◆ 2000年5月中旬 ◆

5/11〜20
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5/20(土)……日焼け

 会社方面でつき合いのあるライターさんの結婚パーティに行ったら、漫画&通信方面で知り合ったかぜはるかさんに遭遇。別ルートからそのライターさんと知り合いであるらしいことは伺っていたので、ひょっとしたら来ているかなとは思っていたのだけど、それにしても世界は狭い。

 会社マシンのデュアル化に引き続き、おうちマシンにCeleron/533A MHz(Coppermine-128K)を導入。本来は66×8=533MHz動作だが、オーバークロック耐性が高いということで、そのスジの人からの注目度は高いCPUだ。とりあえず俺の環境では、電圧を上げずとも100×8=800MHzでは動作。0.2VほどVcore電圧を上げた(1.7V)ところ110×8=880MHzでの動作は確認。FSB 112MHzは残念ながら動作しながったが、CPUのせいかほかの要因のせいかは調べてないので不明。とりあえず800MHzで常用していくつもり。今実売は1万5000円程度。コストパフォーマンスはかなり高い。ちょっとオススメ。

【雑誌】花とゆめ 6/5 No.12 白泉社 B5平
 樋口橘「MとNの肖像」。コミカルな展開と、クッキリした描線の絵がなかなか良かったが、今回で最終回。かわいいんだけど実はMなヒロインと、美男子だけどナルシストな男という構図で、キャラが立っていただけにも少しお話は転がせそうだったが……。望月花梨「スイッチ」も最終回。男先生と女生徒のラブ物語を、さっぱりとした後味できれいにしめくくり。

【雑誌】コミックマオ 6月号 晋遊社 B5平
 巻頭カラー、どざむら「赤と白の円舞曲」がとてもいやらしくて良い。作画自体はこぎれいなところがあるのだが、表情、身体のくねり具合、端々のラインなどがとても艶めかしい。政略結婚によって他国に嫁ぐことになった姫が、しだいに肉欲に支配されていくさまが、変化の度合いが激しいだけにソソる。あうら聖児「週末のヒメゴト」。今回もデカいなあ、乳が。百済内創「SEX CRIME」。華やかな絵柄、それから滑らかな描線による女体描写がHで良い。彼氏と電話中の女性を凌辱というシチュエーションがいやらしい。華麗王女「夜苑」。絵柄がすごい特徴的。ビシッビシッと画面に叩きつけてくるような、鋭い描線は迫力あり。禍々しさも感じさせる妖しい画風で、かなりの力量。

【単行本】「スピノザ」全2巻 小池桂一 作品社 B6変型
 初版は1986年。兄貴がYahoo!オークションで競り落としてきたもの。といっても入札したのは兄貴だけだったみたいだが。
 B6の縦をちょっと短くした判型でハードカバー。1ページ1コマの構成で、ほぼ無声劇な(セリフはときどき「SPINOZA!」ってのが入るのみ)フルカラーコミック。とあるイメージから次のイメージへ、画面は次々と切り替わる。その連続によって、トリップしてしまいそうなスピード感を創り出している。構成、作画など非常に達者。

【画集】「百景」 冬目景 講談社 変型判
 A5よりちょっと大きめのサイズの豪華本。「百景」「文車館来訪記」の2冊セット。冬目景の絵はやはり素晴らしくうまい。昔のエッジがピンと立った絵もいいし、今の艶めかしい風情のある絵もいい。ただ、とくに「文車館」のほうは雑なところやデッサンの荒れが目立つのが残念。絵のクオリティがその魅力の大きな部分を構成していることは誰もが認めるだろう人だけに、その武器の威力を鈍らせてしまっているのはもったいない。


5/19(金)……アロハより高いものはない

 40万アクセスに到達した感じ。切り番を踏んだのは誰だか分からないので、とりあえず板橋区在住の山田照夫さん(32歳。保険会社勤務)ということにしておくとする。

 個人的にはだいぶ魔界都市な町、渋谷に立ち寄り。本屋とかいろいろ。本日購入未読分は以下。

【雑誌】コミックマオ 6月号 晋遊社 B5平
【単行本】「未来の恋人たち」 犬上すくね 少年画報社 B6
【単行本】「地獄組の女」1巻 SABE 久保書店 A5
【単行本】「スロップマンションにお帰り」 高尾滋 新書判

【雑誌】まんがくらぶオリジナル 6月号 竹書房 B5中
 かたぎりわかな「みちばたトライアングル」が最終回。くるくる回転が良く、楽しかった。あと、ロリ系のかわいさあふれる明日森うさぎ「ごうING舞ちゃん!!」も今回で最終回。

【雑誌】モーニング 6/1 No.25 講談社 B5中
 福島聡「DAY DREAM BELIEVER」は第2回め。絵がしっかりしているし、話もちゃんと伏線が張られていて面白くなりそう。このご時世ではなんとなく珍しくなりつつもある超能力ものだが、期待を持たせる。榎本俊二「えの素」が復活。4色カラーあり、うんこあり、ペニセスありト、ロッパーあり。「えの素」的なアイテムが、再開と同時にドドッと出ていて「ああ、またいつものアレが始まった」と安堵感を覚える。お帰りなさいませ。

【雑誌】ウルトラジャンプ 6月号 集英社 B5平
 TT「aloha」第2回め。今回もその作画クオリティの高さにまず圧倒される。今回は白黒ページでちとジャギーが目立つが、ノスタルジックな効果を狙っているのかもしれない。格調高い作風には思わずうならされる。「カケル」「Purple」の竹下堅次朗がウルトラジャンプに登場。「Happy World!」が新連載。人間は生まれたときから幸せと不幸せを与えられてきているのだが、ときどく不幸せしか与えられずに生まれてきてしまう人がいる。そんな人のために、神は天使をその人のもとに使わす……とかいうわけで、まったくツカないどん底状態の男のもとに天使の女の子が現れるといったお話。竹下堅次朗については、女の子好きなところを生かして、女の子をとにかく可愛く描いていってほしい。花見沢Q太郎「BWH」。女子寮! ちょっとレズ! あぶない雰囲気! いいですなあ。ヌルくて。

【雑誌】コミックオルカ JUN 熱波号 司書房 B5中
 KASHIみちのく「13th.〜抗争世界〜」あたりがお目当てという感じだが、実はこの作品は単行本「ぷるるん娘」のほうに収録済みだった。今回はなんかみやびつづるっぽいことをしているような。あとはあんまり目立った作品はないけど、表紙に「あの人がオルカに」とあるもとや真は、たぶん真・空間だと思う。

【単行本】「ピエタ」全2巻 榛野なな恵 集英社 B6
 2巻が出たのでようやくまとめ読み。硬質で美しくてとても素晴らしい! というわけでオスマンでじっくり書くことにしたのだ。


5/18(木)……大ダコの苦楽園

 その時、しばたは、スピードを。キメていた……からではないが、モーニングを買い忘れていた。明日だ明日。

【雑誌】別冊ヤングマガジン 6/1 No.009 講談社 B5中
 別冊ヤンマガはけっこう当たれ外れが大きい雑誌である。正直なところすごくつまらない号も多い。でもこの雑誌はときどき、ほかの青年誌ではまず載らないような、とてもパワフルな作品を送り出してくることがある。まちぞう、永野数馬などなど……。そういう土壌があるというだけで、やはりうれしいしひいきにしたくなる雑誌である。
 前川かずお「闘破蛇烈伝DEI48」。今回もまたパワフルにマヌケなことをやっていて、とてもおかしい。男性恐怖症気味の繋ぎレディーの思い込み激しい妄想と、キャラのファンキーなしゃべり方がとてもナイス。キング・オブ。天野明「ぷちぷちラビィ」は巻中カラーで掲載。うさぎの効果的な使い方が、だいぶ堂にいってきた感じ。

