2001年04月前半

2001/04/03(火) 17:28:08 ヤマナ
タイトル ギャラクシークエスト/らくだこぶ書房21世紀古書目録 今日の気分 結婚記念日

とりこよ。お引っ越しお疲れさま。まだ疲れが抜けてないかな?週末あたりからはまた「とりイカ」通常営業できるといいですね。とか言ってる私は週末は鳥羽に一泊旅行です。へへへー。

新聞広告を見たところ、笙野頼子さんの新刊が出た模様。「渋谷色浅川」新潮社刊。「妄想の東京トレンディ・スポット紀行小説」だそうです。言葉の意味はよくわからんがとにかくオモシロそうですな。

映画を観てきました。ディーン・パリソット監督「ギャラクシークエスト」。1月に大雪に阻まれて渋谷で見損なったアレです。単館上映で終わるかと思っていたのですが、人気があったのか、清水でも上映が始まったのでした。ウレシイ。

で、感想はと言うと、とてもとても面白かった!!です。センスで勝負のおバカ映画かと油断していたら、伏線もびしっと決まったしっかりした映画でした。スタートレックのパロディ映画ですが、スタトレファンじゃない私でもまるで問題なし。今とりこに観て欲しい映画ダントツ一位に輝いています。て言うかもう子供だましのフィクションに夢中になったことのある全ての人にオススメ。たくさん笑って、少し涙ぐみました。「お約束」が「お約束」たる所以を再確認させられた感じ。すみずみまで愛情にあふれた、ステキな映画です。激ラブ!

クラフト・エヴィング商會「らくだこぶ書房21世紀古書目録」(2000/筑摩書房)読了。
2052年の、半世紀ほど未来の古本屋から送られてきた21世紀の「未来の古本」の数々を写真(!)と文章とで紹介した本。

羊羹型の本「羊羹トイウ名ノ闇」とか、凝った装丁の写真を見るだけで楽しめます。懐かしくて新しくてチャーミング。本のタイトルもいちいちいい感じで、私は「7/3 横分けの修辞学」が特に読みたくなりました。「屋上登攀記」もイカスぜ。


2001/04/05(木) 02:16:38 とりこ
タイトル 空色探偵帳/美人道 今日の気分 3月19日(当時)

しばらくネットに繋がれませんでした。スミマセン。ごぶさたしてます。ヨウヤク帰ってきました!

ですが、復帰のっけから情っさけないことに、実はもう夜中の2時半で、明日は5時半起き必須、のもう若くない俺様としては、細々と書きためてたヤツから順繰りにアップしてくことで、ズバリ楽をしようという魂胆です。
ゴメンイカちゃん。とりとりな逆襲で反撃したいトコなんですが。

とりあえず以下は3月19日にアップ予定だったヤツです。

「なかよし増刊号 春休みランド」掲載の、山名沢湖新作「空色探偵帳」読みました!
「メイクできれいになる漫画」特集の中、「帽子で探偵になる」漫画はすごく目立ってます。しかもかなり巻頭。いいぞ!
ミステリファンな私としては、まずは連作化を希望。サブタイトルは「横溝帽子店シリーズ」。今回は密室モノなんだから、ぜひ次はコロシで行って欲しい。当然誘拐から始まるの。又は失踪。(って、おいおい)

ラストのラブリーさには鼻血でした!かわいすぎ。そうだ、あのアイテムって例のカエル氏も喜びそうですね(移動型ジムっぽくて。鉄棒みたいじゃないですか!)。

目立つといえば桜井明子大先生の「美人道」も素晴らしかったです。なんと言っても、主人公が外見による変身に成功しないのだ←イカちゃんのは成功してるもん。探偵に(※チガウ!)。

実は、変身は大好きなんですが(女の子の夢だよ!)、化粧暦も10年になると、もはや「変身」でなく「ごまかし」の手段かも…(リアルすぎ?)
内面の変身に外面がついてくる、というのはウレシく心強い夢です。頑張ってるんだけどなかなか成果出ないわ。って自分のハナシかい。
(だって、トシでも外面勝負でも終わってるアタシには、この夢で行くしか、モウ生きる道が…桜井せんせー!(絶叫))


