2007年3月上旬


3/10(土)……禿BAR

【雑誌】ビッグコミック 3/25 No.6 小学館 B5中

 いがらしみきおの新連載「かむろば村へ」が2話掲載でスタート。山奥の人が494人しか住んでいないさびれた農村に、都会から一人の男が引っ越してくる。彼は田舎暮らしをナメた都会モンであり、「カネを一銭も使わないで暮らしたい」などと甘っちょろいことをヌカしているが……。まだギャグになるのかスローライフ系の話になるのか判然としないけど、とりあえず明るい雰囲気ではある。安直な田舎暮らし願望に喝を入れつつ、ドタバタ展開していきそうな気配。

 小林よしのり「遅咲きじじい」。わりと面白いと思う。今回は遅咲きじじい散太郎と、亡き妻のエピソードが語られるという回。頑固じじいならではの妻への愛情が出ていて、ユーモラスながらもちょっとほろっとさせるものはある。

【雑誌】ヤングコミック 4月号 少年画報社 B5中 [Amzn]

 ポン貴花田「天使のマシュマロ」。相変わらずうまいなあ。アイドルマニアのサラリーマンと、現役売れっ子アイドルのラブラブエッチストーリーで、現在はちょっといろんな事情で二人はすれ違い中。主人公に片想いしている同僚OLさんが今回のメインだけど、この娘さんもけっこう潔い性格でなかなかいいですねえ。恋愛モノとしての盛り上げ方もソツがない。

 水島空彦「苺の花嫁」は、会社専属の肉奴隷とされていたOLが、そのことを知らない新入社員に惚れられて、だんだん普通の女の子らしい恋心を呼び覚ましていくというお話。彼の目の前で心揺れるヒロインさんが、どんどんかわいくなってていい感じ。今回はラブラブエッチだけだが、ヒロインさんは会社肉奴隷なのでいつもはほかの男にしょっちゅうヤラれている。というわけで寝取られ系なエロシーンも多く、個人的には実用度もまずまず。

 環望の読切「ね・と・げ」は、ネットゲーム世界を舞台にしたエッチもの。今回は前編で、エルフ女が触手にからまれてるシーンとかが見どころ。最後はきっちりラブコメ的にお話を締めくくってて、きっちりした出来。あと今号には、りゅうとひさしの読切「スロースマイル」も掲載。久しぶりに田舎に戻ってきた主人公が、昔つきあっていた幼なじみ彼女と結ばれるというお話。スッキリとした絵柄は相変わらず達者で、やはり心惹かれるものがあります。

【雑誌】メガプラス Vol.42 コアマガジン B5平 [Amzn]

 尾崎未来「The Great Escape」は珍しく続きエピソード。学校のミスコンの優勝者が生徒会長と一日デートさせられるというイベントに、尻軽女子高生あいちゃんが出させられちゃって……という内容。今回は彼氏とのエッチだけだが、なんか24時間好き放題権があるらしいので、次回はみっちりヤリ込んでほしい。

 ねんど。「接近」は、センパイ男子と後輩女子の学校エッチ。萌え度を高めた少女の絵は相変わらずの完成度の高さで、ツインテール娘がしっかりカワイイ。狩野蒼穹「ゆるゆるマイシスター」。つき合っていた男に「アソコがユルい」とダメ出しされてフラれた女の子が、本当にユルいのかを試すため弟とエッチ……ということで、いつもの姉モノです。あっさりした絵柄がやっぱりかわいいし、弟とのやりとりも微笑ましく、安定して良いです。

 ゆきやなぎ「聖女学園〜ソルヴィエールの伝説〜」は最終回。毎度女学院の生徒がガッツリ肉欲に耽るお話はいつもながらのエロさだったが、陵辱シーンがシステム的に当たり前に行われている点と、相手の男たちの顔が見えなかった点で、いくぶん淫靡さが削がれてたような。最近のゆきやなぎ作品は、以前と比べると自分のヒットゾーンとはズレ気味。まあ絵は相変わらずむっちりしててええんですけど、手慣れすぎちゃってるような気もする。


3/9(金)……芸妓回復

【雑誌】ヤングアニマル 3/23 No.6 白泉社 B5中

 作:雑破業+画:竹内桜「ちょこッとSister」が最終回。この終わり方は正直なところもう一つ食い足りないかなあ。なんだかいつもやってたエピソードの一つをやって、淡々と終わったなという印象がある。恋愛話とか、ちょこのお兄ちゃんへの想いとかについては、すでに決着がついてはいたので付け足すべきことはさほどない状態ではあったんだけど。まあそんなわけで最終話については物足りなかったけど、お話全般としては楽しませていただきました。キャラはかわいかったし、ほのぼの暖かい空気に満ちていたし。まあそれだけに惜しまれるってことなんですけどね。克・亜樹「ふたりエッチ」。最近優良さんがどんどん淫乱化していって少しワクワク状態だったが、この作品らしく、その波は歯ごたえなく終了してしまった。残念だ。

【雑誌】ビッグコミックスペリオール 3/23 No.7 小学館 B5中

 国友やすゆき「社買い人 岬悟」。温暖化で沈んでいこうとする島国を巡るお話。今回は岬悟がやるわけじゃないけど、なんだかまた都合よく、キーパーソン同士の不倫関係が発覚。いつもながら最高にしょうもなくてシビれます。作:きむらゆういち+画:松浦聡彦の新連載「タローの小太郎」。拾われた小犬と、頼りない飼い主のあんちゃんによるドタバタコメディといった感じの作品。すごく面白いって感じではないけどまあ無難。

【雑誌】週刊漫画ゴラク 3/23 No.11 日本文芸社 B5中

 「SとM」が載ってないと寂しい! それはともかくとして、作:倉科遼+画:和気一作「女帝花舞」が最終回。これまで女帝女帝いってこだわりまくっていたわりに、最後は案外アッサリした終わり方。それにしても最後のほうは、祇園の芸妓であるヒロインが、アジアを支配・影響化に置こうとするアメリカの陰謀を転覆させたり、なんだかもう無茶苦茶にお話が大きくなってて凄かった。祇園、そして芸者さん凄すぎ。

【雑誌】コミックバンチ 3/23 No.15 新潮社 B5中

 渡辺航「ゴーゴー♪こちら私立華咲探偵事務所。」。小金田一の部屋に所長が押しかけてきて、しおりちゃんともりもり三角関係に……ってな感じで、ラブコメ度が高くて面白いぜー、とか思ってたらなんと次号で最終回ですか! 最近は華咲所長がすごくかわいくなってて面白かったのになあ。もう少し読みたかった。

 原哲生「蒼天の拳」。オヤビンが北斗神拳&西斗月拳撃退用に開発した「秘孔指突防御装置」に笑った。そりゃ確かにこれなら秘孔突かれることはないだろうけどさあ……。相変わらず馬鹿すぎる敵親分衆と、それにつき合わされる子分たちのコントが面白すぎる。正直なところ、主人公たちが何するかはわりとどうでも良かったり。

【単行本】「椿ナイトクラブ」4巻 哲弘 秋田書店 新書判 [bk1][Amzn]

 巻を重ねるにつれて、ノリが良くなってきて面白くなってる。この巻あたりになるともうすっかり茜ちんを脱がしたり女装させたりしていじりまくりつつ、変人たち大暴れなドタバタ劇を展開するというパターンが定着。また茜ちんのつるぺたな乳、ほっそりした腰、小さなお尻のエロっぽさも増していくばかり。とくに学園祭のシーンで女装させられたり、ブルマはかされたり、ひんむかれて縄で縛られてるシーンとかは心華やぐものが。

 ただ勢いのあるドタバタギャグがメインであることに変わりはなく、そのおかげでカラッと楽しく読めるという基本線は守られている。やりすぎ感はあるんだけど、ベタベタないやらしさはなく、スカッと弾けているところがいいんじゃないかと思います。1巻読んで「もう一つかな?」と思った人も、このあたりになってくるとだいぶサクッと楽しめるのでは。

【単行本】「下町マドンナ食堂」5巻 中田ゆみ 少年画報社 B6 [bk1][Amzn]

 これにて最終巻。町の定食屋さんをきりもりする美人で色っぽいおかみさんと、店に転がり込んで居候することになった元借金取りの青年・信をメインに繰り広げられる、ドタバタ下町エッチコメディ。

 といってもまあ実際のエッチ自体はせず、基本的には乳ポロリ、尻ばいーんって感じのサービスシーンがもりもりあるという内容で、まあわりと他愛ないといえば他愛ない。とはいえこの屈託のなさ、健康的なお色気はまさに眼福といった感じで魅力的。おかみさんの、天然、なんでも許しちゃうような包容力のある優しい気性もあり、「そこからよりエロいことに踏み込みたい!」「この人妻を陵辱したい」という感じにはならず、「乳や尻を見られて良かったなあ……ありがたやありがたや」ってなレベルで収まっている。

 ラブコメとしても個人的にはけっこう楽しかった。おかみさんが人妻でありながらけっこうかわいい女性に描けていること、最後までエッチはなしである一定の節度を保ったまま進行すること、登場人物が皆基本的に人がイイこと、などが気持ち良く読めた要因。気楽に読めて、良い人妻さんも観賞でき心華やぐ作品でありました。

【単行本】「非日常的クラスメイト」 紺野あずれ FOX出版 A5 [Amzn]

