2002年10月

2002/10/01(tue)・・・ヤマナ
S-Fマガジン8月号
「S‐Fマガジン/R.A.ラファティ追悼特集」(2002年8月号・早川書房)

とりこから「SFマガジン」今年分の6-8月号を借りて読みました。さすがSF専門誌で「ああ、これはSFファンの方のための雑誌なのだよね」と、私のような非SF者(SFへのあこがれはあるのですが)には入り込めないところも多々あったのですが、8月号のラファティ追悼特集は素直におもしろく読めました。
サイエンスフィクションの、サイエンスよりフィクション(ちゅーか、法螺?)が勝っている感じが個人的に入りやすかったのかも。

とくに、鉄からなんでもつかみだす不思議な女の子のお話、「ファニーフィンガーズ」がかわいくてたのしくて洒落てて謎めいてて切なくて、かつ私のロリコン心にもヒットして、とても気に入ってます。 とりこの感想文でも「イカちゃんにも割とヒットしそう」って書いてあるね。ご明察。割とどころではなかったが。
訳もいいなあ。少女のこまっしゃくれ口調をよくわかっていらっしゃる。お話は全然違うけど「不思議の国のアリス」好きにもイケるような気がします。

その他の短編では「知恵熱の季節」と「すべての陸地ふたたび溢れいずるとき」も楽しかったです。どちらもしれっと平熱で地球レベルの大変な事件を語ってて。

ラファティの本は「九百人のお祖母さん」しか読んだことないので、他の短編集にもチャレンジしてみなくてはと思いました。
「九百人のお祖母さん」では表題作がいちばん好きです。


2002/10/10(Thu) ・・・とりこ
「偉大なワンドゥードルさいごの一ぴき」
●ジュリー・アンドリュース「偉大なワンドゥードルさいごの一ぴき」/岩谷時子訳/TBSブリタニカ/1979年

あのジュリー・アンドリュース作、妙に悲劇っぽいタイトル…どうもイロモノにみられがちなのですが。でも、ホントに偉大で最後の一匹たるワンドゥードルのお話だしな…児童文学ファンで未読って向きにはオススメです。楽しいですよ。

ある寒い日曜の午後。動物園のキリン舎の前で、ベン、トム、リンディの3人は不思議な人物(サバント教授)と知り合います。
教授:「ところでキミ達、ワンドゥードルを知ってるかい」
トム:「なんだ、そんな動物、いるわけないだろ」
教授は3人をワンドゥードルのいる国へ連れていくことを約束します。3人は教授と一緒に、旅の準備と称する不思議な訓練をはじめるのでした…。

しっかりモノで、おっとりお兄ちゃんのベン。いたずらっ子で回転が速い、弟くんのトム。おしゃまで小さなレディ、皆のアイドル、妹リンディ。兄萌え弟萌え妹萌え、少年×オジサン/少女×オジサン萌え…悪役含めた魔法世界のモンスター萌え。魅力キャラ満載ですよ!※フツウに読んでも面白いです。

魔法世界の陽気さは、ポップでカラフルで「アメリカ!」って印象です。ディズニーアニメの影響濃いような…特に「メアリーポピンズ」。←やっぱり、ご自分が出演なさったのが大きいのかな。「オズの魔法使い」も少々髣髴したかも(魔法世界をウロウロするあたり、特に)…

モンスター陣の魅力も特筆です。今回再読してみて、毛がカラフルでふわふわっとしていそうで、なんだか「モンスターズ・インク」っぽいのかなあ、なんて想像しました。ハンサムな化けネコ君、とか、いちいちキャラ立っててユカイです。親玉の「ぬるぬるプロック」は、出だしなんかマジ怖いし…。

ウィッフルバード、という小鳥っぽいモンスターとトム君の絡み、個人的にめちゃめちゃ萌えでした。R2‐D2や震電、クリスの天気予報、あたりへの萌えとちょっと近いかな…
綺麗でちっこくてふわふわで、けなげで、でも意思疎通がどうもイマイチ不器用で(一生懸命さは伝わるけど、肝心な部分は意味不明、というか…)。ちょっと「サイボーグクロちゃん」のクロちゃん・ナナちゃん的だったりもする。

