2007年12月下旬


12/31(月)……パンケーキたん

▼もう2008年1月12日になるというのに、ようやく2007年度分の日記が終了。2007年を振り返ってみると、自分的には「しょうもない1年だったなー」という感想がまず湧いてくる。いやまあ最悪とかいうほど悪いことがあったわけじゃないんで、愚痴なんぞいったら罰が当たるんですが、仕事はズルズル遅れがちだっし、アニメも未視聴分がたまるし、部屋の整理はできないし、再び体重増えてきちゃったし、足の小指も骨折するしで、どうにもイマイチな感じでした。OHPも8月に10周年を迎えたけど、かつてないほど更新が遅れてしまったし。なんというかどこから手をつけたもんやら……ってな感じで、自分の無能っぷり、パワー不足を痛感させられた1年でした。2007年のしばたはとてもだらしなかった。

 しかしそんな状況だというのに、漫画読む量はあんまり減ってなくて、OHPで感想書いた漫画本の総数は、雑誌1664単行本647アンソロジー6。とくに雑誌は、2006年に初めて1600冊台に到達して、「まあ今年はちょっとくらい減るだろう」とか思ってたら、週刊でコミック・ガンボが出てきたこともあって、かえって増えてしまう結果に。もう30台後半になるんだし、読み終わった雑誌の切り抜き処理が追いつかないから、いい加減減らすべきなのは確かなんですが。厄介な性分だなあと自分でも思います。

【単行本】「ささめきこと」1巻 いけだたかし メディアファクトリー B6 [bk1][Amzn]

 女子高生たちの、かわいくもあり切なくもある物語。主人公である村雨純夏は、同級生であり、親友でもある風間汐に、女の子同士ながらずっと恋している。風間さんのほうも女の子を好きになる女子だったのだが、彼女は「カワイイ」といわれるタイプの女子が好きなので、優等生で「カッコイイ」と呼ばれるタイプの純夏は恋愛対象ではなく、純夏の想いにもまったく気づいていない。純夏は親友という関係を崩したくないので、風間さんに想いを伝えることはできず、風間さんが他の娘に気を取られるのを切なく見つめるばかりだった……。

 このように始まる学園ドラマなのだが、1話めはとても切ない。好きで好きでたまらない相手に、「友達」としか見てもらえない純夏の気持ちが丁寧に描かれていて、胸がキュッと締めつけられる。センチメンタルで、透明感のある物語に心動かされる。この話は読切での掲載だったこともあって、純夏の恋心を描いた作品のキモとでもいうべき部分については、この第1話にギュッと集約されている。

 再登場となった2話、毎号連載となった3話あたりからは、だいぶお話のトーンは明るくなっていて、その周辺の女子(および男子)も一緒になって楽しいスクールライフが展開されていく。これもまたドタバタ感があって楽しい。そして、純夏の片想いを描いた切ないシーンも要所要所で差し挟まれて、甘酸っぱい味をプラスしてくれる。華やかであり甘くもあり切なくもある。そして気持ち良く読める一作。

【単行本】「深夜食堂」1巻 安倍夜郎 小学館 A5 [bk1][Amzn]

 渋味があってすごく面白いです。営業時間は深夜0時から朝7時まで。メニューは数種類しかなくて、あとは客が適当に注文して、店主が作れる料理であればなんでも出す。そんな気ままで飾らない定食屋さんで繰り広げられる人間ドラマを描いていく。

 出てくる料理は別にさほどうまそうなもんでもない。着色料たっぷりの真っ赤っ赤ナウインナーだとか、一晩置いたカレーだとか、猫まんまだとか、まさに常食といったものばかり。でもなんか見ているとすごく食いたくなってくる。各話ごとにメインとなる登場人物は違うんだけど、お客さんたちがめいめい好きなものをすごくうまそうに食ってる様子を見ると、食欲が刺激されてしまう。そこらへんにありそうなものばっかりだけになおさら。

 また繰り広げられる物語もこれまた良い。飄々とした語り口で展開されるドラマは、ときに人情味たっぷりに、ときにジョークを効かせたりとさまざま。あまりベタベタしすぎることはないけど、ほろっとさせたり、ニヤリとさせたり。力加減が本当に絶妙。あと食堂の店主の語り口もいいんですよね。独特のリズムがある。

 ものすごく枯れた作風の持ち主で、「この人何年漫画描いてたんだ?」と思わせる熟練の味。でも実はこれが初単行本で、デビューも2004年の小学館新人コミック大賞受賞作の「山本耳かき店」とキャリア自体は短い。とはいえたしか作者自身は四十超えてるとかだったかな。若いモンには出せない、深い味わいのある作品。

【単行本】「けんこう仮面」 唐沢なをき+唐沢よしこ 小学館 A5 [bk1][Amzn]

 普段忙しい生活を送っているギャグ漫画家・唐沢なをきが、疲弊した身体をどうにかするため、さまざまな健康法にチャレンジしてみるというルポ漫画。実践している健康は、赤パンツ健康法、プチ断食、お灸などさまざま。この手の「やってみよう」的作品はほかにもいろいろあるわけだが、そこは唐沢なをきだけあって、ただ「やりましたー。効きましたー。効きませんでしたー」などといった漫画にはしない。ちゃんと各健康法がらみの話題で、ひねったりひねらなかったりなギャグを展開していて面白い。ギャグの部分を膨らましすぎちゃって、実際の体験の部分は1コマだけみたいなのもあるが、そこは奥さんの唐沢よしこがコラムでフォローを入れてるので大丈夫。

 紹介されてる健康法の中では、個人的にはコーヒーを使った腸洗浄が興味あり。要するに尻の穴にコーヒーを注ぎ込んで、ぶばーっと出して腸の中をキレイにしちゃおうって奴です。あと唐沢なをきらしいなあと思ったのは、電磁波遮断ネタ。まあこれは実際に単行本で読んでいただいたほうがいいでしょう。それと唐沢なをきが胆石除去手術をやったときのレポートなんかも面白かった。唐沢なをきは大好きな作家さんなので、そんなこんなでバリバリ健康になっていただいて、もりもり面白い漫画を末永く描き続けてほしいものだなあなどと思います。

【単行本】「町でうわさの天狗の子」1巻 岩本ナオ 小学館 新書判 [bk1][Amzn]

 天狗と人間のハーフで、人間界の学校に通っている女の子・秋姫が主役の学園ストーリー。秋姫は天狗の子といっても、現在は力が強いことを除いてはごく普通の思春期女子。同じ学校のタケル君という少年に片想いをしているほか、幼なじみで天狗修行中の少年・瞬には天狗としての意識の欠如を叱られたりする日々。まあそんな周囲の人たちとともに、彼女の日常は進行していく。

 岩本ナオのスッキリとしていながら暖かみとかわいげのある作風は、この作品でも威力を発揮していて、秋姫たちの学園生活はとても微笑ましく描けている。タケルくんにトキメキまくる秋姫はなかなかかわいいし、秋姫の世話を焼く瞬の様子にもなんだかほのぼのさせられる。お話も絵柄も軽やかさがあって楽しい。お話のほうは秋姫の恋がどうなっていくかはまだ分からず。タケルくんもちょっと食わせものな感じはする。まあとりあえずかわいい物語なので、これからも楽しみ。

【単行本】「あいらぶ日和」1巻 アキタコウ 小学館 B6 [bk1][Amzn]

 漫画家をやってる彼女のあいちゃん(24)と、探偵やってる彼氏のコウヘイ(21)。二人のラブラブ同棲生活をほのぼの描いていく物語。とにかく二人はずっとイチャイチャしてて、その様子を微笑ましく観察していくというのがこの作品のキモ。まあ大きな動きとかはないけど、ほどほどに楽しい感じはあります。なんとなくコウヘイのほうがちまちましすぎてて、ちょいとイラッと来たりはしますが。

【単行本】「Danza」 オノ・ナツメ 講談社 B6 [bk1:通常版/限定版[Amzn]

 モーニング2連載の、1話完結オムニバスシリーズ。6本の作品が収録されているが、いずれも男2人の絆、信頼関係を描いた物語となっている。それは父子だったり、職場の同僚だったり、兄弟だったり。だいたいどの話も、自然に物語を進めていって、その中でお互いを認め合う関係性を描いていってたいへん心地がいい。まあオノ・ナツメは同性愛モノも描く人だけど、「Danza」については「親愛の情」って感じのレベルかな。恋愛とは行かないけれども、確かな暖かさがあり、しみじみとした後味のいいお話が揃っている。お話を美しくまとめる鮮やかさには、いつものことながら感心させられる。あとオノ・ナツメの画風は、頭身高いバージョンと低いバージョンがあるけど、今回は低いバージョン。絵柄の持つ暖かみが、作品を気持ちイイものにしてくれてるってところもあるかと思います。

【単行本】「僕の小規模な生活」1巻 福満しげゆき 講談社 B6 [bk1][Amzn]

 「僕の小規模な失敗」の続編ともいうべき作品で、モーニングで連載されたモノ。マイナー漫画家の生活を、とても赤裸々に描いているのが特徴で非常に興味深い。「僕の小規模な失敗」は、福満しげゆき自身の学生時代から漫画家デビュー、結婚などが描かれているけれども、この作品では彼がエロマンガを持ち込んだりして失敗し続けているあたりからスタート。福満漫画ではおなじみ、妻の人は最初の時点では働いてたけど、途中で仕事をやめてしまい、いよいよ福満しげゆきは漫画家としてちゃんとやっていかなければならなくなる。

 で、その後、モーニングでも仕事をやるようになり、アクションからも声がかかる……とボチボチ芽吹きそうになるのだが、このあたりの展開がこの巻のクライマックス。モーニングでの連載が決まらない間に、アクションからも連載の話が舞い込み、それを知った講談社が「他社で連載を持つな」と激怒。どっちも断りがたいという状況に追い込まれた福満しげゆきの、ストレスフルな状況が、「ここまで描いちゃっていいの?」といった感じの生々しさで描かれていてたいへんに刺激的。

 でもまあ福満しげゆきの絵柄はリアルタッチとかじゃなくて、どこか飄々としたちょいかわいげもある絵なんで、あんまりシリアスになりすぎることもなく、なんだかつるっと読んでいける。漫画のキャラとしての福満しげゆきも面白いし、基本的に笑い顔の妻の人のキャラもなんだか楽しいものがある。パッと見地味だけど、意外と大胆な感じもする独特の振る舞い、作風がどうにも心地いい。

【単行本】「探偵綺譚 石黒正数短編集」 石黒正数 徳間書店 B6 [bk1][Amzn]

 石黒正数はいろんなところで短編描いてるなあ……としみじみさせられる1冊。「探偵綺譚」「スイッチ」「14歳 性の相談室」「気の抜けたビールで…」「カラクリ」「血の連判状」「スペースレンジャー・ゴーファイブ」「修学旅行」「薄暗い穴の底から」「南国ピクシー」「南国番長」を収録。

