2001年08月後半

2001/08/16(木) 21:39:12 とりこ
タイトル 連鎖 今日の気分 二本立て・その1
返事、いっぱいもらって嬉しかった♪
ので、返事の返事含めて、頑張ってみました。

●ぽっぺん先生文庫化>
岩波から、色々文庫化してるよね。
手に取りやすくなるのは嬉しいし、でも一方で、なんだかどうしても、児童文学こそハードカバーであって欲しいとか思うのは、個人的好みかなあ、やっぱり・・・。
(ファージョンとか、ぶ厚すぎるのが文庫になるのはいいような気もしますが)

●鈴木正剛>(上記同)
「ラジオ デイズ」しか読んでないから判らなくもあるのですが、とりあえず「ラジオ」はスキよ。若々しくて、初々しくてなあ。
吉本ばななは、好きな作品と「うーん・・・」なのとあるのですが(生意気で申し訳なし)、どれ読んでもテイストは一貫してて、そのテイストは、やっぱりスキです。心地いいんだもん。まあ、時々、ちょっと毎回「超能力」に頼りすぎでないかい?とか、思わなくもないですが・・・。

●真保裕一「連鎖」…講談社文庫/1991年

真保作品の中ではマイベストでした。デビュー作なので、他作品(特に奪取とか)読んじゃった方から見ると、完成度では評価落ちるかもしれませんが。
なんだか真保作品って、いい子ちゃんタイプの登場人物が多い気がするんですが、これはコンプレックスを抱いた人間が出てきて、いらいらしたりケンカしたり、ちょっとどろどろがあるの。
個人的に、出来すぎた人物像って物足りなく思ってしまうので、描かれた心理描写(嫉妬が扱われてる)に、なんか作者さんの生の声が入ってるカンジで、その辺の生なましさが、お気になのでした。

カナシイとこもあります。それは、おハナシの筋立てがカナシイのではなくて、当時のハイテクが、スデに今読むと説得力を失ってしまっているとこがカナシイのです。
当時の先端技術の描出は、現在の目から見ると、あまりスリリングではないのでした。でも、そういうのって、いわばナマモノだから、フレッシュな時期にリアルタイムで味わえなかった不運を嘆くより他に、どうしようもないんですよね。

相変わらず綿密な取材力で、悪人がステレオで…って、あら、同じ事こないだR・J・ソウヤーで書いたな…そういや両者ともジュブナイルっぽいし…。うーん、真保さんもSF書いて下さらないかな〜。


2001/08/16(木) 21:47:10 とりこ
タイトル ペットを飼うヒトSFバカ本 宇宙チャーハン編 今日の気分 2本立て その2
●北野勇作「ペットを飼うヒト」1997年/SFマガジン1997年6月号掲載/早川書房

前回「かめくん」一生懸命コメントしてはみたんですが、実はワタシは「かめくん」より「クラゲ」の方が好きみたい…。何故かめ<クラゲなのか、は、色々あるんですが、「かめくん」は、ネタ的に、既存のSFでかぶるものを幾つか読んじゃってるってのもあるかも(不幸だ…)。
ちなみに、直近で読んだ中で且つ一番似てると思ったのは、現在公開中の映画「A.I.」原作の「スーパートイズ」(B・W・オールディス)です。
映画は未見ですが、オールディスの原作では、機械(人造物)の限界と、そこに擬似的なものをみることへの哀れみと、擬似/本質の差って何だろう?という問いかけ、みたいなものが、めちゃめちゃ美しいの。キューブリックが執着してたのもタイヘンよく判ります。
なにしろクマも出てくることだし、機会があったら読んでみてね。向こうは「典型的なアメリカ家庭像」なんで、「かめくん」はニッポンのノスタル風景だし、いい対決かもしらん。
今回の「ペットを飼うヒト」は、かめくんの前に読まなくて良かった、な短編でした。プレ・かめくんというか、かめくんの基になるものが全部入ってたよ。

