17(水) 22:25:53 とりこ |
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うわあー。増えてるう!(ウレシサいっぱい) そうか。そうだね。要するにアタシは、「外部と自分の摩擦に困難を覚える」というカテゴライズで両者をひとくくりにしてみてただけなので。両者のスタンスという点にまで考えが至っておらんでね。(浅い浅い) 更には、「その『困難部分』を「『イカリ』に変えて自己正当化に燃え走る」んでなく、『ユーモアという形に変換』という処理をしている」という点からくくっていたので、ブコウスキーやヴォネガットすらもひとつの中にくくれてしまうという。キミの言うとおり、スタンス的に両者は対極の位置から攻めていると思うよ。 会社勤めしておるニンゲンは、だれしも心の中に「プチ暗阪氏」を飼っていると思う。会社辞めた時点で氏は社会参加のカタチが変わったと思うなあ。ズバリ羨ましいよ。自分の才能で世の中を渡っていけない自分としてはね。組織に属することで、ひとりで立つより楽になることもありはするけれど、代償はでかいぜ。ホント。 『彼らの(略)2000年』。「メディアに現れたテクノロジー」ってゼミを取ってたんでなんとなく推察いたしやす。そりゃ興味津々。借りたの買ったの?いか文庫に収録したなら今度是非見せて。新潮社もナイスな企画するのう。やっぱお金あるのかしら。ステキ!もっとやって!! 『バトルロワイヤル』。風評は聞くがゼンゼン興味なかったので、ひたすら君のご意見を拝読。ふーんそうなのか(ちっと興味持ったモヨウ)。 ところで、諸星大二郎を紹介して下さった知人、何故だか今度は諸星でなく丸尾末広を読めと仰る。なんでだ。 |
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2001/01/18(木) 14:25:14 ヤマナ |
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ちょうど今ネーム明けの本読みたがり・感想話したがりシーズンみたいです。なのでとりこの返事を待てないせっかちさんになってるかも。 さて>丸尾末広なのだけれど。美意識の漫画家です。エログロナンセンス耽美、パワー全開!って感じです。はまれる人はどっぷりはまれるし、受け付けない人はまるで受け付けない。私の場合は「この人はちょっと苦手だなー、いやむしろ嫌いかも」と思いつつそのイヤパワーに惹かれてちょこちょこ立ち読みしていた10代のメモリアルがあります。 あでも「少女椿」と「風の摩天郎」は好きで単行本買いましたよ。特に後者はレトロ風味へんてこ少年漫画でおおらかな味わいがあって好きだ。「少女椿」はラストの取り残され感が好きだ。まあせっかく機会があるのなら、好き嫌いに関わらず一度読んでおくと面白い漫画家だと思います。 倉坂氏関連のあれこれはスッキリまとめてくれてありがとう。「組織に属す才能」っていうのは本当にあるよね。毎日会社に出かけて働く世の人々を思うと私には大切な何かが欠けているのだなあと感じます。しかも一人立ちも出来ていないしなあ。あ、暗くなる。この話題はそのうち酒でも飲みながら語り合いましょう。友情パワーだ!(うるさい) ところで私の場合、漫画以外の本は「買ってきた」と言ってない限りほぼ図書館で借りてきたものです。なので「彼らの夢見た2000年」は私からは貸せないのです。ゴメンね。 |
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2001/01/18(木) 23:44:05 とりこ |
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丸尾末広情報をアリガトウ。読めるよう祈ってて。 トコロで、速報(?)っす。懸案(?)の北村薫さんの新刊『リセット』は本日(1月18日)発売予定。 明日、ちょうど別の本探す用事もあるので、書泉あたり行く予定なんだ。ついでなんで(金曜だし)茶水にも行くかも。 テリーマンより。 |
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2001/01/19(金) 12:11:45 ヤマナ |
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「リセット」ついに出たみたいだね。めでたい。 出たと言えば「サイボーグじいちゃんG」の復刻版が出てたよ。自分の分はリアルタイムで買ったコミックスがちゃんととってあるんだけど…この機会に現役ジャンプ読者の若者がGちゃんやガンテツやみんなを好きになってくれたら嬉しいよなあと、本屋で夢心地になったのでした。年寄りくさい感慨だけど。 河合隼雄「猫だましい」(2000/新潮社)を読みました。猫を主人公とした様々な物語を基に、猫の諸相を通じて、人間のたましいを語った本です。河合隼雄さんの本はいつも「たましい」とか「心」とか不可解なものを、まず、不可解なものと認めた上で、ではどのようにその不可解なものとつきあっていけばいいのか、ゆっくりと考えている感じがあります。