 先日新刊「思春期クレイジーズ」(にゅーあきば.comレビュー)が出た紺野あずれの初単行本。単行本が出たのは2005年6月なんだけど、そういえば買ってなかったなーとか思いまして。「思春期クレイジーズ」に合わせたのかもしれないけど、2007年になってから2刷が出たみたい。ISBNコードも13桁になってる。で、「思春期クレイジーズ」はおしりネタの作品が大半を占めていたが、この単行本収録作品については基本的に前が中心。明るくキュートで柔らかい絵柄はこのころから見ていて気持ちの良いものがあり、基本的にライトなんだけどエロ度も案外高い。

 単行本収録作品の中では、「赤面症治療中!」が全3話と一番長い。パラレルワールドに迷い込んだ女の子が同じクラスの男の子とエッチして、異性を前にすると顔が真っ赤になってしまうクセを治しちゃおうとするというエピソード。おともだち女子のぺースにノセられてエッチを繰り返すというノリは、「思春期クレイジーズ」に通じるものがある。最初はとまどっていたウブなヒロインが、だんだんノリノリになっていく過程がエロいです。そのほか「発情期の過ごし方」シリーズなんかも、楽しく気持ち良さげにやりまくりでなかなか良い具合。

 局部をゴリゴリ描くというタイプではなく、わりとあっさりした作風ながら、エロ的にもちゃんと使えるだけのものがある。間口は広い絵柄でエロ初心者でもとっつきやすく、奥行きもまずまずあって、お話的にも楽しめる。てなわけでお買い得感のある作風といえるんではないでしょうか。


3/8(木)……相伴

【雑誌】モーニング 3/22 No.14 講談社 B5中

 小山宙哉の読切シリーズ「ジジジィ −GGG−」が2号連続の前後編で登場。ものすごい俊足と跳躍力で、「鉄コン筋クリート」のシロクロよろしく町中を駆け巡り跳ね回る謎の泥棒爺さんの活躍を描くという作品。今回は爺さんのライバルとなるような腕利き刑事が現れ、さしもの爺さんもちょいピンチか……ってな内容。小山宙哉のイキが良くてまっすぐな作風は好き。ただこのシリーズは前述のように「鉄コン」を想起しちゃうのと、きれいにまとめすぎかなーって感じがするのが若干気になるところ。まあ読めばきっちり楽しめはするんですけどね。

【雑誌】ヤングサンデー 3/22 No.14 小学館 B5中

 新連載、森尾正博「ビーチスターズ」が巻頭カラー。元気者な女の子が主人公のビーチバレー漫画になる模様。初回は、主人公女子の猪突猛進な勢いの良さ、イキの良さが出ててまずまず面白かったと思う。画面作りもけっこうダイナミックで爽快感はあるし。今後はどんなふうにライバルキャラや試合とかを設定して盛り上げていけるか、ってとこかな。ビーチバレーは競技自体の知名度はそこそこあるけど、どういう大会があるとか、どういう団体、国が強いかといった具体的なイメージまで持ってる人は少ないだろうから、さらに高いレベルでの話を描いていくなら、それなりに骨組み的な部分も説明していく必要はあるんではないでしょうかー。まあそういうの抜きに、ビーチバレーの爽快感で押していくっていう手もあるでしょうけどね。

 あと今号には島本和彦が読切で登場。「アオイホノオ」前編。明らかに島本和彦がモデルと思われる漫画家志望の芸大生・焔燃が主人公の自伝的(?)ストーリー。彼が大学時代にどんなことを考えていたかとか、そのころの同期に庵野秀明がいたとかいったことが描かれている。アツそうに見せといて、きちんとコントロールしたギャグ漫画になっているあたり、島本和彦らしい内容といえる。

【雑誌】ヤングジャンプ 3/22 No.14 集英社 B5中

 作:金成陽三郎+画:藪口黒子「ギミック!」が最終回。わりと手堅くて悪くない作品だったとは思うけど、ヤンジャンだといまいち印象弱かったかも。あと今号には、高橋秀武「妖怪人間ベム」の新作が掲載。「ないたあかおに」を思い出すお話だった。もちろん妖怪人間たちはあおおにの役どころ。

【雑誌】週刊少年チャンピオン 3/22 No.15 秋田書店 B5平

 作:高橋葉介+画:近藤豪志「私は加護女」が本格連載になって復活。ちょいグロテスクっぽい絵柄ながら、けっこうトボけたギャグもやったりする作風がなかなか面白い作品だったので、本格連載になるというのはうれしい。初っぱなから妖怪はいろいろ出しつつも、全体としてはドタバタしたギャグだったし。高橋葉介ならではのストーリー運びと、近藤豪志のおどろおどろしい絵柄がいい案配でマッチしてると思う。

 佐渡川準「無敵看板娘」。あら、青鮫の正体が。まああのまま続けて行くと、中身の露出が少なくなるので、この展開で良かったのかもしれない。あと最後のページの美輝のセリフは少し意外だった。覚えてたのかー。桜井のりお「みつどもえ」。今回は三葉が風邪ひいて、クラスメートがおうちにやってくるという展開。三葉をやたら意識しまくりな杉ちゃんもよろしいが、今回は眉毛の太い娘さんがいいなと思った。

 作:森高夕次+画:松島幸太朗「ショー★バン」は拍子抜けするくらいにあっさり終了。まあ4月12日発売のNo.20から同じコンビで高校野球漫画やるらしいけど。主人公はやっぱりショーバンなのかな? まあとりあえず再登場を待ちます。あとあと矢上裕「赤い稲妻」、マツリセイシロウ「マイティ♥ハート」も集中連載最終回。どうでしょう。続きはあるかな? 最近のチャンピオンの傾向からいって、「赤い稲妻」より「マイティ♥ハート」のほうが可能性は高そうな気はする。

【雑誌】近代麻雀オリジナル 4月号 竹書房 B5中

 巻頭カラーの読切、井上正治「ブルースマン・ブルース」がちょっと面白かった。主人公は、他のメンバーと喧嘩別れした小生意気なバンドマン。とあるバーに転がり込んで彼は、店内に飾ってあったギターに手を伸ばすも、店のオヤジが主人公の演奏は「安っぽい響き」「ろくな音楽じゃない」とグサリ。さらに「お前の音楽に何が足りないか教えてやる」ということで、営業時間後、店に置いてある雀卓を使っていきなり麻雀開始。その麻雀において、何があっても国士を狙い続けるマスターの姿勢から主人公は、ブルースマンの生き様を知って魂を打たれるのだった……。バーで突然麻雀始める唐突さ、国士から強引にブルースに話をつなげる強引さ、「クロスロード伝説」の引用など、各要素の取り合わせがムチャ。そこが得も言われぬ味となってて笑ってしまった。まあしょうもない内容なんだけど、笑っちゃったら負けということで……。

 あと渡辺保裕の読切「雀!雀!パワフルグルメ」も下らない。ガンマン風のいでたちのヘンな麻雀野郎が、凄腕を奮って料理を作り、雀荘の客を元気づけ、イカした麻雀を打つという内容。いちおうガンマン風の格好(というかタスキ状になっている弾薬入れに見えるモノ)にも意味があって、そのいでたちを生かした料理風景は異様でくだらない。けっこうアホな漫画だった。そのほか今号では、ゲーム「麻雀格闘倶楽部」に連動した漫画が掲載。田辺崇、カミムラ晋作が登場している。カミムラ晋作は「サイカチ」を描いていた人。

【雑誌】FEEL YOUNG 4月号 祥伝社 B5平

 青木光恵「モテかわ★ハピネス」は、モネがイケメンな人たちにモテていて賑やかな状態。今回はモネよりもむしろ、男アイドルの潤のほうがかわいかったかもしれない。宇仁田ゆみ「うさぎドロップ」。小学生になったりんの登校が本格的にスタート。なかよしのコウキくんも一緒で楽しそう。ちゃんと登校できるか心配でダイキチがおろおろしている様子も微笑ましいものがある。毎回問題なく楽しいです。コナリミサトの読切「まるちゃん先輩」は、不思議ちゃん的だけど皆に愛されるカワイイ先輩女子・まるちゃんと、彼女のことが気になってしょうがない後輩女子を描いたお話。キュートでコジャレたカラフルな絵柄(モノクロページだけど今回はカラフルな感じがする)で、10ページと短いながらも気になる作品。そのうち連載にもチャレンジしてみてほしいところではあります。


3/7(水)……みかづきんちゃん

【雑誌】週刊少年サンデー 3/21 No.14 小学館 B5平

 鈴木央「ブリザードアクセル」。最近ちと連載的にはいまいち低調かなあと思っていたけど、今回の吹雪のジャンプはなかなか格好良かった。それを見てシビれちゃって、へにょへにょ〜となっている女子たちもなかなかええ感じ。アレは軽くイッたんじゃないですかね。畑健二郎「ハヤテのごとく!」はようやく入浴シーンがあるも、今回はナギと咲夜のみ。もっと派手にバーッと出したらんかーい、という気がしないでもないですが、まあ小出しくらいがちょうど良いのかもしれません。

【雑誌】週刊少年マガジン 3/21 No.14 講談社 B5平 [Amzn]

 赤松健「魔法先生ネギま!」の1学期編がおしまい。ここまでで168話。この後お休みは1週だけで、No.16から連載再開。夏休み編ということで、海に山に賑やかになりそう。はっとりみつる「ケンコー全裸系水泳部ウミショー」。今回は水泳の試合でけっこう白熱。あむろの泳ぎっぷりがなかなか爽快。案外青春モノしてます。で、次号は静岡さんメインの番外編。重大発表もあるらしいけど何なんでしょか。

【雑誌】MUJIN 4月号 ティーアイネット B5平 [Amzn]