【雑誌】ビッグコミック 6/17増刊号 小学館 B5中
 岡崎二郎の新シリーズ「時の添乗員」がスタート。功なり名を遂げた大企業の会長。だが彼の心は何か満たされるものを感じていた。そんなときこの会長は、なぜかふとした拍子にとある旅行会社のカウンターに立ち寄る。その会社は、実はお客をその人が戻りたいと思っている時間へと再び連れていくというツアーをしているのだが……といったところから物語がスタート。SF色は多少弱めだが、人情味のあふれるお話をきっちりまとめてくる腕はさすがに巧妙。今後のシリーズ展開にも期待。
 あとは作:宮崎信二+画:北崎拓「東京警察物語」が掲載。若き美人女性警察署長のいる警察署が舞台。その警察署に所属する、武骨な雰囲気の巡査長。彼は実は警察署長の夫で……といった感じのお話。一見のんびりしているようで実はキレ者な刑事と、それから職場ではキリッとしているけど夫にラブラブな若奥様の署長……の二人をメインに展開するシリーズものとなるようだ。

【雑誌】ヤングジャンプ 6/1 No.25 集英社 B5中
 まずは武富智の読切「ワッフル▽バニー」が掲載。好きな女の子に、ワッフル屋の景品であるグッズをプレゼントするため、激甘ワッフルを食べ続ける男。ずっと彼がお店に通ううちに、ワッフル屋の女の子とだんだん親しくなり……といったお話。爽やかな絵柄で、後味のすっきりしたきれいな恋愛譚を描いている。武富智の爽快感のある絵柄はやはり完成度が高く、とても好感が持てる。短編集を……といつも思っているのだが、なかなか出てくれないなあ。井上雄彦「リアル」第3話が掲載。バスケが好きで好きでたまらないんだけど学校のバスケ部から追い出された男と、車イスバスケのスーパープレーヤーが出会い、熱くバスケに賭ける日々が動き出す。このスポーツが好きで好きでたまらないという気持ちがビシビシ伝わってくるいいお話。次回は今夏登場予定とのこと。

【雑誌】ヤングサンデー 6/1 No.25 小学館 B5中
 作画:一色登希彦+原案:武豊「ダービージョッキー」(構成:工藤智)。雨の中でのレースが決着。レースが、スピード感と迫力をもって描かれている。作風がまっすぐなのにも好感が持てた。

【雑誌】週刊少年チャンピオン 6/1 No.26 秋田書店 B5中
 能田達規「おまかせ!ピース電器店」。ケンタローとコースケが国際的なトラブルに巻き込まれ大奮闘。今回は、人型ロボットであるナンシーの献身的な働きが感動的だった。施川ユウキ「がんばれ酢めし疑獄!!」。毎度すっとぼけたギャグがいい感じに決まっているが、今回はとくに「ハイウェイスター」が俺のツボを押す。飄々としたセリフのセンスが絶妙。高橋葉介「学校怪談」は今回がホントの最終回。後味スッキリきれいなしめくくり。

【単行本】「おまかせ! ピース電器店」18巻 能田達規 秋田書店 新書判
 今回もコンスタントに面白い。もうすっかり長期連載になったけど、常に変わることなくドタバタ楽しく、かつ心暖まるコメディを展開している。メカを作るのを楽にするメカを作るアイデアを出すメカを作る……って感じの、楽をするためについつい余計な作り込みまでしてしまう、やりすぎな職人根性がカッコイイ。

【単行本】「1丁目の楽園」2巻 よしまさこ 集英社 A5
 そんなにエッセイ漫画好きではない俺だけど、この作品はけっこう好き。よしまさこ一家の出来事、というか主婦・よしまさこの生活を軽やかに描いた作品。そんなすごい事件が起こるわけじゃないんだけど、犬の散歩、ネット、子供の教育、それから子供の友達の相手などなど、その生活の模様が実に楽しそうに描かれている。あっさりとクセがなくてほのぼのと暖かい雰囲気に満ちている。面白い奥様のおしゃべりにつき合っているような感覚。いいご家庭ですなあ。


5/17(水)……デュアルである

 漫画関連の職業にお就きの山田さんと秋葉原でお会いして、二人で物欲ツアー。会社マシンデュアル化計画のため、PPGAのCeleron/500MHzを2個購入。アキバ最安値のとこには在庫がなかったが、9280円×2で買えたのでわりとリーズナブル。Windows 2000で使うことを考えると、高速でかつ高価なCPU1個よりも、安いCPU2個のほうがおそらくは有利なケースが多いと思われる。Windows 98では意味ないが(マルチプロセッサ非対応なので)。そんなわけで実売がやたらと安くなっている旧コアのPPGA Celeronは個人的に今かなりオススメ。なお、このCeleron/500MHz、さすがにベース100MHzでは動かなかったが、83MHzでは動く模様。83×7.5=622.5MHz。安定して動くかどうかはこれから試してみないと分からんけど、いろいろと遊べそうな感じだ。

【雑誌】週刊少年マガジン 5/31 No.25 講談社 B5平
 森川ジョージ「はじめの一歩」。ついに一歩の5度めの防衛戦がスタート。相手の脅威を盛り上げて、ためてためてここまで持ってきた。カラーページもずいぶん気合いが入っている。今後の試合内容が楽しみ。

【雑誌】週刊少年サンデー 5/31 No.25 小学館 B5平
 満田拓也「MAJOR」。その後半年が経って、吾郎がまた一つ、というか二つも三つも成長した姿を垣間見せる。それにしても球速すぎ。田中モトユキ「リベロ革命!!」。最近わりと気に入っているバレーボール漫画。実にちゃんとスポ根している。小細工やハッタリでなしにスポーツ漫画をやろうとしている姿勢は買い。

【雑誌】ヤングマガジンUppers 6/7 No.11 講談社 B5平
 新連載、吉永裕介「メタルウインド」が新連載。大学のバイクサークルの面々がメインのバイクものといった感じ。整った絵柄で、わりとまとまっている。でもも一つ押しの強さが欲しいような気もする。一色まこと「ピアノの森」。カイが自分のピアノを弾き、会場全体がその演奏に息を呑む。天才が天才らしさを存分に発揮するさまは、見ていてゾクゾクする。どんどん面白くなっている。地下沢中也「毛付き!! フラン健DX」は、下らないことをえんえん考え続けている色男のお話。とても馬鹿馬鹿しくて愉快。地下沢中也のギャグは、けっこう練り込まれていて面白い。桑原真也「0(ラヴ)リー打越くん!!」。なるほど、こうくるか、という感じ。物語はラストに向かってずんずん進んでいる。さて次の一手はどうくるか。はっとりみつる「イヌっネコっジャンプ!」。第4回めになっても、ナゾの女の子の正体は定かにならない。でも、むずがゆく気持ちのいい甘さはそこかしこに漂っていて、しかも元気がいいのでサクサク読める。トキメキがあるというのは、とても素晴らしいことである。

