2001年09月後半

2001/09/17(月) 23:20:47 とりこ
タイトル 三人のゴーストハンター夜の姉妹団 今日の気分 しばらくサボってて済みません
●「三人のゴーストハンター 国枝特殊警備ファイル」
我孫子武丸、田中啓文、牧野修/集英社/2001年

面白かったです。
今をときめく田中啓文、牧野修、我孫子武丸の各氏が、怪僧、霊能美青年、渋い中年学者、を各自の持ちキャラに、短編連作を書き下ろしという企画です。
一話ずつ交替して3周します(プラスオマケ有)。勿論、お話は少しずつ繋がってます。

怪異現象の解決を請け負う「国枝特殊警備」に所属する三人は、それぞれのやり方で「怪異事件」を解決するのですが、この1冊で終わらすには余りに勿体無い企画だなあと思いました。キャラは変えても、またやって欲しいなあ、コレ…それぞれの文体、世界観、持ち味などがとても引き立て合っていて、なんか、給食の「三角食べ」の教えを思い出したよ(「ばっかり食べ」は偏るからいかん、とか言うアレ)。少しずつ順番に食べることで、いいことが色々あるって言うか。

ハナシの都合上、田中さんとこの怪僧を牧野さんがチラッと登場させたり、牧野さんとこの美青年と我孫子さんとこの学者さんが会話したりってシーンもあって、それって、ファン心そそられるっていうか。
読んでいて、なんかニヤニヤしてしまうのです。
その上、例えば田中さんお目当ての読者が我孫子さんの魅力に気づくとか、我孫子ファンが牧野ファンにもなるとか、そういうのもあるのでは、と思われました。
やっぱ三角食べ、大事だよ…。

●「夜の姉妹団 とびきりの現代英米小説14篇」…柴田元幸編訳/朝日新聞社/2001年

「とにかく自分で読んで面白かった作品を訳した」(柴田氏による後書き)そうですが、ホント、どれも面白かったです。
柴田セレクトって時点で保証付きの様なものですが、冒頭表題作はミルハウザーだし、バーセルミも入ってたし(と、イカ心を挑発)。
巻末の「この本で取り上げた作家の略歴・邦訳リスト」も嬉しいサービスでした。出版社出版年から全部書いてあるの。嬉しスギ…。

個人的には「北ロンドン死者の書」(ウィル・セルフ)が面白かったです。主人公の男性の亡くなった筈のお母さんが、ある日向こうから買い物袋下げて歩いてきて、向こうも気づいたし、余りにリアルなので恐怖する暇もなく、つい言葉を交わしたら、自分の家に招待してくれて、・・・っておハナシ。
「シャボン玉の幾何学と叶わぬ恋」(R・ゴールドスタイン)もイイカンジでした。


2001/09/18(火) 17:57:38 ヤマナ
タイトル ため息の行方 今日の気分 ちょっと一息
「夜の姉妹団」は前から読みたかったんですよ。やっぱおもしろいのかあ。今年、文庫になったんだっけ?

●陸奥A子「ため息の行方」(1985/集英社・りぼんマスコットコミックス)

陸奥A子…。A子タンの話が出たらのらねばなるまい。低年齢向きの少女漫画を描くにあたって、竹本泉と並んでリスペクトしております。乙女ちっくなんだけどベタな感じに落ちない、ふわふわ、うきうきした空気感が大好きなのです。ぽわんとしたキャラクターも、ちまちま可愛らしい小道具や町並みの描き込みも大好き。三時のおやつには陸奥A子だ!