道徳教育っぽさが少々。嫌味な程ではないですが…時代かなあ、作者が「スポック博士の育児書」とか読んでそうな気がします。
あと、悪玉の親分(プロック)を末娘の涙が陥落、って部分は、どうにも惜しい気も…これはコレでありだな、と思う反面、物語の広がりやスケールを制限してる、気も、…

3人が「観察眼を養う」くだり――見方を変えただけで世の中はこんなにも変貌する…なんてことをオトナに吹きこまれ、子供たちが「科学的なモノの考えかたに染まって」しまう場面は、「コドモにナントカ魂を教えこみたい大人ゴコロ」にヒットかも? 個人的には、「吹きこまれて染まっちゃったコドモ達を見守る、あたたかな母の目線」に萌えでしたよ。(ちょっと外側な萌えだな…)
執筆当時アンドリュース女史には、実際に3人のお子さんがおいでだったとか(後書き情報)。物語全体を通じて感じられる、あたたかな目線は、読んでいてとても心地良かったです。

残念ながらそうそう手に入らないので(15年前ですら既に買えなかった…)、ご興味のある向きは図書館で探してみて下さい。読後は、スリッパと言やこれになるかも。中学の頃、とある人にオススメいただいた本です。海外まで持ってって愛読してたらしい…大事な本だから気をつけて読んでね、と貸してくれたのでした。懐かしいなあ。

■雑談 ちょっと変りダネの地方名産 

いただいたお土産のお礼・兼・ご紹介を少々。MEMO欄にはちょっぴり長かったのでここに…
嬉しかったです(&面白かったです)。どうも有り難うございました。(^.^)ノ

◆其の1:「あなごパイ」
だいぶ前ですが、四国土産にいただきました。穴子のかおりがしてました。美味しかったです。
有難うございます(^.^)

◆其の2:「グランドサンダー戦車 瓦せんべい」
9月アタマにいただきました(お礼遅れてて済まぬ…)。いつも色々有難う!
子供向けプラモそっくりのサイズ、外箱(迷彩モヨウの包装紙に、全面に大きく戦車のイラスト)しかし中身は・まごうかたなき・瓦せんべい。
実は、陸上自衛隊富士駐屯地限定販売、のレアな一品。
帰宅後食卓に放り出しといたら、家族全員が一度ずつプラモと間違えては、順繰りに次の人をひっかけてました。

せんべい表面には自衛隊戦車がプリントされてました(90年式なら「TYPE90」てな具合)。シンプルに美味かったです。


2002/10/11(FRI)・・・ヤマナ
いばら野植物園
北村夏「いばら野植物園」(「世界でいちばんやさしい物語」サクラミステリー11月15日号増刊・あおば出版)

北村夏さんは、昔「川崎苑子」という名前で「週刊マーガレット」で活躍していた方です。17年ほど前に一度筆を折ってらして、8年の沈黙の後、レディースコミック誌「SAKURA」にて復活されました。

私は、この方がいなかったら読むにも描くにもここまでまんが好きにはなってなかったろうというぐらいの川崎苑子ファンだったので、復帰後第一作の読切「連休」の、休筆前と変わらぬ厳しく優しい世界には心から嬉しく感じたものです。
ただ、掲載誌自体は自分の守備範囲から外れていたため、連載を始めてからはたまに立ち読みするにとどめていました。コミックスが出たら読もうとたかをくくっていたのですね。

で、残念なことにレディース誌作品はいまだ単行本化されず(98年に「川崎苑子」名義で「猫的生活十二ヶ月」という書き下ろしの単行本は出ましたが)、今回やっとまとまった形で読むことが出来ました。雑誌一冊の中の三分の一弱なんですけどね。でもいっぺんに200ページも読めるなんて夢のようです。
こちらを拝見したところ、まだまだ未読の作品がいっぱいあるので、今回のように総集編という形でもいいのでまた北村(川崎)作品がまとまる機会があればいいなと思います。