2001/04/05(木) 02:47:31 とりこ
タイトル 丘の上の宴会 今日の気分 3月23日(当時)

「イカイカイカ」へのメッセージが、もうたーーーーーっくさんあるのですが、それやってると寝られないので、まず先に書き溜めてた分から行っちゃいます…(ゴメン!スマン!!)
ああ、それにしても、ギャラクエ観たいよう!行こうって言ってたのにね!
しっかし、地方と中央の文化格差にゃスデに逆転現象が起きているのではないかね。とりあえず「とりイカ」においては・・・(「中央(比較的)在住」のアタクシが見てない映画を「地方(比較的)在住」のキミが、しかも地元で観てしまってるあたり)。って、さっさと見ろよ俺様。うううー。

以下、とりこの逆襲第二弾です。

ここしばらく、恩田陸と平行して皆川博子を追いかけてました。初期の作品群のドライというか生硬というか、硬い殻の下にたぎるような文章がとりこマインドにヒットしてしまったのです。中でも、「愛と髑髏と」(1985年、光風出版社)収録の「丘の上の宴会」にやられてしまいました。カンヌで賞取った映画「アンダーグラウンド」のラストにどこかかぶるの。そしてその上それだけじゃないの。花見なの。桜なの。今読むのに時期的にもジャストです。これ以上は勿体無くて語れません。

初期のはなーんか熱いのです。 「薔薇の血を流して」(1977年、講談社)も。そこにとり心そそられちゃって。でもワタクシほどイカ心にはヒットしないかも…。でも「丘の上」だけは試してみて欲しい!んですが。

イカちゃんにお薦めするならば「たまご猫」(中央公論社、1991)「鳥少年」(徳間書店、1999)は良かったです。どっちも表題作品に装丁&表紙装画がハマりすぎ(とくに「たまご猫」表紙の、油絵の具が溶けて流れてるような、不気味シュールなポール=ジェンキンス!)。
 作品に言及すれば、「鳥少年」収録の、美老優をめぐる男優2人の楽屋裏での火花を描いた作品とか、色っぽかったですよ〜。こういう世界もあるもんだ。ジジイラブ探求はまだまだ奥が深いな。ホモ好きにもヒットしそう。
 近作の方は、あんまり熱くないカンジなんで、かえってイカちゃんに向くかとも思いますのよ。


2001/04/05(木) 03:00:37 とりこ
タイトル 月の裏側/盗まれた街/マイナス・ゼロ 今日の気分 逆襲はこれで打ち止め
とりこの逆襲第3弾。

ずいぶん前に引き続きますが『月の裏側』(恩田陸/幻冬舎/2000年)を再び。
このお話はちゃんとしたホラーです。怖くないホラーは面白くない。このお話はスナオに怖い。面白いよ!
自分を取り巻く日常が、異質なものへと変貌しつつある。気づいても食い止めることができないまま、いつの間にかぎょっとするほど身近まで侵食されている、みるみる自分だけが取り残される。そして自分も、やがて…、とか、そんなハナシです。その、足元をすくうカンジが、イイです。まじコワイ。

イメージ喚起力と言うのかしら、こういうのは。なんだか自分もいたことがあるような風景がありありと立ち上がってきます。「暖かい」と「怖い」がどっち方向にもハンパじゃなくちゃんと両立しています。秀逸だ。この面白さはシェアしたいよう。怖いのイヤとか言わないで読んで欲しいなー。寝れなくなったらデンワしていいからさ〜。薦めた責任はちゃんと持つ! 今なら「夜中でも電話に出ますよ」保証付き! だから読んで! ねーねー。

で、ここをチャンスとジャック・フィニィ『盗まれた街』もおススメするのだ。
キミ『ゲイルズバーグ』読んでくれたのね!ウレしいわ。 でも、一方アタシは、表紙絵の漫画家サン知らないの…りぼん派だったくせに。不届きモノ。
ついでに言うなら谷川史子も読んでないの。スイマセン無学です。
今度、このへんしっかりご教示願います。マジで。ホントに。宜しくね。