 収録作品の中では、「探偵綺譚」が現在やってる「それでも町は廻っている」のプロトタイプな作品。主役も嵐山歩鳥で、今ほどこなれてはいないもののしょうもない味わいのある作品にはなっている。あとは、少女と木製からくり人形である祖父の物語である「カラクリ」あたりが個人的には好きかな。基本は読切ギャグもので、なかなか才気ばしった作品をいろいろ描いている。まあ正直、才気が先行しちゃって滑り気味の作品もあるにはあるけれど、どの作品も着想はユニークで、作者のポテンシャルは感じさせてくれる。

【単行本】「空想科学X」1巻 saxyun メディアワークス A5 [bk1][Amzn]

 ヘンで役に立たないものばかり作る博士と、その助手の女の子・コトちゃんのコント形式で続いていく4コマ漫画。爆笑するって感じではないけど、トボけた味わいはあってじんわり面白いといった感じ。まあ何よりsaxyunのきっちりまとまりのいいかわいい絵柄が魅力。この作品の良さの大きな部分はそこにある。

【単行本】「ブラッドハーレーの馬車」 沙村広明 太田出版 B6 [bk1][Amzn]

 少女残酷物語。舞台は近代の西欧風のどこか。孤児院から見た目の美しい少女を選び、ブラッドハーレーという貴族の家の養女、そして歌劇団の女優としてスカウトするため各地を巡回する「ブラッドハーレーの馬車」。少女たちはこの馬車に乗って、孤児院から出ていく日を夢見ていたのだが、少女たちの大部分はブラッドハーレー家に向かうことはなかった。彼女たちの連れられていく先は、暗くて高い塀の中。そして待ち受ける運命は、このうえなく無情で残酷で非人間的なものだった……。

 いちおうネタバレを避けるため、これ以上の具体的な内容は抑えめにしておくけれども、虐待とか凌辱とかが心底ダメって人はたぶん読まないほうが無難です。少女たちのたどる運命は実に悲惨で痛々しい。沙村広明は光彩書房から以前出ていた「激しくて変」とかで無残絵をいろいろ描いているけど、ああいう世界が展開されます。大人たちの身勝手な理屈によって、可憐な少女たちが壊されていく様子には、胸が塞がれるものがある。あと、これは好みの分かれるところではあろうけれども、悲惨な運命に遭う少女たちの姿にエロスを感じる人もいるだろう。

 しかしその悲惨さがお話にすごい緊張感をもたらしているのも確か。物語内の空気は常にピンと張り詰めていて、悲劇的な物語が読む者の心にひしひしと迫ってくる。ラストまで読むと、なんともいえないもの悲しさと、深い感慨が押し寄せる。すごくヘヴィーで確かな読みごたえのある一作となっている。

 ところで自分は雑誌掲載時にこの作品は読んでいたんだけど、改めて単行本で読み返してみると、自分が抱いていたイメージほどには直接的なシーンは多くなかった。描写の残虐さでいえば、むしろ「無限の住人」の拷問とかのシーンのほうが直接的ではあるかもしれない。ただ非道な目に遭わされるのが、年端も行かぬ可憐な少女ということもあって、むしろこっちのほうが悲惨に感じてしまうのは確か。初回のインパクトがとても強いので、以降のお話ではそれを想起させるだけでも十分な効果が与えられている。このあたりは演出の力だな、と思う。

【単行本】「吉田戦車の漫かき道」 吉田戦車 エンターブレイン A5 [bk1][Amzn]

 吉田戦車がさまざまなところで描き、これまで単行本未収録だったこまごました作品を集めた単行本。コミックビーム掲載の「宇宙巨人アムンゼン」から、パロディ系作品、Tシャツのイラストなどなど、掲載されている作品はとても多彩。自分は「一番好きな漫画家は誰か」といわれたら「吉田」と答えるくらい、吉田戦車作品が好きなので、こうやって今まで読めてなかった作品をこまごま入れてくれたのはすんごくうれしい。また、一つ一つの作品が独特のとぼけた味があって、読んでいて楽しい。文字ページでの語りも、飄々としているけどどっしり落ち着いてもいる吉田文体が素晴らしいし。やっぱりしみじみ好きだなあ。


12/29(土)12/30(日)……奥さま発生と怪鳥

【単行本】「巨娘」1巻 木村紺 講談社 B6 [bk1][Amzn]

 すごくパワフルで楽しいです。背がやたらデカくてパワフル、何から何までビッグな女・ジョーさんのハチャメチャな生活ぶりを描いていくギャグ漫画。仕事である焼鳥屋の店長はブルドーザーのような勢いでバリバリこなし、気に入らねえ奴は殴る蹴る、気に入った男はベッドで搾り取る。そんな激しすぎるジョーさんの豪快極まる行動がとにかく面白すぎで、痛快でもある。乱暴極まりないけどスジは一本ビシッと通ってて、いい加減なヤツには容赦なし。その行動を見ているのは非常にキモチイイ。

 あとジョーさん以外のサブキャラも愉快。ジョーさんの手下である店員のトオル(女)もジョーさんに負けず劣らず強力だし、バカなポン子、おしとやかなようで意外と抜け目のないサチもいいキャラ。さらに面白いのが、ジョーさんの弟の彼女の兄であり、ジョーさんの恋人となったお兄ちゃん。男とは思えない可憐な容姿の持ち主で、非常によわっちいんだけど、何の間違いかジョーさんに一目惚れして恋人に。そのかわいらしい姿にジョーさんが欲情し、野獣化して迫る様子は実に楽しい。おにいちゃんのほうも絶倫なジョーさんにつき合えるくらいだから、なかなか優秀なタネの持ち主なのかもしれぬ。

 前作の「神戸在住」はしずしずとした作品だったのに、それとは真逆な感じのハッちゃけた作品。コマ割とかペンタッチとかはそんなに変わらないのに、こんなにガラッと違う印象の作品を描いてくるとは。木村紺恐るべし。

【単行本】「○本の住人」2巻 kashmir 芳文社 A5 [bk1][Amzn]

 2巻め。ヘンな絵本作家である兄と一緒に暮らすめがねっ娘・小学生のりこちゃんと、その周囲の人たちの生活を楽しく描いた4コマ漫画。絵柄は非常にかわいくて気持ち良いのだけれども、オタクネタとかを料理するセンスが独特で気が利いている。いかにも「オタクですよー、さあ笑え」って感じではなく、サラッとスルッとネタを出してくるのが心地いいんですよね。

【単行本】「デイドリームネイション」1巻 kashmir メディアファクトリー A5 [bk1][Amzn]

 こちらはコミックアライブで連載中の作品。変わり者揃いの漫研を舞台にしたお話。主人公格のめがねっ娘・小岩井さんは比較的マトモだが、そのおともだちの夏穂は奇抜な行動の多い変人。さらに部室にはカエルの守り神みたいなのが、人間型に変身してたむろしており、漫研の先輩連中もヘンな人ばかり。別に何かすげーことやるってわけではないんだけど、その日常はしょうもなくて見ていてとても楽しい。こちらは「○本の住人」と違って、普通のストーリー漫画形式のコマ割なので、大きめなコマもけっこうあり、kashmirのサラサラ気持ち良い触感の絵も十二分に生きている。気負わずに出てくるオタネタにも思わず笑ってしまう。やっぱこの人、絵といいネタ選びといい調理の仕方といい、すごくセンスいいなーと感心させられる。

【単行本】「相原コージ実験ギャグ短編集」 相原コージ 双葉社 A5 [bk1][Amzn]

 「実験ギャグ」というタイトルを見ると、「実験という名目の元に笑えないギャグをやっているんではないか?」という警戒心を抱く人は多いかもしれない。えーと、まあぶっちゃけそういうところはけっこうあります。正直考えオチみたいな内容のギャグは多い。例えば無機物の擬人化とか、キャラの動きで音楽を表現するとか、エロ漫画を魚でやってみるとか。

 この作品集は、以前スピリッツでやっていた「何がオモロイの?」掲載作品などから選んで収録しているようだけど、この時期は相原コージとしても「コージ苑」「サルまん」の後、ギャグ漫画家として何を描くかで迷走していた。そんな状態でひねり出されて来たギャグだけに、読んでて苦しく感じてしまうものはある。ネタとしては興味をそそられるものもけっこうある。でもまあやっぱ笑えないものは笑えないのは事実だったりもして、ギャグ漫画家って厳しいんだなーってことを、しみじみ感じさせてくれる。

【単行本】「はるいちばん」 萩尾ノブト 白泉社 B6 [bk1][Amzn]

 主人公・一実は、医大に合格して上京し、遠い親戚の家に居候することに。そこで美人4姉妹と一緒に暮らすことになるのだが、姉妹はそれぞれ未来のお医者さんである一実に、亡父の残した病院を継がせようと過剰なサービスをしてくる。ていうかまあ、キスやらフェラやら手コキやら本番やら……という感じ。そんなうれしすぎる状況に主人公が流されていく様子を面白おかしく描いたコメディ。

 同じく萩尾ノブトの「ユリア100式」は、本番はしないでずっと寸止めだが、この作品ではちゃんと出すとこまで行く。その分、「ユリア100式」のほうがギャグ度は高く、「はるいちばん」のほうがエロ漫画っぽさは強いかなという印象。まあでもカラッと明るいコミカルな作風自体は良作で共通しており、エロたっぷりのハーレムコメディとして、こっちも楽しく読める。女の子も4人いて毎回華やかだし。

【単行本】「ユリア100式」5巻 作:原田重光+画:萩尾ノブト 白泉社 B6 [bk1][Amzn]

 エロネタで延々ギャグを連ねていく作風はこの巻でもまったく変わりなし。とはいえ、瞬介とユリアの関係が深まるにつれ、ギリギリ感は少しずつ増して来ているような。ものすごく強引にエロネタに結びつけていく展開が面白いけど、明るい絵柄・軽快なテンポのおかげでそれがいやらしくなりすぎない。あくまでやりすぎギャグとして機能しているところがこの作品の良いところかと思う。あと瞬介のプロレス技も、やりすぎな娘さん方に然るべきおしおきをしてる感があって、なんとなく痛快なものはありますね。

【単行本】「奥さまは生徒会長」 中田ゆみ 実業之日本社 B6 [bk1][Amzn]

 生徒会長と副会長のラブラブエッチストーリー。毅然とした態度と有能な仕事っぷり、生徒間の恋愛・セックスも解禁するフランクさ、そしてカワイイ容姿で生徒たちの信頼を一身に集める有能生徒会長・若菜羽衣。副会長の和泉隼斗は突っ走りがちな彼女をいつもサポートしていたのだが、ある日突然、羽衣が隼斗の家に押しかけ女房としてやってきて、二人のラブラブライフが始まっていく。

 てなわけで、かわいい生徒会長さんとちょっとぶきっちょな副会長の甘ったるい同棲生活が描かれていくのがこの作品。学校では凜としてるけど、基本的にはちんまりした感じの生徒会長がとにかくキュート。彼女が副会長と二人きりになるとメロメロと甘えてくる様子がなんともかわいらしい。エッチシーンもとにかく甘ったるい。そのアツアツぶり、バカップルさ加減がとても楽しい。作者コメントによると「1本丸々ラブラブものって初めて描いた」とのことだけど、そういわれてみればそうでしたっけか。絵柄的にも最近とみに丸っこさが増して、よりかわいくなってると思います。