●「SFバカ本 宇宙チャーハン編」…大原まり子・岬兄悟編/
メディアファクトリー/2000年

このシリーズ、かなり下品なのもあるんですが、いいの。だって「バカ本」なんだから。イカちゃんも、たまには一緒にバカSF読んでよ(ワシは寂しい・・・)。

シリーズ通算8冊目です。毎回豪華な執筆陣で、元気一杯ユカイSFが堪能できるんで、おススメよ〜〜。やっぱSFはこうでなきゃ!ってカンジです。
今回も岡崎宏明・牧野修・村田基・そしてキミのお勧め岡本賢一さん、などなど。
てかね、岡本さんの「宇宙親善料理」が今回は1番のヒットでした!
ネタ的にはmyラブ、カジシン氏(梶尾真治)の「地球はプレイン・ヨーグルト」(ハヤカワJF文庫/1984年)収録の表題作とかぶってます。要は、異星人とのファーストコンタクト時に、友好表現として料理人が活躍するというアイデアなんですが。
語りの文体(「です、ます」調なの)からしておかしいの。くすくす笑いが止まりません。
岡崎宏明「アンテナおやじ」も、相変わらずのほのぼのユカイでした。


2001/08/21(火) 22:22:10 とりこ
タイトル 20世紀SF(5) 冬のマーケット 今日の気分 お腹壊して辛いので、1作だけで勘弁して下さい
●「20世紀SF(5) 冬のマーケット 1980年代」…山岸真、中村融編/河出書房新社/2001年 

1980年代の、スバラシイSFを集めた短編集です。
面白いです。
もう、どれもこれも面白いよ。
表題作のウィリアム=ギブスン「冬のマーケット」で巻頭から飛ばしてます。ジャンクでヘビメタでカッコイイのです。
ルーディー・ラッカー「宇宙の恍惚」は、もう余りにもおバカで、しょーもなくってスンバらしいし、そしてまた「(ギブスンの)『クローム襲撃』に1年先行するクラッカー小説であることにまちがいはないような気がしないこともなくはない」(解説引用)「ほうれん草の最期」(スタン・ドライヤー)なんか、よく見つけてくるなあ、こんなの…。

グレッグ・ベアの「姉妹たち」は、遺伝子操作されてないが為に容姿に難ありの女の子が、劣等感を感じて悩むってアレで、演劇の課外活動では容姿の綺麗な子から老婆の役を配役されたりとか、定番なまま展開し、なんと卒業式の涙のスピーチで終わるというクサさなのに、なのに読ませるのです、コレが…。
収録作、本当に全部、面白かったです。夢中になって読んで、通勤時間があっという間なここ何日かでしたよ。

また、巻末の「征(う)たれざる国」(ジェフ・ライマン)は、アジアが題材で、中井貴一が出てた「ビルマの竪琴(映画)」を思い出しました。
とても強いビジョンを持つ作品です。良くも悪くも欧米圏から見たアジアだなという印象はあるのですが、それでもやはり素晴らしいです。世界幻想文学賞を授賞してるそうですが、SF全集にコレを収録して下さる英断とセンス、本当に素晴らしいなと思います。
SFとファンタジーって、分類って可能なのかな。「どっち側寄り」みたいなことは言えても、定義的に互いが互いにかぶってて(というかお互いを内包してて)、分離って出来ないように私には思われるのですが、イカちゃんはどう思います??

実は、このところ精神的にダメモード入ってたんですが、こういうの(あと、前回の「SFバカ本」とか)読むと、おかげさまで、無事復活できそうってカンジになってきます。
やっぱ、こう、きりっと前を向いて、元気に生きなくちゃね。


2001/08/22(水) 14:04:27 ヤマナ
タイトル 地球の長い午後さよならダイノサウルス 今日の気分 アワーズライト4649
●SFとファンタジーの分類

私は実はどちらに対してもたいしてよい読者じゃないので、あまり無責任なことは言えないかなあ。ただ何のジャンルにしても、分類しきれないものの中に宝物が眠っていることって多いような気はします。
…とりこの問いかけに対してあまり答えになってないね。ごめんね。

●鈴木清剛・吉本ばなな

この前はネガティブなこと書いちゃったけど、「ぴんと来ない」の壁は多分あまり厚くないので、とりこ的におもろいのがあったらまた教えてやって下さい。なんかねえ、「どこがいいのか」は頭ではなんとなくわかるんだけど、自分の好みの場所からはカーテン一つ隔てている感じなんだよね。
微妙な気持ちを淡々と描いているだけに、読み手の微妙な嗜好で受け入れ方がだいぶ変わってしまうのかもしれない。カーテン一枚の問題なんで、そこを突き抜けてくるものがあれば読んでみたいなとは思うのよ。

さて。浜松と福岡を往復する間に、とりこオススメのSFを2冊読みました。

●ブライアン・W・オールディス/伊藤典夫訳「地球の長い午後」(1979/ハヤカワ文庫SF)

