2003年10月中旬


10/20(月)……小巫女院

COMIC SEED!の最新14号から新連載オノ・ナツメ「ラ・クィンタ・カーメラ〜五番目の部屋〜」と、きづきあきら「ヨイコノミライ!}がスタート。というわけで読んでみました。オノ・ナツメのほうは、単身イタリアに留学した女の子のお話。自分の好きな分野をストレートに出してきた感じで期待。きづきあきらはなんだかずいぶん絵を変えてきましたなー。すごい巨乳さんも登場してるし内容も学園コメディだし。同人誌のころから愛読していたのでびっくりしたけど、前の絵柄はすごくうまいけど商業誌向きかっていうと違う感じもしていたので、商業誌でやっていこうとするのなら正しい選択かもしれない。絵は変わっても読ませる力はやはりしっかりしているし。

【雑誌】ビッグコミックオリジナル 11/5 No.21 小学館 B5中

 福本伸行「最強伝説黒沢」。いやー、素晴らしい。今回の黒沢さんの述懐もまた最高だった。チンピラたちにボコボコにされた後の空白期間、黒沢さんがやっていたこととは! 登場するアイテム選びも絶妙。あとファミレスの隣の席で、黒沢さんの弁舌に感動している若者がすごくいい。村上もとか「龍」。ああ、懐かしいあの人が! このキャラクターがお話にからんでくるかどうかはかねてから気になっていたので、今後の展開に注目。深巳琳子「沈夫人の料理人」。奥様は今回も李三の男心を弄びまくり。今回は針仕事専門の雇い人の女性も利用してちくちくと。やり口が巧妙すぎて李三がかわいそう。面白いけど。弘兼憲史「黄昏流星群」。「笑う星るすマン」編が終了。初老の訪問販売員の男と、50歳処女の女性とのラブロマンスという脂っこいお話。こういうベタベタなストーリーを描くと、弘兼憲史のオヤジくささが際立つ。まったくこのオヤジは……。

【雑誌】ヤングマガジン 11/3 No.47 講談社 B5中

 古谷実「シガテラ」。今のところけっこう平和な青春モノになっていて、こんなに幸せでええんじゃろうかという展開。でも前作「ヒミズ」があっただけにどうしても気は抜けない。なんだか不穏な雰囲気もあったりはするし。宮下英樹「ヤマト猛る!」は次号で最終回。ラス前はいい感じで盛り上がっていた。この誌面では目立ちにくいほうだったかな?という気もするけど面白い作品だったと思う。福本伸行「賭博破戒録カイジ」。このヒキで次号休載か……。山本マサユキ「ガタピシ車でいこう!!迷走編」。この人の描く女の子は案外色っぽくていいですのー。

【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 11/3 No.47 小学館 B5中

 三宅乱丈「ペット」はクライマックス。と思ったら次号で最終回かー。もう少しじっくり語ってほしかったような気も。玉井雪雄「オメガトライブ」。ここしばらく出て来ている気持ち悪い顔の暗殺者がイイ。顔の造形一つひとつがキショくて、これに殺されたらいやだろうなあと素直に思える。こういう悪役をちゃんと作れるのって重要だと思いますよ。作:雁屋哲+画:花咲アキラ「美味しんぼ」では、歌いながら料理をする気持ち悪い集団が登場。これラップっぽいのか……。リズムの感じられない歌詞がグレート。

【雑誌】週刊少年ジャンプ 11/3 No.47 集英社 B5平

 「武装錬金」はお休み。河下水希「いちご100%」。今回は西野さんがいつもよりも柔らかな雰囲気でかわいい感じでした。とっととやれー、と思わせつつやらないのが少年漫画ラブコメの醍醐味でしょう。加治佐彦「NOW AND ZEN!」。禅寺の息子だけど雑念だらけでちっとも座禅とか組めないあんちゃんが、タイムスリップして仏像泥棒なマッドサイエンティストと戦うって感じのストーリー。久保帯人っぽい絵柄でアクションは派手。完成度は高いと思う。

【雑誌】花とゆめ 11/5 No.22 白泉社 B5平

 樋口橘「学園アリス」。最近ラブコメ色をちょっと強めているだけあり、みかんがかわいめに描かれている。天然すぎて誰かとくっつくというふうではないものの。藤原規代「HELP!!」は新連載。医者を夢見る女の子の奮闘コメディといったところ。女の子の目がくりっと大きめ、素直な絵柄でなかなか良い感じではある。日高万里「ひつじの涙」は次号で最終回とのこと。

【雑誌】まんがくらぶオリジナル 12月号 竹書房 B5中

 かたぎりわかなの掲載量が25%減。具体的にいうと4コマ1本だったのが、今回は3コマだった。平岩功次「私立カルメン学園2の1組」。なかなかいいギャグセンスしてると思う。他愛もないギャグだけどときどきツボに。


10/19(日)……不躾な部室

▼ニフティから入会9周年メールが到着。ネットはニフティのパソコン通信で始めたんで、来年でネット10年目ということになる。そういえばネット始めたころはまだ大学生だったんだなあ。

【単行本】「Cotton」 紺野キタ ポプラ社 B6 [bk1][Amzn]

 なんともまあ美しい。表題作「Cotton」は、紺野キタが同人誌で発表した作品をまとめたもの。とある雨の日に偶然出会った奈月と理子の二人。その後で理子が、奈月姉の結婚相手の妹であったことが判明。理子は他人に心を開くことのない頑なな娘だが、なぜか奈月にはなついてしまったらしい。そして歳下だが美人で自分を見透かしているかのように思える理子に奈月はドギマギさせられるが、しだいに心を通じ合わせていく。これはいい感じに美しい女の子の友情物語。二人が距離を縮めていく間の感情の機微が繊細な手つきで描かれていて、とてもいい雰囲気。百合な作品ではあるけれど、ベタベタしすぎず、節度を持って清らかに描かれてるのがいいです。

【単行本】「エロバカ学級日誌」 Dr.モロー&スタジオ寿 司書房 A5 [bk1][Amzn]

 あー、こりゃいいですわ。とある高校の4人の男子が「マン研」(実はマ○コ研究会)を作ってバカ丸出しな行動をしていくという作品。それに綾瀬川&秋月という男子教師2人も加わってドタバタする。やっていることは本当に他愛もないし馬鹿馬鹿しいんだけど、そこがいい。いかにもそこらへんにいそうな奴らの、そこらへんにありそうな青春絵巻って感じがするところが。最終話で彼らが再会して昔の想い出に浸るシーンとかは、ちょっぴりジーンときちゃったりもするし。それにしても女の子が全然からまない青春だなあ。ヌルい部活モノ、っていうか部室モノとか好きな人にはオススメです。マン研に部室はないけどね。

【単行本】「HELLS ANGELS」2巻 ヒロモト森一 集英社 A5 [bk1][Amzn]

 死んでもいないのに死後の世界にある学園に迷い込んでしまった女の子・天鐘りんねが、現世に戻るべくジタバタする。そのうちに事態はなんだかものすごく大きなことに……。雑誌掲載だとお話が追いづらい感じはあるのだけど、単行本でまとめて読むと面白い。りんねをはじめとして、キャラクターがバイタリティにあふれてるし。あと韮沢靖デザインのモンスターもかっちょいいしね。