で、どれ読んでもたいていハズレなしのA子タン漫画ですが(あ、でも1980年代初めから、1990年代半ばぐらいの作品が一番好み)、私の本棚から一冊取り上げるとしたら「ため息の行方」なのでした。なぜって、この本、古本屋で買ってきたら、色鉛筆でモノクロの扉絵が着彩されてたんです。一瞬「ああ、この頃コミックスは多色刷りだったんだ」と勘違いするほど自然にふんわりと。
古本に落書きとかボーダーラインとかあるのって、正直嫌いなのですが、この本に関してはA子タン漫画にぬりえっていうのもなんだか「らしい」感じがして、とても気に入っています。

もちろん、収録されている漫画もお気に入り。切ないリインカーネーションものの「人参夫人とパセリ氏」とか、古いタンスが不思議な出会いを呼ぶ「一月座ロマンチック・ツアー」とか。「一月座ロマンチック・ツアー」は女の子が羊の帽子をかぶって、星空の下お芝居するシーンがとてもとてもカワイイよ。
あと、「ステキなことばかり」ではちょっと変わり者のメガネくんが、かわいらしくもへんてこなラブアタックをくりひろげてくれて、とても楽しいのでした。A子タンの描く、くせっ毛で黒縁でロマンチストのメガネくんは非常に好みでございます。

とりこが取り上げてた「黒茶色ロマンス」もいいよね。「黒茶色ロマンス」に収録されている中では、私は「粉雪ポルカ」が一番スキです。黄色いラッタッタがかわいくて。
ちょっと大人向けのものでは「ヤングユー」で描いてた「花ちゃん&カリナ」シリーズがオススメよ。


2001/09/19(水) 22:03:31 とりこ
タイトル SFベスト・オブ・ザ・ベスト(上・下) 今日の気分 首を寝違えた(痛いよう…)
●A子タン
「人参夫人とパセリ氏」?
アタシそれ、リアルタイムで読んだ気がする…
扉の「塗り絵」も気になります。山名文庫、蔵書豊富だねえ。いいなあ。
早く閲覧に行かなくては。

●SFベスト・オブ・ザ・ベスト(上・下)・・・ジュディス・メリル編/
浅倉久志、伊藤典夫、井上一夫、吉田誠一訳/東京創元社/1976

この、豪華な翻訳陣…。

某所で「ゴーレム」(A・デヴィットスン)の紹介を受けて探したのですが、編者のSFの定義が広く、FT的作品も幾つも収録されております。
そか、分けなくていいんだね(ウレシイ)。

C・D・シマックの「孤独な死」のお爺さんとエイリアンの交流には、ココロ切なくなりました。下手に言葉が通じないところがイイのよ。
(ラストの落ちは要らない気もしましたが、好みの問題かも。)

問題の「ゴーレム」は、アシモフの三原則とかチャペックとかに言及があるショートショートでした。
これもそうだし、M・クリフトン「思考と離れた感覚」の「ホントにあるかも」って気にさせてくれるトコロとか、J・バイラムの「驚異の馬」の、オチそのものより行間に溢れている愛とユメとか、SFの原点というか初心というか。
怖い作品もあるけど、全体的にほのぼのです。
そこがいい。
フィニィ好きなら、オススメです。
「20世紀SF」とかぶった収録もありましたが、「かぶってるのもやっぱりね」なキモチ。

アシモフの「録夢機械」なんて「20世紀SF(5)」のW・ギブスンと対みたいなのでした。古くならないなあ。
コードウェイナー・スミスの米ソ冷戦モノ(?)もあったぞ。勿論初読。

ただ、「子供が出来た男はもう宇宙に出てはならん」と言い渡された宇宙船乗りが、失意のあまり泥酔しその辺を徘徊した挙句、まだ柔らかなコンクリの中に足を突っ込んで酔いつぶれ、目覚めると、固まってる(コンクリが)。というお話(「帰郷」(W・M・ミラーJr))は、ちょっと驚いたかも…。
もう飛べないという絶望をコンクリで象徴(かなり悲惨なカンジはする)とか、「帰郷」に伴うやるせなさとか、まあ、判るんですが、でもこれじゃ「ケッコンとはコンクリで固められるようなことだ!」って公言していると思われても逃げ場がないって言うか…。
(※そう思わない男性もいるとワタシは信じたいですが。)

ちなみに、編者は女性です(じゃあ、いいのかやっぱ…)。


2001/09/22(土) 03:59:21 ヤマナ
タイトル ガラクタをちゃぶ台にのせて 今日の気分 眠れないよ困ったな
北野勇作「クラゲの海に浮かぶ舟」が、徳間デュアル文庫で出てますね。めでたいめでたい。今「昔、火星のあった場所」読んでいるところです。タヌキの部長が切ないです。