『月裏…』本文中でネタバレがはなはだしいのですが、ネタバレしたって失われる面白さのフィニィではないし、先に読んどいた方が(あるいは読後別立てで読んでも)恩田さんをより美味しく味わうのに役立ちますとも!
と、恩田Fanの誘いこみも試みるワタシ・・・(でも、ホントです。フィニィ作品はノスタルジーの渦なので、恩田Fanをそそるポイントはかぶってると思います)。

で、フィニィ、ノスタルジーとくりゃ広瀬正を推しましょうとも!!(やっと繋がった…) イカ心に訴えるタイトルなら『鏡の国のアリス』って作品もありますが、何と言ってもオススメは代表作の『マイナス・ゼロ』です。ノスタルジー度だけで行くと「エロス」も捨てがたいのですが、「マイナス」は何しろ日本版『夏への扉』と思っててオッケーだから、お楽しみに。♪


2001/04/06(金) 09:33:32 ヤマナ
タイトル 靴を探しに/PICTURESQUE 今日の気分 虫歯?

皆川博子さんは気になってたけど未読だったのです。いっぱい本が出てるのでとっかかりがつかめなくて。とりあえず、オススメの辺り、チャレンジしてみるね。

高田喜佐「靴を探しに」(1999/筑摩書房)読了。靴ブランド「KISSA」のデザイナーさんのエッセイ集です。「KISSA」の靴は持ってないのだけれど、シンプルで可愛らしいフォルムに憧れがあったので読んでみました。さっぱりすっきりした文体が気持ちよかったです。若々しい感性を持ち続けた大人の文章。

タイトル通り、靴に関する文章が多く収められています。さすが「作る側」の本だけあってか、物欲が刺激されると言うよりは、むしろ靴への愛情を喚起させられる感じ。今まで履いてきたお気に入りの靴を思い出したり、今履いている靴を改めていとおしく感じさせられたり。

あとね、草履サンダル作ったりチャレンジ精神旺盛な人で。失敗や試行錯誤を含めたものづくりの楽しさも、読んでいて再確認させられました。なんかね、オレもガンバローって気分になったよ。

あと、図書館で福田美蘭作品集「PICTURESQUE」(1998/朝日新聞社)を借りてきました。パロディ精神あふれる美術家。お絵かき玩具「せんせい」に絵を描いてオークションに出したり(もちろんレバーを引くと絵は消えてしまう)、奇妙で楽しい作品を生み出す方です。この作品集では作品毎に制作意図をのほほんと語って(騙って?)いて、作品だけではなく文章にもニヤリとさせられたり、呆然とさせられたりしました。

立体的な作品、2次元と3次元が地続きな作品が多くて「実物で見ないと魅力半減」な感じはどうしてもつきまとうのだけれど、まあそれは仕方がないかな。まるで触れられないよりはだいぶマシだと思うのです。

ただ、以前雑誌で見てとても気に入っていた「ディズニーの白雪姫の描かれた水墨画の掛け軸」がディズニーキャラの部分だけ、白抜きされてしまっていたのは非常に残念でした。かっこよかったのになあ。ちえー。無粋ですぞ、ディズニープロ。


2001/04/07(土) 15:16:33 とりこ
タイトル 八月の博物館 今日の気分 睡眠不足は悪化の一方

「恋文日和」はチェックしてみます。2冊なら買えそうだし(しかしそんなこんなで、またしても「クロちゃん」が先送りになってしまう…どんどん続刊も出るのでどんどん遠ざかるクロちゃん。お〜い…)。

福田美蘭さんはキミもチェックしてたのか〜。そりゃそうだよね。私は現物を見たことがない軟弱ものでス。印刷物とイラストだけ。
クラフトーエヴィング商會は面白いよね!紹介本も面白そうだス。サスガイカちゃん。
こういうのは一緒に見たいよなあ。図書館デートが懐かしいよ。どこでもドアの発明を切に願う。

あ、笙野さん情報の追加。
新刊はもう1冊出てます。「渋谷…」は、イナカモノ作家が踏み込んだ魔境・SHIBUYAのおハナシらしいですが、もう一冊の「愛別外猫雑記」(2001年3月、河出)は「愛猫家」とカテゴライズされることすら拒む主人公が、自分の「まっとうさ」と周囲との軋轢の中、しかし自分の感覚を頑なに貫くために闘う系のおハナシのようです。頼もしーい!
笙野さん自らの撮影による、猫写真も盛り沢山らしい。
うーん!もう読むしかない!!