前置きが長くなりました。「いばら野植物園」ですが、やはりとても素敵だったのです。

「頭はいいけど神経過敏で虚弱体質」素直でやさしい海彦さんと、元気でおおらかで、でもいじっぱりで無神経なとこもある萌子さん、そんな夫婦が萌子さんの故郷の高原「いばら野」で過ごす毎日。
都会人海彦さんのあこがれで田舎で農業を始めてみたはいいけど、なかなか夢のようにはいかなくて。でも、夢にもみなかったような発見もあったりして。

地に足のついた作品で、でも視線は地面じゃなくて空を見ている、月を、星を見ている、そんな感じがあります。
海彦さん萌子さん夫婦を中心にした読切連載なのですが、夫婦の中のみで完結していない風通しのよさがまた、よいな。
年の離れた者同志の交感を扱ったエピソードに印象的なものが多かったです。海彦さんのお母さんと萌子さんのお話(お母様すてき!)とか。海彦さん村の老婦人に習字を習いに行く(海彦さんいい奴…)とか。萌子さんと彼女の庭を荒らす少女の話(すげー切ない!!)とか。

昔から私はこの方の描く繊細でファンタジックな扉絵が大好きなのですが、この作品でも扉絵健在でした。海彦さんのお母さんと萌子さんが星空の中を船で航海している扉絵なんて、まんが読んでから見返すとまた、別の味が出てきたりして。

正直なところ、やり方次第では単純な田舎礼賛に傾きそうな題材だったとは思います。実際、生き生き描かれたいばら野と比べて、「都会」の描写は一元的にすぎる気もしたし。
でも、農村の暗い面をさらっと盛り込んだり、登場人物の心理がステロタイプな「都会は冷たい・田舎は暖かい」に陥りそうな瞬間に、ちゃんと「いや、そういうことではないのだ」と揺り返して相対化させていたり、そういう意味でも地に足のついた作品になっているのですよね。バランス感覚がきちんと備わっているからこそ、こちらも安心していばら野の空気に身をまかせられる。 画面から漂ういばら野の空気はとてもすがしいにおいがしました。ビールがおいしいらしいよ。いいね。

ちなみに川崎苑子作品ですが「土曜日の絵本」が今年文庫化されました。20年前の作品ですが、色あせないたいせつなものがたくさん詰まっていると思います。オススメです。 (amazonで購入

2002/10/12(Sat) ・・・とりこ
「SF属性調査」

「SF属性調査」回答 (@一歩さま)

調査結果曰く、

貴方はSF属性で硬派属性で人情属性の人です(既読属性の半分がそれです)。

世間では抜きん出てSF属性がウケてるようです(平均の2倍以上跳び抜けてます)。 で、これに貴方の傾向を被せてみますと……貴方は奇想属性でロボ属性で生物属性でメカ属性で時間属性の人です(世間様の2倍以上という傾向が)。

…色々だな…。(※my結果→ココ

お薦めの未読本は……
『サターン・デッドヒート』(88) グラント・キャリン
『ハイペリオンの没落』(95) ダン・シモンズ
『ドゥームズデイ・ブック』(95) コニー・ウィリス
『タウ・ゼロ』(92) ポール・アンダースン
『エンディミオン』(99) ダン・シモンズ
『アヌビスの門』(93) ティム・パワーズ
『世界終末十億年前』(89) A&B・ストルガツキー
『赤い惑星への航海』(95) テリー・ビッスン
『百万年の船』(93) ポール・アンダースン
『終わりなき平和』(99) ジョー・ホールドマン
とか、
『タウ・ゼロ』(92) ポール・アンダースン
『大潮の道』(93) マイクル・スワンウィック
『最果ての銀河船団』(02) ヴァーナー・ヴィンジ
『アンドリューNDR114』(00) アシモフ&シルヴァーバーグ
『フィアサム・エンジン』(97) イアン・M・バンクス
『エンジン・サマー』(90) ジョン・クロウリー
『ドクター・アダー』(90) K・W・ジーター
『デクストロII 接触』(88) ワトスン&ビショップ
『アヌビスの門』(93) ティム・パワーズ
『エンディミオン』(99) ダン・シモンズ