【雑誌】ZetuMan 6月号 笠倉出版社 B5中
 今号はわりといいラインナップ。ゲストで花見沢Q太郎、RaTeが登場し、うらまっくも執筆。それからイキの良い佐藤登詩雄、真罪純がいて、いつもながらのワザ師ZERRY藤尾も掲載。あとは榊原薫奈緒子が……というところだけど、今回はお休み。
 まず花見沢Q太郎「くちびる」。いつもながらの、清潔感のある気持ち良く甘い絵柄で、何気ないラブコメ的作品を執筆。妹的少女の魅力でオタク男ゴコロをメロメロにする腕前はお見事。RaTe「P」。最近の精液好き好き女の子系のお話は当たりが多いが、今回も楽しく読めた。キャラクターの肉付きの良さとか、いたずらっぽい目つきとかが魅力的。うらまっく「男が見ている」。地味でつまらない女といわれがちで自分に自信を失っていた女性。心の穴を埋めるため自慰に依存していた彼女を支えていたのは、向いの家の窓からいつも自分の自慰姿を見つめていた少年の姿だった……といった感じのお話。途中は息苦しい雰囲気ながらもしっかりと読ませ、鮮やかにきれいに締めくくる。今回も高いレベルで安定。ZERRY藤尾「ご近所探検隊」は、珍しく子供モノ。といっても子供がいやらしいことをするんでなしに、近所を探検していた男子女子が、SEXの場面に出くわしてドキドキといった感じ。この人で、こういった舞台の作品を読むのは初めてかもしれないが、ガキの馬鹿さ加減がいい具合に描けていてなかなか楽しかった。「扉をコジあけて」シリーズの単行本は、山田さんの様子を見る限り夏の間くらいには出そうな雰囲気なので、楽しみに待っている人はもう少し待つべし。

【雑誌】D-ANGE 6月号 ヒット出版社 B5中
 今号の特集は眼鏡っ娘。駆浪紗としのざき嶺、それからミルフィーユがこのテーマのもとに執筆。まず駆浪紗「それが彼女の野望です」。滑らかな絵柄で、ラブコメ風味があふれていて微笑ましく読めた。しのざき嶺「中央線'00」は同人誌即売会で出会った、デブ男と眼鏡娘のお話。い、癒し系だ。ミルフィーユ「すばらしき実果子」。あずき紅的にばいーんばいーんと乳がデカくて、ズンズンやりまくっていて実用性十分。なかなかイキが良い。
 そのほかでは、みなづきゆず「キバウス・ムーン番外編」あたりがソソる。大人のお姉さんに身体をいじられて男の子がビクビクいってるシーンがとてもH。さすがベテラン。表現がうまい。

【雑誌】コットンコミック 6月号 東京三世社 B5中
 いやあ、いい雑誌だなあ。安心する。
 渡辺ヒデユキ「サセマン」シリーズ「ナマズのピストン攻撃」が、いつもながらにC調なノリでクライマックスを迎えつつある。扉ページの作者名のところに「町内会の人気者!」とかアオリが入ってたりする、力の抜けるセンスがたまらない。駕籠真太郎「駅前圧縮」。漫画的比喩表現で用いられるような、「なんかショックなことがあったときおっこちてくる〜t(トン)と書かれた重り」。あれが実際に空から降ってくる町でのお話。ネタとしては単純ながら、繰り返し繰り返し効果的に挿入されることで、だんだんおかしく感じられてくる。

【単行本】「ぷるるん娘」 KASHIみちのく 司書房 A5
 2冊めの単行本。ちとだらしなめにユルユルな女の子の身体が、ぷるんぷるん揺れるさまが実に楽しげ。1冊めの単行本「THE NEW MOVEMENT」ほどには馬鹿なことやってないけれど、ノリが良くて無邪気な作風はこちらでも変わらず。実用系のことをばんばんやりつつ、底抜けに明るい。妙にうれしそうな作風が好きなのだ。


5/16(火)……男のは謎の

 TINAMIX更新。5/16号。今回はダラダラと長いぞ。今号から16日更新号に登場予定。その内容とは全然関係ないが、この前、職場に遊びに来ていた今まで話したことのなかったライターさんに、いきなり「TINAMIX読んでます〜」とかいわれて焦る。なんでもTINAMIXの関係者と昔っからツルんでいた人であったとのことで、まあ自然な流れといえばそうなんだけど、不意打ち食らってかなりドキドキ。

 陰口をいう人は嫌いだけど、陰口をいう自分はもっとやだ。説教されるのも嫌いだけど、説教するのはさらにやだ。イヤだからといってされちゃうのはおおむね自分が悪いんだからいたしかたないし、自分でもまったくしないわけじゃないから他人のことはいえない。まだまだ俺様未熟だぜ。他人のアラなんか目に入らないくらい頑張って、説教されないくらい強まらんと。ポジティブ〜ポジティブ〜。

【雑誌】メロディ 6月号 白泉社 B5平
 今号はやはり最終回を迎えた桑田乃梨子「男の華園」が良かった。いろいろと厄介なことも起きたけど、振り返れば輝きに満ちていた日々がやがて終わりを告げる。終わってしまう寂しさと、輝かしい日々への幸福な追想が入り混じった、後味美しいラストだった。ここまでの展開がドタバタととても楽しかっただけに、しんみりしたラストが沁みる。いいお話でありました。雁須磨子「どいつもこいつも」。今回もぼけなすぶりを存分に発揮していてゆるゆるな楽しさ。

【雑誌】漫画アクション 5/30 No.22 双葉社 B5中
 六田登「CURA」。早くも中日ドラゴンズの星野監督らが審判に暴行を振るった事件が作品に反映されていて、やけにタイムリー。かいともあき「白い少年」。玉男に恋する少女加藤さんがいっぱい出てきてうれしかったが、二人の間にストーカー的教師が出現し暗雲垂れ込める。ストーカー教師の行動がかなり極端なこともあり、今回のエピソードはかなり激しくなりそう。このところ「白い少年」はテンション落ち気味かなあという感じはしていたので、


5/15(月)……ペッキンコンフリクト

 今月のOHP月極アンケート「漫画化してほしい他メディア作品」は折り返し点。5月15日終了時点のベスト10は以下のとおり。一見すれば分かるとおり、ものすごい票の割れっぷり。総投票数252で、作品数は164である。1作品平均1.53票。3月の2.28票/作品(796/348)、4月の2.34票/作品(415/177)と比べてもそのバラツキっぷりがよく分かる。自分としては「この人がオススメするのなら読んで/観て/聴いてみよう」とか「そうか、やはりそれは読まねばならなかったのか」と思える作品がいろいろ出てきてけっこううれしい。刺激されます。でも刺激されてるだけで実行がまったく伴っていないのがなんとも。

1位 / 10票 / 3% :夢野久作「ドグラ・マグラ」
2位 / 6票 / 2% :渋澤龍彦「高丘親王航海記」(小説)
3位 / 5票 / 1% :アーシュラ・K・ル=グウィン「ゲド戦記」(小説)
4位 / 4票 / 1% :遊佐未森「地図をください」(音楽)
4位 / 4票 / 1% :フィリップ・K・ディック「流れよわが涙、と警官は言った」(小説)
4位 / 4票 / 1% :大槻ケンヂ「断罪!断罪!また断罪!」の後半(音楽)
4位 / 4票 / 1% :京極夏彦「京極堂シリーズ」
4位 / 4票 / 1% :J・R・R・トールキン「指輪物語」(小説)
4位 / 4票 / 1% :森博嗣「すべてがFになる」(小説)
10位 / 3票 / 1% :サイモン・シン「フェルマーの定理」(小説)
10位 / 3票 / 1% :「タモリ倶楽部」(バラエティ番組)
10位 / 3票 / 1% :ナムコ「ゼビウス」(アーケードゲーム)
10位 / 3票 / 1% :レイモン・クノー「地下鉄のザジ」(小説)
10位 / 3票 / 1% :H・P・ラブクラフト「時間からの影」(小説)
10位 / 3票 / 1% :JCO臨界事故 (ノンフィクション)
10位 / 3票 / 1% :清涼院流水「コズミック」(小説)
10位 / 3票 / 1% :山際淳司「江夏の21球」(スポーツルポ)
10位 / 3票 / 1% :大西巨人「神聖喜劇」(小説)
10位 / 3票 / 1% :プロ野球1988年10月19日・ロッテ×近鉄ダブルヘッダー
10位 / 3票 / 1% :イタロ・カルヴィーノ 『我々の祖先』3部作 (小説)
10位 / 3票 / 1% :カート・ヴォネガット『ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを』(小説)
10位 / 3票 / 1% :椎名誠「武装島田倉庫」(小説)