●さえきあすか「ガラクタをちゃぶ台にのせて」(2001/晶文社)

迷子札、くすり箱、野球少年の絵のついたランドセル。骨董と呼ぶにはちょっとチャーミングすぎる、古い生活用具たち=「ガラクタ」に思いを馳せたエッセイ集。
それぞれの「ガラクタ」との出会いや、時代背景について丁寧に平明に綴られた本です。「ネクタイ更正器」だの「博愛マスク」だの、珍品も載っていて愉快愉快。

さえきさんは、たくさんの古い「ガラクタ」を収集してらして、その行為はどう考えてもマニアックなんだけど、なぜだかこの本からはマニアのにおいがあまり感じられません。だからと言って薄い感じもしないし…。
富山の薬箱を引き出しにしたり、使えるものはちゃっかり今の生活にも活かしてらっしゃるせいかな。ノスタルジーとのつきあい方が、なんだかさわやかで新鮮でした。古いモノからたくさん元気をもらって生きてらっしゃるんだろうなって感じ。ご本人、とても姿勢のよい方なのではという気がしましたが、さてさて。

クラフト・エヴィング商會の本でもおなじみ坂本真典さんによる「ガラクタ」ピンナップ写真もたくさん載っています。レトロでモダンで清潔で、そしてちょっぴりへんてこで。写真目当てで手にしてもきっとオッケーですよ。


2001/09/23(日) 00:27:26 ヤマナ
タイトル なあゲームをやろうじゃないか!! 今日の気分 仏恥義理
今日、パソコン屋に行ったら横浜銀蝿バージョンのタイピング練習ソフトが売ってました。「仏恥義理」とかそんなネーミングの。例の銀色に黒字のパッケージの。
「北斗の拳」とか、「宇宙戦艦ヤマト」のタイピング練習ソフトは知ってたけど、銀蝿のはちょっとビックリだ!銀蝿らしく、なんか無茶な漢字の当て字を打ち込んだりするみたいですよ。タイピングソフト用の新曲も収録されているみたいです。
「とりイカ」向けの話題じゃないかもですが、横浜銀蝿大好きっ子だったとりこには伝えておきたかったの…。あ、「横浜銀蝿」じゃなくて「The Crazy Rider 横浜銀蝿 Rolling Special」?だっけ?

●桜玉吉「なあゲームをやろうじゃないか!!」1〜2巻(2000・2001/講談社・アフタヌーンKCデラックス)

「なあゲームをやろうじゃないか!!」、略して「なげやり」。ゲーム漫画の皮をかぶった(いや、あんまりかぶってない…)ダジャレ&日常エッセイ漫画です。
とにかくダジャレの力技っぷりがおかしいです。そして、力技なダジャレを実行に移してしまう、体当たりっぷりも相当おかしいのでした。
例を挙げると、「ムジュラの仮面」(ゲーム名)→「うずら農家MEN」(ダジャレ・力技)→うずら農家探索(体当たり)、とかまあそんな感じ。

一部、写真を使った漫画が掲載されているのですが、2巻に出てくる謎のハゲ親父の正体がめちゃめちゃ気になります。作中では玉吉先生ってことになってるんだけど。玉吉先生、自画像自由自在すぎです。(あと、日本地図も自由自在すぎ。調布が首都だ!ワンダフル。)

桜玉吉作品では「防衛漫玉日記」「幽玄漫玉日記」もオススメよ。濃ゆくて愉快なエッセイ漫画集。しかしキャラが立ちすぎていて、どこまで「エッセイ」なのかはかなり謎です。「幽玄漫玉日記」はディープなところに踏み入りつつ、エンタティメントでカッコイイ。凄い漫画になっちゃってます。

一番思い入れがある作品は「しあわせのかたち」なんだけど(実家の犬の名前もこの漫画からもらったよ…)、こちらはゲームネタや時事ネタが多いので、リアルタイムで読んでない人にはちょっと入りづらいかも。(でもおもしろいんだよ〜!)