【単行本】「ハラハラドキドキ」1巻 清野とおる 集英社 B6 [bk1][Amzn]

 土手でハトにエサをやっている怪しいババアにちょっかいを出したら、呪いでお腹に人面瘡が! というわけで主人公・シゲルおよび彼の幼なじみの女の子・面子の、人面瘡との共同生活を描いていくドタバタギャグ漫画。この人のアクの強い作風は気に入っている。でもこの作品についてはいまいちノリきれてないかなーって感がある。もう少しヘンな人やムチャな展開が、自然にスルッと出てきてほしい。ハトババアと同類であるらしいペーニスさんはわりといいけど。

【単行本】「REAL」3巻 井上雄彦 集英社 B6 [bk1][Amzn]

 この巻も読ませる。事故に遭い、下半身不随になってしまった高橋の、現実との闘いがこの巻のメイン。怪我する前はイヤミな奴だったし、その後もときどきそういったところは見せているけれども、その苦闘するさまには心を揺さぶられるものがある。あと自分がどうしたらいいか見出せない野宮のほうにも興味がいく。彼は顔は怖いし不器用だけどいい人なので、いい道が見つかってほしい。でも現実的な話、今の日本ではバスケで食うことは難しいだろうし、社会人チームに入るにも高校での実績がないわけだし、どうしたもんだろう。マイナースポーツを、趣味以上のレベルで続けていくというのはなかなか難しそうだ。

【単行本】「フェイスガード虜」2巻 おおひなたごう 秋田書店 新書判 [bk1][Amzn]

 すばらしくナンセンスでげすなー。虜がことあるごとに女ちゃんにキスする回とか、エロ本の偉大なる力とか、すっとぼけたアイテムや展開をスルッと出してくる呼吸がたまらない。シャレてます。

【単行本】「吼えろペン」9巻 島本和彦 小学館 B6 [bk1][Amzn]

 富士鷹ジュビロ先生とのサイン会対決など。いつもながらアツく馬鹿馬鹿しく楽しい。漫画教室編とかもムチャなこといってて、さすが炎尾先生という感じ。それにしてもこの作品ももうすぐ10巻になるのかー。こんなに長くやるべき話かなあという気はちょっとするんだけど。

【単行本】「ファミレス戦士プリン」1〜3巻 ひのき一志 少年画報社 B6 [bk1][Amzn:1巻/2巻/3巻

 爽快にくだらないHコメディ。エロゲーマニアだった主人公シュウタが、20歳の誕生日に親が残したファミレスの店長に就任。実はそこで働くウエイトレスたちは地球の平和を守る戦士で、彼女たちとHをしたりしながら、作戦の指揮をとったりしていくのだった……というストーリー。とにかくなんも難しいこと考えないで読める。

 ところでひのき一志の絵って、なんか見ててすごく目のやり場に困る的な感覚があるなーと思う。どこかぎこちなく貼り付けたような美少女たちの表情、デコラティブな衣装、必然性もなく見せまくるパンチラ、ファミレスの制服の上から浮いた乳首。全部が全部、どうしたもんかなーという感じを与えてくれる。20代後半のOLがセーラー服着てコスプレしてるみたいな……。この手のヒラヒラした美少女モノって、今どきだと絵がうまい人じゃなきゃってところがある。ひのき一志は絵はけしてうまくないと思うのだけど、それでもあえてイタいファッションの美少女たちを描き続けていることからして、「この人は本当にこういう世界が好きなんだろうなあ」というのがビンビン伝わってきてしまう。コメントとか見ても作者自身もどうにも明るくて、心底楽しんでる感じがして良かった。やっぱりつまんなそうに描かれるよりは楽しそうなほうがいい。実際には苦しいかもしらんけど他人の苦労なんか見たくないから……。


10/18(土)……ボイン防止欲と某陰謀ショック

▼横浜中華街に行き、「金陵酒家」という店で暴飲暴食。こういう機会に心置きなく呑んだり食ったりできるようにしたいという願いから踏台昇降を始めた俺だけに、まあいい感じでここぞとばかり食ってきました。肉とか野菜とか海産物とか。なるべくお腹を空かせておこうと思って、踏台は出かける前にあらかじめ踏んでおいた。ちなみに男6人で行ったんだけど、そのうち5人までが踏台昇降経験のあるメンツだったことが判明。ビバ踏台。そしてビバ中華。ただ帰宅途中でちょっと気になっていた地元の焼き鳥屋に入ってみたのはやりすぎだったかも。脂っこかった。

▼本日の踏みで「ぱにょぱにょデ・ジ・キャラット」を見終わる。最初はあんまり期待してなかったんだけど、意外と良かった。子供向けにきっちり作ってあるって感じ。なんか童話みたいで、けっこう楽しめた。1回4話構成でテンポ良く話が切り替わるので踏台にも好適。

▼未読物
【単行本】「HELLS ANGELS」2巻 ヒロモト森一 集英社 A5 [bk1][Amzn]
【単行本】「ハラハラドキドキ」1巻 清野とおる 集英社 B6 [bk1][Amzn]
【単行本】「REAL」3巻 井上雄彦 集英社 B6 [bk1][Amzn]
【単行本】「フェイスガード虜」2巻 おおひなたごう 秋田書店 新書判 [bk1][Amzn]
【単行本】「ファミレス戦士プリン」1〜3巻 ひのき一志 少年画報社 B6 [bk1][Amzn:1巻/2巻/3巻
【単行本】「吼えろペン」9巻 島本和彦 小学館 B6 [bk1][Amzn]

【雑誌】ウルトラジャンプ 11月号 集英社 B5平

 今井神「ニードレス」。第三次世界大戦後、外界から隔離された汚染区域に住みついた「不要者」たたちの中から出てきた、数々の超能力を操る集団「ニードレス」の活躍を描いていく冒険活劇。これまでシリーズ掲載されていた作品が、仕切り直して連載化。アクションは派手でいかにもウルトラジャンプらしい作品。灰原薬の読切「浅草奇譚」。人とさまざまなものとの縁を結んだりほどいたりする「紐師」の少女が活躍。バーズとかに載っていそうなシャープで上品な絵柄が特徴。すごーくインパクトがあるってわけじゃないけど、自分なりの世界が確立してて完成度は高い。今村陽子「プリママテリア」はホムンクルスの少女と、彼女を作った博士の愛情物語。こちらも絵は達者でうまいです。萩原一至「BASTARD!!暗黒の破壊神」は、鉛筆描き掲載で次号からしばらく休載。来年初頭から再開予定とのこと。正直、この作品についてはもうどうでもいいや、と思っている人も多いんじゃないかと思うけど、こういうことやっちゃうとさらにその人数は増えそうな気がする。

【雑誌】月刊サンデーGX 11月号 小学館 B5平

 島本和彦「吼えろペン」。やはり富士鷹ジュビロ先生がからんでくると、大人げなさが倍増して面白い。ジュビロ先生の邪悪な微笑みがいいなあ。犬上すくね「ラバーズ7」。最近恋愛色が増してきて面白くなってきたと思います。なつきちゃんも表情がこなれて可愛くなってきたし。イダタツヒコ「美女で野獣」。修学旅行編。といっても今回の主役は、アカネたちと一緒に行動することで明るくなることを決意した引っ込み思案なメガネっ娘。バトルもいいけどこういうのどかな話もいいね。いけだたかし「FADE OUT」はひさびさ掲載。こかげのクラスメートで恵まれない家庭環境にあるおともだちのお話。途中は息づまるツラめな展開だけど、最後は暖かく締めくくり。