『ハイペリオン』続刊をはやく読め、ってことかしら…

「翻訳SF調査度」回答しながら「あ・コレ読まなきゃだったー」て思ってたのがちゃんと挙がってきてるので、オススメ機能、結構優秀かも?? (具体的には赤字のヤツなんですが)


2002/10/13(Sun) ・・・とりこ
「順列都市」/「グラン・ヴァカンス」感想の追記(3)

●グレッグ・イーガン「順列都市」/山岸真訳/ハヤカワ文庫SF/1999

コレ読んだ時は、久々に「うわ・やっぱSF、いいよな!」とか思ったものです(あ、読んだのは2年位前です)。

「難解でワカンナイ」「ハードすぎ」と言ってた知人がいるので、とっつきにくい、と仰る人向けのツモリで書いてみます。
※ちょいネタバレっぽいかも・です。気になさる方はご注意の程を。

ある男性のコピーが目を覚ます場面から、お話は始まります。クローンではありません。脳みそをスキャンしてデータとって、身体把握感も五感もすべてカンペキに本人と同じ、ただしコンピューター上のAIとして、の存在。そういう「コピー」。

そのため、コピーはオリジナルと地続きの記憶のままAIとして目覚め、発狂寸前に陥るのでした。そりゃそうだ。だって「スキャンしますよー」てとこで記憶は終わってて、次に目を開けたら「ハイ、アンタはコピーだよ」って展開なのです。コピーじゃない方はいいとしても、コピーにとっちゃヒドイ。俺は一生ネットの中か! と、自殺を(自分というデータを「消去」してこの状態を終わらせようと)試みたりするのでした。

現実に戻れないと認めるのはイヤだ。信じたくない。現実界から遠ざかりたくない。AIになったことで手に入れた能力に手をつけることで、自分がAIであるということに納得したくない。納得したとオリジナルに思われるなんて絶対認めない。…等と思いつつも・やはり・しかし。次第に状況に馴染み、受け入れていく…/いいや・受け入れたくない。という、揺れのリアル…

※コレ、まだまだ出だしのトコに過ぎないのです。(マジ)

パソコンの知識が皆無だと、冒頭ちょっと入りづらいかもですが、既にココをお読みの方はネットを扱っておいでなわけで、なら問題ないと思います。(その他テクのとこも、まあデータがパケットで送受信されることが理解できれば、充分なのじゃないかなあ。)

ヴァーチャル世界は、陰影が極端な、冷えびえとするような、やけにぺらぺらで、ぴかぴかギラギラするような、人工的で不自然で非現実的な空間として描かれています。いや、直接そういった表現はされてないけど。でも、そんな風な印象。「なんとなく、怖い…」と感じるなら、そりゃ読解力があるってことだと思う。現実世界のエピソードとの場面転換が繰り返されますが、現実世界場面になると温度やものの聞こえ方が元に戻る、ような気がするのです。

AIになることは、相当痛い代償(肉体の喪失)を伴う。ヴァーチャル空間を「現実と同じで、その上スーパー能力も手に入る」、いわば上乗せ式のユートピアとして描くのではなく、そこが決して現実とは同じではありえないことを語る。…たいそうシビアで、そしてそのシビアさこそが、読み手にこれほどのリアル、説得力を与えるのだと思います。

で、色々あって(←簡単に言うけど。ココも面白いよ…長くなるから略しますが。)最終的には…(以下ネタバレにつき色換え) 苦労を重ね育て上げた我が子はしかし、イワユル「新人類」だった(古)! 進路に口出ししてみるものの、ワカモノの思考にはついていけない、と気づく親たち。余裕をもって眺めていられたのも束の間…、震え上がった親たちは別居を決意。この先はコツコツ貯めてきた年金で生きよう、とほうほうの態で袂を分かちましたとさ。 みたいな(※誤読だろうそりゃ)。

新しい何かを見せてくれる、という点も、リアルさ、説得力の基盤たるSF的設定の凄さも、サスペンスタッチで進んでいくお話の構造も面白いし、ネタバレ部に書いたような「メタファー」的読みこみも可能だし(※例え話で書いてみた。)まんま受け取っても、イワユル「センス・オブ・ワンダー」のスケールは壮大だし…読み応えは相当なものです。

