つれづれなるマンガ感想文3月前半

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「つれづれなるマンガ感想文」3月後半
一気に下まで行きたい



・「雑記その4」
【CD】・「ね〜え?」 松浦亜弥(2003、zetima)
【CD】・「HAPPY HARDCORE BEST」 (2003、ビクターエンタテインメント)
・「雑記その3」
【特撮】・「爆竜戦隊アバレンジャー」 第4話「完成! アバレ秘密基地」(2003、テレビ朝日)
【テレビ】・「ハロー! モーニング。」(テレビ東京)
【アニメ】・「わがままフェアリー ミルモでポン!」第48話(2003、テレビ東京)
【アニメ】・「ななか6/17」 第9話「文化祭ななか」(2003、テレビ東京)
【ドラマ】・「最後の弁護人」#08(2003、日本テレビ)
・「ボボボーボ・ボーボボ」(8) 澤井啓夫(2003、集英社)
・「餓狼伝」(13) 夢枕獏、板垣恵介(2003、講談社)
【書籍】・「美食倶楽部 バカゲー専科」(3) ユーゲー編集部:編(2003、キルタイムコミニュケーション)
・「雑記その2」
・「週刊少年マガジン」13号(2003、講談社)
・「雑記」
【ドラマ】・「最後の弁護人」(2003、日本テレビ)
【CD】・「ミニモニ。じゃムービー お菓子な大冒険! オリジナルサウンドトラック」(2003、zetima)
【特撮】・「爆竜戦隊アバレンジャー」 第3話「子連れヒーローアバレ系」(2003、テレビ朝日)
・「バンビーナ 突撃セクシー編」 杉友カヅヒロ(2002、マガジン・マガジン)
・「バンビーナ お色気バトル編」 杉友カヅヒロ(2002、マガジン・マガジン)

・「エルフェンリート」(3) 岡本倫(2003、集英社)
【特撮】・「爆竜戦隊アバレンジャー」 第1話「アバレ恐竜大進撃!」(2003、テレビ朝日)
・「ヤマアラシ スロプロの真実編」 鶴岡法斎、宮塚タケシ(2003、総合図書)
・「バキ」(16) 板垣恵介(2002、秋田書店)
・「週刊少年チャンピオン」13号(2003、秋田書店)
【アニメ】・「ななか6/17」 第8話「ナースなななか」(2003、テレビ東京)






・「雑記その4」

もはや、やや古いニュースだが、ゴマキ、石川、ミキティが今秋映画初主演
ゴマキの方が武田鉄也と共演する「青春ばかちん料理塾」、石川と藤本ミキティが「17才〜旅立ちのふたり(仮題)」という映画だそうです。

なんか、週刊誌的記事では「仔犬ダンの物語」が興業収益で「北京原人」に負けた、と聞きましたがまた東映でやるんですね。「つんく♂のやることってさあ、わざとダサさを全面に出すところがあるんだよ」などとしたり顔で言おうものなら、たちまち「ケンとメリーのメリケン粉オンステージ」という「わざとじゃないだろ。あんた、もともとそういうのが好きなんだろ!」という地球はかいばくだん級の「ダサタイトル」を持ち出してくるつんく♂(と、その背後にいる人たち)。あなどれない。
あ、でも「メリケン粉オンステージ」ってけっこう面白かったんだってね。

それにしてもまたもや「青春ばかちん料理塾」ですよ。考えられない。ありえない。タイトルだけだと「釣りバカ日誌」の千億倍はダサい。そして同時上映が「17才〜旅立ちのふたり(仮題)」だそうですが、なんだ両方とも普通のドラマじゃん! 片方SFとか時代劇とかにしないでいいの?

「17才〜旅立ちのふたり(仮題)」の方は「境遇は違えども複雑な家庭環境で生きる2人の女子高生が出会い、お互い成長していく姿を描く」そうだが、「青春ばかちん料理塾」が少なくとも初見のインパクトがあるのに対し、こちらは企画としてそうとう地味だ。
そういえば両方ともまったくの新作でもある。モー娘。関係のドラマでは「時をかける少女」や「はいからさんが通る」、「三毛猫ホームズ」など、十代の女の子が演じる「定番」作品を持ってきていたのに、ここへ来て大胆すぎる。

それと、なんで私がモーヲタでもないのにハロプロのことばかり書いているかというと、じゃあ高岡早紀や市川実和子や平田裕香のことを書いてだれが読むのかと。
この3人でユニット組みませんかね。2003年に。だったらCD買うよ。わー想像したけどやっぱり見たくない。

あ、自分のハロプロを知ってる度って、たぶんエヴァンゲリオンにたとえると「いちおうテレビ版は全話見たけど、映画までは見ていない。マンガも途中までしか読んでない」程度じゃないかと思う。そこを認識しておいてください。

あと、なんでみんな市川実和子のことを「羽をむしったトリみたい」とか言うんだよ!
まあそう言いつつもこの人のアルバム、買ってないんだよな。まだ売ってるかな。今度買おう。
(03.0315)



【CD】・「ね〜え?」 松浦亜弥(2003、zetima) [amazon]

松浦亜弥のニューシングル。編曲を小西康陽が手がけ、なんつーんですかね、ぶっちゃけ「つんく♂ミーツ小西節」というみんなが聞きたかった楽曲が聴けますよ。
……といっても、Mステーションで最初に見た(聴いた)ときは小西康陽だって気づかなかったんですけどね。深田恭子の曲とかは一聴してすぐわかったんだけど。つんく♂の曲も、「ああ、やっぱりつんく♂だねぇ(笑)」っていう「(笑)」な感じはしない。相当気合いが入ってるんじゃないかと思う。

歌詞の内容は、好きな(たぶんつき合いはじめた)男の子の気をひこうと一生懸命になるけなげな女の子、のことを表面的には描きつつ「セクシーなのキュートなのどっちが好きなの?」という「自分はセクシーでもキュートでも行けるわよ」的な根拠のない自信をのぞかせる元気っ子の歌になっているような気がする。松浦のキャラクターとあいまって、スコンと突き抜けてます。
「舞い上がってセクシーでもキュートでもイケるとカン違いしている」という解釈も成り立つんだけど、「♪すっこしでも気を引きたい純情な乙女心〜」って自分で言っちゃうのがある種のしたたかさなのか、これまた(歌詞中の女の子が)元気がありすぎてどっかで覚えた言葉がポロリと出ちゃった状態なのかは解釈のわかれるところ。
というより……歌詞全体を見れば「彼氏を前に泣いたり怒ったり笑ったりの元気な女の子の歌」なんだけど、つんく♂の他の楽曲のわりと根が演歌調の歌詞と比較して、「もしかしてこの歌詞中の女の子は計算ずくなのでは?」と勘ぐってしまうという展開ですかね。