 ドリルムラタ「義母と呼ぶには…」。新連載開始。父親の死後、残された美人の義母と、血の繋がらない息子が肉奴隷&ご主人様の関係を再構築して、ドロドロの愛欲の日々を送る……という作品。若き義母の肉体の熟れっぷりがなかなかエロっちくて好み。ただ義母さんは、最初っからもう亡き父により調教済みで、完全に肉奴隷としてスタンバイ状態。じわじわ堕としていくっていうステップがない点はちと残念なところか。

 板場広し「嫌い≒好き」は最終回。最後はガタイのデカいヌボーッとしたデカチン男子と、ヒロインの親友で、ヒロインさんを奪い合い。ヒロインさんがダブルでエロエロ攻撃をされまくる様子がなかなかエロくてかつ賑やかで楽しく読めた。あとはZUKI樹の吹奏楽部ハーレム物語な「マーチング・ラブ・フェスタ2」も、絵のキレが良くてなかなか。ホリエ「妹恋」は、血のつながらない兄妹モノ。最初の4Pはカラーでけっこう目立つ。

【単行本】「すみれの花咲く頃」 松本剛 講談社 B6 [bk1][Amzn]

 松本剛といえば、最近の読者的には「甘い水」の印象が強いと思う(「甘い水」の感想は2003年1月2003年6月のオス単参照のこと。最近講談社BOX版も出ました[bk1][Amzn])。寡作ながらも非常に素晴らしい青春モノの作品を描く人で、ときに切なく、ときに暖かく、ときにアツく、厳しく、激しくもある物語は読む者に非常に鮮烈な印象を残してくれる。その松本剛の初期短編集が、一部収録作品を変更して復刻。今回のバージョンには、「すみれの花咲く頃」「ヒューストンと女の子」「教科書のタイムマシン」「ハッカのびろおど」「なかない渚」「すこしときどき」が収録。このうち「なかない渚」と「すこしときどき」は単行本初収録。前のバージョン収録の「もんくのある気持ち」「呼べない名前」は今回ははずれた。

 で、改めて読み直してみてもやはり良い。個人的なイチ押しは「教科書のタイムマシン」。主人公の女の子の隣の席に座っていた変わり者の少年が、彼女に残していったちょっと素敵な思い出を描いた物語。なんてことはない学園生活の中の一風景なのだが、ちょっと不思議でしみじみした気持ちを呼び覚ましてくれる。ラストに向かう情感に満ちた数ページは本当にジーンと来る。別段ものすごくドラマチックなことをやってたり、過剰なセリフなどがあるわけではないが、コマ割、セリフ選びがとても素晴らしい。

 また表題作の「すみれの花咲く頃」もこれまたいい青春学園物語。演劇部の部長をしている男子と、周囲に内緒で宝塚を目指していたクラスメートで同じ演劇部所属の女子の物語を、ほろ苦く、そして暖かく描く。少年少女のそれぞれにまっすぐな想いが交錯するお話はしっかりとした読みごたえもあり。またラストシーンは、切なさに胸がキュッとなるけれど、同時になんとも気持ちの良い読後感を残してくれる。珍しく麻雀誌で描いた「なかない渚」(近代麻雀オリジナル1996年12月号)も、ちょっとトボけているけれどもしみじみした味わいがある。「すこしときどき」(ヤングマガジン1993年52号)もいい。転校して行った女の子と、クラスメート少年少女に残されたちょっとどきどきな想い出の物語を、鮮やかな筆致で描いている。

 松本剛作品は、短いページの中にいろんな気持ちが詰めこんで、それを実に丁寧に表現している。構図取りなどの漫画的技術も実にさりげなくうまい。本当に寡作で、滅多に作品にお目にかかれないのが本当に惜しい。あ、あともう1点惜しい点がある。この単行本はお値段が1200円とちと高い。外箱は雰囲気あるけど中表紙は無地だし。こういう価格設定だからこそ、少部数の本でも出せるってのはあるんでしょうけれども。まあそんなこともありちょっと手が出しにくく思う人もいるかもしれないけど、読切好きな人にはたまらんものがある作家さんなので、この機会にぜひ読んでみていただきたい。

【単行本】「二十面相の娘」8巻 小原愼司 メディアファクトリー B6 [bk1][Amzn]

 これにて最終巻。怪人二十面相によってさらわれ、育てられた少女チコの冒険を描いた物語。乱歩世界的な雰囲気を生かしつつ、可憐で芯の強い少女・チコを描いていく物語は、なかなか趣があって楽しく読んでいくことができた。最後のほうはちとお話が大きくなっちゃって、なんだかゴチャゴチャ分かりにくくなってしまった感もあり、その点は惜しいところ。とはいえ、さまざまな事件をくぐり抜けてチコが成長していく様子には頼もしいものがあり、ラストは後味良く締めくくった。小原愼司としてはこれだけの長編にチャレンジするのは初めてだったし、いい経験にもなったのではないでしょうか。

【単行本】「少年少女漂流記」 乙一+古屋兎丸 集英社  A5 [bk1][Amzn]

 乙一&古屋兎丸という豪家な組み合わせで、さまざまな少年少女の姿を描いていく。基本的にはオムニバス形式。ある少女は自分を魔法少女と思い込むことでなんとか現実に踏みとどまり、ある少年は飼育している蟻の世界に閉じこもる。またある少年は、幼なじみだったヤンキー少年の死をきっかけに前を向き、ある女の子はもりもり甘いものを食いまくる。そんなわけで閉塞あり、前進あり、恋あり、友情ありといった感じで少年少女の姿を描いていき、最後は怒涛のラストへと向かう。ときに奇抜だったり鋭かったりする発想はユニークだし、それをしっかりヴィジュアライズして、読んで面白い漫画に仕立て挙げている古屋兎丸もやはり漫画巧者。くすぐりも読みごたえもある一冊。

【単行本】「新婚はん」1巻 IKARING 祥伝社 A5 [bk1][Amzn]

 元は遊びまくりだったヨーコさんと、結婚するまで童貞だったジュンジュン。二人のアホウでしょーもないけど愛情だけはだっぷりな新婚生活を描いていくというドタバタギャグ。「しまいもん」と比べるとギャグ的にはちと大人しいかなーとは思うものの、呑気でノリの良い作風は健在。いちおう最初は美人系の女だったはずなのに、結婚生活の中でどんどんゆるんでデブチン化していくヨーコさんとか、彼女を溺愛しまくりなオタク系男子ジュンジュンの掛け合いはユーモラスでニヤッとさせられる。リラックスしてだらーんと読めるのが良いところだと思います。

【単行本】「ひたいに三日月」 時計野はり 白泉社 新書判 [bk1][Amzn]

 花とゆめで「お兄ちゃんと一緒」を描いている時計野はりの短編集鵜。表題作の「ひたいに三日月」全3話と、「学園七不思議くん」「キラキラ一番星」を収録。この中では3話ある「ひたいに三日月」がやはり良いと思う。引越前に好きな女の子のひたいに三日月型の傷をつけてしまったことをずっと気に病んでいた忍者オタクの少年が、本当の忍者になって帰ってきたーって感じのラブコメ。その好きな娘さんの前にはなかなか姿は見せないながら、何くれとなく彼女を守っちゃおうとする忍者少年の行動が、シャイでかわいらしくて楽しい。時計野はりの魅力である、キュートでちんまりした絵柄も良い具合で、女の子さんもきちんとかわいい。


3/6(火)……猛ソバット

【雑誌】マンガ・エロティクスF VOL.44 太田出版 A5平 [Amzn]

 よしながふみと三浦しをんの対談が掲載。最近よしながふみはしゃべりまくってるなー。漫画のほうでは、今号は青木光恵「パパイヤ軍団」が良かった。キャバクラ嬢たちの恋物語を描いた作品で、今回は出張ホストにハマっている「きれいなおねえさん」系キャバ嬢・桃香さんの物語。女の子さんがイキイキかわいいし読みやすいし、気楽で読みやすいのも良いところ。

 松本次郎「竹山君の日常」。吸血鬼が普通に生活している世界のお話で、血を吸うことによって人を治療する「吸血療法士」をやってる竹山君の日常を描いていく。吸血鬼とはいってもオドオドした内気で不器用な青年で、彼の生活も失敗続き。飄々とした調子でお話を展開してて、わりと軽めな楽しさのある作品となっている。

 新鋭読切、米島篤志「妄想バット」は、始終イライラしているイジメられっ子の少年がブチ切れて金属バット持って暴れるも、昔なじみのちょい不良っぽい少年のおかげで立ち返る……という青春ストーリー。まだ絵柄的にはこなれてなくて、ちとギシギシした硬めな感じの作風ではあるが、読後感はまずまず。もう少しこなれてくればってところか。このほか、オノ・ナツメ「GENTE 〜リストランテの人々〜」、志村貴子「青い花」といった定番メンツはやはり手堅く読ませる。

【雑誌】コミックフラッパー 4月号 メディアファクトリー B5平 [Amzn][定期購読:Fujisan

 柳沼行「ふたつのスピカ」。今回は府中野くんがメインのお話かな、府中野くんはやっぱりええなあ……とか思ってたら、なんかお話がいきなり急展開。うーむ、どうなっちゃうのか。先が気になる。環望「Dance In The Vampire Band」。今回は黒いもこもこした上着に身を包んだ姫様がけっこうかわいらしかった。アキラにスッと寄りそうシーンなんかはとくに良い。あと新谷かおる「クリスティ・ハイテンション」は安定して楽しい。ホームズ姪のクリスティが可憐だし、家庭教師になったグレースさんもクリスティの良いお姉さん的に活躍していて微笑ましいものが。