闇を切り裂く明快さはないけれど(というか、河合さんはそういうものを信用していない節がある)、誠実でやさしくて好きだなあ。 この本ではル=グウィンの「空飛び猫」を取り上げた章の「なぜなし」の話が印象深かったです。「なぜ」「なぜ」と、答えをせかすところからでは見えない真実があるのではないか、という話。わけのわからないもの、ことの持つ美しさというのは確かにあるのだよね。メルヘン漫画家のはしくれとしても、肝に銘じておきたいと思うのでした。 「たましい」つながりというわけではないのだけれど、みうらじゅん「マイブームの魂」(1997/毎日新聞社)も読みました。文章のバカとセンチのバランスがよくって、今更読んだけどちゃんと面白かったです。しかしこの人の「マイブーム」ってやたら息が長くてのめり込み度も高いのだ。元祖がこれでは、あまり気軽に「マイブーム」なんて言葉を使ってはいけないのでは?という気がしてきました。まだ死語じゃないよね?マイブーム。 |
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2001/01/22(月) 11:28:53 ヤマナ |
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岩館真理子の新刊が出ましたよ。 岡谷公二「ピエル・ロティの館 エグゾティスムという病」(2000/作品社)読了。小説「お菊さん」で有名な作家ピエル・ロティを、再評価しようという試みの本です。ロティって「そういえば聞いたことがある」程度の知識(といえるのか?)しかないし、小説作品にもまるで興味がないのだれけど、サブタイトルの「エグゾティスムという病」に惹かれて手に取ってみました。ポストコロニアル批評の本かと思ったら、ポスト・ポストコロニアル批評な本なのでした。植民地政策批判的な見地から断罪されていた「エグゾティスム」と言うものを、「想像力」の見地からもう一回見直してみましょう、という主旨のようです。 …とかなんとか、小難しげなことを言ってみましたが。イカ的には伝記的な興味で面白く読み進められた本でした。ロティって人、ずいぶん変わった人なのです。海軍士官としてまわった世界各地の思い出の品を利用して、生家に「中国の間」だの「トルコの間」だのそれぞれの国の雰囲気を再現したとんでもない部屋を作ったり。体を鍛えるためサーカスに入ったり。変装趣味もあったらしいし。盛りだくさんです。この本には民族衣装に身を包んだロティや、ロティが改造した部屋などの写真も色々掲載されていて、奇妙な雰囲気がいやがおうにも伝わってきます。ステキよ。 ちなみに写真とか図版が多いのはこの本が刊行されている「叢書メラヴィリア」っていうシリーズの売りみたい。巻末の刊行リストを見ると鹿島茂さんの「明日は舞踏会」とか、気になる書名が並んでました。 |
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2001/01/23(火) 23:17:52 とりこ |
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書き込み遅れがちでゴメンね…。 さてさて、キミのお薦めマンガ、竹本泉「ねこめーわく」および「ちまりま・わるつ」を読みました!かわいいよう…(泣) SF・FTファンのワタクシ的には後者がさらにラブでした。が、「ねこめーわく」もFT且つSFなので、もうあたしゃ大喜びでございます(^_^)。 そんでもって、「ちまりま…」は、これがまた激烈カワイイし。んもーどうしようかこれ。とりあえず今月いっぱいはこれでゴハン食べられますアタシ。ステキなメガネ君もご出演なのでキミもお気に入りの1作かと?なんつって。今度、イカにアタクシが気が違ってしまったか、詳細をご報告いたしますわ。 それにしても、竹本泉好きなんだったら、コードウェイナー・スミスを早く読んでくれー。頼むう。猫娘も出るよー。かわいいぞー!!(まじで)未読なら「ノーストリリア」から入るのがお薦めかも。あるいは順当に「鼠と竜のゲーム」。ハヤカワ文庫から出てます。※表紙絵にびびってはいけません。 そして、山名沢湖さんの新刊「GOOD NIGHT」。(※同人誌作品です)読ませていただきました。(これだって「読んだ作品」だい!!) 「OUR'S LITE」今探してます。(とりあえず多●屋にはナイモヨウ…) |
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2001/01/25(木) 00:21:49 ヤマナ |