それと、オッサンの私としては横溢する「80年代感」にひたるねえ〜。曲のどこがどうとは語彙の不足で具体的には言えないんだけど、たぶん小西って人は「昔の感じ大好き」な人だろうし、別の意味でつんく♂も同じだから。
アマゾンのレビューを見ると「60年代のアメリカン・ポップスを思い出させる」と書いてあるから「80年代」って言いきるのはぶっちゃけすぎなのかもしれない。しかし、もともと松浦亜弥は「初期松田聖子」を多分に意識してつくり込まれたキャラクターだと思うし、「ティセラ」というシャンプーのCMソングらしいから(化粧品やシャンプーなどのさわやかCMのキャッチーな歌が私の80年代的J−POPのイメージのひとつ)まあぜんぜん間違った表現でもないだろう。

言い換えるならば、「平成十五年」じゃなくていつまでも昭和が終わらないでハイパー化した印象を与える。だれもが聴いたことがあるようでない80年代ソング。
それと、私の中でつんく♂の仮想敵(?)は石野卓球で、卓球も自分の楽曲の中で80年代(あるいはそれより前?)を意識しているところがある。私の知識不足でよくわからないが、たぶん洋楽の。「シャングリラ」なんて、みんな「懐かしい」って言ってたけど自分にはあまりピンと来なかったので、そこにはまた別の「昔」があるってことなんだよな。
しかし、誤解を恐れずに言えば「日本的ダサさをひきずった懐かしさ」に一部依拠しているつんく♂に比べると、卓球の志向は一般受けしにくいように思うんだけど、今後どういうふうにするのか興味がある。「シャングリラ」や「ウルトラリラックス」がわりと売れたことを考えると、そっち方面で大ウケすることに慎重になっているようにも見えるし。
「ハルカリ」のリミックスを手がけるそうなんで、そのあたりも含めて。

ところで、「ね〜え?」はPVも見たんだが、個人的にはイマイチでした。場所が2カ所くらいでしか展開しないし、それを衣装替えで誤魔化しているようにすら見えた。まあ松浦亜弥本人が大好き、という人には何ら問題はないと思うけどね。
(03.0314)



【CD】・「HAPPY HARDCORE BEST」 (2003、ビクターエンタテインメント) [amazon]

洋楽ものは説明がムズカシイので、ライナーノーツをまんま引用する。

「高速なビート、甘い歌声、包み込むようなシンセリフ、そしてダンスフロアで踊るレイバーに一体感を持たせる力を持ったサウンド、それが『HAPPY HARD CORE』」

これもライナーノーツによると、ハピコア発祥の地・UKではパーティーの動員数も劇的に増えており、日本でもトランスに変わる一大トレンドとして注目されつつある、らしい。
収録曲は、LET IT BE(MY GUARDIAN ANGEL)やTIME AFTER TIME(DJ STORM REMIX)などがわかりやすくていい感じ。

個人的には、ミニマルテクノとかがいきつくところまで行っちゃって、私のテクノの師匠の吉田等が音響とかジャズに興味の方向が向いててもうこれで青春も終わりかな、電信柱に染みついた夜〜♪と思っていたら出てきたという印象。そのときは「ハピコア」じゃなくて「ハピハコ」って言っていた。
音楽雑誌などを読むと、音楽というのは常に進化していなければならない、という観点で記事が書かれることが多いが、「ハピコア」には劇的な「進化」の兆しは見られない。むしろ懐かしい感じがする。
もしパーティーの動員数がハピコアによって増えているとすれば、世の中決して進化・変化ばかりが能じゃないということだと思う。ハードフロアとかが出てきたとき「いったいこのまま行くとどうなるんだろう」と思ったけど、どうにもなりはしなかった。少年ジャンプで「幽遊白書」がグチャグチャな展開になって終わったときも、おニャン子クラブがアイドル界をひっかきまわしたときも、他のこともなんでもそうだけど、「一部はなくなり、一部は生き残る」ということははっきりした。
トシをとるということの一要素は、こういう感じ方を身に着けることなんだな、と思った。

明け方の午前3時か4時頃、世の中がしらじらと明けてくる頃にハピコア、聴くとすごく気持ちいいよ。
(03.0314)



・「雑記その3」

・「多摩動物公園ニュース」Vol.108 多摩動物公園で、もしユキヒョウが脱出したら! 猛獣脱出対策訓練を実施します
朝、テレビを付けたらやっていて「しまった! 全貌が見たかった……」と思ったんだが、こういうニュースって、テレビで探して見ようと思ってもなかなか見れないんですよね。何で見たかったかというと、着ぐるみがかわいい&マヌケなところが。で、多摩動物公園ニュースのサイトを直に見てみた。
毎回、避難訓練的な行事なのに出てくる着ぐるみがかわいすぎるんですよね。テレビでチラッと見たぶんには、ユキヒョウの歩き方もかわいくなっちゃってて、なんだかウケをねらっているみたいだったよ!
ちなみに、当HPの現在のトップ画像は、昨年の恩賜上野動物園での「ホッキョクグマが逃げ出した」という設定の訓練の一幕。
この訓練は、多摩動物公園と恩賜上野動物園とで、毎年交互に実施しているそうです。

・衝撃!! ゴマキ、豊満な胸の谷間を… セカンド写真集「maki」
ゴマキ水着、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!などと、慣れない表現をしてみたりする。年甲斐もなく。まあそんなにはしゃぐことでもないか。ファンでもないしな……(急にテンション低)

しかしねえ、実際そうですよ。個人的には「水着になってこそアイドル」と思っているのに、昨今のアーティスト志向だかなんだか知らないが、水着アイドルと歌手との二極分化が生じているように思う。あとマライヤ・キャリーだかなんかのマネだと思うが、CDジャケだけセクシーなかっこうするのとかやめてほしい。中途半端だから!
もちろん、私もごく初期にモー娘。が水着になったのも、ゴマキがファースト写真集で水着になっているのも、石川梨華も中澤裕子も松浦亜弥も水着になっているのは知っているが、もっとちゃんとしたのが見たいんですよ。ソニンとかはまた別次元の話ですし。
この写真集には何か可能性を感じる。ハロプロの水着展開って逆に珍しいんで、ゴマキに関して脇の下をシューシューやるCMとかに続いて「都落ち感」を感じて心配している人もいるかもしれないが、自分的にはぜんぜんOKだ。
もうイエローキャブや事務所のアバンギャルドに支配されるのはたくさんだ! 民衆よ蜂起しろ! 「なんだあの群衆の後ろにいるのは!」「筋肉はゴリラ! 牙は狼! 燃える瞳は原始の炎!」「やつはジャック!」「バイオレンス・ジャックだ!」(意味不明)

ちなみに「キター!」で検索したらいちばん最初に出てきたキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!ウンゲロメッパ)ってなんかかわいいね。きっとすごい有名なんだろうけど。

・猛獣脱出対策訓練・追記
インサイターからのリンクで、きちんとしたレポートを見ることができた。密着! もうじゅう脱出対策訓練@nifty:デイリーポータル Z)。

これによると、外国からも取材が来ていて、脳天気感漂う風物詩になりつつあるらしい。動物園も、宣伝の機会と思っているのかもしれない。
でもあんまりやるすぎると、猛獣がホントに逃げたときにシャレにならなくなっちゃうよね。そういうギリギリ感も、個人的には面白味のひとつなのだが。
この、@nifty:デイリーポータル Zの記事は大塚幸代さんなのね。そーかー。
(03.0311)