2001/09/27(木) 22:30:40 とりこ
タイトル ソラリスの陽のもとに 今日の気分 賭麗威華虜(とりイカとりこ)参上!※久々でスマンです
●仏恥義理

ぐはっ。横浜銀蝿…意外なトコから攻めて来るわね。
インテリなmyイメージが…(※それはない)。
高校の頃、再ブームっぽかったのよね…(トオイ目)。
「ツッパリハイスクールRock'n roll(試験編)(登校編)」とか「ぶりっこRock’n roll」とか「尻取りRock’n roll」とか、懐かしいな。
新曲ってなんだ。気になるじゃないですか。
しかし、ロックンロールでタイピング?クラクションみたいにPCのビープ音鳴らしたりするんじゃろか(そんなバカな)。
キーボード壊しちゃいそうだな。

ゼヒ一度、挑戦してみたいものです。

●A子たん補足

「粉雪ポルカ」は、ワタシも大好きです。
これ読んで以後、赤いベンチ=A子たん、切り離せなくなりますなあ。


●「ソラリスの陽のもとに」・・・スタニスワフ・レム/飯田規和訳/ハヤカワSF文庫/1961年

イカちゃん、これは既読ですか?
名作と名高いけど、ホントウに素晴らしいよ。
改めて読み、「ソラリス」を血肉にした方々の作品も読んできたな、と感じました。
そのことでどちらかが損なわれるということではありません。ただ、この作品がどれほど大きなものか、ということを言いたかった。
決して古びない作品だと思う。
急ぐ必要はないと思うけど、もし未読なら、きっといつか読んで欲しい作品です。

理屈ではウソと知っていても、死んだ筈の誰かが目前に実体化して存在するとき、絶対否定できると言い切れるでしょうか。
「そんなモノに騙されないぜ!」と粉砕してしまう式のSFもそれはそれで面白く読みますが、私ならきっと振り回されるな。一度失って諦めたものなら尚更、もう二度と手放したくないと思うに違いないよ。

赤と青の二つの太陽を持つ、海だけの惑星。両方の陽射しの交差する不気味な紫の夕暮れ。窓の外には得体の知れない深い海、薄汚れ雑然とした宇宙ステーション。自殺した前任者、まずい食事、自分の正気を疑えない以上、有り得ないことを受け入れるしかない。
理解できないということは、本質的に恐怖であるという未知の存在との接触を描出しようとする試みは、まったく色褪せていません。
怖いです。
そして、面白いです。
映画未見なので、いつか観なければと思っているよ。
そうだ、J・ファウルズは既読ですか?
ファウルズファンははまると思うのですが、どうでしょうね。


2001/09/28(金) 22:16:03 とりこ
タイトル 文脈病 今日の気分 次は「クロちゃん」書きますね
●桜玉吉さん
キミ、好きだったもんね!弟さんの「ファミ通」読んでてハマったんだっけ?
ゲーマーじゃないもので、面白そうと思いつつ、ナカナカ手が出ませんのよ。
でも、きっと読みますわ。ダジャレ力技と聞いてしまったら、とても捨てては置けないよ…。


●斎藤環「文脈病 ラカン/ベイトソン/マトゥラーナ」…青土社/2001

前回書いた「ソラリス」もコミュニケーションの考察モノと言えますが、コミュニケーションつながりってことで…。
現役精神科医の斎藤氏が、ユリイカ、イマーゴ誌上にて発表された評論や分析論を再録した本(1998年)の、新装版です。

エヴァを精神病の境界例と分析されて有名な斎藤氏ですが、高野史子分析もあったよ。
誉めドコロを外さない、嬉しい分析でした。
ヘンリー・ダガーをいち早く紹介されたとのことで、その辺も面白かったです。あと、妄想漫画論(大島弓子から吉田戦車・榎本俊二まで)や、精神分裂の観点からのデヴィット・リンチ論も大変面白く読めました。