「しあわせの理由」(「20世紀SF」6巻収録)もそうですが、イーガン作品て、どれも相当シビアだと思います。そのシビアさがとてもスキです。下手にメロウに流れないのがグウ(いや、メロウはメロウで大好きなのですが)。イカちゃんにも、いつか読ませてみたいかも。けど、ディックがお好きなキミは、イーガンはむしろ健全と感じるかもしれないなあ。

●飛浩隆「グラン・ヴァカンス」追記(3)

加藤隆史さまの、「『色町の遊廓の名主と花魁』の悲恋と、浄化」とのご指摘(ネタバレ部)は、目ウロコでした。艶っぽくて、それでいて「純」で「清新」なのが並存してるトコとか、「ああ!」というカンジで。

※で、「グラン・ヴァカンス」って、「順列」感想で書いた「上乗せ式」寄り、かもですね。でも「順列」とは作品の性格や狙いドコロは全然チガウと思います。そうかそれは比べるところじゃないなあ(「そもそもAIってのはなあ……いや、それは話が別でしょう。」>ナルホド)と思ったので、書いてみました。

■「グラン・ヴァカンス」感想リンク(@おおたさま

◆過去のとりこ感想 感想(1)感想(2)追記(1)追記(2)
◆書誌情報…飛浩隆「グラン・ヴァカンス 廃園の天使(1)」/早川書房Jコレクション/飛浩隆「蜘蛛の王」(S‐Fマガジン 2002年11月号掲載)

2002/10/17(Thu) ・・・とりこ
横尾忠則「森羅万象」展

●横尾忠則「森羅万象」展(於 東京都現代美術館)

初の個展(1965年)から最新作(2002年)まで、作品総数400点以上。 今までで、最大規模の回顧展だとか。

イントロダクション/愛とエロス/楽園とユートピア/ヤレ(透明)/森と肉体/カタストロフィ/メッセンジャー/芸術と芸術家/ルッジェーロとアンジェリカ/滝 /ポートレイト/自画像/三島由紀夫/冒険と異界/渦、螺旋/死
/赤/Y字路−暗夜行路/Y字路、ふたたび

というように、19に区分された展示構成でした。
初期シルクスクリーンや商業作品(ポスターや広告)がお目当てだったのですが、ホカにも見所満載でした。

何しろ横尾なので、例えば第1室から2室へは、宇宙を模した渦巻柄がプリントされた、長丸型カーテン(要は、「0(ゼロ)」を縦に割る形で割れ目が入っている)を必ずくぐり抜けねばならなかったり。ええ・ワタクシもくぐりましたともよ。
アート系プルカツは必然としても、子連れのご夫婦も案外多かったです。…で、油断してると上記のヤヴァイ出入り口を無遠慮にガバア! と広げてお子ちゃまが飛び出してきたりするので、お、お、オトナはドッキリするですよ…←した奴。しかし、横尾観せちゃうって、教育上、どうなんだろう…トラウマとか大丈夫なのかな… いやまて。もしかして、実は、英才教育なのかも。 ←何の?

過去作品のリメイク(描きかけに手入れて仕上げた、のかな??)も何点も。絵柄の変わらなさはビックリでした。
男性スーツ(SANYO)やGLAYのCDジャケット等、見覚えのある近年の商業作品も。成程、この文脈で見ればこのインパクト、まさしく横尾忠則。

1万枚集めた、という滝の写真絵葉書を、展示室全面にびっちりと敷きつめた「滝」展示は、正直、キモチワルかった…滝がこんなにも偏執性を帯びるとは。また、偏光板を用い、光の効果を使う一連作品(仏像の神秘の眼差しが、眼光ビームで表現されてたり、とか)も、この年になってすらトラウマになりそうな異様さ・恐ろしさでした。