【特撮】・「爆竜戦隊アバレンジャー」 第4話「完成! アバレ秘密基地」(2003、テレビ朝日)

公式ページ

3月9日放送。らんる(アバレイエロー)が「ダメダメくん」とバカにされている少年を励ます、というだけの話だが、やっぱり熱くていいねえ。妙にもったいぶった冒頭も最高だ。
荒川稔久は、やっぱり女の子描くのうまいと思うよ(男から見た女の子、というほどの意味だけど)。らんるはしっかりしていてチャーミングな女の子に描かれていたしね。ここ数年の紅一点としてはいちばんいいかも、とか思った。個人的に。

全体の流れとしては、今回初めて秘密基地ができたのだが、これも手づくり感覚で面白い。「カーレンジャー」や「タイムレンジャー」もそうだったが、こういう自主的なやつらって見てて好きだ。こういうことは、自分ができないからな。 スケさんはどうも後見人的役割にとどまりそうだ。戦隊史上初の、老人変身ヒーローになるかと思ってたが。「主婦向け」だとすると、完全に時代に逆行してるもんなそうなると。

怪人の飛行原理がわかったようでまったく謎だったり、ラストの何の伏線もないオチ(CMの後、真相がわかる! みたいなやつ)は、まあご愛敬。
(03.0311)



【テレビ】・「ハロー! モーニング。」(テレビ東京)

公式ページ

いちおうメモ。コント「ハロモニ劇場『バスが来るまで』」が全3巻でVol.1、Vol.2が4月23日発売。松浦亜弥・藤本美貴の番組「美・少女日記III」のコントコーナー「ことミック」が全2巻、全55回+総集編5回を二分割で。発売日は5月2日。
さらに「ハロー!モーニング。」からもう一作品、「ミニモニ。ぴょ〜ん星人」「がんばれゴマキペンギン」がひとつのパッケージで発売。発売は5月14日、価格は税抜き3000円。
「ぴょ〜ん星人」は欲しい。他はたぶん買わないと思うが。

先週は「ハロプロコンサート」スペシャルだったので感想は書かなかった。コントないし。吉澤・小川・アヤカの新プッチモニを初めて見た。小川って一時期ずいぶん沈んじゃった(と自分には見えた)けど、耐えてれば浮上できるんじゃないかと思えてきた。
まあそう考えること自体、もう女子プロレスで新人が育っていく過程を見るみたいな観点になってる。

今回は「ツッコミ大会」とかいって、モー娘。メンバーが一人ずつ、要するにノリツッコミをやっていた。面白かったのは「ノリツッコミ」というものを理解しているはずの加護のやっていることが突き抜けすぎててわけがわかんなくなっていたのと、保田がものすごい苦手そうにしていたところ。
それと、ウケないと最後にかわいい顔をしてごまかそうとするなっち。ダジャレ大会とかより、意外なほど個人個人の特徴が出たね。

「ミニモニ。かっぱの花道。」ではまりっぱがお見合いをすることに。かごっぱ、つじっぱたちから「相手を見つめてオトせ」みたいなことを言われ、「チワワに見つめられて動揺するお父さん」のCMの、チワワのマネをするまりっぱ。
そして、お見合い相手が紺野扮するパイロット(凄)。紺野が男役ということ自体、超人的にムリがある。そして矢口のコント演技炸裂。矢口は「自分はこういう状態を演じているんだ」と外的にアピールしながら演じる、すなわちコント演技が小器用に得意なために、おそらく普通の演技が苦手なんだろうなあと思ったりした。

「酒に酔ってヒドい性格の本性を表したパイロット・紺野にブチ切れたまりっぱが怒ってお見合いがメチャクチャに」という、「ウルトラファイト」的なおもしろ展開に。あー面白かった。
(03.0309)



【アニメ】・「わがままフェアリー ミルモでポン!」第48話(2003、テレビ東京)(2003、テレビ東京)

公式ページ。

第48話「妖精らくがきノート」(3月1日)

ヤシチはミルモを倒すため、「妖精らくがきノートセット」を購入。これは、ノートに行きたい場所の絵を描き、さらにそこに自分の絵を描くと、ノートの世界を旅行できるというもの。このアイテムを悪用し、ヤシチはミルモをノートの世界に閉じこめることに成功する。
しかし、アイテムの機能を知らないサスケとハンゾウの落書きにより、楓、結木くん、安純など、次々とノートの世界に入っていってしまう……。

「妖精らくがきノート」の説明はなかなかムズカシイ。でもアニメにすると単純で面白い話。後半、サスケとハンゾウのケンカと仲直りの話になるのが意外だった。ノートの世界ではみんな妖精界の縮尺になってしまい、妖精も人間も同じくらいのサイズに統一されるのだが、安純がミルモを見て「なんであんた巨大化したの!?」とか驚いているのがかわいい。
妖精界のエピソードは、基本的に楓を中心に展開されるため、結木くんや安純がからむといちいち説明しなければならんのだよね。雪の山荘に閉じ込められたときも、安純はファンシーショップ店長がピンクのたぬきみたいのに変身したのを驚いていたし。
(03.0309)



【アニメ】・「ななか6/17」 第9話「文化祭ななか」(2003、テレビ東京)

公式ページ

3月5日放送。
稔二たちのクラスは、1カ月後の文化祭での演劇をすることになっている。さっそく、「まじかるドミ子」を提案する七華。演目は「まじかるドミ子」に決定し、さらに風祭(いじわる少女)により監督・脚本を七華が担当することになってしまう……。

次週に続くんで、とくに書くことナシ。「ドミ子」ネタがだんだん暴走してきているのが面白い。「ドミ子の交通安全教室」という幻のフィルムのことが話題になって、その後すぐに本当に「ドミ子の交通安全教室」が始まるとか。
(03.0309)



【ドラマ】・「最後の弁護人」#08(2003、日本テレビ)

公式ページ

日本テレビ系、水曜午後10時。脚本:秦建日子。1月15日スタート、全10回の第8回。

日本法曹界の名門・山縣法律事務所の所長・山縣修一(竜雷太)のお気に入りの美人秘書が殺された。そして2年前までストーカー行為をしていた青年・中野が逮捕される。殺害現場の被害者の上に、彼の毛髪が落ちていたのが決め手となった。

またもや国選弁護人を引き受けることになった有働(阿部寛)は、山縣に会いに行くが、そこで思いがけないことを聞かされた。
「彼女は、私が殺した。しかし、自首するつもりはない」――山縣は、自分が秘書殺しの犯人だと明かし、自分の罪は中野に着てもらうと言いきったのだ。「自分には鉄壁のアリバイがあり、そのアリバイには特別の魔法がかけられている」そうとも言った山縣は、一流の弁護士である自分と、有働との知恵比べをしたいようにも見えた。
有働は山縣の「魔法をかけられたアリバイ」崩しに没頭するが……。

これは傑作でしょう。名門法律事務所の所長と、事務所の灯油も買えない弁護士・有働との対決。そして「魔法がかけられている」アリバイそのものが、本作の「ルール」である「冒頭の謎が結末に明かされる」、「最後にはどんな状況であろうと、必ず被告人が有働の手によって無罪・または減刑になる」という視聴者に対する「魔法」と相似形になっている。
まあ他にもこういうの、よくあるのかもしんないけどね。竜雷太は演技うまいと思ったよ。
(03.0309)