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現在実家におります。東京駅で食べた唐揚げラーメンがおいしかったです。 さて「ちまりまわるつ」ですが。そりゃもうお気に入りでございます。キャラクターがかわいい。世界観がかわいい。アイディアがかわいい。かわいいの三冠王だ! お察しの通り米太郎ちゃんラブなので、米太郎メガネの秘密の話は特に大好きなのです。竹本泉の描くやたらあわあわした女の子に目がないので、ちまりちゃんも大好きなのです。天国に電話が通じちゃう世界観も大好きだし、なんか好きなところあげていくとキリがない。私にとって思い出すだけで多幸感で鼻血ブーな漫画なのでした。とりこが気に入ってくれてとても嬉しいよ。嬉しいついでにコードウェイナー・スミスを探すよ。いつか読まねばとは思っていたのだ。 新幹線の中で小林恭二「首の信長」(2000/集英社)を読みました。日本史パロディ短編集…でいいのかな。短編集なので全部が全部というわけではないのだけれど、ユーモア極まって凄惨というか、凄惨極まってユーモアというか、そんな味があって面白かったです。特に表題作は凄いぞ。首飛びまくりだ。そしてSFだ。あと古事記編纂小説「24人の稗田阿礼」はこの本に収められた作品たちの製作意図を暗に物語っているようで、興味深く読みました。 小林恭二の小説は他に「瓶の中の郷愁」「ゼウスガーデン衰亡史」「カブキの日」がおすすめ。筒井康隆が面白く読めるなら、きっと楽しめると思います。 |
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2001/01/28(日) 11:14:02 とりこ |
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『首の信長』は書評で見て、気になってました。読みたいよう。面白そうだなあ。 ところで、『ちまりまわるつ』いいね。ホントに。薦めてくれてありがとう!! ユートピアマンガは、ラストにその喪失が描かれているとアブナイ(と思う)んだが(ゆうきまさみの『あ〜る君』然り、桑田乃梨子『男の華園』然り)その点、『ねこめーわく』は期限限定かもしれないが世界は失われずに済んでめでたかったっす。「ちまりま」の世界も終わってない。いいぞ。 先日『パリの確率』観て以来探していた『百貨店大百科』(セドリック・クラピッシュ監督)やっと観ました。きっとキミなら気に入るだろうとあちこちで言われてたので、気になってたのです。 歌が印象的という話でしたが、確かに印象的でした。しかし驚きといえば、ワタシ的にはスーパーマーケット(回想シーンの)が一番の驚きでした。 ビデオなので『猫が行方不明』の宣伝も入ってたのですが、宣伝自体がスデにかわいくて。こっちも観たくなりました。 今2冊もののアンソロジー集(SF)を読んでます。2冊め残り四分の一ほどなので、読んじゃったらご報告いたしますね。
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2001/01/30(火) 10:35:23 ヤマナ |
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浜松に帰ってきました。実家では弟の本棚からひっこぬいて漫画を5冊読みました。荒木飛呂彦の短編集「死刑執行中脱獄進行中」(1999/集英社)はハッタリまみれで面白かったよ。タイトルからしてかっこよすぎ。カラーページも収録されていて、唇がキミドリ色の男子とかいいもの見せていただきました。JOJOは第5部に入った辺りで読むのがおっつかなくなってんなあ。 帰りの新幹線で読んだ本。ドン・ウィンズロウ/東江一紀訳「ストリート・キッズ」(1993/創元推理文庫)。読書を愛する青年探偵が主人公のハードボイルド小説です。ハラハラ展開に引き込まれて分厚い文庫本一気に読みましたが、切な風味青春小説としてもなかなかいい感じでしたよ。 「読書はすてきだった。読書はすばらしかった。本を読んでいれば、寂しさとは無縁でいられた。寒気も恐れも感じられず、いつも誰かがそばにいるよに思えた。」なんて叙述に胸を焦がすイカなのでした。 「百貨店大百科」観ましたか。私はマラソンのシーンとかも好きよ。ばかっぽくて。「猫が行方不明」もスピーディーで楽しいです。婆さんどもがいい味でした。 竹本泉の漫画ってそういえば「終わり」感ないよね。読切とか、たまに「ここで終わっていいのか?いいのか。」みたいな気分になったりします。「あおいちゃんパニック!」最終回もいったん「おしまい」になった後に、何故か2ページあおいちゃん家の日常風景が描かれて「こんどこそほんとにおしまい」ってなるんだよ。「なかよし」で読んだとき子供心に「漫画は終わってもあおいちゃんたちの世界はこうして続いていくんだなあ」みたいな不思議な感慨にふけったのを覚えています。単にページが余っただけかもしれんが。 桑田乃梨子の漫画も「終わり」感ないなあと思っていたので、「男の華園」のラストはかなり衝撃でした。とりこも泣いたんだっけ?私も読み返すたび咽び泣くよ。ただ、作品内の楽園世界にピリオドを打っても、桑田先生自身が変わらず「永遠の放課後」感を大切にしているのは一貫してるなあと思いました。だからこそあのラストが優しく切なく胸にせまるのだろうなあ、とか。 竹本泉でも「魔人 空を行く」(「虹色♪爆発娘」収録・1991/主婦と生活社)なんかはラストにほのかな喪失感があるかな。宇宙船の中で数百年の眠りから目覚めてしまった魔人と宇宙船の中で生まれ育った女の子のお話。ほんわか切ないよい漫画です。
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