【単行本】「ピンクDEピンク」 東鉄神 秋田書店 B6 [bk1][Amzn]

 平凡な学生である主人公・秋人が座っていた「呪いの机」から出てきた美少女幽霊・ももが、秋人と仲の良い少女・早坂鈴にとりついてしまう。それを祓うため、秋人は鈴の身体を借りたももと日々セックスを重ねていくのだが……というドタバタコメディ。奔放で巨乳なもも、天然系で幼女体型な鈴はどちらもけっこうかわいく、サービス精神も旺盛。ただ途中でちょっと話が大きくなりすぎなきらいはあるかなあ。まあつややかな女体描写はいつもながら見映えがするんで、それ見てるだけでもけっこう楽しめますが。

【単行本】「苺の花嫁」 水島空彦 少年画報社 B6 [bk1][Amzn]

 会社内の秘密倶楽部「クラブストロベリー」によって肉奴隷とされ、すべてのことを諦めるようになっていたOL・古賀さんが、そのことを知らず彼女に恋した新入社員・西田くんによって、再び微笑みを取り戻すまでを描いた物語。まあ正直なところ、「そんなクラブがあるなんてどんな会社だよ」とか思ったりしないでもないけれど、お話としてはかなりエロチックで読ませる。

 古賀さんはかなりグラマラスな美人さんで、西田の向ける好意にじょじょに心を開いていくのだが、その間もクラブストロベリーの面々は彼女を何かにつけて犯す。その過程は寝取られ感(正確には違うんだけど)がバリバリあって、その手のネタが好きな人にはかなりグッとくる。心は西田に向かいながら、調教済みな身体は男たちの行為に応えてしまう。そんな様子がエロっちいのですな。古賀さんのデッカくて柔らかそうなおっぱいもなかなかにおいしそうでエロ心をくすぐる。あとお話としてきっちりラブラブで終わってくれる点にはホッとさせられます。、

【単行本】「いとしのみゆ先生」 いーむす・アキ ワニマガジン社 A5 [Amzn]

 つやつやつるつるした肌の質感が特徴的な女体を駆使した、華やかなエロを描くいーむす・アキの初単行本。てか正直これが初って感じはあんまりしないですね。

 お話のほうは、学生である主人公と、ちびっこ女教師の甘〜いラブラブストーリー。大人なのに146cmとちびっちゃくて幼児体型、たいへんかわいいルックスで学校中の人気を集める人気者・みゆ先生は、実は主人公である男子生徒・まことの幼なじみであり恋人なのだ……という設定。この二人が日々エッチを重ねて、愛を紡いでいくというのが大筋。

 みゆ先生はロリフェイスで微乳なので、基本的にはロリ風味。エロシーンは汁気たっぷりで激しくやっててけっこうエロい。また巨乳キャラとのエッチもあり。みゆ先生の妹・なおは、この作品の中では目立つ巨乳キャラ。みゆ先生同様まことのことを好いていたが、フラれる形となったなおは自暴自棄となり、行きずりの男たちに身を任せる。このあたりはおおむね甘いラブラブエッチがベースのお話の中では、ちょっと浮いてる感じがなきにしもあらずだが、描写そのものの実用度では、このあたりの複数人プレイのあたりが寝取られっぽさもあり一番グッときた。

 まあそんなことはありつつも、ラストはめでたしめでたしでラブラブに締めくくる。華やか鮮やか、たいへん安定してるし、エロ度も萌え度も十分で、しっかりうまいです。


12/28(金)……桃源郷は今日厳冬

▼ふー、これでやっと2007年分の雑誌感想は全部終了か……。正直ここまで遅らせちゃうつもりはなかったんですけどねえ。2008年はもう少しなんとかしたいけど、すでに初っぱなからなんとかなってないからなあ。困ったもんです。

【雑誌】ヤングキングアワーズ 2月号 少年画報社 B5平 [Amzn]

 月刊ヤングキングでの連載「すてんばいみ〜!」を終えた本井広海+本澤友一郎が連載開始。タイトルは「オニギリ!!!」。鬼たちを斬ることのできる力の持ち主である鬼斬の少女・ククリと、イカツいおっさん鬼斬・ももたろうの道中を描いていくという、和風冒険譚。初回はククリとももたろうの出会い、そして大きすぎる力のため、村の大人たちから疎んじられていたククリの旅立ちを描く。この先まだどうなるか分からないけど、ククリと仲の良かった村の子供たちの友情を描いていくくだりは、「すてんばいみ〜!」的な爽やかさがある。本井広海+本澤友一郎の作風的には、月刊ヤングキングよりはむしろアワーズのほうが似合ってると思うんで、こっちに来るべくして来たなという感じはする。

 大石まさるが新連載開始。といっても「水惑星年代記」シリーズに「間借り(!?)」という形だそうで、「水惑星年代記」も描きつつ、毎回4ページのペースで「月刊サチサチ」というショートストーリーを描いていく形。自由気ままに旅するおねえさん、幸子さんののんびりした日常を描いていくという内容。ゆったりのびのびした雰囲気で、まずまず楽しくなりそう。

【雑誌】コミックバーズ 2月号 幻冬舎コミックス B5平 [Amzn][定期購読:出版社

 読切、六本木綾「桃源郷とジャンクな箱舟」が掲載。外国との交渉を一切断ち、神女信仰によって治められている国に住む若者たちの物語。主人公のウツギはこっそり外国に渡り、先進の文化をいろいろと持ち帰りつつ隠棲しているが、ある日ウツギの友人であるザクロとユズが神女をさらってきて「革命を起こす」とか言い出し始める。まあ実際には、別に革命のために戦う闘士とかいった話にはならず、わりと穏やかに物語は展開。こざっぱりした絵柄で、魂の自由を求める若者たちの物語を爽やかに描き出していて、まずまず楽しめた。

 読切、町野マチコ「しろいキャンバス」。絵を描くのが好きだが、厳格な両親には認めてもらえないでいた少女が、不思議な雰囲気を持つ青年と出会い、自分の道を見出すという青春ストーリー。白っぽい感じの作画は品が良く、お話のほうも後味は良い。まだ少し荒削りな感じもするけれど、基本的には好感の持てる作風。

【雑誌】近代麻雀 2/1 竹書房 B5中

 新連載、菊地昭夫「幻刻の門〜新撰組70’s〜」。タイトルは「ときのもん」って読むんだけど、「修羅の刻」と「修羅の門」を合わせたみたいな感じですなあ。お話のほうは70年代にタイムスリップした青年が、麻雀新撰組の立ち上げから活躍を目撃していくというもの。まあ雀士としての華はあるけれども、何を今さらという感は拭えない。その今さら感を上回るモノを出していけるかどうか。

 天獅子悦也「むこうぶち」。今回は珍しく安永さんが勝ちまくっててカッコイイ。いつもの鼻ひげ、口ひげに加えて不精ひげまで生やしてワイルドな風味が加わり、ちょっと萌えるモンがありましたな。

【雑誌】ビジネスジャンプ 1/15 No.3 集英社 B5中

 熊谷カズヒロ「モノクロームジェット」が最終回。最終話のサブタイトルは「コスモスに君と」ですか……。宇宙人たちとローラという娘さんがからむシーンはわりとエロチックだった。ただ短期連載で終わっただけあって、お話的には最後までもう一つ引きつけられない感じだったかな。面白い才能ではあるんだけど、「サムライガン」以降は長期連載までは至りませんね。

【雑誌】フラワーズ 2月号 小学館 B5平 [Amzn][定期購読:出版社

 岩本ナオ「町でうわさの天狗の子」が巻頭カラー。念願かなってタケルくんとつき合い始めることになった秋姫だが、まだ勝手が分からずいくぶんギクシャク。またタケルくんの知らなかった面も見えてきて、微妙な違和感も感じさせながらお話は進行。初めての彼氏にトキめく秋姫の様子はかわいらしいけど、けっこうクールなタケルくんの態度は気がかり。なんか一筋縄な感じではないですな。ここからどうお話を進めていくのか、先が気になるところです。

 江平洋巳の新連載「恋ひうた」は、平安時代の女流歌人・和泉式部の物語。色気はあるけどどこか超然としたたたずまいの式部の様子がまずは印象的な第一話。華のある作品となりそうです。小玉ユキ「坂道のアポロン」は今回も面白い。BL風味は相変わらず強い。主人公の薫と、暴れん坊の千太郎の距離がどんどん近づいてきてて、青春友情ストーリーとしてもなかなか楽しい。「これからどんな日々が展開されていくんだろう」っていうワクワク感に満ちてて、とても雰囲気が良い。今フラワーズの中では最も楽しみにしている作品。

【雑誌】メロディ 2月号 白泉社 B5平 [Amzn]

 勝田文の読切「ユキの冒険」が掲載。主人公は、高校で美術教師をしている地味なメガネ女子・ユキ。彼女はかつて通っていた絵画教室の先生の葬式帰りに出会った、不思議な雰囲気の少年を強く記憶していたのだが、高校で彼がユキの教え子となり……といった具合にお話が進行。本に貼り付ける蔵書票(エクスリブリス)がつないだ恋物語を、軽やかに、ほの甘く描いていて楽しい作品。やっぱり勝田文作品は雰囲気が心地イイですね。なお勝田文は、2月28日発売の4月号から新連載「プリーズ、ジーヴズ」を開始予定。貴族のボンボンと執事が織り成す英国モノのコメディらしいです。

【雑誌】コーラス 2月号 集英社 B5平 [Amzn]

 よしまさこの短期集中新連載「川の行き先」が開始。13歳上の兄・柊と二人暮らし味の女子高生・楓が主人公。彼女はブラコンの気があるのだが、兄が結婚を前提につきあっているという女性を連れてきて、複雑な気分。その相手の女性は優しそうな良い人なのだが、楓の同級生男子であり家業がラブホな太助から、気になる情報がもたらされて……という出だし。楓のブラコンぶりはちょっと微笑ましいのだが、この後は不穏な展開になるのかな? 相変わらずの柔らかくて、茶目っ気もある作風は健在。続きも楽しみにしてます。

 斉藤綸の読切「まぶたのおさら」。健康機器メーカーの営業をやっている主人公・弥景と、隣の家の女子高生・千咲の物語。千咲は昔っから弥景になついているのだが、年がかなり離れている弥景は、彼女の好意をそのまま受け入れていいものか戸惑っている状態。千咲の無邪気な様子がかわいらしく、なかなか気持ちよく読める恋物語だった。

 渡辺ペコ「ラウンダバウト」は安定して良い。今回は他人とのコミュニケーションが苦手な女の子・たまきが、おっかなびっくりながら、真を介してその友達ユッコと親しくなっていく様子が丁寧に描かれていて面白かった。不器用なたまきが、真やユッコのちょっとした言動にドキドキしつつ、距離を調整していこうとする過程が細かく描かれているのがいい。「こういうことあるよなー」と素直に思えるし。