・「ボボボーボ・ボーボボ」(8) 澤井啓夫(2003、集英社) [bk1] [amazon]

ボーボボ

ボーボボたち一行と、マルハーゲ四天王の一人・OVERとの対決。面白いんだけど、途中で「M・T(マジで・タイム)」という「『マジで!!?』なことが襲ってくる」という宇宙次元に行っちゃう話がある。
似たような「何でもありの世界に行っちゃう」っていうシチュエーション、前も出てきたんだけど、作者はこういうの大好きなんだろうけど、個人的にはちょっと……と思った。シュールすぎてついていけない。あ、もちろんトータルでは面白いですけどね。田楽マン復活したし。

そして、田楽マンの色は表紙の絵(スキャンしたが小さくて見えない……。ビュティの頭の上に乗っているんだけど)から「水色っぽい白らしい」と判明。ジャンプ本誌ではすでにカラーで出てきているかもしれないけど、単行本では初めて色がわかった、ってコトで。

・7巻の感想

(03.0308)



・「餓狼伝」(13) 夢枕獏、板垣恵介(2003、講談社) [bk1] [amazon]

筋肉ムキムキの汗くさい男たちが、肉体をギシギシ言わせながら戦う格闘技マンガ。原作の小説も読んでいるんで、本来ならどの程度違うのかとか興味がそがれない程度に説明した方がいいのかもしれないけど、正直、原作も話があちこちにとんでもうワケがわからなくなった。
でもこのマンガは圧倒的に面白い。今は「バキ」よりも面白いと思うんで、オススメです。すぐ読めるし、全巻そろえて1日で一気読みするのも一興かと。

ところで、マンガの単行本って1冊ずつ感想書くのってキツいんですよね。過去のあらすじをバラせばネタバレになるし、長編の場合、1巻でどうなるもんでもない場合が多い。で、12巻の自分の感想を読み返してみて「ふーん、こういうこと書いてたんだ……」と思った。自分なりに工夫しているつもりだろうが、後からこういうの読み返すとウザいんですよね。でもヒトに同じこと言われると抗弁するし、自分の素人レビュー人生では現在のところ、これ以外の方法論が思いつかないんだけど。

本作刊行と同時期に、夢枕獏の小説「餓狼伝」XIII[bk1] [amazon]も発売されてます。

(03.0308)



【書籍】・「美食倶楽部 バカゲー専科」(3) ユーゲー編集部:編(2003、キルタイムコミニュケーション) [bk1] [amazon]

一般的にまともに評価されていないが、違った角度から楽しめるゲームを「バカゲー」と称してレビューした第3弾。紹介作品は「パリ・ダカール・ラリー」「東京パチスロアドベンチャー」「シェンムーII」「FMW 大仁田厚」「ブレインバトルQ」「Dの食卓2」など。

私も、伊集院光がときどきラジオでしゃべることくらいしかゲーム情報を摂取しなくなってしまって久しい。あくまで伊集院ラジオ情報によると、ゲームづくりにカネがかかるようになり、ファミコン時代のようなあからさまな「バカゲー」ができにくくなっているらしい。そのせいか、今回は紹介本数が少ない。が、そのぶん一つひとつのゲームをじっくりやり込んでレポートしている。

私個人はゲームマニアでも何でもない。とうとうゲーセンにもほとんど行かなくなってしまった。しかし、「バカゲー」、「クソゲー」の記事はぼちぼちと読んでいる。
だって面白いもん。
本作で、従来の「バカゲー」の意味で紹介されているのは「パリ・ダカール・ラリー」、「東京パチスロアドベンチャー」などだが、「シェンムーII」や「Dの食卓2」などはかなりマジなゲーム評になっているのでは? と思わせる。両者とも「リアル」がウリになっているが、その「リアル」のおとしどころが問題になっているらしい。
これは「ガンダム」とか「エヴァ」などのアニメ評で起こった議論と、まんま相似形だ。要するに都市がつくり込んであるとか、人間の動きがスムーズだとか、そういうことと「ゲーム的リアル」やそれに伴った「面白さ」が別問題であることが示唆されている(と私は受け取った)。
特定ジャンルがいろんなことを表現できる、と状況が許したとき、「現実に近づける」という意味でのリアル感を出そうという方向に行くのは宿命なのか。

「エヴァ」の頃にはずいぶん論争があった「リアル感」の問題だが、マンガ・劇画ではどうかというと小さな指摘はあっても劇的な論議の記憶というのは、個人的にはない(あったらだれか教えて……)。まあいちばん考えられるのは、さいとうたかをとかが出てきたときに手塚系統のマンガ家と比較してのいろいろだが。
マンガは、「リアルの袋小路」には他ジャンルと比較してあまり落ちにくいジャンルなのかもしれない。といっても、個人的には最近「リアル」を「しみったれ」とカン違いしているマンガが多いとも思っているが……。

本書では、他に数々のRPGを魔法だけでクリヤしようという「疾走! 魔法大作戦」という企画モノの記事が載っている。ゲームマニアってすげえな〜。
(03.0308)



・「雑記その2」

何度も何度も書いているが、本を読む速度が遅く、それについてずっとコンプレックスを抱いてきた。
だれか、本を読む速度の研究をして欲しい。いや、速読術とかじゃなくて。もっと天性のこう……速読力みたいなものについて。
だいたい、ちゃんとものを考えている人間に本を読む速度がいちじるしく遅い人間はいないんじゃないか。よく「ライトノベルだったから3時間で読めた」とかネットで書いてる人がいるけど、私だったら半日はかかる。どうやったらそんなに速く読めるのか? 加速装置を使っているのか? 時間を止めているのか? 街中の人間全員仲間なのか? わからん。
急に思い出したが、本を読む速度が遅いため、自分はSFマニアやミステリマニアになりたかったのになれなかった。本を読む速度が遅いために読んだ冊数が少ないために、「本を読むのが遅いことに悩む」ということをテーマにした小説を読んだことがない。あったら教えてください。
たとえば「古書マニアが稀覯本を巡って起こす殺人」のミステリとか「本を禁じられた世界で本の内容を伝えていく世界」とかはあると思うけど。って後者は「華氏451℃」だっけ? それじゃねーか。しかもそれも読んでないよ……。

「本を読むことが遅いのが原因で起こる殺人事件に、速読の達人の探偵が挑む」みたいのないのかね。それがもうすごい速読っぷりなんだよ。パラッとめくった瞬間に全部読んでるみたいな。本屋をぐるっと一回りするだけで、そこらあたりの本全部読んでるみたいなね。
でも捜査は地味なんだ。足を使って聞き込みするタイプ。あと本で読んだこと以外は覚えられないの。テレビで見たこととかぜんぜん覚えてなかったり、犯人らしき車のナンバーも覚えられなかったり。
ラストは、衝撃の真犯人が明らかになるんだけど、みょうがのお吸い物食べながら推理を披露したんで、みんな忘れちゃって。犯人も、被害者も。
それで、