【雑誌】週刊少年ジャンプ 5/29 No.24 集英社 B5平
 巻頭カラーで新連載、さいとうみきお「ノルマンディーひみつ倶楽部」がスタート。ドタバタギャグ系の漫研物語。漫画にかける情熱を熱く語るといった感じもあり。こういうのを読んで、漫画描きを志す子供が増えるといいな……などと月並みなことをいってみたが、実際そうなってくれるとうれしい。桂正和「I''s」が最終回。かなり「こんなんでいいんかー」というオチではあるが、まあこんなんでいいんかもしれない。ここまでだってかなり無軌道に進んできたわけだし、最後も無軌道であるのは似つかわしいというか。局所局所で大いに楽しませてもらったので、そのあたりは素直に評価したい。

【雑誌】ビジネスジャンプ 6/1 No.12 集英社 B5中
 作:一色伸幸+画:おかざき真里「彼女が死んじゃった。」は、とくに序盤のオルガスムスの連続が、なんだか芯からエロティックで良かった。作:近藤雅之+画:有賀照人「警視総監アサミ」。今回も意味なしパンチラが随所で炸裂。ノリがどうにもヘンで愉快。作:夢枕獏+画:谷口ジロー「神々の山嶺」。登山家・羽生丈二の来歴が今回も語られる。山にとりつかれた男の業の深さが、緻密で骨太な筆致で描かれている。やはり描写に底力がある。面白い。甲斐谷忍「ONE OUTS」。裏技的野球が今回も炸裂し、駆け引きの妙を存分に味わわせてくれる。降雨コールド狙いで時間を稼ぐという設定が、随所で味を出している。ただちょっと気になるのは、リカオンズが逆転しちゃったら、今度は逆に味方がゲームの進行を速めようとしないかってこと。彼らにとっては渡久地の年棒よりもチームの勝利や自分の成績のほうが大切だろうし。あと、逆転しちゃうと裏の攻撃をしなくてもゲームが成立しちゃうから、実は時間稼ぎという観点からは逆効果なのでは。さてそこらへんはどう処理するのか。次回もまた楽しみ。

【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 5/29 No.24 小学館 B5中
 曽田正人「昴」が、今週もガッツンガッツンきている。いくらなんでもそんなことはないだろう的展開を、剛腕で否応なしに読ませまくる。誌面から発するエネルギー、訴えかける力がとてもストロングである。激しいだけでなく美しいから人の目を射る。柳沢きみお「SHOP自分」。今回も相変わらずチョクの浅薄さが絶妙。それにしても「アイ・ウエオ」というのはどうも。そんな中、チョクはやはりチャーハンを食い、自分ビールを飲むのだ。ところどころにちりばめられた、物語に関係ありそうで実はどうでもよさそうなアイテムの数々が強烈な違和感を発している。今回はズバリ若井の二重まぶたあたりが肝。

【雑誌】ヤングマガジン 5/29 No.24 講談社 B5中
 福本伸行「カイジ」。すっかり落ちぶれたカイジ。甘っちょろい考えでギャンブルに手を染めている奴はこうなる。そこにあるのは浪漫ではなく厳しい現実である。とてもクール。いい話だ。阿部秀司「エリートヤンキー三郎」が今回もすごくいい。三郎に忠誠をつくすヤンキー、石井の狂的なほどの勘違いぶりが圧巻。いちいち鼻血を噴くヤンキーたちなど、馬鹿馬鹿しいリアクションをとことん煮詰めていっている。すぎむらしんいち「超・学校法人スタア學園」。今回もまたリズミカルにギャグが積み重なってすごく面白い。コージィか……。

【単行本】「北京的夏」 作:ファンキー末吉+画:松本剛 講談社 A5
 1993年初版。ミスターマガジンコミックス。WestRiverさんにお願いして取っておいていただいたもの。ありがとうございます。そういえば通しで読んだことがなかったのだ。
 で、通読してみた。面白かった。すごく。ビンビン来た。物語の主人公は、日本では売れっ子であるロックバンドのドラマー。しかし、最近では商業ベースで進む業界のなかで、昔の熱さを忘れ、クライアントにおもねるような音楽しかしていなかった。不調をかこつ彼が、なかばやけっぱち気味に行ってみた地が天安門事件の記憶生々しい中国。そこは、社会主義的イデオロギーの支配する地。こんなところにロックなんてありゃしない……というわけではなかった。社会主義体制化であるからこそ、体制側が強力であるからこそ、そのまんまの意味で体制に刃向かって自分たちの叫びをぶつける、ホンモノのロックがそこにはあった。そして主人公は、そこでロックをやろうとする若者たちと触れ合うことを通じて、自分のロックを取り戻していく。
 物語は、著しく青臭い。だがそこがいい。身体の底から情熱が火山弾のようにびゅんびゅん噴き出してくる。この熱さ、激しさには触発されずにはおれない。外へ飛び出して、思いっ切り何か叫んでみたくさせるような、ハートに火をつける一冊。


5/14(日)……リップにチュウ

 ようやく5月5日のコミティアで購入した同人誌を全部読了。そして久しぶりにオスマンも書いてみた。ほぼ3ヶ月ぶりと、俺の弱りっぷりが如実に感じられる。

 母方のじいさんが倒れたというのでお見舞いにゴー。久しぶりに孫を目にしてハッスルしたらしいじいさんは、いちおう大人しくしていなければならないのにはしゃいでしゃべりまくり。どうもずいぶん元気な模様。実際診断結果もわりと心配ないとのことらしいので一安心。

【雑誌】まんがタイムジャンボ 6月号 芳文社 B5平
 こうの史代「こっこさん」。今回はずいぶんやよいちゃんのやんちゃなお姿が。回を重ねるごとにキャラクターがイキイキして動きも大きくなってきた模様。

【雑誌】別冊マーガレット 6月号 集英社 B5平
 中原アヤ「チェキラッチョ」後編が掲載。この人の作風はサッパリと健康的でなかなか好き。恋愛モノとして非常に好感の持てる作風。今回もポジティブなお話で面白かった。藤井明美「ラブリーニュース」。教室の前の席に座っている男の子の背中に文字を書いて想いを伝える女の子……という、今どき珍しいオトメチックな物語。こういうのはトキメく。好きだ。うへへへ。いくえみ綾「ハニバニ!」第3回め。ドタバタ楽しくお話は推移している。さすがに良い出来。

【同人誌】「I've a rich understanding of my finest defenses」 小野夏芽 <KENNEDY U.S.M.>
 素晴らしい! オスマン書く! 書いた!