あのリサ・ライオンを富士樹海で撮影し、全身電気帯びてるみたいな効果を加えた映像もありました。雷神様みたい…
他にも、奥さまとご自分を描くと必ず画面に獅子と蟹(奥さん=獅子座、ご自分=蟹座だそうで)が描かれてたり、その他、星雲とか銀河とか宇宙人とかUFOとか天使とか仏陀とか目玉とか異次元とか…

横尾氏は「ターザン」の大ファンなのだそうで。「冒険と異界」セクションには、ターザンをモチーフとする作品と少年探偵団モノ(制服と帽子の少年の3人組)が何枚もありました。

同一画面に分岐を描いた「Y字路」一連は、通りの片方ともう一方で昼と夜だったり、風景や季節が違っていたり…。2001−2年作品だけで一体何枚あったやら。幾らアクリルと言えど驚異的な制作意欲だ(速度も)。

…そんな具合。観た後は、もうへとへとでしたよ。


2002/10/24(Thr) ・・・とりこ
「DASACON6」参加レポート

■「DASACON6」参加レポート

先日、「DASACON6」(2002年10月19〜20日)に参加してきました。 当日の様子を、ちょっぴりご紹介。

だいぶ手抜きではありますが、例の如く別ファイルにしました。ご興味のある向きは こちらにどうぞ。

ちなみに、見出しはこんな具合です。

◆オープニング&自己紹介
◆本企画(ゲスト:佐藤哲也・高野史緒)
◆先行販売&サイン会
◆お喋り其の1
◆熱戦オークション
◆お喋り其の2
◆お喋り其の3
◆夜明けのビデオ鑑賞
◆エンディング
◆昼までモーニング
◆おわりに
※「DASACON6」参加レポートリンク集

2002/10/26(Sat) ・・・とりこ
S-Fマガジン11月号

●「S‐Fマガジン 2002年11月号」/早川書房

一挙掲載200枚、の飛さんの新作に気を取られてましたが、今号の特集は「SFミステリ再考」です。

「時を越える物語」(※1)/「宇宙で繰り広げられる推理」(※2)「未来社会の殺人」/「パラレル・ワールドの殺人」(※3)/「日常の隣りに」(※4)/「超能力探偵と超能力犯罪者」/「ミステリアス・テクノロジー」
との分類で、古今東西(海野十三からJ・ディクスン・カー、上遠野浩平まで)55冊を分類したブックガイドは、「ちょっと腕に覚えあり」な本読みが「それならコレも入るじゃん」と、つい言いたくなるような、ナカナカそそる特集かと思います。

※1:例えば「猿丸幻視行」「蒲生邸事件」
※2:「はだかの太陽」「星を継ぐもの」とか
※3、4:挙げたいけど、それだけでネタバレしそうだからなあ

◆飛浩隆「蜘蛛(ちちゅう)の王」…+2

前書いた感想とかぶりますが、「区界」という舞台設定に違和感を覚える向きも、こちらならとっつきやすいのでは。スピード感、サバイバルゲーム(且つ育てゲーム)っぽさは、「区界」と相性がいいのかも。

◆草上仁「壁の向こうの友」…+0

ありがちな展開…と思ってたら、最後にもう一枚ありました。

◆『グラン・ヴァカンス』より(ことのはの海、カタシロノ庭)
飛浩隆/藤原ヨウコウ…+0

そか、アレってベヘリット(@「ベルセルク」)だったんだ…(違)。


2002/10/28(MON)・・・ヤマナ
ライトノベルファン度調査

ライトノベルファン度調査(@まいじゃー推進委員会

結果→24冊。

シリーズものは「一巻でも読み終わっていれば既読」というルールのおかげでだいぶ水かさが増しました。
チェックした本はほとんど読んだ時期が「ローティーンor20代後半」という極端さです。はは。