「何でここに集まってんだおれたち?」
「さあ……」
「せっかくだから、ゲームでもやろうよ」
「おれ帰るわ、バイトだから」
登場人物の一人が外に出ると、満天の星。それを見てるうちに、
「あれ? なんで外に出てるんだっけ?」って忘れちゃって。
でもガンダムの話とかにはすごい食いついてくんの。「第何話のどれそれが!」とか。

これを、すごい権力を使ってハリー・ポッターの作者に、今書いてるらしい続編を中断して書かせるね。

感想サイトとしてもそろそろ5年目を迎え、限界を感じてきてもいる。1冊読んでハイ感想を書く、というのでは行き詰まりがあるような気がするのだ。読むの遅いからね(しつこい)。
でも、たとえば本を読みだめるために3カ月とか休んだら、もうだれも覚えてないでしょ。

そこで考えたのだが、更新したくても読んだ本やマンガがない場合は、画像を貼り付ける。イエローキャブ以外の。イエローキャブ、サイトに画像使うなって文句言ったらしいから。
たとえばマンガ雑誌に水着アイドルのグラビアが載っている。そこから取って、載せて、おれさま一流のコメントを載せるというわけだ。

例:なんとかかんとかが大得意というなんとかクン(17)。今日もなんとかかんとかでなんとかだとか。写々丸のなんとかもかんとかしてくれるかな? と思うなんとかなのでありました。

「写々丸」って段階でマンガ雑誌じゃないね。それと、オヤジ系週刊誌で若い女の子を「なんとかクン」とか書く慣例、いまだに続いているよね。

まあ普通の日記系サイトの日記なら、この辺で終わりだわな。
でもまだ続くんだよ!(絶叫)

……と思ったけどやめた。あ、この項が終わり、っていう意味ね。
(03.0306)



・「週刊少年マガジン」13号(2003、講談社)

驚くべきことに、先週出た雑誌のレビューを書こうと思っている。だからもう売ってません。
それと、メジャー誌なんだから多少文句を書いてもいいと思ってますので。売れてんだから。マガジンに描けるだけで名誉なんだから。

「魔法先生ネギま!」赤松健は、「ラブひな」終了から1年半、新連載第1回。ってのは知ってますねみなさん。先週のだから。ハリー・ポッターみたいな少年が、教師として日本の女子校にやってくる。クラスの32人の生徒が全員描いてあったりする。まあ全員がまんべんなく出ることはないだろうが、モブシーンにも手を抜けなそうだ。

好きな人にとっては、ここにはすべてがあると思う。ショタ少年、ツインテール、アホ毛、色っぽい女教師、パンチラ、魔法。それが必要ない者にとっては、ここには何もない。
赤松健は才能のある作家だとは思うが、個人的にはそれは他のラブコメ作家と劇的な差を持ったものではないと思っている。ただ、やっかんでもしょうがないけどね。儲けやがってとか。そういうレビューの書き方は、今後やめる。
その上で書くが、80年代も少年マガジンは少年ラブコメをいち早く取り入れていた。具体的に言うと「翔んだカップル」「胸騒ぎの放課後」がソレだ。「翔んだカップル」は後にシリアスドラマになるため現在のラブコメのルーツとは言いがたいかもしれないが、「胸騒ぎの放課後」は、本作「ネギま!」の祖先のひとつと言っていいだろう(まあ厳密に言えば「Boys be...」に近いんだけど)。

「胸騒ぎの放課後」は、そもそも恋愛をエンタテインメントとして読むことをまったく知らず、潜在的にそれを望んでいた少年にはすべてとは言わないがかなりのものを与えた。女の子と手を握ったの握られただの、膝枕をするのしないだの。あと確かみんなで海行って彼女の水着姿を見たりとか。
しかし、それを必要としない者にとっては、そこには何もなかった。
ちょっとしたマンガ読みならばずっと洗練されていた少女マンガのラブコメを堪能していたし、ロリコンマンガ(今で言う美少女マンガ)でもっとかわいい女の子をいくらでも発見していた。
物語の起伏を楽しむ意味でマンガを読んでいたやつらは、少年ラブコメを低く見た。

現在の「ラブひな」や「あずまんが大王」が、80年代ラブコメから直接に進化したとは言わない。それ以外にも、アニメの影響だとか、80年代マイナー美少女マンガの影響だとかいろいろあるし。しかし系譜としてはどうしてもつながってくる。
はっきり言って、私は80年代当時は少年ラブコメ否定派だった。当時、私の求めるものは少年ラブコメにはほとんどなかった。しかし、いろいろ考えたあげく、肯定派になった。やはり必要だったからそこに存在したのだと思っている。今読んだらそれなりに楽しめると思うし。

「ネギま!」がこれから大ヒット作になるかどうかはわからないが、少なくとも現在あるなにがしかの需要のある要素は、抜け目なくほとんどすくい取っている。おそらくオッサンの私だけでなく、直接の読者対象である中高生の間でも、こういうマンガってギロンがあると思う。「おまえこういうのが好きなのかよー」みたいな。
私は80年代のラブコメについて自分が当時中高生だったという義理にもとづいて、擁護する言葉は持っている。しかし、本作を擁護する言葉は持たない。だから、本作および本作を構成するさまざまなものを気に入って、だれかに批判されて面白くないと感じる若人がいるなら、今度はキミが本作を擁護してください。という感じです。
ボクはもういいです。

「クニミツの政(まつり)」 安藤夕馬、朝基まさしは、市長選挙で「教育改革」を掲げるという話。「プロ教師の会」がネタ元のひとつになっていることに「へええ」と思った。プロ教師の会と言えば、いわゆる「金八先生」的な教師像を否定し続けてきたところだ。
この回では「プロ教師の会」の著作に基づき、「厳しい先生が学校の秩序を守ってきた」という指摘にとどまっているが、過去の学校って現実問題として「本当に根性悪という意味で恐い先生」が秩序維持にひと役買っていたっていう現実があるんだよな。まあそんだけの話だけど。

「シチサンメガネ」は、ダメ少年が漫才コンビを組んでお笑いを目指す話らしい。「コンビでダメな方がいい方の点数を食ってしまい、総合点で低くなる」という「コンビ壊しレース」。
おそらく本作での作中漫才はあまり笑えないだろうし(今回読んだかぎりでは主人公の頑張りは悲惨なだけで別に笑えない)、「コンビ芸人は片方が優秀でも相方がヘボならば評価はされない」ってのもどうなんだろう?
ツービートとかどうだったっけ? ビートきよしってもしかしたらすごい芸人なのかな? あと紳・竜とか。よくわからんが。

何度も書いてるが、少年マガジンはネームが多くてコマが細かいのが特徴。読みにくくてしょうがない。
(03.0306)



・「雑記」

・イキナリな話だが、何かものごとについて「わかった!」って思う瞬間がたまにはあるでしょう。ここ2、3日、そういうことがありましたよ。今までの人生にもあったけど。
で、それで人生変わるかというと、別に何も変わらないんだよね。たいした宗教家とか、逆にネズミ講みたいのに必死になって破滅しちゃう人とかって、そういう心境の変化から生活スタイルそのものを変えちゃうんだろうね。