 現代洋子「ハングリー!」は今号で最終回。女性誌ながら、大食いものをやってるところがなかなかユニークだった。フードバトルはやりつつも、ちゃんとラブコメも進行させていくところが女性向けらしかった。サバサバした感じでお話を進めており、個人的にはけっこう楽しんだ作品。

【雑誌】ポプリクラブ 2月号 マックス B5中 [Amzn]

 あかざわREDの新連載「でびっ娘との暮らし方」が開始。初っぱなから主人公の少年と、死神少女はラブラブで、毎日エッチしまくっている中。その二人の甘〜い生活が描かれていくって感じかな。あかざわREDの作風は相変わらずドタバタコミカルで、エロはしっかりやりつつたいへん楽しい。ラブラブ度も高くてこの先も楽しめそう。

 De「芹菜な日常」。学校の皆さんの前で、とにかく主人公・樹に激しく告白しまくってくる少女・芹菜ちゃん。すごく騒々しい女の子だけど、なんだか無邪気で見ていて楽しい。やっぱりDeの描く女の子はみんなかわいいなあ。バリエーション自体は少ないけど、ほかにないかわいさなんでイイんです。

 ヤスイリオスケ「かわいい番長」。メチャクチャ強いけど幼なじみ彼氏の前ではデレデレな女の子のお話。いつもながらのつやつやした、ボリューム感満点の乳が素晴らしい。お話もラブラブで甘ったるい。ところでヒロインの名前が屋敷かなめなのは、プロ野球ファンにはニヤリって感じのポイント。まあ元大洋の「やしきかなめ」は「屋鋪」ですけどね。

 中年「田舎に泊まろう!」。しかめっ面で無愛想だけど、好きな男の子の前では甘えん坊できかん坊なヒロインさんが実にかわいい。偉そうな言葉遣いなんだけどメロメロなあたりが実に甘ったるくてええですのう。毎度この人の作品は面白いです。BENNY’S「ただまいま」。いつもながらのラブラブぶり、そしてふよふよおっぱいで安定感抜群。

【雑誌】コミックメガストアH 2月号 コアマガジン B5平 [Amzn][定期購読:Fujisan

 DISTANCE「黒タイツ先生」が巻頭カラー。DISTANCEがコアマガで描くようになったときはちと驚いたけど、すっかりメガストアHでは看板的ポジションに。爆乳をぶるんぶるん揺さぶるエロシーンは実用度十分だし、お話面でも安定している。さすがにうまいですわい。けものの★「エクスきゅーと♥」。ゲーセンの格闘ゲームがものすごく好きな少年と、その彼女のラブラブHストーリー。彼女さんは前髪で目が隠れまくる、ちと地味な風貌ながら、表情の変化自体は激しくて見てて楽しい。あと彼氏の熱血ぶりに萌えまくっている様子もかわいかったりする。

 無望菜志「二人を繋げて淫魔さま」。淫魔の力によって男根生やした先輩女子が、後輩女子と盛りまくる。フタナリ+触手を駆使してエロシーンを展開。この人はやっぱ触手好きですねえ。明るく楽しく触手ってるのが良いと思います。和六里ハル「三姉妹物語」。今回も幼なじみ3人娘と主人公がくんずほぐれつ。とにかくモテモテ感にあふれていて、毎度賑やか。ノリが良くて楽しいです。

 睦茸「MAXあかり」。メガストアH初登場。かなりデッカいおっぱいを描く人ですねえ。天然系少女のふくよかなおっぱいが魅力的で、巨乳好きにはなかなかなもんです。あと甚六「Nonstop!犬飼くん」のつるんとしたボリューム感のある乳(尻もデカい)、上乃龍也「お姉ちゃんと遊ぼう」のつややか乳も好みです。


12/27(木)……テノール隊が

【雑誌】コミックアライブ 2月号 メディアファクトリー B5平 [Amzn]

 いけだたかし「ささめきこと」。風間さんたちは海に行くことになったが、純夏は蒼井さんのお手伝いで同人誌作り&即売会に行くことになっちゃったのでした……という回。純夏と蒼井さんのドタバタ同人誌作成風景も楽しいんだけど、結局最後においしいとこ持っていったのはあの娘さんだった。この連載は、毎回女の子同士の友情物語をすごく楽しく展開してていいですなあ。恋愛方面は純夏の片想いはなかなか実らず切ないけれども、ここ最近は賑やかさ、楽しさのほうが勝っている。キャラクターもそれぞれどんどん動いてきてるし好調。

 國津武士「神ぷろ。」。神器の力で刀鳴や聖、ラリサらが幼女姿に変身してしまって……という回。さすがにロリ漫画はお得意な國津武士だけあって、ちっちゃい女の子描かせたらお手のモノ。ちびっちゃくなった3人もこれはこれでまたかわいい。あと青本もあ「おまかせ精霊」は今回特別編なんだけど、こっちも任田がちっちゃくなっちゃったというお話をやっている。といってもこちらは子供になるってんじゃなくて、精霊のセイと同じ手の平サイズになっちゃうという内容。マスターと同じ目線になれて嬉しそうなセイがかわいくて、心暖まるものがあります。ほのぼのしていて安定。

【雑誌】電撃コミックガオ! 2月号 メディアワークス/角川書店 B5平 [Amzn]

 作:有沢まみず+画:松沢まり「いぬかみっ!」。今回は啓太と、彼がいつも名前を唱えている「白山名君」についての関するエピソード。続きモノでやるようだけど、啓太の良い一面がまた見えてくるって感じになりそう。啓太の少年時代も描かれるようで、続きが楽しみ。小説のほうでは未読なのでどうなんか知らないけど、アニメではやってないあたりのお話なんで、個人的には先が気になる。

 作:竹宮ゆゆこ+画:絶叫「とらドラ!」。お互いの恋愛成就のために共同戦線を組んだ竜児と、手乗りタイガー・逢坂さんだが、一緒の行動が多いため「つきあってるのではないか」とクラスの噂に。なんか若いモンが賑やかに行動してて楽しいですな。手乗りタイガーさんも、ドジして恥ずかしがって顔赤くしてたり、なかなかカワイイとこあるし。

【雑誌】コミックホットミルク Vol.3 コアマガジン B5中 [Amzn]

 巻頭カラーでうろたんが登場。パピポの休刊で「NewmanoidCAM」の続きはどうなるんだろうなーとか思ってたんだけど、この人までコアマガジンに来ましたか……。とはいえ、漫画はそうちょくちょく描く人でもないし、今後はどうなるか分からないけど。で、今回の作品「ベッドの中のハルマゲドン」は天使娘と悪魔娘が同時に主人公に迫ってくるというお話。ダブルフェラから始まり、ダブルパイズリ、貝合わせ状態で2人同時ファックと進行。相変わらずロリフェイスなわりに、むっちりした肉体描写がエロっちい。まあこの人の場合、フェラチオシーンの舌づかいとかがたいへんねっとりしてていやらしいのが魅力の一つだったりするので、修正の多いコンビニ本ではそこがちと残念だけど。まあホットミクルは修正をかなりピンポイントでやってるんで、ある程度は接触部分とかも分かりますけどね。

 松本ドリル研究所「まマまま!」3話め。新キャラ登場。今度はムッチリ系の人妻女教師。なんかショックなことがあるとすぐリストカットするなど、かなりアホチンなキャラ。エロシーンのときも、主人公葉月くんに襲いかかるようで激しい。それにしても松本ドリル研究所のエロシーンはやっぱ動きがダイナミックで迫力ありますね。今回もキスシーンでの舌のからめっぷりとか、かなりの高速回転って感じだし。

 月野定規「グッドモーニング」。朝フェラは男の夢〜的漫画。どんな目覚ましでも起きない幼なじみ男子に、ヒロインさんが濃厚朝フェラをかまし、さらには朝セクまで。熱に浮かされたようにちんこに夢中になってるヒロインさんの乱れっぷりがエロっちい。男のほうはずっと寝たままなんでラブラブとかいうわけではないけど、作品内の空気はたいへん甘ったるい。

 けものの★「燃エロッ!!お嫁さん」。超強若奥様・きなこさんが、近所の奥様友達と井戸端会議ってとこからスタート。表情豊かに女性を描く人なんで、会話シーン見てるだけでも個人的にはけっこう楽しい。その後は三者三様の夫婦エッチシーンに入っていくんだけど、皆さん夜のおつとめは激しく。ヨガリ顔についても派手でイイ。

【雑誌】快楽天 2月号 ワニマガジン B5中 [Amzn]

 カラーページで鳴子ハナハル「なめねこ」が掲載。6Pだけだが相変わらずの塗りっぷり。クールなようでいて猫好きなヒロインさんもかわいいですな。北河トウタ「フェロ♥モン」。天然でフェロモンを発しちゃう体質の女の子が、予備校の同級生男子といいムードになってエッチするという感じ。トローンとした顔を赤らめた女の子さんがエロくてよいです。おっぱいも大きめで好み。かるま龍狼「オヤシラズ」。今回はギャグじゃなくて、普通にエロだなあ。連れ子同士が親に秘密でエッチ。ふざけてるときもいいけど、エロいときはちゃんとエロくてやっぱ芸達者。

 フクダーダ「人肌ヒートトラップ」。クリスマスイブにくっついたカップルのラブラブエッチ。絵柄は独特の垢抜けなさみたいなのがあるけど、爽やかに甘い後味のあるストーリー作りやっぱり良い。いーむす・アキ「お嬢様のお戯れ」。なぜかいかにもオタクくさいデブな主人公男子を気に入った大学のマドンナ的お嬢様が、彼にやたらエッチで濃厚なサービスを浴びせてくる……といった話。まあ「お戯れ」ではあるのだけど、恋人気分も醸し出すお嬢様の表情はなかなかよろし。ボリュームあってつやつやした乳も美しい。

 tosh「おしかけLOVER」。新鋭デビューとか書いてあるけど、最近の新人らしく達者ですな。本当はカラーで見たほうが良さげな肌の質感。パイズリシーンとかの乳の変型ぶりとかはなかなかソソられるものがある。お話のほうは、モテモテな幼なじみいいなずけ女子が、夏休みにお泊まりでおしかけてきてエッチを迫ってくるという内容。まあ都合良すぎではあるけど、そこはエロ漫画ですから。夢見てナンボです。

【雑誌】キャンドール 2/8 Vol.49 実業之日本社 B5中 [Amzn]

 中田ゆみ「奥さまは生徒会長」の番外編、「花嫁は生徒会長」が掲載。夫である副生徒会長が、妻である生徒会長にテストで勝とうとして頑張るが、二人で一緒にいるとやはりHな気分になっちゃって勉強できず……というお話。今回もたいへん甘ったるいお話で、ごちそうさまという感じ。生徒会長奥さまも、ちんまりした容姿でかわいい。

