| 2001/05/01(火) 21:45:51 とりこ |
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「赤軍狙撃兵映画につきあって」と呼び出され、公開3週目の「スターリングラード」を銀座で観てきました。 舞台は第2次大戦末期、スターリングラードを巡る攻防を、両軍の狙撃兵(片やジュード・ロウ演ずる、羊飼い出身のソ連軍の若き星、対するは独軍の貴族出身のベテラン兵(ボブ・ホスキンス))の対決を核にしてます。 一番描きたいところがきっちり絞り込まれてあって、面白かったです。思っていたよりずっと入れ込んで、一生懸命観てしまいました。ライフル・戦車の魅力をココロゆくまで堪能できます(本物っぽいので、痛そうで怖いけど)。それ系マニアの連れは、大喜び大満足。民族主義的な美談や偏った戦争観、イデオロギーの押し付け、愛国心の煽り、そういうものからワリと自由なのも、キモチイイ原因かと思います。 人死にが沢山出るので(しかもリアルに)ある意味激しく反戦映画な気もしました。が、何と言ってもジュード・ロウ美男子で、狙撃の腕は外さないし、かっこいい。鼻血。(単純だなあ…) 笙野頼子さんの新刊「愛別外猫雑記」(河出書房新社/2001年3月)、読みました。 人付き合いが苦手で大人しい(悪く言えば反応が鈍く、不器用)、なめられがちなオバサンという仮面の下に隠された、しかし実はメチャメチャかっこいい笙野さまのお姿は、今回も健在です。 野良猫の保護にまつわる、安易なお涙モノや人情談で誤魔化されがちな、無自覚・無責任、嘘・欺瞞を、我らが笙野さま(とりイカ内教祖)はお見逃しになりません。ご自分の違和感の元凶をスルドく突き止め、物事の本質をかぎ分ける、笙野さまは、まさに正義の論客です。かっこイイ…(またなんか違ってる)。 S倉市民におなりになられたわけですが、女性県知事も誕生しましたし、21世紀、千葉県は力強くかっちょいいオバサンの約束の地として勇名を馳せるのじゃ(すぐハナシが極端になるんだから、もう…。) |
| 2001/05/05(土) 23:46:55 とりこ |
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ウワサの青春オカマ映画「アタックナンバーハーフ」、観てきました! とっても楽しい映画で、ハッピーなオカマさんが沢山出てきます。「オカマ」に引きがちな人も、気づくと「カワイイかも…」なんてつぶやいてたり? ストーリーは、オカマ集団のバレーボールチームが、ノリとお色気と実力を武器にあれよあれよと勝ち抜いて、一躍庶民のアイドルとなり、周囲の冷ややかな反応やお偉いさんの苦い顔をよそに、いよいよ国体出場が決定し…、てな調子で、しかも実話ベース(NHKの取材も来たとか)。チームの不和(カッコこいいお巡りさんをめぐるオカマ同士のケンカ)やら、恋模様、ストレートのチームメイトとの対立、と波乱万丈です。 イントロのアニメーションが、オシャレポップでカワイイのもオドロキでした。 あと、相変わらず怖い本も読んでます。 書き足りなかった「愛別外猫雑記」の追記です。 |
| 2001/05/06(日) 13:15:43 とりこ |
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※今回、本文引用アリなので、なにも知らされたくない方はご注意クダサイ。 「渋谷色淺川」(笙野頼子/2001年3月/新潮社)って、何?なタイトルですが、「無国籍紫」「西麻布黄色行」ホカ、ほぼ年1本ペースで執筆された短編5本で構成されてます。 「百人の危ない美女」や「てんたま親知らずどっぺるげんげる」で大人気の、売れない純文作家沢野千本さんが、今回またしても大活躍されます。行くとこまで行った上、さらに上まで行ってしまわれて、突き抜けて突き抜けて爽快です。かーっちょいい!!寝る前に読んだら、目が冴えて、眠気なんか吹っ飛んでしまいました。 …つまり「バカだと知っている」「自分で知っている」と私は若い者に訴え続けていたというわけなのである。無論、こういう努力は最も不毛であろう。だが、残念な事に、自分がそうしている時、人は判らない。 笙野さん、ステキです…。 また、ネットへの言及もありました。「書き込み」の、楽な一方責任を伴わない、ことに関する懸念です。どこの誰から始まったかわからない噂、噂が噂を招く、ホラー的恐怖。しかし、種をまいた当人は、自分が何を引き起こしたか気づかない、かもしれない。口をぬぐって知らぬ顔、匿名性ゆえに増す怖さ。
…どーんなに嘘でも「なんか自分が書いたような気がしないからまあいいやどうせ皆すぐ忘れるし」(略)僻み根性でいいまくっておいても、「インターネットの中でちょっと書き込んだ」つもりでいたとしたらそれは「レトリック」か(「中目黒前衛聖誕」より引用) とても痛くて、甘くないな、と思いました。とりイカも、もうやめたほうがいいんでないか(※って、やめませんが)。 |
| 2001/05/26(土) 21:40:38 とりこ |
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5年ぶりの新刊でウワサを呼んだ、小野不由美さんの「十二国記」シリーズをこの際一気に読んじゃいました。 myラブなのはダントツに初期の2作です(「魔性の子」1991年/新潮文庫、「月の影
影の海(上・下)」1992年)。 小野さんて、デビュー当初、朝日ソノラマ文庫でホラー系の作品を発表されておられたそうですが、実にナルホドです。ホラーファンな私は、そっち方面の活動再開を希望希望希望希望!!(身勝手な意見) 3作目以降は、ホワイトハートにふさわしいサービス精神、というか「ティーン大喜び」要素満点。 「図南の翼」では、「持つ者」が持つ「持たざるものへの引け目」に山場の一つが来てたとこも新鮮でした。 気になる新刊(「黄昏の岸
暁の天」/2001年4月/講談社文庫)ですが、直近の数作とはがらりと変わって、初期の暗さを蘇らせています。5年待ってこの暗さでは、泰麒ファンは泣くじゃろなあ(ワタシもその口)。でも、熱烈な陽子ファンでもあるワタシは大喜びもしているので、ちょっとフクザツ。 このシリーズのどでかい魅力の一つとして、素晴らしいモンスター造形というのがあります。
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