【雑誌】チャンピオンRED 12月号 秋田書店 B5平

 松本英「ラヴラビイズ」。この人のギャグは力ワザ感があってわりと好き。渡辺航「征服ぬいだら♪」は健康診断で、胸がちっちゃいことを気にしているののみが暗躍。いつもながら頭が軽くてらびゅ〜という感じ。速野悠二「おキツネさまでChu♥」は今回からシリーズ連載化。おキツネさまの力でダメ荘園が美女に変身、事件を解決〜というコメディ。まあ女の子わんさか漫画ではあるのだが、絵柄がちょっとなつかしめな美少女絵って感じなのが和む。

【雑誌】オースーパージャンプ 11月号 集英社 B5中

 あんまり読むところがないなあ……。作:武内伸+画:大泉孝之介「一杯の魂」。ラーメン屋さんのご主人取材漫画。意外と手堅くいけているような。作画の大泉孝之介の器用さが光る。

【雑誌】コットンコミック 12月号 東京三世社 B5中

 すけきよ「隣の庭の芝がすごく青く見える」。お隣さん同士で夫婦交換。なんかこの人の絵だとすごく罪悪感ないな……。渡辺ヒデユキ「募る想い…」はキャプテンマスカキシリーズの2回め。なぜかマスカキに惚れてしまった女性が、マスカキに再会すべくレイプされてみるとかいうお話。ものすごいまったり感が漂う。しみじみ好きだ。

【単行本】「capeta」1〜2巻 曽田正人 講談社 B6 [bk1][Amzn:1巻/2巻

 なるほど面白い。月刊少年マガジンで連載中のカート漫画。幼いときに母を亡くして父親とともに暮らしてきた少年・平 勝平太(通称:カペタ)。いつもいろいろなことを我慢して聞き分け良く暮らしてきたカペタのために、父親が手作りのカートをプレゼントし、カペタはそれにのめり込んでいく……というストーリー。最終的にはF1あたりまで登り詰めることを視野に入れてるっぽいけど、今のところはカートレース。家は貧乏なのでほかの参加者みたいに豪華なカートにも乗れないけれど、カペタは勘、および頭の良さ、そしてど根性で自分ならではのライディングテクニックも身につけていく。迫力のあるレース描写、魅力的なキャラクター作りなど、さすがだなと思わせるものがある。ヘルメットをかぶっているため口が露出しないので、表情に変化がつけにくいかなとは思うけど、その分目の輝きでモノをいわせてます。これ以降の巻にも期待。

【単行本】「美鳥の日々」4巻 井上和郎 小学館 新書判 [bk1][Amzn]

 安定して楽しい。きちんとラブコメしてます。コータの女装ネタとか美鳥にメイド服着せてみたりとか、お楽しみシーンも盛り込んで賑やかに展開。まああとは綾瀬さんが報われてくれるといいなあと。


10/17(金)……ゾンビ運動

▼未読物
【単行本】「Cotton」 紺野キタ ポプラ社 B6 [bk1][Amzn]
【単行本】「エロバカ学級日誌」 Dr.モロー&スタジオ寿 司書房 A5 [bk1][Amzn]
▼18日売り
【雑誌】ウルトラジャンプ 11月号 集英社 B5平
【雑誌】月刊サンデーGX 11月号 小学館 B5平
【雑誌】チャンピオンRED 12月号 秋田書店 B5平
【雑誌】オースーパージャンプ 11月号 集英社 B5中

【雑誌】別冊ヤングマガジン 11/1 No.049 講談社 B5中

 途中まで読んでてなんだか今回は最終回が多いな〜とか思っていたら、案の定この形態では最終号で、次からリニューアルとのこと。新別冊は12月26日発売。執筆陣は高田裕三とか恋緒みなとはとりあえず確定で、新人漫画家のサバイバルレースとかいうのもアナウンスされている。市川ヒロシ「2人暮らし」が新増刊でも続くのはうれしいところ。

 で、今号ではまず押見修造「アバンギャルド夢子」の最終回。ちんこ観察少女夢子がついに自分の求めるモノを見いだす。なんかハジけた展開で面白かった。夢子の目の異様な輝きとかも良い。最後はなんかやたらポジティブ。その前向きさ加減とちんこのコントラストがちんこの賜物であると思うと味がある。なお11月6日に単行本が出るそうです。やったー。前川かずお「キャットアスリートMIKE」後編。TV番組でのキャットファイトでわざと負けるよういわれ、その中でベストを尽くさんとする売れないアイドルのMIKE。でも戦隊モノ仕込みの格闘テクニックが火を噴いてしまい……。とてもダイナミックな描写で非常にしょーもないことをやる作風は健在。

 森繁拓真「学園恋獄ゾンビメイト」。血みどろ学園恋愛バトルロワイアルに幕。面白うございました。ゾンビ化した生徒たちが脳味噌をすすり合う激しい恋というムチャクチャ刺激的なことをやっていながら、全体としては純粋に学園ラブコメに仕上がっているというバランス感覚が凄い。ラストも爽やかというかなんというか、あくまで恋愛ベースな味付けは崩さない。やっぱりこの人は見るべきものを持った作家さんだと思う。でも単行本化予定は書いてない……。

【雑誌】ビッグコミックスペリオール 10/31 No.22 小学館 B5中

 西原理恵子の新連載「上京ものがたり」。雑誌の表紙に「サイバラ泣かせ節ワールド始動」と書いてあるように、そっち側の路線。星里もちる「ルナハイツ」は、主人公のあんちゃんの元婚約者が登場して、ちょっと軌道に乗り始めていた社員寮生活に暗雲。今回の扉のアオリ「再会−、それは、甘く… 切なく…… 鬱陶しい……」ってのがいいね。確かにこれは面倒くさそうだ。まあ浮世さんほどじゃないだろうけど。

【雑誌】コミックバンチ 10/31 No.46 新潮社 B5中

 日高建男「満腹ボクサー徳川。」。藤堂との試合目前で、徳川にも気合いが入る。身体の引き締まりっぷりからもそれが伺える。なかなかアツい戦いが展開されそうで次号からが楽しみ。

【雑誌】コミックメガストア 12月号 コアマガジン B5平

 エロ漫画雑誌としては今、群を抜いてるんじゃないでしょーか。どれか1冊買うならコレという感じ。エロは濃い目なんだけど続き物が多く、意外とストーリー性も強かったりして満足感あります。殺伐とした漫画も案外なかったりするのも好みだし。

 まず巻頭カラーは竹村雪秀「Take On Me」。背が高くてカッコイイ女子・大野さんと、チビでメガネくんの津田とのラブラブH生活。一見クールそうな大野さんのカワイイところがだんだん見えてきていい雰囲気。月野定規「♭38℃」はラブラブ肉奴隷漫画とでも申しますか。イジメられていたカワイイ男子と、女の子二人の関係が逆転。今度は男の子が責める側に。現在は男の子水原くんに対し、女の子の片割れメグミちゃんがメロメロ状態に突入。そしてもう一人のほうにとりかかる……という感じ。ラブラブムード満点でありつつも、それをぶっ壊して新たな関係に突入というスリリングな展開がたまらない。最初の登場時と比べてメグミがずいぶんしおらしくなってしまっている様子にドッキドキです。この人はラブラブもエロも、どちらも高いテンションのまま両立できちゃうのが凄いなー。