それで、こういうこと書くと、会ったときに「何がわかったんですかぁ〜」(メタルフレームの眼鏡はキラリとさせながら、しかし青っ洟は垂らして)とか言ってくるヤツがいて、でもそういうことって他人に説明しにくいんだよ。
で、私が「う〜ん、わかんない」とかいうと、そこら辺にいた人が「ドッ」っていう感じで沸いて、青っ洟垂らしたヤツがヒーヒー言いながら笑って、「それじゃ何もわかったことになってないじゃないですかぁ〜」と小馬鹿にした感じで言ってきます。
「でも、そういうことってあるじゃん」と私が言うと、すっごい人を見下した感じの目で見て「うん、ああ、そうですよねえ。そうですそうです。私もそういう時期ありました。ああそうですか。ねえ」とか言いながらメンソールのタバコをスカーッと。
こっちに煙が来ないように吸ってるつもりなんだけど、空調の風が完全に私方向に吹いてて、顔をそむけて吐いた煙がフア〜ッと私の方に全部かかって来たりする。

・「青っ洟」って変換して初めてこう書くのか、と感心した。知識がない。

・トップにテキストを大量に載せるようになって、アクセス解析も面白くなってきました。「ネギま!」、「18禁」といった気の早いものから、「樹らんる」(「アバレンジャー」のヒロイン)、「18禁」といった気の早いものまでさまざまです。

・昨日のおはスタでは、出演権が当たった少年が出演。最初から最後まで表情がものすごく硬くて、テレビ的にはダメダメなんだろうけど、めちゃめちゃ緊張してたんだと思う。きっと楽しかったんだと思うよ。私にはその気持ちはわかるね。

・その「おはスタ」において、ミニモニ。矢口卒業式&新生ミニモニ。新曲初披露!「ミニモニ。スペシャルライブ」の、観覧申し込み方法の詳細が明らかに。なんだ、やっぱりオトナは蚊帳の外か。

・で、それをどうするか? については亜依国精神の文章がすごく面白いです。

・きわめて東京ローカルな話だが、ついにテレビ東京の情報番組「レディス4」司会を高崎一郎が降板、後続には柴俊夫が抜擢。詳細はレディス4.com〈ニセモノ〉が詳しい。
「番組最後には浅香光代、結城モイラ、ペギー葉山が登場。メインゲストの木久蔵一門、新司会者・柴俊夫も加え、そうそうたるメンバーに送られ、高崎師が卒業。」という一文から、何となく番組の雰囲気もわかる。
(03.0306)



【ドラマ】・「最後の弁護人」(2003、日本テレビ)

公式ページ

日本テレビ系、水曜午後10時。1月15日スタート、全10回。
脚本:秦建日子

国選弁護人として刑事訴訟事件ばかり担当しているため、いつも貧乏でピーピー言っている弁護士・有働和明(阿部寛)は、口は悪いが強い正義感の持ち主。義姉で日本弁護士会の職員・神崎美智子(浅野ゆう子)の依頼により、圧倒的に不利な状況の被告を弁護する、まさに「最後の弁護人」である。
おしかけ助手の石田良子(須藤理沙)、同じく助手の赤倉俊哉(今井翼)、よく事務所をウロウロしている花岡清十郎(大滝秀治)などとともに、事件を推理し、解決していく。

全10回の放送でもう今日が第8回。この時点で紹介するのもマヌケだが、ウチはそういうサイトなので文句のあるお客さんはファミリーレストランで売っている電車のおもちゃをあげるので帰ってください。

毎回、OP前の冒頭、クライマックス直前だったり、事件直前だったりといったシーンが流される。それは何も説明されない視聴者には、何のことかわからず謎だったり理不尽だったりする映像だ。
OPが始まってその後、物語は最初から語られる。そしてラストシーンで、冒頭の不可解な映像の意味がわかるという仕組みになっている。
推理そのものは単純だが、この構成を毎回守ることによって、視聴者には謎が解けるカタルシスが毎回与えられるのである。

主役の阿部寛は名優とは言わないが、当たり役の「トリック」上田になってしまうことを微妙に回避している。ただ、他の役者陣は実に微妙。三谷幸喜ドラマのキャスティングがいかに考えられているかが逆にわかってしまう印象である。
微妙な印象を持ってしまうのは、若い赤倉(今井翼)と有働弁護士の仲を取り持つカタチになる石田(須藤理沙)が微妙だからだろう。カタキ役である検事、刑事役の人はシブい役者を配し脇を固めてはいるが、やはりカタキ役ということで事件捜査の段階ではほとんど出てこないし。
さらに、浅野ゆう子はどうしたものかと言わざるを得ない。法廷推理ドラマの人物のリアリティとしてはギリギリだろう。いつ「W浅野」時代のコメディ演技が飛び出すかとハラハラドキドキだ(絶対にそれはないが)。

それと微妙に気になるのはセリフの面。有働弁護士は口が悪く、石田(須藤理沙)と漫才みたいにヒドい言葉を投げ合うのだが、コレがあまり面白くもないし、シャレてもいない。これねえ……どうしたらいいかは私にもわかりません。脚本なんて書いたことないしー。

とにかく、「視聴者をラストで驚かせよう」という意志が感じられて、その点は気持ちがいいドラマであることは、確かである。
(03.0305)



【CD】・「ミニモニ。じゃムービー お菓子な大冒険! オリジナルサウンドトラック」(2003、zetima) [amazon]

お菓子な大冒険!サントラ

映画「ミニモニ。じゃムービー お菓子な大冒険!」→感想)のサントラ。すでにシングルとして発売されている「お菓子つくっておっかすぃ〜」「げんき印の大盛りソング」が収録されていたりしていて、すでにそれらを購入している人にとってはアルバムとしてのお得感はあまりない。コレクターズアイテムという感じだ。
しかし、映画内で使われた「ミニモニ。のでっかい旅 remix for じゃmovie」は、オリジナルと聞き比べてみたがファミコンRPG風の勇壮な編曲に仕上がっているし、中澤裕子の「私はこの世で一番美人」もキッズのコーラスがユーモラスな、捨てがたい曲ではある。

パンフレットを読み飛ばしていたのでアレだが、このサントラで初めて映画全編の音楽を渡部チェルが担当していると知る。「お菓子つくっておっかすぃ〜」などのシングル曲も含めて。
渡部チェルは、もともと非常に手堅いアニメソングをつくる人という印象があり、「学級王ヤマザキ」の主題歌なんか好きだったのだが、個性的なハロプロ系編曲陣の中ではむちゃくちゃクローズアップされているというわけではないと思う。たとえばミニモニ。で最もインパクトのある曲と思われる「じゃんけんぴょん!」の編曲は小西貴雄だし。
しかし名曲「ミニはむずの愛の唄」の編曲は渡部チェルであり、ここら辺から他のアニメソング仕事との関連により、ミニモニ。と他のアニメソングとがリンクされて評される日が来ると私は思っている。

また、個人的印象だが映画内で確か追跡シーンに使われた「すき・すき・きらい・きらい・すき・すき」(編曲:石塚知生)は、アルバムの曲順の並びとしてはミニモニ。のアルバムよりもこちらの方が盛り上がる気がした。

