| 2001/03/11(日) 03:17:56 とりこ |
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出たよおおひなたごう「おやつ」第4巻(秋田書店、少年チャンピオンコミックス)。買って3日放置してました。だって読むの勿体無くって。&我慢するのがまた快感で(変態でスミマセン)。 さて今ワタクシは、恩田陸「月の裏側」(幻冬社、2000年)を読んでいる真っ最中です。怖いよう。うえーん。でもこの際だから、もし読むなら、まず先にJ・フィニィ「盗まれた街」(ハヤカワ文庫)にしてね。 何しろ本文中に「『盗まれた街』読んだことある?」って出てきちゃうんだから、読んでおかない手はない。(こっちだって面白いんだから、何の損もなかろうよ) で、「月」ですが、「盗」よりずっとずっとコワイっす。うえーん。ホラーだ。コワイよう。キングが怖くて読めないというキミに、果たして薦めてよいのか…(今夜も寝られないなあ、フウ…)前書いた「光の帝国」は安心してお薦めできるけど。 しかし、『はなればなれに』観たいなあ。『女性上位時代』はもっと観たいなあ。くそう。誰かつきあってくんないかな〜(映画って、一人で観るのって勿体無くない?)これで奢りと来た日にゃー、ホイホイとついて行くよ今のアタシなら(会社のホワイトデー、映画券で返ってこないかしら)。 コバルトを語り出したら、長くなるのは必至だよね。1回や2回じゃとても足りないよ。別枠で特集でもやらないと(やるか?)。氷室冴子のサイン本、イカ文庫開架に今も出てますか? |
| 2001/03/11(日) 23:55:57 ヤマナ |
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「おやつ」第4巻、うちも買いました。ゼリーの両親に衝撃を受けました。おおひなたごう、読者投稿キャラの扱いについてはもはやゆでたまごを越えたのでは!?みたいな気持ちでいっぱいです。謎スポーツ「パワーホライズン」もますますルールが読めなくなっていってス・テ・キ。ギャグ漫画ってええな。がんばれたんこぶ博士! とりこオススメ本、ジャック・フィニィ「ゲイルズバーグの春を愛す」(1980/ハヤカワ文庫FT)を読みました。ノスタルジック&ロマンチックな短編集でした。内面描写がわりかし素直というか単純で、作品によっては今読むにはちょっとベタかな?という気持ちにもなったのだけれど、表題作とか「愛の手紙」とか、「ノスタルジーにとりつかれてしまった人々」を描いた小説ではその単純さがそのまま作品の強さになってる感じ。ひねくれ者の私にも楽しく読めました。「盗まれた街」も探すよー。 ところでとりこは「ゲイルズバーグの春を愛す」の表紙イラストを描いた内田善美さんの漫画は読みましたか? 内田善美さんは「りぼん」や「ぶ〜け」で描いていた少女漫画家の方。フィニィ好きならいけると思う。というか、かなりフィニィの影響受けてたんだなあと、「ゲイルズバーグ…」を読んでやっと気付いた私です。フィニィ的ノスタルジック&ロマンチックな世界を少女漫画的に繊細・耽美に描いた感じ、と言えば作風が伝わるかしら。 イカの一押しは「星の時計のLiddell」全3巻(1985-86/集英社)です。夢の中の古い館、そこに住む美少女、漂う金木犀の香り、そしてそれらに心を囚われた青年と彼を見つめる主人公。切なくて、なによりとても美しい漫画です。イントロからいきなり「幽霊になった男の話をしようと思う」ですよアンタ。 繊細なペンタッチで描かれた緻密な絵がまた、夢の世界の実在感をしっかり支えていて素晴らしいです。基本的にはもっと隙のある絵柄の方が好みな私でも、この絵の魅力にはあらがえません。ていうか、小学生の頃この漫画の1巻の表紙に一目惚れしたのが内田善美さんとの出会いでしたよそういえば。ハードカバーの本なので、小学生のこづかいでは手が届かなくて、実際買ったのはその6年後の話なのだけど。 十年以上前に筆を折ってしまった漫画家さんなので、見つけるのはむつかしいかな?したら宅急便で送るから!待ってて! |
| 2001/03/15(木) 18:46:49 ヤマナ |
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久美沙織さんの「ドラゴンファーム」シリーズは多分5冊完結だと思います。 「とりイカ」、コバルト文庫特集もやりたいね。「コバルト文庫思い出の1冊」(とか2冊とか3冊とか)みたいなやつ。とは言え、我々が読んでたあたりはもはやごっそり絶版かもしれないなあ。 そしてMYコバルト文庫もほとんど手元に残っていない上、手元に残した2冊(サイン入り「シンデレラ迷宮」と「シンデレラミステリー」)は実家だ。準備期間をいただけるとウレシイでござる。せっかくなら一度手放した本も、読み返してみたいなり。もちろん思い出話に徹しちゃってもいいんだけどね。 トキメキ★少女漫画情報。小坂理絵先生の新刊が出たよー。 タイトル通り吸血鬼モノ。相変わらずの小坂節でよかったです。笑って泣いてときめいて。全般的にわたわたとせわしない中で、ふと空気が止まるような瞬間がとても気持ちよいのです。 ラブで楽しんでいるミステリは私にもあるよ。森博嗣の「犀川・萌絵シリーズ」がそれだ!ひねくれ気味理系人間の犀川助教授と教え子の元気いっぱいお嬢様(でも暗い過去が!)、萌絵ちゃんが大活躍のシリーズです。講談社ノベルズで10冊(?)出てるのかな。人気作なので説明の必要ないかもしれんけど。 このシリーズ、耽美の香りが漂う推理小説としてもなかなかステキです。きっぱりと清潔な耽美で心地よいです。