【雑誌】漫画アクション 3/20 No.6 双葉社 B5中

 国友やすゆき「新・しあわせの時間」がバカすぎる! 入院中の小夜子(妻の妹)を見舞いに行って、病室でやりまくっていた主人公・良介。しかしその最中に、妻&キュウリOL・遠藤クンが病室にやってきて、慌ててロッカーに隠れる良介さん。それに気づいた遠藤クンは、妻に見つからない角度でロッカーを開け、良介を見下ろすが……ってなワクワクドキドキ展開。ロッカーの中で素っ裸でプルプル震えている良介の様子があまりにもアホくさいし、病室の様子を一望する見開きシーンもすげー構図。こんなしょうもない展開を思いつく国友先生に改めて惚れる。たまんねー。

 あと今号でもう一作「たまんねー」と思わされたのは、やはり武富健治「鈴木先生」。小川争奪戦のライバルとなるか? イケメン教師の出現で、鈴木先生はグラグラゆさぶられまくり。小川病の高まりに狼狽しまくり元気なくしてブツブツいってる鈴木先生の様子が実に楽しい。鈴木先生のやり場のない劣情はいったいどこへ向かうのか。ていうかこの人大丈夫だろうか? あとなんだか妙に色っぽい女生徒・河辺さんの動向も気になる。先がますます楽しみです。

 小川隆章「フューチャー・イズ・ワイルド」。今回出てきた、高度な知性を持ったイカ状の生き物・スクイボンはなんだか良かった。うねうねしててグロい肉体してて、見てて面白い。なお本連載は今回をもって終了。夏には次回作「新恐竜」が始まる予定とのこと。

【雑誌】漫画サンデー 3/20 No.11 実業之日本社 B5中

 作:倉科遼+画:みね武「艶恋師」。居候先の小料理屋さんのおかみさんが「幻の女」であることに気づいた菊之助さんは有頂天。彼女にすっかりハマって新しい旦那になってもいいという覚悟を決めちゃったか……?ってな展開。いやー、菊さん案外お調子者だなあ。あと「幻の女」って何気にけっこういっぱいいるんだなー。すでに作中でも何人か出会ってるし。

【雑誌】コミック・ガンボ 3/6 No.08 デジマ B5中

 はまのらま「昭和バカ囃子」。木久蔵の最初の師匠、桂三木助が病で死去し、その後で林家正蔵に弟子入りするまで。これでようやく名前のほうも林屋木久蔵にチェンジ。まあお話としてはビックリするような展開とかはないけど、手堅い内容で読みやすい作品。

【雑誌】花とゆめ 3/20 No.7 白泉社 B5平

 椿いづみ「親指からロマンス」が最終回。最後はマッサージ部の3年生たちの卒業を描いてしみじみと締めくくり。主人公・千愛と陽介の恋愛話はすでに決着はついていたこともあり、そのからみは比較的あっさり。その分あんまりベタベタすることなく、清々しい印象を残す終わり方となっていたのではないかと。ほのぼのするお話で楽しうございました。

 新人読切「Grayish Rainbow」は、豪雪地帯の田舎町在住の女の子と、東京から引っ越してきたちょっとトンガった感じの転校生少年によるラブコメ。いかにも花ゆめっぽい絵柄だが、まずまずまとまってて悪くない。ただ転校生さんが、転校初日は頑なだったのに、2日めには主人公女子によってすっかり懐柔されてイイ奴になっちゃってる点は少し物足りないかも。なんか「案外カンタンに落ちるのね」って感じで、お話自体が軽くなっちゃってるように思えるので。

【雑誌】桃姫 4月号 富士美出版 B5平 [Amzn]

 藤原俊一「憧れの女」は最終回。最後はわりと青春モノっぽくあっさりおしまい。途中の寝取られ展開とかはけっこうエロくてわりと良かった。景えんじ「どっちでもいーや」は血筋のせいである日突然身長がガッと伸びて、イケメン化してしまった主人公が、幼なじみのツンデレ女子とエッチする話。ラストのラブラブな締めくくりが良かった。甘ったるいけどスッキリしてて後味イイです。


3/5(月)……重機りんりん燃えてる限り

【雑誌】ヤングマガジン 3/19 No.14 講談社 B5中

 村田ひろゆき「元工業哀歌バレーボーイズ」。回を重ねるごとにどんどん切なくなっていってて、なんだかもう最近スゴい。昔との落差が激しすぎて胸につまる。谷口一家がこの後いったいどうなってしまうのか。本当に先が気になるところ。お母さんの病気が治るとも思えないし、コレを機に谷口がしっかりしてめでたしめでたし……という安直な展開もなさそうな気がしますしねえ。

 東和広「ユキポンのお仕事」。いやーびっくりした。まさかこれが映像化されるとは。しかも実写かよ……(ヤンマガHPの情報ページ)。なんか写真を見るかぎり、芸人の人が着ぐるみを着て演じるらしい。うーむ。これは微妙だ……。まあ漫画とは別モノだと考えたほうがいいかもしれない。それにしても阿部秀司「エリートヤンキー三郎」といい、最近意外なドラマ化が続くなあ。平本アキラ「アゴなしゲンとオレ物語」は、突如ゲンさんがちゃんこ鍋で料理勝負する。アゴゲンの食い物がらみの話はだいたい面白いのだが、今回もすごくむちゃくちゃで良かった。本当に問答無用。平本アキラは凄いなあ。これだけ長くやってても枯れることがない。

【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 3/19 No.14 小学館 B5中

 花沢健吾「ボーイズ・オン・ザ・ラン」。田西の前に、かつての仇敵・青山が登場するも、彼は思いもよらない姿となっていて……。お話的には青山が昔のままの状態でなおかつイヤな奴であり続け、それを強くなった田西がやっつけるというほうがカタルシスはあるのだろうけど、そういう展開にはなりそうもない。不完全燃焼ともいえるが、変わり果てた敵を見るというのは、なんとも切ないですなあ。

【雑誌】週刊少年ジャンプ 3/19 No.14 集英社 B5平

 巻頭カラーの新連載、福島鉄平「サムライうさぎ」が面白かった。剣の腕は立つけどぶきっちょな損ばかりしている若い侍と、彼に婿入りした天心爛漫で自由人な元気者のヨメの物語。主人公は父と兄を武家社会の不条理によってくだらないことで失い、一度は事なかれ主義に流されそうになるも、ヨメさんの朗らかな気性のおかげもあり、まっすぐ生きる武士としての本分に立ち返る。絵柄がけっこうかわいげがあるし、ネームにリズムがあっていい味を出している。お話としてもちょっと泣けるし、読後感も爽やかで清々しい。夫婦関係については、一緒になってからごく短い時間しか経ってないせいであっさりしたものだけど、ほのかな暖かみは感じられる。控えめなところがむしろ好ましい。福島鉄平はコミックフラッパーのときから見てたけど、そのころと比べると独特なガチャガチャ感はなくなったものの、少年誌向きに整理された絵柄になってて、これはこれで好印象。第1話めはまずバッチリ決まったので、今後も頑張っていただきたい。

 武井宏之「重機人間ユンボル」は10話めでおしまい。印象に残るネーミングや、土木関係の物事を元ネタにするという発想自体はなかなか良かったと思うんだけど残念な結果に。いろいろな建築関連のギミックなども生かせそうだったし、もうちょっと読んでみたかったんですけどねえ。ちともったいない。

【雑誌】ビッグコミックオリジナル 3/20 No.6 小学館 B5中

 安倍夜郎「深夜食堂」が掲載。今回は納豆をめぐるお話で、まあちょいと粘っこいカップルのお話を一つ。ページ数は短いけど、ちょっとトボけた味のあるお話を飄々と展開しててたいへんうまい。それにしてもこの人も新鋭とは思えない味を出してますな。まるでベテランみたいな枯れた味わい。


3/3(土)3/4(日)……大事で極上

【単行本】「鈴木先生」2巻 武富健治 双葉社 A5 [bk1][Amzn]

 いやー鈴木先生おもしれー。中学校の教育現場で起こるさまざまな問題を、真摯すぎるほどに真摯に描いていく作風は、異様なほどのテンションの高さで有無をいわさず引き込まれる。生徒の人気投票で否定されて人格崩壊していく山崎先生の様子にはずっとドキドキさせられっぱなしだし、クラスで問題が起きたときの鈴木先生の苦悩も切々と迫ってくるものがある。普通の教育現場ではとるに足らないものとして処理されかねないささいな問題をも、一つ一つ、しつこすぎるくらいに丁寧に浮き彫りにしていく様子にはやはり圧倒されてしまう。「コップの中の嵐」が、コップという枠をはみ出して読む者までぐわんぐわんと揺さぶっているような感じ。絵が濃すぎるくらいに濃いし、ネームなどもしつこすぎるぐらいにしつこいので「これはちょっと……」と思う人もいるかもしれないが、好き嫌いがハッキリ分れるのは、それだけこの作品が強烈なパワーを持っている証でもある。

 あと鈴木先生の女生徒・小川に対する邪な想いがどんどん募っていく「小川病」の描写は毎回素晴らしい。とくにこの巻で出てきた、鈴木先生の雨ガッパ&長靴フェチという意外な性癖はもう最高だった。あまりにも意外な着眼点に爆笑してしまった。この部分をあまり強調しちゃうのもどうかという気もするが、やはり触れずにはいられないポイントだ。この小川病、それから鈴木先生による学校教育が、どのような方向に向かっていくのか今後もすごく楽しみ。