さて、高橋愛が加入し、矢口が卒業した新生ミニモニ。もそろそろ活動準備が始まっている。月曜日のおはスタでは、すでに矢口抜き、高橋愛加入のキャラクターグッズが映されていた。図案化されたミニモニ。の中に、あらたに図案化された高橋愛がいる。そんな流れにある種の感慨を抱きつつ、「ロックンロール県庁所在地『おぼえちゃいなシリーズ』」[amazon]という新曲が準備されていることに、思いをはせてみたりする。
(03.0303)



【特撮】・「爆竜戦隊アバレンジャー」 第3話「子連れヒーローアバレ系」(2003、テレビ朝日)

公式ページ

3月2日放送。姪である舞を育てている凌駕は、幼稚園の父親参観日に出かけていく。が、そのときにエヴォリアンが来襲。
父親参観日と戦いの場を行ったり来たりする凌駕の苦労をややコメディタッチに描く。

やっぱり熱いですね今回も。入れなくてもいいギャグが入っているところもいいし、凌駕の召還獣(?)であるティラノとの交感が、舞を通して描かれているのもうまい。今頃になって言うのも非常にマヌケで恐縮だが、脚本の荒川稔久のプロフィールってネットにほとんど載ってないのね。いずれ調べたい。自分の宿題。
(03.0303)



・「バンビーナ 突撃セクシー編」 杉友カヅヒロ(2002、マガジン・マガジン)
・「バンビーナ お色気バトル編」 杉友カヅヒロ(2002、マガジン・マガジン)
 [bk1]

バンビーナ

ウォーB組連載。成年コミック。小鹿野番美は、21歳の今日まで第一線で活躍してきた少女マンガ家。編集者の深爪に、成年誌でエッチなマンガを描いてくれと言われ承諾したものの、男性経験があまりない番美には実体験に基づくネタが少ない。そこでさまざまなことを体験しようと外へ出てみるが、毎回エッチな状況になしくずしに巻き込まれて……というエッチコメディ。

自分が収集している性闘技モノかと思い購入したのだが、実際の性闘技的シーンは最終回近くの数回のみだった。上記のあらすじを読んでもわかるとおり、「美女のHマンガ家のエッチな体験記」といった基本設定であるにも関わらず、最終回がそこまでぶっとんでしまうところに本作全編にわたっての茶目っ気が表れていると思う。

基本的には一話完結で、テレクラ遊び、覗き、野外露出、アナル責め、コスプレ、SMプレイ、3Pなど毎回さまざまなことに挑戦する番美先生。担当編集者の深爪くんにヒソカに思いを寄せているが、マンガ家と編集者の鉄の掟、「マンガ家とその担当は結ばれてはならない」によって気持ちを素直に表せないでいる。

毎回、エッチな状況に陥って最初はビビりつつも、けっきょくは最後までいってしまうという番美の性格はドラマに起伏をつくっているし、絵もキレイ。内容も1話の中で考え抜かれた印象。たとえばながしま超助の「爆射!! 弓道MEN」(→感想)であるとか、久寿川なるおの「女子アナの王道」(→1巻感想)(→2巻感想)であるとかいった「バカなストーリーを展開させつつ、しっかりHシーンも描いた」作品の系統に位置する作品であると思う。リラックスして読むには、オススメの娯楽作品。
(03.0301)



・「エルフェンリート」(3) 岡本倫(2003、集英社) [bk1] [amazon]

週刊ヤングジャンプ連載。頭に二本のツノがある、謎の美少女・にゅうを拾って同居しているコウタユカ
にゅうは実はディクロニウスという新人類だった。にゅうに敗れ、ウィルスに感染した板東は去勢を命じられるが、ディクロニウス研究家の角沢教授と会い、打開策を聞かされる。
角沢教授はコウタとユカの通う大学の教師だったが、ある日コウタたちは授業ににゅうを連れてきて、それが教授にバレてしまう。うまくまるめこまれて教授ににゅうを預けたコウタだったが、その結果は恐ろしいことに……!

前の巻では、ぬぐいがたい「ヘン」さを持った作品だったが、この巻では普通のマンガとして普通に面白いと感じた。もともと才能のある人だと思います。

それとはカンケイないんだが、最近ラブコメ描写で、女の子が男の子を殴ったりするのを見ると真剣に腹が立つようになってきてしまった。この作品でもそうだった。もちろん、男の子が女の子を殴るのもいけないが。なんでマンガの中のことなのにこんなに腹が立つんだ? たぶん自分の頭は狂ってしまったのでしょう。

・2巻の感想

・1巻の感想

(03.0301)



【特撮】・「爆竜戦隊アバレンジャー」 第1話「アバレ恐竜大進撃!」(2003、テレビ朝日)

公式ページ

2月16日放送。見ないままビデオ録りっぱなしにしていて、その後第2話のビデオ録りに失敗(間違えて同じ時間帯のテレビ東京を録画してしまった)、さらにテープが古くてデッキ内にからまって出てこなくなるというピンチを乗り越え、やっと見た。

ティラノサウルス、トリケラトプス、プテラノドンといった恐竜たちが、より進化した「爆竜」となって街に出現、暴れ出した。
それを食い止めようとするファンタジー風装束の青年・アスカ。彼はもうひとつの地球「ダイノアース」から、爆竜を追ってやってきた戦士。爆竜は邪命体「エヴォリオン」によって操られているのだ。
爆竜たちを本来の姿に戻すためには、爆竜と心を通わせる力=ダイノガッツを持つ地球人を探さなくてはならない。
アスカの必死の叫びに反応した二つの心──それは、女子高生・今中笑里と、老人・杉下竜之介だった。しかし、なぜか二人は変身できない。アスカはエヴォリオンとの戦いで変身機能を失っている。ピンチ!
しかし、さらに二人の戦士が登場。福岡の樹らんると、札幌の三条幸人だ。二人はアスカの差し出したブレスで戦士に変身、笑里たちのピンチを救う。もう一人の戦士、伯亜凌駕が登場し、爆竜たちと心を通わせた三人はエヴォリオンからやって来た暗黒の使徒ガイルトンを撃退する。しかし、その背後にさらに巨大な影が忍び寄っていた……。

戦隊ものの第一話は、いつも非常に熱いのだが、今回も熱かった! 実はガオ、ハリケンと個人的にイマイチ乗れない作品が続いていたので、今期は期待したいです。
なんでガオレンジャーとハリケンジャーに乗れなかったか自己分析したのだが、ガオは「動物メカがあんまし好きじゃなかった」、「武上純希脚本にいいかげん飽きた」ことがあげられる。ハリケンは、ハリケン側の女の子と、敵側のウェンディーヌじゃない方の子があまりにギャルっぽい風体だったので、見ている間中「ギャルのひと」に「こんなの見てんじゃねーよ」と言われ続けている被害妄想にとらわれた点が1点。あと「忍風戦隊」のわりには忍者っぽくなくなかった?