【同人誌】「murder tulip」 山名沢湖 <突撃蝶々>
 再録作品集だけど、未読作品がけっこうあったのでうれしく読んだ。乙女ゴコロあふれる作風に、軽やかなギャグやちょっぴりのおセンチをトッピングして、読む者を魅了する。どの1作がというよりも、全体的にいい。

【同人誌】「隔絶地帯」 粟岳高弘 <あわたけ>
 無限に増殖する分子機械を含む物質を実体化させることのできる少女。彼女の能力を恐れた政府は、町ごと彼女を外界から隔離してしまう。そんな町でのある一風景。まだお話的には途中という感じだが、粟岳高弘の不思議な質感を持ったゆったりした作風はこの作品でも健在。続きに期待を持たせる。

【同人誌】「再生機構」 きづきあきら <GRAIL>
【同人誌】「CLASSICS」 きづきあきら <GRAIL>
 5月コミティアの新刊であった「再生機構」もいつもよりタッチが細かい感じで良かったけど、再録作品集「CLASSICS」がさらに良い。今まで読んだことのなかった作品もけっこう収録されていて、お得な気分。切り絵のようなクッキリハッキリした描線で、柔らかさもあるキャッチーな絵柄。そしてほんのりエロティックで、鮮烈な印象を残すお話の数々。絵、話ともに高いレベルでバランスがとれていて実に読ませる。

【同人誌】「DO I BELIEVE?」 画:藤川毅+作:きづきあきら <GRAIL>
 彼女がいるけれどもむしろ浮気相手とのほうとよくセックスしている男。しだいしだいに彼の気持ちは浮気相手のほうに移っていき、結局トドメをさされる。藤川毅の強弱の利いた、シャープで硬質な線カッコよい。そして、きづきあきらによる妊娠というファクターを織り込んだハードで青臭くて優しくもあるストーリーがうまく調和している。このコンビ、作画力、構成力、作劇力、すべての面においてレベルが高い。

【同人誌】「バンパイヤ4」 果竜 <竜の子太郎>
 今回で完結するはずだったが、終わりきらなかった模様。少女たちがキラキラ輝く繊細なタッチの絵柄は今回も美しい。物語はさすがにクライマックスになってきているので、次号も楽しみに待つ。

【同人誌】「うっかりそうなん」 <スーパーガン保険>
 主な目当てはバイオレンス仔鹿。擁するに小田扉=小田智である。といってもここで掲載された作品はコピー本「ダメナヒトタチ」に再録されているのですでに読んだものだった。1ページだけの「ゾゴック三十郎」の力の抜けた馬鹿馬鹿しいテイストが気持ちいい。

【同人誌】「Across。」Section2 西村竜 <ちくちくNET>
 2ページものの作品4本を、コミティア4回にわたって連載するというシリーズの第2段。さすがに2ページずつなんで、まだ作品全体の評価としてはなんともいえないけど、楽しい試みではある。とはいえやはりまとまった作品も読みたいな。

【同人誌】「花(改)」 <ガソリン>
 なかなか仕掛けがあって楽しいんだけど、その仕掛けをバラしちゃうのも野暮ってもんなんで自粛。ただ、やはりいえるのはSAI2COさんの絵が見ていて気持ちいいってこと。デジタルで見てもアナログで見てもそれぞれに味があってカッコイイ。ガシガシ描き込まれた絵もかっこいいけど、あえて抜いたタッチも良い。

【同人誌】「eat 食べる」
 あんどう、SAI2CO始め、力量のあるメンツが揃った美しい本。執筆陣等、詳しくはこちらのページを参照。装丁も美しいし、なかの作品もとても高品質。達者な絵を描く人が多く、漫画も短いながら個性的な作品が揃っていて満足の出来。全般に気持ちのいい質感を持った線を描く人が多くて、パラパラとページをめくっていていちいち楽しい。

【同人誌】「コートと青空」 山川直人
 コミックアルファ(メディアファクトリー)に掲載された短編をまとめた作品集。手作りな質感を感じさせる作画で、しみじみといいお話を描いている。人情味のあるいいお話あり、哀愁の漂うお話あり、幸せなラブストーリーあり。さすがの作劇。さすがの貫禄。配色が美しい表紙の装丁も美しい。本として持っているのがうれしくなる一冊。単行本化されてない作品なんで、コミティアやコミケで見つけたらぜひ。

【同人誌】「親知らず」 おざわゆき
【同人誌】「ONE ONOTHER」 おざわゆき
【同人誌】「STOP STEP」 大竹由紀
 フリーハンドの描線、出目金のように大きなグリグリ目が特徴的なキャラクターと、非常にコミカルな絵柄ながら実にシリアスな、深い作品を描くおざわゆき/大竹由紀の本。この中ではとくに「STOP STEP」が素晴らしかった。結婚披露宴当日に、妻となった女性をストーカー的な男の凶刃によって失い、その心の傷を埋められないまま独身を続ける男性の物語。丸っこい絵柄なのに、ツンと張り詰め静かな寂寥感の充満する物語運びに胸を打たれる。想いの強さ、悩みの深さが切々と訴えかけてくる。
 それから子供と、彼を心配する親の想いが伝わってくる「親知らず」、強がっている実は繊細で寂しい女の心に深くきりこむ「ONE ONOTHER」も力作。この人は、本当に読みごたえのあるすごいお話を描ける人だ。


5/13(土)……段違いの団地ガイ

 トップページに予告したとおり、5月14日AM10:00〜PM5:00の間、サーバーが止まるのでよろしくお願いします。なんかそれに伴って、漫画系サイトがいくつも止まってしまうというのはたいへん申し訳ないのだけど、今回は不可抗力なんでお許しを。

 久々にぐっすり睡眠。たまっていた単行本もまとめ読み。原稿書きがちょっとだけ一段落したので、そろそろ気合いの入ったコンテンツでも作るぞ、とか思うのだが最近の俺の意志の弱さから考えると予断を許さない。

【単行本】「しあわせ団地」1巻 蓮古田二郎 講談社 B6
 超待望の単行本。狭い団地に二人で住まう、21歳無職の夫はじめと、19歳パートの妻さなえ。この二人の日常を描くわけだが、とにかく夫のダメ人間ぶりがすさまじい。自分は働きもせず、しょうもないことを考えながらすっぱだかで家から出もしないでゴロゴロ過ごす。そのくせ奇妙な思いつきには異様な熱意を発揮して、妻の手を焼かす。ポジティブな方面へのやる気のなさ、どうでもいいことへのやる気が尋常でない。ここで大事なのは、どうでもいいことにやる気があるだけで、それがネガティヴな方面へは行かないこと。まあ何も役に立たないという点において、長期的に見ればマイナスではあるんだけど。
 さて、この作品において際立っているのが、しみったれたアイテム選びのセンス。団地に大発生したカメムシ、今どき感の漂うゲイラカイト。そして団地という建物自体が(団地に住んでいる人にはたいへん失礼で申しわけないが)、どうにもジメジメした雰囲気を醸し出している。たいへんにうっとうしいのだけど妙にいじましい絵柄とか、えもいわれぬ味をすでに確立している。読者を選ぶ作風かもしれないけれども、そんなことはどうでもいいんだ。俺はこの漫画が好きで好きでたまらないんだよう。

【単行本】「アゴなしゲンとオレ物語」4巻 平本アキラ 講談社 B6
 ゲンさんのむさ苦しさ、下劣さは留まることを知らず加速中。「しあわせ団地」の夫がダメ人間ならば、こちらは最低人間。頭が悪く外見もダメで、考えることも浅はかで下品。でもそんな最低人を汚く描きつつも、後味はカラッとしている。こういうどうしようもないパワフルな作品が掲載されるから、ヤンマガが好きなのだ。

【単行本】「超・学校法人スタア學園」19巻 すぎむらしんいち 講談社 B6
 ハリウッドデビューを狙ってコキジがオーディションに挑戦。でも、そこでもまた思いもよらない珍騒動が。絶妙なギャグのテンポと効果的な演出。すごく楽しい。これだけふらふらとどこへ行くんだか分からない漫画も珍しい。もうずーっとやってくださっても全然OK。ついてきますぜ!