一番の読みどころは書き下ろしの第1章と12〜14章でした。
以下要約にトライ。

・欲望の原因を所有することは絶対に不可能。
しかし、こう言明するだけで、欠如による痛みは癒される。
・分裂病者を観察することは、観察者の自己投影を呼ぶ。
・人は、ナルシシズムなしに生きることは不可能であり、完全性(「アイディンティティ」など)を人間に期待するのは、誤りである。
・人は、生まれ、葛藤を持ち、あまねく神経症者となり、一生を終える。
葛藤を知らない主体は他者に対し加害者としてしか関わることができない。よって、神経症の治癒者=人格障害者、と言い得る。
・思弁する主体は誇大化しがちであり、この病理の顕著な例が「トンデモ本」の世界である。

人間は顔を欲望する、とか、コミュニケーションなんて所詮バーチャルなもの、とか、欲望の対象は情報そのものより、情報のやり取りのコンテクスト(何故人間は物語を欲するのか)とか、「溶液を環境とし、生成プロセスを生命システムとすると、システムの廃棄物(結晶)に当たるのが文字と考えうる」、だとか、何やらSFめいてきたな。その辺もmyツボなのかも。
時折「用語解説が欲しいぜ」とか思いましたが、ベイトソン「学習理論」やラカン理解に有効な一冊と言えよう(文体が移るなあ)。

「抱擁函」ってのがまたナカナカで…(あとは読んでのお楽しみ)。


2001/09/30(日) 00:47:29 とりこ
タイトル サイボーグクロちゃん (5)〜(10) 今日の気分 アタシもミーくんの手料理が食べたい…
●横内なおき「サイボーグクロちゃん (5)〜(10)」…講談社ボンボンコミックス

泣きました。
そして笑った…いやあ、参った。
サイボーグ猫のクロちゃんと、クロちゃんを取り巻くユカイな仲間たちの、元気いっぱいな日常冒険活劇、といったものですが、巻を追っても初心(?)はちっとも失われてないってトコが、タイヘン素晴らしいと思います。

イカちゃんイチオシのミーくんは、まじカワイイね。
ゴーくんに愛を捧げること一筋、献身的でけなげだよ一途だよ、そしてなんだかスタイリッシュだよ(コック帽が似合うぞ…)。
しかしミーくんラブなキミの背に、かつて「アンドロメダ瞬くん」がお気にだった面影を見るような気もするんだが、どう?(いや、なんとなく…)

クロちゃんは、カッコイイ。凶暴凶悪で、勝負に対する執念は並じゃない。クロちゃんをマスコットに採用すれば、どんなチームだって優勝間違いなしだ(※ただし勝つためには反則するかもしれませんが…)。
試験のお守りなんかにも効きそう。勝負事よろず効果ありってカンジ。
無敵のスーパーヒーローだね!

イカちゃんお気にキャラ(2)の、押しかけ女房的存在のナナちゃんは、なんか痩せ細ったパワーパフガールズみたいなルックスで、おてんばで生意気なちびコギャル…下手に雌猫だったりしないのが、横内さんのスゴイところと思われる。
電気スタンドがあんなにカワイイものだとは、今まで知らなかったよ。
特にクリスマスの話なんて、アンタ。

胸詰まったシーンは幾つもありますが、10巻のマタタビのエピソードでは、本当に泣いてしまいました。
このマンガ、きっちり子供向けで、すがすがしいです。がきんこのハートもちゃんとキャッチしてると思う。四の五の言わずにまず読め、と薦めてくれたイカ心が良く判るよ。
有難い。アリガトウ。

読んでいて、ふと

「子供を傷つけると、大人の中にいる、かつて子供だった自分も傷つけてしまう。だから大人は子供を傷つけることは出来ない。そんなことをしたら自分の中にいる子供の自分まで傷つけることになる」
てな一文が、思い出されました。(宮部みゆき作品の中の一節なんですが、うろ覚えで申し訳ない)
自分の中の「子どもの自分」が、今でもちゃんと元気なのが判る、というか…。

ところでmyお気には、断然ロミオ&ジュリエット、そしてスズキ先生でした。
あとダンクも。ヤツはカワイイよ〜。



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