【単行本】「大地獄城・血だるま力士」 平田弘史 青林工藝舎 A5 [bk1][Amzn]

 平田弘史の昔の作品は、本当にぼんぼこ出てきますねえ。この作品には、壮絶な復讐劇モノの「つんではくずし」と、驚愕の力士の生き様を描いた「大相撲士魂伝」2本が掲載。

 「つんではくずし」は、この単行本では「大地獄城」というタイトルになっているが、一族を殺害して国を奪った武将に対して、滅ぼされた家の遺児が復讐を果たそうとするという物語。主人公の太平は戦乱のさ中に片足を失うも、その強力でもって武勲をあげ、身分を偽り仇の武将の元で仕官して出世を果たす。そして相手が完全に信頼しきったところで復讐に転じるのだがその様子がすさまじい。凄惨な拷問を行い、生爪をはがし目をえぐり、腕や足が腐ってきたらそれを切り落とすといった具合に、体の部位を一つ一つ奪っていく。しかし相手に死ぬことは許さず、気も狂わんばかりの労役につかせるなど、ありとあらゆる人道にもとる行為を加えていく。復讐が復讐を呼んだ末の愚を、これでもかこれでもかとものすごい濃度で描き連ねていく様子はまさに圧巻。その残酷描写の強烈さには度肝を抜かれるし、何よりお話としても面白い。古さをまったく感じさせない迫力ある一作。

 あと「大相撲士魂伝」は、江戸時代の強烈な力士群像を描いていくといった内容で、こちらも強烈。相手の肉を突き破るくらいまでに頭突きを鍛え上げた力士とか、やはりものすごく過剰。とにかく力づくで読ませる雄渾な作風に、またまたシビれさせていただきました。

【単行本】「放浪息子」6巻 志村貴子 エンターブレイン B6 [bk1][Amzn]

 学園祭編の巻。クラスの演劇で、男女取り替え版の「ロミオとジュリエット」をやることになり、修一くんたちの周囲はいろいろ沸き立つ。この巻ではとくに、マコちゃんと千葉さんがかわいいなあ。マコちゃんは修一くんほど容姿にはすぐれないものの、なかなかおちゃめな性格で、女装方面についても頑張ろうという意欲が感じられる愛い奴。また千葉さんは修一くん大好きな気持ちを抑えきれず、いろいろヤキモチやいたり周囲に対してイライラをぶつけたり、落ち着いているようでかんしゃく持ちな性格が見てて面白い。またロミオに扮した姿もカッコイイ。

 あとはまあいつもどおり修一くんの女装姿はヤバい。犯罪的にカワイイ。今回はもう下着にまで興味を持ち始めてしまい、だんだん歯止めがきかなくなってきた。そろそろ声変わりし、体毛があちこちに目立ち始める時期を迎えんとしているが、この危機に修一くんはどう立ち向かうのか。相変わらずとても楽しく人間観察できる作品です。

【単行本】「ひまわり伝っ!」 TAGRO 白泉社 B6 [bk1][Amzn]

 アニメもやってた「ひまわりっ!」の漫画版。借金返すために金につられて忍者学校の教師をやることになった主人公ハヤトと、彼に助けられて一目惚れしちゃった忍者女学生のひまわりを中心としたドタバタコメディといったところ。ひまわりたちを描くTAGROの作画がたいへんキュートで、内容のほうもドタバタ他愛なく気楽に読める。正直なところ「すごく面白い!」ってほどではないんだけど、原作から考えるとまあこんなもんかなという気はする。女の子のかわいさといった原作の魅力部分はちゃんと生きてるし、手堅い出来といえるのでは。

【単行本】「魔界戦記ディスガイア2」2巻 へかとん メディアワークス B6 [bk1][Amzn]

 わりと気楽に冒険中。主人公に惹かれつつある魔王の娘のロザリンドがなかなかかわいらしくていいじゃないですか。まあエロ漫画で描いていたときと比べると、へかとんが型にハマった感じで作品を描いているので、その点ではもう一つではあるんですが。この人の描くキャラはたいへんに可愛らしく萌え度も高いので、もっともっと持ち味が出るような展開に期待。今のところへかとんの一番イイ部分がまだあまり出てない感じ。ベタベタに甘ったるいくらいのほうが持ち味出ると思いますね。

【単行本】「さらい屋五葉」2巻 オノ・ナツメ 小学館 B6 [bk1][Amzn]

 雰囲気自体は悪くないんだけど、今まで読んだオノ・ナツメ作品の中では、珍しくピンと来ない。お話のヒキが弱いし、キャラクターもヘタレた侍の政之助、怪しい族の頭目である弥一とまずまず魅力はあるけど、もう一つグッと来ないか。徐々にお話は動いて来つつはあるものの、お話はいまいちつかみどころがなくて煮えきらない。今後の盛り上げに期待したいところ。

【単行本】「MOONLIGHT MILE」14巻 太田垣康男 小学館 B6 [bk1][Amzn]

 この巻もしっかり面白い。ついに宇宙に戻ってきた吾郎だが、宇宙開発をめぐる各国の思惑はさらに交錯し、それは破壊活動という形で現れて来ている。まあそんなわけでさらに雲行きは怪しいんだけど、この巻の吾郎はカッコイイ。ロストマンと組んで、宇宙での困難か救助作業を敢行し、そのバイタリティとくそ度胸で乗り切っていく姿はなんとも頼もしかった。ロストマンとはお国の事情などもあって反目していたけど、今回の一件では息の合ったところを見せる。いざというときに見せる信頼関係が「男だねぇ」って感じでしみじみ良かった。

【雑誌】COMIC XO 4月号 オークス A5平 [Amzn]

 弐駆緒「凜と都古の胸キュンDiary」は、読者投稿でシチュエーションを決めて誌面でヒロインたちにエッチなことしちゃうぞーという読者参加型企画。今回は6話めで、チアガール女子が敗退した野球部の面々に輪姦されちゃうという内容。この手の読者参加型企画はポシャリがちなものだけど、意外とちゃんと続いてるほうかな? 漫画のほうのテンションもわりと高め。ただ「こういう投稿を漫画化してみました〜」というのは、漫画の後ではなく、前のほうにしてもっと強調したほうが、より「読者のユメを漫画にしてみましたよ」ってな雰囲気が出ていいかも、という気はしないでもないかな。でもそうすると最初にこれからやることのネタバレしちゃうわけだから、漫画としてみるとイマイチかもしれないし……。微妙なとこか。

【雑誌】COMICプルメロ 4月号 若生出版 B5中

 けっこうカラーが多めな作りのエロ漫画雑誌。48ページもカラーがある。その中で今回とくに目立ったのは、恩田チロ「おとこのこ♂おんなのこ♀」あたり。肉感的な塗りが美しく、むちむち感たっぷりの女体描写が劣情をそそる。エッチシーンでの女の子の喘ぎ顔も艶があってなかなかのもの。あと今号買った目的の一つが春風道人が初登場していること。「サービス残業」というタイトルで、スパルタ女上司を部下の冴えない男がオフィスで調教というパターン。最初、この人はロリものの印象が強かったけど、意外と巨乳ものもこれはこれで悪くない。


3/2(金)……オレたま折れたまま

【雑誌】ヤングアニマル増刊 嵐 4/1 No.4 白泉社 B5中 [Amzn]

 作:原田重光+画:瀬口たかひろ「オレたま」は5話めだが、主人公に射精させようと狙っている小悪魔娘がけっこうかわいくなってきた。主人公に惚れてしまった小悪魔娘が、彼のちょっとした気遣いにテレまくったり、彼を誘惑せんとするサキュバスに対してヤキモチやいちゃったりしてる様子がなかなかええ感じ。

 堀江智宏の読切「いと小さき君のために」。主人公の前に突然魔物退治系の娘が現れるが、彼女は3年前に亡くなった主人公の妹によく似ていた……ってな感じで始まるアクションもの。堀江智宏は「フェルマーが笑ってる」のときはだいぶ垢抜けない雰囲気の絵柄だったけど、今回はちょっと絵をすっきりさせて萌え度をアップさせてきてるかな。亡き妹を想う主人公の気持ちがまっすぐで、ちょっと乳臭い甘っちょろさもまずまず悪くない印象。

【雑誌】ヤングガンガン 3/16 No.6 スクウェア・エニックス B5中

 作:太田垣康男+画:C.H.LINE「FRONT MISSION DOG LIFE&DOG STYLE」がリニューアルして連載再開。二つの超大国により分割されていて、両軍による最新兵器の実験場的な状態になってしまった島で繰り広げられる、最新人型兵器による凄惨な戦争の模様を描いていくという作品。作画は太田垣康男ではないものの、本家と似た感じの絵柄で、メカや人物がゴッツく描かれており、なかなか迫力はある。今回は再始動ということで、お話をイチからやってて戦闘本番ではないが、かなり激しい作品になっていきそうではある。読みごたえのある作品になりそうなんで、しっかり続いてほしい。

 小林立「咲 −Saki−」。巷では「巷では萌え要素ばかり取り沙汰されるが麻雀漫画としても面白い」と取り沙汰されてもいるようだが、やっぱり萌え描写も凄い。まあ一枚絵としての萌え力もあるのだが、とにかく隙さえあれば、どこにでも萌えを盛り込まんとするその心意気は見上げたものがある。今回も、のどかが頬を染めながらチュルンとラーメンをすするシーンがやけに色っぽいと思ったら、その後にすかさず必然性なく入浴シーンを挿入。咲がベッドに寝っ転がってるシーンでもなんとなくへそ出し。ちょっとずりさがったパジャマのズボン部が、その先にある股間部を意識させずにはおかない。決勝戦の朝も着替えシーンで萌え部位を意味なくアップに。あと面白いなーと思ったのは、ぱんつが見えそうなアングルの画面で、あえて股間部をフキダシで隠しているところ。隠されているがゆえに、かえって「見えそで見えない感」が強調されている。この頑張りはスゴい。

