| 2002/07/06(Sat) ・・・とりこ |
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| ●「野中ユリ 透きとおったゆめ」展(於 神奈川県立近代美術館)
〜7/7(明日)までというので、頑張って観に行ってきました。 「本展は、野中ユリの過去の仕事を振り返ると同時に、新作発表の場でもある」(カタログ引用) 野中ユリ作品は、名前を意識していなくても、澁澤関連で何かを追いかけたことのある人は、どこかで目にしてる筈と思われます。(←※自分がそうだから)
コラージュ、且つシュールなので、横尾忠則を思い出しました。(近作に蓮の連作があったので、余計にそうかも。) イカちゃんも掲示板でコメントしてたけど、世界に2冊しかない雲母でできた本、これはいいものを観た。儚くて、薄くて、透きとおったゆめ、でありました。 稲垣足穂作品をビジュアル化したかのようなオブジェ(近作)もありました。 カタログ、いえ「画文集」も買得です。値段も大きさも、お手頃(1600円、A4変形小)でした。 ●「WAVES―小杉武久サウンドインスタレーション」展 (於 同上) 野中ユリ展と同時開催でした。 自転車を漕ぐと「後輪に仕掛けられた高周波発生装置と、荷台のラジオが「干渉」しあう」――つまり「音」がする、参加型の展示もありました。 |
| 2002/07/07(Sun) ・・・とりこ |
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| ●トーベ・ヤンソン「ムーミン谷の彗星」下村隆一訳 講談社(1990年発行/ムーミン童話全集(1)) 「ムーミン」というネーミング、愛らしい挿絵。ほのぼの&のんびりな印象、もっともだと思います。 実際、ほのぼのですし。 でも、先日の話題の中心は「ムーミンのダークな魅力」についてでした。そしてその時ワタクシは、「はっ・もしかしてmy白昼夢(悪夢/幻想系)の根幹部には、ムーミンが相当巣食っている!」とか、思い当たってしまったのでした。 さて、シリーズ1巻。再読して驚きました。個人的にトラウマ小説かも…「激しいカタストロフ(彗星)が平和なムーミン谷を襲う!」てな物語でしたよ。 以下、粗筋。&本文引用(抜粋)。 あくる日は、くもりでした。ムーミントロールは目をさますと、じっとりぬれた庭へ出ました。風はおさまって、雨もやんでいました。だが、なにもかもが、ふつうではありません。不安にかられたムーミントロールは、ちいちゃなスニフとおさびし山の天文台へ、それが本当かどうか、確かめる旅に出かけます。 空は、青くなかったのです。うすく赤みがかかっていて、いかにも不自然に見えました。「たぶん、日がしずむからだろうよ。」「うん、そうにきまってる。太陽が沈むからさ。」 スナフキン、スノークとスノークのおじょうさんという仲間を得ながら、変わり果てた風景の中を進む一行。 震えながら「その時」を待つ登場人物たち。轟々と風が吹き、空から、巨大な、恐ろしいものが―― こんなお話(ホントよー)。特に、真っ赤な夕日を背に、沸騰する干上がった海の泥の上を、竹馬で横切るムーミン一行。いつもは水に隠れた小さな島が、今は山脈となって彼らの行く手を阻む。たいへんなビジュアルでした。 彗星が近づくとそうなるのか? はおいといても。…強烈なインパクトです。 しかし。やはりスナフキンはカッコ良い。もはや・シャアを超えた…! ←どういう比較(笑)キマリっぷりに身体くねってしまいます。シビレます。参った。アナタ何者! すぐにすねる、スニフの心を占める「ねから始まってこで終わるぼくの秘密(※ねこってことなんですが)」との、やわらかなやわらかな心の接触など、子供の心をいちいち引っ掛ける沢山のエピソードが散りばめられていて、そこもまた。 あ・オサビシ山含め、彗星&天文台カンケイの記述は、SF魂くすぐるかも、です。 |
| 2002/07/14(Sun) ・・・とりこ |
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| ●ジョージ・ルーカス監督「STAR WARS エピソード2 クローン攻撃」 (公式HP)