【単行本】「トトの世界」3巻 さそうあきら 双葉社 B6
 犬と一緒に育てられたトトが、だんだんと言葉を得て、人間としての自我を獲得していきつつある。一方、トトを狙う敵たちの行動も表面化してきて……といった感じでお話が進んできている。人間が人間となっていく過程を描くという大きなことに取り組みつつ物語の緊迫感も上げていっている。今後どのように展開していくのか楽しみ。

【単行本】「悟空道」12巻 山口貴由 秋田書店 新書判
 三蔵たちの旅はいよいよ大詰め近し。これまでで最強の敵である魔王も現れクライマックス。すでに連載は終わっており、雑誌で読んだ限りラストはちともの足らなかったのだが、こうやって単行本でまとめて読むとわりと面白く読める。

【単行本】「沸点千度」 中田ゆみ  ワニマガジン B6
 黒目の大きな女の子がとてもキュート。ナチュラルな描線で、熱にうかされたような雰囲気が心地よい。基本的にはライトな読み口でエロちょっとありといったタイプ。おんなのこたちの気持ちが、しんなりとしたタッチで繊細に描かれていて、きめ細やかで読み心地。みずみずしさも十分あって、鮮やかな印象を残す。惜しむらくは表紙の色使いがあんまりよくないような。とくに背表紙。も少し淡い色使いにしたほうが似合いそう。

【単行本】「みずいろ」1巻 大石まさる 少年画報社 B6
 田舎の町にやってきた転校生の女の子・清美さん。教室ではつまらなそうにしていてクラスのみんなもあまり近寄らない彼女だが、太陽の光のもとに出るととたんにイキイキと輝き出す。そんな彼女に加藤くんは惹かれてならない。美しい田舎の野山。キラキラと輝く水。そしてそこで陽気に跳ね回る魅力的な女人。とても爽やかな光景。ではあるのだけど、大石まさるのもう一ついいところは女の子がとてもかわいいこと。滑らかな描線で、柔らかく甘やか。豊満なヒロインの清美、それから加藤くんの後輩の女の子の元気さと健気さ。妙にHではあるが、健康的でもある。スッと読める素直な絵柄、美しい背景など技術レベルも確か。読んでて元気が出るうれしい作品。

【単行本】「恋愛ディストーション」1巻 犬上すくね 少年画報社 B6
 ある種の人々の魂をとろけさせまくる、甘くて甘くてまあどうしましょう的作品。クセのない端整な絵柄で、幸せな恋人たちのアツアツぶりをこれでもかと描写。こんなに恋愛ゴコロを刺激するなんてひどいや、とジタバタしたくなるほどに甘い。絵柄がサッパリしているだけにより罪深い。今日からぼくは恋の奴隷。まったくもってたまんないのだ。

【単行本】「イケてる2人」8巻 佐野タカシ 少年画報社 B6
 安定して甘くてちょっとHでドタバタしたラブコメを展開中。ミルキィにとろけるキャッチーな絵柄、ハイテンションでこっぱずかしいお話も堂々と描き上げる腕力。毎回、お見事というほかない。

【単行本】「0(ラヴ)リー打越くん!!」4巻 桑原真也 講談社 B6
 シノヴに血を吸われ、快楽の虜となった藤原京花。彼女の姿を見て打越は大ショック。エロティックな描写に力があるのはもちろんだが、この作品は次に何をしでかすのかがかなり読みにくい。圧倒的な存在感を持っていながら方向性が読めないので、いったいどうなってしまうんだろうと興味をそそられてしまう。ツカミがうまくて、そこで誘い出した読者を強力なストーリー推進力でグイグイ引っ張っていく。連載はこれが初めてのはずだが、そうとは思えないほどに作画もうまいし読ませる力も強い。

【単行本】「チョコの歌」4巻 架月弥 ソニー・マガジンズ B6
 これにて最終巻。田舎から出てきた圭都と忍の二人はすれ違い続けるが、二人の関係と反比例するかのように圭都はアイドルとして成功していく。描線は非常に達者でありつつ、はしばしがほつれていく感じでとても締まりがない。そのゆるやかさが、ただうまいだけでない味となっている。そしてまたお話が絵そのままに、ふわふわふらふらとしている。もちろん二人の恋物語ではあるんだけど、一直線に進むところなどまったくなく、あっちに寄ったりこっちに寄ったり。抜群に頼りない。だからなんだかはらはらと見守ってしまう。目が離せない。そして「ああ、あいつら電柱に頭ぶつけてらあ」ってな具合に遠くからニヤニヤしながら眺めてしまう。遠くで何かやっている的感覚が素晴らしい。こういう絵が非常に達者で、かつスキがありすぎなお話は、キュッとまとまって無駄のない構成の雑誌にポーンとほうり込むとナイスな効果を発揮しそうなように思う。というのはさておき、最後まで実にマイペースで面白かった。

【単行本】「アレルギーの特効薬」 北方国明 司書房 A5
 表題作「アレルギーの特効薬」がやたらとテンションの高い肉弾系実用モノ。男の汗の臭いで欲情する特殊なアレルギー体質である予備校の女先生が主人公。このねーちゃんが生徒とするわけだが、当然SEXすれば汗もかくわけで、天井知らずに淫乱になっていく。乳、汁、棒がダイナミックに乱舞。、ほぼ全編、ぐちょぐちょの乱交もので埋め尽くされていて、そちら系の作品が好きな人にはとてもポイントが高い。単行本を買ったくらいだから俺も当然好きなわけで、また一人、実用系のニュースターが出てきたなという感じ。


5/12(金)……もええ鳥

 着衣が薄くなってきたため、太ももの上にノートPCを載せているとだいぶ熱く感じる季節になってきた。最近、集中して文章書くときはノートPCをメインにしつつあるのだが、この熱だと長時間はつらい。そんなわけで、漫画雑誌を太ももに載っけてその上でノートPCを使うことにする。漫画って便利だなあ! また、俺様のハイパワーなフルタワーマシンがこれまた熱い。電源を入れてると、周囲の気温が5度くらい上がるような気がする。ディスプレイの発熱もだいぶあるんだろうけど。今もこれ書きながら、じんわり汗ばんでいる。対策を練らねば。

 現在出ている号からスペリオールが完全隔週化(金曜日発売)。余談だが、こういうタイプの発行形式は、ウチのページの漫画購入スケジュールで最も対応しにくい形式。完全に週刊で毎週何曜日となっている場合とか、月のうちの第なんとか金曜日という形式には対応できるんだけど。