【雑誌】週刊漫画ゴラク 3/16 No.10 日本文芸社 B5中

 土山しげる「喰いしん坊!」。万力の政vs.西山の試合はけっこう呆気なく決着。最後の虚無感あふれる政の表情はけっこう良かった。村生ミオ「SとM」。主人公を襲う沙耶の凶刃。それにしてもさすがにこれはいくらなんでも気づくだろー。沙耶は詰めが甘すぎる。せっかく若さとやる気と行動力があるのだから、もっとしっかりやってもらいたい。

【雑誌】コミックバンチ 3/16 No.14 新潮社 B5中

 古屋兎丸「彼女を守る51の方法」。ジンに近づいてきた頼りになるけどうさんくさい男はやっぱ裏がありましたか……。あと109を根城とする女性だけの自警団みたいなのも出てきて、これまでの個人レベルの話から、だいぶ団体レベルの話になってきた。お話がまた大きく動いていきそう。

 長田悠幸「天の覇王」は最終回。ラオウのお話としては絵が軽くてもう一つノレないままだった。長田悠幸作品は、相変わらずもう一つブレイクしきらんですね。あと今号では「オレ達の卒業」と題してギャグ漫画2本が掲載。それぞれ小田原ドラゴンとルノワール兄弟が執筆している。小田原ドラゴンは本当に雑誌を問わず、いろんなところに出てきますなあ

【雑誌】フラワーズ 4月号 小学館 B5平 [Amzn][定期購読:出版社

 吉田秋生「海街diary」シリーズ第3話「二階堂の鬼」が掲載。姉妹だけで住んでる香田家に越してきた末の妹・すずが、今回は鎌倉の中学校に編入。そして地元のサッカーチームに入ることに……という展開。今回は上の三姉妹はほとんど目立たず、すずちゃんがお話の中心。多少素っ気ないところはあるけどけっこうかわいいすずは、学校でも注目を集め、サッカーのチームメートも彼女のことを気するようになっていく。でも恋愛はいくぶん控えめで、どっちかっていうと今回は友情のほうが強め。チームメート男子の一人が足の病気になってしまう……というちょっとツラいシーンもあるけれども、同級生の面々が気のいいヤツら揃いなんで、全体としては暖かい読後感を与えてくれる。このシリーズはしみじみした味わいもあるし、かわいげもあるしでけっこう楽しみにしてます。

 岩本ナオの読切「やがてキラキラ」は、2月号に掲載された「チマチマの贈り物」の続編。前回は、ちょいとトロくて手間のかかる女子・ミイナが、幼なじみの男の子・司くんとつきあい始めるといった内容だったが、今回はその後のお話を、司くん側の視点から描く。最初はミイナのことをカノジョとは意識できなかった司くんだが、ちょっとした事件をきっかけにやがて……ってな感じのお話。微笑ましいし、ラストのあたりはけっこうトキメキ感も増大。なかなか楽しく読めました。

 江平洋巳「白いバラの乙女」は最終回。高嶺の花のお嬢様・月子に惹かれ、近づいていった夢見がちな少女・美子が、残酷で完全無欠かのように見えた月子の素顔を知る……といったストーリー。二人の少女の話を、ミステリアスかつ美しく描いててなかなかに面白い作品だった。二人の少女がときに対立し、ときに寄りそうさまは、百合っぽさもけっこうあって心華やぐものもあった。最後はいくぶんあっさりした感じもあったが、まあこの作風だと妥当な落とし所か。これは1冊にまとまったら単行本でまとめ読みしたい。

 小玉ユキ「羽衣ミシン」は2話め。現代版「つるのおんがえし」ラブストーリーを楽しく展開中。つる女の人がまあ人間の常識とかはさすがにないので、美人なんだけど天然ぶりを発揮している様子がユーモラス。絵のほうも描き慣れるにつれきれいになってますなあ。あと西炯子「波のこちらは」、さいとうちほ「1812」はどちらも2話構成の後編に当たるお話が掲載されている。

【雑誌】コーラス 4月号 集英社 B5平 [Amzn]

 石井まゆみの新連載「ボンクレー☆ショーガッツ」がスタート。ベンチャー企業向けに貸し出されることになった、とある学校の元旧校舎が舞台。その建物に引っ越してきた建築デザイン会社勤務の女性を主人公に、ドタバタコメディが展開されるといった感じ。隣接する新校舎は依然学校として機能しており、しかもオフィス自体も元が学校施設ってことで、なんとなく学園祭的な雰囲気を醸し出しつつ、ヒロインたちは仕事をしていく。舞台装置のおかげで、ビジネスや恋といった大人の物語は展開させつつも、どこか学生時代っぽい雰囲気やノリが混じってくる。あと生徒や先生たちもからんでくるだろうし、設定がうまくハマれば、賑やかで面白い話になりそう。先の展開が楽しみ。

 谷川史子の読切「春が来たなら」は、お互いに親離れ、子離れできない父娘の物語といった感じ。父親は名の売れた作家で、その妻は死んで娘さんと二人暮らし。で、娘さんは父親の担当編集者の青年と恋人同士という設定。娘とカレシがつき合っている様子を見て、父親はいろいろジャマしようとするし、娘は娘でそれを面倒に感じつつも父親を残して家を出ていくのは心残りで……ってな感じ。3人の関係をほのぼの優しく描いてて、読後感は暖かい。登場人物が3人だけということもあり、コンパクトにきっちりまとまったお話に仕上がっている。

【雑誌】メロディ 4月号 白泉社 B5平 [Amzn]

 別冊付録でついていた、作:佐藤多佳子+画:勝田文「しゃべれどもしゃべれども」の2話め。これは1話め同様、とても面白かった。若手落語家である主人公・今昔亭三つ葉と、それぞれの事情により彼のもとで落語を習うことになった4人組の物語。個性的な5人のメンツが賑やかに動き回る様子が面白いし、みんなが集まったことで、少しずつ各人の周囲がスムーズになっていく過程も微笑ましいものがあった。勝田文のスッキリほの暖かい絵柄も物語にバッチリ合っている。勝田文は「Daddy Long Legs」もとても面白かったけど、やっぱり原作つけたほうが良い人なのかなあ? まあ選ぶ原作にもよると思うけれども。ともあれ2話ともとても面白かった。単行本化も期待。

 本誌のほうでは巻頭によしながふみと羽海野チカの対談が掲載。私生活でもこのお二人はたいへん仲が良いそうで……。なんだかイチャイチャ12ページも語っておりますので、ファンの方は読まれるとよろしいかと。ちなみに「大奥」は今回は載ってません。

【雑誌】コミックメガストアH 4月号 コアマガジン B5平 [Amzn][定期購読:Fujisan

 DISTANCEが再登場。「アブソリュートノーマル!!」。秘かにカワイイと思っていた生徒会の後輩男子が、こっそり自分のかばんの中の体操着を漁ってその匂いを嗅いでいたと知ってしまって、ヒロインの先輩女子はドッキドキ〜、ってな感じのところからお話がスタート。まあヒロインさんのほうも彼のことが好きだったので、当然そのままエッチに突入〜となる。豊満で汁気十分、柔らかそうなナイスバディーを駆使して激しく展開するエッチシーンは、相変わらずの実用度の高さ。それにしてもDISTANCEまでコアマガに定着しちゃうとなると、ますます層が厚くなっちゃうな。

 和六里ハル「大妹×3」。お互いにベタボレ状態なチビ兄&デカ妹さんのシリーズも今回で最終回。最初はデカ妹のぺースに巻き込まれっぱなしだったチビ兄だが、今回はリミッターがハズれてしゃにむに妹さんにむしゃぶりついていく。若いって素晴らしい。このシリーズはキャラが兄妹ともに立ってたし、ドタバタ&デレデレで楽しく読めた。単行本でまとめて読むのも楽しみにしてます。

 ED「HEART to HEART」。クラスでも人気の元気娘の奥野さんと、シャイな学級委員男子が、奥野さんの病欠&ご家庭訪問をきっかけに結ばれるという内容。今回はエッチシーンも良かったけど、元気で明るい奥野さんの笑顔がキラキラしてて印象的。絵がうまいなあ。てりてりお「春風注意ショーツ」。男性教師とマジメそうなめがねっ娘女子が屋上で開放的に露出系エッチ。めがねっ娘ヒロインのぴちぴちした肉感がええ感じです。やっぱこの人の絵柄はかわいいですな。

 しなま「幼なじみX2」。MUJINとかで描いている人だけどメガストアHは初登場。突然転向してきたお嬢様、それから同じクラスの幼なじみ、二人に求愛されちゃって主人公はもうタイヘンって感じのお話。タイプの違う二人との3Pにぜいたく感が。あと上乃龍也「姉妹REC」の後編も相変わらずつやつや感たっぷりの女体がエッチ。こちらも姉妹同時エッチの模様は豪勢でよろしうござんした。


3/1(木)……genuineな事務員

▼3月の単行本購入予定。データはbk1まんが王倶楽部の新刊予定を参考に作成。リンク先はAmazonのワード検索。リンク先URLはスクリプトによる自動生成なので、まだAmazonのデータベースに登録されておらず、該当物件が表示されないリンクもありますのでご了承ください。