すごくすごくおもしろかったです。大好物の終末モノ、っていうのを抜きにしてもかなり好きかも。ビジュアルが大胆で繊細で。イメージの氾濫っぷりにしてやられました。この世界観だけでもごはんが30杯くらい食べられる感じ。お話の展開もクールでかっこよかったです。
オールディス、他のも読んでみたいなあ。やっぱ今なら「スーパートイズ」がオススメなのかしら。

●ロバート・J・ソウヤー/内田昌之訳「さよならダイノサウルス」(1996/ハヤカワ文庫SF)

こちらもおもしろかったです。豊富な科学知識と、「なんじゃそりゃあ!!」としか言い様のない大胆な展開が入り交じっていて、とても不思議な読み心地の小説でした。理屈は通ってるんだけど奇想天外っていうか。
とりこの言うとおり、悪者がホント絵に描いたように悪者で、むしろ可愛らしく感じたりしましたよ。


2001/08/23(木) 21:49:00 とりこ
タイトル はるかなる地球帝国 ダーコーヴァ年代記 今日の気分 腹痛はどうやら風邪だったモヨウ
●分類の件
厄介な話題振ってゴメン。
どうせmy本音は「面白ければ何でもいいや」だし。気にしないでねん。

今回は、「SF&ファンタジー」から思い出した、大好きな本をご紹介します。

●「はるかなる地球帝国 ダーコーヴァ年代記」…マリオン・ジマー・ブラッドリー/阿部敏子・内田昌之訳/東京創元社/1986

シリーズ邦訳が15冊ほど出た中で、飛びぬけて好きな1作でした。表紙・挿絵が加藤&後藤コンビで、当時中学生だった自分は、ココロ吸い取られたモヨウ。
男子二人の友情モノで、児童文学として紹介してもいいようなジュブナイルの秀作です。

父の仕事の都合で惑星ダーコーヴァにやってきた主人公は、言い付けを守らず、基地の外の市場に探検に出かけ、まあ、定番どおり道に迷い、不良に絡まれているところを、現地の少年に助けられます。
実はその少年は、身分の高い貴族の息子で、ラリー(主人公)を自宅に招待してくれるのですが、ラリーの父親はダーコーヴァ人との付き合いや現地の文化に触れることをラリーに固く禁じます。
一度は言い付けに背いたものの、父に心配させまいと外出禁止を守るラリーの元に、基地の行政長官を通じ、「正式に」領地への招待が届きます。
領地に招待された地球人は、実はラリーが初めてで、晴れて招待を受けることとなった彼は、…。
そんなおハナシ。イカちゃんに、昔、貸したっけ?

個人的にはこのシリーズ、テレパスが交信するのにドラッグでトリップしたり、自己の精神内に他者が寄生したり、融合して精神戦をやったりする辺り、のちにW・ギブスンとか読むときの理解の布石になった気がかなりしてます。媒体がテレパシーかコンピューターかってチガイはあっても、精神を没入するってのと「電脳空間(サイバースペース)」にジャック・インするのと、似たようなもんじゃん(そういう捉え方は駄目?)。
ちなみに、水晶を用いた魔法(これがまた「魔法科学」で、とりこゴコロそそられたものでした)は「マトリクス」力学と作中で呼ばれてるの。某映画のタイトル聞いたときは「なんか関係あるのか?」とか思いましたが、ないみたいですね。

そうだ、「さよならダイノサウルス」読んでくれてアリガトウ!この「はるかなる…」はね、翻訳者の方が同じなのです。なんか、お気にの作品でそうやってかぶってると、「ヤハリ…」みたいな気持ちになって、嬉しいよね。


2001/08/25(土) 00:54:46 ヤマナ
タイトル 千と千尋の神隠し 今日の気分 しっぷまみれ
●「ダーコーヴァ年代記」

わあ。懐かしい。私の場合はシリーズ自体が懐かしいって言うより、「とりこ、めっちゃはまってたよなあ」という懐かしさなんだけど、それでも久しぶりに思い出せてちょっと楽しい気分よ。読んだのって多分1〜2冊だし、あらすじはすっかり忘れてるんだけれど、キラキラ透明感のある印象は残ってます。
加藤&後藤コンビの絵に初めて出会えた、という点においては私にとっても大切なシリーズです。優雅で硬質でホント新鮮でした。