『きみにしか聞こえない CALLINGYOU』(乙一 スニーカー)
『イリヤの空、UFOの夏』(秋山瑞人 電撃)
『ブギーポップは笑わない』(上遠野浩平 電撃)
『猫の地球儀』(秋山瑞人 電撃)
『やみなべの陰謀』(田中哲弥 電撃)
『マリア様がみてる』(今野緒雪 コバルト)
『なんて素敵にジャパネスク』(氷室冴子 コバルト)
『星へ行く船』(新井素子 コバルト)
『丘の家のミッキー』(久美沙織 コバルト)
『クララ白書』(氷室冴子 コバルト)
『マンガ家マリナ』(藤本ひとみ コバルト)
『かめくん』(北野勇作 デュアル)
『僕らは虚空に夜を視る』(上遠野浩平 デュアル)
『おもいでエマノン』(梶尾真治 デュアル)
『サムライ・レンズマン』(古橋秀之 デュアル)
『銀河聖船記シリーズ』(岡本賢一 ソノラマ)
『これは王国のかぎ』(荻原規子 C・NOVELSファンタジア)
『アルスラーン戦記』(田中芳樹 角川文庫)
『ドラゴンファームシリーズ』(久美沙織 ファンタジーの森)
『クビキリサイクル』(西尾維新 講談社ノベルス)
『創竜伝』(田中芳樹 講談社ノベルス)
『銀河英雄伝説』(田中芳樹 徳間書店)
『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』(滝本竜彦 角川書店)
『NHKにようこそ!』(滝本竜彦 角川書店)

2002/10/29(Tue) ・・・とりこ
ライトノベルファン度調査

ライトノベルファン度調査(@まいじゃー推進委員会

とりこ結果→40冊。

イカちゃんに同じく「シリーズ中1冊だけでもカウント可」ってルールで、かさ増えてます。
例の如く作家読みだ…作家名で、ちょいとソートかけてみました。判りやすい…。

『失踪HOLIDAY』(乙一/スニーカー)
『きみにしか聞こえない CALLINGYOU』(乙一/スニーカー)
『イリヤの空、UFOの夏』(秋山瑞人/電撃)
『E.G.コンバット』(秋山瑞人/電撃)
『猫の地球儀』(秋山瑞人/電撃)
『鉄(くろがね)コミュニケイション』(秋山瑞人/電撃Gs)
『タイム・リープ』(高畑京一郎/電撃)
『ブギーポップは笑わない』(上遠野浩平/電撃)
『ブラックロッド』(古橋秀之/電撃)
『タツモリ家の食卓』(古橋秀之/電撃)
『サムライ・レンズマン』(古橋秀之/デュアル)
『ふわふわの泉』(野尻抱介/ファミ通)
『なんて素敵にジャパネスク』(氷室冴子/コバルト)
『クララ白書』(氷室冴子/コバルト)
『星へ行く船』 (新井素子/コバルト)
『丘の家のミッキー』(久美沙織/コバルト)
『吸血鬼はお年頃シリーズ』(赤川次郎/コバルト)
『風の大陸』(竹河聖/富士見ファンタジア)
『ロケットガール』(野尻抱介/富士見ファンタジア)
『かめくん』(北野勇作/デュアル)
『おもいでエマノン』(梶尾真治/デュアル)
『小娘オーバードライブ』(笹本祐一/スニーカー)
『妖精作戦』(笹本祐一/ソノラマ)
『星のパイロット』(笹本祐一/ソノラマ)
『エリアル』(笹本祐一/ソノラマ)
『星虫』(岩本隆雄/ソノラマ)
『吸血鬼ハンターD』(菊地秀行/ソノラマ)
『デルフィニア戦記』(茅田砂胡/C・NOVELSファンタジア)
『スカーレットウィザード』(茅田砂胡/C・NOVELSファンタジア)
『これは王国のかぎ』(荻原規子/C・NOVELSファンタジア)
『十二国記』(小野不由美/X文庫ホワイトハート)
『アダルト・ウルフガイ』(平井和正/ハルキ文庫)
『幻魔大戦』(平井和正/集英社文庫)
『グイン・サーガ』(栗本薫/ハヤカワ文庫JA)
『みのりちゃんシリーズ』(火浦功/ハヤカワ文庫JA)
『六番目の小夜子』(恩田陸/新潮ファンタジーノベルス)
『アルスラーン戦記』(田中芳樹/角川文庫)
『創竜伝』(田中芳樹/講談社ノベルス)
『銀河英雄伝説』(田中芳樹/徳間書店)
『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』(滝本竜彦/角川書店)



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