【雑誌】コミックビーム 6月号 エンターブレイン B5平
 今号もテンション高し。アクのある雑誌だけに万人が面白がれるわけではないけれども、重要なのは自分にとって面白いってこと。万人のことなんか知るもんか。とはいえ、読みたい人が変えないという状況はやはりもったいなさすぎる。というわけで次号からは入手の確実性を高めるべく、定期購読の振り替え用紙が付属するようになるらしい。入手に不安がある人はぜひ申し込むべし。おまけもあるしね。
 ハーツ&マインズ「非国民」が新連載。どうやら例のコンビであるらしい漫画である。熱い原作者と、味のある作画者。絶妙のコンビであるだけにこれから期待できそう。いましろたかし「釣れんボーイ」。ヒマシロ先生絶不調。ダメ人間ぶりは留まるところを知らず。ここまでくるとお見事というほかない。うーん、単行本でまとめ読みしたい! 作:TKD+画:竹谷州史「LAZREZ」。連載第2回め。なかなかにテンションが高い。男の情念を原稿用紙に叩きつけるような、熱い作風にビリビリしびれる。
 小田扉が登場。タイトルは「スミ子の窓」。淡々とした話運びながら、端々の力の抜け方が絶妙で気持ちが良い。シンプルだけど、雰囲気のある絵柄は、これはこれですごくうまいと思うのだ。一枚の絵でこれだけ語れる人ってそうそういない。さらにコピー誌がよく似合う肩の凝らなさもあって、なんだか1時間でも2時間でも読んでいたくなる作風である。福実未ノアル+桃吐マキル「蟲酸」。奇妙な半人半蟲な転校生少女のダイナミックな物語がまたしても登場。生理的嫌悪感を催すようなクセのある事物が描かれているのに、その描きっぷりは妙に爽やかで痛快。気持ちいいのである。須田真太郎「やさしい女は何処にいる」。最近とてもいい。ぶきっちょな男たちの純情を、力のある筆力で泥臭く、かつ爽やかに描いている。このごろとみにいいお話を作っている注目株。
 羽生生純「恋の門」が巻頭カラー。恋乃の強引な誘いにより、声優のファンクラブのバスツアーに参加させられることになった門。信者的ファンの集まりのなか、門の存在は圧倒的に場違い。思えば、彼らの恋の物語も、この世界においては濃密すぎて場違いだ。この違和感、ズレによるトリップ感が羽生生純作品の魅力の一つである。志村貴子「敷居の住人」。ひさびさにキクチナナコのハードな内面にスポットが当てられる。幸せになってほしいものです。市橋俊介「テルオとマサル」。テルオに愛する人ができる。そしてそれはあまりにも意外な相手。何気なくクレイジーであり、物語のテンポも軽妙。

【雑誌】コミックバーズ 6月号 ソニー・マガジンズ B5平
 やはり古屋兎丸「Marieの奏でる音楽」が注目。3話めとなり、カイの特殊能力にまつわるエピソードも描かれ、お話はしだいしだいに進んでいる。目の前にバッと広がるイメージの豊かさ、美しさにしびれる。早く続きが読みたくなってくる。冬目景「羊のうた」。いよいよ体調が悪くなった千砂は、水無瀬の勤める病院に入院する。幸薄そうな女性には、病院の風景がよく似合う。端整な絵柄で出来のいい短編を描くスズキユカが久々登場。タイトルは「南の島の冬」。南の島にいきなりやってきた王子様。彼はこの暑い島でも寒いといい続け、どれだけたくさんの衣をまとっても暖まらない。そんな王子の通訳をすることになった、島ではなまけものとされている暑がりの男のお話。上品な線で描かれたまとまりのいい画面が今回も美しい。

【雑誌】ヤングアニマル 5/26 No.10 白泉社 B5中
 西条真二が初登場。タイトルは「ポチ!!」。抜群の逃げ足を誇るプロの宅配便屋であるポチが、敵方ヤクザにさらわれたこれまたヤクザの一人娘を親元に戻すべく奮闘。ダイナミックな作風は相変わらず。わりと連載向きっぽいお話で、連載だとキャラや絵の濃厚さのわりにはアッサリしすぎな印象を受ける。文月晃「藍より青し」。今回もいまどき珍しいほどのこっぱずかしいラブコメを展開。さらに恋のライバルまで登場。うーむ、ベタベタよのう。田中ユタカ「愛人[AI-REN]」。今回はイクルとあいではなく、ナギ・ハルカのほうに焦点が当てられているが、それでもやはり泣かせる。想いのこもった言葉を、実に効果的に配置しており、表現も鮮烈である。

【雑誌】ビッグコミックスペリオール 5/26 No.11 小学館 B5中
そんなわけで今回から隔週化。関東でいきなり作:鶴岡雄二+画:永松潔で孫正義の実録青春モノ、「孫がゆく」がスタート。永松潔は「ツヨシしっかりしなさい」とかの人。もりやまつる「親父」。ムショから戻ってきたばかりの、凶悪な面構えの親父がそれまでギクシャクしていた家庭に喝を入れる。かなり煮詰まった絵柄で力強い父の姿を描いており、なかなか痛快だった。

【雑誌】東京H 6月号 一水社 B5平
 ゼロの者「副作用」。キャラクターもキャッチー、エロもしっかりやっていて、相変わらずの完成度。お話の完成度は今回いまいちだと思うけど、やはりエロがしっかりしているので利用価値は十分。友永和「SUZUKA」。ニュースキャスターであり人妻でもある涼香さんが、デカチン男に散々やられまくる。最初は拒んでいても、しだいに性感がとろかされ、ズンズン貫かれて悶えまくる姿がいやらしい。友永和は昔からかなり好き。月森泉「健康第一」。精液ジャンキーの彼女は、何人もの精液を味わってきたがどれももの足りない。彼女の理想は、口に甘い精液だったのだ。ぐちょぐちょのエロシーン、それからラストの〆の下らなさが良い。司人形「猫破りの住人達」は、鉛筆描きふうのタッチが美しくて印象的。エロはかなり激しい。現状でも十分に濃厚だがまだ前編であり、次もいやらしいお話になりそう。天誅丸「BLACK -STATE of MIND-」。この人の描く乳は、かなりボリュームがあって重たげ。さらにも揉みごたえありそうにくるくると形を変える。実用方面で、わりとヒットするものがある。やはり俺は乳が好きってことよ。
 なお、表紙に名前のあるしろみかずひさは作者急病のため休載。次号こそはぜひ。あと、この本の最後のページで予告のあったのだが、沙村広明が表紙を描き、町田ひらくや玉置勉強などが執筆する「激しくて変」が5月31日発売予定らしい。購入予定に追加。発行は光彩書房。

【雑誌】comic燃絵 Vol.1 松文館 B5平
 新創刊のエロ漫画雑誌。表紙があんみつ草で、執筆陣にりえちゃん14歳や月角などなどがいて、それからコラム陣の顔ぶれなんかを見ると、ミルクコミックさくらが形態を変えたのかなーという感じ。さくらと違って、こちらはロリだけではなくなっているが。
 りえちゃん14歳「すいーとまるがりぃた」は、顔が小さくて目のくりくりした女の子がやはりかわいい。A・浪漫・我慢(表紙ではこの表記で、作品の扉ではA.浪漫我慢、目次ではA浪漫我慢)「焼きうどんはパパの味」。一人暮らしの彼女の部屋に初めてやってきた彼氏。Hな展開も期待してムフとかいってたのだが、彼女の部屋にあったビデオをみて愕然。彼女が複数の男に輪姦されているという内容だったのだ……という話。ゆったりとした雰囲気ながら、濃いバックボーンを想像させるお話の進め方が巧み。そしてもちろん絵もいつもながらにスッキリとして、色気があってうまい。御形屋はるか「おにいちゃん改造講座」。自分よりも背が低くてショタ系の実のおにいちゃんに萌え萌えな妹のお話。キュートな絵柄でドタバタと楽しい作品。トロトロに煮詰まっておる。ひぐちいさみ「次の係は誰?」。クラスの新しいレクリエーション係になった転校生の女の子が、肉体を使ってみんなをレクリエーションさせることを強要される。あっちからもこっちからもちんちんって感じでいやらしい。危険思想「OnE DailY LifE」。この人の絵は、CGなんだろうけど、上品な抑えめなトーンながら、女体がぷりぷりで柔らかそうでいやらしく描けている。かなり特徴的な体型、造形を描いていながら、畸形には感じさせない。


5/11(木)……走れタカハシへ!