 小石川ふに「加納家の事情」。今回は珍しくカラー。その分4ページと短いけど、乳とかも出てます。でもまあこの作品の場合は、乳を拝むよりも、いつもの兄妹ラブコメ状態の話のほうが読みたかったりもするかもしらん。わりとお話的にもいいとこに差しかかってきてるところではあるし。

【雑誌】阿ウン 2月号 ヒット出版社 B5平 [Amzn][定期購読:Fujisan

 流一本「Parabellum」。囚われの王妃様が調教されている様子がエロくていいです。自分はヒトヅマスキーなので、この手のファンタジー世界モノのエロの場合、女戦士とか王女とかよりも、王妃のほうがヒット率が高いです。まあだいたい王女とかよりも巨乳な場合が多かったりするし、寝取られ展開になることも多いし。

 高岡基文「は〜れむ♥ちゅーん」。共学になる予定の学校に、お試し期間的に入ってきた少数女子が、多数の男子に取り囲まれて逆ハーレム状態を満喫するシリーズ。今回は漫研に入ったオタク女子の場合。コスプレHも当然のようにする。毎回明るい調子で多人数プレイを後腐れなく、みっちりやってて手堅くエロい作品。今回も安定してヌカせる内容となっている。

【雑誌】エンジェル倶楽部 2月号 エンジェル出版 B5平 [Amzn][定期購読:Fujisan

 ドリル汁「生臭坊主は西へ西へ」は5話め。西遊記モノの作品だが、今回は触手責めがエロっちくて良かった。女にからみつくちんこ型の触手はもちろんだけど、今回は男の子側相手の触手がネチっこかったですね。細い触手、太い触手を使い分けてちんこの皮をめくり上げて、イソギンチャクみたいな穂先の細かい触手をからみつかせていくシーンがとてもいやらしい&気持ち良さげ。僕もこんな触手が欲しいです。

 中華なるとの新連載「祓いの麗香」は、女忍者風の格好をした祓い屋が、スケベジジイにとりついた邪気を祓っていくという内容。今回はヤラれるのは麗香じゃなくて別のねーちゃんだけど、まあ中華なるとなんで、いずれ麗香もヤラれることになるんでしょうなあ。で、それはともかくとしてやはり中華なるとの描くスケベオヤジはこの作品でも、いつもとまったく変わることなくイイ味。「へっへっへ憧れのおっぱいじゃあ!」とか、オヤジくささの極みって感じのセリフの連発が毎度たまらねえんでございます。


12/26(水)……ふーろん茶

【雑誌】月刊少年シリウス 2月号 講談社 B5平 [Amzn]

 新連載、水あさと「世界征服セキララ女学館」。作者は第6回少年シリウス新人賞で入選した人。主人公はセキララ女学館(だと思う。学校名はタイトル以外に出てこないんでよく分からん)に転校してきたばかりの女の子・マイ。クラスの女の子たちは、みんなやけにてセックスアピールを振りまいている。なぜならその学校は、女性のための処世術を教える場所であり、誘惑する技を生徒同士で練習しあうことが義務づけられていたのだった……という設定。まあそんなわけで、かわいい女の子いっぱい、サービスシーンももりだくさん、んでもって百合風味も漂うという内容。といっても別にエロっちいってほどではなく、明るくてかわいいといったタイプの絵柄。目の光の入れ方に特徴あって、なかなかかわいらしい。なんとなく作風としては渡辺航を思い出すところもあるが、そこからもう少し丸っこくしてキラキラ度を高めた感じ。目に華やかな作品で、これからわりと楽しみ。

 伯林「ふぁにぃみゅうじあむ」。今回はめがねっ娘がかわいいですのう。いつもの土偶ちゃんだけでなく、今回はもう一人めがねっ娘幼女を投入。どういう形で投入するかは作品のほうで見ていただきたいけど、陽気で勢いあっていいですね。あと今号に告知が出てるんだけど、シリウスで「ゆうやみ特攻隊」を連載中の押切蓮介が、2008年早々またも新刊4冊同時発売をやるらしい。なんなんでしょう、この人の異様に精力的な仕事っぷりは……。

【雑誌】少年エース 2月号 角川書店 B5平 [Amzn][定期購読:出版社

 青木ハヤト「マクロスFrontier」が開始。2008年から始まる新作アニメシリーズに先駆けての漫画連載。71ページとけっこうなボリュームで始まってるけど、まだもう一つピンと来ないかなあ。1回目はもうちょっとページ短めにしてテンポ良くまとめたほうが良かったかも。

 高橋脩「機動戦士エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画」。シンジたちのクラスに新たな転校生が。というわけで霧島マナが登場。えーと自分がゲームのほうはやってないから知らんのですが、ゲーム版の「鋼鉄のガールフレンド」に出てたんでしたっけか。とか思ってしらべたら、ゲームの「碇シンジ育成計画」にも出ておったんですな。いきなりマナがシンジにモーションかけてくるもんだから、アスカやレイは心穏やかならず、といった展開。なんかもうすげー勢いでモテモテですのう。ラブコメとしては面白いからいいけど。女の子3人がシンジを囲んでどんな行動をしていくのか楽しみ。

 桂明日香「花やしきの住人たち」。メインヒロインであるれんげちゃんの親友である、恵庭あやめさんがなかなか良い雰囲気をかもしだしている。彼女はれんげに対して友人以上の好意を抱いているので、主人公・安芸はむしろライバル的存在。でも年末年始に寮から締め出されて路頭に迷いそうになった安芸を何かと気遣う。けっこうカワイイところのある、いい娘さんじゃないすか。桂明日香の華やかで品のある絵柄は相変わらずええ感じだし、だいぶ面白くなってきたなーという感じ。

【雑誌】ガンダムエース 2月号 角川書店 B5平 [Amzn][定期購読:出版社

 安彦良和「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」。今回はサイド6編。ということで、当然カムラン・ブルームと、テム・レイの二人は登場してくるのだった。まあカムランはわりとどうでもいいんだけど、テムさんについてはちと萌えるものがありますね。例のパーツも当然登場するし。あのパーツを実際にガンダムに取り付けるとどうなるんでしょうなあ。

 左菱虚秋「ガンオタの女」。今回はうらがんが通常よりだいぶ目立った。あと百合で社長な座日木蓮さんも。唐沢なをき「機動戦士ぶよガンダム」。ぶよランバ・ラル登場。ものすごい勢いで酔っ払いオヤジぶりを発揮しててインパクトある。あと名ゼリフの使い方についても、くだらないけど笑ってしまった。あと読んでたら無性に串カツが食いたくなった。「犬ガンダム」も良かったけど、個人的には「ぶよガンダム」のほうが好き。

【雑誌】ガンダムエーススペシャル vol.3 角川書店 B5中 [Amzn]

 ガンダムエースのギャグ系増刊という位置づけだと思ってたんだけど、最近はけっこうギャグでない作品も増えてきてますね。看板は相変わらず大和田秀樹「機動戦士ガンダムさん」のスペシャル。それから左菱虚秋「ガンオタの女」も番外編が掲載。今回はララァ似の少女・ララが主役のエピソード。ちまちました容姿で、この作品内では癒し系ポジションをガッチリキープ。かわいくて良いです。あとはアキバ鉄工「あつまれ!SEEDきのこ味」も、いつもながらの飄々とした味で楽しい。

 と、見ていくとなんか自分的に面白いと思うのが、だいたいガンダムエース本誌がらみの作品だったりするんですよね。もう少し増刊ならではの独自色が強く出てくるといいんだけど。

【雑誌】コミックガム 2月号 ワニブックス B5平 [Amzn]

 かかし朝浩「暴れん坊少納言」。今回は、清少納言と紫式部が新年早々双六で勝負するというお話。二人が競い合ってジャレ合ってる様子がなかなか微笑ましい。「トムとジェリー」とでもいいますか……。騒々しい清少納言と、クールなように見えて意外と小娘っぽいところもある紫式部がいいコンビ。

【雑誌】漫画ゴラクネクスター 2月号 日本文芸社 B5中

 この号で休刊。まずまず楽しく読んではいたんですが、まあそんなに売れる雑誌でもないでしょうしなあ。とりあえず深谷陽「スパイスビーム」はきっちり終わって、2月に単行本も出るとのこと。神原則夫「エロ本探偵安藤茂の事件簿」は単行本化はちと難しいかかな……。

 あと押川雲太朗のプロ野球漫画「アウトコース」は、最終号でシーズン最終戦を描いて、きっちりキリの良いところで終わった。主人公が「遠山稔」というベテラン投手で、阪神タイガーズに在籍した遠山昭治と、葛西稔をプラスした感じの名前。左投げでカーブが武器という点は、工藤公康っぽい。ただストレートの球威は大したことなく、カーブの制球、キレ、勝負度胸で抑えるってあたりは小宮山っぽいかな。渋味のあるベテラン投手を主役に、ペナントレースを描いていてなかなか面白かった。

 あと最終号にはゲストで艶々「月光〜moonlight〜」が掲載。10年ぶりに田舎のおじの家を訪ねた主人公が、かつてよく遊んでもらった憧れの女であるイトコのお姉さんと再会。そして自分の気持ちを告白する……という内容。エッチありの、甘くて爽やかなラブストーリーに仕上がっていて個人的にはけっこう良い印象を受けた。


12/24(月)12/25(火)……イキオシで一驚し

【雑誌】アフタヌーン 2月号 講談社 B5平 [Amzn]

 四季賞の小冊子「四季賞PORTABLE」が付属。今回は四季大賞の太田モアレ「彼女が飛んだり飛ばなかったり」、四季賞の永田ゆき「おとめノート」、谷藤満「日々うつろい」、池上遼一賞の志ろう「星のやうにさよなら」が掲載。

 この中で一番気に入ったのは、やはり四季大賞の太田モアレ「彼女が飛んだり飛ばなかったり」。魔女の存在が世間一般に認知されてて、人々が彼女たちに親しんでいる世界での物語。主人公の浅野くんは、魔女の一人であるナツオ様と親しくしてて、学校の屋上で毎日オセロをするような仲。ナツオ様は浅野くんに、魔女たちは地球に落ちてくる彗星を体当たりで阻止して消えてしまう予定だと告げるが、ナツオ様の態度はいつもと変わらず淡々としており、日常もいつものように平穏に過ぎていく。浅野くんたちとナツオ様の触れ合いの様子はほのぼのとしているが、いずれそれが終わってしまうという寂寥感も同時に存在している。暖かいけどちょっと切なくて、読後感は気持ち良い作品。

 また、永田ゆき「おとめノート」もけっこう好き。あんまりかわいくなくて堅物な女子・福子は、秘かにヒラヒラなドレスに憧れていて、おうちではノートにそのデザインを書き留めている。彼女の兄は引きこもりだが、福子の趣味の理解者であり、外に出るきっかけとして女装に興味があり「彼女の作った服を着てみたい」という。と書くと、なんか女装萌え作品のようだが、別にそういうことはなく絵柄はわりと淡々とした感じ。でもお話の進め方は軽妙で、独特の味もあり読んでてけっこう楽しい。