●宮崎駿監督「千と千尋の神隠し」

とりこの熱いオススメに応えて観てきましたよ。楽しかったです。2時間があっと言う間でした。

ストーリーよりもビジュアル・世界観が全体をひっぱる感じの映画ですね。これは映画館で観るのが正解だねって思いました。映画館の座席に座るだけで、こんな怖くて奇妙でレトロで、そうしてなんだか美しい町をさまよえるなんて、非常に贅沢な気分です。とりこイチオシの海のシーンは本当に本当に素敵でした。個人的には鉄管に弱いんで、ボロボロのパイプの突き出ている町の裏っかわの描写に胸しめつけられる思いでした。

山場はいくつかあるんだけれど、じゃあどれが一番の山場?と尋ねられるとちょっと途方に暮れてしまうような、中心がつかめないようなストーリー構成も、異世界の不安定な感じとあっているんじゃないかなって思いました。以前とりこが「この映画1本から、5本分くらいネタ取れそう」って書いてたけど、ホント、掘り下げたり盛り上げたり出来そうな要素を惜しげなくあっさりやりすごしてたりするんだよね。

キャラクターがわりと「最初は怖いけど案外いいやつ」に落ちついちゃうきらいはあるけど、本来は児童映画だし、そこまで「異世界」に徹する必要もないか。「顔無し」の卑屈さは非常によろしく感じました。「トトロ」好きの身には「まっくろくろすけ」と再会できたのも嬉しかったな。


2001/08/25(土) 11:00:46 とりこ
タイトル ふわふわりん・他 今日の気分 今夜書けたらもう一回書くかも
●「ふわふわりん」…山名沢湖/アワーズライト10月号(発売中)掲載作品
/少年画報社

…ヤマナ作品をまだお読みでない方は、この機会にぜひどうぞ。
のっけからの、ネームの、このリズム。
軽い画面、軽快・軽妙・弾むココロ・弾むコトバ。
18ページあると、こんなに色んなことが出来るんだねえ。
いいねえ。
あまり良かったので、今回は、母(50代・主婦)にも読んでもらいましたよ。
(さし当たり、まず目の前にいる、自分以外の人間に読ませてみた)
笑ってたよ。
とにかく、今号掲載の「妄想戦士ヤマモト」における「妄想選手権」優勝者より、妄想度のグレードは高かったと思う。きっとヤマモト君自ら、喜びの涙と共に、すがすがしく真の優勝者は誰か、認めてくれる。オレ様はそう確信した。

アワーズライト6月号掲載の「ハミング」で暗かった分を補って余りある、シアワセあふれるマンガですな。
表紙もかわいいです。
ふんわり軽くてかわいくて、これを一体どうしましょう。
とりあえず、なんか、スデにネームを暗記してしまったかも。ワシ。

●「ダーコーヴァ年代記」シリーズ 補足

『惑星救出計画』『宿命の赤き太陽』『ドライタウンの虜囚』なんかも好きでした。
実はこのシリーズ、耽美系やおいの充実度高くて、女子中学生、そりゃあ燃えたものでしたわ(おいおい)。おかげさまでゲイもバイもごく自然なものとして入ってしまったぞ。
でも、一貫して「女性の筆による」って感じの繊細なタッチで描かれていて、あくまでソフトなユメ破れない範囲で、そこがまた良かったのでした。しかし自分含め日本の読者って、挿絵の点で、本国より絶対トクしてるよ…。
結構流行ったように思うんですが、いま全然ウワサ聞かないよね。勿体無いなあ。

ホントは、北野勇作デビュー作「昔、火星があった場所」いく予定だったんですが、次に回します。
あ、あとそれから、「ギャラクシー・クエスト」なんですが。
レンタル始まったっぽいね。うひひ。


2001/08/26(日) 00:49:01 とりこ
タイトル 昔、火星のあった場所 今日の気分 肌荒れの極地(ナゼ? やっぱ寝不足のせい?)
●「昔、火星のあった場所」…北野勇作/徳間デュアル文庫/初出1992

「不完全で熱い」のが好みのアタクシは、非常にそそられて読みました。
例によって「漏れてくる作者さんのナマの声」度にふらふらです。
真っ赤な夕焼けの中に、大きな柿の木のシルエット。
プラットフォーム、線路、電車、みるみる遠ざかる見送りの人影。