※今回ネタバレ多いです。伏字してますが、どうぞご注意を… 劇場パンフにもキャラ相関図堂々と載ってますが、要は「ルークの父ちゃんの若かりし頃」のお話でした。 弟「観てきた? どうだったー?」 なんて内心突っ込みつつ、うーん、面白かったです。 各種ロングショットに、ああこのビジュアル、世界観でSF心育てられたなあ、と思いました。キマリ過ぎ度が古典的かもですが、そこがいいのよ…。上述した「ハイテクとローテクの混交ぶり」、この光景にこそ、自分がSFに入るきっかけがあったと思いますし。光子帆船やハイパードライブリングみたいなサービスや、夕焼けの広がる異星の都市・の空には宇宙船…って光景。クローン工場や各種マスゲーム、「ジオノーシスの戦い」のスケール。追いかけっこのスピード感。色々盛り沢山、ホント映画館の大画面で観るべき映画でした。 敵に囲まれたジェダイ騎士が、さっと二人で背中合わせになってチャンバラ、とか、ああスペースオペラ。ロデオすらあった。同行の方の「全体に山田風太郎レベル」というコメントは、たいそう的確な指摘だ、と思いました。あと、アミダラさんのワードローブの豊富さにビックリ。 「ジオノーシスの戦い」時の全身白はいいな…白マントかわいいし。レイア姫も全身白だったよね…意図的かな? もういっこだけ。 アナキン君のこの先の成行(何年後か判らないけど次作)、今から楽しみです。 |
| 2002/07/16(Tue) ・・・とりこ |
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| ■井上正昭 「DinoPress」編集長・お悔やみ
SFM考課評の締め切りが近いので、8月号に目を通してて、巻末の「今月の執筆者紹介」欄・金子隆一氏のコメントに、脳天を吹っ飛ばされたワタクシであります。 「日本に恐竜学を根づかせるべく共に戦ってきた同志である編集者が、先日食道ガンで急逝した」がーーーん。 (ここ から→カテゴリ「その他」→「井上正昭編集長逝去」参照) こ…こ…こんなに遅くなりまして…誠に申し訳ありません。 一度だけお目にかかったことがあります。「恐竜学最前線」の頃、G研@旗の台で…月刊誌を事実上お一人で切り盛りされてた訳ですが、その時もたいへんお忙しそうでした。 …恐竜関連の話題としては、19日から 「世界最大の恐竜博2002」 が開幕します。(於:幕張メッセ) |
| 2002/07/18(THU)・・・ヤマナ |
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●川上弘美「パレード」(2002/平凡社)
「昔の話をしてください」とセンセイが言った。そんな一行で始まる「センセイの鞄」番外編。ツキコさんの小さい頃のお話。ちいさいツキコさんのうしろにある日突然ついてくるようになった、不思議な赤いものの話。 結構久しぶりかも?な、ストレートに「不思議あり」の川上節です。 ちいさな頃に見えた不思議なもの、に加えて小学校のクラスのでのシカト(この小説の表現を借りれば「ハバ」)の問題なんかも扱っていて、ちょっと児童文学的な感触もあるかな?なお話しでした。挿絵の多い、薄い本だし、小学生でも早熟な子だったらちゃんと読めてしまえるかも。 でもソウメンを食べた後、畳の上で横たわりながらつれづれにお話しするセンセイとツキコさん、という構図は大人になったからこそしみじみと味わえる「いい感じ」だよなーとも思ったり。コドモから見たら単にだらしなさそうなその姿も、大人アイで見ればちょっと色っぽいんだよね。えへ。 あ、あとね、この小説、ツキコさんと赤くて不思議なものや、「ハバ」にされてるともだちとの距離感がなんというか微妙に遠いんだよね。当たり前に遠いというか。絶妙に遠いというか。その辺がやっぱ大人向けいうか、川上さんだなーという気もしました。もちろん冷たい感じではないんだよ。突き放してはいるけれど、じんわりにじむものが確実にあります。 吉富貴子さんによるふんだんな挿絵も素敵です。薄いベージュの地に少しくすんだ赤を基調として、さびさびとあたたかい感じ。単純なかたちのくせに、ちょっと輪郭をつかみきれない感じ。川上さんの世界によく似合っていると思います。 そうそう、赤いもの(読むとすぐに正体が分かるのだけれど、もったいないのでここではヒミツにしておきます)、がすごくかわいいよ。言葉は「イガイガイガ」くらいしかしゃべれない。リアクションもだいぶ単純。でも時折こころが痛切に伝わる。 ちなみに「センセイの鞄」、「とりイカ」内での感想はこちら(とりこの感想)とこちら(ヤマナの感想)です。 「ムーミン谷の彗星」