「私的詩的ジャック」とか、すかしたタイトルもいかしてます。だがやはりイカとしては!萌絵ちゃんの背伸び&猛アタックっぷりやら、犀川先生の態度は曖昧、でも内心ドキドキ☆やらが嬉しくて。美しげな殺人事件をオカズに、二人の純情ラブコメっぷりを主に楽しんでおります。なんかね、高級娯楽少女漫画って感じ。 シリーズの半分を読んだ現時点でのオススメは「封印再度」かな。今のところ一番ラブ色が強い、ということで。でも先に他のを一冊読んでじらされておくのもいいかも。シリーズ前半の5冊ならどれから入ってもOKらしいです。ただ「冷たい密室と博士たち」はあんま面白くないので、これから入ってはならぬよ。(ちなみに私はこれから入っちまったのだがな!とほー。) しかし、覆面作家・千秋さんといい、萌絵ちゃんといい、探偵役お嬢様はなんで洋服のセンスが不思議なのでしょう。金持ちのセンスは庶民には理解できないということか?(しかし…) |
| 2001/03/21(水) 17:27:05 ヤマナ |
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今月は好きな漫画家さんのコミックスがたくさん出るのです。嬉しいのです。というわけで、またもオススメ少女漫画。 ジョージ朝倉「恋文日和」(1)(2)(別フレKC/講談社)。 ラブレターがテーマといっても今時の漫画なのでE-mail、FAX等、手紙媒体にも色々趣向を凝らしています。もちろん便せんに綴る昔ながらのラブレターの話も収録されています。イカ的には屋上で拾ったラブレターの話と、兄が弟に遺したビデオレターの話が特にお気に入りです。 作風は激走&純情、ノスタルジック&スタイリッシュ。シャープな絵柄で、映像的な喚起力が強くて、特に見開きシーンにががーんとやられちまいました。映画的かなーとも思うし、漫画ならではかなーとも思う、そんな感じ。 少女漫画のスタンダードをお洒落に新鮮に、しかもきちんと血肉通わせて描ける作家さんという点で(しかもどこか逸脱しているという点で)、桜井明子さんや海野つなみさんLOVEのとりこには、そりゃもう強力に勧めたいです。買え〜。うちの夫からも大プッシュだ! あとね、哲学者・土屋賢二さんのエッセイを3冊読みました。 出ました食えないオヤジ。うんざりする程の屁理屈まみれの文章にフォーリンラブです。饒舌な割にほとんど何も言ってないのが素晴らしい。別役実さんのが不条理系屁理屈とすれば、土屋さんのは脱臼系屁理屈かな。いや、「揚げ足取り系」の方が近いかも。一読すれば哲学者ってやーねー、と心の底から思いますことよ。(でも離れられないの。やーねー。) ちなみに3冊挙げましたが、どれ読んでも同じなのでどれ読んでも平気です。「哲学者かく笑えり」はいしいひさいちが挿し絵描いてるよ。 |
| 2001/03/22(木) 17:24:23 ヤマナ |
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とりこ向け情報。NHK衛星第2で「キャプテンフューチャー」の再放送が始まりました。水曜日18:00〜18:30。あとまだ本屋で確認してないのだけれど、海野つなみさんの新刊が出た模様。 斎藤美奈子「モダンガール論 女の子には出世の道が二つある」(2000/マガジンハウス)読了。 ちなみにこの本が気に入ったら川村邦光「オトメの祈り」「オトメの身体」紀伊國屋書店(1993/1994)なんかも読んでみるといいかも。「出世」バナシではないのだけれどね。近代の制度の中で作り上げられてきた女の子のセクシュアリティについて資料豊富に論じていて、その資料部分(主に大正期の少女雑誌の投稿欄)がかなりおもしろいのですよ。 あと、今日もオススメ少女漫画。 |
| 2001/03/26(月) 14:24:49 ヤマナ |
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なにやら「とりイカ」ならぬ「イカイカイカイカイカ」になりつつあるな。いつの日か「とりとりとりとりとり」とかになって、応戦して下さい。とりこよ。 レーモン・ルーセル/岡谷公二訳「アフリカの印象」(1980/白水社)を読み終わりました。アフリカの架空の国を舞台に、不思議な演芸会を描いた幻想小説です。 この小説、正直かなり読みづらいです。まず、何の説明もなく、奇妙な出し物が並列的に語られていきます。読者おいてけぼり。物語に起伏があるわけでもありません。ただ「そろそろこの本飽きちゃったかもー」と思いはじめるとひょっこり魅惑的なイメージが現れて、本を投げ出すのを許さないのです。水に絵を描く青いボンボンやら、楽器を奏でるみみずやら。あと、作者に機械への偏愛があるのかな?「なんじゃこりゃ」な機械もたくさん登場します。 半分ほど読み終わったところでやっと前半の種明かしが始まります。演芸会の開催の理由とか、出し物のからくりとか、国の成り立ちとか。ただその種明かしは決して理に落ちるものではなく、むしろ描かれた世界の奇妙さを強固に完結させていく働きをしているようです。そしてようやく全貌を見せたその世界は残酷で無邪気で奇妙で透明でとても美しいのです。 読んでいる間はかなり退屈なのだけれど、世界観の強固さ、美しさによってやたら後を引く、という点でバラードの「結晶世界」なんかをちょっと思い出しました。バラードに顕著な「インテリの憂鬱」みたいな自意識はまるで見あたらないのだけれどね。感情やイデオロギーを抜きに、純粋に奇妙さを追求して、小さくて堅固な結晶にした感じ。強くおすすめはしないけれど、とても印象的な本ではありました。 さて、今日のオススメ少女漫画。 |