 鬼ノ仁「ハニィビイ」。肉体関係から始まった二人の距離が近づいている。でもそれを破壊しようとする者の悪意も迫り……。こちらも味付け濃いです。和六里ハル「発電ぱんだくん!」。男の子も女の子もかわいい〜。「グリグリビューティ」のころから満載だった妄想がいい感じで弾けてます。来鈍「御家庭の快楽」。うーんハーレム。男一人に美少女4人。おめでたい。もちもちした肉がくんずほぐれつでエロ密度がたいへん高い。「ウチらももっと妊娠させて♥」という扉のアオリとかパワーありますね。それにしても「もっと」ってなんだ。古事記王子「クローバー」は最終回。精神薄弱な男と気の弱い彼女との肉欲生活がリセットされたと思ったら……。ラストシーンは「そりゃダメだろー」と思う反面、なんか切っても切れない腐れ縁という感じの甘さもあり、なんだか楽しかった。

 國津武士「Empress!!」。幼女帝ちゃんと主人公はけっこうラブラブ。でもラストでちょっと暗雲が。もともと絵柄はロリロリぷにぷにでかわいい人だけど、最近漫画としてもうまくなってると思う。女帝ちゃんのくるくる変わる表情も見てて楽しいし。遊び心があって良い。このほか十羽織ましゅまろ、THE SEIJI、みやびつづる、黒岩よしひろとか気になる人がいろいろいて、ギャグでは古賀亮一「ゲノム」もある。メガプラスも、この作家陣の半分でもいれば……とか思っちゃったりする粒の揃いっぷり。


10/16(木)……昨夜死んだ男子役さ

▼このところ日記タイトルで回文を使うことが多い。個人的にはアナグラムより回文のほうが作るのは楽。たくさんとなるとつらいだろうけど、回文は単語を機械的にさかさまにして使えるかどうか検討すればいいのに対し、アナグラムは配列の自由度が高い分、それなりに面白い文やきれいな並べ換えになっているべきであろうと思うから。そのわりにはつまらないのが多いよねと思われるかもしれないが、それについてはどーも申し訳ありません。駄洒落の場合は文字の並び順を原型を止めないほどにいじるわけにはいかないので、個人的には一番難しいと思う。そのわりにはなかなか面白くならないのもキツい。

 ところで回文を作るためのソフトってあるだろうなーと思ってベクターで調べてみたら二つ発見。「回文回?」と「回文くん」。後者のほうはシェアウェアだってのが凄い。送金前は5文字までしか入力できないとのこと。アナグラム作成については「ana アナグラム」「アナグラム作成モウ太くん」ってのがありました。

【雑誌】モーニング 10/30 No.46 講談社 B5中

 高梨みどりの新連載「アメリカなんて大きらい!」がスタート。2001年9月11日の同時多発テロ以来、米国に行っていた彼氏と連絡がつかなくなって悲嘆に暮れていた主人公の舞子。彼女がついに業を煮やして、彼氏の父親とともに単身アメリカへ捜索の旅に出る……という物語。彼女の道中を通じて、アメリカという国の生の姿を描いていくって感じの作品になるっぽい。この作品タイトルはモーニングの主要購読層であると思われるサラリーマン層に対してはインパクトあるんじゃないでしょうか。最近佳作の多い高梨みどりだけに、今後の展開に期待。

 幸村誠「プラネテス」は久しぶりの掲載。ハチマキたちの乗る木星往還船「フォン・ブラウン号」は、今のところ長く退屈な航行を続けているところ。ずいぶん吹っ切れてリラックスしているハチマキの様子が頼もしい。菅原雅雪「暁星記」。また面白くなってきた。人間模様は一筋縄では行かず、まだまだ謎はいろいろ深そう。じっくり描いていってほしい。作:綱本将也+画:吉原基貴「U-31」は第一部・完。かつて天才と騒がれた後凋落したJリーガーの復活の物語。なかなか力の入ったドラマになっていて面白く読んでいる。第二部は来春再開予定とのことなんで、そちらも楽しみに待ちます。

 うめ「ちゃぶだいケンタ」。サトチンの転校してった学校で暗躍するなるたる娘は、鬼頭莫宏キャラに似ているだけあってやることがエグい。山田芳裕「ジャイアント」。そんなバカな!ってな感じの投球が炸裂。ものすごい誇張っぷりだけどこのくらい堂々とやられると気持ちイイ。小池田マヤ「バーバーハーバー」。なんか急展開。二人の恋愛もピンチって感じでしょうか。もうケコーンしちゃうといいと思う。新人の読切、三浦学「おおかみよ!!」は、好きな女の子に告白しようと思った男子がトイレで紙がなくてラブレターを使うかどうか……ってな選択を迫られるというドタバタギャグ。まあ今さら感のあるタイトルとネタといえなくもないけど、オーソドックスにコメディを作ろうとしている姿勢は悪くない。絵も爽やかで整ってはいるし。

【雑誌】ヤングサンデー 10/30 No.46 小学館 B5中

 一色登希彦「ダービージョッキー」(原案:武豊+構成:工藤晋)。ケイがとーちゃんと再会。わりと修羅場っぽい展開になるのかと思ったら、とーちゃんはかなりマイペースな人でわりとのんびり。味のある脇役が加わってまた面白くなるんじゃないでしょーか。森村大「パラダイス」。バンタム級のチャンピオンである太鼓腹の天の迫力あるファイトに、楽人たちは息を呑む。「満腹ボクサー徳川。」といい、太っちょボクサーがちょっとアツい、かも。

【雑誌】ヤングジャンプ 10/30 No.46 集英社 B5中

 井上雄彦「リアル」が掲載。ようやく戸川の所属する車椅子バスケチームが一体となって、軌道に乗り始める。でも戸川という器はそれに収まりきれないか? あと野宮が今後、自分の道としてはどんなものを見つけていくのかも気になるところ。作画もドラマ運びも堂々としてて読みごたえあります。漫(もも)画太郎「つっぱり桃太郎」では新ババアキャラが登場。なるほどこのネタをここで使ってきたか……。それにしてもこの作品は、満*画太郎作品の中では意外と普通にドラマ作りしてますな。

【雑誌】週刊少年チャンピオン 10/30 No.46 秋田書店 B5平

 水島新司「ドカベンプロ野球編」。日本シリーズが開幕したけど、さすがにまだ現実の勝敗が決まってないので時間稼ぎに来たか。シリーズには出ていない殿馬や山田らのFA話も並行して進めている。なんかもうドカベンファミリー一揃い全部メジャーに行っちゃったらどうすかね。いっそのこと新球団作ったりして。