は私もトラウマ…。 |
| 2002/07/20(Sat) ・・・とりこ |
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| ●あずまきよひこ「あずまんが大王」/メディアワークス
(全4巻/4巻…2002年) ホントに全然、読んだことなかったのです。 てわけで、いるかもしれない「実はまだ未読…」(ワタクシのような。) って人向け、のツモリで書いてみます。 トホホ… 女子高生の、学園生活をメインとする4コママンガです。共学高校の筈ですが、男子は影みたいなもんで、クラスメイトの後ろアタマくらいしか出てきません。1人だけ顰蹙対象として男性教師(変人キャラ)が登場しますが、あとは、犬と獣医さん位かなあ、ちゃんと登場する男性って…。 レギュラーの女の子が6〜8人、+女先生2名。テストや夏休み、修学旅行などもネタですが、メインは、授業中や休み時間の雑談みたいな、ホントに「日常」部分にある、て気がします。登場人物の個性に馴染みになってくると、どのキャラもホントに実在してそうな、内輪感というか親近感があります。
…何が言いたいかって、人(※つーか、イカ)様をニョロニョロだのビーカー教授などと呼ぶ自分は一体、誰(ナニ)に似ておるかと考えて、読んだばかりのこれを思い出したのでした。 ルックスはさておき、やっぱどうしても、トモちゃん…? 破壊的にパワフルで、頼まれなくても台風の目で、オノレにまっしぐらな単細胞で、人の話を全然聞かないヤツ…(と・自分に似たキャラを規定するのは、我ながらどうかと思う。) …まあ、一本気で裏のない、正直な子だよね。(……) ちなみに、イカちゃんは、大阪さんぽい。と思います。とぼけ系な言動も、体力なさ気なあたりも(いいな…すげー美味しいキャラじゃん)。でも、この大阪弁とこの髪型、ホントは高校時代の友人を思い出すワタクシでした。 それこそ内輪ネタだ…(●ーくんだ…!) |
| 2002/07/22(MON)・・・ヤマナ |
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| ●あずまきよひこ「あずまんが大王」全4巻 (メディアワークス/2000-2002) 実は私も最近になってはじめて読んだですよ。4巻完結との知らせを聞き、だったらチャレンジしてみてもいいかなーとか思って。 で、まんまとハマりました。「おもしろい!」というより「楽しい!」って感じかな。それほど奇抜なネタとかはないんだけど、ほんわか居心地のいい空間が広がっていて、そこをたゆたっているのがえらく幸せな漫画です。 とりこが竹本泉っぽいと言うのはなんか分かる。あと、桑田乃梨子好きな方にもオススメできそうかな。私は「To Heart」というギャルゲーがとても好きなのですが、ラブなしの「To Heart」っぽい感じもちょっとしました。(しかし今更勧めようにも、「To Heart」好きな層の多くはもう、とっくに「あずまんが大王」読んでらっしゃるんじゃろうな…。) キャラクターでは無口なファンシー好き榊さんとテンポのろい大阪人の大阪さんが特に気に入りです。 ちなみに、大阪さんには私、とろいとこ、妄想が暴走気味なとこ、わけのわからんことばかり力説するとこ辺りに、かなりシンパシーを感じていたのですが、それを口に出すのはあまりにナルシズム?という気がして黙っておりました。(だって大阪さん、カナリ可愛いからさー。) ■ジョージ朝倉「ハートを打ちのめせ!」第1巻発売記念予告ムービー おもしろかっこいいぜ!「ハートを打ちのめせ!」ってこんな漫画だったのか!!雑誌で読んでいるときは気付かずにいたよ!!(第3の目、開眼) |
| 2002/07/24(WED)・・・ヤマナ |
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| ■「超電磁ロボ コン・バトラーV」