 谷藤満「日々うつろい」。なんとなくとみさわ千夏っぽい雰囲気のある絵柄だけど、お話のほうは田舎の少年少女の日々を描いたしみじみとしたもの。背景とかも丁寧に描かれていて完成度は高い。志ろう「星のやうにさよなら」。いつもツルんでいた親友が「あと1か月ぐらいしたら死ぬ」といい、主人公はそのことを自分の中で消化できないまま、日々は過ぎていく。友がいなくなる寂しさと、日常のなんでもなさが自然に溶け合っているのが心地よい。透明感のある作風で印象に残る。4作品ともなかなかの読みごたえで面白かった。

 ひぐちアサ「おおきく振りかぶって」。阿部の離脱もあり、西浦高校がどんどん劣勢に。この流れだとさすがにちょっと勝つのは厳しいかな……。まあ今の西浦の戦力で甲子園っていうのはちと非現実的なので、ここらへんで負けとくほうが良いかもしれない。まあまだ1年だし、負けたら負けたで描くこともいろいろありそうだしね。

 小梅けいと「くじびきアンバランス」は最終回。最後は会長がいいとこ持っていきましたな。ヘルメットを脱いだ後のぎょうさんな髪の毛がええ感じ。あと副会長さんのツンデレぶりがよろしいですな。植芝理一「謎の彼女X」。「彼女の乳の感触はどうなんじゃろう」という、個人的にもたいへん気になるテーマに迫る。卜部さんはけっこう乳も目立つ人なだけに、じっくりねっとり追求していただきたいお話だ。

 惣本蒼「呪街」。最近メインで活躍している呪力使いの女の子が気になる。か弱そうだけど芯はけっこう強い。何気にけっこうカワイイじゃないっすか。吉永龍太「チノミ」は今回もパワフル。血みどろなシーンも展開されていてたいへんインパクトがある。ゾクゾクする怖さ、ってわけではないんだけど、この野太い描写にはやはり圧倒される。なんか主人公さんはすげーピンチだけど、この後どうするんでしょうなあ。

【雑誌】月刊IKKI 2月号 小学館 B5平 [Amzn][定期購読:出版社

 アフタヌーン同様に、こちらも新人賞である「イキマン」の作家が揃い踏みした「イキオシ」が付属。収録作品は、内堀深朔「骨時計」、にしがきひろゆき「ちょこらん」、長野春治「ボーイズ・ライク・イット」、日吉ゆい子「りんごのジュース」、武嶌波「ちギる」、黒背骨実角「水武士」。さすがに新人賞としての歴史の違いもあってか、アフタヌーンの四季賞と比べると、まだ未完成な人が多い気はするけど新鋭作家ならではの瑞々しさはある。

 この中では高校生カップルの初体験物語を爽やかに描いた、武嶌波「ちギる」あたりが好印象。どの漫画もやりたい方向性自体は分かるんで、あとはもっと作画を中心に、完成度を高めていってほしい。まあ自分は編集者じゃないんでよくわかんないですが、何はともあれ、いろいろいっぱい描いてみてほしい。面白い作品もつまらない作品も、描かなきゃ生まれてきませんからねえ。

 本誌のほうに掲載の吉田丸悠「そして世界は平和になる」は、第29回のイキマン受賞作。ヘビっぽい顔をしているせいか、クラスの中で孤立している少年・斉藤くんが、人の願いを叶えてくれるという精霊のおっさんと出会い、周囲に対して反抗を試みる……というお話。作画はまだ洗練されていないけど、けっこう細部まで丁寧に描き込んでいる。クセはあるけど、構図取りとかも頑張ってて悪くない。お話のほうも後味爽やかに締めくくってて、わりと面白く読めた。

 鈴菌カリオ「Sillyなコダマ!!」は2話め。今回も元気がいい。恋する乙女・コダマちゃんと、その片想い相手でクールだけど重大な秘密の持ち主・阿童くんを中心としたドタバタラブコメ。コダマちゃんがとにかく騒々しくて、勢いたっぷりなのが見てて面白い。阿童くんの正体をめぐるエピソードのほうも面白くなりそうな気配はある。今後はどんどんぶっ飛んでいってほしいです。相原コージ+竹熊健太郎「サルまん2.0」。今度は同人誌、そしてBLに挑戦ですか。これは「とんち番長」みたいな作中作が読みたいですな。

【雑誌】ビッグコミック 1/10 No.1 小学館 B5中

 いわしげ孝「単身花日」。桐野さんがまたしてもトラブルを巻き起こす。美人で色っぽいけど、全身から不幸なオーラをまき散らしてて、実にやっかいな女人ですなあ。関わったものを全員不幸にしそう。このねちっこいキャラ作りはなんかすごいと思います。

【雑誌】ヤングキング 1/21 No.2 少年画報社 B5中

 師走の翁が読切描いててちょっとびっくり。しかも非エロ(まあちょっとしたエッチシーンはあるけど)。「HAPPY TO GO!」という作品で、建築現場での爆発事故で死ぬ間際な男が、今までの人生を振り返るというお話。学生時代は不良っぽかった彼と、幼なじみ娘との物語をキーとしてお話をまとめている。やっぱノリノリなエロのほうが師走の翁らしいかなとは思うけれども、ヤングキングならこの人の作風にはまずまず合うかな。今後再登場があるのか、エロ方面でもこのまま活動してくれるのか。気になるところではある。

【雑誌】ヤングマガジン 1/19+22 No.4+5 講談社 B5中

 福本伸行「賭博堕天録カイジ」。社長さん、いいうろたえっぷりだ。目をギョロギョロさせて涙目になって錯乱。さらに小便もらして奇声をあげる。負けて偉そうにしてるよりは、こっちのほうがよっぽど親しみが持てる。格付けとしては小ボスくらいで、みみっちく卑怯なキャラだったが、なんか憎めないものがあったざんすよ。

【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 1/19+22 No.4+5 小学館 B5中

 曽田正人「MOON −昴ソリチュードスタンディング−」。昴と盲目のサンダー・ニコの息が合ってきて、面白くなってきた。お互い譲ることなくぶつかりあった末に、どんなダンスを見せてくれるかがすごく楽しみ。見せ場シーンの爆発力はすさまじい人だけに期待が高まります。

 真鍋昌平「闇金ウシジマくん」。今回の「サラリーマンくん」編のメインキャラ・小堀の友達だった板橋が、借金で追い詰められて、どんどんダメなヤツになっていて、見ててイヤ〜な気分にさせられる。ちょっとした仕草がいちいち厚かましく不潔でイライラさせられる。トイレの使い方が汚いとか。こういう細かいディティールはすごくうまいなあ。

【雑誌】週刊少年ジャンプ 1/21+22 No.4+5 集英社 B5平

 澤井啓夫の読切「黒梟」が掲載。学園に巣くう無頼な不良どもを、強烈な爺が退治して回るといったアクションモノ。お話としては爺に妙な迫力があってけっこう面白いと思う。ただハッタリきかせるための解説文字みたいなのの日本語が、なんか妙なクセがあって「用法間違ってないか?」と思う部分が多かったのがかなり気になった。「脱兎の勢いにて心胆を寒からしめる」とかいうのは、違和感がバリバリ。まあその違和感のおかげで、妙に言葉が印象的になってるのは確かなんだけど。わざとやってるのかなあ?

 あと新連載で大江慎一郎「ポセイドン学園高等部」が開始。学園を舞台に奇を衒ったギャグを展開。正直なところ、絵はうまくないし、気の衒い方が妙に子供っぽくて、自分のツボからは外れている。

【雑誌】LaLa 2月号 白泉社 B5平 [Amzn]

 筑波さくら「ペンギン革命」が最終回。父の失踪で一人ぼっちになった主人公の藤丸ゆかりが男装して、スター候補の男アイドル・桂木涼のマネージャーをすることになったところから始まった物語。涼がスターとしての実力をつけ、藤丸さんがマネージャーとしての役目を完遂したところでハッピー・エンド。恋愛部分を最終のヤマにしなかったあたりはちょっと意外だったかな。まあ個人的には「目隠しの国」のほうが好きだったけど、こっちもまずまず楽しめはした。

 読切、高木しげよし「百獣キングダム」。力でもって学園を支配する乱暴者の生徒会長男子と、それに対して一人反発する副会長少女によるドタバタコメディ。恋愛ってとこまではいってないが、二人の掛け合い自体はまずまず楽しい。続きモノでラブコメ展開とか織り交ぜながらやると面白そうですな。


12/22(土)12/23(日)……DIK

【雑誌】コミックハイ! 1月号 双葉社 B5平 [Amzn][定期購読:Fujisan

 私屋カヲル「こどものじかん」。ますます生臭い展開。りんを育てているレイジは、彼女が育ってきたらおいしくいただいちゃおうと虎視眈々。まあエロ漫画だったらこの年齢でも我慢はしないだろうから、その点についてはまだ抑えてるとはいえるんだけど。とはいえりんのほうも、レイジにモーションをかけてきた女性を撃退したり、その心理は複雑そう。この状況に青木先生が割って入れるのか、今後も気になる。レイジ側としては、丹念に育てたりんを青木先生に寝取られたら発狂モンでしょうな。現在でも危ういバランスではあるけれども。

 紺條夏生「妄想少女オタク系」。BL研究をするために、そっち方面に詳しい女子・百瀬さんにつき合ってもらう阿部。そんな姿を見て浅井さんはヤキモチ。さらに百瀬さんも阿部にフラッと来て……ってな感じで、恋愛模様はより混戦気味になっていきそう。すでにキャラが立っているし、ラブコメ的にもいじりやすそう。きっちり楽しいです。

 かがみふみを「まちまち」。一緒に部屋にいてキスなどしていいムードになった二人。そのまま初H……というところまではなかなか踏み切れず。いざというときになって、どうしていいか分からず逡巡しまくる二人の様子が相も変わらず初々しい。

【雑誌】アックス Vol.60 青林工藝舎 A5平 [Amzn]

 10周年記念号。ガロから分れてできた本だけど、本家ガロがなくなっちゃった中、よく頑張ってるなあと思います。単行本もコンスタントに出し続けてるし。

 藤枝奈己絵「夢色お兄ちゃん」。お兄ちゃんの知り合いのB級アイドル広田さんが、ブログの女王として復活。といっても本人は非常にしょうもない人なので、やってることはグダグダなんだけど。広田さんはダメだが妙にエネルギッシュで、見てて面白い。あと河合克夫が描いている出会い系の広告風漫画「出会いKで、ステキな彼氏をゲット!!」は、毎回同じフォーマットで違うネタを繰り出してきててけっこう好き。気を抜くと本物の広告と勘違いして飛ばしそうになっちゃうけど。

【雑誌】美少女的快活力 Vol.19 光彩書房 A5中 [Amzn]

 これにて最終号。といっても2月からはまた誌名を変えて新雑誌を出すとのこと。光彩書房/一水社系は相変わらず粘り腰ですね。エロ漫画から撤退しちゃう出版社も増えてきた昨今、こうやってしぶとく続けてくれるところは何はともあれありがたい。