正直言うと、「かめくん」の数倍読みにくいかも。
文体も基本的なテーマも、あまり変らないのはむしろ嬉しい位ですが、まあ見事にぐるぐるしてるので…。
ネタの一つが「量子論」で、量子論ってのはつまり「世界が不確定」、というのもあるかも、ですが。

「さっき、ユメ、って思ったのは実は本当のことで、って思ってたのに次の章になったら「ヤハリユメであった」ってことになってて、判らないままどんどん展開してるんだけど、でもホントのとこは一体どうなってるわけ?」
とか、この辺ハッキリしないとイライラしてくるような人には、辛いトコあるかも知らんです。
でも、そこを乗り切って(?)最後までいくと、いいトコが待ってるのよ…。

自分的には、先日ご紹介した「20世紀SF(5)」(河出文庫)にも量子論モノの秀作「リアルト・ホテルで」(コニー・ウィリス)が載ってたんで、予習してて助かったわ〜ってカンジかも…(てか、自分、慣れただけ?理解できてるのか果たして??)。

おハナシは、会社員の「ぼく」が「社員としての初仕事」として鬼退治を命じられたトコから始まります。
主人公のいる「世界」には、人間とタヌキという相反する二つの勢力が存在してるのね。
そう、タヌキと人間が闘ってるんだそうで。
で、しょーがないから主人公は、火星に、しかもクルマで行って、宇宙服着てトレーラーに乗り、鬼退治、するんですが、…。

「千と千尋」で鉄管にそそられたイカちゃんなら、北野作品内のガジェットの魅力は絶対カウントしてると思うんだけど、今回もガジェット度、凄かったよ。
「駅」が出て来るんだけどね、実体化するならティンゲリーに作って欲しいとか思ったのでした。
この春に出た文庫版で読んだので、ステキな後書きがついてました。
挿絵もかわいいよ!ラッキー。

小学六年生男子が入院したので、「なつのロケット」(あさりよしとお/白泉社JETS COMICS/2001)お見舞いに持ってってあげました。退院したら借りる約束なので、早く退院して欲しいものじゃ。


2001/08/31(金) 23:14:53 ヤマナ
タイトル 外道校長東堂源三郎 今日の気分 夏バテ
●「昔、火星のあった場所」
読みたいなあ読みたいなあと思いつつ、本屋でも図書館でもなかなか見つからないのでありました。とりこのオススメを背に受けて、探索の手を強めますか。

●「ふわふわりん」

楽しんでくれてありがとう。「妄想選手権」優勝の座もありがとう。(笑)ただ、「ふわふわりん」は記号からいかに逃れ続けるかってお話だし、「妄想戦士ヤマモト」は記号といかに熱く対峙していくかってお話だから、妄想の性格自体がどうしても違っちゃうよね。「ヤマモト」の国ではやっぱヤマモトが優勝なんだと思うわ。さわやかに認めるさ!っていうか、あんまり優勝したくないさ!

●G.B小野寺「外道校長東堂源三郎」(2000/雄出版)

「妄想戦士ヤマモト」の話が出たので、ともだちの勧めで読んだ小野寺先生の別の作品を紹介しておくね。小野寺浩二じゃなくて、G.B小野寺名義なんだけど。名義は違ってもやってることいっしょだ!馬鹿野郎しか出てこないんだ!右脇腹の浪漫回路が回るんだ!

基本的には「ヤマモト」と一緒で、女の子の趣味がおたく方面にマニアックな人たちが、おたく心のおもむくままに激しく行動して、嵐を起こしたり白目をむいたりする漫画です。本能のままに行動する主人公、外道校長東堂源三郎が異常に楽しそうに人生送っていて、妙に明るい学園ユートピアの雰囲気すら醸し出しています。おかしいな。こんな変態教師のいる学校、どう考えても通いたくないんだけどな。

普段はダンディーなんだけどどうにもロリコン紳士な教頭先生とか、脇キャラもいやないい味出してます。ああ、でも好きだぜ、教頭先生!

あとね、読者キャラの扱いが非常に(非情に?)もんのすごいのよ。こんな読者サービスもありなんだ!びっくりだ!そんな、しょーもなくも熱い一冊でした。
エロゲー雑誌(?)に掲載されていた作品、ということで「ヤマモト」より下品度高いかなって気はするんだけれど、描写が無駄にいさぎよいので「ヤマモト」の世界についていける人なら全然気にせず読めると思います。おもしろいよ。



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