今週は「八月の博物館」(瀬名秀明、2000年10月、角川)読んでました。ワタシ実は瀬名さん苦手だったの。今でもそうかも。なのに通勤途上で何度泣いたことか。また詳しく書きます。すごくいいです。身を切るような。おかげで少ない睡眠時間がさらに減る。減って当たり前。これは読まなきゃ。ダメだ。言えない。これは本です。「果てしない物語」の主人公バスチアン=バルタザール=ブックス君が本屋から抱えてきたような、すべての世界への、可能性の扉。いっぱいいっぱい大切なことが詰まっています。
「せーの、」「ひらけ」「ゴマ!!」の呪文で扉がひらき、風が巻き起こり、暗い空に稲妻が走り、そして「物語が始まる」の。
大プッシュ。いい本でした。

ところでついに北村薫「リセット」入手!週末はこれでキ・マ・リ☆


2001/04/09(月) 22:52:14 とりこ
タイトル 八月の博物館(再び) 今日の気分 次は「リセット」行きますね

「八月の博物館」(瀬名秀明、2000年10月、角川)

夏休みってのは、終わりを意識した瞬間からチガウ色合いを帯びてきますが、終りを意識できるホドの頭(自意識)を持つ頃には、実質上最後(小6)。
なかなかツラいものですね。無邪気に楽しんでいた頃のように何も考えずにはもう楽しめない、2度とこの時間は戻ってこないという自覚の中で、でも夏を過ごすその後ろ暗さ、でもこのおハナシの主人公の少年(小6)は、まだ冒険に踏み込めるだけのピュアな心も持っているわけです。

さて、この物語は、昨今ハヤリの「入れ子式」で、「作家の自分」が「少年時代の自分」を回想しつつ語るのですが、語りながら主人公はかつて自分が感じていたようなわくわくをもう一度取り戻したいと願っているのね。あの熱はどこへ行ってしまったのか。大人になるということは夢を捨てることではなかったはずなのに、いつのまにか物語に没入しようとリアリティを求めれば求めるほど、夢から遠ざかってしまう。
願うほどに空転してしまうもどかしさ。自分には再び「物語」が必要なのだ。もう一度あの怒涛の渦に巻き込まれたい。どうしたらいいんだろう。

大丈夫、再び物語はあなたを訪れます。
「開けゴマ!」の呪文で扉が開き、子供のころ化石や恐竜やアラビアン・ナイト、骨、石、ミイラ、砂漠、財宝、そして魔法、そういったモノに感じていたわくわくが戻ってきます。長い髪の美少女と黒猫があなたを冒険に連れ出してくれ、そこであなたは邪悪な敵から再び世界を取り戻す。
そんな物語なのですよ。

これはハッピーエンドか?物語は果たしてこれでホントウに終わっているのか?この永遠の問いへの魔法の呪文が最後の最後に明かされます。
失われた物語は再生し、2度と終わりません。
泣いたよ。チキショウ。やられました。すがすがしく負けを認めよう(???)。

瀬名さんが苦手な理由を自分でも色々考えてみましたが、瀬名さんの見せてくれる夢にすんなり入っていけず、波長が合わない、どうも作為的で乗れない、という印象を持ってしまうためかと思います。
そう思うのは私だけではないらしく、その類の批評を瀬名さんは真摯に受け止め、悩んでおられたようです。

でも、この物語は熱かった。あまりの熱気にうんざりし、ついて行けねーと正直思いました。でも、いつしか渦に呑まれた。ぜひご一読を。読まないと損する。マジで。


2001/04/10(火) 23:08:43 とりこ
タイトル デイジー・ラック 今日の気分 リセットのはずだったんですが

リセット読了しました。ですが、それより先に書いてしまいてえ! 抑えきれないス!