 そろそろ「我執院譲治」というペンネームをお休みさせて本名もしくは「しばた」(これも本名だが)に統一しようとしているところ。若人あきらさんとかジョージ・ガーシュインさんからいきなりメールが来て怒られたりするとヤダしね。我執院のほうも気に入ってはいたし、けっこう淫猥な字面なんでジャンキーズのときはいい感じでもあるなとは思っていたんだけど、実際にそう呼ばれるとちと恥ずかしくはあったのでまあここらがいい潮時かと。

 神保町へ行ったのでズバッと買物。以下は未読分。

【雑誌】コミックビーム 6月号 エンターブレイン B5平
【雑誌】コミックバーズ 6月号 ソニー・マガジンズ B5平
【雑誌】ヤングアニマル 5/26 No.10 白泉社 B5中
【雑誌】東京H 6月号 一水社 B5平
【雑誌】comic燃絵 Vol.1 松文館 B5平
【単行本】「恋愛ディストーション」1巻 犬上すくね 少年画報社 B6
【単行本】「沸点千度」 中田ゆみ ワニマガジン B6
【単行本】「みずいろ」1巻 大石まさる 少年画報社 B6
【単行本】「イケてる2人」8巻 佐野タカシ 少年画報社 B6
【単行本】「チョコの歌」4巻 架月弥 ソニー・マガジンズ B6
【単行本】「アレルギーの特効薬」 北方国明 司書房 A5

【雑誌】FEEL YOUNG 6月号 祥伝社 B5平
 いきなりドカンと充実した。なんといっても、魚喃キリコ、青木光恵、やまだないとの新連載がそれぞれスタートしたのがデカい。そのぶんページ数も64ページ増の新装刊。CUTiE comic的なノリが好きだった人は、絶対読むべシってなラインナップになっている。しかも次号では雁須磨子が登場で、さらに南Q太も復活。
 まずは新連載3本。魚喃キリコ「strawberry shortcake」は、ピンとした空気がかっこよくオシャレ。とてもカッコがついている。青木光恵「スウィートデリシャス」は、乳のデカいプリプリした女の子がかわいくていい。青木光恵は、4コマ系もうまいけど、普通のコマ割りの漫画がまたすごく面白い。というわけでこちらにも期待。やまだないと「西荻夫婦」。ぼやーっとした描線がかっちょいい。それと連載ではないようだが、巻末スペシャルで小野塚カホリまで。この人たちはすでに自分の作風が完全に確立しちゃっている面々なので、いつもどおりのクオリティを想像していれば間違いない。
 それから連載陣。安野モヨコ「ハッピー・マニア」。タカハシの結婚式に向けて、シゲタが走る。ズバッズバッとお話の端々のエッジが立っていてかっこいい。確かな手応えな面白さ。三原ミツカズ「DOLL」。今回はすごくいい出来で感動した。逃げた恋人の代わりに虐待されるDOLLと、同級生にイジメられつづけている少女。二人の想いが、ラストの一瞬で劇的にすれ違う。それまで並行して語られてきた二つのお話が、非常に効果的な形で一つになる。構造的にも気持ちがいいし、何よりお話としてよくできている。見せ方もドラマチックだ。ええお話だ〜。こいずみまり「CUT×OUT」。Hの後の彼氏の一言で芯まで冷めてしまった彼女。こういう静かなお話もしっかり描けている。次の登場は9月号。

【雑誌】モーニング 5/25 No.24 講談社 B5中
 福島聡「DAY DREAM BELIEVER」が新連載。古代遺跡と謎の紋章。そして超能力。博物館で学術員的仕事(?)をしている女性の首筋にも、その紋章と同じアザが……。といったところから始まる物語。オーソドックスさを感じ作画はなかなか骨組みがしっかりしている感じで、お話的にも腰が据わっている印象を受ける。わりと期待できそう。高橋ツトム「鉄腕ガール」。カラーページが非常に鮮やかでかっこいい。ページの使い方、配色が絶妙。そして次号からいよいよ榎本俊二「えの素」が復活(予定)だー。

【雑誌】ヤングジャンプ 5/25 No.24 集英社 B5中
 山口譲司「BOiNG」はやはり面白い。次の敵ボイナーもなかなか手ごわそうだ。こういう馬鹿馬鹿しいことをえんえん続けてくれるというのは実にうれしい。

【雑誌】ヤングサンデー 5/25 No.24 小学館 B5中
 柏木ハルコ「ブラブラバンバン」が面白い。芹生さんの高いテンションに衝き動かされて、ブラスバンド部の面々が徐々にブラバンの魅力に目覚めていく。音の意味をつかんで酔いしれる感覚が、とてもゾクゾクする。奥瀬サキ「こっくりさんが通る」。今回の集中連載はこれにて終了。画面構成、作画のクオリティがやはり圧倒的。早いとこ単行本でまとめ読みしてみたい。

【雑誌】週刊少年チャンピオン 5/25 No.25 秋田書店 B5平
 高橋葉介「学校怪談」。今週で最終回と予告されていたんだけど、うれしいことにもう一回あるらしい。なぜそうなのかは、詳しくは実際の作品を見ていただくとよろしいかと。うういずみ「2×2」。今回は滅暗たちが漫画に挑戦。しっかりと、ドタバタコメディしいて、けっこう面白かったりする。

【雑誌】零式 Vol.17 リイド社 B5中
 才谷ウメタロウが登場。これも含めて、だいぶラブコメH色が強まっている印象。そのなかでは、年上で童顔で初恋の人だったお姉さんにドキドキ……といった趣の、むつきつとむ「としうえの魔女たち」がいい。キャラクターが魅力的で、ほの暖かい読み心地。安森然「流体機関」。高い作画力が魅力。エロシーンはないんだけど、普通の立ち姿などでも女性の柔らかい身体のラインがしっかり描かれていて妙にエロチック。あと、中山明宏のコラム「瀕死のダーマトグラフ」が面白い。今回は美少女ゲーム雑誌の流れを振り返っている。普段のフィールドワークが内容に厚みを持たせていて、短いけれども充実。

【雑誌】エースネクスト 6月号 角川書店 B5平
 安倍吉俊+gK「NIEA_7」。うーん、面白い。達者な絵柄ながらあえて抜いて描いているのだが、抜き方のセンスがいい。それからすっぽこなギャグが、テンポ良く繰り出されていて、それが少しずつ少しずつ効いてくる。岩原裕二「クーデルカ」。ジョシュアがどんどん可愛くなっているなあ。ショタ+ロリという感じで。小本田絵舞「あしはまファミリー計画」は、4色カラーあり。軽やかでちょっとHで楽しい。KENZY「戯★餓」。達者な絵柄でサービス精神旺盛なカットがいっぱい。ダイナミックな構図で下らない展開が連続。パンチが利いている。


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