▼2007年3月購入予定
3/2 「太臓もて王サーガ」6巻 大亜門 集英社
3/3 「すみれの花咲く頃」 松本剛 講談社
3/5 「ひたいに三日月」 時計野はり 白泉社
3/6 「でろでろ」9巻 押切蓮介 講談社
3/6 「アゴなしゲンとオレ物語」24巻 平本アキラ 講談社
3/7 「ピースオブケイク」4巻 ジョージ朝倉 祥伝社
3/7 「新婚はん」1巻 IKARING 祥伝社
3/8 「椿ナイトクラブ」4巻 哲弘 秋田書店
3/9 「下町マドンナ食堂」5巻 中田ゆみ 少年画報社
3/9 「彼女を守る51の方法」3巻 古屋兎丸 新潮社
3/9 「喰いしん坊!」12巻 土山しげる 日本文芸社
3/9 「武富健治作品集 掃除当番」 武富健治 太田出版
3/中 「ばら色の頬のころ」 中村明日美子 太田出版
3/10 「へべれけ」 かるま龍狼 ワニマガジン社
3/10 「すごくしてね」 EB110SS メディアックス
3/12 「セクハラマン」3巻 ながしま超助 双葉社
3/12 「街角花だより」 こうの史代 双葉社
3/15 「日本巨乳党」 RaTe
3/16 「スマッシュ!」3巻 咲香里 講談社
3/17 「サタニスター」2巻 三家本礼 ぶんか社
3/19 「ハチワンダイバー」2巻 柴田ヨクサル 集英社
3/19 「密林少年 −Jungle Boy−」2巻 深谷陽 集英社
3/19 「GRANDEEK ReeL」1巻 桜瀬琥姫 集英社
3/19 「ラバーズ7」6巻 犬上すくね 小学館
3/下 「青春うるはし!うるし部」 堀道広 青林工藝舎
3/下 「縄文物語」 高室弓生 青林工藝舎
3/20 「しゅごキャラ!」3巻 PEACH-PIT 講談社
3/20 「シグルイ」8巻 作:南條則夫+画:山口貴由 秋田書店
3/20 「覚悟のススメ」1巻 山口貴由 秋田書店
3/20 「もずく、ウォーキング!」2巻 施川ユウキ 秋田書店
3/20 「ジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日」1巻 戸田泰成 秋田書店
3/20 「気持ちいい場所」 島本晴海。 蒼竜社
3/22 「妖魅変成夜話」4巻 岡野玲子 平凡社
3/23 「はんな of the Z」1巻 吉川かば夫 メディアファクトリー
3/23 「夢を見る人 〜魯粛伝」 佐々木泉 メディアファクトリー
3/23 「ふたつのスピカ」12巻 柳沼行 メディアファクトリー
3/23 「オーバーマンキングゲイナー」6巻 作:富野由悠紀+画:中村嘉宏 メディアファクトリー
3/23 「私家版魚類図譜」 諸星大二郎 講談社
3/23 「しおんの王」5巻 作:かとりまさる+画:安藤慈朗 講談社
3/23 「パノラマデリュージョン」1巻 小原愼司 講談社
3/23 「喰いタン」7巻 寺沢大介 講談社
3/23 「実録!関東昭和軍」2巻 田中誠 講談社
3/23 「バガボンド」25巻 井上雄彦 講談社
3/24 「すもももももも〜地上最強のヨメ〜」7巻 大高忍 スクウェア・エニックス
3/24 「大人になる呪文」1〜3巻 パニックアタック ワニブックス
3/24 「大東京トイボックス」1巻 うめ 幻冬舎コミックス
3/24 「BEAST of EAST」3巻 山田章博 幻冬舎コミックス
3/24 「いとしのニーナ」1巻 いくえみ綾 幻冬舎コミックス
3/24 「武死道」3巻 ヒロモト森一 幻冬舎コミックス
3/24 「魔乳秘剣帖」1巻 山田秀樹 エンターブレイン
3/26 「エマ」8巻 森薫 エンターブレイン
3/27 「かみちゅ!」2巻 鳴子ハナハル メディアワークス
3/28 「モナミちゃんねる!」 さそうあきら 双葉社
3/28 「ポコとワンダフル」 D.P フランス書院
3/29 「艶恋師 放浪編」1巻 作:倉科遼+画:みね武 実業之日本社
3/29 「ユリア100式」3巻 作:原田重光+画:萩尾ノブト 白泉社
3/29 「ゆびさきミルクティー」8巻 宮野ともちか 白泉社
3/29 「職業・殺し屋。」9巻 西川秀明 白泉社
3/29 「ふたばの教室」2巻 八神健 白泉社
3/30 「びんちょうタン」2巻 江草天仁 マッグガーデン
3/30 「チナミの風景」 野本明照 小学館
3/30 「団地ともお」9巻 小田扉 小学館
3/30 「医龍」13巻 乃木坂太郎 小学館
3/30 「バンビ〜ノ!」8巻 せきやてつじ 小学館
3/30 「闘え!ハンラ・ウーマン」 田中圭一 ぶんか社

【雑誌】近代麻雀 4/1 竹書房 B5中

 今号の注目は、山田ガレキ「リーチと闇」。常にヒップホップ的ノリな軽いあんちゃんが麻雀するというお話なのだが、その浮きっぷりがサムすぎていい味を出している。いちいちツモったりリーチするたびに、両手の親指と人差し指を立てて叫び、背景には「SYAAAAAA!」とか「YAAAAAAA」とかいったグラフィティ調の書き文字が躍る。そして最終ページは「あんたいいノリだねー!!!」と軽く締めくくり。もっとゴツい絵柄ならヒップホップもまだ似合うかもしれないけど、いかにも軽めな絵なんで、セリフとかも全然心に響かない。韻も踏んでないし「YO」とかもあんまりいわない。やるならもっと徹底的にやればいいのに……と思わずいいたくなってしまうような中途半端さ、ヌルさが、妙な味になっててマイハートを直撃した。

 前田治郎「ナグモ」。なんかますますアヤしい展開になってきた。ナグモには兄貴がいるんだけど、どうやらその兄ちゃんが元ロッカーだったのが、カルト教団に取り込まれてイカれてしまった野郎であったらしいという過去が語られる。イカれた後の兄貴は、屋外で直立して「ラララララララララ」と怪しげな歌を歌ったりしてて、目つきもかなりアブない。これまでもけっこうヘンな漫画ではあったが、ますますエスカレートしていきそうで、ちょっとワクワクしてきた。

 菊池あきお「修羅の杜」は新連載。なんか牌の声が聞ける系の天才にーちゃんがブイブイいわす麻雀漫画という感じ。作画的には適度に劇画調で適度にスッキリしてて悪くはないけど、なんだかもう一つ特徴が見えてこない。麻雀漫画の場合、天才にーちゃんが出てくるのは当たり前なのでなにがしかのプラスアルファはないと厳しい。

【雑誌】ビジネスジャンプ 3/15 No.7 集英社 B5中

 作:永井豪+画:有賀照人「ハレンチ学園 〜ザ・カンパニー〜」が連載に。タイトルどおり「ハレンチ学園」を会社版にしたというお話。有賀照人の絵柄だと、永井豪的な柔らかさやテキトー感がないので、その点やっぱノリが違うなー。まあ有賀照人ならではの面白さ、馬鹿馬鹿しさが出てくればいいんですが。

【雑誌】モーニング 3/15 No.13 講談社 B5中

 福満しげゆき「僕の小規模な生活」は今号も掲載。なんかずいぶん定着してきましたな。漫画に描かれている内容が、売れなくて100円ショップの店員やってたころのお話なんで、「よくぞここまで……」という気持ちになる。ただ福満しげゆきがあんまりビッグになってキャラ変わったらいやだな、という気持ちもないではない。

 あと今号には、モーニングの公式サイトで行われた新鋭作家競作「マンガバトル」において1位となった松全太郎「お霊のプー」が掲載されている。死後、記憶を亡くしてさまよっていた浮遊例が、人間に憑いて守護霊になるよう言い渡されるが……といったところから始まるハートフルなドラマ。絵的には泥臭いところもあるけど、お話としては完成されてるしけっこううまい。ただ導入部とかはかなり情報量が多くてゴチャゴチャした感じなので、丁寧に読む人でないと読み飛ばしがちな作品という気もする。とくに雑誌掲載の場合だと、ほかの作品はもっと読みやすいわけだし。

【雑誌】ヤングサンデー 3/15 No.13 小学館 B5中

 盛田賢司の新連載「花蓮女学院高校男子剣道部」がスタート。男女共学になったばかりの女学院で繰り広げられる剣道漫画といったところ。盛田賢司としては原点に帰ったって感じだけど、ヤングサンデーという舞台を意識してか、ちょいと柔らかめなサービス部分も用意。萌え的表現を得意とするタイプの人ではないけど、このくらいはやったほうが持ち前のストイックさが緩和されてちょうどいいかな……? なんだか微妙な始まり方ではある。

 西森博之「事務員A子」はシリーズ化が決定。といってもまあ不定期掲載みたいだけど。ちょいと変わり者で細かいことでもほっておけない面白女子のA子さんが活躍する、ドタバタコメディといった感じ。まあ軽い内容だけど、さすがにキャリアのある人だけあって、手堅いうまさを感じさせる。本当は続きモノをやって欲しいところではありますが。