少女マンガ界希望の星、海野つなみセンセイ待望の新刊「デイジー・ラック」(講談社KC、2001年)
どっひゃー!
「Kissの事情」「ゴールデン・デリシャス・アップルシャーベット」、短編集ではいつも今回こそ新記録マークとか思いながら読んで参りましたが、今回またまたやって下さいましたとも!!

主人公の女の子4人組はいよいよ30歳を迎えたところ(という出だしにかなり驚いたワタシ)。彼女たち一人一人を主人公にした連作読みきりの形式ですが、まず一話目は専業主婦8年目コドモなし、幸せなはずなのにときめきが足りない。この材料を、さて海野先生がどんな味付けで読ませて下さるのでしょう?
なんかやたらとイカちゃんを意識しながら読んでしまった俺様でしたが、どうして海野センセイの手にかかるとこんなにも気持ちいいんでしょうなあ!

唯一の「信じられなさ」は、30歳にもなってりゃ現実のOLはもっとしたたかでスレてるじゃろうとか、もっと殺気立ってるとか、そういう夢のない部分なのですが、それはそんなことを思うアタクシが悪いのだと思いマス。

どの作品も甲乙つけがたく、まあ一番の熱気は4話目ですが、でも海野作品はむしろ熱気以外のトコで読んで、その上でふっとほとばしる熱さが光るタイプだと思いますので、熱気云々はさほど関係ないし。でもラストのおハナシが一番好きなアタシ。(おいおい)

イカちゃん、もう読んだ?どう?まだ?(たまには少女漫画で先に立ってみようという魂胆)

で、アタクシは本日帰り道に「恋文日和」2冊買って参りました。1巻の1話目でスデに泣いている。ココから先読み進んでいいのか、勿体無くて迷っておりんす。


2001/04/12(木) 00:30:25 ヤマナ
タイトル 雲の上のキスケさん/スイート・デリバリー 今日の気分 歯の神経抜かれました

そうか!笙野頼子さんの本は3月にも出ていたのですか!闘うのですか!うわあ、読みてー!!ステキな情報ありがとう!

「デイジー*ラック(1)」は買ってあるけど未読です。今やってる仕事が落ちついてから、のんびりと読みたくて。
でも第一話は雑誌で立ち読みしましたよ。そりゃもう感情移入しまくりながら。(笑)コミックスが出たら夫に読ませて、複雑で単純な「奥さん乙女心」を学んでもらおうと思ったものです。
ところで(1)ってことは(2)もあるんだよね!楽しみだなあ。いや、2巻を楽しみにする前に1巻を読まねば鬼に笑われてしまいそうですけれども。

そんでね、いつかオススメしようと思っていて温存してきた漫画家さんをここで紹介します。鴨居まさねさん。集英社「YOUNG YOU」で活躍している方です。

私が読んだのは、日光アレルギーのギャグ漫画家キスケさんとちょっぴりお堅いOL(途中から元OL)眉子さんのラブストーリー「雲の上のキスケさん」、小さな手作りウエディング会社に勤める癖のある人々と、彼らが手探りで作り上げる結婚式を描くオムニバスストーリー「スイート・デリバリー」。どちらも現在連載中。とても面白いです。とりこが「デイジー*ラック」の感想に書いていた、「30歳にもなってりゃ現実のOLはもっとしたたかでスレてるじゃろうとか、もっと殺気立ってるとか」そういう部分をフォローしつつ、でもやっぱり夢のある漫画。お洒落な雰囲気と下世話でわやな日常感が不思議に両立しているユニークな作家さんです。現役OLのとりこが読んでも元気出るんじゃないかな。「まだ現実味が足りない!」って言われちゃうかしら。

あ、絵柄はざくざくした岩館真理子みたいな感じです。…って言い方は両先生に失礼かな。背丈(と態度)のでかい女の人を描くのがとても上手い方です。男子キャラもステキよ。キスケさんに手え触られてえ!!



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