今回、じいさんの杉下竜之介に変身する機会はあるのか、などかなり興味がある。もし変身して若くてカッコよくなったりしたら泣いちゃうぞ。アスカが古風とも言える「正義の味方」なのにもちょっと感動。やっぱりこういう熱いヤツが出ないと個人的には満足できない。

なお、公式ページもむやみに熱くて好感を抱いた。
(03.0301)



・「ヤマアラシ スロプロの真実編」 鶴岡法斎、宮塚タケシ(2003、綜合図書) [bk1]

ヤマアラシ

パチスロ7Jr.連載のパチスロマンガ。主人公・堀田圭一は、スロットだけで生活しているスロプロ。相当な腕を持つと思われるが、ときおり「人生このままでいいのか」と考えてしまう一面も持っている。彼と、その仲間たちのパチスロをめぐる日常を、1話完結形式で描く。

ギャンブラーモノというと、もう完全に日のあたるところには出られない感じの筋金入りアウトローか、あるいは反対に日常的な雰囲気を出すため、学生やサラリーマンを主人公とするものとがある。むろんその中間もあるが、アウトローを主人公にしてなおかつ読者に近い立場というか立ち位置を描く作品というのは、あまりなかったはずだ。

本作の主人公である堀田は、浪人するといって上京してからパチスロにハマり、現在26歳。プロ意識の高い人間だが同時に自分が「まっとうではない」ことに負い目を感じている。
その、堀田がふとしたときに感じる(二十代なりの)「老い」とか「後戻りのできなさ」とか「負い目」の描写が一つひとつささる。少なくとも22歳以上の読者なら、何となく思い当たることばかりではないか。堀田は友人が結婚して就職したと聞いては負い目を感じ、妹が結婚すると聞いても結婚式に参列することすら考えてしまう。

浮き草稼業である堀田だけではなくて、正反対の立場である、スロットから足を洗ってサラリーマンになった福田にも「もう昔には戻れない」という苦みがある。堀田の神経を常に逆撫でする、ライバルの飯塚も同様。飯塚は恋人のリサに助けられることもある代わり、一人ものの堀田以上に責任を感じていたりもする。
もともと、キャラクター全員がスロットで知り合い、最初の方は微妙に人間関係が希薄であったかのように描かれているが、だんだん「仲間」っぽくなってくる。飯塚がらみのエピソードでは、無気力状態の周期に入ってしまった彼をみんなで助けてやろうとする第8話なんかはとてもイイ話です。

そして、何よりもそういうふうに悩む堀田が常にカッコ良さを失わないのがいい。こういうダンディズム、最近私の知るかぎりでは今のマンガにほとんど見られない。それがあるのがいいです。
(03.0301)



・「バキ」(16) 板垣恵介(2002、秋田書店) [bk1] [amazon]

週刊少年チャンピオン連載。今回はバキVS柳龍光&シコルスキー、後はドイルVS柳龍光か。「バキ特別編 SAGA」[bk1] [amazon]において、梢江とまぐわったバキが、最強死刑囚を相手に圧倒的な強さを見せる。
「バキ特別編 SAGA」は、「少年誌ではセックスが描けない」という制約を破るため、ヤングチャンピオンに場を移して作者が単行本1冊ぶん、短期連載をしたものをまとめたものだ。実は少年誌における性交シーンがどの程度でアウトなのはよく知らないのだが、小説などの場合では主人公の少年の成長過程において当然出てくるシーンが、少年マンガ誌ではかなりかたくなに出てこない、ということは言える。
そういえばソノラマ文庫は少年小説のレーベルだが、夢枕獏の「キマイラシリーズ」では九十九三蔵はしっかりきれいなおねーさんに筆おろししてもらってましたな。アムロもセイラさんとヤってたね。
それに、本作でもバキと梢江のシーンは描かなければならないところまで来ていたと思う。そういう意味で、ただ暗示的に描くのではなく、場を青年誌に移して番外編的に、しかも読んで面白いマンガとして二人の結ばれるさまを描いたのは、企画としては面白い。

が、「いろいろ大変だっただろう」とは思うが、ことさらに大快挙だったかというと……まあ「普通」かなあという印象だった。確かに、星飛雄馬も矢吹ジョーも女を知らないことが美学だった。雁屋哲の場合どうだったかな? とりあえず無視されていたんじゃないかと思う。小池一夫は……わかんない。すいません。
とにかく、梶原一騎が(青年誌ではズコバコにやるヤツを主人公にしたりして二枚舌? を使っていたとは言え)、少年の純潔主義を美学として描いていたことは事実で、それはきっとそれ以前の少年小説などの系譜に何かがあるんだと思う(うわー、この辺よく知らないんだよな……)。そして、それに作者の板垣恵介が不満があったのもわかる。しかし、いまいち「よくぞやってくれた!」という感じでもないのは、すでに象徴的に「少年が成長する」というパターンを、少年マンガが戦後50年かけてすでにつくりあげてしまっているからではないかと思った。
むろん、それによって女の子のキャラクターを結果的に添え物に甘んじさせてしまったということはあるかもしれない。しかし、では少年誌で「少年のセックス」を解禁にしたところで、女性キャラクターに深みが出るかというと、そうでもない気がする。

(14)〜(15)の感想

(03.0301)



・「週刊少年チャンピオン」13号(2003、秋田書店)

ひさしぶりに買ったが……雑誌としては「まあまあ」とか言いようがない。 あともう1本くらい、なんか欲しい。トシとると、「惰性でなんとなくマンガ雑誌を読む」ってことがなくならない? いや逆に増える人もいるのか。

「虹色ラーメン」馬場民雄は、神宮司グループの雇ってる学者がつくったラーメンロボット「麺機神」と太陽がこれから対決するという展開。「麺機神」のデザインはアレだね。「テムザック」と「メダロット」を合体させたような感じ。
(03.0301)



【アニメ】・「ななか6/17」 第8話「ナースなななか」(2003、テレビ東京)

公式ページ

2月26日放送。
稔二が風邪をひいてしまった。しかも両親は旅行中だという……。心配した七華は当然見舞いに行くと言い出し、ひそかに稔二に好意を寄せている雨宮さんも悩んだすえお見舞いに行くことにする。稔二の風邪を聞きつけた九里子もやってきて、さらには嵐山までやってきて……。

いやーこれは傑作。本当に。だいたい「ラブコメ」と名が付いて「コメディ」としてちゃんとしたものなんかスタージョンの法則以下にないものだ。だってもともと笑わせようとしてないんだもの。でも本作は、ちゃんと笑わせようとしてつくってる。
七華と雨宮、久里子くらいはともかくとして、後半の嵐山と吉田(ときどき登場しては「まじかるドミ子」などの解説をしてくれるオタクな同級生)なんて、別にぜんぜん出てこなくてもいいんだもんなー。でもギャグ的には出てきた方が面白いに決まっている。

「ナースの衣装を病院で看護師さんが七華に貸してくれた」という設定も微笑ましいが、やはり稔二をかいがいしく看病する自分と感謝してくれる稔二を妄想してへらへらしている雨宮さんはチャーミングすぎる。いいよねえ。
ラストに毎回入る「まじかるドミ子」をネタにしたギャグも笑えましたよ。
(03.0301)

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