 佐渡川準「無敵看板娘」。太田が、名前覚えられてない人の要請を受けてヒーローモノのレクチャーを開始。これまでヤラレ役なイイ人キャラだった太田だが、ことヒーローモノの話となると鬼と化す。最大瞬間風速でいえば美輝とタメ張れるかも。てなわけでいつもと違った一面が見られて楽しかった。桜井のりお「子供学級」もドタバタぶりが痛快で好調。みさき速「曲芸家族」は、ある日突然できた12-10人の妹がなかなかかわいいです。あ、片方は姉なんだっけ? まあ三つ子だからなんでもいーかー。馬場民雄「虹色ラーメン」では太陽母になんか惚れてしまったっぽい皇に注目。「奴を倒して薔薇の人妻を手に入れて世界を革命するのだ!」ってな展開になるんでありましょうか。いや、最近踏台昇降しながら「少女革命ウテナ」を見ておりましてね。

【雑誌】ラブマニ 11月号 平和出版 A5平

 駕籠真太郎「忍法武芸帳」。暴君な姫君による地獄テーマパーク話もけっこう長く続いてて、今回はなんだか山田風太郎的な展開に突入した。姫の偽物も現れ事態は意外な方向へ。このシリーズは、どんどんお話を転がしていく駕籠真太郎らしいキレがあってなかなかいい調子です。永間ひさし「10万円フェラ★」。とあるモデルをやってる女の子が、自分のホームページ見ておたより送ってきた男に会って、写真を撮られているうちにHな展開に。お話としてはオチとか弱いけど、この人のすっきりした絵柄はわりと好き。淡白だけど目もと口元あたりに色気があると思う。田中エキス「つめたいプールと静かな夏」。ほかには誰もいないプールで、それまではあまり喋ったこともなかったクラスメートの男女が仲良くなるというお話。まあステロタイプなストーリーではありますが、それだけに恋愛ムードも濃厚でけっこう楽しんで読めた。

【雑誌】ダンシャク 11月号 英知出版 B5中

 表紙に新装刊と書いてあったので試し買い。うーんでもあんまり目立つ作品はないかな。オーソドックスに美少女漫画雑誌してる、という感じ。執筆陣はひめはち、あまの・よ〜き、三月春人、LALAmate、佐藤茶菓子、ORIHIME、錦ヶ浦鯉三郎、WING☆BIRD、団藤アイジ、神無月ひろ、なお、姫はじめ、二本柳俊馬。そういえばWING☆BIRDは久しぶりに読んだけど、今はこういう絵になってるんだなあ。


10/15(水)……武功チーム

【雑誌】近代麻雀 11/15 vol.457 竹書房 B5中

 今号はわりと地味めな感じ? 天獅子悦也「むこうぶち」(原案:安藤満)。今号から安永と傀が初めて出会ったころのお話。安永さん若い!痩せてる!傀のほうはチラッとしか描かれてないけどあんまり変わってなさげ。

【雑誌】ビジネスジャンプ 11/1 No.22 集英社 B5中

 尾玉なみえ「アイドル地獄変」が最終回。終盤に近づくにつれどんどんアイドル業界からかけ離れ、ヘンな具合になってて楽しかったのだが。とりあえず単行本は12月下旬発売予定とのこと。もしかしたら出ないかもなーとか思ってたので一安心。

【雑誌】週刊少年サンデー 10/29 No.46 小学館 B5平

 井上和郎「美鳥の日々」は急展開。シリアスな出だしから入り、耕太に縛りくれたりとかしててサービスやギャグも入れて、おしまいでドーンとやって次回に続くという構成。そろそろお話をずんずん進めていくとちょうど良い頃合いかもしれませんな。単行本10巻以上とかやる話でもないような気がするし。

【雑誌】週刊少年マガジン 10/29 No.46 講談社 B5平

 コージィ城倉「おれはキャプテン」。カズマサのプラン通りとはいかないけどチームとしてはトントン拍子でいい調子。今回はわりと邪悪でないです。


10/14(火)……新選組軍戦士

【雑誌】イブニング 10/28 No.16 講談社 B5中

 今号から佐藤マコト「サトラレ」が月イチ連載化。最近ちと息切れ気味という作者コメントもあったので、まあしかたないかな。その分内容が濃くなるのならオッケー。ちなみに今回はサトラレの初恋編ということでサトラレのヒロシくんと美咲ちゃんのエピソード。いつも思うけどこの娘さんはかわいいです。佐藤マコトの描く女性は人が良さそうでええですね。川畑聡一郎「S60チルドレン」。好調。今回はガリ勉のクラスメート藤倉と、勉強しなくてもテストでいい点をとってしまうクラス委員長の対比を描いていく。委員長のほうは別に勉強が好きでも努力してるわけでもないが、藤倉はいつも彼に負けている。でもその中で自分だけのモノをつかんでいる藤倉を主人公の晶は素直に尊敬する。子供ながらもいろいろ考えている様子が毎回しっかり描かれていて面白い。寺沢大介「喰いタン」。こちらもいつもいい。でも次号からしばらくお休みして「ミスター味っ子II」をやるらしい。「喰いタン」のほうが好きだったので「えーっ?」という感じ。もしかして「味っ子」がらみで何か企画とかあるのかも?とか憶測。←別に根拠はないです。

【雑誌】ヤングチャンピオン 10/28 No.21 秋田書店 B5中

 丸尾末広「ハライソ〜笑う吸血鬼2〜」が最終回。これは丸尾末広だけにできるだけ紙質のいい状態で読みたいというのもあるだろうから、どうしても単行本待ちになりがちな作品。その単行本は来春発売予定とのこと。作:宮崎克+画:乾良彦「新選組黙示録」は新連載。まあタイトルどおり新選組モノです。そういえば今まであんまり意識したことがなかったんだけど、「しんせんぐみ」の「せん」の字って、「撰」でも「選」でもいいみたいですな。なんとなく「撰」のほうが正しいんだと思ってた。ところで新選組をネタにした漫画はいろいろあるけど、わりとどれも似たような感じになっちゃうんだよね。近藤、土方、沖田の役回りがどの作品でも大体同じなんで。あとどうしても司馬遼太郎「燃えよ剣」的になっちゃうってのはある。その点、フラワーズで連載している渡辺多恵子「風光」はオリジナリティがあるし、うまくやってると思います。

【雑誌】漫画サンデー 10/28 No.41 実業之日本社 B5中

 新連載、作:新堂冬樹+画:千葉きよかず「炎と氷」。サブタイトルは「ヤミ金・覇王伝説」。バンチでもヤミ金モノの作品が載るようになったけど、最近オヤジ漫画界ではヤミ金がアツくなってきているような気がします。長尾朋寿「ホロ酔い酒房」。今回は栗焼酎のお話。昨日から自宅酒を焼酎に切り替えたことだし、そのうち試してみるかな。ちなみに今は麦焼酎飲んでます。作:ひじかた憂峰+画:松森正「湯けむりスナイパー」。前回で、褌男から松茸ビジネスマン、っていうかヤマ師へと劇的な変化を遂げた松三。その後、俺の松三はどうなってしまったのかと思ったら今回は「湯けむり傑作選」。過去作品の再録でございました。ガーン。

【雑誌】漫画ゴラク 10/24 日本文芸社 B5中

 久しぶりに読んだけど、この手の雑誌はいつ読んでもスルッと入っていける。それだけ誰でも分かるように作ってるってことなんだろうなあ。どれか一つ、すごく面白い作品があるって感じじゃないんだけど、とにかく間口が広い。なんというか社会の潤滑油って感じがする雑誌です。個々の作品についてはお話はつかんでなくてとくにコレって感じじゃないんだけど。高橋よしひろ「銀牙伝説WEED」は今日も犬が戦ってるなーとか、天王寺大+郷力也「ミナミの帝王」はいつもより地味めな展開っぽいなーとか思いつつ読んだ。