先々週、アニメ歌手の水木一郎と堀江美都子のミニコンサートに行きまして。なんか熱いものがこみあげてきまして。 いやはや、おもしろかったです。いや、おもしろくないわけがないのはわかっていたのですが。テンポいいし、ケレン味たっぷりだし。てゆーか、ケレン味しかねーよ!すげーよ! 何が一番衝撃的だったかと言うと、「コン・バトラーVにはシートベルトがない」!!!!! あと、衝撃だったのは実写の使い方とか、コン・バトラーVのパイロットの一人、西川大作は漫画家志望とか。 というわけで、色々すごかったです。ただ、ツッコミどころは多いんだけど、泥臭さはあまり感じなくて、どこかスマートな感じもうけました。テンポのよさと雰囲気がからっと明るいせいかな。 |
| 2002/07/25(Thu) ・・・とりこ |
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| 2002/07/25(THU)・・・ヤマナ |
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| 「イカ星人」。それは北野さんから私への挑戦状?ラブレター?ちゅーか、オレ伝記?刮目して待たせていただきます。 どうでもいいけど「コン・バトラーV」の敵キャラ、ガルーダ様は放っておくと美形キャラなのに、惜しげもなく鳥人間に変身してらっしゃいました。(どうも戦闘スタイルらしい。ほとんど命令するだけだけど。) 表紙のドラえもん大集合に目をひかれて。付録のジャイアンコンサートポスターに心ひかれて。「ほほう、藤子・F・不二雄特集かあ。でも800円もする割には、特集のページ数少ないなあ」とすぐに購入するのはためらって。 でも、結局買ってしまいました。決定打はF先生のメモ書きだな。創作メモやネームも嬉しいんだけど、アシスタント達への指定やアドバイスのメモが私の心を打ちました。 あとね、藤子プロスタッフに宛てたメッセージも泣けます。「自戒の意味もこめて言うのですが、漫画は一作一作、初心にかえって苦しんだり悩んだりしながら書くものです。お互いガンバりましょう。」とか。F先生に言われちゃしょうがねえ。おう!私もガンバるよ! 周囲の方達へのインタビューもまた興味深かったです。特にアシスタントさん達や(田中道明!)、アニメ「ドラえもん」の声優さんたちへのインタビュー。あと、意外なところでは高橋名人!!へのインタビュー。(「ドラえもん」のファミコンソフトのプレゼンをなさったそうで…。) 「relax」、F先生特集以外では、懐かしのトミーのおもちゃ記事が楽しかったです。欲しかったよ、「パックマン」。そういやあったね、「ぴゅう太」。 |
| 2002/07/25(Thu) ・・・とりこ |
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R・A・ラファティの追悼特集。全作品の一覧が掲載されてて、こういう時のSFMはサスガです。頼もしい…。 ◆「ファニーフィンガーズ」R・A・ラファティ
…+1 ◆「知恵熱の季節」R・A・ラファティ
…+1 「ヴィスコンティの『解放された緩慢宇宙論』、あれ抜きじゃもう一秒も生きられない!」(※部分抜粋)とか、ポルノショップに買い物にきた兄ちゃんが店員に向かって叫ぶのであります。 (ポルノショップでそういうものを売るわけです。いいじゃーん、それって…。) こういうのはスキです。ユカイ! ◆「月の裏側」R・A・ラファティ
…+0 ◆「何台の馬車が?」R・A・ラファティ
…+0 「無邪気なボク」系に目のないワタクシ、パパ&息子に目尻垂れますが、このお話ではパパ萌えでした。息子の「決め付け度200%の頑固なナマイキさ」もナイスですが、やっぱ、それに折れてくれるパパだよ萌えポイントは!←こういう風に読むヤツもいる。てことで。(……) ◆「すべての陸地ふたたび溢れいずるとき」 ◆「影の王」佐藤哲也…+0 荒廃した風景、何故だか「異次元を覗く家」(W・P・ホジスン)を髣髴としました。「ちょっと信じにくい、でも主人公が、ただ、見た」ことを綴る語りのせいでしょうか。 ◆「罰」(ことのはの海、カタシロノ庭) この頃、5月号の深堀骨「隠密行動」に+2つけちゃったのはまずかったなあ、とか思ったりしてます。アレは+3にしておくべきだったかも…。 |