 犬「ストレンジカインドオブウーマンズ」第7話。記憶を取り戻した深谷が藤乃と復縁し、捨て鉢になった三田さんが、エロ教師に身を任せるという痛々しい展開。ここまで読んで来て、だいぶ三田さんの存在も大きくなっているんで、このままでは終わらないでほしいんですが……。というわけで以下次号。

 廣田眞胤「Turn Up The Night」。最近は「おそらく本人のモノではないであろう絵」が目立っていた廣田眞胤だけど、今回もそれはあるもののわりと目立たないほうかな……。お話のほうは、年の離れた少年(てか子供)とつきあている女の子が、クリスマスイブにエッチという話。やっぱりちゃんと描かれているコマについては特徴のあるタッチが魅力で引かれるものがある。そろそろ単行本も……と思うけど、向こう受けするタイプの作風じゃないんで、難しいのかもしらんですな。

 ゼロの者「ガラクタでも。」。自殺しようとしていた少女と、リストラされた中年オヤジが出会い、お互いの心の傷を埋め合う。ゼロの者としては渋めで、ちょっと珍しいタイプのお話かな? 最近のゼロの者は、ストーリー面でも幅を広げようとしている様子がうかがえて、けっこう頑張ってると思う。それがセールス的にプラスに働くかどうかは分からないけど、個人的には評価したいところではあります。

【単行本】「みさお MY LOVE」 おりもとみまな コアマガジン A5 [Amzn]

 最近この人すごく面白いなーと思います。とにかくオバカ系のエロ漫画がどんどんノリノリになってきた。この単行本には「みさおMY LOVE」シリーズ4本と、「ふたちゅ♥」シリーズ4本、「牧場の朝」「沖縄物語」が収録されているんだけど、「みさお MY LOVE」と「ふたちゅ♥」シリーズがとくに素晴らしい。

 「みさお MY LOVE」は、病気の治療のため薬を飲んでいるんだけど、その副作用でエロエロになってしまう少女・みさおをめぐるドタバタギャグ。彼女の性欲を鎮めるため、体力の衰えた父親が、町内No.1のロリコンである主人公の元にみさおを送り込むところからお話はスタート。その後の展開はエロをむちゃくちゃ濃厚にやりつつ、どんどんバカ方面にエスカレート。とくに最終話は、事故の衝撃でロリコンでなくなった主人公のロリ心を蘇らせるため、みさおに片思いしている少年が女装して彼に迫り、あまつさえフェラチオまで敢行るというぶっ飛んだ展開を見せており、かなりインパクトがある。

 あと「ふたちゅ♥」シリーズもイイ。ふたなり少女が主人公なんだけど、最初は友達にいいようにいじられてよがってるだけだった彼女が、バイクのタンクに装着したオナホールなどの経験を経て、変態さんとして成長していく様子が面白い。とくに、射精距離を競う「オチンピック」とかいうものを妄想しながら、絶叫実況オナニーするシーンとか最高。

 ちなみにエロのほうもけっこう良い。目がとてもキラキラしたキャラは、お肌のほうもつやつやぷりぷり。それが盛大に体液を振りまきつつ、我を忘れてすごい勢いでエッチに耽る様子は、ビジュアル的にはすごく派手で見映えがする。とはいえギャグが強い作品の常として、そっちに気をとられて実用性が落ちてしまいがちなことろはあるけれども……。まあ何はともあれ、エネルギッシュで笑えるのでオススメ。

【単行本】「パノラマ」 みかん(R) コアマガジン A5 [Amzn]

 独特の細い線で、少女たちを艶めかしく描くみかん(R)。やはりこの人の作品は独自の味があって、読むと「すごいな」と思わされるものがある。基本的には少女系ロリ(幼女ではない、という意味)がメインだが、リアルではないけど生々しさのある線、そしてそこから醸し出されるエロスは濃密。女の子たちはパッと見「すごい美少女」って感じではなく、そこらへんにいるかもというレベルの子が多い。そんな素材のかわいさやエロさを浮き彫りにしていく作風は、最近ではとくに珍しい。

 お話についてはどれも少女の葛藤が細やかに描かれていて、どれも読みごたえがある。以前はかなり苦いものが多かったけど、最近は恋愛の甘みを描いたものも増えてきつつある。どこか切なげな味は含まれるものの、例えば「ないしょのひみつ」や「萌芽のしらべ」の締めはラブラブだったりする。まあ全般に苦めな作品が多いのは確かだけど、以前ほど激苦ってわけでもないので、間口は少しだけ拡がったのでは。

 とはいえ、男の前髪が直線だったり、70年代調の髪型してたりするうっとうしいキャラが多い点は変わらないけど、そこは作者のこだわりの部分なんでしょう。あと「ひとりごと」なんかは女の子の目がいつもと違ってコミカルなタッチだけど、その分、男キャラのほうが今どきYMOの面々だったりして、独特なセンスの遊びもやっている。時代の要請とすり合わせつつも、自身のこだわりもなんとか残そうとする作者の葛藤みたいなものも感じさせる。

 こういう生な匂いを感じさせるエロスを描く人は貴重な存在。作品の発表ぺースはけして早いほうではないし、活動範囲も限られてしまうだろうけど、今後もコンスタントに作品を発表し続けていっていただきたい。

【単行本】「となりのおんなのこ」 馴染しん コアマガジン A5 [Amzn]

 こんなものまで出してくるとは……という初単行本。古くは1997年、一番新しいのでも2004年とようやくのお蔵出しとなった。しかし古いとはいえ、その絵は今見ても十分にキュート。独特の柔らかいタッチの絵柄はやはりかわい。鼻を描くのを省略し、柔らかくもすっきりスタイリッシュな画風だが、独自の艶めかしさも漂わせていて、なんとも良い雰囲気。

 まあ作品が描かれた当時は、まだ局部の描き込みとかをゴリゴリやる時代でもなかったので、そこらへんが実用性に直結しちゃう人にとっては物足りない部分もあるかもしれない。ただ実用性目当てで読むタイプの作品でもないと思うし、キュートなロリ娘たちを愛でたい人はやはり読んでみてほしい。ほんのりした甘さ、切なさのあるお話作りは、今読んでも新鮮なものがあるし。

【単行本】「お乳屋本舗」 八十八良 ワニマガジン社 A5 [Amzn]

 最近快楽天とかBEASTとかで活躍するようになった八十八良の初単行本。初めてなんだけどかなり達者です。ペンタッチが確かだし、肉体描写もボリューム感があってけっこうエロっちく、実用面も十分。キャラ造形も独自の味はある。個人的にはなだらかなラインを描く鼻のラインと、色気のあるまなざしが印象的。

 お話面でもきっちりまとまったものを描いてくる。そして幅もある。「また×また」は猫又娘がヒロインのドタバタコメディ、「しんくろないず」は双子兄弟×双子姉妹の二重奏エロス、「メランコリック・デイ」ではセンチメンタルな恋愛ストーリーを展開し、「北川さんの事情」「超能力部隊Z −覚醒編−」ではぶっとびギャグも見せる。そして「TEENS×TEARS」はビターな陵辱展開もあり。ギャグ、ラブコメ、陵辱とこなし、基本的に巨乳系なんでロリこそないものの学生、人妻、妹系などヒロインも多彩。芸達者な描き手だと思う。とはいえ、やっぱり目立つのはタイトルにもあるとおり乳かなー。ぶるんぶるん重たげに揺れてて、巨乳好きにはたまらない。

 お話的には「メランコリック・デイ」が個人的には良かった。幼なじみの男の子と姉妹のお話で、男の子は妹のほうとつき合うことになるが、本当に好き合っているのは姉のほう。そんな二人を見つめる姉の心うちを中心に描いた物語は、切ないムードが漂っていて印象に残る。まあカラッと明るくエッチな作品についても良く出来てますけどね。

【単行本】「いもうとD.S.」 綾乃れな マックス A5 [Amzn]

 ふよふよ柔らかそうなお肉の描写が印象的な綾乃れなの新刊。「ナヨっちい美少年を年上のおねえさんが搾り取る」って感じの作品のイメージが強い人だけど、タイトルどおりいもうとモノもわりとちょくちょく描いてくる。でもまあ基本的なテイスト自体は姉モノとあんまり変わらないかな。描線自体はシンプルだけ、すごくぷりぷり柔らかそうな質感のある肉体を使ったエッチシーンは、ソフトな感じでありながらもけっこうエロい。お話も基本的にラブラブで甘ったるいので、安心して読めます。


12/21(金)……セミナー料

▼2008年1月の単行本購入予定。データはまんが王倶楽部の新刊予定を参考に作成。リンク先はAmazonのワード検索。リンク先URLはスクリプトによる自動生成なので、まだAmazonのデータベースに登録されておらず、該当物件が表示されないリンクもありますのでご了承ください。