10/13(月)……幼虫使用中

▼ぬ。体重は増えてないけど体脂肪率が上がった。ここ3か月くらい体重はBMI法による標準体重である62kg弱でほぼ不変。でもしばらく15〜20%くらいだった体脂肪率が25%くらいに。体脂肪率は測る時間によって5%くらいの差は出るんだけど、それでも高めな感じ。最近寒くなったので身体が脂肪を蓄積し始めたのか、それとも調子に乗ってビール呑みまくっていたせいか。このところ毎日のように1日2〜3缶は呑んでたしなあ。しばらくビールは控えよう。と思って焼酎買ってきました。結局呑むんじゃねえかと思われるかもしれないけど、濃いめの酒のほうが少量で満足できるし、いちおうあっちのほうがカロリー少なくてなんだか健康にいいらしいし……。ていうか呑んでテンション上げないと文章書けないときもねー、あるんすよ(←言い訳です)。

【雑誌】ネムキ 11月号 朝日ソノラマ A5平

 波津彬子「雨柳堂夢咄」がいい。和風で完成された世界。身寄りのない6歳の娘さんが、厳格な大おじのいる家にもらわれてきて、彼の厳しい教育を受けつつもほんのり心を通わせていくという物語。骨董品というアイテムの使い方にも情緒があっていいです。この人は英国モノもいいけど和モノもいい。TONO「チキタ★GUGU」。どんどん変わっていくラー・ラム・デラルの心。うーん切ないです。澄み渡った描写で毎度泣かせる。あと今号にはオガツカヅオ「イカしたマスターのいる店」が6ページほど掲載。以前同タイトルの作品がときどき掲載されていたけど、再録なのか新作なのかはよく分からない。で、Googleで検索かけてみたのだが、「イカしたマスターのいる店」だとウチとスズキトモユさんのとこしか出ない。ネムキなら熱心に掲載リストとか作ってるサイトもあるんじゃないかなーと思っていたので、これはちと意外だった。

【雑誌】ご近所ワイドショー 11月号 あおば出版 A5平

 普段読んでない雑誌を読むシリーズ。「ご近所モノ」は話のタネにしがちなジャンルであるわりに実情を知らないので、見てみるべきであろうとは思ってたんですよ。適当に選んで買ってきたのだが、個人的にはチマチマねちっこいものを期待していた。例えば「あの奥さんはゴミの分別をきちんとしない」「挨拶してもお高く止まっている」とかいって若奥様が近所の人たちにねちねちイビられて半狂乱になるとかそういう漫画。たまにカラオケに誘ってみたら、相手が思いのほか新しめの歌をうたってしかもウマイもんだから嫉妬したボス格の主婦にイビられるとか。あと郵便受けにカメムシを山ほど入れられるとか。そんなねちょねちょドロドロして、読むだに鬱になる作品でてんこ盛りなものが満載なのであろうとか、購入する前は想像していたんです。

 でも違っていた。特集は「夫婦のスキャンダル」で、意外に普通にラブロマンス。「ご近所」ってのは入口に過ぎないのね。こういうの読む層ってのはやっぱり30〜40代の主婦層がメインなんだろうけど、そういう人たちが若いころに読んだような少女漫画恋愛モノで主人公をそのまま大人にしたみたいな、そんな感触の作品が多かった。なるほどなあ。個々の作品についてはあんまり印象に残らず。今度はもっと嫁姑とか、家庭内不和でドロドロしまくった路線の本にもチャレンジしてみたいと思います。

【単行本】「なんてっ探偵アイドル」14巻 北崎拓 小学館 B6 [bk1][Amzn]

 トリコロールのうち、最も影が薄かったロリ系キャラ・可菜子が卒業して婦警さんを目指すことに。それに伴い新メンバーオーディションが行われ……という展開。個人的には新キャラのほうがいいね。理由は乳がデカいから。あと新キャラの娘さんはアキラのいる学校に転校してきましたよ。梨奈だけ同じ学校じゃないから今後は影が薄くなるかもねーとは思ったけど、いちおう室戸、片岡ともからんでるキャラなので大丈夫かな。それにしても最近はやっぱり露出度が高まってる。ヤンサンの方針なんでしょう。


10/12(日)……電撃の機嫌で

2003年8月31日コミティア購入分
【同人誌】「カレシは占い師・3」 衣羅ハルキ <Hee-Haw>
【同人誌】「海にでる川・山の灯り」 藤ノ木いらか <Hee-Haw>
【同人誌】「うかれ月夜」 谷山青 <谷山堂>
【同人誌】「星かんざし」 三五千波 <つくりもの>
【同人誌】「僕らの江古田間戦争」 <地味頁>
【同人誌】「おしまいの夏」 アイ3
【同人誌】「浮キ島ハ夢ニ帰ス」 いんけつみんたけぽんちょ
【同人誌】「衛星飛行」 いんけつみんたけぽんちょ
【同人誌】「Best Eleven 2」 <N.Y.JANCKERS>
【同人誌】「ひとりぼっちのお姫様」後編 果竜 <竜の子太郎>
【同人誌】「ぶっとびマンガ大作戦 Vol.7 のんびり・まったり編(完全版)」 新田五郎 <WAIWAIスタジオ>
【同人誌】「みるく☆きゃらめるは終わらない」 <みるく☆きゃらめる>
【同人誌】「電撃の雑誌11年史」 <雑誌の住人>

【雑誌】別冊マーガレット 11月号 集英社 B5平

 河原和音「高校デビュー」。きれいになりたいと願う女の子を主役に、なかなかいい感じにコメディしている。この人はすっかりうまくなりましたなあ。それから中原アヤ「ラブ★コン」。今回はラブラブ。いい具合に健全で隙がない。絵柄も華があってオシャレだし。ちなみに今号には「ラブ★コン」のドラマCDのスペシャル盤がおまけでついてます。美森青の新連載「ボディ」が巻頭カラーでスタート。16歳の女の子、佐倉凌子サンが惚れてしまった同じクラスのメガネくん。磨けば光りそうなものを持っている彼は、実は裏では高校生とホストを兼業していたのでした……というお話。途中まで読んだところで「ホストやってるとか?」と思ったがやっぱりそうだった。雰囲気は悪くないけど、ホストという選択はちと安易かなーとも思った。まあ出張ホストなので高校生との兼業もなんとかできてるんだけど。

【雑誌】comic天魔 11月号 茜新社 B5平

 ひぢりれい「想い」はこの雑誌を象徴するような漫画。兄と妹の初めてのラブラブHというお話。なんだけど本当にエロシーンの部分だけ抜き出しなんだよね。普通の漫画の場合、まずいい雰囲気の兄と妹がいてその二人がおうちで二人っきり、なんとなく桃色な空気が流れてちょっとしたきっかけで触れ合ってHに突入……とかまあそれなりのステップがあるじゃないですか。この漫画の場合、最初のページですでにお兄ちゃんが妹を押し倒している。まあその後告白シーンくらいはあるんだけど、基本的にはすぐHに突入。起承転結でいえば「転」の部分だけみたいな感じ。ドラマ部分だって基本的にはお定まりのことしかしないから略しちゃっても大過ないといえばそのとおりなんだけど、「(前略)→H→(以下略)」みたいな構成はどうかなと感じてしまう。でもコレでもけっこう面白く読めるのは、ひぢりれいの絵に負う部分も大きいんでしょうな。絵がすごくうまいので観賞には堪える、というか十二分にヌケて、ラブラブムードもいっぱいな作品に仕上がっちゃってはいる。また最小限の表現でドラマを描いた場合と同じような効果を出しているともいえないこともない。下手な人でこれやられたら本当に味気ない作品にしかならないでしょう。