 読切、いわしげ孝「親父の日」は、ハネっ返りで家族を疎んじていた主人公が、突然田舎から出てきた父親と再会して、ギクシャクしつつも一緒に酒を飲む。その後しばらくして父は死去するが、そのときになってようやく彼は、口下手だった父の隠れた想いを知るという内容。典型的な「親孝行したいときに親はなし」な物語だが、この人もさすがにうまくてしっかり読ませる。

【雑誌】ヤングジャンプ 3/15 No.13 集英社 B5中

 本宮ひろ志「まだ生きてる…」。リストラされて自殺しようとしたが、結局山奥で野生生活を始めちゃったおっさん岡田憲三。山から食料を得て、ゴミ捨て場から家財道具などをゲット、ねぐらも用意して悠々自適……と思ってたら、今度は女までゲットか! まあ本宮ひろ志だけにいずれやりそうな展開ではあったけど、いくらなんでもドリーミングすぎ。いや別にそれでもいいんですが。葉月京「Wネーム」は最終回。まあ手堅くまとめてきっちり最終回。No.16にもカラー特別袋とじもある模様。

【雑誌】週刊少年チャンピオン 3/15 No.14 秋田書店 B5平

 施川ユウキ「サナギさん」が巻頭オールカラー+2本立て(オールカラーなのは1本めのみ)。面白いけどカラーにする意味あんまりなし。作:森高夕次+画:松島幸太朗「ショー★バン」は、最終ページのところに「次号、ついに感動の最終回!!!」と書いてあるけど、これは「試合が最終回」って意味じゃなくて、連載が最終回なんですよねえ……。次号予告にも「最終回」って書いてあるし。なんかいきなりブチッて感じだけど、高校編でも始めるんですかね?

 作:大西祥平+画:中里宣「涅槃姫みどろ」。こっちのほうは本当に最終回。わりと好調に推移してると思ったんだけど、わりとサクッと終わったような。本田真吾「卓球Dash!!」の出張版、「水原先輩がゆく!!」は4回連続掲載の最終回。めがねっ娘・水原先輩が毎回素っ頓狂な活躍しててけっこう面白かった。今回の温泉卓球編もかなり馬鹿っぽかったし。

 作:青山広美+画:山根和俊「ギャンブルフィッシュ」。相手方のマジック名人女が突然全裸。一回隠しもしないで脱いだ後、次のコマのときは胸を隠し、その後カードを操るときはまったく隠さない。いっぺん隠した意味はなんかあるのだろうか。哲弘「椿ナイトクラブ」。今回はまた茜がいい感じで脱がされてますなあ。いいツルペタ乳っぷりだ。あとマツリセイシロウ「マイティハート」も毎回けっこうサービスシーンが充実しててわりと面白い。

【雑誌】快楽天 4月号 ワニマガジン B5中 [Amzn]

 巻頭カラーは、ぼっしぃ「明かりのトラブル」。停電になった暗がりで主人公&カノジョがエッチなことに耽るといった内容。塗りがキレイでちょいと天然気味なカノジョさんがかわいい。ラブラブな話なんで甘やかで後味も良好。それにしてもこの人も新しめな人だけどうまいですねえ。そろそろ単行本出ませんかね。北河トウタ「いろふぇちIII」フルカラー漫画。この前登場した痴女さんが今回は別の男にヤラれてるんだけど、なかなかエロい。彼女ある主人公に横恋慕しているこの痴女さんは、けっこう頭悪くて見てて楽しいものがある。

 いーむす・アキ「妖怪発情記番外篇 ミコミコ」。かっぱ少女と主人公のラブラブエッチが基本だけど、今回はそこに妖怪退治をしようとしている巫女さんもからんでくる。それにしてもだんだんかっぱ少女もキャラが出てきてかわいくなってきたなあ。今回のバレンタインチョコを送ろうとするシーンとかは、たいへん初々しくて良かった。チョコ渡しながら股間をトロトロさせてたりする様子とかも笑えるものがあって良い。

 田沼雄一郎「Angler in the Bus 〜大きい彼女の彼への事情〜」は、バスの中の出来事がきっかけで知り合った、大柄な女子と小柄な男子のエロエロ話。快楽天は再登場になるけど、このまま居着くかな? 個人的にはあまりヌクという感じではないものの、やっぱり田沼雄一郎の絵柄はむっちりしてて好きだ〜。かるま龍狼「ポチんちん」。またしてもしょうもないネタで来ましたな。ちんこまるだし的なフォルムをしたペットのポチに、近所の女どもは夢中でもう群がりまくりですよ、ってな感じのドタバタエロス。実にシュールなネタなのに、エロ度もキープしててさすがだなあ。

【雑誌】ポプリクラブ 4月号 マックス B5中 [Amzn]

 ありゃ。いきなり発行もとが変わってる……。これまで晋遊舎から出ていたのが、発売元がマックスに変更。晋遊舎からもおしらせが出ている。ポプリクラブと同時に、エロゲー雑誌の「PUSH!」も発売元が変わった模様。何が起きたのかは知らないけど、別に知りたいとは思わないので気にしない。内容のほうは、見た感じこれまでとくに変わったところはない。相変わらずラブラブでエロ度も高めな作品が満載で、充実度は高い。

 まずヤスイリオスケ「ちょっとくらい腐ってるのが美味いんですよ?」は再登場。今回は短期連載化する模様。オタクなめがねっ娘さんと、なんやかやと彼女とエッチしまくっている軽めな男子によるラブコメ。ヤスイリオスケのつやつやした女体描写、たっぷりした巨乳はやはりとても魅力的。また今回は主人公男子の幼なじみツンデレ系少女も出てきて、三角関係になるかな〜といった気配。お話面でも面白くなりそうで期待。

 あかざわRED「ろりあね」はドタバタ感たっぷりで楽しい作品。主人公が、居候先の幼なじみねーちゃんほか、その家族ともやりまくっちゃうというお話。コミカルでピチピチしててエロもしっかりやってて好調。井ノ本リカ子「くすりゆびハニー」は連載2回め。いきなり婚約することになった同じ学校の少年少女が、一緒に暮らしてエッチするうちにだんだんラブラブになっちゃうという内容。甘ったる〜いエロシーンと、ふよふよした肉体描写はさすが。BENNY'S「おしおきねえさん」は例によって姉モノ。巨乳ねえさんがエロくってええです。

 真田鈴「くっき〜もんすたぁ」もラブコメ的にええですのう。ヒロインさんが上司の娘で、いつもは主人公を下僕的に扱いつつも、実はベタボレという様子が都合よくて好ましい。De「ワガママな彼女」もいつもながら。腰が細くてお尻の小さい女の子がカワイイ。この人の場合は作画がとにかく良いので、いつも目に美味しい。中年「必殺おしおき人」は、生徒会長な女の子は普段は主人公をしかり飛ばしてて、裏では主人公に調教されてるっていう二面性がお話の妙。この人の画風もスッキリしてるけど独特の味があって特徴的ですな。

【雑誌】阿ウン 4月号 ヒット出版社 B5平 [Amzn][定期購読:7andyicon

 師走の翁「シャイニング娘。」はまた番外篇で、「『娘。』のいる風俗ビル」の3話めが掲載。今回は6期メンバーの非冥エリと華鉈れいながお客様にご奉仕しちゃうよ〜んという内容。相変わらずエロシーンは華やかかつガッツリやっててボリューム感はある。あとずっと焦らし続けた「シャイニング娘。外伝VI来襲」は、次号でようやく最終回となりそう。真海「妹…」はもうタイトルどおりの妹モノ。ぴっちりと吸いついてくるような女体の描写がエロい。まあお話的にはちょいと前置き少なめで、終わり方も唐突という感じはしなくもないけど、これだけエロければオッケーだとは思う。

 田倉まひろ「Open Succesess」。主人公のカノジョは、いつも顔を赤くしてはにかんでいる慎ましやかなところがチャームポイント。でもその理由は実は……といった感じで、けっこう下らないネタを展開していく。田倉まひろの絵柄は瑞々しくて親しみやすく、なかなかにキュート。元気も良いし、けっこう気に入っている。あべもりおか「Let's be Lady!!」は、こなれて滑らかな絵柄がわりと良い。女生徒さん4人がそれぞれエロい目に遭ってて、ヤッてるシーンは盛りだくさん。

【雑誌】COMICパピポ 4月号 フランス書院 B5中 [Amzn]

 D.P「Only You3」前編。ポコシリーズなんだけど、今回はご主人様のほうが狙われていて、若干シリアス展開かな〜といったところ。あと狐娘のお姉さんのほうが、ご主人様とエッチしてなんかけっこうノリノリなあたりが、ツンデレっぽさを感じさせて悪くない印象。初登場、如月モユ「かわいいスイミー」はピチピチしたフレッシュな絵柄が好印象。普段のシーンのハツラツとした画風と、ギャグシーンの頭身縮めた絵柄の違いもなかなか楽しいものがある。

【雑誌】エンジェル倶楽部 4月号 エンジェル出版 B5平 [Amzn][定期購読:Fujisan

 フジヤマタカシ「彼女の仮面」。この人はエンジェル倶楽部初登場。目の光の入り方にちょっと特徴のあるキュートな絵柄がわりと好きな人。ちょっと鉛筆描きっぽい画風も良い。今回は、いかにも優等生な感じのめがねっ娘生徒会長が実は淫乱で、主人公が彼女の虜になっていく……ってな感じの内容。巨乳、パイズリってな感じのシーンが個人的には印象的。山本よし文「ボクの中出し日記」は3話め。最近の山本よし文は、絵柄をちょっと萌え系にシフトしようとしてきてるかな? これまでよりも若干絵柄が柔らかめになってる。


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