▼2008年1月単行本購入予定
1/上 「HOLA!! −オラ!!−」 高山瑞穂 SBCr
1/4 「Kiss×sis」2巻 ぢたま(某) 講談社
1/4 「カテキン」6巻 オジロマコト 講談社
1/4 「ユキポンのお仕事」13巻 東和広 講談社
1/4 「ピューと吹く!ジャガー」14巻 うすた京介 集英社
1/4 「JIN−仁−」10巻 村上もとか 集英社
1/4 「片恋の日記少女」 中村明日美子 白泉社
1/4 「eensy-weensyモンスター」2巻 津田雅美 白泉社
1/7 「夢水清志郎の事件ノート、そして五人がいなくなる」 箸井地図 講談社
1/8 「マイティ・ハート」1巻 マツリセイシロウ 秋田書店
1/8 「能田達規作品集 おまたせ!ピース電器店」 能田達規 ジャイブ
1/中 「青い花」3巻 志村貴子 太田出版
1/中 「ラブラブポンチ」 RIKI フランス書院
1/10 「虐殺魔法少女ベリアル☆ストロベリー」1巻 作:日日日+画:倉藤倖 マッグガーデン
1/11 「スカイウォーカー」 いくえみ綾 小学館
1/11 「ももいろさんご」12巻 花見沢Q太郎 少年画報社
1/12 「この世界の片隅に」上巻 こうの史代 双葉社
1/12 「暁色の潜伏魔女」2巻 袴田めら 双葉社
1/12 「魔法少年マジョーリアン」2巻 石田敦子 双葉社
1/12 「鈴木先生」4巻 武富健治 双葉社
1/17 「ヤンキー君とメガネちゃん」6巻 吉河美希 講談社
1/17 「スマッシュ!」7巻 咲香里 講談社
1/18 「どきどき魔女神判!」1巻 八神健 秋田書店
1/18 「カラクリオデット」5巻 鈴木ジュリエッタ 白泉社
1/18 「松ヶ丘エンジェル」 めいびい 秋田書店
1/19 「相思相愛ノート」 フクダーダ コアマガジン
1/19 「モンスターキネマトグラフ」 坂木原レム 徳間書店
1/下 「生活」1巻 福満しげゆき 青林工藝舎
1/下 「魔界戦記ディスガイア2」3巻 へかとん メディワークス
1/21 「みどり姫」 かわかみじゅんこ 祥伝社
1/23 「しおんの王」7巻 作:かとりまさる+画:安藤慈朗 講談社
1/23 「チノミ」2巻 吉永龍太 講談社
1/23 「ラブやん」9巻 田丸浩史 講談社
1/23 「神戸在住」10巻 木村紺 講談社
1/23 「GIANT KILLING」4巻 作:綱本将也+画:ツジトモ 講談社
1/23 「えろいも」 魔訶不思議 ヒット出版社
1/23 「Heaven’s Door」 稲葉晃次 メディアックス
1/24 「まんまんちゃん、あん。」1巻 きづき あきら+サトウナンキ 幻冬舎コミックス
1/24 「ダメ姉って呼ばないで!」 新居さとし 幻冬舎コミックス
1/24 「なまコイ」1巻 中臣亮 幻冬舎コミックス
1/25 「ドミネート」 メラメラジェラシー 茜新社
1/25 「小玉ユキ短編集(1) マンゴーの涙」 小玉ユキ 小学館
1/25 「大人になる呪文 新学期」4巻 パニックアタック ワニブックス
1/25 「あまえないでよっ!!MS」2巻 宗我部としのり ワニブックス
1/26 「マヒルの用心棒」2巻 大岩ケンジ 角川書店
1/26 「低俗霊DAYDREAM」10巻 作:奥瀬サキ+画:目黒三吉 角川書店
1/26 「わたしたちの田村くん」3巻 作:竹宮ゆゆこ+画:倉藤倖 メディワークス
1/26 「うそつきなきみ。」 大波耀子 モエールパブリッシング
1/28 「くらしのいずみ」 谷川史子 少年画報社
1/29 「花のいろ」 すえひろがり 実業之日本社
1/30 「エンブリヲ」1〜2巻 小川幸辰 エンターブレイン
1/30 「パノラマ島奇譚」 作:江戸川乱歩+画:丸尾末広 エンターブレイン
1/30 「イムリ」3巻 三宅乱丈 エンターブレイン
1/30 「ぼくらの」8巻 鬼頭莫宏 小学館
1/30 「ナツノクモ」8巻 篠房六郎 小学館
1/30 「闇金ウシジマくん」10巻 真鍋昌平 小学館
1/30 「」6巻 石塚真一 小学館

【雑誌】別冊ヤングマガジン 1/18 No.25 講談社 B5中

 ぢたま(某)「kiss×sis」。受験直前だというのに風邪をひいてしまった弟・圭太を、おねえちゃんズが必死の看病。となるとまあいつもどおりエッチな流れになるのが必定。キスはもちろんのこと、耳舐め、乳首舐め(弟のを)などなど。正直なところ、一線を越えないのが不思議なくらいに濃厚なサービスを施す。まあそこも見どころだけど、受験当日の圭太の一言で、おねえちゃんズがノックアウトされちゃうラブラブ展開もたまらんです。3人揃ってアッツアツで色惚けしてて微笑ましい。エロっちい描写と他愛ないラブコメ展開の波状攻撃が素晴らしい。

 新井英樹「RIN」。反則スレスレの立石のダーティな攻めによってリンはピンチに陥る。しかし時間が経つにつれてちょっと回復して押し戻す。この後の展開はいったいどうなるのかなあ。リンのスカッとするKOシーンが見たくはあるが、負けるのもまた面白い。リンがけっこうムカつくキャラだけに、どっちに転んでもカタルシスはありそう。

【雑誌】コミデジ+ Vol.11 SBCr B5平 [Amzn]

 コゲどんぼ「デ・ジ・キャラット」。でじことうさだのメイド喫茶対決編。その決着についてはまあ予想内って感じだけど、今回のラストのヒキは気になる。なんか最近でじこをリニューアルしようといろいろやってるみたいだけど、それともからんできそう。どういうふうにするんですかのう。でじこ・ぷちこの声も変わるそうだし、成り行きはそこそこ気になってはいます。

 征海未亜「恋きゅー♥」は最近けっこうシリアスな展開。主役であるあいちゃんが、学校のみんなからハブられるようになり、天使としての力も消えそうで……。なんだか切ない展開で先が気になる。あと吹屋フロ「エコローグ46」は今号で最終回となっている。

【雑誌】コミック電撃大王 2月号 メディアワークス/角川書店 B5平 [Amzn]

 作:おかゆまさき+画:真田鈴「守口織人の帝王学」が連載開始。主人公・守口織人は吝華高校という学校に転校してきたが、その学校は変わり者ばかりで織人は狼狽。その中でも彼と同じクラスになった遥奈原さんは変人度が高く、普段は凜とした美少女だが、織人の行動をすべてヘンなふうに解釈するドM娘だった……といった感じの出だし。原作のおかゆまさきは「撲殺天使ドクロちゃん」の人だけど、なんかこの作品もすごくドタバタ賑やかな作品になりそう。真田鈴の絵柄はエロ系でやってたときと同様に華やか。まあこの手の作品としては、まずまずの滑り出しといった感じか。

 あずまきよひこ「よつばと!」。よつばたちが風花たちの学校の学園祭を訪れる。学校でも相変わらずよつばは人気者ですなあ。周囲の人たちの振り回されっぷりが毎度のことながら見てて面白い。よつばには、人を動かす器が備わってますな。あと、作:ufotable+画:たあたんちぇっく「まなびストレート!」は今号で最終回。アニメ版とはまた違った形だが、これはこれで爽やかな締めくくり。

【雑誌】ヤングガンガン 1/4 No.1 スクウェア・エニックス B5中

 三部けい「鬼燈の島(ホオズキノシマ)」が連載開始。目が不自由な妹とともに、鬼燈島という島に引越してきた兄妹。兄の鈴原心は小学4年生、妹の夢は5歳。鬼燈島は一見のどかなように見えるが、島には何か恐ろしい秘密が隠されているらしい。初っぱなから、横溝正史モノみたいな感じの不穏な雰囲気が漂っていて、何やらミステリアス。まずまず面白そう。

 勇人「はなまる幼稚園」。今回はクリスマスパーティ編。つっちーから、下手だけど手作りのプレゼントをもらった杏は幸せいっぱい。うーむ心暖まりますなあ。あと今回は三太ファッションの山本先生もえかった。スカート短すぎ、乳が強調されすぎですわい。

 大高忍「すもももももも〜地上最強のヨメ〜」。犬塚の最低っぷりがどんどん強まる。今回はもも子をほったらかしで、いろはとお祭りデート。最近は「なんでこの人が主人公なんだろうなあ」という感じさえする。考えてみると連載始まって以来、主要女子キャラに好かれるに値するだけのこと、ほとんどしてきてないですもんねえ。

 鈴見敦の読切「セミナリオ×セミナリオ」。ある日突然拉致されて、天界と魔界と人間界の狭間にある学校の教師をやらされることになった主人公が、天使側につくか悪魔側につくか、生徒の天使娘&悪魔娘に迫られ困惑する……というドタバタコメディ。軽い調子なお話を進めていて、すごくインパクトがあるわけではないけどまあまあ楽しく読める。

【雑誌】COMIC LO 2月号 茜新社 B5平 [Amzn]

 なんで今になってヒヂリレイ「UK」の掛け替えカバーが付いてるんだろう……。この単行本、今も売ってるとはいえ出たの2003年9月なんだけど(当時の表記はひぢりれい)。それはともかく今月号にはヒヂリレイ「おこちゃMAX」が掲載。石川マサキ名義の非エロ作品「魔法使いのたまごたち」「私立トアール学園2年☆組物語」がともにぶちっと終わって、本格的にエロ方面に里帰りしてきた。で、やっぱりエロ絵もすごくうまいです。今回は小学3年、4年の姉妹が、同人作家である主人公の元に預けられ、二人の少女が競うようにエッチに耽るというお話。9歳は甘えん坊、10歳はツンデレ系でどちらも乳臭さを漂わせていてかわいい。そんでもってエッチが始まると、幼いくせに淫蕩。いやー、相変わらず完成度高いですねえ。

 完顔阿骨打「ずっといっしょ」。こちらもおにいちゃんを二人の少女が取り合うという構図だけど、片方がいわゆるヤンデレだってのがポイント。やきもち妬いてノコギリを振り回したりするけど、まあ別に陰惨なことをしてるわけではなく、ちゃんとギャグになってる。軽妙で楽しく、エッチもちゃんとやっててさすがにうまい。

 佐々原憂樹「しゃるうぃーげーむ?」第7話。今回は画面構成がすごくダイナミックだなあ。扉ページからして見開きだし、その後も1ページぶちぬき、見開きを多用。16ページなのに、見開き×2、1ページぶちぬき×3と、半分近いページ数がページ1コマ以下。そのおかげでかなりインパクトのある回となっている。まあ作画を手抜きしてるわけじゃなし、個人的にはいいなと思った。

 鬼束直「魔法少女マユリちゃん ちょお廉価版」。この人には珍しく、魔法少女モノでちょっとぶっ飛んだエロコメディを展開。魔法少女コスの娘さんがかわいい。あとエロシーンも、この人にしてはこれまた珍しい触手系。いつもはそこらへんにいそうな普通な少女を描くことが多い人だけに、印象に残りました。

 雨がっぱ少女群「パジャマパーティー」は2話め。医師である主人公・宗一郎は、彼だけが見たり触ったりできる幽霊少女・このみと日々暮らしているが、今回は病院の入院患者である少女・エリカが彼を誘惑。エッチシーンはけっこうドタバタしてて楽しかった。あと背景描写がとても丁寧だったり、女の子より画面手前の花にフォーカス当てたりといった構図取りとかはこの人らしい。このシリーズは従来の読切作品より、キャラを立ててストーリーを読ませようとしている感じがします。

 裏次郎「ちぃコロ日記」。猫少女が無邪気でかわいいですのう。甘えた表情が愛くるしい。川崎犬太朗「DIE往生」。老人ホームのじいさんたちが、介護用のロボットにエッチ機能をつけてお楽しみ〜というお話。ウルトラマンをさらにツルンとさせたようなロボットとヤルっていうのがなんだかユニーク。人によってはキモいと思われかねないギリギリのルックスだと思う。

 千樹りおん「わくわく売春少女&heaarts;」。クラスの男子にまんこを見せるなどしてお小遣い稼ぎをしていた女の子だが、ある日男子の一人に告白されて……といった感じ。元気の良い明るい絵柄が好印象。あさりよしとおとちょっと似たようなタッチ。あと阿ウンで「LADYリンクス」を描いているますだ直紀っぽくもありますな。うさくん「マコちゃん絵日記」は、マコちゃんたちと担任教師はぐりんのエピソード。太っちょで人のいいはぐりんと生徒たちのフレンドリーな関係を、ほのぼのと、かつ馬鹿馬鹿しく描いてて面白い。


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