 そのほかの作品も作画のきれいなエロめの作品が多いです。個人的には琴義弓介、まぐろ帝國、せらえ野蓮太い、おかだまつおか、岸里さとしあたりが好き。絵柄から見るに、せらえ野蓮太が水無月十三、岸里さとしが火野聡司ですかな。


10/11(土)……いばらララバイ

▼自宅パソコンで動画を再生していたら、突如マシンがフリーズ。その後再起動してみたら、デュアルディスプレイで使っているビデオカード2枚のうち1枚がいきなり映らなくなってビビる。しばらくしたら復活したんだけど、そろそろヘタってきたのかなー。現在はデュアルディスプレイの両画面で色を揃えるためPCIカード2枚にしているのだが、ファンレスにしたいとは思っていたし、そろそろ買い換えるかな? 個人的に今目星をつけているのはAOpenが販売しているRADEON 9200SEカードであるXIAi9200-DV128PCIあたり。玄人志向RD92SE-LP64Dも悪くない。GeForce FX5200でもいいんだけど、あっちはけっこう熱を持つみたいなんでちょっと不安。速度はFX5200>9200SEだけど、別にスピードは遅くてもかまわないし。最近はRADEON 9200/9200SE、それからGeForce FX5200が出てきたおかげで、ファンレスでDVI端子が付いたPCIカードの選択肢が増えてきている。個人的にはけっこうありがたい。

【雑誌】コミックビーム 11月号 エンターブレイン B5平

 今月号には岩原裕二「いばらの王」の特製コミックスカバーが付属。表紙も「いばらの王」。いつもながらこの雑誌の表紙デザインはカッコイイ。売上につながるたぐいのデザインなのかどうかは知らないけれども。

 桜玉吉が復活。「御緩漫玉日記」。以前からずーっといっていた、伊豆の玉吉邸がついに現実のものに、支払いはすごくたいへんそうだし、ぱそみちゃんはどうするのかとかいろいろ状況は動いておりますが、とりあえず家はとても羨ましい。でも伊豆とかだと本は買いにくいんだろうなあ。単行本はなんとかなるだろうが雑誌は難しそう。それさえなければ。吉田戦車「武侠さるかに合戦」。二娘と栗の親分がかっこいい。今回はとてもシリアス。なんだけどどこかトボけた味もある絶妙なバランスをキープ。いや〜毎度面白いっすよ。福島聡「少年少女」は、老人ホームに入っている老人たちを動物に見立てて描写していく。若い娘さんに昔好きだった女の面影を見てしまい、突飛な行動に出る老爺の行動が切なくしみる。

 唐沢なをき「さちことねこさま」。うーん、萌え漫画だ……。今号の表紙のブルマ姿のさちこなんかもう、確実に狙っているでしょう。メガネの厚みの描写なんかもさりげなくヒット。竹本泉「よみきり♥もの りんごのひみつ」。町中になぜか置いてあるりんご、そしてそれが気になって仕方がない女の子。そういえばすごく前に、何か物体を例に挙げてお話をする場合、例として挙げられるものはなぜかりんごが多いよねーということを書いたことがある。「ここに一つのりんごがある」「○○ちゃんはりんごを1個75円のりんごを3個買いました」などなど。別にレモンでも茄子でもアボガドでもよかろうもんなのに、なぜかりんご。きっとりんごには人間を惹きつける何かがあるに違いない。そして今回の主人公の女の子はそれを本能的に感じ取っていたのだ!とか思いながら、本屋の棚から取り出した本を山積みにし、その上にりんごを置いて丸善を後にした。

 志村貴子「放浪息子」。いろいろ事態は動いていきます。二鳥くん、女装をやめちゃだめだ! とりあえずまだ今は。森薫「エマ」はウイリアムぼっちゃまに恋するエレノアちゃんが可愛いなあ。このままウイリアムぼっちゃまがエレノアと結婚して、その後なんか戦争とかあった後、ラスト付近でエマと再会……なんて展開になるといいなあなどと、意地の悪い私は思ったりします。安永知澄「やさしいからだ」。おかあさんが病でふせっていて家事をまかされ、どんどん所帯じみていってしまっている小学生の女の子さきちゃん。気丈な彼女だが、病気、そして死の匂いを身近に感じ取っている彼女の心は少しずつくたびれていく。ってな展開で以下次号。今回はなかなか身にこたえるエピソード。描写の丁寧さはいつもながらにいい感じ。次回でどのようなお話にまとめあげるのか期待。

【雑誌】コミックバーズ 11月号 幻冬舎コミックス B5平

 いまいちパッとしませんなー。ところでバーズはいい加減「羊のうた」商売でマニアから絞ろうとするのはやめてくんないかなあと思う。限定300セットテレカ、4枚で5000円はやっぱボッてるなーと。あと今さら単行本全7巻ボックスセットとか出してるし。箱欲しさで買う人もきっといるんでしょう。箱だけ単体売りしてくれー。

 今号は画:ゴハ+作:六月十三「ワンダバスタイル」が巻頭カラー。九十九くんは初恋の人の身代わりとして自分を作ったのではないか……と悩んだりするキクちゃんの姿がいじらしうてよろしうございました。今この雑誌は、これと南京ぐれ子「あかてん☆ヒーロー!」かなあ。雑誌読み作品としてちゃんと動いている感じがするのは。

【雑誌】ビッグコミックオリジナル 11月増刊号 11/12 小学館 B5中

 唐沢なをき「けんこう仮面」。髪が薄くなってきたのを気にした某漫画家が、毛根とかいろいろなものをマイクロスコープで観察しまくるというお話。だからといって健康につながってるかというと全然そうでないような気もするが、面白いからいいんです。たくまる圭「アニキ」。ゆずの学校の運動会。仕事を終わらせてやってきたアニキとゆずの、暖かいエピソード。アニキいい人だなあ。あとやっぱりこの人の絵は見てて気持ちいい。花輪和一「刑務所の前」。最終コマの身もフタもなさがいかにも花輪先生らしい。じょぼぼぼ〜。あと佐々木泉「墨戯王べいふつ」、井浦秀夫「AV烈伝」なんかもコンスタントに読める。「墨戯王べいふつ」はそろそろ単行本化してほしいところでありますな……とか思っていたら、今回で第一部・完だとか。第二部はあるのかなあ……。

【雑誌】ヤングキング 11/3 No.21 少年画報社 B5中

 吉野ケイイチ「チキンデイズ」。成田くんのことを好きな女子が登場して、恋愛模様は錯綜中。「一人にモテると複数人にモテ出す」のラブコメ法則。いかにも普通の学園ラブコメって感じで好きだー。最近この人、絵が洗練されてきつつあるような。花見沢Q太郎「ももいろさんご」。こっちでもラブコメ法則が。さんご君が久々に水族館に行ったら、いるか飼育係のおねーちゃんがさんご君にフォーリンラヴ、といったところ。駆け足な展開だけど華やぎます。

 長田裕幸(こっちではまだ「悠幸」じゃないんですな)の前後編読切「CHALMELLA」。今回は前編が掲載。友達のスズキには何やってもかなわんと諦めて脇役的地位に甘んじていた主人公が、ある日道端でボロっちいテレビゲーム機を拾う。それを立ち上げてみたら、自分のクラスメートが総登場する格闘ゲームが始まり、主人公は熱中するがゲームの中でもスズキにだけは勝てない……という状況で以下次号。前編についてはストーリー進行のテンポが良く、けっこう魅力的だった。むろなが供未の読切「ナナミがゆく!!」は、男運のない女の子ナナミが主人公。真の男がいないことを嘆く彼女は、何をトチくるったかマグロ漁船に乗ってしまう……という極端な展開。サバサバしたストーリー作りとメリハリのきいた作画はなかなか好印象。わりといろいろ描いていけそうな新人さんだと思う。

【雑誌】ヤングマガジン 10/27 No.46 講談社 B5中

 絵柄の濃さで気になっている押切蓮介の新連載がスタート。「でろでろ」。ホラー漫画のお約束を逆手にとったドタバタギャグといったところ。目の周辺とか口のあたりとか、アクの強い表情を描くところがけっこう好み。今回は2話登場で、ホラーだと真っ先に殺されるのが不良であるという法則と、部屋に落ちてるちぢれ毛の怪について。味のある下らなさを期待。福本伸行「賭博破戒録カイジ」。土壇場で追い詰められたカイジが最後に出してきた提案に笑った。すげー情けなくて人間くさくてイイ! 福本伸行さすがだなー。あと今号には蓮古田二郎「しあわせ団地」が掲載されております。もうすぐ第6巻分の原稿がたまるとか。

【雑誌】ビッグコミックスピリッツ 10/27 No.46 小学館 B5中

 待ってました! ってなわけでヒラマツ・ミノル「アグネス仮面」が連載再開。相変わらずの力強いタッチでグイグイ読ます。まったく問題なく面白いです。小田扉「団地ともお」は巻中カラーで登場。ともおの動作がいちいち頭悪くて楽しい。作:雁屋哲+画:花咲アキラ「美味しんぼ」。今回のネタはラーメンなのだが、すごくあっさり片付けたなー。雁屋哲の「別に好きじゃねえけどいちおうやらなきゃならんのだろうな」という気持ちが伝わってくるかのようでありました。三宅乱丈「ペット」。うおー、桂木ー。それぞれのキャラクターたちのパーソナリティが見えてくるにつれ、どんどん面白くなってきている。江川達也「日露戦争物語」。今回は死んでもラッパを離さなかった人、木口ラッパ手が登場。悲惨極まる戦場の中で、ラッパの音が響き渡る様子は迫力あり。描写も力強い。

【雑誌】週刊少年ジャンプ 11/27 No.46 集英社 B5平

 読切、中島輸宇樹「人造人間ガロン」。ロボット技術者の娘であるケイの家に、父が作り、その後ほかの人間の手で暗殺用として教育されたアンドロイド・ガロンが迷い込んでくる。もともと接点があった彼らはすぐ仲良くなるが、ガロンを暗殺用に仕立て上げた研究所がそれを見逃すはずがなかった……といった感じのお話。絵柄的には、崩したタッチはすがわらひろゆき、そのほかは鈴木央をちょっぴり想起。わりと見映えのする絵柄だしお話のほうも素直で好感が持てる。表情にメリハリが利いてるのもいい。ってなわけでけっこう楽しめました。和月伸宏「武装錬金」。ノリノリだなー。シリアスな中にもしっかりギャグを混ぜ込んで飽きさせない。芸達者ぶりに感心。

【雑誌】季刊デ・ジ・キャラット 秋号 ブロッコリー/角川書店 B5平

 いやー、最近アニメの「デ・ジ・キャラットにょ」が毎週楽みでしてな。最初のうちはさほどでもなかったのだが、回を重ねるにつれ好き勝手やるようになって面白くなってきた。過去のでじこアニメもいくつか見たけど、これが一番出来がいいんじゃないっすかねー。古くからのマニアの人がどう思うのかしらんけど。ブラックゲマゲマ団が3クールめになってようやく出てきたけど、ここまでの雰囲気がいい感じだったので別に出てこなくてもいいかなーとさえ思った。個人的な感想としてはブゲ団は、ぴよこと下っ端および黒ゲマはいいんだけど、リク、カイ、クウの3人はいなくてもいいかなーという感じ。

 で、漫画の話。コゲどんぼ「デ・ジ・キャラット でじこだにょ」はうさだ登場のエピソード。アニメでいうと4話めのあたり。なんだかんだいってみんななかよしなところが微笑ましい。山田J太「GGBG!」。今回はブゲ団+ぷちこできのこ狩りに行く話。ちょっといつもと違った雰囲気だけど、こちらはこちらで絵が達者でなかなか。ひな。はカラー8Pのぷちこ絵本漫画「にゅ!」がいい。ほっけみりんが好き〜。花屋敷ぼたん「ラ・ビ・アン! 〜うさだの恋の物語〜」。タイトルどおりうさだが主役のラブメインなお話。「デ・ジ・キャラット」シリーズは意外と恋愛要素がなくてサバサバしてるのがいいなーとも思うのだけど、たまにはこういうベタにラブラブ話をやるのもいいですな。

【雑誌】メガプラス Volume1 コアマガジン B5平

 メガキューブが休刊して、今月からメガプラスにリニューアル。といってもメガキューブから持ち越している連載もけっこうあって、すごく変わったという印象はないなー。もともとあんまり特色のない雑誌で、実用性やクオリティについても同社のコミックメガストアのほうがだいぶ上を行っているのでインパクトは弱い。値段も680円と高めだし、それで得したと思えるような誌面作りをしていっていただきたい。とりあえずよく分からないおまけで値段を上げるのは勘弁。

 琴義弓介「紫式」。ナイスバディと鷹揚な性格でみんなの人気者、でも欲求不満な女先生の秘密を転校生男子が目撃してHに突入……というお話。こういう天然系でおっとりした感じのヒロインは好きだな。乳もデカいし。長月みそか「しあわせの暗示」。後催眠暗示で先生と女生徒がH。というとイケないことをしてるみたいだが、もともと先生と女生徒さんは恋人同士だったので、催眠術はまあ潤滑剤程度の作用。親しみやすい滑らかなタッチの作画と、ほのぼの爽やかなストーリーがよくマッチしててええ感じなラブラブHになってます。そんなにたくさん読んでいるわけではないけど、これまで読んだ限りでは長月みそかはコンスタントにいい感じ。

【漫画執筆陣】琴義弓介、のぞみ侑海、巴天舞、REN、みずきえいむ、山文京伝、芳原舞人、すえひろがり、えむあ、ちとせ凜、長月みそか、平木直利、嬉野めぐみ、林屋志弦、天織龍樹、都氏、みこくのほまれ、あさぎ龍、雅志乃、梓伯彦、五月五日


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